NUCLEAIRE
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たんぽぽ舎です。【TMM:No2175】
2014年5月21日(水)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.「鼻血」問題に見る日本人の魂の喪失
軽度の被曝によって鼻血がでたのは事実であり小学校でも記録されている
税金で研究している国立環境研究所などはいったい何をしているのか?
武田邦彦(中部大学)
★2.フクイチ事故は「原発は日本を滅ぼす」ことを教えている
フクシマ事故は収束していない。しっかり現実を見て頂きたい
清水 寛(たんぽぽ舎会員)
★3.「安倍政権による集団的自衛権憲法解釈変更は邪道」
森田 龍(たんぽぽ舎講座受講者)
★4.知ってましたか?原発をやめたほうが得する8つの理由
好リーフレット(無料)が出ました-泊原発の廃炉をめざす会
★5.新聞より3つ
◆大飯原発3、4号機の運転差し止め命じる 福井地裁が判決
(5月21日福井新聞ONLINEより抜粋)
◆避難計画難航のまま 原電、東海第二の適合審査申請
周辺首長 再稼働に慎重 (5月20日東京新聞夕刊より抜粋)
◆福島第一 海に地下水 初放出 560トン、
濃度目標値以下 トリチウム濃度は上昇傾向
(5月21日東京新聞夕刊より抜粋)
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※永遠に原発ゼロに! 再稼働反対!
5/23(金)第103回首相官邸前・国会議事堂周辺抗議にご参加を!
日時:5月23日(金)18:00~20:00
主催:首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体)
当日の詳細は http://coalitionagainstnukes.jp/ を参照
○たんぽぽ舎はいつものように13:00集合、ビラ折りやプラカードづくりの
作業、たんぽぽ舎16:20出発、17:00頃、関西電力東京支店(富国生命ビル9F)
前で短時間の抗議コール。17:15「経産省前テントひろば」集合。
1~5班にわかれて17:30官邸前へ、国会前へ出発。
20:20経産省前テントヨコでまとめの集会と東電抗議の際の楽器練習(短時間)。参加歓迎!
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《編集部より》
5月20日発信の【TMM:No2174】★1.槌田敦さんの文章(鼻血はベータ線被曝の結果)の文中に、武田邦彦(中部大学教授)の文章(ショート論評)があることが紹介されています。この文章は重要な指摘がされていますので、紹介します。
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┗■1.ショート論評-「鼻血」問題に見る日本人の魂の喪失
| 第一に、軽度の被曝によって鼻血がでたのは事実であり小学校でも記録
| されている
| 税金で研究している国立環境研究所などはいったい何をしているのか?
└──── 武田邦彦(中部大学)
あるマンガに福島の被曝地帯で鼻血が多かったという内容があり、これに対して、こともあろうに大臣が「不快だ」と言い、地元が「差別」と言って、漫画の作者を非難した。まさに現代の社会「悪者が良い人をバッシングする」という典型例である。
○ まず第一に、軽度の被曝によって鼻血がでたのは事実であり、小学校でも記録されている。原発事故直後、子供も大人も鼻血で悩まされた。50歳の男性が今まで人生で一度も鼻血を出さなかったのが、大量の鼻血が突然出たのでびっくりした人など、枚挙にいとまがない。
これは、重度の被曝で骨髄に損傷を受けて出血するのとは原因も現象も違う。それなのに、御用学者は事実を認めずに、インチキを言ってごまかそうとしている(専門家は軽度の被曝の鼻血と、重度の被曝の鼻血の差を知っているのに、知らないような説明をしている)。
○ 第二に、漫画に登場した「鼻血がでた」と言っている前町長は、「実際、鼻血が出る人の話を多く聞いている。私自身、毎日鼻血が出て、特に朝がひどい。発言の撤回はありえない」と言っている。またさらに石原伸晃環境相がマンガに不快感を示したことについて「なぜあの大臣が私の体についてうんぬんできるのか」と厳しい。
○ それよりも何よりも、福島原発事故が起こり、汚染状態も時々刻々と変化しているはずだし、森林の状態がどうなっているかも気がかりだ。田畑の汚染、セシウムの沈下速度、ストロンチウムの存在、セシウムの再飛散など、私たちが子供や自分自身の健康を守るためにどうしても必要なデータである。
さらに農作物、加工品、魚貝類、乳製品などの汚染や、海で潮干狩りをしたり、海水浴をしたりする危険性、はるか遠くの海やハワイなどをどのぐらい汚染したか、どれをとっても大切なことだ。
私は事故直後から、起こってしまったことは仕方がないが、原子力関係者は深く反省して、国民が必要なデータを力を合わせて発表していきたいと呼びかけたが、むしろ今回の鼻血のように、「隠す方向」=「野蛮な社会」へと進んでいる。税金で研究している国立環境研究所などはいったい何をしているのか?
○ もし、隠さなければならないほど原発や被曝が怖いなら、原発の再開などありうるはずもない。「風評」の専門家は「風評が起きるのはデータ不足から」と言っているが、風評を作り出しているのは、政府、環境省、自治体、そしてマスコミであり、国民は情報が提供されれば正しく冷静に判断するだろう。
今回の鼻血の件も「悪人が善人をバッシングする」と言う現代日本の悪弊が表面化した一つの例になった。今、甲状腺がんは100倍とされ、思春期の子供の急性白血病が増加していること、二本松市の死亡者数が20%以上も増大していることなど、日本人として関心を持たざるを得ないことが起こっている。
私たちは何のために政府を雇い、国立研究機関にお金を出しているのか。データを出す必要がないというなら、なぜないのかについて誠意をもって説明してもらいたい。 (平成26年5月10日)
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┗■2.フクイチ事故は「原発は日本を滅ぼす」ことを教えている
| フクシマ事故は収束していない。しっかり現実を見て頂きたい
└──── 清水 寛(たんぽぽ舎会員)
国民の代表である国会議員の皆さん!地方議員の皆さん!マスコミの皆さん!
電力会社の皆さん!電力会社に働く労働者の皆さん!国家公務員の皆さん!
2011年3月11日のフクシマ事故は収束していない。しっかり現実を見て頂きたい。
汚染水は漏れてコントロールできていない。コントロールできっこないのかも知れない。
メルトダウンした燃料は放射能を出し続け安全ではない。基準値を20倍に引き上げなければならないほどの放射能が日本列島に放出されてしまった。
食料も放射能汚染され、内部被ばくによる健康被害も今後、予想される。また、他の原発も危機一髪だったという恐ろしい話。これから先は、フクシマ、首都圏、汚染された地域で甲状腺ガンや白血病などの健康被害の多発も予想される。フクシマでは2月の「福島県県民健康管理調査」発表で小児甲状腺がん疑いが75人ということで、チェルノブイリの5年後に現れるに比べて早く、それだけ深刻なのかも知れない。
安倍政権は再稼働と原発の輸出を進めている。再稼働を推し進めれば、第2,第3の事故が起きる可能性は大である。その時には日本が滅びてしまう。海外にも迷惑をかける。誰も責任の取りようがない。
本当に日本を、家族を愛しているならば、二度とフクシマのような事故を起こさないことでないでしょうか。
フクシマに事故に責任を持つならば、小泉元総理や細川元総理にならって、想定外の自然の驚異や人為ミスがある中で、もう一度、現在の原発が安全かどうか、子どもたちの未来のために何をなすべきか考え直してほしい。
「放射能から命と国土を守り、平和憲法を守り活かす情報発信No21」より
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┗■3.「安倍政権による集団的自衛権憲法解釈変更は邪道」
└──── 森田龍(たんぽぽ舎講座受講者)
○安倍総理は、集団的自衛権の限定容認によって、1.日本国憲法が掲げる平和主義はこれからも守り抜いていく、2.抑止力が高まることによって、より戦争に巻き込まれることはなくなると考えると述べましたが、これは詭弁です。
○集団的自衛権は、憲法9条に反するものであって、行使可能にしたいのであれば主権者である国民の信を問うことが筋です。
○しかし、安倍政権は、憲法解釈の変更という姑息な手段で行おうとしており、許されるべきではありません。
○集団的自衛権限定容認論は、「歯止め」がないものです。
○9条解釈改憲が認められたら、あらゆる条項が私的諮問機関の報告書と閣議決定で解釈変更可能となる先例を作ることになります。
○安倍政権による集団的自衛権の憲法解釈の変更は、日本を「戦争する国」にするものであると同時に「法の支配」を揺るがすものであって、絶対に認めてはなりません。