NUCLEAIRE
ニュークレール情報板
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たんぽぽ舎です。【TMM:No1351】
転送歓迎
◆ 地震と原発事故情報 その336 ◆
4つの情報をお知らせします(2月17日)
1月27日、中国電力島根原子力発電所2号機が定期検査で停止。
残るは東電1基、関電1基、北海道電1基の計3基、全原発停止へあと一歩
【東京電力:柏崎刈羽6号 2012年3月26日に 定検入】
【関西電力:高浜3号 2012年2月20日 定検入】
【北海道電力:泊3号 2012年4月末までに 定検入】
★1.3月11日(日)福島原発事故の日、全力で行動しよう
福島へバス2台、東京でも日比谷-国会囲もう(ヒューマンチェーン)
★2.大飯原発3・4号の運転再開を止めよう!
2月4日「びわこ集会&デモ」に参加して <下>
(反原発自治体議員・市民連盟事務局 古野恭代)
★3.<テント日誌 2/14(月)>
「楽しくやろう。それが一番」
―― 経産省前テントひろば 157日目 ――
★4.新聞・雑誌から
◇ふざけるな!東電のウソ ─「値上げの原因は燃料高」は口実
ひた隠す『埋蔵金』一挙公開
(週刊朝日2012年2月24日号より抜粋)
★5.スペースたんぽぽのイベントお知らせ
◇『議論はどのように歪められたか:
3.11後の報道と専門家の発言を読み解く』
日時:2月21日(火)開場18時30分 開演18時45分
講師:影浦峡さん(東京大学教授)
◇反原発なにかしたい人会議・3回目
日時 3月4日(日)13:30~15:45(13時開場)
★1.3月11日(日)福島原発事故の日、全力で行動しよう
福島へバス2台、東京でも日比谷-国会囲もう(ヒューマンチェーン)
○3月11日(日)は、日本史上(世界史上)初めての原発4基の重大過酷事故
の一年目です。全世界からも注目を浴びる日(外国からの取材が集中する日)
です。この日、原発停止-廃止を願う人々は全力で行動しよう。私達の意思を
広く、力強く示そう。
○たんぽぽ舎は福島緊急会議と共に3つの行動に取り組みます。
1つは福島現地集会へバス2台(100名)で参加します。現地市民からの
要請にも答える形です。前段の打ち合せを含めた現地支援集会を3月1日
(木)午後7:00~スペースたんぽぽで開きます。椎名千恵子さんの話、そ
の他です。
2つは、たんぽぽ舎も参加している反原発首都圏連合(11団体と個人で構
成)の午後2:00過ぎからの日比谷公園(内幸門)での集会~デモ行進に参
加します。先月の横浜の世界会議で4,500名のデモを成功させた団体で
す。
3つは、3.11再稼働反対!全国アクション(たんぽぽ舎も参加)の主催
する4時からの社会文化会館(永田町下車すぐ)集合~4時30分出発~国会
を囲む人間の鎖に参加します。経産省を人間の鎖で囲んで成功させた行動を更
に発展させようとするものです。なお、これとは別に東電前アクションの東電
前行動も正午頃、計画されています。
○2月一杯~3月前半を活動し、それらの力を3月11日に総結集しよう。
(柳田真)
★2.大飯原発3・4号の運転再開を止めよう!
2月4日「びわこ集会&デモ」に参加して <下>
(反原発自治体議員・市民連盟事務局 古野恭代)
(前号からつづき)
今後の闘いについて、2月1日に県知事あての要望書を持って県と交渉され
た石地さんは、「地元の意見」というとき、それは半径30kの広域防災区域
にある自治体ではなく、立地自治体の大飯町のみになる可能性があるそうで
す。
リレートークの最後に、美浜の元町議の松下さんは、立地自治体の住民は、
皆原発を「危険」と思っているが、雇用不安に悩んでいる、そこで、脱原発に
なったときの雇用シフト(自然エネルギー生産など)について、美浜町長に提
案すると同時にシフト案に賛成してもよいと言う原発立地市町の人たちと協議
を進めている、と話されました。また、大飯町議会の原発特別委員会議員が長
野県飯田へ太陽光発電を見学に行ったという話もされました。
歌、踊りも加わった訴え、熱気あふれる報告、全国からのアピール、そして
大会宣言が発せられて集会は終りました。その後、参加者一同は関西電力大津
支店へとデモをしました。私も、「反原発自治体議員・市民連盟」の旗を持っ
て加わりました。関電支店では、敷地のあるブロックを人間の輪でとりかこん
でウエーブをしました。デモの終点である膳所駅では、私が陰の主役と呼んだ
幼い子供たちが、お父さんの背中や乳母車で眠りこけている姿が可愛いかった
です。
2月8日、原子力保安院は、ストレス テストを「妥当」と判断し、あと
は、「地元の了承」と首相を含めた4閣僚の政治判断が鍵となりました。
これから福井県議会:2月24日─3月16日、おおい町議会:3月1日―
22日が始まります。私たちは、ここへきてみすみす再稼動へと舵を切らせる
ことをしてはなりません。是非、以下のところにファックス(または電話)し
て、再稼動は絶対にしないでほしいと訴えてゆきましょう。全国から届く声が
多いほど「地元」は責任をもって判断するでしょうから。
福井県議会、西川一誠福井県知事あての要望や意見は、
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
福井県原子力安全対策課
FAX 0776-21-6875 TEL 0776-20-0314
(西川知事は、これまで、県民の安全確保が第一、福島の原因究明も
できていないのに再稼動は難しいとの考えを表明してきました。)
大飯町議会 時岡忍大飯町長宛の要望・意見は下記へ。
おおい町役場 FAX 0770-77-1289 TEL 0770-77-1111
(大飯町には大きな鉄工会社があり、2008年から2010年までの
3年間に、2.3億円が関電の仕事である原子力関係工事3億円を受注
したそうです。時岡町長はこの会社の取締役とのこと。)
★3.<テント日誌 2/14(月)>
「楽しくやろう。それが一番」
―― 経産省前テントひろば 157日目 ――
2月14日 一日中小雨模様。
テントに入ったら寄せ書き風の色紙が回ってきた。何の色紙か考えずに「楽しくやろう。
それが一番」と書いてしまった。これは最近、僕の気持の中にあることがそ
のまま表現されたのだといえる。テントの存在は権力や体制との闘いとしてあ
りその緊張感は段々増してきている。それは度合いの問題はともあれ各人の気
持ちの中でも深まってきているのだと推察される。
こういう時期になると僕らの心的傾向としては内向きに運動も内閉的になり
がちである。これは権力や体制と緊張が強まると必然的に出てくる傾向ではあ
るが、ここはそれに抗して運動を開いていなければならない。開いているとは
楽しいということである。それで運動が生き生きした面が保持されていること
である。 あまりトリビアルなことのこだわらず、楽しくあることが大事なの
である。そんなことを考えていたから思わずこんなフレーズを書いてしまった
のかもしれない。
今日は昼からドイツ・左翼党のドロテ・メンツナーさんとの交流会があっ
た。氏はドイツ連邦議会の議員であり、リンケ党(左翼党)のエネルギー政策広
報担当者である。ドイツの脱原発・反原発政党としては緑の党がよく知られて
いるが、左翼党もそれに劣らずそれを実践してきた党であり、政治的力も持っ
ている。テントのことをよく知りたいという彼の要望があり、テントを代表し
て淵上が経過を含めて説明をした。「自由と民主主義」のためにこのテントは
維持するという淵上の決意に彼は拍手をしていた。
彼はドイツのメンケル首相は物理学者でもあり、福島事件を受けて脱原発の
決意をしたけれど原発推進派はこれを覆す機会を狙っており万全のこととは言
えないと語っていた。原発が稼働を停止し廃炉になるまでは時間もかかり、手
を緩めな闘いが必要と述べてもいた。また、彼は原発ロビーの力は原発の脅威
と同じようにグローバルな存在であり、それとの闘いのグルーバルでなければ
ならないと強調した。ユーロッパでは国境を超えた連帯が意識的に進められて
いるのであろうが僕らにはアジアでこれを広げる必要があると思う。
また、彼はストレステスト(耐性検査)は何の価値もないと断言しているが、
ストレステストの評価でお墨付きを与え、再稼働を目論む原子力村の面々に聞
かせたものだ。
テントの外でうろうろしている人があり、声をかけてテントの中で話をし
た。彼は右派(右)の人と連携しろということを頑なに主張をしていた。憲法9
条と原発はこれでないと勝てないということでもあった。あれこれ論議をして
いたのであるが、突然、相手は50何年前の大学の同級生であることが判明し
た。
1960年の安保闘争のころの同級生で論争をしたことを持ち出され何とな
く記憶がよみがってきた。奇遇と言えるがこういうこともあるのかと楽しくな
った。しばらくすると今度は1968年ごろ活動していたTさんが酒を差し入
れにきてくれた。テントでの再会にはこういうのが結構ある。これもテントの
効用か。
(M/O)
★4.新聞・雑誌から、1つ
◇ふざけるな!東電のウソ ─「値上げの原因は燃料高」は口実
ひた隠す『埋蔵金』一挙公開
(週刊朝日2012年2月24日号より抜粋)
週刊朝日に読み応えある原発記事が3本載っている。
1つは ふざけるな!東電のウソ 電気料値上げのウソ
2つは 子供だましのウソが横行する原子力(広瀬 隆・著)
3つは 2号機は崩壊する─福島原発幹部が語る驚きの“真実”
1の要点を紹介する
「値上げは権利だ」。昨年末、東京電力の西沢俊夫社長の言葉に、あなた
も怒りを覚えたことだろう。東電は4月に企業向けの電気料金を一律17%値
上げし、家庭用の値上げ申請もする方針だ。値上げの具体的な根拠も、納得
できる経営合理化策も示さないまま、利用者の首を絞めるのか。本誌は東電
の「埋蔵金」を徹底追及する。
東電の有価証券報告書に記載された子会社のうち、住所記載のあるのは4
0社(うち1社は昨年7月に清算、別の3社は2社に統合)。そして一覧表
の下に「他128社」とある。子会社168社のうち、会社名を公表したの
は40社のみということだ。これだけでも同社の情報開示への意識の低さが
見て取れる。
『われわれも身を削る努力をしているので、値上げをさせてください』と
言うならわかるけどね。値上げの根拠になっている燃料費増加の内訳も示さ
れていないし、一律に値上げすれば中小企業は苦しくなる。
今回の値上げに際して東電は2012年度に1934億円の経営合理化策を発
表したが、子会社の整理は含まれていない。
猪瀬氏は2月10日には神奈川、埼玉県など首都圏の自治体とつくる「九
都県市首脳会議」の代表として経産省・資源エネルギー庁の高原一郎長官と
面会し、値上げの根拠の詳細を譲歩開示するよう要請した。「反値上げ」の
動きは、首都圏全体に広がっている。
東電と縁を切りたい企業や個人は多いだろう。その“救いの神”となって
くれそうなのが、電力事業に新規参入した特定規模電気事業者(PPS)
だ。
PPSは、東京都立川市の見事なコストカットで一躍有名になった。同市
は10年度、電力契約に入札制度を導入し、PPSへ契約を切り替え、約3割
の電力料金削減に結びつけた。
立川市行政経営課は、「11年度は小中学校など53施設にも導入し、約
3千万円の節減を見込んでいる」と説明する。
旧通産省時代に資源エネルギー庁にも在籍した岸博幸氏は、「おかしいの
は、原子力損害賠償支援機構と共同で作る東電の最終的な再生計画(『総合
特別事業計画』)は出る前に値上げを言い出していること。順番が違うって
話です。まずは情報を公開して、とことんリストラが実行されたか、東電が
不当に利益を上げる仕組みになっていない、かをチェックする必要がありま
す。その上で国民に値上げのお願いをすべきです。今後の被災者補償や廃炉
費用などを考えると、値上げは今回だけで終わるはずがない。だから、東電
は絶対に全体像を示さないといけない」
猪瀬氏も、こう語る。「ズルズル値上げを許せば、家庭用の値上げまで
いってしまう。最初が肝心だ。利用者の代表として、東京都がケジメをつけ
させる」
本誌も、東電の「暴走」は決して許さない。
★5.スペースたんぽぽのイベントお知らせ
◇『議論はどのように歪められたか:
3.11後の報道と専門家の発言を読み解く』
日時:2月21日(火)開場18時30分 開演18時45分
講師:影浦峡さん(東京大学教授)
場所:スペースたんぽぽ
○講師略歴:
1964年生。1988年東京大学大学院教育学研究科博士課程中途退
学。
1993年マンチェスター大学学術博士。学術情報センター助手、同助教
授。国立情報学研究所助教授。現在 東京大学大学院教育学研究科教授。
専門は情報媒体論、言語論、言語情報処理。
○影浦さんの著書
3.11後の放射能「安全」報道を読み解く─ 社会情報リテラシー実践
講座
発行・現代企画室、定価1000円+税
◇反原発なにかしたい人会議・3回目
日時 3月4日(日)13:30~15:45(13時開場)
場所 スペースたんぽぽ 参加費500円
(東京都千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル4階)
何かしたいけど何をしたらいいか分からない人としたいことはあるけど
何かの事情で始められない人およびすでに動き出している人に集まって
もらいます。初めての参加もOK、なんとなく参加もOKです。
互いに気付きを教諭することによって、誰かと誰かがつながることに
よって、さまざまの活動が動き始めることをねらっています。
転送歓迎
◆ 地震と原発事故情報 その336 ◆
4つの情報をお知らせします(2月17日)
1月27日、中国電力島根原子力発電所2号機が定期検査で停止。
残るは東電1基、関電1基、北海道電1基の計3基、全原発停止へあと一歩
【東京電力:柏崎刈羽6号 2012年3月26日に 定検入】
【関西電力:高浜3号 2012年2月20日 定検入】
【北海道電力:泊3号 2012年4月末までに 定検入】
★1.3月11日(日)福島原発事故の日、全力で行動しよう
福島へバス2台、東京でも日比谷-国会囲もう(ヒューマンチェーン)
★2.大飯原発3・4号の運転再開を止めよう!
2月4日「びわこ集会&デモ」に参加して <下>
(反原発自治体議員・市民連盟事務局 古野恭代)
★3.<テント日誌 2/14(月)>
「楽しくやろう。それが一番」
―― 経産省前テントひろば 157日目 ――
★4.新聞・雑誌から
◇ふざけるな!東電のウソ ─「値上げの原因は燃料高」は口実
ひた隠す『埋蔵金』一挙公開
(週刊朝日2012年2月24日号より抜粋)
★5.スペースたんぽぽのイベントお知らせ
◇『議論はどのように歪められたか:
3.11後の報道と専門家の発言を読み解く』
日時:2月21日(火)開場18時30分 開演18時45分
講師:影浦峡さん(東京大学教授)
◇反原発なにかしたい人会議・3回目
日時 3月4日(日)13:30~15:45(13時開場)
★1.3月11日(日)福島原発事故の日、全力で行動しよう
福島へバス2台、東京でも日比谷-国会囲もう(ヒューマンチェーン)
○3月11日(日)は、日本史上(世界史上)初めての原発4基の重大過酷事故
の一年目です。全世界からも注目を浴びる日(外国からの取材が集中する日)
です。この日、原発停止-廃止を願う人々は全力で行動しよう。私達の意思を
広く、力強く示そう。
○たんぽぽ舎は福島緊急会議と共に3つの行動に取り組みます。
1つは福島現地集会へバス2台(100名)で参加します。現地市民からの
要請にも答える形です。前段の打ち合せを含めた現地支援集会を3月1日
(木)午後7:00~スペースたんぽぽで開きます。椎名千恵子さんの話、そ
の他です。
2つは、たんぽぽ舎も参加している反原発首都圏連合(11団体と個人で構
成)の午後2:00過ぎからの日比谷公園(内幸門)での集会~デモ行進に参
加します。先月の横浜の世界会議で4,500名のデモを成功させた団体で
す。
3つは、3.11再稼働反対!全国アクション(たんぽぽ舎も参加)の主催
する4時からの社会文化会館(永田町下車すぐ)集合~4時30分出発~国会
を囲む人間の鎖に参加します。経産省を人間の鎖で囲んで成功させた行動を更
に発展させようとするものです。なお、これとは別に東電前アクションの東電
前行動も正午頃、計画されています。
○2月一杯~3月前半を活動し、それらの力を3月11日に総結集しよう。
(柳田真)
★2.大飯原発3・4号の運転再開を止めよう!
2月4日「びわこ集会&デモ」に参加して <下>
(反原発自治体議員・市民連盟事務局 古野恭代)
(前号からつづき)
今後の闘いについて、2月1日に県知事あての要望書を持って県と交渉され
た石地さんは、「地元の意見」というとき、それは半径30kの広域防災区域
にある自治体ではなく、立地自治体の大飯町のみになる可能性があるそうで
す。
リレートークの最後に、美浜の元町議の松下さんは、立地自治体の住民は、
皆原発を「危険」と思っているが、雇用不安に悩んでいる、そこで、脱原発に
なったときの雇用シフト(自然エネルギー生産など)について、美浜町長に提
案すると同時にシフト案に賛成してもよいと言う原発立地市町の人たちと協議
を進めている、と話されました。また、大飯町議会の原発特別委員会議員が長
野県飯田へ太陽光発電を見学に行ったという話もされました。
歌、踊りも加わった訴え、熱気あふれる報告、全国からのアピール、そして
大会宣言が発せられて集会は終りました。その後、参加者一同は関西電力大津
支店へとデモをしました。私も、「反原発自治体議員・市民連盟」の旗を持っ
て加わりました。関電支店では、敷地のあるブロックを人間の輪でとりかこん
でウエーブをしました。デモの終点である膳所駅では、私が陰の主役と呼んだ
幼い子供たちが、お父さんの背中や乳母車で眠りこけている姿が可愛いかった
です。
2月8日、原子力保安院は、ストレス テストを「妥当」と判断し、あと
は、「地元の了承」と首相を含めた4閣僚の政治判断が鍵となりました。
これから福井県議会:2月24日─3月16日、おおい町議会:3月1日―
22日が始まります。私たちは、ここへきてみすみす再稼動へと舵を切らせる
ことをしてはなりません。是非、以下のところにファックス(または電話)し
て、再稼動は絶対にしないでほしいと訴えてゆきましょう。全国から届く声が
多いほど「地元」は責任をもって判断するでしょうから。
福井県議会、西川一誠福井県知事あての要望や意見は、
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
福井県原子力安全対策課
FAX 0776-21-6875 TEL 0776-20-0314
(西川知事は、これまで、県民の安全確保が第一、福島の原因究明も
できていないのに再稼動は難しいとの考えを表明してきました。)
大飯町議会 時岡忍大飯町長宛の要望・意見は下記へ。
おおい町役場 FAX 0770-77-1289 TEL 0770-77-1111
(大飯町には大きな鉄工会社があり、2008年から2010年までの
3年間に、2.3億円が関電の仕事である原子力関係工事3億円を受注
したそうです。時岡町長はこの会社の取締役とのこと。)
★3.<テント日誌 2/14(月)>
「楽しくやろう。それが一番」
―― 経産省前テントひろば 157日目 ――
2月14日 一日中小雨模様。
テントに入ったら寄せ書き風の色紙が回ってきた。何の色紙か考えずに「楽しくやろう。
それが一番」と書いてしまった。これは最近、僕の気持の中にあることがそ
のまま表現されたのだといえる。テントの存在は権力や体制との闘いとしてあ
りその緊張感は段々増してきている。それは度合いの問題はともあれ各人の気
持ちの中でも深まってきているのだと推察される。
こういう時期になると僕らの心的傾向としては内向きに運動も内閉的になり
がちである。これは権力や体制と緊張が強まると必然的に出てくる傾向ではあ
るが、ここはそれに抗して運動を開いていなければならない。開いているとは
楽しいということである。それで運動が生き生きした面が保持されていること
である。 あまりトリビアルなことのこだわらず、楽しくあることが大事なの
である。そんなことを考えていたから思わずこんなフレーズを書いてしまった
のかもしれない。
今日は昼からドイツ・左翼党のドロテ・メンツナーさんとの交流会があっ
た。氏はドイツ連邦議会の議員であり、リンケ党(左翼党)のエネルギー政策広
報担当者である。ドイツの脱原発・反原発政党としては緑の党がよく知られて
いるが、左翼党もそれに劣らずそれを実践してきた党であり、政治的力も持っ
ている。テントのことをよく知りたいという彼の要望があり、テントを代表し
て淵上が経過を含めて説明をした。「自由と民主主義」のためにこのテントは
維持するという淵上の決意に彼は拍手をしていた。
彼はドイツのメンケル首相は物理学者でもあり、福島事件を受けて脱原発の
決意をしたけれど原発推進派はこれを覆す機会を狙っており万全のこととは言
えないと語っていた。原発が稼働を停止し廃炉になるまでは時間もかかり、手
を緩めな闘いが必要と述べてもいた。また、彼は原発ロビーの力は原発の脅威
と同じようにグローバルな存在であり、それとの闘いのグルーバルでなければ
ならないと強調した。ユーロッパでは国境を超えた連帯が意識的に進められて
いるのであろうが僕らにはアジアでこれを広げる必要があると思う。
また、彼はストレステスト(耐性検査)は何の価値もないと断言しているが、
ストレステストの評価でお墨付きを与え、再稼働を目論む原子力村の面々に聞
かせたものだ。
テントの外でうろうろしている人があり、声をかけてテントの中で話をし
た。彼は右派(右)の人と連携しろということを頑なに主張をしていた。憲法9
条と原発はこれでないと勝てないということでもあった。あれこれ論議をして
いたのであるが、突然、相手は50何年前の大学の同級生であることが判明し
た。
1960年の安保闘争のころの同級生で論争をしたことを持ち出され何とな
く記憶がよみがってきた。奇遇と言えるがこういうこともあるのかと楽しくな
った。しばらくすると今度は1968年ごろ活動していたTさんが酒を差し入
れにきてくれた。テントでの再会にはこういうのが結構ある。これもテントの
効用か。
(M/O)
★4.新聞・雑誌から、1つ
◇ふざけるな!東電のウソ ─「値上げの原因は燃料高」は口実
ひた隠す『埋蔵金』一挙公開
(週刊朝日2012年2月24日号より抜粋)
週刊朝日に読み応えある原発記事が3本載っている。
1つは ふざけるな!東電のウソ 電気料値上げのウソ
2つは 子供だましのウソが横行する原子力(広瀬 隆・著)
3つは 2号機は崩壊する─福島原発幹部が語る驚きの“真実”
1の要点を紹介する
「値上げは権利だ」。昨年末、東京電力の西沢俊夫社長の言葉に、あなた
も怒りを覚えたことだろう。東電は4月に企業向けの電気料金を一律17%値
上げし、家庭用の値上げ申請もする方針だ。値上げの具体的な根拠も、納得
できる経営合理化策も示さないまま、利用者の首を絞めるのか。本誌は東電
の「埋蔵金」を徹底追及する。
東電の有価証券報告書に記載された子会社のうち、住所記載のあるのは4
0社(うち1社は昨年7月に清算、別の3社は2社に統合)。そして一覧表
の下に「他128社」とある。子会社168社のうち、会社名を公表したの
は40社のみということだ。これだけでも同社の情報開示への意識の低さが
見て取れる。
『われわれも身を削る努力をしているので、値上げをさせてください』と
言うならわかるけどね。値上げの根拠になっている燃料費増加の内訳も示さ
れていないし、一律に値上げすれば中小企業は苦しくなる。
今回の値上げに際して東電は2012年度に1934億円の経営合理化策を発
表したが、子会社の整理は含まれていない。
猪瀬氏は2月10日には神奈川、埼玉県など首都圏の自治体とつくる「九
都県市首脳会議」の代表として経産省・資源エネルギー庁の高原一郎長官と
面会し、値上げの根拠の詳細を譲歩開示するよう要請した。「反値上げ」の
動きは、首都圏全体に広がっている。
東電と縁を切りたい企業や個人は多いだろう。その“救いの神”となって
くれそうなのが、電力事業に新規参入した特定規模電気事業者(PPS)
だ。
PPSは、東京都立川市の見事なコストカットで一躍有名になった。同市
は10年度、電力契約に入札制度を導入し、PPSへ契約を切り替え、約3割
の電力料金削減に結びつけた。
立川市行政経営課は、「11年度は小中学校など53施設にも導入し、約
3千万円の節減を見込んでいる」と説明する。
旧通産省時代に資源エネルギー庁にも在籍した岸博幸氏は、「おかしいの
は、原子力損害賠償支援機構と共同で作る東電の最終的な再生計画(『総合
特別事業計画』)は出る前に値上げを言い出していること。順番が違うって
話です。まずは情報を公開して、とことんリストラが実行されたか、東電が
不当に利益を上げる仕組みになっていない、かをチェックする必要がありま
す。その上で国民に値上げのお願いをすべきです。今後の被災者補償や廃炉
費用などを考えると、値上げは今回だけで終わるはずがない。だから、東電
は絶対に全体像を示さないといけない」
猪瀬氏も、こう語る。「ズルズル値上げを許せば、家庭用の値上げまで
いってしまう。最初が肝心だ。利用者の代表として、東京都がケジメをつけ
させる」
本誌も、東電の「暴走」は決して許さない。
★5.スペースたんぽぽのイベントお知らせ
◇『議論はどのように歪められたか:
3.11後の報道と専門家の発言を読み解く』
日時:2月21日(火)開場18時30分 開演18時45分
講師:影浦峡さん(東京大学教授)
場所:スペースたんぽぽ
○講師略歴:
1964年生。1988年東京大学大学院教育学研究科博士課程中途退
学。
1993年マンチェスター大学学術博士。学術情報センター助手、同助教
授。国立情報学研究所助教授。現在 東京大学大学院教育学研究科教授。
専門は情報媒体論、言語論、言語情報処理。
○影浦さんの著書
3.11後の放射能「安全」報道を読み解く─ 社会情報リテラシー実践
講座
発行・現代企画室、定価1000円+税
◇反原発なにかしたい人会議・3回目
日時 3月4日(日)13:30~15:45(13時開場)
場所 スペースたんぽぽ 参加費500円
(東京都千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル4階)
何かしたいけど何をしたらいいか分からない人としたいことはあるけど
何かの事情で始められない人およびすでに動き出している人に集まって
もらいます。初めての参加もOK、なんとなく参加もOKです。
互いに気付きを教諭することによって、誰かと誰かがつながることに
よって、さまざまの活動が動き始めることをねらっています。
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