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たんぽぽ舎です。【TMM:No2438】
2015年3月19日(木)地震と原発事故情報-6つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1.原発再稼働の問題点、事故対策や防災体制なし、
   再稼働の順番とは何か、再稼働の合理性もなし
                   山崎久隆(たんぽぽ舎)
★2.東京高裁が強制撤去執行停止決定
              「経産省前テントひろば」
★3.福島第一原発の最新情報と新しいタイプの汚染水漏れ
   凍土方式遮水壁造成の為のボーリング(3/10現在)
   2052本予定中1334本、全体の約65%が終了
   汚染水貯留量(3/12現在/数字は「約」):貯留量61.7万トン
                      春橋哲史
★4.テント日誌3月15日(日)
   経産省前テントひろば1242日 商業用原発停止546日
   テントはにぎやか  川柳句会の日-「夢」・「生きる」
                       (I・K)
★5.若干の訂正
   3/18発信の【TMM:No2437】の
   ★1.「再稼働のための原発廃炉―推進側の狙い」について
                      柳田 真
★6.新聞・雑誌より2つ
  ◆インタビュー 霞が関官僚・作家 若杉 れつ(※)
   原発再稼働は1基目の前例さえできればドミノ倒しになる
                 (週刊朝日3月27日号より抜粋)
  ◆防災世界会議 原発論議低調 批判の声 参加者「関心そらす目的か」
                 (3月16日東京新聞より抜粋)
━━━━━━━
※3/20高浜原発再稼働を許さない!
 関西電力東京支社抗議行動(毎月第3金曜)にご参加を!
 日時:3月20日(金)17:30~18:00(金曜官邸前行動の前段で実施)
 場所:富国生命ビル前集合    主催:再稼働阻止全国ネットワーク
━━━━━━━
※川内・高浜原発再稼働やめろ!永遠に原発ゼロに!再稼働反対!
 3/20(金)首相官邸前抗議-第141回
            この日は国会前抗議はありません。
 日 時:3月20日(金)18:30~20:00
 主 催:首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体)
       当日の詳細は http://coalitionagainstnukes.jp/ を参照
━━━━━━━

┏┓
┗■1.原発再稼働の問題点、事故対策や防災体制なし、
 |  再稼働の順番とは何か、再稼働の合理性もなし
 └──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)
    ※この文章は、2月27日到着で「原発いっしょになくそう
     よせあつめ新聞」2月後半号に掲載されたものの一部です。

○原発再稼働の問題点

 航空機事故であろうと列車事故であろうと、事故原因の究明と再発防止対策が出来なければ運行停止が当然。福島第一原発事故は本当の原因も解明されたとは言えず、再発防止など検討の域にすら達していない。東電も過去に起きた事故、例えば福島第二原発3号機事故では、再発防止対策がされなければ再稼働が出来なかった。
 3.11以降は、原発で過酷事故は必ず起こり得るものとして、電力会社が対策を取ることは最低限の条件である。少なくても老朽炉を中心に廃炉とすべき原発が確実にいくつもある。特に第1世代及び老朽化により問題のある加圧水型軽水炉と沸騰水型軽水炉は全て動かすべきではない。(敦賀、女川1、島根1、東海第二、浜岡3、美浜1~3、高浜1,2、大飯1,2、伊方1,2、玄海1,2、川内1,2)
 それさえ守れない現状では、次の原発震災は日本を壊滅させるということを、国や電力及び「原子力ムラ」には繰り返し再認識させなければならない。

○事故対策や防災体制なし

 米国やヨーロッパの原発では原発の安全性対策と防災体制がセットで機能していなければ稼働できないとする考え方が一般的である。(IAEAの深層防護第5層)それでも形骸化や非現実的体制などの問題が多くあるのだが。
 再稼働の前提条件としては、過酷事故対策が構築され、仮に福島第一原発事故以上が発生しても、被曝する前に住民を避難できるような体制を国が主導して作る必要がある。しかし実際には地方自治体に原子力防災を丸投げした状態である。
いうまでもなく財政規模や人員配置などからも、実際には住民を守ることが出来ないことは誰の目にも明らかだ。
 防災計画を策定するのならば、国が責任を負うべきだが「国と自治体は対等の立場」と言いつつ責任だけを自治体に丸投げしている。これで再稼働するのか、というのが実際のところ。各自治体住民こそが「命を守れない」と立ち上がるべきだ。

○再稼働の順番とは何か、再稼働の合理性もなし

 川内原発の再稼働を最も早くすべき合理的理由は何もない。基準地震動の策定を規制委員会の要請どおりに620ガルに設定したことで、規制委の優先審査対象になったというだけだ。ところが途中から、火山ガイドラインなど川内原発にとって死活的重要な安全基準が必要になったのに、火山の専門家も参加させず、火山憤火予知連が噴火を予知(予測)することが困難としていたのに事業者(九電)が火山対策ができるという「作文」を出しただけで通ってしまった。川内の次も、なぜ高浜かという説明も合理的なものはない。言うまでもないが電力(エネルギー)不足などでは全くない。
 どうして原発の再稼働が必要なのか、国のみならず自治体の首長や議会も住民に説明すべきである。特に立地自治体は周辺自治体に重大な危険をもたらす責任があるのだから、周辺自治体は立地自治体に対して納得できる再稼働容認の説明をさせなければならない。重大事故が起きる可能性がある以上、損害賠償についても再稼働を容認した自治体にも応分の負担(事故の賠償だけでなく保険金の負担なども含めて)をさせるべきだ。それでも原発を選びますか?と。


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┗■2.東京高裁が強制撤去執行停止決定
 └──── 「経産省前テントひろば」

 3月18日13時過ぎ、東京高裁が強制撤去執行停止決定を行いました。
 「経産省前テントひろば」、応援団、弁護団、同事務局そして福島、原発立地で闘う人々をはじめ国内外の全ての反原発を願う人々の成果です。
 早期撤去をめざした国-経産省の目論見をはねかえしたのです。
 これをどう、しっかり今後の脱原発運動に繋げていくか
 3月20日(金)14時~テント前での記者会見で、一連の詳細などについて説明致します。


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┗■3.福島第一原発の最新情報と新しいタイプの汚染水漏れ
 |  凍土方式遮水壁造成の為のボーリング(3/10現在)
 |  2052本予定中1334本、全体の約65%が終了
 |  汚染水貯留量(3/12現在/数字は「約」):貯留量61.7万トン
 └──── 春橋哲史

○汚染水貯留量(3/12現在/数字は「約」):貯留量61.7万トン
 その内、ALPS処理済み水(トリチウム水)は33.8万トン
 ALPS処理待ち水は24.9万トン(RO濃縮水16.7万トン+
 ストロンチウム処理水8.2万トン)
 設置済みタンクの貯留容量は81万トン(増設計画上限値101万トンまで、
 残り20万トン)
 3月10日6:24頃、H4タンクエリアの外周堰内に溜まっている雨水の水位が低下しているのが、タンクパトロールによって発見されました。堰内の水は移送しましたが、外周堰の基礎部分や側溝の継ぎ目等、3ヵ所の地面に亀裂が入っているのが確認されました。水の移送が終わるまでに、推定747トンが亀裂を通じて地面に浸透したものと思われます(雨水の放射能計測結果は平均2300Bq/L)。747トンと言うと、小学校の25mプール2杯分以上です。
○ここから先は私(春橋)の推測ですが、地盤が、汚染水の荷重を支え切れなくなっている可能性はないでしょうか?
 基本的に1000トン、最大2900トンのタンクを1000基近く、敷地に並べているのです。タンク設置前には、地盤改良を行っていますが、設置時点では問題が無くても、何年も設置し、貯留し続けています。工事・車両の往来・度重なる余震による振動の影響が累積すれば、どうなるでしょう?
 地盤の傾きや陥没が起これば、汚染水のタンク貯留は危険となり、追い込まれての海洋排水に繋がるかも知れません。
○「地面の亀裂」という事象が今後、続くかどうか分かりませんが、これからは雨の多くなっていく季節ですから、注視していく必要が有ると思います。

 尚、この投稿は、3月13日の金曜行動(希望のエリア・国会前)での自分のスピーチに、加筆・訂正したものです。


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┗■4.テント日誌3月15日(日)
 |  経産省前テントひろば1242日 商業用原発停止546日
 |  テントはにぎやか  川柳句会の日-「夢」・「生きる」
 └──── (I・K)

○ 朝から曇り空で雨の心配しながら出かけた。
テントに着いたら泊まり明けの方が3人待っていてくれた。
時々群馬から来てくれるTさんテントが心配で、昨夜来てそのまま泊まって下さったそうだ。
 10時過ぎ正清さん、A子さんが来てくれたのでMさんは帰る。
暫らくして何やら右翼の叫び声がしたので慌てて椅子を片付けたりしていると、いつもより近くに駐車していた警察車から警官が2人降りて来てテント前に立っていた。テントのこと気にしているのですね。
 それと同時くらいにK子さんが来て手作りの美味しいパイを差し入れてくれた。
彼女は農林省方面から来たので街宣車が怒鳴って通るのを見たそうだ。
彼らは通りすがりに罵声をあびせただけらしく一安心。
○ 今日は川柳句会の日だったので1時過ぎから人が集まり始め賑やかになった。
乱さんの選んだお題は「夢」と「生きる」
簡単そうで難しい。参加者は女性ばかり8人でした。

夢の部
秀句
*中東に平和が来る日現実に   乾草
*放射能夢にはあらず人の罪   落葉
*いつの日か真の文明実現す   芒野
*この国が原発ゼロも夢でない  わかち愛
*夢じゃない核のない国四季の国 甲斐猫のら
特選
*裁判に勝った夢見て目が覚める 草地

生きるの部 
秀句
*日本で生きる苦しみ誰や知る      落葉
*死ぬまでは生きて闘う心意気      乾草
*後期高齢者となりてもいまだ議事堂前  ハテナ
*放射能囲まれながら避けて生き     芒野
*反原発生きとし生ける人の声      怪猫
特選
*この星は原発ゼロで生きられる     わかち愛 

 昼過ぎから太陽も顔を出してやっと春の気配。
アコーディオンドアを固定するため来てくれたSさん、埼玉のKさんもう一人のSさんなどが来て女性陣に混じってテント前でのおしゃべりが弾んでました。
 5時からは早川由美子さんのお話会もありましたが、私とA子さんは失礼して帰途に着く。お話会にはたくさんの人が集まった様で良かったです。


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┗■5.若干の訂正
 |  3/18発信の【TMM:No2437】の
 |  ★1.「再稼働のための原発廃炉―推進側の狙い」について
 └──── 柳田 真(たんぽぽ舎・再稼働阻止全国ネットワーク)

 40年たった原発の3から5基の廃炉報道が大きく流れたので、これに対して、単純な廃炉ではないこと、原発推進側の本当の狙いは再稼働にあること、あわせて、自然エネルギーつぶし、再稼働のための廃炉であることを広く知ってもらいたいと思い、急ぎ書いたので、準備不十分の文章でした。
 下記の点を訂正します。

1.「4年全原発はほぼ動いていない(大飯原発を除いて)。」は、「ほぼ3年間」へ訂正します。
  2011年3月11日福島第一原発事故後も一定数の原発は動いていたので。
2.原発会計制度の改悪についての文章で「廃車のたとえ」の1行は削除します。
  自動車は原発と違って、放射能を出さないし…
3.「全原発廃炉をすぐ決定」するならば、…一定の税金投入にも賛成したいと思う。の部分について。以下のように訂正します。

  電力会社は、廃炉費用を積み立てています。本来それでまかなうべきです。廃炉原発の密封管理ならば、1年10億円ですむといわれるので、30年以上放射能の減衰を待つやり方が賢明です。かかるお金も少なくて済むし、また、ムリに解体して、労働者ヒバクをふやす必要はありません。
 今、原発に投入されている税金3000億円をくみかえて、使うべきです。
 (詳細は別の機会に論じます)


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┗■6.新聞・雑誌より2つ
 └──── 

 ◆インタビュー 霞が関官僚・作家 若杉 れつ(※)
  原発再稼働は1基目の前例さえできればドミノ倒しになる

 4月の統一地方選後から来夏の参院選までの1年間は、電力会社と結託した霞が関の官僚たちにとって正念場となります。選挙がないため、政権の支持率低下をそこまで気にせずに動ける期間だからです。この間に九州電力川内原発、関西電力高浜原発、そして残りの原発を再稼働させようとしてくるでしょう。
 最大の関門は1基目です。再稼働の是非をシングルイシューで国民に問えば、今でも反対意見が相当多い。私は今夏、国会が延長されて集団的自衛権の話が紛糾している陰で、スルスルッと再稼働をするのではないかとみています。新聞もテレビも自然と扱いが小さくなりますから。1基目で前例さえ作ってしまえばいい。後はドミノ倒しです。(週刊朝日3月27日号より抜粋)

(※):事故情報編集部より
  「れつ」の漢字は、「にすい」に「列」ですが、変換できませんでした。


 ◆防災世界会議 原発論議低調 批判の声 参加者「関心そらす目的か」

 仙台市で開催中の国連防災世界会議で、原子力災害や東京電力福島第一原発事故の議論が低調だ。会期中の関連イベントに参加した福島の関係者からは「関心をそらしたいのだろう」との批判が上がり、海外の参加者も疑問を示している。
 会議初日の14日、安倍晋三首相が各国代表を前に演説したが、原発事故に触れたのは「福島第一原発事故を踏まえ、さらなる防災投資に取り組む」という部分だけ。政府関係者は「原発問題は国内外で賛否が分かれ、政治問題化させたくないのが本音だ」と解説する。
 原発事故の議論が少ないことに、議場外では批判が相次ぐ。福島県南相馬市の桜井勝延(かつのぶ)市長は14日夜、仙台市でのイベントに参加後「福島の問題から(関心を)自然災害にそらしたいのでしょう」と語気を強めた。市は3つの避難区域に分断され、事故の影響を含む震災関連死は469人に上るという。
 このイベントに足を運んだフランス・リヨン第二大学のマリー・オジェンドル准教授(39)は「福島関連の議論がもっとあると思った。(低調なのは)大きな問題だ」と話した。(中略)
 市民団体ピースボートの川崎哲(あきら)共同代表は「原発を扱わないという政府の態度が、次の事故につながりかねない」と批判している。
   (3月16日東京新聞より抜粋)
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