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┗■3.広島テレビのプルトニウム燃料を追跡したドキュメント

 |  放送する前から電力会社の圧力

 |  放送後、製作部門は解体、スタッフは配転や大阪転勤に

 |  11/15「原発とテレビメディア」第2弾に参加して

 └──── 西村俊弘(スペースたんぽぽ講座運営委員)

 

  1115()講師:加藤久晴さんによるシリーズ「原発とテレビメディア」第2弾の講座が、「スペースたんぽぽ」で行われました。

 今回の講座では、反原発番組の紹介と、その番組に対して行われた電力会社の卑劣で陰湿な圧力について話されました。

  この後上映された、広島テレビの「プルトニウム元年」は、電力会社から放送中止を求められたが、これを跳ね返し放送されたドキュメンタリーです。

  放送後、これを創った製作部は解体され、スタッフは営業に配置転換、その後、大阪に飛ばされました。

  1992年、使用済み核燃料を処理したプルトニウム燃料が運び込まれました。

  科学技術庁(:文部科学省)はテロ防止のために、今まで義務づけられていた輸送路の情報公開を行わない事を通達します。

  各地の市民団体はこれに抗議しますが受け入れられず、各県の市民団体が協力してプルトニウムを独自に追跡する事になりました。

  横浜港に船名を黒く塗りつぶした、プルトニウム輸送船、パシフィッククレーン号がひっそりと停泊しています、三菱造船所の職員が飛び出してきます、彼らは撮影クルーに退去を求め、海上保安庁を呼び、撮影を妨害します。

  映像は再び日本の輸送トラック追跡に戻ります。サービスエリアにトラックが停まっています。市民団体が線量を計ると、メーターが振り切れました、自然の線量の200倍以上の線量です。

  ラストシーン、プルトニウムを腹いっぱいに詰め込んだトラック集団のヘッドライトが、闇を切り裂いていきます。

  プルトニウムを使用する事は、情報公開をせずに、全てを闇の中で行う口実を国に与えます。特定秘密保護法が、有効に力を発揮するでしょう。

 

○「原発とテレビメディア」シリーズ案内 会場は「スペースたんぽぽ」

 

第3弾 1129()18時~20

 原発テレビと如何に向き合うか・・市民とメディアの関係は?

  <映像上映>巻原発計画をはねかえした市民の活動をえがくドキュメンタリー

第4弾  1213()18時~20

  NHK原発ドキュメンタリーの欺瞞

  <映像上映>息を吹き返した推進派、巻町民が反原発町長を当選させるまでを描いたドキュメンタリー

 

 

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┗■4.新聞より4つ

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 ◆アベノミクスのまやかし 経済学者・伊東光晴氏に聞く

  国民よ失敗に気づけ

  第1の矢 飛んでいない 第2の矢 折れている 第3の矢 音だけの鏑(かぶら)矢?

 

  「この道しかない」。安倍晋三首相は18日、アベノミクスと呼ぶ経済政策をこのまま進める考えを強調した。本当にそうなのか。景気上昇の実感はなく、国内総生産(GDP)はマイナス成長。国民には不安感が広がる。理論経済学の泰斗である伊東光晴・京都大名誉教授(87)に、アベノミクスと安倍政治の本質を聞いた。

    (後略)(1119日東京新聞「こちら特報部」より抜粋)

 

 

 ◆解散 私たちの争点は? アベノミクス実感ゼロ 再稼働是非問う機会 沖縄、安保目そらさず

 

  「政治空白をつくるだけ」「国民不在だ」-。安倍晋三首相が18日に表明した衆議院の解散に、有権者から疑問の声が上がった。消費税率引き上げの先送りについて、会見で「重大な政策変更。国民の信を問う」と説明した安倍首相。有権者は、経済対策や原発、安全保障などそれぞれ身近な問題を争点に、衆院選に臨む。

   (後略) (1119日東京新聞より抜粋)

 

 

 ◆汚染水 凍結止水を断念 福島・地下トンネル セメントで埋める方針

 

  東京電力は、高濃度汚染水がたまる福島第一原発の地下トンネルの対策で、汚染水が残った状態のまま特殊なセメントを流し込んで埋める方針を決めた。これまでは建屋との接合部を凍らせ、水を抜いた後に埋める計画だったが、凍結が進まず変更を迫られた。ただ、セメントがいびつな形で固まり、トンネル内に汚染水が残るリスクもある。

   (後略) (1121日東京新聞朝刊より抜粋)

 

 

 ◆経産省相次ぎ原発優遇策 核燃サイクル延命 すでに破綻同然 「処理先延ばし コスト増」

 

  2年前の衆院選で、自民党は「原発依存度を下げる」と公約した。現在、電気は足り、原子力の発電コストは高いと分かっている。ならば、脱原発へかじを切ってもよさそうなものだが、安倍政権の進路は逆方向。経済産業省は原発優遇策に動いている。その行く末は大手電力会社の保護と、国民への高い電気とリスクの押し売りだ。脱原発か、原発推進か。今回の衆院選もその選択の途上にある。

   (後略) 1121日東京新聞「こちら特報部」より抜粋)
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