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たんぽぽ舎です。
転送歓迎
◆ 地震と原発事故情報 緊急速報 ◆
【経産省を人間の鎖で囲もう!!一万人アクション】9月11日@東京
への結集を!!
☆参加の意思表示をこのメールに「参加します」と一言書いて返信して下さい☆
当メルマガ「地震と原発事故情報」の全ての読者、とりわけ首都圏在住の読者に
強く訴えます。
9.11ー9.19脱原発ウィークの先陣をなし、いまや「やらせ」「情報隠
蔽・操作」の総本山であることが明らかになった経産省を人間の鎖で取り囲み、彼
らの原発再稼働の目論見を打ち砕こうではありませんか。
形ばかりの「ストレステスト」の実施をもって「原発を全て停止状態にすること
は避けたい、なんとか再稼働をめざす」ことを公言しながら、福島原発事故の収束
も原因究明もなさぬまま、今未だ3.11の余震が続き、いつまたM7越えの地震
が襲ってくるやも知れない時に、彼らは「原発」という名の怪物を野に街に解き放
とうとしています。
既に各電力会社は「ストレステスト」の第一次テストを各原発で実施したとして
(ストレステストの実施の要請がなされたのが6月末、わずか2ヶ月間で「福島原
発事故」の教訓ーそもそもそれさえ明らかになっていないのにーを取り込んだ「ス
トレステスト」を終えたというのだ。それだけで「ストレステスト」が如何にいい
加減なものであるか伺えしれよう)、その結果を保安院に提出、「やらせ」「原発
推進」の総本山である保安院はこれまた形式ばかりの「審査」を行い、「再稼働」
にGOサインを出すでしょう。
こうした「原発推進の総本山」たる経産省・保安院の動向は、反=脱原発を希求
する私たちにとって決して看過しえるものではありません。
このような経産省・保安院に対して、「人間の鎖」で取り囲み私たちの怒りと要
求を突きつけましょう。おりしも上関原発の新設阻止を訴えてハンガーストライキ
で闘った仲間と九条改憲阻止の仲間が、9.11のこの包囲行動後、ただちに「原
発の再稼働阻止!上関原発新設反対!」を訴えて10日間のハンガーストライキと
座り込み闘争に入ります。
こうした仲間たちを支え、9.19までの各地の脱原発運動に先駆けそして連帯
するためにも、是非とも本【経産省を人間の鎖で囲もう!!一万人アクション】9
月11日@東京 への参加を「地震と原発事故情報」の全ての読者、とりわけ首都
圏在住の読者に強く訴えます。
当日は各地で反=脱原発をテーマとした集会・後援会が開催されますが、【経産
省を人間の鎖で囲もう!!一万人アクション】9月11日@東京 のメインのアクシ
ョンである「人間の鎖」アクションは15:30の開始です。各地の集会・講演会の後
で、あるいは途中で抜け出せば十分間に合います。
是非とも「人間の鎖」を成功させるために15:30までに通産省別館前に集合
して下さい。
◆9月11日(日):福島原発震災の発生から半年
13:00 日比谷公園・中幸門(日比谷図書館裏)集合
※千代田線・日比谷線「霞ヶ関駅」C1出口より200m
丸の内線「霞ヶ関駅」B2出口より300m
都営三田線「内幸町駅」A7出口より150m
13:30 デモ出発(新橋方面/東電前など通り日比谷公園まで)
15:30~17:00 経済産業省(保安院)を1万人の「人間の鎖」で包囲!
※原発現地からの発言あり。要請書、プラカード、鳴り物など持ち寄り歓迎。
パフォーマンスも歓迎! Ustream中継予定。いまだかつてないアクションを!
【呼びかけ】
9・11再稼働反対・脱原発!全国アクション 実行委員会
[連絡先] ピープルズ・プラン研究所
(TEL)03-6424-5748
(FAX)03-6424-5749
(E-mail) contact@2011shinsai.info
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◆ 地震と原発事故情報 緊急速報 ◆
【経産省を人間の鎖で囲もう!!一万人アクション】9月11日@東京
への結集を!!
☆参加の意思表示をこのメールに「参加します」と一言書いて返信して下さい☆
当メルマガ「地震と原発事故情報」の全ての読者、とりわけ首都圏在住の読者に
強く訴えます。
9.11ー9.19脱原発ウィークの先陣をなし、いまや「やらせ」「情報隠
蔽・操作」の総本山であることが明らかになった経産省を人間の鎖で取り囲み、彼
らの原発再稼働の目論見を打ち砕こうではありませんか。
形ばかりの「ストレステスト」の実施をもって「原発を全て停止状態にすること
は避けたい、なんとか再稼働をめざす」ことを公言しながら、福島原発事故の収束
も原因究明もなさぬまま、今未だ3.11の余震が続き、いつまたM7越えの地震
が襲ってくるやも知れない時に、彼らは「原発」という名の怪物を野に街に解き放
とうとしています。
既に各電力会社は「ストレステスト」の第一次テストを各原発で実施したとして
(ストレステストの実施の要請がなされたのが6月末、わずか2ヶ月間で「福島原
発事故」の教訓ーそもそもそれさえ明らかになっていないのにーを取り込んだ「ス
トレステスト」を終えたというのだ。それだけで「ストレステスト」が如何にいい
加減なものであるか伺えしれよう)、その結果を保安院に提出、「やらせ」「原発
推進」の総本山である保安院はこれまた形式ばかりの「審査」を行い、「再稼働」
にGOサインを出すでしょう。
こうした「原発推進の総本山」たる経産省・保安院の動向は、反=脱原発を希求
する私たちにとって決して看過しえるものではありません。
このような経産省・保安院に対して、「人間の鎖」で取り囲み私たちの怒りと要
求を突きつけましょう。おりしも上関原発の新設阻止を訴えてハンガーストライキ
で闘った仲間と九条改憲阻止の仲間が、9.11のこの包囲行動後、ただちに「原
発の再稼働阻止!上関原発新設反対!」を訴えて10日間のハンガーストライキと
座り込み闘争に入ります。
こうした仲間たちを支え、9.19までの各地の脱原発運動に先駆けそして連帯
するためにも、是非とも本【経産省を人間の鎖で囲もう!!一万人アクション】9
月11日@東京 への参加を「地震と原発事故情報」の全ての読者、とりわけ首都
圏在住の読者に強く訴えます。
当日は各地で反=脱原発をテーマとした集会・後援会が開催されますが、【経産
省を人間の鎖で囲もう!!一万人アクション】9月11日@東京 のメインのアクシ
ョンである「人間の鎖」アクションは15:30の開始です。各地の集会・講演会の後
で、あるいは途中で抜け出せば十分間に合います。
是非とも「人間の鎖」を成功させるために15:30までに通産省別館前に集合
して下さい。
◆9月11日(日):福島原発震災の発生から半年
13:00 日比谷公園・中幸門(日比谷図書館裏)集合
※千代田線・日比谷線「霞ヶ関駅」C1出口より200m
丸の内線「霞ヶ関駅」B2出口より300m
都営三田線「内幸町駅」A7出口より150m
13:30 デモ出発(新橋方面/東電前など通り日比谷公園まで)
15:30~17:00 経済産業省(保安院)を1万人の「人間の鎖」で包囲!
※原発現地からの発言あり。要請書、プラカード、鳴り物など持ち寄り歓迎。
パフォーマンスも歓迎! Ustream中継予定。いまだかつてないアクションを!
【呼びかけ】
9・11再稼働反対・脱原発!全国アクション 実行委員会
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◆ 地震と原発事故情報 その166 ◆
6つの情報をお知らせします(9月8日)
四国電力・伊方原発1号機が9月4日より定期検査の為運転停止
残る稼働中原子炉はあと11基
★1.放射能と食べ物・安田節子先生講演会が盛況
交流会もなごやか。第4回(10月予定)にもおいで下さい
★2.原子力空母、核燃料輸送、死の兵器劣化ウラン団の3本を上映
これからも続く!スペースたんぽぽ ワンコイン映像上映会♪
次回は10月初旬!
★3.槌田敦さんの「第2次 気象学会裁判」弁論
東京地裁・畠山稔裁判長 判決
「損害賠償等請求」却下、棄却される
★4.「さよなら原発品川アクション」発足総会&記念講演のご案内
原発は停止・廃止しかない 山崎久隆講師
★5.首都圏壊滅の危機感―菅前首相に聞く
東京が無人になる…事故一週間、背筋寒く
玄海原発 保安院だけで再稼働判断
日本の技術への信頼失った―脱原発へ
★6.「原発の再稼働が必要」という野田首相見解に危惧―大江健三郎さんら声明
9月19日に5万人集会、1千万人署名募る
★1.放射能と食べ物・安田節子先生講演会が盛況
交流会もなごやか。第4回(10月予定)にもおいで下さい
大竹菜のは
9月5日(月)講師、安田節子先生をお呼びして第3回『お母さんお父さんの為
の講座』を大盛況で終えました。当日は悪天候の中遠方から来てくださる方も多
く、約70名の方が足を運んで下さいました。安田先生の長年の経験に基づいた具
体的な食品の食べ方や日本の現状など、詳しくて分かりやすいお話しにみなさん来
て良かったと言って下さいました。
今回は講座の後に交流会をしました。お茶とお菓子を食べながら参加者の方同士
で日常の生活で考えていること、悩んでいること、様々な情報を交換したり、思い
を共有したり出来ました。お子様と一緒に参加して下さったお母さんで、「ずっと
来たかったけど保育付ということで今回初めて参加できて良かったです。」と言っ
てくださる方もいてスタッフとして嬉しい気持ちになりました。
福島原発事故からもう少しで6ヶ月。時間が経つにつれて、放射能に慣れて危機
感が薄れて来ている事への不安を感じます。そんな中、放射能への不安を口に出す
ことが出来ないでいる方も多いのではと感じます。
今回の講座を通して何より安田先生の情熱が感じられる揺るぎないお話しに心が
動かされ、これからの安全、未来を自ら勉強して守っていきたいという気持ちを共
有出来たと思います。安田先生ありがとうございました。
この先もお『母さんお父さんの為の講座』、素敵な講師の先生をお呼びして企画
していきたいと思っています。どなたでも気軽に来て勉強出来る講座です。お子様
と一緒に、一人でも、ご友人を誘って、お気軽にご参加下さい。ますます繋がって
広がっていけたらと願っております。
★2.原子力空母、核燃料輸送、死の兵器劣化ウラン弾の3本を上映
これからも続く!スペースたんぽぽ ワンコイン映像上映会♪
次回は10月初旬!
9月2日(金)に行われた3本500円の映像上映会は、告知期間が短かったに
も関わらず25名ほど参加者が集まってくれました。
上映会で実施したアンケートでは、普段なかなか見ることができない映像につい
ての高評価と、今後も映像上映をしてほしいとの声が多くいただきました。
また、資料用で作成した映像などは専門用語が多く、上映前に背景説明などの説
明が不足していたとのご指摘もいただいたので、前回への改善と繋げていきたいと
思います。
今回上映した映像は、以下の3本です。
・原子力空母の危険性(45分)
・東京を駆け抜ける核燃料輸送車(17分)
・見殺しにされた米軍兵士 ~米国が隠すイラク戦争「死の兵器」~(30分)
そこに、たんぽぽ舎副代表である山崎久隆さんの解説と質疑応答の時間を、各ビ
デオ終了後に設け映像の中での疑問点などをすぐに解消できるようにしました。
山崎さんの、底知れぬ知識のおかげで、上映会自体も大変有意義な勉強会とな
り、質疑応答を大変満足していただいた方がいたようです。
今後も、月に2回くらいの頻度で、原発に関わるビデオを中心に映像上映会をし
ていきたいと思います。
次回は10月の初旬を予定しております。チェルノブイリの貴重な映像を考えて
おります。
なお、上映してほしい題材や関心のある問題などございましたら、随時お問い合
わせいただければ幸いです。
お問い合わせ先 たんぽぽ舎
電話 03-3238-9035
Eメール nonukes@tanpoposya.net
*『映像上映会について』とタイトルを記入した上で、御連絡ください。
★3.槌田敦さんの「第2次 気象学会裁判」弁論
東京地裁・畠山稔裁判長 判決
「損害賠償等請求」却下、棄却される
○ 9月7日 東京地裁第721法廷13:15。気象学会提出論文「大気中のC
O2濃度増は自然現象であったVer.2.関連する事実と理論についての考察」につ
いて、その科学的欠陥を指摘できず、また論文掲載のための必要条件に反していな
いのであるから、査読者Bを差し替えの上、これを掲載する方向で論文査読を再開
する」趣旨などの民事訴訟請求は、却下棄却の判決がくだされた。槌田さんは、判
決文を控え室で回覧、傍聴者8人と、却下理由を検討した。
○ 第1次の科学的問題への判断は司法は回避される、という判決に対して、今回
は、気象学会を部分社会とみなし、国家は、これに介入できないという最高裁の判
例をひいて、地裁は訴えを退けた。
槌田氏は、前回の判決理由と今回のものを十分、比較検討しなければならない
が、現在、福島原発第一の事故問題考究の著述を執筆中でゆとりがなく、とりあえ
ず、審理が充分にされていない判決として、再度、審理を請求することにしようか
…と語られた。
○ 東京裁判は、公判法廷は開かれず、10月も、弁論準備手続きが繰り返される
模様。多忙な槌田さんは、証拠となる陳述書はあとにまわし、求釈明準備書面を制
作すると伝えられた。よって、『応援する会』は、まだ開催予定がたちません。く
わしくは、須藤まで。
★4.「さよなら原発品川アクション」発足総会&記念講演のご案内
原発は停止・廃止しかない 山崎久隆講師
加藤 孝(たんぽぽ舎元運営委員)
人災である福島原発大震災は、未だに収束する目途はたっていません。
未だに情報開示も不十分であり、その責任追及もこれからです。被災地の方をはじ
め、多くの人が放射能汚染の被害に苦しみ、不安な日々を過ごさざるを得ない状況
が続いています。それに関わる行政の対応も立ち遅れています。
私たちは、このような状況に甘んじることなく、品川地域で30年余反原発運動
に取り組んでいる市民運動家や反差別や平和運動に取り組んでいる市民有志が集ま
り「さよなら原発品川アクション」というグループ作りを進めてきました。脱原発
を実現するために、その一点(どのくらいの期間でそれを実現するか等意見の相違
はあります)で個人参加を原則に幅広く多様な人々があつまれば幸いです。
下記の通り発足総会と記念講演を開催しますのでふるってご参加ください。
「原発のない社会を目指して品川地域でさまざまな取り組みを進めるために多く
の人の力を集めよう!」
日時:9月12日(月)
開場:18:00 開会:18:30
会場:品川区立中小企業センター2階小講習室
(品川区西品川1-28-3/TEL 03-3787-3041
/東急大井町線下神明駅下車徒歩3分)
1.総会
2.記念講演(19:00~)
「原発は停止・廃止しかない!フクシマ原発事故が私たちに突きつけるもの」
講師 たんぽぼ舍 山崎久隆氏
3.事務連絡・行動提起
連絡先:さよなら原発品川アクション
〒142-0043 品川区二葉1-8-6 平和共同事務所気付
TEL/FAX:03-3783-3307 矢吹芳郎(03?3787?0377)
矢野秀喜(090-2466-5184) 加藤 孝(090-2433-0102)
★5.首都圏壊滅の危機感―菅前首相に聞く
東京が無人になる…事故一週間、背筋寒く
玄海原発 保安院だけで再稼働判断
日本の技術への信頼失った―脱原発へ
○ 2日に退任した菅直人前首相が5日、本紙の単独インタビューに応じ、東京電
力福島第一原発の事故発生当初に原子炉の状態が把握できず、水素爆発が相次ぐ中
で「東京に人っ子一人いなくなるような事故に拡大するかもしれない」と、首都圏
壊滅の危機感を持ったことを明らかにした。事故の体験から「日本の技術なら大丈
夫」との考えが変わり、7月の「脱原発依存」宣言につながった。
○ 菅前首相は、事故4日後の3月15日に東電本店に乗り込んだ理由を「午前3
時頃、海江田万里経済産業相」(当時)から『東電が第一原発から撤退の意向を示
している』と言われた」ためと明言。「(第一と第二で)十基の原発と十一個の核
燃料プールを放置したら、何時間か何十時間の間に原子炉とプールの水は空にな
り、どんどんメルトダウン(炉心溶融)する」との危機感から、本店に政府と東電
の対策統合本部を設けたと述べた。その上で「撤退したら今頃、東京に人っ子一人
いなくなっていたかもしれない。まさに日本が国家として成り立つかどうかの瀬戸
際だった。(旧ソ連)チェルノブイリ事故の何倍、何十倍の放射性物質が出ていた
かもしれない」と説明。こうした体験から「日本の技術なら大丈夫」との考えを改
め、原発に依存しない社会を目指そうと思ったという。
○ 5月6日に中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)の運転停止を要請した理由は
「東海地震が発生する確率が非常に高いとの研究結果があり、事故が起きたら完全
に東京と大阪の間が遮断されて、日本の経済、社会に極めて大きな影響を及ぼすか
ら」と話した。
○ 九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)の再稼働目前に新たな安全検査の導入を決
めた理由は「(経産省原子力安全・)保安院は、私の知らないところで、保安院だ
けで再稼働を判断する従来のやり方を取ろうとした。それでは国民の理解を得られ
ないと言った」と述べ、経産省の対応を批判した。太陽光などの再生可能エネル
ギーについては「産業的にも可能性があるが、電力業界と経産省が三十年前から抑
え込んできた。それをどう突破するか。私も頑張ってやろうと思う」と述べた。高
速増殖炉もんじゅ(福井県敦賀市)の運転再開や核燃料サイクルは「技術的に極め
て難しい。根本的に再検討する時期にある」との見方を示した。(中略)
○ ―もう少し見届けたかったのでは? 「与えられた条件の中で、やるべきこと
はやった。特に原発事故については、かなり進んだと思っている。再生可能エネル
ギー特措法や原子力安全庁もできたし、そういう意味では、3・11以降の課題の
大きなところはスタートが切れた」-福島県の人たちにはどんな気持ちを。「本当
に申し訳ないと思っている。『(汚染された廃棄物を一時保管する)中間貯蔵施設
を福島県内に』との方針は、3月11日に首相だったものの責任として言った」
(菅前首相に聞く。東京新聞9月6日より抜粋)
★6.「原発の再稼働が必要」という野田首相見解に危惧―大江健三郎さんら声明
9月19日に5万人集会、1千万人署名募る
○ 作家の大江健三郎さんらが6日、東京都内で記者会見し、19日に東京・明治
公園で開催する「さようなら原発5万人集会」への参加を呼び掛けた。野田佳彦首
相が定期検査中の原発の再稼働に前向きな姿勢を見せる中、脱原発運動の高まりを
内外に示すことができるか。
○ 会見には、大江さんのほか、作家の落合恵子さん、ルポライターの鎌田慧さ
ん、賛同人として宇都宮健児日弁連会長が出席した。(中略)今回の5万人集会は
事故半年の節目に、脱原発の流れを確実にするのが狙いだ。単独の集会としては事
故後、国内最大規模となりそうだ。「経済の立て直しのために、原発の再稼働が必
要であるという野田首相の見解には非常に危惧を覚える。経済合理性にとらわれな
い理念を掲げる勇気と見識を求める」との声明を発表した。言語学者で世界的論客
のノーム・チョムスキー氏ら米国知識人から寄せられた「集会を心から支持し、目
標を完全に共有する」とのメッセージも紹介した。(中略)
○ 鎌田さんは、再稼働へと動く新政権を「管直人前首相よりも脱原発について
トーンダウンしている」と憂慮。落合さんも「現在進行形で被ばくし続けている現
実を忘れていないか。命や人権をおざなりにして経済を優先している」と批判し
た。宇都宮さんは「原発で働いている労働者は常に被ばくしている。非人間的な労
働でしか原発は支えられない。原発は廃止するしかない」と断じた。
○ 集会は午後1時半開始。パレードも予定している。
署名用紙は、専用のホームページ「さようなら原発 1000万人アクション」
(http://sayonara-nukes.org/でダウンロードできる。問い合わせは、同実行委員
会=電03-5289-8224。)
(東京新聞9月7日より抜粋)
[編集部より]
メルマガ読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他投稿を受け付けてい
ます。
「集会・デモ・講演会のお知らせ」に関しては、タイトル及び内容を400字以
内で、またその他投稿に関しては400~800文字以内でタイトル及び内容をお
送り下さい。宛先は、nonukes@tanpoposya.net です。
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6つの情報をお知らせします(9月8日)
四国電力・伊方原発1号機が9月4日より定期検査の為運転停止
残る稼働中原子炉はあと11基
★1.放射能と食べ物・安田節子先生講演会が盛況
交流会もなごやか。第4回(10月予定)にもおいで下さい
★2.原子力空母、核燃料輸送、死の兵器劣化ウラン団の3本を上映
これからも続く!スペースたんぽぽ ワンコイン映像上映会♪
次回は10月初旬!
★3.槌田敦さんの「第2次 気象学会裁判」弁論
東京地裁・畠山稔裁判長 判決
「損害賠償等請求」却下、棄却される
★4.「さよなら原発品川アクション」発足総会&記念講演のご案内
原発は停止・廃止しかない 山崎久隆講師
★5.首都圏壊滅の危機感―菅前首相に聞く
東京が無人になる…事故一週間、背筋寒く
玄海原発 保安院だけで再稼働判断
日本の技術への信頼失った―脱原発へ
★6.「原発の再稼働が必要」という野田首相見解に危惧―大江健三郎さんら声明
9月19日に5万人集会、1千万人署名募る
★1.放射能と食べ物・安田節子先生講演会が盛況
交流会もなごやか。第4回(10月予定)にもおいで下さい
大竹菜のは
9月5日(月)講師、安田節子先生をお呼びして第3回『お母さんお父さんの為
の講座』を大盛況で終えました。当日は悪天候の中遠方から来てくださる方も多
く、約70名の方が足を運んで下さいました。安田先生の長年の経験に基づいた具
体的な食品の食べ方や日本の現状など、詳しくて分かりやすいお話しにみなさん来
て良かったと言って下さいました。
今回は講座の後に交流会をしました。お茶とお菓子を食べながら参加者の方同士
で日常の生活で考えていること、悩んでいること、様々な情報を交換したり、思い
を共有したり出来ました。お子様と一緒に参加して下さったお母さんで、「ずっと
来たかったけど保育付ということで今回初めて参加できて良かったです。」と言っ
てくださる方もいてスタッフとして嬉しい気持ちになりました。
福島原発事故からもう少しで6ヶ月。時間が経つにつれて、放射能に慣れて危機
感が薄れて来ている事への不安を感じます。そんな中、放射能への不安を口に出す
ことが出来ないでいる方も多いのではと感じます。
今回の講座を通して何より安田先生の情熱が感じられる揺るぎないお話しに心が
動かされ、これからの安全、未来を自ら勉強して守っていきたいという気持ちを共
有出来たと思います。安田先生ありがとうございました。
この先もお『母さんお父さんの為の講座』、素敵な講師の先生をお呼びして企画
していきたいと思っています。どなたでも気軽に来て勉強出来る講座です。お子様
と一緒に、一人でも、ご友人を誘って、お気軽にご参加下さい。ますます繋がって
広がっていけたらと願っております。
★2.原子力空母、核燃料輸送、死の兵器劣化ウラン弾の3本を上映
これからも続く!スペースたんぽぽ ワンコイン映像上映会♪
次回は10月初旬!
9月2日(金)に行われた3本500円の映像上映会は、告知期間が短かったに
も関わらず25名ほど参加者が集まってくれました。
上映会で実施したアンケートでは、普段なかなか見ることができない映像につい
ての高評価と、今後も映像上映をしてほしいとの声が多くいただきました。
また、資料用で作成した映像などは専門用語が多く、上映前に背景説明などの説
明が不足していたとのご指摘もいただいたので、前回への改善と繋げていきたいと
思います。
今回上映した映像は、以下の3本です。
・原子力空母の危険性(45分)
・東京を駆け抜ける核燃料輸送車(17分)
・見殺しにされた米軍兵士 ~米国が隠すイラク戦争「死の兵器」~(30分)
そこに、たんぽぽ舎副代表である山崎久隆さんの解説と質疑応答の時間を、各ビ
デオ終了後に設け映像の中での疑問点などをすぐに解消できるようにしました。
山崎さんの、底知れぬ知識のおかげで、上映会自体も大変有意義な勉強会とな
り、質疑応答を大変満足していただいた方がいたようです。
今後も、月に2回くらいの頻度で、原発に関わるビデオを中心に映像上映会をし
ていきたいと思います。
次回は10月の初旬を予定しております。チェルノブイリの貴重な映像を考えて
おります。
なお、上映してほしい題材や関心のある問題などございましたら、随時お問い合
わせいただければ幸いです。
お問い合わせ先 たんぽぽ舎
電話 03-3238-9035
Eメール nonukes@tanpoposya.net
*『映像上映会について』とタイトルを記入した上で、御連絡ください。
★3.槌田敦さんの「第2次 気象学会裁判」弁論
東京地裁・畠山稔裁判長 判決
「損害賠償等請求」却下、棄却される
○ 9月7日 東京地裁第721法廷13:15。気象学会提出論文「大気中のC
O2濃度増は自然現象であったVer.2.関連する事実と理論についての考察」につ
いて、その科学的欠陥を指摘できず、また論文掲載のための必要条件に反していな
いのであるから、査読者Bを差し替えの上、これを掲載する方向で論文査読を再開
する」趣旨などの民事訴訟請求は、却下棄却の判決がくだされた。槌田さんは、判
決文を控え室で回覧、傍聴者8人と、却下理由を検討した。
○ 第1次の科学的問題への判断は司法は回避される、という判決に対して、今回
は、気象学会を部分社会とみなし、国家は、これに介入できないという最高裁の判
例をひいて、地裁は訴えを退けた。
槌田氏は、前回の判決理由と今回のものを十分、比較検討しなければならない
が、現在、福島原発第一の事故問題考究の著述を執筆中でゆとりがなく、とりあえ
ず、審理が充分にされていない判決として、再度、審理を請求することにしようか
…と語られた。
○ 東京裁判は、公判法廷は開かれず、10月も、弁論準備手続きが繰り返される
模様。多忙な槌田さんは、証拠となる陳述書はあとにまわし、求釈明準備書面を制
作すると伝えられた。よって、『応援する会』は、まだ開催予定がたちません。く
わしくは、須藤まで。
★4.「さよなら原発品川アクション」発足総会&記念講演のご案内
原発は停止・廃止しかない 山崎久隆講師
加藤 孝(たんぽぽ舎元運営委員)
人災である福島原発大震災は、未だに収束する目途はたっていません。
未だに情報開示も不十分であり、その責任追及もこれからです。被災地の方をはじ
め、多くの人が放射能汚染の被害に苦しみ、不安な日々を過ごさざるを得ない状況
が続いています。それに関わる行政の対応も立ち遅れています。
私たちは、このような状況に甘んじることなく、品川地域で30年余反原発運動
に取り組んでいる市民運動家や反差別や平和運動に取り組んでいる市民有志が集ま
り「さよなら原発品川アクション」というグループ作りを進めてきました。脱原発
を実現するために、その一点(どのくらいの期間でそれを実現するか等意見の相違
はあります)で個人参加を原則に幅広く多様な人々があつまれば幸いです。
下記の通り発足総会と記念講演を開催しますのでふるってご参加ください。
「原発のない社会を目指して品川地域でさまざまな取り組みを進めるために多く
の人の力を集めよう!」
日時:9月12日(月)
開場:18:00 開会:18:30
会場:品川区立中小企業センター2階小講習室
(品川区西品川1-28-3/TEL 03-3787-3041
/東急大井町線下神明駅下車徒歩3分)
1.総会
2.記念講演(19:00~)
「原発は停止・廃止しかない!フクシマ原発事故が私たちに突きつけるもの」
講師 たんぽぼ舍 山崎久隆氏
3.事務連絡・行動提起
連絡先:さよなら原発品川アクション
〒142-0043 品川区二葉1-8-6 平和共同事務所気付
TEL/FAX:03-3783-3307 矢吹芳郎(03?3787?0377)
矢野秀喜(090-2466-5184) 加藤 孝(090-2433-0102)
★5.首都圏壊滅の危機感―菅前首相に聞く
東京が無人になる…事故一週間、背筋寒く
玄海原発 保安院だけで再稼働判断
日本の技術への信頼失った―脱原発へ
○ 2日に退任した菅直人前首相が5日、本紙の単独インタビューに応じ、東京電
力福島第一原発の事故発生当初に原子炉の状態が把握できず、水素爆発が相次ぐ中
で「東京に人っ子一人いなくなるような事故に拡大するかもしれない」と、首都圏
壊滅の危機感を持ったことを明らかにした。事故の体験から「日本の技術なら大丈
夫」との考えが変わり、7月の「脱原発依存」宣言につながった。
○ 菅前首相は、事故4日後の3月15日に東電本店に乗り込んだ理由を「午前3
時頃、海江田万里経済産業相」(当時)から『東電が第一原発から撤退の意向を示
している』と言われた」ためと明言。「(第一と第二で)十基の原発と十一個の核
燃料プールを放置したら、何時間か何十時間の間に原子炉とプールの水は空にな
り、どんどんメルトダウン(炉心溶融)する」との危機感から、本店に政府と東電
の対策統合本部を設けたと述べた。その上で「撤退したら今頃、東京に人っ子一人
いなくなっていたかもしれない。まさに日本が国家として成り立つかどうかの瀬戸
際だった。(旧ソ連)チェルノブイリ事故の何倍、何十倍の放射性物質が出ていた
かもしれない」と説明。こうした体験から「日本の技術なら大丈夫」との考えを改
め、原発に依存しない社会を目指そうと思ったという。
○ 5月6日に中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)の運転停止を要請した理由は
「東海地震が発生する確率が非常に高いとの研究結果があり、事故が起きたら完全
に東京と大阪の間が遮断されて、日本の経済、社会に極めて大きな影響を及ぼすか
ら」と話した。
○ 九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)の再稼働目前に新たな安全検査の導入を決
めた理由は「(経産省原子力安全・)保安院は、私の知らないところで、保安院だ
けで再稼働を判断する従来のやり方を取ろうとした。それでは国民の理解を得られ
ないと言った」と述べ、経産省の対応を批判した。太陽光などの再生可能エネル
ギーについては「産業的にも可能性があるが、電力業界と経産省が三十年前から抑
え込んできた。それをどう突破するか。私も頑張ってやろうと思う」と述べた。高
速増殖炉もんじゅ(福井県敦賀市)の運転再開や核燃料サイクルは「技術的に極め
て難しい。根本的に再検討する時期にある」との見方を示した。(中略)
○ ―もう少し見届けたかったのでは? 「与えられた条件の中で、やるべきこと
はやった。特に原発事故については、かなり進んだと思っている。再生可能エネル
ギー特措法や原子力安全庁もできたし、そういう意味では、3・11以降の課題の
大きなところはスタートが切れた」-福島県の人たちにはどんな気持ちを。「本当
に申し訳ないと思っている。『(汚染された廃棄物を一時保管する)中間貯蔵施設
を福島県内に』との方針は、3月11日に首相だったものの責任として言った」
(菅前首相に聞く。東京新聞9月6日より抜粋)
★6.「原発の再稼働が必要」という野田首相見解に危惧―大江健三郎さんら声明
9月19日に5万人集会、1千万人署名募る
○ 作家の大江健三郎さんらが6日、東京都内で記者会見し、19日に東京・明治
公園で開催する「さようなら原発5万人集会」への参加を呼び掛けた。野田佳彦首
相が定期検査中の原発の再稼働に前向きな姿勢を見せる中、脱原発運動の高まりを
内外に示すことができるか。
○ 会見には、大江さんのほか、作家の落合恵子さん、ルポライターの鎌田慧さ
ん、賛同人として宇都宮健児日弁連会長が出席した。(中略)今回の5万人集会は
事故半年の節目に、脱原発の流れを確実にするのが狙いだ。単独の集会としては事
故後、国内最大規模となりそうだ。「経済の立て直しのために、原発の再稼働が必
要であるという野田首相の見解には非常に危惧を覚える。経済合理性にとらわれな
い理念を掲げる勇気と見識を求める」との声明を発表した。言語学者で世界的論客
のノーム・チョムスキー氏ら米国知識人から寄せられた「集会を心から支持し、目
標を完全に共有する」とのメッセージも紹介した。(中略)
○ 鎌田さんは、再稼働へと動く新政権を「管直人前首相よりも脱原発について
トーンダウンしている」と憂慮。落合さんも「現在進行形で被ばくし続けている現
実を忘れていないか。命や人権をおざなりにして経済を優先している」と批判し
た。宇都宮さんは「原発で働いている労働者は常に被ばくしている。非人間的な労
働でしか原発は支えられない。原発は廃止するしかない」と断じた。
○ 集会は午後1時半開始。パレードも予定している。
署名用紙は、専用のホームページ「さようなら原発 1000万人アクション」
(http://sayonara-nukes.org/でダウンロードできる。問い合わせは、同実行委員
会=電03-5289-8224。)
(東京新聞9月7日より抜粋)
[編集部より]
メルマガ読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他投稿を受け付けてい
ます。
「集会・デモ・講演会のお知らせ」に関しては、タイトル及び内容を400字以
内で、またその他投稿に関しては400~800文字以内でタイトル及び内容をお
送り下さい。宛先は、nonukes@tanpoposya.net です。
たんぽぽ舎です。【TMM:No1180】
転送歓迎
◆ 地震と原発事故情報 その165 ◆
5つの情報をお知らせします(9月7日)
四国電力・伊方原発1号機が9月4日より定期検査の為運転停止
残る稼動中原子炉はあと11基
★1.余震と原発事故、放射能が心配。
9月は「原発やめよう」5つの集会とデモに参加 柳田 真
★2.【原稿】連載:東京電力による業務上過失死傷罪を告発する
その4、事故の原因は東電による安全費用の節約 槌田 敦
★3.『賛成』大半が締め切り日に集中
女川「やらせ」シンポだけでなく 意見公募も疑惑の声
★4.鮮明にすべきに旗幟を持ち合わせていない者に政治ができるか?
野田新首相のノーサイドを評す
★5.広瀬 隆さん 新刊書の紹介-『原発破局を阻止せよ』
★1.余震と原発事故、放射能が心配。
9月は「原発やめよう」5つの集会とデモに参加
柳田 真
1.地震の余震がひっきりなしに続く。不気味だ。
福島第一原発事故も収束が見えない。報道がめっきり減ったが、今も福島原発4
基は放射能を出し続けている。上手くいってもやっと来年1月の収束。
福島原発事故は既に、チェルノブイリを上回っている。放出された放射性物質は
原爆約130個分以上との保安院の解析も迫られて出した。
それなのに、まるで福島原発事故などまるでなかったかのように、原発再稼働を
いう人々に驚く。もし稼働中の原発にM7級の余震が襲ったら、第二の大惨事が起
こる。それだけは避けたい。
2.9月はたくさんの集会と行動が予定されている。そのうち5つにたんぽぽ舎
は、反原発自治体議員・市民連盟と共に全力で取り組みます。多くの皆さんの協力
を訴えます。
●9月9日(金)
9.9こどもキューキューアクション!!~経産省&文科省に抗議~
主催:東電前アクション
行動:18:30 文科省旧館前で抗議行動
19:30 経産省別館前で抗議行動
●9月11日(日)
【経産省を人間の鎖で囲もう!1万人アクション】9月11日@東京
主催:9・11再稼働反対・脱原発!全国アクション 実行委員会
行動:13:00 日比谷公園・西幸門集合(霞ヶ関駅、内幸町駅)
13:30 デモ出発(新橋方面/東電前など通り日比谷公園まで)
15:30~17:00 経済産業省(保安院)を1万人の「人間の鎖」で包囲!
●9月19日(月)
さようなら原発 5万人集会
主催:「さようなら原発」一千万人署名市民の会
行動:13:00~14:10 集会スピーチの後、3コースに分かれてパレード
●9月25日(日)
米原子力空母は出ていけ
行動:11:00 横須賀市・ヴェルニー公園(京浜急行汐入駅下車5分)
11:50 デモ出発
●9月30日(金)
臨界ヒバク事故12周年行動
主催:9・30実行委員会
行動:10:00 経産省別館前で追悼集会
18:30 スペースたんぽぽにて学習会(東電の賠償スキームの批判等)
☆追伸
経産省を囲む人間の鎖については「初めての記憶」と書いたが、実は2001年
に、9・30臨界ヒバク事故実行委員会(たんぽぽ舎ほか多くの団体)で、300
人余でおこなっていました。保安院のまわりなど主要部分はとり囲めましたが、全
部には至らなかった(人数不足)人間の鎖でした。
★2.【原稿】連載:東京電力による業務上過失死傷罪を告発する
その4、事故の原因は東電による安全費用の節約
槌田 敦
⑨【高圧往水系電源を改善しなかった罪、勝俣恒久】
東京電力は、今回の津波を「想定外」と言い訳した。しかし、福島第一原発が
10.2メートルの津波に襲われれば、防波堤の南側からの遡上高は15.7メー
トルになるという試算結果を2008年6月に得ていた。当時の社長であった勝俣
恒久は、これについて何らの拾示をすることなく、その6月社長から会長に昇進し
た。
その結果、同原発1-4号機のECCS高圧注水系交流電顔をタービン建屋の地
下室にすべて置いたままにして、津波により使用できなくし、事故を拡大してしま
った。
日本原電東海第二原発の場合、柏崎刈羽原発事故(中越沖地震2007年)の教
訓から、非常用高圧注水横の電源を改良している最中であった。ここで津波に襲わ
れたのであるが、非常用高圧注水機の発電機2台の内対策済みの1台は津波から逃
れて、東海第二原発は事故にならないで済んだ。
この地下室問題については、東京電力も以前から東知している。この福島第一原発
では後から建設した5号機と6号横では、津波から逃れた電源により発電が維持さ
れ、事故にならなかった。
したがって、東京電力が1~4号機でも、ECCS高圧注水系電恵の一部を裏の
崖 の上に移すなどの改良工事をしていれば、この地震による冷却材喪失事故は防
がれたのである。この津波対策をしなかったのは、これに費用がかかるからであっ
て(朝日4月6日)、東京電気の重大な過失である。この責任は当時の社長であっ
た勝俣恒久にある。
⑩【1号機、非常用復水器の欠陥を放置した罪、勝俣恒久】
1号機にはECCS系非常用復水器がある。これは、原子炉内の高圧の水蒸気を
外部の水で冷却した水を、原子炉に流し込む装置で電源を一切必要としない優れ者
である。ところが、今回まったく役に立たなかった。
その原因は、原子炉の中で発生した水素が、非常用復水器の配管の潜まって蒸気
の流れを妨害し、非常用復水器に蒸気が届かなかったからと考えられる。配管中に
水素が潜まり冷却水が流れなくなる間者は、やはり、スリーマイル島原発事故で示
されている。
また、この水素が配管に潜まる問題は、次に述べる浜岡原発に存在する同種の蒸
気凝縮系での水素爆発事故(2001年)によりよく知られていた。この間題は、
配管上部に潜まった水素を抜くことで解決できる。
しかし、東京電力は、非常用復水器の配管の途中で水素を抜くための逃し弁を付
けなかった。これにより、1号機の冷却に失敗し、放射能の大量放出となったので
ある。これは必要な注意を怠った重大な過失である。
★3.『賛成』大半が締め切り日に集中
女川「やらせ」シンポだけでなく 意見公募も疑惑の声
○ 原発に関するシンポジウムでの「やらせ」が相次いで明らかになっている。
経済産業省の第三者調査委員会の中間報告会では、東北電力女川原発(宮城県女
川町、石巻市)についても国が主催した住民説明会でのやらせ疑惑を指摘した。同
原発ではプルサーマル計画をめぐるパブリックコメントでも「動員」があった疑い
があるとして、市民団体が調査するよう求めている。(小国智宏)
○ 市民団体が問題視
先月三十日に発表された中間報告ではプルサーマル計画をめぐる①二〇〇五年十
月の九州電力玄海原発②〇六年六月の四国電力伊方原発③〇七年八月の中部電力浜
岡原発―の三件のシンポジウムで、経産省原子力安全・保安院の職員が電力会社側
に動員を要請するなどのやらせがあったと認定した。このほか、女川原発でのやら
せ疑惑とは、〇六年十月二十八~二十九日に石巻市と女川町で計三回開かれた耐震
安全性に関する住民説明会。保安院の職員が動員に関与した疑いがあるという。市
民団体「原子力発電を考える石巻市民の会」は、これとは別のプルサーマル計画を
めぐるパブリックコメントの募集を問題視している。(中略)
石巻市民の会の日下郁郎さんは「前日までは約六十件だった賛成意見は、締め切
り日になって急に五倍に増えた。明らかに不自然で、組織的な動員があったとしか
考えられない」と指摘する。(中略)
シンポなどのやらせ問題をめぐっては、第三者委の中間報告以外でも、北海道電
力が泊原発のシンポで社員らを動員していたことなどが発覚。全国でやらせが常態
化していた疑いが強く、第三者委の徹底的な調査が求められている。
(東京新聞9月6日より抜粋)
★4.鮮明にすべきに旗幟を持ち合わせていない者に政治ができるか?
野田新首相のノーサイドを評す
浜 矩子(同志社大学教授)
○ なぜ、ノダナノダ。それが我々には良く解らない。解らないままに、野田新内
閣の発足を見守っている。(中略)
○ だが、いずれにせよ、こうもクルクル回転扉を早回しされたのでは、気合いが
抜けて来る。ついに政権交代なった二〇〇九年九月のあの昂揚感をこの人たちはな
ぜ、こんなに惜しげもなく掃き捨てて行ってしまうのか。
民主党代表選に決着がついたところで、野田氏の口から「ノーサイド」の一言が
出た。組閣人事も、そこが基軸になったらしい。恩讐を超えた一致団結を目指すと
いうのも、それ自体としては結構なことだ。だが、そもそも政治の世界にノーサイ
ドなどということがあり得るのか。あっていいのか。どっち側に立って何をどう主
張するのか。そこが明確でない者がみずからを政治家と呼んでいいのか。鮮明にす
べき旗幟を持ち合わせていない者に政治が出来るか。サイド無き者は何を寄る辺に
自己主張をしていくのか。インサイダー取引が経済的規律違反なら、ノーサイダー
連合は政治的節度違反ではないのか。強いていうなら、目指すべきは、ノーサイド
ではなくてワンサイドなのではないか。一致して一つの大義を目指す。その限りに
おいて仲間割れは許されないし、あり得ない。それなら解る。だが、「これからは
ノーサイド」で行きましょう。」というのは、結局のところ、何でもありの烏合の
衆の容認と放置につながるのではないか。
東京新聞9月6日より抜粋)
★5.広瀬 隆さん 新刊書の紹介-『原発破局を阻止せよ』
まえがき
2010.11.16 「浜岡原発は止めるべきだ」
0章 2011.03.17 福島原発で本当に起こっていること
1章 2011.03.25 子供の未来奪う体内被曝の危険性
2章 2011.03.30 食物連鎖で濃縮放射能の危険な罠
3章 2011.04.05 放射能ばらまく人災に怒りの声を
4章 2011.04.12 科学的な説明と汚染観測が必要だ
5章 2011.04.19 最悪レヴェル7に慣れてはいけない
6章 2011.04.26 巨大地震におびえる原発列島
浜岡、六ヶ所村、敦賀…すべてが危険と隣り合わせ
7章 2011.05.10 放射能汚染の学校 学童疎開を急げ
8章 2011.05.17 浜岡原発停止から始まる希望の道
9章 2011.05.24 浜岡原発で起こった破壊事故の警告
10章 2011.05.31 「原発全廃」でも電力不足は起こらない
電力九社 徹底分析 この夏も乗り切れる
11章 2011.06.07 死者3000万予測 再処理事故の戦慄
12章 2011.06.14 新型炉が続々登場 安全な原発とは
13章 2011.06.21 原発は低コストのウソ 「原発廃絶なら値上げ」は恫喝だ!
14章 2011.06.28 福島の汚染深刻 学童疎開に協力を
15章 2011.07.05 熱は太陽の恵み 賢い電気の使い方
16章 2011.07.12 最も危険な原発 玄海再開容認の愚
17章 2011.07.19 事故の責任者を刑事告発した理由
18章 2011.07.26 リニア中央新幹線 無用の浪費計画
19章 2011.08.02 中国と日本の事故 共通の隠蔽体質
20章 2011.08.09 原発で検出された10シーベルト本当の意味
(朝日新聞出版 本文192P 本体1200円+消費税)
[編集部より]
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ます。
「集会・デモ・講演会のお知らせ」に関しては、タイトル及び内容を400字以
内で、またその他投稿に関しては400~800文字以内でタイトル及び内容をお
送り下さい。
宛先は、nonukes@tanpoposya.net まで
転送歓迎
◆ 地震と原発事故情報 その165 ◆
5つの情報をお知らせします(9月7日)
四国電力・伊方原発1号機が9月4日より定期検査の為運転停止
残る稼動中原子炉はあと11基
★1.余震と原発事故、放射能が心配。
9月は「原発やめよう」5つの集会とデモに参加 柳田 真
★2.【原稿】連載:東京電力による業務上過失死傷罪を告発する
その4、事故の原因は東電による安全費用の節約 槌田 敦
★3.『賛成』大半が締め切り日に集中
女川「やらせ」シンポだけでなく 意見公募も疑惑の声
★4.鮮明にすべきに旗幟を持ち合わせていない者に政治ができるか?
野田新首相のノーサイドを評す
★5.広瀬 隆さん 新刊書の紹介-『原発破局を阻止せよ』
★1.余震と原発事故、放射能が心配。
9月は「原発やめよう」5つの集会とデモに参加
柳田 真
1.地震の余震がひっきりなしに続く。不気味だ。
福島第一原発事故も収束が見えない。報道がめっきり減ったが、今も福島原発4
基は放射能を出し続けている。上手くいってもやっと来年1月の収束。
福島原発事故は既に、チェルノブイリを上回っている。放出された放射性物質は
原爆約130個分以上との保安院の解析も迫られて出した。
それなのに、まるで福島原発事故などまるでなかったかのように、原発再稼働を
いう人々に驚く。もし稼働中の原発にM7級の余震が襲ったら、第二の大惨事が起
こる。それだけは避けたい。
2.9月はたくさんの集会と行動が予定されている。そのうち5つにたんぽぽ舎
は、反原発自治体議員・市民連盟と共に全力で取り組みます。多くの皆さんの協力
を訴えます。
●9月9日(金)
9.9こどもキューキューアクション!!~経産省&文科省に抗議~
主催:東電前アクション
行動:18:30 文科省旧館前で抗議行動
19:30 経産省別館前で抗議行動
●9月11日(日)
【経産省を人間の鎖で囲もう!1万人アクション】9月11日@東京
主催:9・11再稼働反対・脱原発!全国アクション 実行委員会
行動:13:00 日比谷公園・西幸門集合(霞ヶ関駅、内幸町駅)
13:30 デモ出発(新橋方面/東電前など通り日比谷公園まで)
15:30~17:00 経済産業省(保安院)を1万人の「人間の鎖」で包囲!
●9月19日(月)
さようなら原発 5万人集会
主催:「さようなら原発」一千万人署名市民の会
行動:13:00~14:10 集会スピーチの後、3コースに分かれてパレード
●9月25日(日)
米原子力空母は出ていけ
行動:11:00 横須賀市・ヴェルニー公園(京浜急行汐入駅下車5分)
11:50 デモ出発
●9月30日(金)
臨界ヒバク事故12周年行動
主催:9・30実行委員会
行動:10:00 経産省別館前で追悼集会
18:30 スペースたんぽぽにて学習会(東電の賠償スキームの批判等)
☆追伸
経産省を囲む人間の鎖については「初めての記憶」と書いたが、実は2001年
に、9・30臨界ヒバク事故実行委員会(たんぽぽ舎ほか多くの団体)で、300
人余でおこなっていました。保安院のまわりなど主要部分はとり囲めましたが、全
部には至らなかった(人数不足)人間の鎖でした。
★2.【原稿】連載:東京電力による業務上過失死傷罪を告発する
その4、事故の原因は東電による安全費用の節約
槌田 敦
⑨【高圧往水系電源を改善しなかった罪、勝俣恒久】
東京電力は、今回の津波を「想定外」と言い訳した。しかし、福島第一原発が
10.2メートルの津波に襲われれば、防波堤の南側からの遡上高は15.7メー
トルになるという試算結果を2008年6月に得ていた。当時の社長であった勝俣
恒久は、これについて何らの拾示をすることなく、その6月社長から会長に昇進し
た。
その結果、同原発1-4号機のECCS高圧注水系交流電顔をタービン建屋の地
下室にすべて置いたままにして、津波により使用できなくし、事故を拡大してしま
った。
日本原電東海第二原発の場合、柏崎刈羽原発事故(中越沖地震2007年)の教
訓から、非常用高圧注水横の電源を改良している最中であった。ここで津波に襲わ
れたのであるが、非常用高圧注水機の発電機2台の内対策済みの1台は津波から逃
れて、東海第二原発は事故にならないで済んだ。
この地下室問題については、東京電力も以前から東知している。この福島第一原発
では後から建設した5号機と6号横では、津波から逃れた電源により発電が維持さ
れ、事故にならなかった。
したがって、東京電力が1~4号機でも、ECCS高圧注水系電恵の一部を裏の
崖 の上に移すなどの改良工事をしていれば、この地震による冷却材喪失事故は防
がれたのである。この津波対策をしなかったのは、これに費用がかかるからであっ
て(朝日4月6日)、東京電気の重大な過失である。この責任は当時の社長であっ
た勝俣恒久にある。
⑩【1号機、非常用復水器の欠陥を放置した罪、勝俣恒久】
1号機にはECCS系非常用復水器がある。これは、原子炉内の高圧の水蒸気を
外部の水で冷却した水を、原子炉に流し込む装置で電源を一切必要としない優れ者
である。ところが、今回まったく役に立たなかった。
その原因は、原子炉の中で発生した水素が、非常用復水器の配管の潜まって蒸気
の流れを妨害し、非常用復水器に蒸気が届かなかったからと考えられる。配管中に
水素が潜まり冷却水が流れなくなる間者は、やはり、スリーマイル島原発事故で示
されている。
また、この水素が配管に潜まる問題は、次に述べる浜岡原発に存在する同種の蒸
気凝縮系での水素爆発事故(2001年)によりよく知られていた。この間題は、
配管上部に潜まった水素を抜くことで解決できる。
しかし、東京電力は、非常用復水器の配管の途中で水素を抜くための逃し弁を付
けなかった。これにより、1号機の冷却に失敗し、放射能の大量放出となったので
ある。これは必要な注意を怠った重大な過失である。
★3.『賛成』大半が締め切り日に集中
女川「やらせ」シンポだけでなく 意見公募も疑惑の声
○ 原発に関するシンポジウムでの「やらせ」が相次いで明らかになっている。
経済産業省の第三者調査委員会の中間報告会では、東北電力女川原発(宮城県女
川町、石巻市)についても国が主催した住民説明会でのやらせ疑惑を指摘した。同
原発ではプルサーマル計画をめぐるパブリックコメントでも「動員」があった疑い
があるとして、市民団体が調査するよう求めている。(小国智宏)
○ 市民団体が問題視
先月三十日に発表された中間報告ではプルサーマル計画をめぐる①二〇〇五年十
月の九州電力玄海原発②〇六年六月の四国電力伊方原発③〇七年八月の中部電力浜
岡原発―の三件のシンポジウムで、経産省原子力安全・保安院の職員が電力会社側
に動員を要請するなどのやらせがあったと認定した。このほか、女川原発でのやら
せ疑惑とは、〇六年十月二十八~二十九日に石巻市と女川町で計三回開かれた耐震
安全性に関する住民説明会。保安院の職員が動員に関与した疑いがあるという。市
民団体「原子力発電を考える石巻市民の会」は、これとは別のプルサーマル計画を
めぐるパブリックコメントの募集を問題視している。(中略)
石巻市民の会の日下郁郎さんは「前日までは約六十件だった賛成意見は、締め切
り日になって急に五倍に増えた。明らかに不自然で、組織的な動員があったとしか
考えられない」と指摘する。(中略)
シンポなどのやらせ問題をめぐっては、第三者委の中間報告以外でも、北海道電
力が泊原発のシンポで社員らを動員していたことなどが発覚。全国でやらせが常態
化していた疑いが強く、第三者委の徹底的な調査が求められている。
(東京新聞9月6日より抜粋)
★4.鮮明にすべきに旗幟を持ち合わせていない者に政治ができるか?
野田新首相のノーサイドを評す
浜 矩子(同志社大学教授)
○ なぜ、ノダナノダ。それが我々には良く解らない。解らないままに、野田新内
閣の発足を見守っている。(中略)
○ だが、いずれにせよ、こうもクルクル回転扉を早回しされたのでは、気合いが
抜けて来る。ついに政権交代なった二〇〇九年九月のあの昂揚感をこの人たちはな
ぜ、こんなに惜しげもなく掃き捨てて行ってしまうのか。
民主党代表選に決着がついたところで、野田氏の口から「ノーサイド」の一言が
出た。組閣人事も、そこが基軸になったらしい。恩讐を超えた一致団結を目指すと
いうのも、それ自体としては結構なことだ。だが、そもそも政治の世界にノーサイ
ドなどということがあり得るのか。あっていいのか。どっち側に立って何をどう主
張するのか。そこが明確でない者がみずからを政治家と呼んでいいのか。鮮明にす
べき旗幟を持ち合わせていない者に政治が出来るか。サイド無き者は何を寄る辺に
自己主張をしていくのか。インサイダー取引が経済的規律違反なら、ノーサイダー
連合は政治的節度違反ではないのか。強いていうなら、目指すべきは、ノーサイド
ではなくてワンサイドなのではないか。一致して一つの大義を目指す。その限りに
おいて仲間割れは許されないし、あり得ない。それなら解る。だが、「これからは
ノーサイド」で行きましょう。」というのは、結局のところ、何でもありの烏合の
衆の容認と放置につながるのではないか。
東京新聞9月6日より抜粋)
★5.広瀬 隆さん 新刊書の紹介-『原発破局を阻止せよ』
まえがき
2010.11.16 「浜岡原発は止めるべきだ」
0章 2011.03.17 福島原発で本当に起こっていること
1章 2011.03.25 子供の未来奪う体内被曝の危険性
2章 2011.03.30 食物連鎖で濃縮放射能の危険な罠
3章 2011.04.05 放射能ばらまく人災に怒りの声を
4章 2011.04.12 科学的な説明と汚染観測が必要だ
5章 2011.04.19 最悪レヴェル7に慣れてはいけない
6章 2011.04.26 巨大地震におびえる原発列島
浜岡、六ヶ所村、敦賀…すべてが危険と隣り合わせ
7章 2011.05.10 放射能汚染の学校 学童疎開を急げ
8章 2011.05.17 浜岡原発停止から始まる希望の道
9章 2011.05.24 浜岡原発で起こった破壊事故の警告
10章 2011.05.31 「原発全廃」でも電力不足は起こらない
電力九社 徹底分析 この夏も乗り切れる
11章 2011.06.07 死者3000万予測 再処理事故の戦慄
12章 2011.06.14 新型炉が続々登場 安全な原発とは
13章 2011.06.21 原発は低コストのウソ 「原発廃絶なら値上げ」は恫喝だ!
14章 2011.06.28 福島の汚染深刻 学童疎開に協力を
15章 2011.07.05 熱は太陽の恵み 賢い電気の使い方
16章 2011.07.12 最も危険な原発 玄海再開容認の愚
17章 2011.07.19 事故の責任者を刑事告発した理由
18章 2011.07.26 リニア中央新幹線 無用の浪費計画
19章 2011.08.02 中国と日本の事故 共通の隠蔽体質
20章 2011.08.09 原発で検出された10シーベルト本当の意味
(朝日新聞出版 本文192P 本体1200円+消費税)
[編集部より]
メルマガ読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他投稿を受け付けてい
ます。
「集会・デモ・講演会のお知らせ」に関しては、タイトル及び内容を400字以
内で、またその他投稿に関しては400~800文字以内でタイトル及び内容をお
送り下さい。
宛先は、nonukes@tanpoposya.net まで
たんぽぽ舎です。【TMM:No1179】
転送歓迎
◆ 地震と原発事故情報 その164 ◆
5つの情報をお知らせします(9月5日)
9/4四国電力・伊方原発1号機(56.6万kw・PWR)
定期検査の為運転停止
残る稼働中の原発はあと11基
★1.IAEAに権限も責任も無い
日本の原発の再稼働をねらって、
IAEAを利用しようとするのは誤り
★2.浜岡原発の停止、玄海原発の再稼働問題、マスコミ、
電力会社は「電気が足りない、電気が足りない」と
大合唱でしたが、夏が終わってみれば、原発の
再稼働無しでも問題ありませんでした
★3.東京を駆け抜ける核燃料輸送車を観てゾッとする
悪寒と戦慄を覚えた私
今後も一般映画館で観られない映像の公開を望む
★4.9/11BE-IN明治公園・夕方からはキャンドルタイム
メルトスルーから半年、放射能放出・拡散が止まらない
政治・教育・医療・報道を問う
★5."戦犯"3人を憤怒直撃!
これで電気料金10%アップなど許せるか
「15m超の津波試算」を闇に葬った東電トップ
★1.IAEAに権限も責任も無い
日本の原発の再稼働をねらって、
IAEAを利用しようとするのは誤り
原田 裕史
○ 政府はIAEAによる再チェックという「言い訳」をしていますが、これは
国連に夢を見る日本人の国民性を利用した空論です。
IAEAはNPT条約加盟国の査察を行いますから一見原子力規制に権限を持
っているように見えますが、核拡散の調査をするだけです。原発の安全性に関し
て調査をすることはありませんし、権限もありません。
IAEAとしては「ちょっとオブザーバーとして意見しただけだよ」という立
場での意見はあるでしょうが、責任をとるような体制もありません。責任が無い
期間が「お墨付き」などというのはへそが茶を沸かします。
本来、独立国家である日本国政府が責任を持たなければいけない事柄を、国際
機関に責任転嫁することはできません。
日本国政府が責任を持って、原発を止めて解体するまで、また、その後の核の
ゴミも取り扱わなければいけません。
政府に責任をとる器量が無ければ、即刻停止しなければなりません。 以上
○原発安全評価:「IAEA再チェックも」鉢呂経産相、再稼働へ「お墨付き」
鉢呂吉雄経済産業相は4日のNHKの討論番組で、定期検査などで停止した原
発の再稼働について「安全評価(ストレステスト)の結果を国際原子力機関(I
AEA)に再チェックしてもらうことも含めて、立地自治体の住民の理解を得る
作業を丁寧に行う」との方針を示した。
原発再稼働に絡んでは、菅前政権がストレステストで安全性を確認した上で、
首相と経産相や原発事故担当相ら関係閣僚が最終的に再稼働の可否を判断する方
針を決定。しかし、最終判断の具体的な基準は示されていない。福島第一原発事
故の深刻化で立地自治体や住民に不安が広がる中、鉢呂経産相は安全性を担保す
る措置としてIAEAのお墨付きを得る案を示したものと見られる。
また、鉢呂経産相は中期的なエネルギー基本計画の策定に絡んで、従来は非公
開としていた経産省の総合資源エネルギー調査会での議論を公開する意向を表明。
番組終了後、記者団に対して「これまでの原子力政策に批判的な方も含めて大胆
に(調査会の)人選を見直す」とも述べた。(9/5毎日新聞より抜粋)
★2.浜岡原発の停止、玄海原発の再稼働問題、マスコミ、電力会社は
「電気が足りない、電気が足りない」と大合唱でしたが、
夏が終わってみれば、原発の再稼働無しでも問題ありませんでした
原田 裕史
○ 日本の電力消費の最大値は夏に記録されますので、9月の第2週になれば、
まぁ大丈夫です。
9月4日に伊方原発1号基が止まりました。原発は13か月以内に1回は検査をす
ることになっていますので、その時に再稼働を許さなければ自動的に脱原発が実
現します。8割の原発が止まり、残りは11基です。
稼働中の原発の電力をすべて合わせて986万kWにしかなりません。
既に東北電力(全4基)、中部電力(全3基)、北陸電力(全2基)では稼働中の原
発は0です。東京電力(全17基)も稼働中は2基のみ、「86%脱原発済み」です。
この後9、10月はしばらく止まる予定はありませんが、年内にあと5基止まる
でしょう。来年春には全機が停止します。
○ 今後電力会社は再稼働への圧力を高めるでしょう。原発の発電コストは火力
発電所よりも高いのですが、今年に限れば原発用の燃料を仕入済みのところに火
力の燃料を買うわけですから短期的にはお金が掛かります。
これは原発という間違ったエネルギーを選択したことのコストです。
廃棄物のリスクを考えると、一日余計に動かせば一日余計に核のゴミが作られ
ます。100万kW級の原発を1日動かすと広島型原爆3個分程度の核のゴミが作ら
れます。
このまま間違ったエネルギーを使い続けると、核のゴミという負の遺産を子孫
に押しつけることになります。また事故のリスクも当然あります。
将来のリスクを減らすために、一日でも早く、一基でも多く、原発を停止しま
しょう。
★3.東京を駆け抜ける核燃料輸送車を観てゾッとする悪寒と戦慄を覚えた私
今後も一般映画館で観られない映像の公開を望む
横浜市民 Shige
「今まで一般映画館などでは上映しない、ましてやツタヤなどでもレンタルで
きるはずもない映像が3本500円で見られると、仕事の疲れも忘れてわくわくし
ながら、放映会場であるたんぽぽ舎4階に足を運びました。
中でも私のお目当ては、『東京を駆け抜ける核燃料輸送車』。これは2004年に
公開された『*東京原発*』のワンシーンを彷彿とさせるものであり、耳情報とし
ては知ってはいました。しかし、ドキュメンタリーのかたちで実写をみたのは初
めてで、核燃料を満載したトラックが私達の身近な生活空間や、高速道路をこと
もなげに走り回っている様には体中の血がざわつく様な妙な悪寒と、戦慄を覚え
ました。無防備な市民生活に、横転事故や、追突事故でも起こしたらと想像した
だけでも体の奥底から怒りがこみ上げてきました。
こんな危険な事が身近に行われているなんて、多くの国民には知るよしもあり
ません。政官財学報の無自覚な思考停止には辟易とするとともに、現在行われて
いるこのような事がどれだけ危険な事かを知っていて、見て見ぬふりをしている、
原子力村の経産官僚や電力会社の病理事例が顕在化したものの一つではないでし
ょうか。
このように、一般映画館やレンタルDVDなどで見ることの出来ない貴重な映
像の公開はとても歓迎いたします。是非とも積極的に行っていただきたいと思い
ます。」
最後に、主催者の方に感謝するとともに、解説をしてくださったたんぽぽ舎副
代表、山崎様の深い知識に敬意を表します。ますます有意義で興味深いものの上
映と解説を期待してやみません。
★4.9/11BE-IN明治公園・夕方からはキャンドルタイム
メルトスルーから半年、放射能放出・拡散が止まらない
政治・教育・医療・報道を問う
市民科学の公正なリスク評価に基づいた完全な安全基準による規制、
東日本若者子どもの健康最優先!
当然明確になった制御不可の原子力からの撤退!
地震の前に全廃炉!大自然を返せ!!
「愛と平和、自然との共生を語る若者たちの夜」
原爆の残り火を子ども達と共に灯すと会場一杯に
光のピースマークが浮かび上がり、祈りの夜が満ちていきます。
竹村英明氏:「原発再稼働、全部止めても電気は足ります」
山崎久隆氏:「汚染をさけて暮らす具体的な方法」
柳田 真氏:「子供たちの未来のために:引き継ぎたい事」
911-919Actionの報告や告知もしっかり行います
http://be-in-tokyo.net/ プログラムページ更新中
*電源廃プラ用ペットボトルキャップ持って来てくださーい!
*西日本からの安全野菜大量入荷予定(買い物袋!)
*明治公園の放射線量も測定します!
メルマガ読者 星川まり
★5."戦犯"3人を憤怒直撃!これで電気料金10%アップなど許せるか
「15m超の津波試算」を闇に葬った東電トップ
(前略)
○東電が、福島第一原発に高さ15m以上の津波が到達する可能性があることを、
2008年に試算していたことが判明した。そして、当時、原子力・立地本部副部長
だった武藤氏や、原発担当の武黒一郎副社長(当時)らはこの試算を知りながら、
何の対策も取らなかったのである。試算結果が原子力安全・保安院に報告された
のは、3年も経った、奇しくも東日本大震災4日前の今年3月7日だった。
8月24日に行われた東電の定例会見では、この件に記者からの質問が集中した。
―津波の高さの想定がどうだったのかという質問が、震災後何度もあったが、震
災の直前の3月7日に(保安院に)説明していたのであれば、なぜこれまで(こ
の試算結果を発表しなかったのか。「事故前にどういった考えで地震、津波を考
えたか調査を進めているが、社としてどこまで確認できていたかについては確認
した上で説明できれば……」
―松本さん自身は把握していないのか。「私はさきほどの質問で知った次第です」
質問に答える松本純一原子力・立地本部長代理の歯切れはいつにもまして悪く、
通常1時間ほどで終わる会見は、中断をはさみ予定時間を大幅に超過した。
○「試算について、東電は『調査研究なので、そもそも公表する予定はなかった』
という態度を貫いています。さらに『3月11日以降は、事故調査委員会が立ち上
がって我々の活動が調査対象となったので、私どもからの公表は控えた』と、事
故調のせいにしてかわす姿勢をみせたのですが、記者から、『事故調を隠れ蓑に
するな』と鋭い指摘があり、東電側も会見を中座して確認に追われる場面がしば
しばありました」(全国紙社会部記者)
そもそもこの試算が行われたきっかけは、2006年9月に国の耐震設計審査指針
が改定されたことがきっかけだった。津波に対する安全性に関する文言も明記さ
れ、原子力安全・保安院が、各原発の耐震安全性の再評価を求めたのだ。それに
基づいて行われたのが、問題の「津波試算」だった。1896年に起こった「明治三
陸地震」(M8.3)と同規模の地震が、福島第一原発の正面で起きたと仮定した
もので、東日本大震災での13.1mを上回る、最大15.5mという結果が出た。しかし、
原子力安全・保安院に報告を提出したのは、前述のように震災直前だった。東電
は今回の大津波に対して「想定外」と繰り返していたが、実際は津波を想定して
いた上に、3年間も対策はおろか報告すらしなかった。
あまりにもひどい“人災”だったのである。
「一方、2006年の耐震設計審査指針改定から5年も経っているにもかかわらず、
報告書の提出を強く促さなかった保安院の姿勢も大問題です。」(中略)
○こうした経緯から浮かびあがって来るのは、重要な情報が東電の一部の役員に
しか知らされず、監督機関である原子力安全・保安院にも過小に報告していたこ
とが招いた”人災”という福島第一原発事故の構図だ。この津波試算を巡っては、
これまで東電と協調関係にあった保安院もついに愛想を尽かし始めている。25日
の会見で、森山義範原子力災害対策監が、「試算があるなら評価の材料になるの
で、もっと早く出すべきだった」と批判。さらに、試算の報告を受け取った3月
7日に、「設備面での対応が必要だと口頭で指導した」と主張したが、東電側は、
「そういう指示を受けたことはない。やりとりを書いた議事録で確認している」
と否定し、醜い責任のなすり合いに発展している。(中略)
○東電は、来春の電力料金10%値上げを10月にも政府に打診する予定だという。
しかし、原発事故の人災としての側面が次々と明らかになっていく中、値上げよ
り前にすべきことがある。いまだに事実を隠そうとする態度を改めることだ。
(2011.9.16フライデーより抜粋)
[編集部より]
メルマガ読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他投稿を受け付けて
います。
「集会・デモ・講演会のお知らせ」に関しては、タイトル及び内容を400字
以内で、またその他投稿に関しては400~800文字以内でタイトル及び内容
をお送り下さい。宛先は、nonukes@tanpoposya.net まで。
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◆ 地震と原発事故情報 その164 ◆
5つの情報をお知らせします(9月5日)
9/4四国電力・伊方原発1号機(56.6万kw・PWR)
定期検査の為運転停止
残る稼働中の原発はあと11基
★1.IAEAに権限も責任も無い
日本の原発の再稼働をねらって、
IAEAを利用しようとするのは誤り
★2.浜岡原発の停止、玄海原発の再稼働問題、マスコミ、
電力会社は「電気が足りない、電気が足りない」と
大合唱でしたが、夏が終わってみれば、原発の
再稼働無しでも問題ありませんでした
★3.東京を駆け抜ける核燃料輸送車を観てゾッとする
悪寒と戦慄を覚えた私
今後も一般映画館で観られない映像の公開を望む
★4.9/11BE-IN明治公園・夕方からはキャンドルタイム
メルトスルーから半年、放射能放出・拡散が止まらない
政治・教育・医療・報道を問う
★5."戦犯"3人を憤怒直撃!
これで電気料金10%アップなど許せるか
「15m超の津波試算」を闇に葬った東電トップ
★1.IAEAに権限も責任も無い
日本の原発の再稼働をねらって、
IAEAを利用しようとするのは誤り
原田 裕史
○ 政府はIAEAによる再チェックという「言い訳」をしていますが、これは
国連に夢を見る日本人の国民性を利用した空論です。
IAEAはNPT条約加盟国の査察を行いますから一見原子力規制に権限を持
っているように見えますが、核拡散の調査をするだけです。原発の安全性に関し
て調査をすることはありませんし、権限もありません。
IAEAとしては「ちょっとオブザーバーとして意見しただけだよ」という立
場での意見はあるでしょうが、責任をとるような体制もありません。責任が無い
期間が「お墨付き」などというのはへそが茶を沸かします。
本来、独立国家である日本国政府が責任を持たなければいけない事柄を、国際
機関に責任転嫁することはできません。
日本国政府が責任を持って、原発を止めて解体するまで、また、その後の核の
ゴミも取り扱わなければいけません。
政府に責任をとる器量が無ければ、即刻停止しなければなりません。 以上
○原発安全評価:「IAEA再チェックも」鉢呂経産相、再稼働へ「お墨付き」
鉢呂吉雄経済産業相は4日のNHKの討論番組で、定期検査などで停止した原
発の再稼働について「安全評価(ストレステスト)の結果を国際原子力機関(I
AEA)に再チェックしてもらうことも含めて、立地自治体の住民の理解を得る
作業を丁寧に行う」との方針を示した。
原発再稼働に絡んでは、菅前政権がストレステストで安全性を確認した上で、
首相と経産相や原発事故担当相ら関係閣僚が最終的に再稼働の可否を判断する方
針を決定。しかし、最終判断の具体的な基準は示されていない。福島第一原発事
故の深刻化で立地自治体や住民に不安が広がる中、鉢呂経産相は安全性を担保す
る措置としてIAEAのお墨付きを得る案を示したものと見られる。
また、鉢呂経産相は中期的なエネルギー基本計画の策定に絡んで、従来は非公
開としていた経産省の総合資源エネルギー調査会での議論を公開する意向を表明。
番組終了後、記者団に対して「これまでの原子力政策に批判的な方も含めて大胆
に(調査会の)人選を見直す」とも述べた。(9/5毎日新聞より抜粋)
★2.浜岡原発の停止、玄海原発の再稼働問題、マスコミ、電力会社は
「電気が足りない、電気が足りない」と大合唱でしたが、
夏が終わってみれば、原発の再稼働無しでも問題ありませんでした
原田 裕史
○ 日本の電力消費の最大値は夏に記録されますので、9月の第2週になれば、
まぁ大丈夫です。
9月4日に伊方原発1号基が止まりました。原発は13か月以内に1回は検査をす
ることになっていますので、その時に再稼働を許さなければ自動的に脱原発が実
現します。8割の原発が止まり、残りは11基です。
稼働中の原発の電力をすべて合わせて986万kWにしかなりません。
既に東北電力(全4基)、中部電力(全3基)、北陸電力(全2基)では稼働中の原
発は0です。東京電力(全17基)も稼働中は2基のみ、「86%脱原発済み」です。
この後9、10月はしばらく止まる予定はありませんが、年内にあと5基止まる
でしょう。来年春には全機が停止します。
○ 今後電力会社は再稼働への圧力を高めるでしょう。原発の発電コストは火力
発電所よりも高いのですが、今年に限れば原発用の燃料を仕入済みのところに火
力の燃料を買うわけですから短期的にはお金が掛かります。
これは原発という間違ったエネルギーを選択したことのコストです。
廃棄物のリスクを考えると、一日余計に動かせば一日余計に核のゴミが作られ
ます。100万kW級の原発を1日動かすと広島型原爆3個分程度の核のゴミが作ら
れます。
このまま間違ったエネルギーを使い続けると、核のゴミという負の遺産を子孫
に押しつけることになります。また事故のリスクも当然あります。
将来のリスクを減らすために、一日でも早く、一基でも多く、原発を停止しま
しょう。
★3.東京を駆け抜ける核燃料輸送車を観てゾッとする悪寒と戦慄を覚えた私
今後も一般映画館で観られない映像の公開を望む
横浜市民 Shige
「今まで一般映画館などでは上映しない、ましてやツタヤなどでもレンタルで
きるはずもない映像が3本500円で見られると、仕事の疲れも忘れてわくわくし
ながら、放映会場であるたんぽぽ舎4階に足を運びました。
中でも私のお目当ては、『東京を駆け抜ける核燃料輸送車』。これは2004年に
公開された『*東京原発*』のワンシーンを彷彿とさせるものであり、耳情報とし
ては知ってはいました。しかし、ドキュメンタリーのかたちで実写をみたのは初
めてで、核燃料を満載したトラックが私達の身近な生活空間や、高速道路をこと
もなげに走り回っている様には体中の血がざわつく様な妙な悪寒と、戦慄を覚え
ました。無防備な市民生活に、横転事故や、追突事故でも起こしたらと想像した
だけでも体の奥底から怒りがこみ上げてきました。
こんな危険な事が身近に行われているなんて、多くの国民には知るよしもあり
ません。政官財学報の無自覚な思考停止には辟易とするとともに、現在行われて
いるこのような事がどれだけ危険な事かを知っていて、見て見ぬふりをしている、
原子力村の経産官僚や電力会社の病理事例が顕在化したものの一つではないでし
ょうか。
このように、一般映画館やレンタルDVDなどで見ることの出来ない貴重な映
像の公開はとても歓迎いたします。是非とも積極的に行っていただきたいと思い
ます。」
最後に、主催者の方に感謝するとともに、解説をしてくださったたんぽぽ舎副
代表、山崎様の深い知識に敬意を表します。ますます有意義で興味深いものの上
映と解説を期待してやみません。
★4.9/11BE-IN明治公園・夕方からはキャンドルタイム
メルトスルーから半年、放射能放出・拡散が止まらない
政治・教育・医療・報道を問う
市民科学の公正なリスク評価に基づいた完全な安全基準による規制、
東日本若者子どもの健康最優先!
当然明確になった制御不可の原子力からの撤退!
地震の前に全廃炉!大自然を返せ!!
「愛と平和、自然との共生を語る若者たちの夜」
原爆の残り火を子ども達と共に灯すと会場一杯に
光のピースマークが浮かび上がり、祈りの夜が満ちていきます。
竹村英明氏:「原発再稼働、全部止めても電気は足ります」
山崎久隆氏:「汚染をさけて暮らす具体的な方法」
柳田 真氏:「子供たちの未来のために:引き継ぎたい事」
911-919Actionの報告や告知もしっかり行います
http://be-in-tokyo.net/ プログラムページ更新中
*電源廃プラ用ペットボトルキャップ持って来てくださーい!
*西日本からの安全野菜大量入荷予定(買い物袋!)
*明治公園の放射線量も測定します!
メルマガ読者 星川まり
★5."戦犯"3人を憤怒直撃!これで電気料金10%アップなど許せるか
「15m超の津波試算」を闇に葬った東電トップ
(前略)
○東電が、福島第一原発に高さ15m以上の津波が到達する可能性があることを、
2008年に試算していたことが判明した。そして、当時、原子力・立地本部副部長
だった武藤氏や、原発担当の武黒一郎副社長(当時)らはこの試算を知りながら、
何の対策も取らなかったのである。試算結果が原子力安全・保安院に報告された
のは、3年も経った、奇しくも東日本大震災4日前の今年3月7日だった。
8月24日に行われた東電の定例会見では、この件に記者からの質問が集中した。
―津波の高さの想定がどうだったのかという質問が、震災後何度もあったが、震
災の直前の3月7日に(保安院に)説明していたのであれば、なぜこれまで(こ
の試算結果を発表しなかったのか。「事故前にどういった考えで地震、津波を考
えたか調査を進めているが、社としてどこまで確認できていたかについては確認
した上で説明できれば……」
―松本さん自身は把握していないのか。「私はさきほどの質問で知った次第です」
質問に答える松本純一原子力・立地本部長代理の歯切れはいつにもまして悪く、
通常1時間ほどで終わる会見は、中断をはさみ予定時間を大幅に超過した。
○「試算について、東電は『調査研究なので、そもそも公表する予定はなかった』
という態度を貫いています。さらに『3月11日以降は、事故調査委員会が立ち上
がって我々の活動が調査対象となったので、私どもからの公表は控えた』と、事
故調のせいにしてかわす姿勢をみせたのですが、記者から、『事故調を隠れ蓑に
するな』と鋭い指摘があり、東電側も会見を中座して確認に追われる場面がしば
しばありました」(全国紙社会部記者)
そもそもこの試算が行われたきっかけは、2006年9月に国の耐震設計審査指針
が改定されたことがきっかけだった。津波に対する安全性に関する文言も明記さ
れ、原子力安全・保安院が、各原発の耐震安全性の再評価を求めたのだ。それに
基づいて行われたのが、問題の「津波試算」だった。1896年に起こった「明治三
陸地震」(M8.3)と同規模の地震が、福島第一原発の正面で起きたと仮定した
もので、東日本大震災での13.1mを上回る、最大15.5mという結果が出た。しかし、
原子力安全・保安院に報告を提出したのは、前述のように震災直前だった。東電
は今回の大津波に対して「想定外」と繰り返していたが、実際は津波を想定して
いた上に、3年間も対策はおろか報告すらしなかった。
あまりにもひどい“人災”だったのである。
「一方、2006年の耐震設計審査指針改定から5年も経っているにもかかわらず、
報告書の提出を強く促さなかった保安院の姿勢も大問題です。」(中略)
○こうした経緯から浮かびあがって来るのは、重要な情報が東電の一部の役員に
しか知らされず、監督機関である原子力安全・保安院にも過小に報告していたこ
とが招いた”人災”という福島第一原発事故の構図だ。この津波試算を巡っては、
これまで東電と協調関係にあった保安院もついに愛想を尽かし始めている。25日
の会見で、森山義範原子力災害対策監が、「試算があるなら評価の材料になるの
で、もっと早く出すべきだった」と批判。さらに、試算の報告を受け取った3月
7日に、「設備面での対応が必要だと口頭で指導した」と主張したが、東電側は、
「そういう指示を受けたことはない。やりとりを書いた議事録で確認している」
と否定し、醜い責任のなすり合いに発展している。(中略)
○東電は、来春の電力料金10%値上げを10月にも政府に打診する予定だという。
しかし、原発事故の人災としての側面が次々と明らかになっていく中、値上げよ
り前にすべきことがある。いまだに事実を隠そうとする態度を改めることだ。
(2011.9.16フライデーより抜粋)
[編集部より]
メルマガ読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他投稿を受け付けて
います。
「集会・デモ・講演会のお知らせ」に関しては、タイトル及び内容を400字
以内で、またその他投稿に関しては400~800文字以内でタイトル及び内容
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◆ 地震と原発事故情報 その163 ◆
5つの情報をお知らせします(9月5日)
四国電力・伊方原発1号機が9月4日より定期検査の為運転停止
残る稼動中原子炉はあと11基
★1.やらせメールの元凶・経産省、原子力安全保安院
そこを人間のくさりで包囲しよう! そして再稼働をやめさせよう!
【経産省を人間の鎖で囲もう!1万人アクション】
9月11日@東京への招待
★2.稼動中の原発は、あと11基になった(全54基中の20%)
「日本は原発なしで電気は大丈夫」に大きく近づいた
★3.「包播的かつ透明なリスク評価」にはならない。
EUストレステストについて
欧州議会緑の党-自由連合 (会派) からの批判
★4.メルマガ読者から
南相馬市の桜井勝延市長が語る「脱原発で復興を」
★5.広島原爆168個分 福島第一放出のセシウム
保安院「単純比較 非合理的」
★1.やらせメールの元凶・経産省、原子力安全保安院
そこを人間のくさりで包囲しよう! そして再稼働をやめさせよう!
【経産省を人間の鎖で囲もう!1万人アクション】
9月11日@東京への招待
柳田 真
○ 今、九州電力、四国電力、中部電力、北海道電力など、ほぼすべての電慮会社
による“原発やらせメール=民意の偽造”が告発されています。電力会社の不正行
為・不法行為が続々と明るみに出て、社長の進退問題(九州電、北海道電)にまで
発展しているのは当然であり、それほど大きな問題です。
○ これら「やらせメール」、「やらせ○○」を背後で指導していたのが、経済産
業省であり、資源エネルギー庁であり、原子力安全保安院でした(です=現在も)
この巨大な不正偽造の国家機関に対し、怒りをぶつけようと“人間の鎖”で取り
囲む初めての行動が9月11日(日)午後の“【経産省を人間の鎖で囲もう!1万
人アクション】9月11日@東京”です(プラス、1週間ほどハンスト・座り込み
も予定されています)。私の記憶では初めての行動です。
経産省は本館、別館(保安院など)を合わせて900m余りですが、それらを
“人間の鎖”包囲するには1000人以上の人が必要で、これまでの反原発運動は
そこまでの力量に達していなかったのですが、今回それに挑戦する意義はとても大
きなものです。
それは「9.19 さようなら原発 5万人集会(明治公園)」を頂点とする
「9.11-9.19脱原発アクションウィーク」の一環として、秋からの行動へ
の大きなさきがけ・連帯にもなります。
○ 今回は3.11福島原発大惨事を契機に多くの市民・団体が立ちあがりまし
た。
たんぽぽ舎も参加する「福島原発事故緊急会議」の全力の努力で9.11実行委
員会がつくられ、多くの市民とグループが原発現地と連帯した【経産省を人間の鎖
で囲もう!1万人アクション】に参加されています。「ストレステストはインチキ
だ!再稼働阻止!」に立ちあがっています。
たんぽぽ舎も全力で9.11の成功をめざして100人目標で参加したいと取り
組んでいます。ぜひ、多くの皆さんの参加・協力を訴えます!!(参加される方は
この「地震と原発事故情報」のメールに返信される形でご参加の意思を表明してい
ただけると幸いです。)
○ なお、【経産省を人間の鎖で囲もう!1万人アクション】終了(午後5時)後
に、新宿アルタ前の「素人の乱」の人々の「原発止めよう集会」(夜8時まで)や
明治公園の「BE-IN」の集会(夜8時すぎまで)に希望者と共に参加して、連
帯を強めたいと思います。
[編集部より]
【経産省を人間の鎖で囲もう!1万人アクション】の詳細は以下のHPを参照し
て下さい。
http://nonukes.jp/wordpress/?page_id=784
アクションは大きく13:00からの集会・デモと15:30からの「人間の
鎖」で包囲!アクションに分かれます。
東京近県での午後から集会・デモへの参加を予定されている人も15:30から
の「人間の鎖」で包囲!アクションには間に合います。「人間の鎖」で包囲!アク
ションのみに参加される方々は、15:00以降、通産省別館(保安院があるとこ
ろ)前に集合していて下さい。
集合場所等に関しては直前の「地震と原発事故情報」のメールにて再び告知いた
します。
★2.稼動中の原発は、あと11基になった(全54基中の20%)
「日本は原発なしで電気は大丈夫」に大きく近づいた
柳田 真
○ 北海道電力・泊2号機が8月26日より定期検査の為運転停止。これであと1
3基。
9月1日、九州電力・川内原発2号機(89万kw・PWR)が定期検査の為運
転停止。これであと12基。
9月4日、四国電力・伊方原発1号機(56.6万kw・PWR)が定期検査の
為運転停止。これであと11基。
全日本54基の原発中、稼働中原発はあと11基になった。稼働率20%であ
る。この11基で夏なのに電力不足もなくやれている。この事実は原発43基は今
すぐ「無し」でも日本の電気は大丈夫をイミする。
「原発の電気が無いと日本の電気はやれない」という長年の神話は時事でもって
崩壊したのである。
○ 東日本はもっと大きく“原発なしで電気は大丈夫”に近づいた。それは東京電
力、東北電力の電気制限令(節電)解除が事実をもって示した。東北電力の原発が
地震で全滅し全基停止。東京電力の原発(17基)が15基も地震等で停止=動い
ているのは2基、245万kw強のみ。しかるに東電の電力は1,000万kw以
上も余力があるから、東電柏崎・刈羽の2基の原発を停止しても全く電気は心配な
い。“原発なしで電気は大丈夫”が東日本では事実として実現しているのである。
このことのイミをテレビ・新聞はほとんど報道しないが、私達は広めていこう。
そして原発の再稼働をやめさせよう。
★3.「包播的かつ透明なリスク評価」にはならない。
EUストレステストについて
欧州議会緑の党-自由連合 (会派) からの批判
「脱原発」を全面に押し出したが故に東電を始めとする「原発利権」に群がる
経・政・マスコミ・学会の利権構造体から総スカンを喰らい、首相の座を追い落と
された菅前首相の政治的遺言(それさえも早晩現野田首相により反故にされるだろ
うが)と化した「ストレステスト」という名の原発再稼働に対する足枷。
欧州議会が3.11福島原発事故を受けて欧州議会に所属する全ての国々の原発
にたいして直ちにその実施を指示し、菅前首相もまた日本におけるストレステスト
において「大いに参考にする」とした欧州議会におけるストレステストに関して、
欧州議会緑の党-自由連合も、この間「9・11再稼働反対・脱原発!全国アクシ
ョン実行委員会」でも指摘して来た通り、そのインチキ性を欧州その地で暴いて来
た。
以下は欧州議会緑の党-自由連合によるストレステストに対する批判である。
--------------------------------------------------------------------------
EUストレステスト:欧州議会緑の党-自由連合 (会派) からの批判
結論:「包播的かつ透明なリスク評価」にはならない。したがって欧州理事会が設
定した目的は達成できない。
理由:
ストレステストの対象から漏れているものが多い
・事故にともなって起きる原発内部で起きる様々な事象
・火災
・人的ミス
・テロリストによる攻撃
・国際線旅客機の墜落
・多重防護概念に含まれている各安全性レベル相互の間の独立性(共倒れになる可
能性)
・配管材料、圧力容器など安全性に関わる部品、制御系統、各種器械類の村料の品
質(設計と施工の違い。原発ごとのバラつき)
・原発の老朽化にともなう材料劣化(金属疲労)
・原発の運転経験、事故歴などの 「予傭調査」 (実際の安全性に大きな影響)
ストレステストの方法論的欠陥
・現状での欠陥を開示する義務が事業者に課せられていない(数十年も昔の認可書
類を使うこともできる)
・「工学的判断」にはいくらでも恣意的な要素が入り得る
・「ストレステスト」全体の独立性の欠如についてバランスを取るための査読手続
きが用意されていない(原発の安全性に責任を負ってきた専門家が、自分で自分
を評価するかっこう)
・市民への周知が不十分
・査読の透明性、質が保証されてない
・もっと独立の専門家や市民の参加への道が開かれたストレステストが必要
(真下俊樹氏訳)
☆ 去る8月18日に「9・11再稼働反対・脱原発!全国アクション実行委員
会」主催で開催された「ストレステストはいんちきだ!-ストレステストの総合批
判-原発の再稼働に反対!(講師:山崎久隆・真下俊樹)」のDVDが完成しまし
た。取り扱いはたんぽぽ舎で頒価千円にてお配りしております。
日本で最初のストレステスト批判の総合批判の学習会、一見の価値ありです。
メール・FAX・電話にてお申込み下さい。
★4.メルマガ読者から
南相馬市の桜井勝延市長が語る「脱原発で復興を」
原発読書会エスペランサの参加者Nより
9月2日に東京・杉並区で桜井市長の講演がありました。
現場にいる当事者の切実な要求が聞けたので、以下にお伝えしたい。
≫≫≫
原発事故の直後に、国や県、東電からの適切な避難指示がなく、地元のマスコミ
記者クラブも現場取材を放棄したため、情報も入らない中で、自主的に判断して住
民をバス移送した。
市長の再三の要請にもかかわらず、国は「住民が不安にならないように」と、1
0キロ圏外に原子力防災計画を作ってこなかった。
国は30キロ圏外の住民には補償しないし、ホットスポットにいる人でも避難し
ないかぎりは補償対象から外すというが、交渉して変えさせたい。
放射能除去の費用は東電と国が出すべきだ。南相馬市を立て直したい。
家族が離散する羽目になる原発はいらない。太陽光発電で地元の産業を復興し、
農地を再生する費用にあてたい。
補償だけでなく、発電の自由参加を認めてくれれば、原発依存を脱する町づくり
ができる。また放射能の研究拠点として、世界に貢献できる南相馬にしたい。
≫≫≫
私の感想。
被災地の復興と脱原発、経済政策の転換、そして住民が主導権を持つ社会の実現
は、根っこのところで結びついている。このことを頭に入れておこう。
★5.広島原爆168個分 福島第一放出のセシウム
保安院「単純比較 非合理的」
経済産業省原子力安全・保安院は26日、東京電力福島第一原発1~3号機と広
島原爆から、それぞれ大気中に放出された放射性物質の核種ごとの試算値を公表し
た。セシウム137(半減期約30年)の放出量を単純比較すると、福島第一原発
は広島原爆の168.5個分に相当する。
試算値は衆院科学技術・イノベーション推進特別委員会に提出された。原爆は
「原子放射線の影響に関する国連科学委員会2000年報告」、福島第一原発は、
6月に国際原子力機関(IAEA)に提出された政府報告書の試算を基に作成され
た。
セシウム137の放出量は、福島第一原発1~3号機が1万5000テラベクレ
ル(テラは1兆)に対して、広島原爆は89テラベクレルだった。ストロンチウム
90(半減期約29年)は、福島第一原発が140テラベクレルに対して、広島原
爆が58テラベクレルで約2.4個分。ヨウ素131(半減期約8日)は、福島第
一原発が10万テラベクレル、広島原爆は6万3000テラベクレルで約2.5個
分に相当した。
(毎日新聞8月27日より抜粋)
[編集部より]
メルマガ読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他投稿を受け付けてい
ます。
「集会・デモ・講演会のお知らせ」に関しては、タイトル及び内容を400字以
内で、またその他投稿に関しては400~800文字以内でタイトル及び内容をお
送り下さい。
宛先は、nonukes@tanpoposya.net まで。
転送歓迎
◆ 地震と原発事故情報 その163 ◆
5つの情報をお知らせします(9月5日)
四国電力・伊方原発1号機が9月4日より定期検査の為運転停止
残る稼動中原子炉はあと11基
★1.やらせメールの元凶・経産省、原子力安全保安院
そこを人間のくさりで包囲しよう! そして再稼働をやめさせよう!
【経産省を人間の鎖で囲もう!1万人アクション】
9月11日@東京への招待
★2.稼動中の原発は、あと11基になった(全54基中の20%)
「日本は原発なしで電気は大丈夫」に大きく近づいた
★3.「包播的かつ透明なリスク評価」にはならない。
EUストレステストについて
欧州議会緑の党-自由連合 (会派) からの批判
★4.メルマガ読者から
南相馬市の桜井勝延市長が語る「脱原発で復興を」
★5.広島原爆168個分 福島第一放出のセシウム
保安院「単純比較 非合理的」
★1.やらせメールの元凶・経産省、原子力安全保安院
そこを人間のくさりで包囲しよう! そして再稼働をやめさせよう!
【経産省を人間の鎖で囲もう!1万人アクション】
9月11日@東京への招待
柳田 真
○ 今、九州電力、四国電力、中部電力、北海道電力など、ほぼすべての電慮会社
による“原発やらせメール=民意の偽造”が告発されています。電力会社の不正行
為・不法行為が続々と明るみに出て、社長の進退問題(九州電、北海道電)にまで
発展しているのは当然であり、それほど大きな問題です。
○ これら「やらせメール」、「やらせ○○」を背後で指導していたのが、経済産
業省であり、資源エネルギー庁であり、原子力安全保安院でした(です=現在も)
この巨大な不正偽造の国家機関に対し、怒りをぶつけようと“人間の鎖”で取り
囲む初めての行動が9月11日(日)午後の“【経産省を人間の鎖で囲もう!1万
人アクション】9月11日@東京”です(プラス、1週間ほどハンスト・座り込み
も予定されています)。私の記憶では初めての行動です。
経産省は本館、別館(保安院など)を合わせて900m余りですが、それらを
“人間の鎖”包囲するには1000人以上の人が必要で、これまでの反原発運動は
そこまでの力量に達していなかったのですが、今回それに挑戦する意義はとても大
きなものです。
それは「9.19 さようなら原発 5万人集会(明治公園)」を頂点とする
「9.11-9.19脱原発アクションウィーク」の一環として、秋からの行動へ
の大きなさきがけ・連帯にもなります。
○ 今回は3.11福島原発大惨事を契機に多くの市民・団体が立ちあがりまし
た。
たんぽぽ舎も参加する「福島原発事故緊急会議」の全力の努力で9.11実行委
員会がつくられ、多くの市民とグループが原発現地と連帯した【経産省を人間の鎖
で囲もう!1万人アクション】に参加されています。「ストレステストはインチキ
だ!再稼働阻止!」に立ちあがっています。
たんぽぽ舎も全力で9.11の成功をめざして100人目標で参加したいと取り
組んでいます。ぜひ、多くの皆さんの参加・協力を訴えます!!(参加される方は
この「地震と原発事故情報」のメールに返信される形でご参加の意思を表明してい
ただけると幸いです。)
○ なお、【経産省を人間の鎖で囲もう!1万人アクション】終了(午後5時)後
に、新宿アルタ前の「素人の乱」の人々の「原発止めよう集会」(夜8時まで)や
明治公園の「BE-IN」の集会(夜8時すぎまで)に希望者と共に参加して、連
帯を強めたいと思います。
[編集部より]
【経産省を人間の鎖で囲もう!1万人アクション】の詳細は以下のHPを参照し
て下さい。
http://nonukes.jp/wordpress/?page_id=784
アクションは大きく13:00からの集会・デモと15:30からの「人間の
鎖」で包囲!アクションに分かれます。
東京近県での午後から集会・デモへの参加を予定されている人も15:30から
の「人間の鎖」で包囲!アクションには間に合います。「人間の鎖」で包囲!アク
ションのみに参加される方々は、15:00以降、通産省別館(保安院があるとこ
ろ)前に集合していて下さい。
集合場所等に関しては直前の「地震と原発事故情報」のメールにて再び告知いた
します。
★2.稼動中の原発は、あと11基になった(全54基中の20%)
「日本は原発なしで電気は大丈夫」に大きく近づいた
柳田 真
○ 北海道電力・泊2号機が8月26日より定期検査の為運転停止。これであと1
3基。
9月1日、九州電力・川内原発2号機(89万kw・PWR)が定期検査の為運
転停止。これであと12基。
9月4日、四国電力・伊方原発1号機(56.6万kw・PWR)が定期検査の
為運転停止。これであと11基。
全日本54基の原発中、稼働中原発はあと11基になった。稼働率20%であ
る。この11基で夏なのに電力不足もなくやれている。この事実は原発43基は今
すぐ「無し」でも日本の電気は大丈夫をイミする。
「原発の電気が無いと日本の電気はやれない」という長年の神話は時事でもって
崩壊したのである。
○ 東日本はもっと大きく“原発なしで電気は大丈夫”に近づいた。それは東京電
力、東北電力の電気制限令(節電)解除が事実をもって示した。東北電力の原発が
地震で全滅し全基停止。東京電力の原発(17基)が15基も地震等で停止=動い
ているのは2基、245万kw強のみ。しかるに東電の電力は1,000万kw以
上も余力があるから、東電柏崎・刈羽の2基の原発を停止しても全く電気は心配な
い。“原発なしで電気は大丈夫”が東日本では事実として実現しているのである。
このことのイミをテレビ・新聞はほとんど報道しないが、私達は広めていこう。
そして原発の再稼働をやめさせよう。
★3.「包播的かつ透明なリスク評価」にはならない。
EUストレステストについて
欧州議会緑の党-自由連合 (会派) からの批判
「脱原発」を全面に押し出したが故に東電を始めとする「原発利権」に群がる
経・政・マスコミ・学会の利権構造体から総スカンを喰らい、首相の座を追い落と
された菅前首相の政治的遺言(それさえも早晩現野田首相により反故にされるだろ
うが)と化した「ストレステスト」という名の原発再稼働に対する足枷。
欧州議会が3.11福島原発事故を受けて欧州議会に所属する全ての国々の原発
にたいして直ちにその実施を指示し、菅前首相もまた日本におけるストレステスト
において「大いに参考にする」とした欧州議会におけるストレステストに関して、
欧州議会緑の党-自由連合も、この間「9・11再稼働反対・脱原発!全国アクシ
ョン実行委員会」でも指摘して来た通り、そのインチキ性を欧州その地で暴いて来
た。
以下は欧州議会緑の党-自由連合によるストレステストに対する批判である。
--------------------------------------------------------------------------
EUストレステスト:欧州議会緑の党-自由連合 (会派) からの批判
結論:「包播的かつ透明なリスク評価」にはならない。したがって欧州理事会が設
定した目的は達成できない。
理由:
ストレステストの対象から漏れているものが多い
・事故にともなって起きる原発内部で起きる様々な事象
・火災
・人的ミス
・テロリストによる攻撃
・国際線旅客機の墜落
・多重防護概念に含まれている各安全性レベル相互の間の独立性(共倒れになる可
能性)
・配管材料、圧力容器など安全性に関わる部品、制御系統、各種器械類の村料の品
質(設計と施工の違い。原発ごとのバラつき)
・原発の老朽化にともなう材料劣化(金属疲労)
・原発の運転経験、事故歴などの 「予傭調査」 (実際の安全性に大きな影響)
ストレステストの方法論的欠陥
・現状での欠陥を開示する義務が事業者に課せられていない(数十年も昔の認可書
類を使うこともできる)
・「工学的判断」にはいくらでも恣意的な要素が入り得る
・「ストレステスト」全体の独立性の欠如についてバランスを取るための査読手続
きが用意されていない(原発の安全性に責任を負ってきた専門家が、自分で自分
を評価するかっこう)
・市民への周知が不十分
・査読の透明性、質が保証されてない
・もっと独立の専門家や市民の参加への道が開かれたストレステストが必要
(真下俊樹氏訳)
☆ 去る8月18日に「9・11再稼働反対・脱原発!全国アクション実行委員
会」主催で開催された「ストレステストはいんちきだ!-ストレステストの総合批
判-原発の再稼働に反対!(講師:山崎久隆・真下俊樹)」のDVDが完成しまし
た。取り扱いはたんぽぽ舎で頒価千円にてお配りしております。
日本で最初のストレステスト批判の総合批判の学習会、一見の価値ありです。
メール・FAX・電話にてお申込み下さい。
★4.メルマガ読者から
南相馬市の桜井勝延市長が語る「脱原発で復興を」
原発読書会エスペランサの参加者Nより
9月2日に東京・杉並区で桜井市長の講演がありました。
現場にいる当事者の切実な要求が聞けたので、以下にお伝えしたい。
≫≫≫
原発事故の直後に、国や県、東電からの適切な避難指示がなく、地元のマスコミ
記者クラブも現場取材を放棄したため、情報も入らない中で、自主的に判断して住
民をバス移送した。
市長の再三の要請にもかかわらず、国は「住民が不安にならないように」と、1
0キロ圏外に原子力防災計画を作ってこなかった。
国は30キロ圏外の住民には補償しないし、ホットスポットにいる人でも避難し
ないかぎりは補償対象から外すというが、交渉して変えさせたい。
放射能除去の費用は東電と国が出すべきだ。南相馬市を立て直したい。
家族が離散する羽目になる原発はいらない。太陽光発電で地元の産業を復興し、
農地を再生する費用にあてたい。
補償だけでなく、発電の自由参加を認めてくれれば、原発依存を脱する町づくり
ができる。また放射能の研究拠点として、世界に貢献できる南相馬にしたい。
≫≫≫
私の感想。
被災地の復興と脱原発、経済政策の転換、そして住民が主導権を持つ社会の実現
は、根っこのところで結びついている。このことを頭に入れておこう。
★5.広島原爆168個分 福島第一放出のセシウム
保安院「単純比較 非合理的」
経済産業省原子力安全・保安院は26日、東京電力福島第一原発1~3号機と広
島原爆から、それぞれ大気中に放出された放射性物質の核種ごとの試算値を公表し
た。セシウム137(半減期約30年)の放出量を単純比較すると、福島第一原発
は広島原爆の168.5個分に相当する。
試算値は衆院科学技術・イノベーション推進特別委員会に提出された。原爆は
「原子放射線の影響に関する国連科学委員会2000年報告」、福島第一原発は、
6月に国際原子力機関(IAEA)に提出された政府報告書の試算を基に作成され
た。
セシウム137の放出量は、福島第一原発1~3号機が1万5000テラベクレ
ル(テラは1兆)に対して、広島原爆は89テラベクレルだった。ストロンチウム
90(半減期約29年)は、福島第一原発が140テラベクレルに対して、広島原
爆が58テラベクレルで約2.4個分。ヨウ素131(半減期約8日)は、福島第
一原発が10万テラベクレル、広島原爆は6万3000テラベクレルで約2.5個
分に相当した。
(毎日新聞8月27日より抜粋)
[編集部より]
メルマガ読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他投稿を受け付けてい
ます。
「集会・デモ・講演会のお知らせ」に関しては、タイトル及び内容を400字以
内で、またその他投稿に関しては400~800文字以内でタイトル及び内容をお
送り下さい。
宛先は、nonukes@tanpoposya.net まで。