NUCLEAIRE
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たんぽぽ舎です。【TMM:No2121】
2014年3月20日(木)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.再稼働は日本を滅ぼす=連載その10
原発の無事故が100%保証されない限り、目前に迫った
再稼働を認めることができない-全国の自治体議員ら、首相へ質問状
原発立地自治体議員連合の東京集会が盛況に開かる
柳田 真(たんぽぽ舎・再稼働阻止全国ネットワーク)
★2.原発立地自治体住民連合の3月24日(月)記者会見に向けた
3/19事前説明会+ミニ講座に参加して-その内容と感想-
秋野(集会参加者)
★3.「3・11」の体験をふまえて、いま皆さんにお話ししておきたいこと
| -前双葉町長
『そんなに再稼働急いで 双葉町になりたいですか 原発に未来を無く
されました』 黒木(九州)
★4.新聞より
◆長期の原発労働で悪性リンパ腫 労災認定、5例目
(3月20日西日本新聞より)
◆川内原発、3万年前に火砕流到達 九電が再現試算提示
(3月20日東京新聞より抜粋)
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※3/21(金)第95回首相官邸前抗議行動にご参加を!
ご注意:21日(金)は休日のため、官邸前行動のみです。国会前はありません。
日時:3月21日(金)18:00から20:00
主催:首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体)
たんぽぽ舎では、13:00からビラ、プラカードなどの用意をして、
16:00たんぽぽ舎出発。16:40頃、関西電力東京支店(富国生命ビル9F)
前で短時間の抗議コール。17:00「経産省前テントひろば」集合。
1~5班にわかれて17:20官邸前へ、国会前へ出発。
20:20経産省前テントヨコでまとめの集会と東電抗議の際の楽器練習(短時間)。
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┗■1.再稼働は日本を滅ぼす=連載その10
| 原発の無事故が100%保証されない限り、目前に迫った
| 再稼働を認めることができない-全国の自治体議員ら、首相へ質問状
| 原発立地自治体議員連合の東京集会が盛況に開かる
└──── 柳田 真(たんぽぽ舎・再稼働阻止全国ネットワーク)
1.3月19日(水)広瀬隆さん、山崎久隆さん(たんぽぽ舎)の2人を講師にして学習・討論会=日本政府あて「公開質問状」の提出行動(3月24日)に向けての講演と討論会が、会場の「スペースたんぽぽ」を満員にして開かれた。当日の資料は4枚。
2.始めに、広瀬隆さんが趣旨を映像で説明。「原発の無事故」が100%保証されない限り、目前に迫った再稼働を認めることができない。3月24日(月)は全国の原発立地の13県の現職自治体議員(140名以上)が賛同して、日本政府あて「公開質問状」を出すので、その前段集会として開かれた。
3.全国の自治体議員のプレゼンテーション予定者は次の9人。
◎茨城県 東海第二原発 (東海村議会議員・相沢一正)
(─住民を被曝させないという設計を、被曝を前提とする原理に変えるのは、原発を受け入れた住民を裏切るものだ。再稼働など論外。)
◎福島県 福島原発 (いわき市議会議員・佐藤和良)
(─福島原発事故は続き、福島県民は苦しんでいる。政府の棄民政策で放射能汚染は拡大し、ますます被害が広がっている。)
◎北海道 泊原発 (岩内町議会議員・佐藤英行)
(─複数の通行不能を想定せず、天候、風向きも考慮しない避難シミュレーション。そして暴風雪の時は家から出るなという。人の命をなんだと思っているのか!!)
◎新潟県 柏崎刈羽原発 (柏崎市議会議員・矢部忠夫)
(─政府は規制基準合格で再稼働を急ぐとする一方で、避難計画は自治体の責任としている。ふざけんな! 逃げることなど不可能。廃炉しかない。)
◎新潟県 柏崎刈羽原発 (柏崎市議会議員・高橋新一)
(─今頃になって活断層調査とは、何事だと言いたい。各地の原発が建設の時点で堅固な敷地地盤に建てられ活断層も無かったはず? 今まで何だったんだ。いい加減にしろと言いたい。)
◎福井県 5カ所の原発 (敦賀市議会議員・今大地晴美)
(─原発問題は沖縄と同じ。お国のためという大義名分で差別され、考える力さえ奪われてきたから。)
◎愛媛県 伊方原発 (愛媛県議会議員・阿部悦子)
(─南海トラフ大地震の到来と世界最大級の中央構造線活断層の活動期が重なり、恐怖の毎日です。伊方原発の再稼働で過酷事故が起これば、瀬戸内3000万人が被ばくします。)
◎静岡県 浜岡原発 (島田市議会議員・森伸一)
(─世界で1番の地震国、市民の安全を考えれば、危険な原発はやめ、別の方法を考えることが福島の教訓。これが当たり前の意見です。)
◎鹿児島県 川内原発 (鹿児島市議会議員・小川美沙子)
(─2010年以降、年間1000回以上を記録する桜島の噴火が、原発震災に繋がるのではと、不安でたまりません。)
4.次に、2人目の講師・山崎久隆さんは、一週間前に、実質再稼働第1号原発として規制委が発表した九州電力川内原発について説明。特に火山灰、火砕流の視点から映像を使って具体的に説明。九州は火山島であり、火山噴火の歴史などなまなましい話。規制委の基準審査のいいかげんさ。川内原発では火山噴火が起きないと想定して規制委の審査から除外して合格としたデタラメぶりが述べられた。桜島が噴火してるのに… (秋野さんの報告もご参照下さい。)
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┗■2.原発立地自治体住民連合の3月24日(月)記者会見に向けた
│ 3/19事前説明会+ミニ講座に参加して-その内容と感想-
└──── 秋野(集会参加者)
前半は住民連合・呼びかけ人広瀬隆さんから「公開質問状」のポイントについて、
後半は「川内原発と火山灰・火砕流の関係、活断層とは。」(※)
○ 国内全ての原発が再び停止してから半年、日本全体が原発の電気にたよらず生活している。「3・11」後、原発の電気はもう真っ平御免。それどころか、まさかこれからも原発を使おうものなら世界最悪の核事故の再来は目に見えているという状況だ。だが、利権のためにどうしても原発を推進したい人達が「原発再稼働」という最も危険なものを再び選択しようと謀略している。
それを止めるため立ち上げられたのが「原発立地自治体住民連合」という新しいグループ。最悪の道をたどろうとしている日本政府に7つの公開質問状を突き付け、そして答えさせる。7つの質問は、たとえ原発立地地域の住民でなくとも、思い至る内容だと思うが、「窓を開けたら肉眼で原発が見える」場所に住む人にとっては危機感の度合いが圧倒的に違う。(原発から100キロも200キロも離れた場所に住む私たちは、焦点の合わせ方を変えなければならないと思う)
7つの公開質問状は、記者会見に協力している再稼働阻止ネットのHPに掲載されている- http://saikadososhinet.sakura.ne.jp/ss/?p=4392
○ 東電福島原発事故が起きてしまった今、対策できそうにない想定をどんどん除外するとか、「業界」だけの常識で歪曲した偽の数字を押付けるとか、まして、それらの数字を何の疑問も持たず容認する「規制委」の姿勢は、カケラも信用できない。結局、2012年9月に発足した原子力規制委員会は「原子力ムラの傀儡」に過ぎないのだと実は誰もが知っているし、原子力村の不条理に対し真っ当な反論を立てている専門家も多い。なのに、福島の事故に向き合わず私利私欲だけを追い求める人達や、現実を見るのが怖くて自分の頭で考えるのをやめた人達は、さらに酷い言い訳作り(=ウソ)に加担している。新聞やTVはそこにキチンとメスを入れる役目があると思うし、そうすることを期待したい。
自分の住む県に原発がない人でも、地元新聞・TVに「取材に行ってくれ」と呼びかけてほしい。命にかかわる問題なので直に会見を聞きに行こうと思う。
今日は「やっぱりどう考えても、電力会社が出す資料や、規制委が現地視察で問題ナシなんて報告は異常なことなんだ」とあらためて思った。
○ 後半、川内原発と火山灰の話(山崎久隆さん-たんぽぽ舎)は、非常に危機感をもって聞き入ってしまった。19日、原子力規制委は「マグマ増加がみられた場合は・・」と後付けの発表をしたようだが、その時停止させたのでは遅すぎることすら理解していないのだとしたら、火山より危険なのは原子力規制委の判断能力だ。
※川内原発と火山灰をテーマに、別の機会に講座の予定があるそうなので、ぜひ参加したいと思う。
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┗■3.「3・11」の体験をふまえて、いま皆さんにお話ししておきたいこと
| -前双葉町長
| 『そんなに再稼働急いで 双葉町になりたいですか 原発に未来を無く
| されました』
└──── 黒木(九州)
前双葉町長井戸川克隆さん講演会は、3月19日(水)伊方町中央公民館2階視聴覚室で開催され、先ほど、再稼働阻止全国ネットから全国からのカンパで、現地へ派遣専従されている八木さんへ電話して、聞くところでは100名近くの入場者で、成功だった、とのこと。取り急ぎ、報告します。
30数年間、伊方町では会場を「反原発」の集会へは貸さなかった。ところですから
《(注)福島県双葉町は東京電力福島第一原発事故で、放射能で実質全滅させ
られた町。井戸川克隆さんは、その時の町長さん》
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┗■4.新聞より2つ
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◆川内原発、3万年前に火砕流到達 九電が再現試算提示
九州電力は19日、約3万年前に鹿児島県の姶良(あいら)カルデラで起きた極めて大規模な「破局的噴火」に伴う火砕流が、川内原発(同県)の敷地まで及んでいたとする再現試算結果を原子力規制委員会の審査会合で示した。火砕流が川内原発に及んだ可能性を九電が公式に認めるのは初めて。
カルデラは噴火による陥没地形で、姶良カルデラは鹿児島湾を囲むエリア。
九電は姶良カルデラの活動状況から、破局的噴火が原発の運転中に起きる危険性は十分小さいと評価。運転中に起こり得る噴火として、約1万3千年前に同カルデラで起きた比較的小規模な「巨大噴火」を想定し、原発まで火砕流は到達しないと説明した。(後略)(3月20日東京新聞より抜粋)
◆長期の原発労働で悪性リンパ腫 労災認定、5例目
福井県の関西電力美浜原発などで27年間働き、悪性リンパ腫を発症した神戸市の男性(62)について、神戸西労働基準監督署が昨年12月、被ばく線量などから原発作業との因果関係を認め、労災認定していたことが20日、男性の代理人弁護士への取材で分かった。
厚生労働省によると、これまでにがんで労災認定を受けた原発労働者は13人で、うち悪性リンパ腫の認定は5人目。