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たんぽぽ舎です。【TMM:No1352】 
                         転送歓迎
 
 
                ◆ 地震と原発事故情報 その337 ◆
               4つの情報をお知らせします(2月18日)
 
 1月27日、中国電力島根原子力発電所2号機が定期検査で停止。
 残るは東電1基、関電1基、北海道電1基の計3基、全原発停止へあと一歩
  【東京電力:柏崎刈羽6号 2012年3月26日に 定検入】
  【関西電力:高浜3号 2012年2月20日 定検入】
  【北海道電力:泊3号 2012年4月末までに 定検入】
 
 
  ★1.ストレステストの1次評価は再稼働と関係ない
     班目安全委員長、保安院の1次評価を実質否定、注目発言
                 (2012年2月18日東京新聞より抜粋)
  ★2.<テント日誌 2/16(木)>
        テントは今日もたんたんと存在して
        ― 経産省前テントひろば 159日目 ―
  ★3.メールマガジン読者からイベントのご案内
     2/24『山本太郎さんと福井県議会に傍聴にいこう』
  ★4.本の紹介  (2件)
     ◇『子どもたちに伝えたい ─「原発が許されない理由」』
              著者・小出裕章さん、東邦出版、1,260円
         ◇『第二のフクシマ、日本滅亡』
                              著者・広瀬隆さん、朝日新書、861円
 
───────────────────────────────
 
★1.ストレステストの1次評価は再稼働と関係ない
   班目安全委員長、保安院の1次評価を実質否定、注目発言
                 (2012年2月18日東京新聞より抜粋)
 
 原子力安全委員会の班目春樹委員長は十七日、定期検査で停止中の原発を再稼働する
条件とされている安全評価(ストレステスト)の一次評価について「再稼働とは関係ない。
二次評価まで終わらなければ、安全性の判断はできない。一次評価は安全委が要求している
(安全性の)レベルに達していない」との見解を示した。安全委で一次評価結果が妥当か
否かを審査中の関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働問題に影響を与え
そうだ。(中略)
 経済産業省原子力・安全保安院は十三日、関電が提出した大飯原発3、4号機の一次評価
結果を「妥当」とする審査書を安全委に報告。安全委も妥当と判断すれば、政府は福井県など
地元自治体の同意を得て、早期に再稼働したい意向だ。しかし、班目委員長が「1次評価は
再稼働に関係ない」との認識を示したことで、安全委に再稼働の可否を判断する権限はない
ものの、福井県が一段と再稼働への慎重姿勢を強める可能性がある。
 安全評価には、定期検査で停止中の原発の再稼働の条件となる一次評価と、全原発対象の
二次評価がある。一次評価は核燃料の溶融を防ぐ対策のみ。二次評価は核燃料が溶融する深刻
な事故の対策までを対象とする。
※「事故情報編集部」より
   組織改正により原子力規制庁等が4月にスタートすれば、安全委は3月いっぱいで廃止され、
班目氏も“失職”する。班目氏の原発再稼働けん制はどういう意図か、東京新聞「こちら特報部」
(同日)でも「デタラメ」覆すかと懐疑混じりに報じている。
 
 
★2.<テント日誌 2/16(木)>
      テントは今日もたんたんと存在して
     ― 経産省前テントひろば 159日目 ―
 
2月16日(木) 曇り 時折氷雨や小雪がちらつく寒さ。
 もう旧聞になるかもしれないが、2月14日の”噂のバレンタインアクション”は首尾良く
成功したようだ。たんぽぽ舎のメルマガNo1350に報告が掲載されている。高級チョコ
と脱原発の愛のメッセージを携えた女性達8名が経産省に入り、応接室で枝野経産相の代理
の秘書官にチョコとメッセージを届けたようだ。次回、記者会見で返事をもらえるらしい。
記者会見が楽しみだ。
 この寒さのなかでも遠方からの来訪は絶えない。岐阜、福井、帯広から、シニアの男性、
若い男性・女性と。 
福井からきた青年は「さよなら原発 福井」で活動しているという。大飯原発の再稼動問題
が焦点化している中、福井の状況を聞く。政府からは再稼動の餌として新幹線の福井県内早期
建設がちらつかせられている。当面は西川県知事への激励要請のメールの集中が重要だという。
 脱原発の地域社会の再構築について語る彼の目は輝く。ともかく大飯再稼動阻止に向けて
頑張ろうと約して、かれは帰路についた。
 2月19日の午後に、韓国の新聞社の女性記者2人が取材にくると連絡が入っているようだ。
2月27日午前11時には、ブラジル最大のTV局が取材にくるとの連絡も入っている。
  テントの前では寒さを吹き飛ばして、80代と10代のいつものメンバーがマイクアピール。
 
◇「ひろばー全国・世界からのたより」
◎今日からまた寒さが厳しくなります。本当にご苦労様です。
  3回しか伺っていませんが、いつもテントにおられる方達の事を思っています。また、
伺います。  Y.S
 
◎テント広場の皆さまへ
  コンクリートの谷間にあるテントは冷え込みが厳しいのではないかと心配しています。
  何をしてもむなしい状況の中で皆さま方の活動が実って行くようにと願うばかりです。
  及ばずながら”福島の子供の幸せを願う会”を結成しました。先日伺って椎名さんにお伝え
した時は、案件だったのですが1月11日に正式に結成致しました。
http://ameblo.jp/hikari-no-nakahe/
  現在5人の発起人が集まりましたが出来る事は限られててもほんの少しでも良いからやって
行こうと思っています。お渡ししたい物があるので来週初め頃そちらに伺いたいのですが
福島の方がいらっしゃる日を教えていただけませんか? よろしくお願い致します。
どうぞ皆様お体に気を付けてご活躍くださいます様に。        (夢 立川市 女性)
 
 
★3.メールマガジン読者からイベントのご案内
 
  『山本太郎さんと福井県議会に傍聴にいこう』
 
日    時:2012年2月24日(金)午前10時集合 
集合場所:福井県議会議事堂1F 正面玄関 入口前福井市大手3丁目17-1
                            地図:http://g.co/maps/qu7rj
スケジュール: 午前10時 集合
              ・山本太郎さんと「ちょっとまって再稼働」アピール
         午前11時~13時 本会議傍聴
1人でも多くの方のご参加をお待ちしています。
 
 福井県大飯原発の再稼働が議論される予定の、福井県議会開催に合わせた「ちょっと
まって再稼働」アピールご参加のお願いです。福井県にある大飯原子力発電所の再稼働が、
2月24日から3月16日に開催される福井県議会で議論される予定です。この議会の会期中、
グリーンピースは福井市内に活動拠点「福井アクション・センター」を設けて、県議会の
状況を国内外に伝えていきます。
 そして議会初日の2月24日(金)には、俳優の山本太郎さんと一緒に福井県議会を傍聴し、
再稼働反対をアピールする予定です。
 福井県の方々、事故が起きれば県境を超えて影響を受ける周辺の都道府県の方々、
「ちょっとまって再稼働」のメッセージと、再稼働が議論される議会への関心の高さを、
私たちと一緒に福井県議会に伝えませんか?
主催:グリーンピース・ジャパン
 
*******************
◇2月21日 東京でのアピールにもご参加ください!
原発再稼働プロセスに、グリーンピースは強く抗議しています。
原子力安全委員の確認検討会会場前で、抗議アピール活動を予定しています。
皆さまもぜひご参加ください!
【日時】2月21日(火) 12:45集合 (14:00頃まで予定)
【集合場所】丸の内/千代田線 国会議事堂前駅3番出口前
◇2月22日締切です!
リツイートキャンペーン「みんなで止めよう再稼働」実施中!
みなさんの「原発を止めたい」という訴えを、ツイートしてください。
http://www.greenpeace.org/japan/stopnuke/?gv20120218
 
 
★4.本の紹介  (2件)
 
 ◇『子どもたちに伝えたい──「原発が許されない理由」』
  著者・小出裕章さん、東邦出版、1,260円
 ◇『第二のフクシマ、日本滅亡』
  著者・広瀬隆さん、朝日新書、861円
 
 
 ◇『「原発が許されない理由」・・子どもたちに伝えたい』
                                         著者・小出裕章さん、東邦出版、1,260円
 
 小出さんが特に子どもたちに発信したいとの思いを込めた本です。
 そして、3・11以来、東電、政府、原子力専門家などの情報を聞いたものの、何が事実で
何が嘘なのかを見極めることの困難さの中で混乱している私たち大人にとっても、この本を
一読すれば原発問題の本質を科学的に把握することが出来ます。
 カラフルな図表が見開きの左側ページに配置され、右側ページに説明があります。
「原発の誕生と現実」、「それでも原発をやめない理由」、「人間の力では対応できない
原発」、「いま、私たちがすべきこと」という4章構成になっています。さらに52の小項目、
たとえば「なぜ原発は都市部に造れなかったのか」とか「電力量は水力・火力発電所だけで
足りる」「実は費が高い原子力発電」「年間1ミリシーベルトの被曝の危険性とは?」など
の項目が目次にあるので、一番先に知りたいことから読むことも出来ます。
 表紙カバーと本文中の70ページに一枚の衝撃的な地図「地震の巣と原発の立地点」が
あります。世界中で地震の巣の上に54もの原発を林立させている国は日本だけです。
これを見れば「原発撤退」しか選択肢はないことが明らかです。
原発を許してきてしまった私たちが、今からでも自分で考え行動を起こしていくための
手がかりとして、この本はとても役立ちます。
 
 ◇『第二のフクシマ、日本滅亡』  著著者・広瀬隆さん、朝日新書、861円
 
 福島第一原発の事故から、まもなく1年。政府は「収束宣言」を出したが、天文学的な
量の放射能を放出しつづける「原発震災」は、決して終わった出来事ではない。
折しも列島は地震活動期に入り、近い将来、大規模地震が発生する確率が高まっている。
もし「第二のフクシマ」が起これば、この国は確実に死に至る……。
 いま、日本人が生き残るために、第一になすべきことは何か。原発震災の恐怖を訴えつづ
ける著者は、六ヶ所再処理工場の即時閉鎖と全原発の廃炉断行を求める。続けて、汚染食品
の流通阻止、汚染土壌・汚染瓦礫の厳重保管、東京電力の処分についても、緊急対策を
具体的に提言する。
 思考力ゼロの原子力産業・電力会社・政治家を当てにしてはならない。
『第二のフクシマ、日本滅亡』を読んだあなたから、原子力の最後のページを着実に
急いで閉じるのだ!
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