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┗■2.「鼻血」はベータ線被ばくの結果  槌田 敦

 |  5/27()福島原発事故基礎講座の特別講義

 └──── 中川敦詞(たんぽぽ舎ボランティア)

 

○ 先日来、美味しんぼ連載記事「福島の真実」(週刊ビックコミックススピリッツ誌)が大問題になっている。今回の講座は内容を急きょ変更し、この放射能と鼻血の問題について槌田敦先生が講義してくださいました。

 放射能と鼻血の問題は、広島・長崎の原爆被ばく者にも起きていたが米占領軍により因果関係の発表を許されなかった。この流れを汲み放射線防護学の御用学者たちは1ミリシーベルト以上被ばくすると鼻血が出やすくなるがそれ以下では鼻血は出ないと主張する。(まちがっている)

 福島原発事故では多数の鼻血患者が出たことは真実である。御用学者のいう被ばくはガンマ線被ばくのみであるが、物理学者ならばベータ線(電子線)被ばくであることに注目する。

 セシウムを含む土ほこりが風で運ばれてこれを吸い込むと鼻腔に沈着し、ベータ線を放出し鼻腔の粘膜を小範囲で高密度に被ばくさせ、鼻血に至る。(土ほこりが原因)

○ 安斎育郎さんよりコメントをいただきました。

 「槌田さんの見解への疑問」が寄せられましたが、それについて槌田さんがテイネイに答えました。

○この問題は当講座で、今後も触れていく予定です。

 次回の第3回は、6月26()1830開場 1900開会 参加費800

  テーマ:安全性確保のためのDBA(Design Basis Accident=設計基準事故)思想の破綻

 を予定しております。皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。

○なお、当日の動画は、次のアドレスを参照してください。

  http://www.youtube.com/watch?v=FmeBzJ2myog&list=UUhjEbWVGnGHhghoHLfaQOtA

 

 

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┗■3.新聞より6つ

 └──── 

 

 ◆規制委人事で厳格な基準適用せず 環境副大臣が答弁

 

  井上信治環境副大臣は28日の参院原子力問題特別委員会で、国会同意人事である原子力規制委員会の委員について、政府が民主党政権時代の2012年に定めた厳格な人選基準は適用せずに候補者を選んだことを明らかにした。

 井上氏は基準が「当時の内閣として作成、活用された」と強調。「今回は法で定められた要件に照らした。(基準の)趣旨も念頭に置いて幅広く情報収集しており、候補者としての適切性を確認している」と述べた。

 政府が提示した委員候補2人のうち、東京大大学院の田中知教授は、東京電力の関連団体の東電記念財団から11年度に報酬50万円以上を受け取っていたが、特別委で原子力規制庁の幹部は「財団は電力事業者に相当しない」と答弁した。

 民主党政権は12年7月、直近3年間に同一の原子力関連の会社や団体から年間50万円以上の報酬などを受けた人物を除外する基準を設けた。

 28日の民主党の会合では「(田中氏は)原子力を推進してきた中心人物。信じ難い人事だ」「基準を踏襲していたら、アウトの人選だ」と人事案に批判が相次いだ。(5月29日デーリー東北Online Serviceより)

 

 

 ◆規制委の「中立」基準適用せず 田中氏「アウト」なのに…

  「民主党政権より後退」

 

  原子力規制委員会の委員に田中知(さとる)東京大大学院教授を充てる政府の人事案に対し、2012年に定めた人選基準の「欠格要件」に当たるという批判が高まっている。政府は、基準から外れても違法ではないとするが、「中立公正」を目的とした人選基準をほごにしてよいのか。(後略)

 (5月30日東京新聞より抜粋)

 

 

 ◆規制委員就任に疑問の声 政権交代で人事ルール変わる?

  元原子力業界団体理事の田中氏  (5月30日朝日新聞見出しのみ)

 

 

 ◆30キロ圏外へ最長29時間 川内原発避難推計

  一斉脱出想定せず 規制委が優先審査中

 

  鹿児島県は二十九日、九州電力川内(せんだい)原発(薩摩川内市)で重大事故が起き、住民が自家用車で避難する際の推計時間を公表した。半径三十キロ圏の住民約二十一万人の九割が圏外に出るまでに、最長で二十八時間四十五分、最短で九時間十五分かかると見込んだ。南九州自動車道が使えない場合が最長で、幹線道路の渋滞地点で交通誘導が実施されれば最短になる。

   (5月30日東京新聞朝刊より抜粋)

 

 

 ◆「九州電力」川内原発の補正書、5月中の再提出断念

 

  九州電力は27日、川内原発1、2号機(鹿児島県)の再稼働に向けた原子炉設置変更許可申請の補正書について、5月中の再提出を断念したことを明らかにした。原子力規制委員会から補正書の不備を指摘されたため、九電は当初、5月末までに再提出する方針を示していた。再稼働には工事認可など別の認可補正書の提出も必要で、再提出作業が遅れれば、今夏の再稼働が難しくなる可能性がある。 同原発は規制委が優先的に審査を進めており、九電は4月末に原子炉設置変更の補正申請を提出。しかし、規制委は42項目の不備を指摘して再提出を求めている。(5月27日毎日新聞より)

 

 

 ◆九電、補正書の再提出は6月に 川内原発審査で記載漏れ

 

  九電幹部は27日の審査会合終了後「再々提出はしたくないので丁寧に作業している」と釈明。6月のいつごろに提出するかは明らかにしなかった。

  (5月27日共同通信より)
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