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たんぽぽ舎です。【TMM:No1680】
2012年12月4日(火)その2 地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
 
                               転送歓迎
━━━━━━━
★1.第31回「年末助け合い運動」にご協力下さい
   山谷労働者に温かな支援物資を届けよう(たんぽぽ舎 沼倉潤)
★2.高速「増殖」炉のウソを暴く 〈前半〉
   -ウソつきはコソ泥の入口。大ウソつきは核戦争の入口-
                 (核開発に反対する会 槌田敦)
★3.本の紹介
  ◇『食で対策!放射能: 大切な人を守るレシピと、今できること』
   小椋優子・著、 菅谷昭・監修、筑摩書房
★4.新聞・雑誌から
  ◇直ちに原発を止めない脱原発公約の無責任
   「根拠なき願望」に立った無責任は要らない
   -溝口敦の切り込み時評-107回  (12/4日刊ゲンダイ)
━━━━━━━
※あす5日(水)19:00から、安部芳裕さんの講座<後編>
 【原発を止めるために私達は何をすべきか-原発を
  止められない社会の深層構造を歴史と経済から探る-後編】
  参加費:800円、会場:スペースたんぽぽ、ご参加ください。
━━━━━━━
 
 
┏┓
┗■1.第31回「年末助け合い運動」にご協力下さい
 │  山谷労働者に温かな支援物資を届けよう
 └──── (たんぽぽ舎 沼倉潤)
 
 日雇い労働者が職を失う年末年始の時期、たんぽぽ舎は「命を繋ぐ」
 助け合い運動として、全国の皆様へ心温まる支援を呼びかけます。
 
【受付期間】
 12月10日(月)~12月25日(火)到着分まで(日程は必ず守って下さい)
【物資送付先】
 〒101‐0061東京都千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル5F
  あて先 たんぽぽ舎 支援物資担当 (TEL 03-3238-9035)
【現金カンパ】(郵便振込みのみ受け付け)
 口座番号:00180-1-403856 加入者名:たんぽぽ舎
 ★通信欄に「山谷支援カンパ」と明記して下さい。
 
【送ってほしいもの】
 特に必要なもの = 毛布 防寒着 お米 現金
【必要なもの】
 お米券 調味料 インスタントコーヒー お茶 粉末ミルク
 野菜(要事前連絡)
 作業着 下着 ズボン 靴下 軍手 靴 リュック
 テント 寝袋 タオル 石けん 洗剤 歯ブラシ テレホンカード
 
 ★つぎの物資は需要がありませんので送って頂かないようお願いします。
  背広 ワイシャツ 子供用、女性用衣類 どてら かいまき 食器
 
【たんぽぽ舎から支援ボランティアのお願い】
 12月10日(月)から25日(火)までたんぽぽ舎に送られてくる支援物資の整理をお
手伝いして下さるボランティア(期間中、13時30分頃から2時間程度)を、募集
しています。可能な方はご連絡をお願い致します。
 連絡先(たんぽぽ舎)
  TEL 03-3238-9035(13時~20時) FAX 03-3238-0797
  メール nonukes@tanpoposya.net
 
 
┏┓
┗■2.高速「増殖」炉のウソを暴く 〈前半〉
 │ -ウソつきはコソ泥の入口。大ウソつきは核戦争の入口-
 └────(核開発に反対する会 槌田敦)
 
 本年は日程の関係で集会に参加できないので、メッセイジを送らせていただき
ます。
 これまで、私は「高速増殖炉(ニセもんじゅ)は増殖できない」(【昨年集会
用資料】参照※)と話してきた。正常に運転できたとして、増殖が始まるのは16
年後である。そして、40年たっても9%しか増殖できない。倍増などとんでもない。
 これは、簡単に計算できることなのだが、残念なことに隠されてきた。私自身
もこれに気が付くのが遅れた。そして気づき訴えても、福島事故の蔭に隠れて議
論にならない。昨年の場合、時間がないという理由で、この集会で話すこともで
きなかった。
 ところで、事故を起こしたニセもんじゅの修理は絶望的である。推進側でも
「もんじゅ廃止」が公然と議論されている。それなのになぜ無駄な電気代を払っ
て、冷却材ナトリウムを暖め続けるのか。それは「高速増殖炉開発」が止まると、
関連分野を含め、国から得られる巨額の金の流れが止まる。その結果は、これに
たかる人達の収入が得られなくなる。ごく単純な話である。
 ニセもんじゅは、年間238キロの高性能の軍用プルト(濃縮率98%)を生産
する計画だった。これを使用すれば、年間100発程度の小型原爆が作れる筈だっ
た。推進派にとっては、10年も経てば中国を超える核大国になれるという夢があ
った。ニセもんじゅはもはや使えないが、第二高速増殖炉の建設ができるまで、
その「つなぎ」としてニセもんじゅから得られる収入を維持し、核開発に従事す
る人員を養い続けようとしている。
 
-----・-----・-----
※【昨年集会用資料】◆高速増殖炉(ニセもんじゅ)は増殖できない
 (2011年12月3日 槌田敦)
 
【ニセもんじゅを支える唯一の根拠は増殖】 文殊菩薩を騙(かた)るニセもん
じゅは、ナトリウム漏れ事故(1995年)以来16年間「生ける屍」である。ニセも
んじゅを生き返らせる方法は、何ひとつ提案できないのに、毎年150~180億円も
の費用を「生命装置」に投入して「血液ナトリウム」を暖めて循環させている。
 なぜ、このような無駄なことをするのか。その唯一の根拠は、呪文「発電しな
がら燃料のプルトニウムを増やす原子炉」だからである。
 これまで、情けないことに、反対派はこの呪文を許してきた。ここに、この呪
文がインチキであることを証明する。今後は、「ニセもんじゅは増殖できない」
を正面に掲げ、生命装置を外させてニセもんじゅを安楽死させよう。
(次号につづく)
 
 
┏┓
┗■3.本の紹介
 └────
 
◆『食で対策!放射能: 大切な人を守るレシピと、今できること』
 小椋優子・著、 菅谷昭・監修、筑摩書房
       価格1260円 Amazon.co.jp他ウェブ書店、全国書店で発売中
                               (amazon http://p.tl/mOUH- )
 
 内部被曝の最大の原因となる食を中心に、放射能対策法を説く一冊。とりこま
ない/排出する/免疫力を高めるの三要素により、食べものに備わる放射能対策
効果がわかりやすく示される。麻婆豆腐やグレープフルーツムースなど、身近な
材料ですぐに作れるおいしいレシピがいっぱい。
 また、著者が菜食主義に詳しいため、ベジタリアンやアレルギーの人向けにも
簡単にアレンジして使えるメニューがほとんど。人体実験から動物実験まで膨大
なデータをもとにした説得力のある解説を読んでいくうちに、食に対する見方が
変わってくるはず。
 被爆者たちを診察し国内外の情報を交換し発信し続けてきた肥田舜太郎、食に
ついて真剣に取り組み続けてきた安田節子のインタビューがすばらしく、見逃せ
ない。
 また、コラムにあるソ連崩壊に至ったチェルノブイリ事故後の政府、市民の動
きは、今の日本の現状に、大いに参考になるだろう。
 食も政治も、わからないからと他人まかせにしないで、お互いに助け合いいた
わりあいながら、できるところは自分でやろうとする。そんな姿勢さえあれば、
まだまだ世のなか捨てたもんじゃない、という気持ちになれるはず。問題から目
を逸らさずに、できるだけ楽しく前向きに暮らしながら、日常を、そして社会を
より心地よく変えてゆくための知恵を、この本で身につけたい。
 
 
┏┓
┗■4.新聞・雑誌から
 └────
 
◆直ちに原発を止めない脱原発公約の無責任
 「根拠なき願望」に立った無責任は要らない
 -溝口敦の切り込み時評-107回 (12月4日日刊ゲンダイより抜粋)
 
 各党の原発政策を見ると「責任」という言葉が目につく。しかし同じ「責任」
という言葉を使っていても、意味するところはバラバラである。(中略)
 今、東日本大震災級の地震が再来すれば、たぶん日本国は経済的に疲れ切って
地上から消滅する。稼働している大飯原発が関西と北陸を放射性物質で汚し、関
西経済圏は壊滅。関東経済圏だけの片側のエンジンで日本は墜落する。
 有史以来、日本列島は大地震、大津波に揺れ続けたはずだが、一度として滅び
ることはなかった。しかし今、原発があるがために、被害は回復不能になった。
汚染地は長期間、無住の地として放棄される。(中略)
 国民は二度と「根拠なき願望」に頼って日本消滅に出くわすわけにはいかない。
 とすれば、原発に対する国民への「責任」とは即時ゼロしかない。2030年代に
ゼロとか、22年までに全廃とか、3年以内に結論とかは、そのときまで大地震は
来ないという「根拠なき願望」に立った無責任な政策である。(中略)
 日本は広島、長崎、福島と3度大量被曝した世界唯一の国である。4度目の被
曝に出会うなら、世界は「バカは死ななきゃ治らない」と笑おう。
 現在、日本で稼働している原発は大飯原発の3号炉、4号炉の2基だけ。2炉
をストップするなど簡単だし、それに代わる経費など日本消滅に比べればベラ安
といえる。
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たんぽぽ舎です。【TMM:No1679】
2012年12月4日(火) 地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
                               転送歓迎
━━━━━━━
★1.東京湾に浮かぶ二基の原子炉=原子力空母、原潜の危険
  地震により、横須賀基地の崩壊のみならず、基地裏山の崩落、
  電力の供給遮断など起こりうる様々な事故(永山一美)
★2.いろりばた会議 12月10日のご案内
  増山麗奈★日本を脱原発させる映画『ママの約束』上映会とトーク
                      (いろりばた会議 杉嶋)
★3.11月30日金曜官邸行動に参加して
  反原発候補にたくさん当選してほしい
  民主党は矛盾だらけ、宇都宮けんじさんのスピーチ(斎藤なぎさ)
★4.新聞・雑誌から
 ◇選挙大予測 民主107 自民196 未来60 維新46
  すでに確定的になった 嘉田「未来」の伸びがカギ(12/4日刊ゲンダイ)
★5.本の紹介
 『反貧困 半生の記』 宇都宮健児・著、花伝社
━━━━━━━
 
 
┏┓
┗■1.東京湾に浮かぶ二基の原子炉=原子力空母、原潜の危険
 │ 地震により、横須賀基地の崩壊のみならず、基地裏山の崩落、
 │ 電力の供給遮断など起こりうる様々な事故
 └────(永山一美 たんぽぽ舎会員)
 
 12月1日、鎌倉市内で開かれた山崎久隆さんの勉強会に参加した。主催は、
鎌倉で活動をされている、鎌倉平和学習会である。
 山崎さんの話が進むにつれ私をはじめ参加者皆さんが、米軍基地配備開始か
ら、今日まで横須賀基地が置かれている、様々な危険な状況に改めて息を飲ん
でいるように感じた。
 関東、特に神奈川、東京湾近辺で発生した過去の大規模地震、これからも起
こるであろう地震により、横須賀基地の崩壊のみならず、基地裏山の崩落や座
礁、設備の提供中断と電力の供給遮断など起こりうる様々な事故。それに結び
つくのは、ただの事故ではない、原子力過酷事故に他ならない。現在横須賀に
来ている原潜、空母には原子炉が積まれているからだ。空母ジョージワシント
ンに積載されている動力源は、福島第一原発一号炉と同規模の原子炉だ。
 私たち首都圏の住民も、空母や原潜をはじめとする原子炉、住宅地に潜む多
種多数の核施設を懐に抱える、原発立地国なのである。さらに気持ちを引き締
め、全国原発立地国と力を合わせ、様々な活動をしていかなければと気持ちを
新たにした。
 
 
┏┓
┗■2.いろりばた会議 12月10日のご案内
 │  増山麗奈★日本を脱原発させる映画『ママの約束』上映会とトーク
 └────(いろりばた会議 杉嶋)
 
 ~超速報!ドイツ脱原発再生エネルギーのための取材最新報告会
 ~ドイツに学べ!日本でも脱原発できるはず!
 お話 増山麗奈(画家・ジャーナリスト)、特別ゲスト 河合弘之弁護士
 
 日時 12/10(月)夕方6時半開場 7時開演
 場所 スペースたんぽぽ   入場料 1000円
 (千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル4F 電話 03-3238-9035)
 主催 ママの約束応援委員会、いろりばた会議
 問い合わせ info@renaart.com
 
 11月末から12月初めにかけて新作ドキュメンタリー映画「ママの約束」製作
のために渡独し、ドイツで脱原発ができた理由を取材した増山麗奈が、帰国後
最新情報を報告いたします。
 解体中の原子力発電所「シュターデ」(ドイツ北部)にて、安全な廃炉の仕
方、放射性物質の管理の仕方、ゴアレーベン、市民が作った風力発電所 大手
風力発電所の、repower社、グライフスヴァルト旧原発、ドイツ倫理委員会関
係者への取材、ドイツ連邦議員エネルギー担当ドロテーメンツナー議員、ベル
リンの壁崩壊とともに東ドイツの原発が全て止まった理由、ドイツ放射線防御
協会会長セバスティアン・プフルークバイル博士インタビューなどドイツのエ
ネルギーにまつわる様々な状況を最新映像を交えて紹介します。
 
 
┏┓
┗■3.11月30日金曜 官邸まえ行動に参加して。
 │   反原発候補にたくさん当選してほしい
 │   民主党は矛盾だらけ、宇都宮けんじさんのスピーチ
 └────(斎藤なぎさ たんぽぽ舎ボランティア)
 
○ すっかり暗くなった官邸前に着くと、再稼働阻止全国ネットワーク結成集
会で知り合った福井の女性が参加していた。大飯原発3,4号機運転差し止めを
求め、原告団になり、福井地裁に提訴したという。脱原発のためにできること
は何でもしようという彼女の取り組みは、原発の牙城に蟻の穴でも良いから穿
ちたいという意気込みを感じた。原発現地で新たな闘いが展開されていると思
うと、こちらも活力があふれてくる。
○ 官邸前の管轄は第五機動隊第二中隊である。反対側の車道には大型の機動
隊車両が6台と中型車両が2台駐車し、相変わらず歩道との間に壁を作っている。
横断歩道を遮る警官は普段より多く、こちら側だけでも8人~12人立っていた。
渡ろうとする人を何度か止めていたが、二言三言話したのち、渡らせており、
目立ったトラブルはなかった。
○ 一分間スピーチでは、12月16日(日)の選挙投票日を控え、野田首相や民
主党に対する抗議と、日本未来の党に対する期待の声が多かった。ある男性は
福島第一原発から約11キロの所で働く警官が危険にさらされており、責任は首
相にあるという。「終息宣言を撤回してから首相を辞めてください」と批判し
た。前回民主党に投票したという千葉県の男性は「原発のことも含めて見事に
期待を裏切られた」と唾棄した。埼玉県の男性は「野田(首相)が安倍(首
相)になっても意味がない。反原発の候補にたくさん当選してほしい」と期待
を込めた。
○ また未来の党について、大飯原発の再稼働を容認した嘉田由紀子さんや橋
下大阪市長のブレーンだった飯田哲也さんを懸念する声もあった。ただ嘉田さ
んが今夏、大飯原発の再稼働を抵抗の末に容認したことも、飯田さんが橋下市
長のブレーンであったことも事実だ。そのことを承知の上で卒原発を掲げる日
本未来の党を支持していくという覚悟が必要である。さらに、脱原発の候補を
当選させて完結するのではなく、当選後も議員に脱原発の有権者の意思を反映
させていかねばならない。
○ 7時20分頃、宇都宮けんじさんがスピーチをした。「原発ゼロの社会をまず
東京から。民主党は2030年代に原発ゼロを目指すというが、大間原発の建設再
開は矛盾。大飯原発再稼働したことも矛盾。規制委員会の委員が原発推進者で
占められているのも矛盾。大間の建設、大飯の再稼働を中止すべき。規制委員
を撤回すべき。原発のない社会を目指して一緒に頑張りましょう」と締めくく
った。ひときわ大きな拍手が起こる。自転車隊が目の前を通り過ぎた。その車
の一台のメッセージ=原発は止まるが心に響く。
 
 ★今週12月7日(金)の行動は2つあります。
 18時 (~20時) 官邸まえ行動(霞が関)
   http://coalitionagainstnukes.jp/?page_id=1442
 17時半(~19時) 規制委員会前ヒューマンチェーン(六本木)
   http://saikadososhinet.sakura.ne.jp/ss/archives/582
 ご参加ください。
 
 
┏┓
┗■4.新聞・雑誌から
 └────
 
◆選挙大予測 民主107 自民196 未来60 維新46
 すでに確定的になった 嘉田「未来」の伸びがカギ
 (12日4日 日刊ゲンダイより)
 
「世界で孤立する道を選ぶのか。それとも世界の最先端を歩むのか。
 日本にとって重大な分かれ目となる選挙です」
 
法大教授の五十嵐仁氏(政治学)がこう言った。野田首相の「解散討論」から
20日、あす(4日)公示される衆院選は、歴史に残る選挙となる。(中略)
 「自民や維新が勝てば、世界を敵に回すことになります。憲法を変え、9条
も変え、軍備増強を進めるという勢力。中国や北朝鮮には厳しい姿勢で臨むと
しているし、韓国とも従軍慰安婦問題で対立する。こうなると、東アジアの緊
迫を望まない米国も、日本にソッポを向くようになります。
 『未来』を中心とするリベラル第三極を選択すれば、ポスト福島に見合った
政治社会を目指すことになる。脱原発を果たし、再生可能エネルギーへの転換
で世界をリードする国家です」(後略)
 
 
┏┓
┗■5.本の紹介
 └────
 
◆『反貧困 半生の記』 宇都宮健児 著
 発行:花伝社 定価:1700円+税
 
 サラ金、反貧困、脱原発・・・弱者の味方として闘い続ける庶民派弁護士、
 日弁連会長を経て、ついに東京都知事に立候補!
 ~時代のキーパーソン宇都宮健児の半生と足跡、
 ~新時代のリーダー、原点がこの一冊に。
 
【詳細】(紀伊国屋書籍紹介より)
 人生、カネがすべてにあらず人のためなら、強くなれる。
 日本の貧困と戦い続けたある弁護士の半生の記。
 年越し派遣村から見えてきたもの―カネがすべての世の中に
 こんな生き方があった!。
  1章 魂の仕事人―サラ金被害者を救う
  2章 貧困の連鎖
  3章 サラ金・ヤミ金・高金利と戦う
  4章 反貧困ネットワーク
  5章 地下鉄サリン事件被害者対策弁護団長として見えてきたこと
  6章 道標
  終章 弱肉「弱」食社会を考える(対談・宮部みゆき)
 
◎たんぽぽ舎でも取り扱っています。FAXまたはメールでお申込み下さい】
 FAX 03-3238-0797 メール nonukes@tanpoposya.net
たんぽぽ舎です。【TMM:No1678】
2012年12月3日(月)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
 
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1.笹子トンネルの崩落事故-新しいトンネルなのに…
         地盤の変位が原因? 付近には藤の木愛川断層あり
                                山崎久隆(たんぽぽ舎)
★2.再稼働阻止のために何ができるか!
   再稼働阻止全国ネットワーク結成を受けて
   討論集会の報告    木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
★3.メルマガ読者からイベントのお知らせ(問合せは主催者へお願いします)
  ◆12/9「主権在民」上映会のお知らせ
  ◆12/19金子勝氏・講演会のお知らせ
★4.新聞・雑誌より4つ
      ◆原発フェードアウト 「公約ではない」橋下氏が明言
                                         (12月3日朝日新聞より)
  ◆「卒原発」未来が公約 衆院選4党中心 民主 自民 維新 未来
                              (12月3日東京新聞より抜粋)
      ◆衆院選調査 「原発ゼロ」に59% 消費増税反対55%
                  (12月3日東京新聞より抜粋)
      ◆最終処分場反対の集会     (12月3日朝日新聞より)
━━━━━━━
※12/5学習会にご参加を!
 テーマ:「原発を止めるために知っておくといい経済の仕組み」
 講 師:安部芳裕さん
 日 時:12月5日(水)18時30分開場、19時より21時
 会 場:「スペースたんぽぽ」
 参加費:800円
━━━━━━━
 
 
┏┓
┗■1.笹子トンネルの崩落事故-新しいトンネルなのに…
 |  地盤の変位が原因? 付近には藤の木愛川断層あり
 └──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)
 
 12月2日午前8時頃、山梨県大月市と甲州市にまたがる中央自動車道・笹子
トンネルで天井崩落事故が発生し、2~3台が下敷きになり火災が発生した。
少なくても5名が閉じ込められているとみられている。
 このトンネルは天井がつり下げられた構造で、真ん中がVの字に落下している
ことから、中心部の支えが破損した可能性がある。
 笹子トンネルは1977年に出来た比較的新しいトンネルで、全長4784メートル。
天井の板はコンクリート製で1枚あたり1,2トンあるという。
 このトンネルは、山梨県内の断層をまたいで走っている。笹子トンネル付近に
は藤の木愛川断層があり、この断層が活動すればマグニチュード7の地震が想定
されている。
 
以下のシームレス地質図によると、トンネルをまたいで断層がある
ことがわかる。http://riodb02.ibase.aist.go.jp/db084/maps.html
同じ断層は原子力発電環境整備機構のホームページにも記載されている。
http://www.numo.or.jp/koubo/bunken_chisitsu/condition/19yamanashi/19206.pdf
 
 昨年3月11日直後の3月15日に富士山直下でもマグニチュード6の地震が
あったように地殻変動が日本各地で起きているが、今回の高速道路の崩落事故も
トンネルを横切る断層が徐々に動き、あるいは地盤の変形が進み、圧迫されたト
ンネルが変形をして内部構造物の破壊を招いたのかも知れない。
 各地のトンネル構造物の点検をする必要があると思う。
 
 
┏┓
┗■2.再稼働阻止のために何ができるか!
 |  再稼働阻止全国ネットワーク結成を受けて
 |  討論集会の報告
 └──── 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
 
 11月10日に発足した「再稼働阻止全国ネットワーク」の東京で初の討論集会を
12月1日(土)18時半から開催し、約33名がこれからの全国ネットの取組について
討論し、規制委員会を監視しながら大飯を止める行動をし、さらに福島と原発現
地との連携を強めることを確認した。
 まず、全国ネットワークの事務局から、柳田さんが結成の報告と今後の方向を
述べて「再稼働の嵐」がやってくることへの備えを訴え、木村が違法国会不同意
異常事態状態での規制委員会の発足と大飯原発が保安院・原子力安全委員会・4
閣僚による不当な決定で稼働され活断層調査に至り今大飯を止めるべき時である
ことを述べ、布施さんが原発と自治体のカネの関係や原子力災害対策指針と地域
防災計画と原子力安全協定について再稼働をめぐる30キロ圏自治体の動向とと
もに説明した。
 休憩後の討論では、参加者が次々に多種多様な意見を述べた。その一部を簡単
に紹介する。
・規制委員会前でスピーカを使うか静穏に行動するか
・市民に向かってPRするセクションを作ってもいいのでは
・もう一歩前に出る行動を。誰がどこで何をやるか考えて
・原発立地地域の運動に資するために何ができるか。そこがふるさとだと思わな
いと力が入らない
・福井県は広域連携をこばんでいるので事故の時の逃げ道の先はどこも原発のあ
るところ
・雪が降ったらとても逃げられない(道路寸断)
・これからどうしていくか、大飯と規制庁と福島をセットに考えていこう
・「原子力規制委員会を監視する有志市民」に期待
・現地が何を求めているか、反対と言えない人々に対して影に回って福島のこと
を伝えるなどが良いのでは。大飯ではそれを実践した
・「ふるさとは原発を許さない」横断幕があちこちに置かれている
・「再稼働阻止」一点でやるのが良い
・現地と宅急便で繋がり、入り易くする工夫も良い(現地特産品の普及の協力)
・……
 
これらの討論を受けて「再稼働阻止全国ネットワーク」の活動をしていく。なお、
「再稼働阻止全国ネットワーク」のホームページがこの日に公開された。
 
 
┏┓
┗■3.メルマガ読者からイベントのお知らせ(問合せは主催者へお願いします)
 └──── 
 
 ◆12/9<上映会のお知らせ> 「主権在民」監督:西山正啓 93分
 
  12月9日(日)14:00~ 上映後、監督のトーク有り
       松本市浅間温泉・神宮寺アバロホール(0263-46-1611)
    参加費:1000円
    主 催:「主権在民」を考える会
    問合せ:0263-27-4020(村井)
 
 監督の西山さんは、「ゆんたんざ沖縄」で、沖縄の問題を…
    http://cine.co.jp/detail/0034.html
 「みちことオーサ」では、障害者が当たり前に生きて行くこと…
    http://cine.co.jp/detail/0023.html
 などなどキュメンタリー映画をとっている。
 最新作が「主権在民」… http://www.dailymotion.com/video/xv7r3i_yyyy-yyyy_news
 
 東海村の村長はなぜ、反原発を鮮明にしたかのか、福島原発告訴団団長の武藤
類子さんはなぜ、告訴にいたったか、丹念な映像記録によって、それが明らかに
なります。
 原発に反対する様々な動きが日本各地にあることを実感することは、私たちに
大きな力を与えてくれます。
 16日の選挙を控え、主権は私たち民にあることをしっかり確認いたしましょう!
 
 
◆12/19金子勝氏・講演会のお知らせ
  「脱原発で経済を良くしよう」
 
 講師:金子 勝 慶応義塾大学教授
 日時:12月19日(水)18:30~20:30(開場18時)
 会場:川崎市中原市民館 多目的ホール(2階)
         (JR南武線・武蔵小杉駅東口徒歩3分
          東急東横線・武蔵小杉駅北口徒歩3分)
  定員:150名     申込み不要・入場無料
 
 3月11日に起きた福島第一原発事故から1年半。
これから私たちは原発とどう向き合えばよいのでしょう。
経済学者の金子勝先生を招き、原発と経済の関係について考えます。
 
 主催:川崎市教育委員会(実施機関:中原市民館)
      中原市民館平和人権学習、
      とことん原発を考えようPart2 公開講座
  問い合わせ:川崎市中原市民館(ホームページあり、場所など参照ください。)
       川崎市中原区新丸子東3-1100-12、
                    パークシティ武蔵小杉ミッドスカイタワー1・2階
       TEL 044-433-7773
 
 
┏┓
┗■4.新聞・雑誌より
 └──── 
 
◆原発フェードアウト 「公約ではない」橋下氏が明言
 
 日本維新の会の橋下徹代表代行は2日、テレビ朝日の報道番組で政権公約「骨
太2013~2016」の政策実例に「既設の原子炉による原子力発電は2030年代までに
フェードアウトする(消えていく)」と記したことについて「政策実例は議論のた
たき台。公約ではない」と述べた。石原慎太郎代表はこの記述を「暴論に近い」
と見直す考えを表明。橋下氏との不一致が指摘されている。(12月3日朝日新聞より)
 
 
◆「卒原発」未来が公約  衆院選4党中心 民主 自民 維新 未来
 
 日本未来の党代表の嘉田由紀子滋賀県知事は2日、都内で記者会見し、衆院選
公約を発表した。10年以内に完全に原発稼働をゼロにする「卒原発」が柱。小選
挙区の第一次公認候補109人も発表した。12党が乱立するが、未来の党は民主、
自民両党の次に多い前衆院議員を抱え、日本維新の会と合わせ、4党を中心とし
た衆院選の構図が固まった。未来の党は他の3党に比べ、リベラル色が鮮明なの
が特徴だ。
 嘉田氏は会見で「(東日本大震災が起きた)3・11が日本政治の転換点。未来
への政治をつくる」と表明した。(後略)(12月3日東京新聞より抜粋)
 
 
◆衆院選調査 「原発ゼロ」に59% 消費増税反対55%
 
 本紙は4日に公示される第46回衆院選を前に、有権者の投票行動を探るため、
全国3600人を対象に電話世論調査を実施した「日本の原発政策はどうすべきだと
思うか」と聞いたところ、原発ゼロを求める回答は59.8パーセントに上がった。
 原発ゼロを求める時期については「2030年代よりも前倒ししてゼロにする」が
27.4パーセントで、民主党政権が決めた「30年代ゼロ」を支持する17.6パーセン
トを上回った。速やかな脱原発実現に対する期待が高まっている現状が明らかに
なった。
 「原発は減らすが、ゼロにはしない」は27.6パーセントだった。
消費税増税については反対55.6パーセントで、賛成42.3パーセントを上回った。
依然として強い抵抗感があることが浮かび上がった。(後略)
(12月3日東京新聞より抜粋)
 
 
◆最終処分場反対の集会
 
 1キロあたり8千ベクレルを超える放射性物質に汚染された「指定廃棄物」を
めぐり、最終処分場の候補地に選ばれた栃木県矢板市で2日、市民らが選定の白
紙撤回を求める集会を開いた。同じく候補地となった茨城県高萩市からを含む約
8000人(主催者発表)が参加。「断固反対し、白紙撤回を勝ち取るまで戦い続け
る」との決議文を採択した。(12月3日朝日新聞より)
たんぽぽ舎です。【TMM:No1677】
2012年12月2日(日)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
 
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1.維新の原発公約・フェードアウトのいんちき
   既設原発のみ。既設は30年たてば「終了」は当たり前。
   問題は原発新設。新設は除外という維新公約のズルさ。
                  柳田真(たんぽぽ舎)
★2.官邸・国会行動「いますぐ原発ゼロに!大飯原発を停止せよ。」
   に参加して        (大手山 茂 たんぽぽ舎ボランテイア)
★3.スペースたんぽぽ「チェルノブイリ原発視察&民間交流ツアーを終え
   て」に参加して思ったこと (冨塚元夫  たんぽぽ舎ボランテイア)
★4.新聞・雑誌から
  ◆都民衆院選調査 脱原発 日本未来の党が支持伸ばす
   比例投票先 自民・民主は減少      (12月1日 東京新聞より抜粋)
  ◆電気料金抑制へ国債
    未来、「卒原発」の構想案       (12月1日 朝日新聞より抜粋)
  ◆発送電3年で分離 未来が「卒原発」工程表(12月2日 東京新聞より抜粋)
━━━━━━━
◆もんじゅ「廃炉集会」と大飯原発現地応援のバスツアー 参加募集中!
 敦賀の全国集会参加と交流・(翌日)大飯原発現地へ
   12月8日(土)~9日(日) バス1台予定
          申し込み   たんぽぽ舎(担当 柳田)
 
┏┓
┗■1.維新の原発公約・フェードアウトのいんちき
 |  既設原発のみ。既設は30年たてば「終了」は当たり前。
 |  問題は原発新設。新設は除外という維新公約のズルさ。
 └──── 柳田 真(たんぽぽ舎)
 
○維新(石原、橋下)の原発公約のインチキが明らかになった。あわせてこの
ことを知りながら、わざと間違って報道している朝日新聞のインチキも。(維
新の原発公約が脱原発に戻ったかのような印象を読者に与える報道記事を流し
ていた。真実に反する。)
維新の橋下氏は、原発のフェードアウト(だんだん消えていく)を発表した。が
、よく読んでみると、これは「既設の原発」のみで「新設の原発」には触れてい
ない。既設原発は40年寿命としても、既に何年も運転している原発が多いから、
30年後にはみんな終了だから、フェードアウトは当然の話。問題は原発新設だ。
これを除外しているということは、原発新設を認める=原発推進そのものだ。
○日本未来の党(嘉田由紀子代表)が、原発反対を中心に誕生し、その嘉田氏
(滋賀県知事)から、橋下氏は「原発反対の友人を失った」と批判され、維新の
看板に大きな傷を負った。このことに焦った橋下氏が原発推進の石原代表と取引
し、フェードアウトとなったようだが、そのゴマカシが明らかになった。
○橋下大阪市長の原発の裏切りは2度目だ。一回目は大飯原発の再稼働に猛反対
しながら「夏の期間、認めた」。でもその後も原発ナシで電気は大丈夫だったと
結果が出ている。大飯を秋には止める、と言っていた橋下氏はその約束を実行し
てほしい。自分の足元で約束・公約が実行できなくて、国家レベルで約束を実行
しますといっても誰も信用しない。
○総選挙後は、原発推進の自公・維新の連立政権の誕生が脱原発にとって一番悪
い結果になる。原発再稼働の嵐がやってくる。(経産省テントひろばへの新たな
攻撃も心配される)
これを避けるため総選挙では、本物の脱原発・即時全原発停止(現在でも全50基
中、2基が動いているのみ。実質ゼロだ)の政党と人々を応援したい。
 
 
┏┓
┗■2.11月29日スペースたんぽぽお話会
 |  「チェルノブイリ原発視察&民間交流ツアーを終えて」に参加して思
 |   ったこと。
 └────  (冨塚元夫 たんぽぽ舎ボランティア)
 
チェルノブイリ視察報告をされたのは、黒田節子さん(原発いらない福島の女た
ち)と青山晴江さん(たんぽぽ舎ボランティア)でした。このツアーはNPO法人
「食品と暮らしの安全基金」主催の第3回ウクライナ調査で、調査団長はこの基
金の代表である小若順一さんでした。お二人は現地で撮ったDVDを3本映しながら
お話しされました。
9月25日ウクライナ国立ガン研究所を訪問しました。患者支援団体「ザポルーカ」
の人々とお話ししました。寄付金6千ドル贈呈しました。ザポルーカが運営する
家族の家を訪問し、食事とバイオリン演奏などの歓迎を受けました。9月27日チ
ェルノブイリ原発の建物に入り、10年間外国人が入らなかった2号炉に入りまし
た。長い廊下を歩いたそうです。爆発した4号炉に続いて2号炉も全電源を喪失し
危機に陥ったのですが、事故当日、運転員のアンドレーエフさんが運転室に入っ
て原子炉を止めたそうです。彼は、本人も死の危機を乗り越えてきましたが、病
気で苦しむかつての同僚たちの救済のためウクライナ・チェルノブイリ連盟を作
りました。彼の言葉でお二人の印象に残っているのは「IAEA(国際原子力機関)
を解体せよ」です。「IAEAは、年間100mSv以下は大丈夫と宣伝した当時のソ連の
官僚に協力しました。
3つの学校で、足・のど・頭が毎日のように痛くなるか質問し、合計101人の子供
に挙手してもらうと、7割の子供が痛いといいました。NHK「ETV特集・汚染地帯
からの報告―ウクライナは訴える」(9月23日)ではこの調査より汚染度の高い
コロステンの学校で同様の調査をしています。ツアー調査団が調査した3つの地
域とも地上での空間線量は0.08μSv/h程度でした。高い場所で0.13μSv/hでした
ので、さいたま市と変わらないそうです。外部被ばくは否定できるので、子供た
ちの健康障害は内部被ばくによるものと考えて、食品の放射能調査をしましたが、
平均10ベクレル/kgという結果が出たそうです。 
 
┏┓
┗■3官邸・国会行動「いますぐ原発ゼロに!大飯原発を停止せよ。」に参加
 |  して
 |  芥子粒のような個人の思いではあってもそれを多くの仲間たちと街頭
 |  で意思表示できたことの充実感
 └────  (大手山茂 たんぽぽ舎ボランティア)
11月30日(金)、第33回目の取り組みとなるそうですが、掲題の行動に初めて参
加いたしました。この金曜日はたまたま職場に勤務しなくてもよくなり、茨城県
鹿嶋から駆けつけることができました。
水道橋のたんぽぽ舎に着いたのは午後三時。配布用のチラシの整理作業の真っ最
中でした。時間に追われながらもなごやかな会話を交え、作業は着実に進んでゆ
きます。あっという間に私もその輪の中に入っていました。立ち上がったばかり
の「日本未来の党」や都知事選に立候補した宇都宮健児氏について最新の情報も
耳に入ってきます。
ぎりぎり完成した数千枚のチラシの束、のぼり、拡声器、横断幕などの必要物品
をバッグに詰め込み、分担して持ち合いながら地下鉄で目的地の霞ヶ関に向かい
ました。たんぽぽ舎ボランティアへ飛び入りで初参加する私も「(脱原発の)思
いはひとつ」の空気を初対面の仲間の中で感じることができました。
霞ヶ関駅の階段を上って最初に向かったのは関西電力東京支店前。出来立てほや
ほやという「ふるさとは許さないぞ」の横断幕を広げ、「大飯原発を即刻止めよ!
」のシュプレヒコールを繰り返しました。だんだん自分の声に芯が出てくるのが
感じられます。
私が配属されたのは第4班。霞ヶ関交差点の一角に陣取り、「原発再稼働反対、
大飯原発即時停止、『あさこはうす』(青森県大間で建設中の「大間原発」建設
地の中にあるログハウス。粘り強い反対運動を展開中)への連帯と支援」の寄せ
書きを呼びかけました。厳しい寒さにもかかわらず通行中のたくさんの人が足を
止め、放射能がもたらす若い世代への影響を危惧する思いなどを書いてゆかれま
した。そこから様子はうかがえませんでしたが、数百メートル先の国会前での
「脱原発」の盛り上がりはたいへんなものだったそうです。
今の住まいからひんぱんに都心に出向くことはむずかしいのですが、単独では芥
子粒のような個人の思いではあってもそれを多くの仲間たちと街頭で意思表示で
きたことの充実感を帰路の東関東自動車道を運転しながら味わっていました。
 
 
┏┓
┗■4.新聞・雑誌から
 └──── 
 
◆都民衆院選調査 脱原発 日本未来の党が支持伸ばす
 比例投票先 自民・民主は減少  (2012.12.1 東京新聞より抜粋)
 
本紙は十六日投開票の衆院選と東京都知事選を前に、都民を対象に世論調査を実
施した。衆院選比例代表の投票先調査では「卒原発」を揚げて嘉田由紀子滋賀県
知事が結党したばかりの「日本未来の党」が、支持を伸ばしていることが分かっ
た。乱立していた脱原発政党の核ができたことで、未来の党が、脱原発を求める
層の受け皿になりつつある。
-後略-
 
◆電気料金抑制へ国債 未来、「卒原発」の構想案
                 (2012.12.1 朝日新聞より抜粋)
 
日本未来の党(代表・嘉田由紀子滋賀県知事)が今後10年で「卒原発」を実現す
るための構想案が1日、判明した。電力システム改革を掲げ、脱原発に伴う供給
態勢移行期の電気料金値上がりを抑制するため、政府が3年間交付国債を発行す
ることなどが柱だ。
-後略-
 
◆発送電3年で分離 未来が「卒原発」工程表
                  (2012.12.2 東京新聞より抜粋)
 
日本未来の党(代表・嘉田由紀子滋賀県知事)が掲げる十年後の「卒原発」に向
けた工程表の骨子が一日、明らかになった。今後三年間を「原発と電力システム
の混乱期」と位置付け、発電と送電の事業者を分ける発送電分離や電力会社の経
営危機への対処など電力システム改革を集中的に断行。その後、競争ある電力市
場の確立や再生可能エネルギーの普及により、原発からのエネルギー転換を完成
させる。
-後略-
たんぽぽ舎です。【TMM:No1676】
2012年12月1日(土)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
                               転送歓迎
                               
━━━━━━━
★1.第33回目の金曜日首相官邸前行動(11月30日の報告)
      たんぽぽ舎は1班―5班で参加     宇都宮けんじ氏も発言
★2.ヘリ・チャーターの決算報告です
    2012年11月29日    広瀬隆
★3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
  ◇ 「3.11以降の複合化する被害――東北の近代から」
         連続トークイベント 第二回
  ◇ 12.2 講演とパネルディスカッション「福島支援」2013年に向けて──
        原発事故の責任を問いつつ、今私たちにできる こと──
★4.新聞・雑誌から
  ◇嘉田・小沢氏が会談  未来 公約・人事などを調整(11月30日 東京新聞)
★5 <テント日誌 11/28(水)――経産省前テントひろば 445日目> 
   本格的な冬の季節致し方ないが、政治的な冬の季節はごめんだ 
━━━━━━━
※あす12/2(日)学習会・討論会、     於・スペースたんぽぽ
◇ 15:15から 『浜岡原発は廃炉に-自治体が結論を』
     講師:三上 元さん(湖西市長)        参加費1000円
◇  19:00から 討論会『脱原発市民&都・区職員・OBの宇都宮けんじ勝手連
  ・第2回討論集会-状勢・今後のやること、反原発』   参加費:500円、
                     にご参加ください。
  ━━━━━━━
 
┏┓
┗■1.第33回目の金曜日首相官邸行動(11月30日の報告)
  │    たんぽぽ舎は1班―5班で参加     宇都宮けんじ氏も発言
 └────           柳田 真(たんぽぽ舎)
 
 11月30日(金)第33回の金曜首相官邸行動が行われた。
 たんぽぽ舎は午後1時からのボランティアの協力でいつものビラ2,500枚を作成、
5時経産相前テントで仕事帰りのメンバーと合流。約30人が1班―5班にわかれて、
官邸前・国会前・財務省上交差点へ向かった。
 再稼働やめよ、大飯を止めよ、夏の電気は足りたぞ-!のコールが続く。4班
は「大間原発つくるな!」の寄せ書きにも取り組む。
 7時過ぎ、宇都宮けんじ氏もあらわれ、たんぽぽ舎のメンバーと握手しながら
去る。(官邸前のマイクで演説したとのこと―後からの報告)
 日音響の歌声隊も参加し、にぎやか。みんなで“風車よ回れ”等を合唱。用意
した2,000枚のビラはほぼなくなる。寒さで参加人数も減少しているが、それで
も“脱原発のコール”は響き渡る。
 日本未来の党については、参加者からは発足を歓迎する声が多く聞かれた。
 次回(34回)は12月7日(金)選挙で忙しいが参加しよう。なお、規制委員会へ
の抗議も計画されている。
 
┏┓
┗■2.ヘリ・チャーターの決算報告です
 │   2012年11月29日    広瀬隆
 └────
   「2012年11月11日、10万人の国会大包囲マンモスデモ」にも出動
    太郎さん ありがとう
 
 「正しい報道ヘリの会」に全国から寄せられた熱血カンパ総額(11月29日現在)
および11月11日の国会包囲デモをヘリ空撮で要した費用は、下記の通りです。
 請求書の到着が遅れたため、清算が現在になりました。
カンパを寄せてくださった方、ヘリ空撮スタッフおよびネット配信スタッフ、す
べての関係者に心からの深い感謝をこめて決算報告します。なお一部、新聞社な
どからの空撮写真使用料払い込み金額も、このカンパ収入に含めます。
カンパ総額(1000万円突破!!)
○11月29日時点    11,512,718 円
今回の出費
○ヘリ空撮費用791,175 円
○スタッフ費用132,216 円
○銀行振込手数料4,410 円
     以上合計927,801 円
 11月29日に、城南信用金庫高円寺支店にて支払いを済ませました。
前回残高追加カンパ今回支払額
2,943,399 円+ 279,230 円? 927,801 円= 残高2,294,828 円
ここまでの支出総額9,217,890 円(うち福島カンパ500万円)
カンパ総額11,512,718 円
 
 11月11日には、われわれのヘリコプターしか飛んでいなかった。これからも、
テレビ報道がどれほど無能であるかを、絶えずこちらが全世界に証明してやろう。
 「正しい報道ヘリの会」が、ヘリコプターをチャーターして、上空から巨大デ
モの全景を、全国にビデオ配信してやる!!
 ヘリ・チャーター費用は、みなさまのカンパで支えられています。有志は酒一
杯分、城南信用金庫の下記口座にお振り込みください。
  城南信用金庫営業部本店
  普通預金口座──822068
  タダシイホウドウヘリノカイ
  名義──正しい報道ヘリの会
残金は、最後に福島県民が訴訟を起こした福島原発告訴団に全額カンパします。
つまりこのカンパ、いくらでもいいわけです。原発事故被害者の救済のために使
われます。
 
┏┓
┗■3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
 └────
◇ associations.jp主催 連続トークイベント 第二回
「3.11以降の複合化する被害――東北の近代から」
 
 3.11が東北にもたらした被害はますます深刻になっています。安易な復興キャ
ンペーンや安全の再神話化に回収されず、東北との回路を探すために、私たちは
どのように考えればよいか。
山内明美(やまうち あけみ)  宮城県南三陸町生まれ。宮城大学南三陸復興ステ
ーション特任調査研究員。
早尾貴紀(はやお たかのり) 福島県生まれ。「311受入全国協議会」共同代表。
東京経済大学講師。
コメンテイター:吉国浩哉(よしくに ひろき)
12月8日(土)18時?21時30分
場所 スペースたんぽぽ(たんぽぽ舎ビル4階)
入場料 500円
申込は、氏名、住所、電話番号またはアドレスを記入の上、イベント参加と書い
て、以下まで。
FAX:03-5217-4715 メール:info@associations.jp
詳細 http://associations.jp/archives/2390
主催 associations.jp
 
◇12.2 講演とパネルディスカッション  「福島支援」2013年に向けて──
     原発事故の責任を問いつつ、今私たちにできる こと──
<広重:NPO「ふくしま支援・人と文化ネットワーク」>
◎日時 2012年 12月2日(日)
(開場 12:30)開会13:00──終了16:00(予定)
◎会場 東京・水道橋「在日韓国YMCAアジア青少年センター」9階国際ホール
千代田区猿楽町2-5-5 TEL.03-3233-0611
◎内容
■報告 チェルノブイリ現地視察レポート 当NPOから
■基調講演 高橋哲哉氏「犠牲のシステム──フクシマ」
■パネルディスカッション
「原発告訴とこれからの福島支援」
佐藤和良氏+高橋哲哉氏+神田香織
◎参加費 NPO正会員・賛助会員 500円 一般 1,000円
ホームページ http://www.support-fukushima.net/
 
┏┓
┗■4.新聞・雑誌から
 └────
◇ 嘉田・小沢氏が会談
    未来 公約・人事などを調整
 
 新党「日本未来の党」代表の嘉田由紀子滋賀県知事は三十日午前、同党に合流
する「国民の生活が第一」の小沢一郎代表と都内で会談した。 嘉田氏は会談後、
記者団に「一時間ほど、今後の選挙のことをしっかりお話しさせていただいた」
と語った。
 嘉田氏は小沢氏を党の要職に起用しない考えだが、二十九日の各党首会談で
「政治家としての小沢氏を尊敬している.小沢氏の力を政策実現、未来のために
使わせていただく」と手腕への期待感を表明。
 「生活」は 嘉田氏が未来の党結成を発表した直後に合流を決定。小沢氏は二
十九日の水戸市での会合で、未来が脱原発や消費税増税の凍結を掲げたことを受
け「目指す政策が一致している」と強調した。
                            (11月30日東京新聞より抜粋)
 
┏┓
┗■5 <テント日誌 11/28(水)――経産省前テントひろば 445日目> 
  本格的な冬の季節致し方ないが、政治的な冬の季節はごめんだ
 
 寒い日だった。不寝番の深夜の散歩も取りやめてテントに籠っていた。それで
というわけではないのだが早朝に日比谷公園の方に足をのばした。日比谷公園は
銀杏やモミジ等が紅葉の真っ盛りでとてもきれいだ。霞門の近くの「鶴の噴水」
がある池の周辺はとりわけ美しい。早朝なのに立ちとまって写真を撮る人も結構
いる。私には日比谷公園はデモや集会の場所としてしか主たる記憶に残っていな
いが失恋のことも頭の片隅にあり、ほろ苦い思いを想起させもする。
 この間、11月11日にこの公園での集会とデモが不許可になったのは記憶に新し
いところだが、今日(28日)の東京新聞には中野でも公園の許可をめぐる問題があ
ったことが報じられていた。見出しは「脱原発デモ中野区でも規制」とあり、公
園の許可条件に「15カ条」を要求していたという。大声や音楽はダメということ
らしい。サウンドデモは言うに及ばず、シュプレヒコール等も禁止しろというも
のだ。
 公共の福祉の名において行政側がデモや集会を規制するということだが、これ
はこの間の脱原発の集会やデモに対する権力側の反動的対応であり抑圧の動きで
ある。行政側が「公共の福祉」の名において国民の政治的意志表示を制限し抑圧
するのは日本の権力の常套手段だが、歴史的手法でもある。またそれがまた登場
してきていることに注目しなければならない。
 私が散歩している日比谷公園周辺は明治時代以降のある時期は権力の集中して
いた所だ。帝国議会は経産省別館前辺りだが、自由民権運動の時代の日比谷公園
周辺は今の首相官邸前のような位置だったと推察しえる。明治の藩閥政府は憲法
制定の要求を掲げた自由民権の運動者を讒謗律や新聞紙条例などで弾圧した。自
由民権の運動家を東京から追放などしたのである。憲法という国家の根本法議論
を讒謗律や新聞紙条例のような法律(憲法の下位にある法律)で取り締まり、弾
圧した。
 この時代から権力者は憲法精神に関わるべき問題(例えば表現の自由)をその
下位の法律で平気で取り締まってきたのである。憲法の根本にあるはずの表現の
自由などの論議やその表現を関係のない法律で取り締まることを平気でやってき
たのだ。これが日本的法治の実態であり、今、脱原発の運動にも同じ手法が向け
られているのだ。
 この間のサウンドデモや意思表示は脱原発とともに自由や民主主義の表現であ
った。行政権力が法律でもって軽々しく規制や排除など出来る筋合いのものでは
ないものだ。権力側は歴史的な伝統というか手法で対応しているが、サウンドデ
モ等はそれらを批判し、自由や民主主義を実現しているのだ。
 テントの前は寒さに抗して何人かの人が座り込んでいる。考えればテントは存
在することで何かを表現している。座り込んでいるだけで何かを現わしてはいる
のだが、それにしてもなかなか厳しいところもある。世の中は選挙に向かって動
き出しているが、こういう時期にもこうした政治的意思表示は重要であるのだ。
議員会館では「女たちの一票一揆」の集会が持たれているが、六回を重ねたこの
動きは女性たちの力が政治に関わるのに寄与したのだと思う。大きな流れを生み
だす力になってきたのである。
 昼ごろには公害補償を求めるグループの人たちがテント前から経産省前にかけ
てチラシの配布を始めた。大気汚染公害によって呼吸器の病気になった人たちを
救う公害健康被害補償制度が存亡の危機に立っているのだという。消費増税と引
き換えにこの制度も廃止される危機にあるとのことだが、こういう時期だからこ
うした訴えは意味があるのだと思う。
                        (M/O)
 ★テント全体会議 12月6日(木)19時~  神保町ひまわり館3F和室
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