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┗■4.新聞より

 └──── 

 

 ◆大間原発差し止め提訴 函館市議会が可決

 

 電源開発(Jパワー)が青森県大間町に建設中の大間原発をめぐり、北海道函

館市議会は二十六日、市が国やJパワーを相手に建設中止や原子炉設置許可の取

り消しを求め提訴する議案を全会一致で可決した。市は四月三日にも東京地裁で

提訴に踏み切る。自治体が国に原発差し止め訴訟を起こす初めてのケースになる。

 市は津軽海峡を挟んで大間原発と最短で約二十三キロにある。閉会後、工藤寿

樹(としき)市長は「事故が起きれば主要産業である水産業、観光業が壊滅的打

撃を受けるだけでなく、自治体が崩壊してしまう。裁判では周辺自治体がないが

しろになっていることを訴えたい」と述べた。(中略)

 市の訴状要旨では「大間原発の設置許可申請時に用いられた安全設計審査指針

や、原子力規制委員会が策定した規制基準では安全性は確保できない」と主張。

「原発周辺に活断層がある可能性があるほか、テロ対策も不可能」と訴えている。

(3月26日東京新聞夕刊より抜粋)

 

 

 ◆過酷なタンク内清掃 新除染装置 不具合見逃し

  かっぱ二重 全身汗だく/薄暗い中 人海戦術

 

 東京電力福島第一原発の新型除染装置「ALPS(アルプス)」で不具合が起

きているのに東電が運転を続けた結果、多数のタンクを高濃度の放射性物質で汚

した。東電は「タンクの除染を始めた」というが、後始末をさせられるのは作業

員。除染に当たった作業員らが語る現場は、過酷だった。(以下、省略)

(3月26日東京新聞より抜粋)

 

 

 ◆再生エネ買い取り費用 上乗せ料金2倍に 月225

 

 自然エネルギーの普及を目指す「固定価格買い取り制度」について、経済産業

省は二十五日、買い取りにかかる費用を電気料金に上乗せする「賦課金」を二倍

近く引き上げ、全国一律で一キロワット時当たり〇・七五円にすると発表した。

月に三百キロワット時を使うモデル世帯では、二〇一三年度の月額百二十円から、

一四年度は二百二十五円に上がる。五月に支払う四月分の電気料金から反映され

る。

 賦課金が引き上げられるのは、太陽光発電の急速な拡大で買い取る量が増えた

ため。(中略)

 買い取り価格は家庭が設置する小規模な太陽光発電が一円下がって三十七円、

企業などが設置する大規模タイプは四円下がって三十二円となる。風力や地熱は

導入が進んでいないため価格を据え置いた。(後略)

 (3月26日東京新聞朝刊より抜粋)

 

 

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┗■5.花見デモもある、楽しみながら再稼働阻止の準備を

 |  テント日誌3月26日(水)

 |  経産省前テントひろば928日目 商業用原発停止192日目

 └──── 三上 治

 

(前略)

○ ある新聞は内閣府チームが福島の三か所で測定した放射線量のデータを改ざ

んし、公表も否定していたと報道していた。放射線量はたいしたことがないと示

すために測定したらしいが、あまりにも高かったので慌ててデータを改ざんして

隠したというわけだ。こういう子供だましのような報道を聞く度にまたかと思う。

汚染水の処理もそうだが、誰も信用していないが、それを深めていくだけの愚か

な行為には怒りを隠せない。それにこうしたことに関わる人たち原発問題への対

応の浅薄さに唖然とする。測定した当人たちはもっと複雑な気持ちだったのかも

しれないが、公的機関や組織を支配している原発問題への対応の感度の鈍さとい

うか、粗雑さにはびっくりする。放射能汚染が人間と自然の根源に関わっている

ことについての感覚が粗雑にされているのはどうしてか。こうした行為は花を無

残に踏みにじることと同じなのだと思う。

○ 昨晩は夜遅くまで都知事選を巡る議論が続いた。たんぽぽ舎での河合弁護士

(細川応援)と海渡弁護士(宇都宮応援)話と会場討論から流れてきた人もいた。

僕もこの会には参加したかったのだがテントの番で行けなかったから、延長戦の

ようだった。この後の脱原発の運動にも関わることだから、あわ雪のように自然

に消えていくのではなく、討議をやっていけばいいと思う。今日は三里塚裁判が

あり、朝からテントを訪れる人も多かった。地方からの人も多かったのだが、テ

ントの訪問者も春の訪れとともに増えると思う。

○ いつの間にかテントの内はデモや集会のチラシで一杯になっているが、中に

は「花見デモ」というのもある。デモの後に花見をということなのだろうが、い

い企画だと思う。近くなら参加したいところだ。『遺言 原発さえなければ』

(豊田直己、野田雅也監督)という映画のポスターがテント前にあったが、福島

の現状を伝えている映像である。機会あればぜひみて欲しいものである。

 

○4月2日()第7回東電本店合同抗議(1830分~20)

  呼び掛け団体;経産省前テントひろば・たんぽぽ舎 賛同団体(54団体)

  賛同団体募集中。(柏崎刈羽原発再稼動するな!汚染水止めろ!)

 

○4月23()テント裁判第6回口頭弁論(14時~15時)

  13時東京地裁前結集を。16時~報告集会

  (参院会館講堂・村山智・人見やよい・河合弘之他)
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