NUCLEAIRE
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┗■3.テント日誌11月23日(日)
| 経産省前テントひろば1170日 商業用原発停止433日
| 前日のことから
└──── (I・K)、(K.M)
朝、テントについたら長野から新鮮な白菜が届いていた。YさんUさんが小分けにしてレジ袋に入れて下さったのを頂いた。
今日も小春日和で座り込みには嬉しい暖かさ。11時ごろ郡山のHさんが寄ってくださる。原発いらない女たちの集会のため上京されたそうだ。
電車の中で福島民報を読み腹の立つ事ばかりと嘆いていた。同感です!
暫らくUさんと3人でおしゃべりした後、Hさんは歩いて会場へと向かって行かれた。
私は土曜日当番のYさんOさんが来た後、官邸前での”NO!辺野古新基地 埋め立てるな!政府に迫る”行動に行った。Kさんが朝からテントのチラシを用意して参加者に配っていた。
集会の後の帰り道テントの仲間数人と、参加者300人は一寸少ないのではと話し ながら戻る。
沖縄では翁長新知事誕生の後、就任する前にと急ぐように埋め立て準備工事が始まり、阻止しようとした84歳の女性が機動隊に怪我させられという話を聞いたが、衆議院が解散したとたんに工事は止まり海保も引き上げたと言う。
選挙への悪影響を避けるためだったらしい。
集会でも選挙が話題になり、是非自民党以外の候補者に投票をしましょうとの発言があった。
消費税ばかりでなく集団的自衛権や原発も争点に入れて欲しいと思う。(I・K)
○おだやかな平和な日曜日
10時過ぎテントについたらMさんが愛犬ルイちゃんともう来ていた。
午後用事があるので少しでも長い時間座るためいつもより早く出てきたとのこと、そして今日も美味しいおにぎりと心づくしのおかずを差し入れてくれた。
本当にありがたいです。少しして川崎の方からお水がゆうパックで届いた。
テントのことを思ってくださる方がたくさんいて本当に嬉しいです。
今日は連休の中日のせいか時折道をたずねる人が寄ったほか、訪れる人もほとんどなく少人数で静かな時間を過ごしていた。
夕方になって岡山から来た方が缶バッジと福島おんなカレンダーを買って帰られた。
平和な一日で幸いでした。(I・K)
○寒さに負けず怒りをたぎらせる日曜夜
・日曜夜は連休ゆえいつもと違うメンバ-で農業談議。
いずれ田畑を借りて鶏を飼い種々の作物をつくる目論見を語るSさん、数年間かけて土を育て、今はなかなか得られない味も栄養も濃い野菜をつくるそうだ。土の大切さを皆で再確認。
表土に放射能を浴びせた原発事故。除染では、長年かけて得られた豊かな土を取り戻せない。
私も、落ち葉や枯草を集めて土づくりして長年美味しい無農薬野菜を作っていただいた稲城のお百姓さんのことを思いだした。寒い冬の早朝に伺って味噌造りも教わった。大恐慌の中で満州事変を喜ぶ大人たちの話もショックだった。
・「11.24 脱原発アクションin柏崎刈羽」の為に車で出かけた4人もうまい酒を飲んでいるだろうか。月曜には小出裕章さんの講演がある。22日の長野大地震は活断層「神城断層」の一部が動いた逆断層型地震で、地表29センチが動いたそうだ。柏崎刈羽や志賀への影響はどうだろう。
福島第一原発の放射能汚染水対策も廃炉への道も破綻状態なのに柏崎刈羽原発の再稼働を申請し、国に多額の税金を使わせながら被害者賠償を値切り、利益を計上している東電はやはり破綻させるべきだ。
・いよいよ理由なき衆議院選挙。安倍政権の戦争国家化への悪事、格差拡大の悪事、コントロール・ブロックできているとオリンピックを招致した悪事、…をあばいて、何としても安倍打倒したい。
・(訃報)
反原発自治体議員・市民連盟共同代表の布施哲也さんが11月21日午後入院先で急逝した。あまりの突然の知らせに驚いた、悲しい。
巨漢から落ち着いた物腰と優しい笑顔で話してくれた布施さん、心よりご冥福をお祈りします。補助金が出ないけれど放射性物質が落ちてくる原発周辺の住民が声を上げれば原発は止まる、との教訓を胸に抱きつつ。
通夜:11月24日(月)18時~、告別式:11月25日(火)11時半~ 清瀬市の全龍寺にて
(K.M)
○テントからのお知らせ
12月3日(水)15時 テント裁判第9回口頭弁論《103号法廷》
14時 地裁前集合 抗議集会 15時・第9回口頭弁論
17時 裁判報告集会(参議院議員会館講堂)
発言:川内現地報告 勝又美佐子(原発いらない福島の女)
河合弘之 他
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┗■4.新聞より
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◆消えた「脱原発依存」「安倍政治2年を問う 岐路12・14衆院選」
(下)原発
「再稼働は、電力会社のためとしか思えない」
年明けにも再稼働する可能性がある九州電力川内(せんだい)原発(鹿児島県薩摩川内市)。東京電力福島第一原発事故を受け、福島県双葉町から家族で鹿児島市に避難してきた自営業遠藤浩幸さん(48)は、また原発に悩まされることになった。「事故が起きれば避難計画も役に立たない。事故の責任は誰も取れるわけがないのに」と憤る。
住民の不安をよそに、安倍晋三首相は今年7月、九電会長ら九州の財界人約20人が出席する会合で「川内は、なんとかしますよ」と再稼働に意欲を示したという。
原子力規制委員会が新規制基準に適合していると認めた原発は、再稼働させるというのが政府の立場。首相は「低廉、安定的なエネルギー供給があって経済を維持できる」と国会答弁などで強調している。
もともと自民党は2012年の前回衆院選で「原子力に依存しなくてもよい経済・社会構造の確立」を公約していた。しかし、政権獲得後の一三年参院選では消えた。
それどころか、政府が今年4月に閣議決定したエネルギー基本計画では、原発を「重要なベースロード電源」と規定。原発事故の教訓を国際社会と共有するとして、原発輸出も成長戦略の柱に据える。破綻状態の核燃料サイクルも継続する方針だ。
問題は安全性。首相は、規制委の審査によって再稼働に求められる安全性は確保されていると説明するが、規制委の田中俊一委員長は「リスクがゼロということはない」。想定外の事態が起きる可能性は否定できないのに、かつての「安全神話」に戻りつつある。
一方、福島第一原発では汚染水漏れが続く。(中略)
今年は、電力の使用量が最も増える夏を、福島の事故後初めて原発ゼロで乗り切った。省エネ機器の普及と、節電意識の浸透が大きい。再稼働を急ぐ政府の方針と裏腹に「原子力に依存しなくてもよい経済・社会」が実現しつつある。
それでも原発依存に回帰するのか、ブレーキをかけるのか。重大な岐路に立つ。