NUCLEAIRE
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┗■3.新聞より5つ
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◆中間貯蔵地買収へ 1000億円 福島3町に政府方針
(12月11日朝日新聞の見出しより)
◆融資1兆円「無担保に」 東電、大手銀に要請へ
(12月11日朝日新聞の見出しより)
◆福島第一の地表舗装 政府対策委 汚染水対策 追加案
(12月11日朝日新聞の見出しより)
◆もんじゅの秘密 鎌田慧 -本音のコラム-
急な坂を登って門前に着いた途端、雨脚が強まった。白い雨合羽の警官隊がシロアリのように群がっている。固く閉ざされた門扉のむこうにも、ガードマンたちが足を踏ん張って立つ。「もんじゅの再稼働反対」「廃炉にするぞ!」と私たちは門のなかにむかって、声を張り上げた。
福井県敦賀市の山腹に、灰色のガマガエルのようにうずくまっている「もんじゅ」は、かつて「夢の増殖炉」と呼ばれていた。原発原料のプルトニウムが無限に増える、という触れ込みだったが、事故続きで休止。すでに1兆円以上を空費した。
青森県六ケ所村の核燃料再処理工場とあわせて、安倍政権がまだやると言い募っているのは無責任にすぎる。役立たずの廃船になった原子力船「むつ」の二の舞いだ。
30数年前、敦賀市役所に就任したばかりの企画開発課原子力係長なる人物に会ったとき、「賛成派か反対派か分からないからなにも言えない」と突っぱねられた。
そのころからもんじゅは、核兵器工場に転換されるおそれがある、危険な秘密工場だったのだ。
原子爆弾の原料になるプルトニムの生産量は、特定秘密保護法によって秘密にされる。その輸送経路も秘密。市の職員も工場の労働者も「適正評価」の対象者として監視され、発言はチェックされる。「文殊菩薩」の名を騙るのは罰当たりだぞ。(12月10日東京新聞より)
◆原子力ムラ復活 エネルギー計画素案「原発ゼロ」撤回
分科会など 脱原発派 締め出し
アベノミクスと実質改憲の動きに関心を奪われている間に、安倍政権下で原子力ムラが着々と復活していた。政府の各種の部会、分科会には多くの推進派たちが席を並べる。経済産業省が作成した電源の中期的な構成を決めるエネルギー基本計画の素案には、民主党政権下で「2030年代原発ゼロ」の目標が消え、原発維持が掲げられた。民意はここでもないがしろにされている。(中略)
多くの国民が原発ゼロ案に賛成した結果、「2030年代に原発ゼロ」という目標が掲げられた。
それが一転、この素案は原発を「重要なベース電源」と位置付けた。
素案は核燃料サイクルの推進もうたった。大島教授は「既に破綻している政策。(推進方針は)早晩行き詰まるのに」ともどかしそうに語る。(中略)
○自民復権で議論が一転
自民党の政権復帰で潮目が変わった。
元経産省幹部で、東京電力や関西電力の役員が非常勤理事に並ぶ財団法人「日本エネルギー経済研究所」の豊田正和理事長が委員を継続する反面、大島教授ら脱原発派の大半が外された。代わって委員になったのは、多くの原発を抱える福井県の西川一誠知事や、第一次安倍改造内閣で入閣した増田寛也氏らだ。
財団法人「地球環境産業技術研究機構」の秋元圭吾氏や京都大原子炉実験所の山名元教授も新メンバーに加わった。
「福島」の反省どこへ
○除染や「もんじゅ」計画 検討、推進派ずらり
○専門家会合にも 規制委、危うい独立性
こうした現象はエネルギー基本計画だけではない。除染や中間貯蔵施設に関連しても同様だ。
除染の範囲や除染に伴う廃棄物の処分などを議論する環境省の「環境回復検討会」。(中略)
環境省が全額出資、役員には官僚OBが並んでいる。(中略)
「持続可能な社会をつくる元気ネット」で「原子発電環境整備機構(NUMO)」の評議員を務める。NUMOは核燃サイクルで生じる放射性廃棄物の最終処分事業を手掛け、元気ネットはNUMOの広報を手伝っている。多摩大大学院の田坂広志教授は「問題は中間貯蔵施設だが、住民は最終処分場になるのではと懸念している。基地の固定化を恐れる沖縄県民と同じだ。(略)」と述べるが、自公政権では望むべくもない。(中略)
「こども・被災者支援法」(中略)
「被ばくによる100ミリシーベルト以下の発がんリスクは、喫煙や飲酒などほかの発がんリスクに隠れてしまうくらい小さい」と発言した長崎大の長滝重信名誉教授、食品に含まれる放射性セシウムの新規制値案の意見公募で、厳格な規制に反対する意見を投稿するよう日本原子力学会の関係者に求めた東北大の中村尚司名誉教授のメンバーだ。
9月に高速増殖原型炉「もんじゅ」の研究計画案をまとめた文部科学省の作業部会も「ムラ」の色が濃い。(中略)
福島原発事故の教訓はどこにいったのか。(中略)
「電力事業者は規制当局と規制の落としどころを探り合い、専門性に劣る規制当局は電力事業者の虜になった。その結果、原子力安全についての監視・監督機能が崩壊していた。事故の根源的原因はこの点に求められる」
(12月11日東京新聞より抜粋)
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┗■4.たんぽぽ舎の近況
| 伊方集会に参加して
└──── 鈴木千津子(たんぽぽ舎)
11月30日(土)~12月2日(月)、伊方原発再稼働反対集会が、現地で開催されました。
12月1日(日)松山市内の城山公園に、北海道から九州まで全国から8000人が集まりでの集会と、雨の降る中、市内をデモ行進し、夜は全国から集まった人達で交流集会を開催。
12月2日(月)は、伊方原発で、「人間の鎖」で再稼働反対を意志表示、四国電力に再稼働反対の申し入れをしました。
その後、伊方町に再稼働反対の申し入れをし、風船上げ(500個)行動にも参加。