NUCLEAIRE
ニュークレール情報板
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
たんぽぽ舎です。【TMM:No2519】
2015年6月26日(金)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.次々噴火する火山 日本列島の状況はどこまで深刻なのか
―島村英紀・武蔵野学院大学特任教授に聞く その3(5回連載)
火山の噴火予知は難しい 御嶽山に「騙された」科学者たち
島村英紀さん(地震学者)
★2.「3・11原発震災 福島住民の証言」、
「わたしたちのこえをのこします」、
「原発震災、障害者は…」、「原発事故後の日本をいきるということ」
京都市のロシナンテ社扱いの単行本4冊紹介
★3.新聞より4つ
◆8メートル津波で原発浸水予測 福島第一 99年に国が作図
(6月25日東京新聞2面より抜粋)
◆川内周辺6議会「再稼働説明会を」 九電応じず
(6月26日東京新聞1面より抜粋)
◆川内原発 屋久島も「不安」 鹿児島の市町議会 広がる説明会要請
「250キロ圏危険」大飯差し止め判決 機に
(6月26日東京新聞3面「核心」より抜粋)
◆株主の「脱原発」提案 青森市、今年も賛成へ /青森
(6月25日毎日新聞より)
★4.テント日誌6月25日(木)
経産省テントひろば1381日 商業用原発停止647日
函館から上京した方が寄ってくださった (I・K)
━━━━━━━
※6/29植草一秀(経済学者)さんのお話-ご参加を!
『市民運動の幅広い連携で日本を変える-集団的自衛権、
原発再稼働、憲法改悪、TPP、沖縄新基地、消費税増税、
格差拡大は共通問題』
連続講座「今の情勢にどう立ち向かうか」その2
日 時:6月29日(月)18:00から20:00(通常よりも1時間早い開始と終了です)
お 話:植草一秀さん(経済学者)
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円
━━━━━━━
※6/27『改革はするが戦争はしない「フォーラム4」で日本を変える』
-安倍政権とは真逆の第4の道-I am not ABE
日 時:6月27日(土)13時より14時30分(開場12時30分)
講 師:古賀茂明さん
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
申し込み:予約優先です。空きはわずかです。
メールかお電話でご氏名・住所・電話番号をご連絡ください。
参加費:800円
…安倍政権は、『戦争できる国づくり』に熱中している。原発の再稼働に前のめ
りになっていることにも危機感を覚えます。そんな中、古賀氏が取り組もうとし
ていることがある。それが「フォーラム4」の立ち上げである…
━━━━━━━
┏┓
┗■1.次々噴火する火山 日本列島の状況はどこまで深刻なのか
| ―島村英紀・武蔵野学院大学特任教授に聞く その3(5回連載)
└──── 島村英紀さん(地震学者)
◎島村英紀 (地震学者) さんのホームページ(http://shima3.fc2web.com/):
【島村英紀・最近の雑誌やテレビ・ラジオから】より
インターネット雑誌『ダイヤモンドオンライン』 2015年6月17日
[「次々噴火する火山 日本列島の状況はどこまで深刻なのか―
島村英紀・武蔵野学院大学特任教授に聞く」にコメントを掲載]より転載
死者・行方不明者が63人にも上った昨年9月の御嶽山噴火。今年に入ってからも、箱根山や口永良部島、浅間山など、火山活動が活発化したり、噴火に至るケースが相次いでいる。この現状を専門家はどう見ているのだろうか。
(聞き手/ダイヤモンド・オンライン編集部?津本朋子)
火山の噴火予知は難しい
御嶽山に「騙された」科学者たち
――では、噴火警戒レベルはあまりアテにならないのでしょうか?
昨年の御嶽山噴火では、噴火警戒レベルを上げなかったために登山者が大勢いて、大きな被害を生んでしまいました。これは、御嶽山に不意打ちを食らい、「騙された」とでも言いたいようなケースでした。
御嶽山はそもそも、過去には死火山に分類されていた火山です。それが79年にいきなり噴火し、気象庁も火山学者も非常に驚いた。それ以降、「死火山・休火山・活火山」という分類をやめてしまったほどです。今は、「活火山(過去1万年以内に噴火したことが分かっているもの)」と、「そうでない火山」という分類になっています。
その御嶽山は2007年にも小規模な噴火を起こしました。このときは、4ヵ月前から火山性地震や山体膨張、2ヶ月前からは火山性微動も観測されていました。しかし、14年の噴火では、2週間前に火山性地震が一時的に増えたものの、収まっていた。火山性微動が観測されたのは、噴火のわずか11分前でした。それなのに、多くの前兆があった07年よりも、ずっと大きな規模の噴火が起きてしまいました。
つまり、79年の噴火と14年の噴火で、気象庁と火山学者は2度、御嶽山に騙されたのです。
御嶽山のように前兆と噴火規模のつじつまが合わなかったり、たくさん前兆があっても噴火に至らないケースも多いので、07年の噴火警戒レベル導入時、火山学者のあいだでは「本当に導入してもいいのか?」と問題視する声が上がりました。
有珠山や浅間山、桜島、雲仙岳あたりは、その火山の「ホームドクター」といえる火山学者がいて、観測体制が充実している。しかし、それ以外の火山にはホームドクターはいませんし、先に述べたように、噴火のクセも良く分かっていない。それなのに本当に導入していいのか、と。その懸念が現実化してしまったのが、御嶽山のケースとも言えます。
また、火山活動がいつ終わったのかを見極めるのも、至難の業です。実際には、収まって半年もしてから「終わっていました」と言うのが精一杯なのです。残念ながら、噴火警戒レベルは決めるのが難しく、アテになるものでもないのです。
4回目>> 「沈静化に向かうとは言い切れない箱根山」へ続く
※島村英紀さんのご承諾を得て転載しております。
───────────────────────────────
☆6/28島村英紀さんの学習会にご参加を!
「最近、地震・火山の噴火が多い 多すぎるなぜか?
原発は大丈夫か?!原発再稼働は…?
日本列島の地震・火山を考える(最新版)
今後も地震はたくさん発生する(過去との比較で)
日 時:6月28日(日)14時より17時
お 話:島村英紀さん(地震学者)
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
会場費:800円 資料を用意
┏┓
┗■2.「3・11原発震災 福島住民の証言」、
| 「わたしたちのこえをのこします」、
| 「原発震災、障害者は…」、「原発事故後の日本をいきるということ」
| 京都市のロシナンテ社扱いの単行本4冊紹介
└──── ロシナンテ社
1.「3・11原発震災 福島住民の証言」
たくきよしみつ・中手聖一・佐藤和良・村上真平・菅野正寿・
有馬克子・橘柳子-7人の福島住民の声を収録
定価1200円+税 解放出版社 2011年3月発行
2.「わたしたちのこえをのこします」
~福島原発事故後を生きる・もうひとつの記録集
武藤類子・片岡輝美・鈴木絹江・うのさえこ・木幡ますみ・
菅野千景-6人の福島の女性の声を収録
定価1300円+税 解放出版社 20133年3月発行
3.「原発震災、障害者は…」~消えた被災者
青田由幸・八幡隆司著
南相馬市で障害者の介護事業を続ける青田さんのお話です。
定価1200円+税 解放出版社 2014年7月発行
4.「原発事故後の日本をいきるということ」
槌田劭・小出裕章・中嶌哲演著
今年の春、京都大学原子炉実験所を定年、退官した小出さん。
そして福井県小浜の中嶌さん。京都の槌田さんの対談集です。
定価800円+税 農文協 2012年11月発行
問い合わせ:ロシナンテ社
〒605-0974 京都市東山区泉涌寺五葉ノ辻町28
TEL&FAX 075-533-7062
お問い合わせメールはこちらへ
e-mail:musub@big.or.jp
HP:http://www9.big.or.jp/~musub/
┏┓
┗■3.新聞より4つ
└────
◆8メートル津波で原発浸水予測 福島第一 99年に国が作図
福島県の沖合で巨大地震が発生し東京電力福島第一原発を高さ8メートルの津波が襲った場合、1~4号機の建屋が浸水するとの予測図を1999年に旧国土庁が作製していたことが分かった。国は自治体が津波防災対策を検討する「基礎資料」として作ったが、原発事故を防ぐための電力会社の対策強化には生かされなかった。 (中略)
福島県沿岸の予測図では8メートルの津波が来た場合、第一原発1~4号機の建屋周辺まで津波が到達し、海側のタービン建屋周辺で4~5メートル、山側の原子炉建屋周辺でもゼロ~1メートル浸水する状況が示されていた。(中略)
「被害想定外ではなかった」
「原発と大津波」の著者でサイエンスライターの添田孝史さんの話
津波で浸水被害が出ることが想定外ではなかったことが明白になった。内閣府は「雑な推計だった」と言うが、5、6号機は浸水を免れるなど東日本大震災での被害傾向とも合致する。使いようがあったはずの予測図なのに、全く生かされなかった。東京電力も浸水予測の根拠となった国の津波試算を把握しながら、被害を減らす対策を取らず、試算をつぶそうとする逆方向の努力をしていた。予備バッテリーの購入や非常用発電機の移動など、できる対策はいくらでもあったはずだ。 (6月25日東京新聞2面より抜粋)
◆川内周辺6議会「再稼働説明会を」 九電応じず
九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)の再稼働を前に、九電に説明会を求める動きが鹿児島県内の市町議会で広がっている。これまでに陳情を採択するなどして意思表明をした議会は6つ。今後も増える可能性があるが、九電は開催要請に応じていない。
今年3月、再稼働に反対する市民団体が、原発の周辺市町村の住民に九電への説明会要請を呼び掛け、31市町村で賛同した人たちが議会に陳情した。
3月議会では、原発から30キロ圏内の出水(いずみ)市と、それより少し外側の伊佐市、約90キロ南東の肝付(きもつき)町、海を隔てた南種子(みなみたね)町や屋久島町の計5市町議会が、陳情採択や議員提案の議決の形で説明会を求めた。
6月にも30キロ圏内の日置(ひおき)市議会が陳情を採択。これらの他に5つの議会で審議が続いている。いずれも審議の中で、議員から「事業者が住民の不安を除くために説明を尽くすのは当然だ」などの声が上がった。 (後略)
(6月26日東京新聞1面より抜粋)
◆川内原発 屋久島も「不安」 鹿児島の市町議会 広がる説明会要請
「250キロ圏危険」大飯差し止め判決 機に
九州電力川内原発(鹿児島県)の再稼働が迫る中、九電に説明会開催を求める同県内の市町議会の動きは、遠く海を隔てた議会にも広がった。原発への不安の大きさを示している。今のところ九電は説明会には応じない方針だが、いったん原発で重大事故が起きれば、影響は遠くまで及ぶ。事業者としての姿勢が問われる。(後略)
(6月26日東京新聞3面「核心」より抜粋)
◆株主の「脱原発」提案 青森市、今年も賛成へ /青森
東北電力の株主である青森市は、25日に開かれる同社の株主総会で、一部の株主による「脱原発」提案について、今年も賛成する方針を決めた。鹿内博市長は東日本大震災翌年の2012年から、同様の提案に賛成している。24日に議決権の行使を同社に通知した。
今年の株主提案では、「原発は大量の放射能を放出する過酷事故を現実に引き起こす」とし、「原子力発電事業からの全面撤退」を求めるほか、電源構成比率で原子力と石炭火力の割合を引き下げ、再生可能エネルギーや液化天然ガス(LNG)火力を中心とした発電への移行を目指すというもの。
鹿内市長は脱原発に関する株主提案の4議案に賛成の立場を示し、取材に対し「福島原発事故の教訓を踏まえると原発から撤退すべきだ。市でも原発への依存度を低減させるため、再生可能エネルギーを主体とする方針としているため」と説明している。
青森市は11500株を保有。県内では弘前市、八戸市、東通村なども株を保有しているが、いずれも「脱原発」提案に賛成したことはない。
(6月25日毎日新聞より)
┏┓
┗■4.テント日誌6月25日(木)
| 経産省テントひろば1381日 商業用原発停止647日
| 函館から上京した方が寄ってくださった
└──── (I・K)
今日は色々な方が寄って下さった。神奈川足柄から来てくれた方、「何となく習慣で自民党に投票したけれどとんでもないことになっている。声を上げなくては」と時々官邸前などに来ているそうです。
函館から親戚の結婚式で上京し、一度テントに来なくてはと寄って下さった女性。大間原発反対の函館ウォークなどに参加されていると言う。
丁度、大間原発反対の会のTさんが居合わせて情報の交換などしていた。
珍しく(?)若い女性が来てくれた。Anti nuke 281さんデザインのバッチを買いたいとのこと。バッチのことはネットで知ったのだそうだ。Tシャツは見本だけ見てバッチを買い、テントの写真をゲーム機で撮って帰った。
彼女がぽっつり「今何事もなかったようですね」とつぶやいていたのが印象的でした。反対運動の場以外は本当にそう見えます。彼女は「あまり政治のこと勉強していなくて…」と言っていたけれど、これから関心もってくれればいいと思う。そしてテントにまた来てくれることを願う。
2時過ぎ、東電株主総会から帰って来たTさんによれば、再稼働反対の提案はすべて否決されたそうだ。総会に出席しない金融業界などの委任状が力を発揮しているのですね。がっかりです。これから反対運動の力が大切ですね。
6時からの関電前行動に参加して家路に着く。
2015年6月26日(金)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.次々噴火する火山 日本列島の状況はどこまで深刻なのか
―島村英紀・武蔵野学院大学特任教授に聞く その3(5回連載)
火山の噴火予知は難しい 御嶽山に「騙された」科学者たち
島村英紀さん(地震学者)
★2.「3・11原発震災 福島住民の証言」、
「わたしたちのこえをのこします」、
「原発震災、障害者は…」、「原発事故後の日本をいきるということ」
京都市のロシナンテ社扱いの単行本4冊紹介
★3.新聞より4つ
◆8メートル津波で原発浸水予測 福島第一 99年に国が作図
(6月25日東京新聞2面より抜粋)
◆川内周辺6議会「再稼働説明会を」 九電応じず
(6月26日東京新聞1面より抜粋)
◆川内原発 屋久島も「不安」 鹿児島の市町議会 広がる説明会要請
「250キロ圏危険」大飯差し止め判決 機に
(6月26日東京新聞3面「核心」より抜粋)
◆株主の「脱原発」提案 青森市、今年も賛成へ /青森
(6月25日毎日新聞より)
★4.テント日誌6月25日(木)
経産省テントひろば1381日 商業用原発停止647日
函館から上京した方が寄ってくださった (I・K)
━━━━━━━
※6/29植草一秀(経済学者)さんのお話-ご参加を!
『市民運動の幅広い連携で日本を変える-集団的自衛権、
原発再稼働、憲法改悪、TPP、沖縄新基地、消費税増税、
格差拡大は共通問題』
連続講座「今の情勢にどう立ち向かうか」その2
日 時:6月29日(月)18:00から20:00(通常よりも1時間早い開始と終了です)
お 話:植草一秀さん(経済学者)
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円
━━━━━━━
※6/27『改革はするが戦争はしない「フォーラム4」で日本を変える』
-安倍政権とは真逆の第4の道-I am not ABE
日 時:6月27日(土)13時より14時30分(開場12時30分)
講 師:古賀茂明さん
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
申し込み:予約優先です。空きはわずかです。
メールかお電話でご氏名・住所・電話番号をご連絡ください。
参加費:800円
…安倍政権は、『戦争できる国づくり』に熱中している。原発の再稼働に前のめ
りになっていることにも危機感を覚えます。そんな中、古賀氏が取り組もうとし
ていることがある。それが「フォーラム4」の立ち上げである…
━━━━━━━
┏┓
┗■1.次々噴火する火山 日本列島の状況はどこまで深刻なのか
| ―島村英紀・武蔵野学院大学特任教授に聞く その3(5回連載)
└──── 島村英紀さん(地震学者)
◎島村英紀 (地震学者) さんのホームページ(http://shima3.fc2web.com/):
【島村英紀・最近の雑誌やテレビ・ラジオから】より
インターネット雑誌『ダイヤモンドオンライン』 2015年6月17日
[「次々噴火する火山 日本列島の状況はどこまで深刻なのか―
島村英紀・武蔵野学院大学特任教授に聞く」にコメントを掲載]より転載
死者・行方不明者が63人にも上った昨年9月の御嶽山噴火。今年に入ってからも、箱根山や口永良部島、浅間山など、火山活動が活発化したり、噴火に至るケースが相次いでいる。この現状を専門家はどう見ているのだろうか。
(聞き手/ダイヤモンド・オンライン編集部?津本朋子)
火山の噴火予知は難しい
御嶽山に「騙された」科学者たち
――では、噴火警戒レベルはあまりアテにならないのでしょうか?
昨年の御嶽山噴火では、噴火警戒レベルを上げなかったために登山者が大勢いて、大きな被害を生んでしまいました。これは、御嶽山に不意打ちを食らい、「騙された」とでも言いたいようなケースでした。
御嶽山はそもそも、過去には死火山に分類されていた火山です。それが79年にいきなり噴火し、気象庁も火山学者も非常に驚いた。それ以降、「死火山・休火山・活火山」という分類をやめてしまったほどです。今は、「活火山(過去1万年以内に噴火したことが分かっているもの)」と、「そうでない火山」という分類になっています。
その御嶽山は2007年にも小規模な噴火を起こしました。このときは、4ヵ月前から火山性地震や山体膨張、2ヶ月前からは火山性微動も観測されていました。しかし、14年の噴火では、2週間前に火山性地震が一時的に増えたものの、収まっていた。火山性微動が観測されたのは、噴火のわずか11分前でした。それなのに、多くの前兆があった07年よりも、ずっと大きな規模の噴火が起きてしまいました。
つまり、79年の噴火と14年の噴火で、気象庁と火山学者は2度、御嶽山に騙されたのです。
御嶽山のように前兆と噴火規模のつじつまが合わなかったり、たくさん前兆があっても噴火に至らないケースも多いので、07年の噴火警戒レベル導入時、火山学者のあいだでは「本当に導入してもいいのか?」と問題視する声が上がりました。
有珠山や浅間山、桜島、雲仙岳あたりは、その火山の「ホームドクター」といえる火山学者がいて、観測体制が充実している。しかし、それ以外の火山にはホームドクターはいませんし、先に述べたように、噴火のクセも良く分かっていない。それなのに本当に導入していいのか、と。その懸念が現実化してしまったのが、御嶽山のケースとも言えます。
また、火山活動がいつ終わったのかを見極めるのも、至難の業です。実際には、収まって半年もしてから「終わっていました」と言うのが精一杯なのです。残念ながら、噴火警戒レベルは決めるのが難しく、アテになるものでもないのです。
4回目>> 「沈静化に向かうとは言い切れない箱根山」へ続く
※島村英紀さんのご承諾を得て転載しております。
───────────────────────────────
☆6/28島村英紀さんの学習会にご参加を!
「最近、地震・火山の噴火が多い 多すぎるなぜか?
原発は大丈夫か?!原発再稼働は…?
日本列島の地震・火山を考える(最新版)
今後も地震はたくさん発生する(過去との比較で)
日 時:6月28日(日)14時より17時
お 話:島村英紀さん(地震学者)
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
会場費:800円 資料を用意
┏┓
┗■2.「3・11原発震災 福島住民の証言」、
| 「わたしたちのこえをのこします」、
| 「原発震災、障害者は…」、「原発事故後の日本をいきるということ」
| 京都市のロシナンテ社扱いの単行本4冊紹介
└──── ロシナンテ社
1.「3・11原発震災 福島住民の証言」
たくきよしみつ・中手聖一・佐藤和良・村上真平・菅野正寿・
有馬克子・橘柳子-7人の福島住民の声を収録
定価1200円+税 解放出版社 2011年3月発行
2.「わたしたちのこえをのこします」
~福島原発事故後を生きる・もうひとつの記録集
武藤類子・片岡輝美・鈴木絹江・うのさえこ・木幡ますみ・
菅野千景-6人の福島の女性の声を収録
定価1300円+税 解放出版社 20133年3月発行
3.「原発震災、障害者は…」~消えた被災者
青田由幸・八幡隆司著
南相馬市で障害者の介護事業を続ける青田さんのお話です。
定価1200円+税 解放出版社 2014年7月発行
4.「原発事故後の日本をいきるということ」
槌田劭・小出裕章・中嶌哲演著
今年の春、京都大学原子炉実験所を定年、退官した小出さん。
そして福井県小浜の中嶌さん。京都の槌田さんの対談集です。
定価800円+税 農文協 2012年11月発行
問い合わせ:ロシナンテ社
〒605-0974 京都市東山区泉涌寺五葉ノ辻町28
TEL&FAX 075-533-7062
お問い合わせメールはこちらへ
e-mail:musub@big.or.jp
HP:http://www9.big.or.jp/~musub/
┏┓
┗■3.新聞より4つ
└────
◆8メートル津波で原発浸水予測 福島第一 99年に国が作図
福島県の沖合で巨大地震が発生し東京電力福島第一原発を高さ8メートルの津波が襲った場合、1~4号機の建屋が浸水するとの予測図を1999年に旧国土庁が作製していたことが分かった。国は自治体が津波防災対策を検討する「基礎資料」として作ったが、原発事故を防ぐための電力会社の対策強化には生かされなかった。 (中略)
福島県沿岸の予測図では8メートルの津波が来た場合、第一原発1~4号機の建屋周辺まで津波が到達し、海側のタービン建屋周辺で4~5メートル、山側の原子炉建屋周辺でもゼロ~1メートル浸水する状況が示されていた。(中略)
「被害想定外ではなかった」
「原発と大津波」の著者でサイエンスライターの添田孝史さんの話
津波で浸水被害が出ることが想定外ではなかったことが明白になった。内閣府は「雑な推計だった」と言うが、5、6号機は浸水を免れるなど東日本大震災での被害傾向とも合致する。使いようがあったはずの予測図なのに、全く生かされなかった。東京電力も浸水予測の根拠となった国の津波試算を把握しながら、被害を減らす対策を取らず、試算をつぶそうとする逆方向の努力をしていた。予備バッテリーの購入や非常用発電機の移動など、できる対策はいくらでもあったはずだ。 (6月25日東京新聞2面より抜粋)
◆川内周辺6議会「再稼働説明会を」 九電応じず
九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)の再稼働を前に、九電に説明会を求める動きが鹿児島県内の市町議会で広がっている。これまでに陳情を採択するなどして意思表明をした議会は6つ。今後も増える可能性があるが、九電は開催要請に応じていない。
今年3月、再稼働に反対する市民団体が、原発の周辺市町村の住民に九電への説明会要請を呼び掛け、31市町村で賛同した人たちが議会に陳情した。
3月議会では、原発から30キロ圏内の出水(いずみ)市と、それより少し外側の伊佐市、約90キロ南東の肝付(きもつき)町、海を隔てた南種子(みなみたね)町や屋久島町の計5市町議会が、陳情採択や議員提案の議決の形で説明会を求めた。
6月にも30キロ圏内の日置(ひおき)市議会が陳情を採択。これらの他に5つの議会で審議が続いている。いずれも審議の中で、議員から「事業者が住民の不安を除くために説明を尽くすのは当然だ」などの声が上がった。 (後略)
(6月26日東京新聞1面より抜粋)
◆川内原発 屋久島も「不安」 鹿児島の市町議会 広がる説明会要請
「250キロ圏危険」大飯差し止め判決 機に
九州電力川内原発(鹿児島県)の再稼働が迫る中、九電に説明会開催を求める同県内の市町議会の動きは、遠く海を隔てた議会にも広がった。原発への不安の大きさを示している。今のところ九電は説明会には応じない方針だが、いったん原発で重大事故が起きれば、影響は遠くまで及ぶ。事業者としての姿勢が問われる。(後略)
(6月26日東京新聞3面「核心」より抜粋)
◆株主の「脱原発」提案 青森市、今年も賛成へ /青森
東北電力の株主である青森市は、25日に開かれる同社の株主総会で、一部の株主による「脱原発」提案について、今年も賛成する方針を決めた。鹿内博市長は東日本大震災翌年の2012年から、同様の提案に賛成している。24日に議決権の行使を同社に通知した。
今年の株主提案では、「原発は大量の放射能を放出する過酷事故を現実に引き起こす」とし、「原子力発電事業からの全面撤退」を求めるほか、電源構成比率で原子力と石炭火力の割合を引き下げ、再生可能エネルギーや液化天然ガス(LNG)火力を中心とした発電への移行を目指すというもの。
鹿内市長は脱原発に関する株主提案の4議案に賛成の立場を示し、取材に対し「福島原発事故の教訓を踏まえると原発から撤退すべきだ。市でも原発への依存度を低減させるため、再生可能エネルギーを主体とする方針としているため」と説明している。
青森市は11500株を保有。県内では弘前市、八戸市、東通村なども株を保有しているが、いずれも「脱原発」提案に賛成したことはない。
(6月25日毎日新聞より)
┏┓
┗■4.テント日誌6月25日(木)
| 経産省テントひろば1381日 商業用原発停止647日
| 函館から上京した方が寄ってくださった
└──── (I・K)
今日は色々な方が寄って下さった。神奈川足柄から来てくれた方、「何となく習慣で自民党に投票したけれどとんでもないことになっている。声を上げなくては」と時々官邸前などに来ているそうです。
函館から親戚の結婚式で上京し、一度テントに来なくてはと寄って下さった女性。大間原発反対の函館ウォークなどに参加されていると言う。
丁度、大間原発反対の会のTさんが居合わせて情報の交換などしていた。
珍しく(?)若い女性が来てくれた。Anti nuke 281さんデザインのバッチを買いたいとのこと。バッチのことはネットで知ったのだそうだ。Tシャツは見本だけ見てバッチを買い、テントの写真をゲーム機で撮って帰った。
彼女がぽっつり「今何事もなかったようですね」とつぶやいていたのが印象的でした。反対運動の場以外は本当にそう見えます。彼女は「あまり政治のこと勉強していなくて…」と言っていたけれど、これから関心もってくれればいいと思う。そしてテントにまた来てくれることを願う。
2時過ぎ、東電株主総会から帰って来たTさんによれば、再稼働反対の提案はすべて否決されたそうだ。総会に出席しない金融業界などの委任状が力を発揮しているのですね。がっかりです。これから反対運動の力が大切ですね。
6時からの関電前行動に参加して家路に着く。
PR