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たんぽぽ舎です。【TMM:No1429】
2012年4月21日(土) 地震と原発事故情報
                               転送歓迎
━━━━━━━
★1.「関西地方は原発ゼロでも
    真夏に電力不足は起こらない みんな安心して!!<上>
              (週刊朝日2012.4.27号 緊急寄稿 広瀬隆)
★2.イベントのおさそい(場所・スペースたんぽぽ)
◇4月23日(月)18時半開場「ふくしま集団疎開裁判の最新情報」
◇4月24日(火)夜、上映会『3・11日常』(監督・わたなべりんたろう)
★3.肥田舜太郎医師に聞く「内部被ばく無視の歴史」
    源流は米の軍事研究。ICRP基準に受け継がれ
              (4月21日 東京新聞・こちら特報部より)
★4.<テント日誌4/18(水)―経産省前テントひろば221日目―>
━━━━━━━
 
 
┏┓
┗■1.「関西地方は原発ゼロでも
 │    真夏に電力不足は起こらない みんな安心して!!<上>
 └────(週刊朝日2012.4.27号 緊急寄稿 広瀬隆)
 
 昨年、私は週刊朝日の連載誌上で、日本の電力会社すべて、原発ゼロでも電
力不足にならないことを実証したが、おかしなことに、今年に入ってから、福
井県の大飯原発を再稼働させようと目論む関西電力(関電)が、「2012年夏に
2010年並みの猛暑であれば、原発ゼロの場合に25%の電力不足が起こる」と主
張して、これをいい加減な経済関連記者が引用して、電力不足を煽(あお)り
立ててきた。
 
 そのため、関西地方の企業は、「電力不足では節電に追いまくられて、企業
が成り立たない。国外脱出も難しい。原発は危険で信用ならないが、背に腹は
代えられない。原発を少し動かしてもらおうか」といった間違った方向に誘導
されてきた。また一般消費者でも、似たような気分に追い込まれる人さえい
る。しかしこの数字は、関電が流してきたデマである。原発資産を守りたいが
ために、関電は無理やり夏の電力不足予測を作り出している。その嘘にだまさ
れてはいけない。
 
 そもそも25%の電力不足というデマを飛ばしてきた関電の化けの皮がはがれ
て、3月12日に関電が出した「第2回大阪府市エネルギー戦略会議ご説明資
料」では13.9%不足に激減した。このように数字が減るのを見るだけで関電が
詐欺師であることは明確だ。この計算には、真夏の最大電力需要の規定にその
詐欺の手口が潜んでいた。昨年夏に関電が想定した最大電力需要は、3037
万キロワット(kW)であった。しかしこの数字は、関西でも気温が42度を越える
というトテツモナイ嘘を元にはじき出された数字であって、実際に、関電管内
での2011年夏の最大電力需要は、大阪市で35.6度となった8月9日の2784
万kWでしかなかった。3037-2784=253万kWも過大に電力需要を見
積もって、消費者に脅しをかけてきたのだ。関電が再稼働しようとしている大
飯原発3、4号機は、118万kW×2基=236万kWなのだから、どれほど悪
質な最大電力需要の想定をしてきたかが分かる。
 
 そして今年の25%電力不足というデマは、昨年よりひどい大嘘の最大電力需
要3138万kWという、あり得ない想定をして、電力不足を煽った結果であっ
た。なぜなら一昨年の猛暑でさえ、8月19日午後3時に記録した3095万kW
であった。加えてこれは偏西風の蛇行による数十年に一度の異常気象が原因で
あった。そこで関西地方の自治体と企業から大きな批判を受けて、今夏は昨年
の最大需要2784万kWを想定することになったために、25%電力不足が一気
に13.9%不足に落ちたわけである。だが、4月10日に関電が出した「第5回大
阪府市エネルギー戦略会議ご説明資料」では、去年並みの電力使用量であれば
7.6%の不足であるとしている。つまり13.9%不足からさらに減少した。数字
がコロコロ変わること自体がおかしいのだ。
 
 次のトリックは動かせる火力発電所を関電が動かさないところにある。
7.6%不足の計算で、関電は火力を1472万kWとしているが、多奈川第二1、
2号機と、宮津エネルギー研究所1、2号機の火力、合わせて195万kWを長
期休止中として整備をしない。・・・・・(次号に<下>を載せます)
 
 
┏┓
┗■2.イベントのおさそい(場所・スペースたんぽぽ)
 └────
 
◇ふくしま集団疎開裁判の最新情報
 「仙台高裁(二審)の勝負の分かれ目は矢ケ崎意見書(4)の評価で決まる」
  ~いま一番早急にやらねばならないことは
    子供たちを集団疎開させることです~
 
 日時 4月23日(月曜日) 18 時45 分開演 (18 時半開場)
 講師とテーマ
  矢ケ崎克馬さん(琉球大学名誉教授) <2つの意見書について>
  柳原敏夫さん(疎開裁判弁護団 弁護士)<裁判の現状、意見書の意義>
 参加費 800 円(学生400円)
 場所 スペースたんぽぽ(千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル4階)
 ~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
 矢ケ崎さんは一審のときから、チェルノブイリと比較した郡山の子供の置か
 れた状態を詳しく証言しました。高裁に対しては、新たなデータ(健康被害
 の可能性を示すデータ、甲状腺のしこりと嚢胞)を加えた意見書(4)を提
 出しました。
 
 矢ケ崎さんがこの意見書(4)を解説します。柳原弁護士は高裁で逆転判決
 を勝ち取るために市民に何ができるか説明します。
 是非ご参加ください。(企画担当・たんぽぽ舎ボランティア 冨塚元夫)
 (4/29(日)に裁判報告会が開かれます。
  詳しくはHP でhttp://fukusima-sokai.blogspot.jp/
 
 
◇上映会『3・11日常』(監督・わたなべりんたろう)
 
 日時 4月24日(火)19時開始(18時45分開場)
 参加費 1000円
 場所 スペースたんぽぽ(たんぽぽ舎4階)
 主催 いろりばた会議
 
 【わたなべりんたろう監督の言葉】
  4月末に物資支援及びボランティアで南三陸に行き、そのときに被災地の
 様子は映像で収めきれないが何かできないかと思い、ツイッターで知った長
 年に渡って反原発の活動を一貫しておこなっている京都大学原子炉実験所の
 小出裕章助教を中心にしたドキュメンタリーを制作することにしました。
 
  小出助教を取材撮影しましたが、見切り発進だったのでフリーペーパーで
 知ったクラウドファウンディング(ネットで資金を募る方法)で資金を調達
 しました。他に、水野美紀さん(3月に被災地でボランティア活動をおこな
 う)、ソウルフラワーユニオンの中川敬さん(阪神大震災と同じく、被災地
 でボランティア演奏をおこなう)、高橋健太郎さん(3.11以降、従来の音楽
 関連から変わり、原発/放射能関連のツイートを多く発信)、19才~22才の
 若者ハンスト(経済産業省前で10日間おこなう)も取材撮影して完成させた
 ドキュメンタリーです。
 
  100名以上の方々の協力をいただき完成させることが出来ました。音楽に
 ソウル・フラワーユニオン、ミト(クラムボン)の音楽などを許可をいただ
 き使用しています。年末の池袋での上映以来の上映の機会をオーディトリウ
 ム渋谷でいただき少しでも多くの方に観ていただけたらと思っています。
 
 監督・わたなべりんたろう:ライター/「ホットファズ」「ハングオー
 バー」公開署名活動、「週刊朝日」映画欄の星取評など)
 上映時間/81分
 公式Web http://www.311everydayliving.com/
 
 
┏┓
┗■3.肥田舜太郎医師に聞く「内部被ばく無視の歴史」
 │   源流は米の軍事研究。ICRP基準に受け継がれ
 └────(4月21日 東京新聞・こちら特報部より)
 
 「ICRPの基準など信用できない。その原点は、広島・長崎の被爆者を調
べたABCCの調査にあるからだ。内部被ばくを考慮しない、うそぱっちの内
容だった』。肥田医師は戦後一貫して、そう訴え続けてきた。
 1945年8月6日。当時、28歳で広島陸軍病院の軍医だった肥田医師は、広島
市中心部から7キロほど離れた戸坂村(現在は同市戸坂町)で爆風に吹き飛ば
された。(中略)
 多数の負傷者を治療するうち、爆心地から離れた場所にいた人々が突然亡く
なるという不可思議な現象が始まった。(中略)
 肥田医師たちは当時、内部被ばくのことを知らず、そうした症状を「入市被
爆」と名付けた。生き延びた患者の間にも、ある日突然体がだるくなって動け
なくなる「ぶらぶら病」が多発した。
 「こうした健康被害が『内部被ばく』で説明できると知り、長年の疑問が解
けたのは30年後。米国の(アーネスト・)スターングラス博士の研究に出会っ
てからだった)と肥田医師は語る。(中略)
 ABCCの真の狙いは原爆の殺傷能力を調べることだったと肥田医師は語る。
治療は一切せず、被爆者の体液や組織を採取。亡くなると、遺体の臓器を取り
出し、米陸軍病理研究所に送った。(中略)
 
 「低線量内部被ばくによる健康被害は数年後に出てくる。治療方法はまだ見
つかっていない。だからこそ政府が予算を組み、原爆医療をしてきた人たちを
中心に、大学医学部に拠点を設け、被ばく者を受け入れる態勢を整えなければ
いけない」
 
┌─デスクメモ──
│ ABCCは1975年に財団法人・放射線影響研究所になる。その元理事長、
│故重松逸造氏はチェルノブイリ事故で国際原子力機関(IAEA)の調査団を率
│い、放射能の健康影響は認められないと報告。ベラルーシなどの代表から強
│く抗議された。フクシマはどうか。事実を埋もれさせてはならない。(牧)
 
 
┏┓
┗■4.<テント日誌4/18(水)―経産省前テントひろば221日目―>
 │   全国に広がりゆく連帯の輪
 │   明日19日は澤地久枝さん&鎌田慧さん、山内徳信議員がテントへ
 └────( Y・T )( Q記 )
 
 4月18日(水) 曇り時々晴れ 夜一時雨
 
 集団ハンスト行動は2日目を迎える。ハンスト者たちはまだまだ元気で、
ピンピンしている。午前中に嫌がらせか悪罵を投げつけてわめき立てていた者
がいたが、順調に2日目へと。
 東京新聞は一面に写真入りで昨日の記者会見の模様を伝えていた。昨夜の
NHKの21時のニュースでも3分間ほど放映したそうだ。他の新聞、TVは
どうだったのだろう。
 今日のハンスト参加者は12名、うち6名が終日テントの前で座り込み、自
宅でハンストという連帯の輪は広がり、長崎、愛知などからも申し込みが届い
ている。昨日48時間ハンストを宣言した服部議員は、国会活動を行いながら、
ハンストを貫いている。
 さらに多くの方がハンストに参加されるよう呼びかけたい。とくにテント前
で終日座り込みながらの参加者を求めたい。集団としてテントの前でハンスト
行動という、可視化された”意思の塊”ということが重要なのだから。
 明日(4/19・木)には、11時頃に1000万人署名呼びかけ人の澤地
久枝さんが鎌田慧さんと激励連帯でテントを訪れる。少し後には沖縄選出の衆
院議員の山内徳信さんが来られるそうだ。なんとかその時に多くの方がテント
に参集されてミニ集会ができれば・・・。    ( Y・T )
 
<大飯原発監視テントから>
 4月18日水曜日再稼働阻止大飯監視テントより
 ようやく晴れ上がった素晴らしい日和。原発目指して歩く。あの有名な海水
浴場から丘にのぼり、金網ごしにうえから覗く。ひとけのない海辺にはカワウ
ソが、丘の上には鹿が二頭。そんな自然の気配の葉むらごしに原発の屋根か別
の建築物の屋根か白く田の字がたにのぞかれる。原発さえなかったら豊穣の海
が約束されたのに。
 今日、福井県原子力安全調査委員が大飯町役場にくるという。関西電力から
2500万円もらっている連中だ。26日には経済産業省副大臣がくる。生態系を破
壊することで金を動かす金色夜叉たちが公然と横行する野蛮な政権。1日も早
く再稼働阻止、脱原発を断行せねば、緩慢なる大量殺人は終わらない。
テントに結集を!                     ( Q記 )
PR
たんぽぽ舎です。【TMM:No1428】
2012年4月20日(金) 地震と原発事故情報
                               転送歓迎
━━━━━━━
★1.大飯原発再稼働へ進む 反撃を!
    政府は副大臣派遣、県は技術会、町は住民説明会
    たんぽぽ舎は再稼働NO!テント応援23(月)24(火)ツアー(柳田真)
★2.伊方原発の再稼働阻止15・16日行動報告
    町はもう原発関連のお金はいらない、ハコモノ全部揃ってる(町課長)
               (反原発自治体議員・市民連盟 布施哲也)
★3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
◇原発0でも電気は足りる!4・27&5・7、原発再稼働NOアクション
◇市民と科学者の内部被曝問題研究会 記念講演とシンポジウム
 4月22日(日)、新小岩、要予約。
★4.新聞・雑誌から
◇「原発ゼロ」が一番安い、7.1兆円 (4月20日 東京新聞より抜粋)
◇原発上空の危険 1988年、米軍ヘリ墜落事故
            (4月19日 東京新聞・こちら特報部より抜粋)
★5.<テント日誌4/17(火)―経産省前テントひろば220日目―>
━━━━━━━
4/19発行【TMM:No1427】の曜日をまちがえました。訂正しておわびします。
(誤)4月19日(日)  (正)4月19日(木)
━━━━━━━
4月22日(日)13時から、代々木八幡区民会館 集会場
『どう取り組むか 被ばく労働問題  交流討論集会』(TMM:No1416参照)
━━━━━━━
 
 
┏┓
┗■1.大飯原発再稼働へ進む 反撃を!
 │  政府は副大臣派遣、県は技術会、町は住民説明会
 │  たんぽぽ舎は再稼働NO!テント応援23(月)24(火)ツアー
 └────(柳田真)
 
 関西電力大飯原発の再稼働へむけての工作が進行している。一方、反対の運
動も高まり広がっている。大飯原発の再稼働阻止のため、おおい町にたった監
視テント応援もかねて、4月23日(月)24日(火)に、たんぽぽ舎と議員・市
民連盟は共同行動をおこないます。参加歓迎。
 
 枝野経産大臣は20日、閣議後の会見で、「大飯原発の再稼働の説明のため、
23日に京都府と滋賀県に牧野経産副大臣を、26日におおい町の地元説明会に柳
沢経産副大臣の派遣を検討している」と述べた。
 
 関西電力本社でも、京都支社前でも座り込みなど市民の抗議活動が続いてい
る。東京の経産省前テントひろばでも17日から、再稼働阻止をめざして集団ハ
ンスト・座り込みに突入した。(5月5日まで)
 
 5月5日(子供の日)に『原発ゼロの日本を』というすばらしい贈り物を子
どもたちに送ろう。4月下旬~5月5日まで全力で闘おう。
 
 ┌──(4月20日 東京新聞)「大飯」以外の再稼働は、規制庁発足後─
 │ 枝野経産相は、再稼働を要請した関西電力大飯原発3、4号機(福井県
 │おおい町)以外の停止中の原発について「原子力安全委員会の審議や確認
 │がないと進まない。原子力規制庁の発足を待つべきではないか」と述べ、
 │規制庁発足の見通しが立っていない現状では再稼働が困難と述べた(中略)。
 │ 原子力安全委は三月末、四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)の安
 │全評価を妥当とする報告を保安院から受けたが、三月末で原子力安全委が
 │廃止される法案が国会に提出されたことから、審議が進んでいない(後略)。
 
 
┏┓
┗■2.伊方原発の再稼働阻止15・16日行動報告
 │   町はもう原発関連のお金はいらない、
 │    ハコモノ全部揃ってるから。町課長答弁
 └────(反原発自治体議員・市民連盟 布施哲也)
 
 「原発さよなら四国ネットワーク」主催による15日の集会、そして翌16日の
愛媛県庁への要請行動。東京からは、たんぽぽ舎、テント広場、議員市民連盟
のあわせて15名が参加。15日の集会では、四国と瀬戸内海沿岸の各地から150
名が結集。伊方原発の再稼働を止めるために共同して行動をと、「伊方原発の
再稼働を許さない市民ネットワーク」を結成。16日には、東京組は愛媛県と伊
方町へ二手に分かれて再稼働阻止の要請行動。県庁には約75名が集合し、グ
ループや個人の20人ほどが、「再稼働阻止」を発言。伊方町へは県内の4名の
飛び入りがあり、あわせて10名で担当課長と面談し要請。以下、参加した伊方
町の報告です。(愛媛県知事・同議長、伊方町長・同議長へ要請書を提出)
 
 冒頭に、「町はもう(原発関連の)お金はいらない。ハコモノ全部揃ってい
るのでもういらない」との課長氏の発言を聞く。稼働していてもしていなくて
も、安全管理をちゃんとやってほしい。そして、思いは使用済核燃料の行方と
なるようだ。部長がいない町なので、課長が一般職のなかではトップとなる。
役人なので再稼働についての見解は明かさないのだが、町民の意識の変化もあ
り、再稼働に批判的だと読み取れてしまう。どうせ政府が決めるのだとのあき
らめの言葉も。地元の市民団体が町民へのアンケートを実施したが、再稼働に
は7割近い人が反対をしているという。この声を再稼働阻止に結びつけたい。
 
 伊方原発は役場から車で15分ほどに立地していた。かなり近い。運転は中止
しているのだが、それにしても数ある駐車場と、そこにある車に圧倒される。
働く人は百の単位ではなく千の単位となるのだろう。そして、警備員の人数の
多さにも。道の途中の車には、当方のナンバープレートを読み取り、報告して
いる姿も。原発の経費は膨大となるはずだ。そちらは仕事で、賃金は電気料金。
こちらは電気料金を払って経費は自腹。
 
 
┏┓
┗■3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
 └────
 
◇原発0でも電気は足りる!4・27&5・7、原発再稼働NOアクション
 みんなの力で原発の再稼働をとめましょう
 日時 4月27日 (金) 17:30~19:00  
    5月7日 (月) 17:30~19:00
 場所 JR千葉駅 東口 クリスタルドーム前(4/27、5/7両日)
 内容 1、リレートーク (皆さんからの訴えを自由に出して下さい)
    2、総意を凝らした仮装・アトラクション (何でも結構です)
    3、チラシ配布【雨天の場合はアトラクションを中止します】
  参加者の皆さん、ゼッケン、横断幕、楽器等なんでも結構ですので、アク
  ションを盛り上げて下さい。路上ミュージシャンや大道芸人の方、参加し
  て下さると嬉しいです。このアクションは、みんなが主役です。皆さん、
  出来ることで協力して下さい。宜しくお願い致します。 
 主催:原発さよなら千葉 事務局:永野勇 携帯090-2553-2587
    Email: i_nagano@dreamcar.co.jp
    http://www.xn--x41az7v.jp/~genpatsu-sayonara/
 
 
◇市民と科学者の内部被曝問題研究会 記念講演とシンポジウム
 (第1回総会と同じ会場で、一般のかたも入場可能な講演です)
 (※先着100名まで、要予約。詳しくはホームページをご覧下さい
   http://www.acsir.org/
 日時 4月22日(日)
  記念講演  14:00~14:30 肥田舜太郎
  記念シンポ 14:35~18:30 司会・松井英介・西尾正道
 会場 東京都江戸川区総合文化センター 3階研修室
    http://edogawa-bunkacenter.jp/access/index.html
 
 ・シンポジストからの発言   14:35~17:00
  沢田昭二(物理学者)     「放射線内部被曝研究の現状と課題」
  矢ヶ崎克馬(物理学者)    「内部被曝の基礎」
  大沼淳一(市民放射能測定センター)「食の安全、データの正しい評価」
  岩田渉 (市民放射能測定所)  「フクシマの第一線から」
  山田真(小児科医)      「子どものいのちを守るために」
   ほか
 ・総合討論 会場からの発言を交えて   17:10~18:30
 
 
┏┓
┗■4.新聞・雑誌から
 └────
 
◇「原発ゼロ」が一番安い、7.1兆円 (4月20日 東京新聞より抜粋)
 
 原子力政策のあり方を議論している原子力委員会の小委員会は十九日、どの
くらいの原発を稼働させ、使用済み核燃料をどう処分するとコストはどう変わ
るのか試算を公表した。二〇二〇年に原発をなくせば、三〇年までにかかる費
用は約七・一兆円にとどまり、原発を動かし続けた場合より、核燃料サイクル
に関連する総費用は安いとの結果になった。原発ゼロを含めたコスト試算は初
めて。(中略)
 直接処分の場合、再処理施設の廃止費用約五兆円が上乗せされているため割
高感はあるが、それでも原発ゼロとすれば、処分する使用済み核燃料も少ない
ため、安く済むとの結果だった。逆に、原発への依存度を高めるほど費用もか
さみ、直接処分と組み合わせると最も高コストとなった。(後略)
 
 
◇原発上空の危険 1988年、米軍ヘリ墜落事故
            (4月19日 東京新聞・こちら特報部より抜粋)
 
(近藤誠・南海日日新聞元記者) 伊方原発からわずか1キロ、佐田岬半島の
山腹に米軍の大型ヘリコプターが墜落、乗員七人が死亡する事故があった。
一九八八年六月二十五日のことだ。「もし原子炉施設に衝突していたら」と、
全国が衝撃を受けた。事故機は山口県・岩国基地から、沖縄県・普天間基地へ
帰る途中だったという。(中略)
 
 事故直後、四国電力は「格納容器のコンクリート壁は厚さ八十センチ」「上
空には定期航空路はない」と繰り返すのみ。実際にはコンクリート壁は天井部
で二十センチしかなかった。上空も沖縄と岩国の米軍基地を結ぶ飛行コース
だったが、こうした実態は、原発施設の安全審査では全く考慮されなかった。
 愛媛県内ではこの墜落事故の一年後にも、米戦闘機が西予市(旧野村町)に
墜落している。山口県平和委員会の調べで、九一年までの十年間に、岩国基地
の米軍・自衛隊機事故は五十二件もあった。
 
 取材の中で、佐田岬半島は米軍岩国基地が進入管制権を持つ「専管空域」で
あり、松山空港も半径九キロから外の周辺空域は米軍の管制権下にあることが
分かった。それは現在もそのままだ。(中略)
 今、岩国基地では新型機オスプレイの配備が計画されている。開発時に墜落
事故が多発し、沖縄県が県内配備に反対している戦闘機だ。原発上空の危険は
増すばかりだ。
 
 
┏┓
┗■5.<テント日誌4/17(火)―経産省前テントひろば220日目―>
 │   集団的ハンスト行動、初日26名でスタート!
 │   テント前記者会見に300名が結集! 
 └────( Y・T )
 
4月17日(火) 晴れ 後 雨。
 今日が集団ハンスト行動の初日。正午からは大規模な記者会見が開かれる予
定である。朝から気持ちよく晴れ上がっている。もう10時集合より30分前
にFさん、Eさんがやってきて、バタバタと準備を始める。テントの前には、
脱原発テントの横幕の下に、「大飯原発再稼働絶対阻止!集団ハンスト」の横
幕が掲げられる。
 
 用意が整う頃、11時半にはもうかなりの人が集まっている。そして揃いの
法被を着て鉢巻きをしたハンスト者が並んで座り、正午を期して記者会見は始
まった。
 元国立市長の上原公子さんの司会、淵上代表のハンスト宣言で始まる。沖縄
選出国会議員の照屋寛徳さんの沖縄の立場をもって反原発を訴え、福島の女た
ちの黒田節子さんが続く。、広瀬隆さんの紹介で中嶌哲演さんがハンストにこ
めた、若狭の歴史の深みから立ち上がってくるような思いを語る。1000万
人署名の鎌田慧さん、落合恵子さん、国会議員の服部良一さん、川田龍平さん、
福島出身の講談師・神田香織さんが続く。広瀬隆さんは関電のウソを暴き、服
部良一さんは、怒りと責任の思いをもって今この時から48時間ハンストに入
ることを表明した。この集団ハンストの主唱者・江田さんが大きな広がりを
もった運動としての集団ハンスト行動の方向性をアピール。
 メディア関係者が30人程参加し、カメラの放列が並び、そしてたくさんの
人々が黒山のように取り囲む。総勢300名程。この日のハンスト実行者は
26名。
 
 記者会見終了後、テント前のひろばで輪になってかんしょ踊りを踊る。様々
なアピールが続く。そこへ駆けつけて下さった、早苗ネネさん(ジュンとネネ
で知られている)が伸びやかな声で歌う。さらにアピールは続く。
 夕方前から雨が降り始め、時とともに本降りに。
 
 ともかく集団ハンスト行動初日は大成功のうちにスタートした。これを竜頭
蛇尾に終わらせることなく、持続する運動、広がりと集中をもって再稼働阻止
の大きなうねりと凝集力を創り出していく運動としていかねば・・・・。  
 
 ★福島と世界をつなぐ――経産省前テントひろば応援の集い・第3回
  4月21日(土)18時半~20時半
  『武藤類子さん車座の集い』 スペースたんぽぽ
たんぽぽ舎です。【TMM:No1427】
2012年4月19日(日) 地震と原発事故情報
                               転送歓迎
━━━━━━━
★1.福島第1原発は非常に危険、燃料棒について警鐘。燃料プールが危ない
    米議員が「国際的支援を仰げ」と駐米大使に書簡を送ったとの記事
                       (たんぽぽ舎 山崎久隆)
★2.原発再稼動 緊急性証明を。滋賀・京都7項目の政策提言
                     (東京新聞 4月17日夕刊)
★3.相良軟盤の上に建つ浜岡原発よサヨウナラ
    浜岡再稼働は許しません~浜岡ツアーに参加して  (渋谷りつ子)
★4.お礼:たんぽぽ舎へマイクの寄贈       (たんぽぽ舎 柳田)
★5.<テント日誌4/16(月)―経産省前テントひろば219日目―>
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◇誤字の訂正:4/18発行(TMM:No1426)に誤字がありました。訂正しておわび
 します。(誤)仙石、(正)仙谷
◇4/21(土)開催の「武藤類子さん車座のつどい」、講演後の交流会に参加希望
 の方は、人数把握のため必ずメールをお送りください(TMM:No1424参照)。
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┗■1.福島第1原発は非常に危険、燃料棒について警鐘。燃料プールが危ない
 │   米議員が「国際的支援を仰げ」と駐米大使に書簡を送ったとの記事
 └────(たんぽぽ舎 山崎久隆)
 
 東洋経済オンライン http://www.toyokeizai.net/ に、極めて重要な記事が
 掲載されました。東洋経済の岡田広行記者の記名記事です。
 この情報を拡散して下さい。
 
 以下、要約します。
 ~~~~~
 表題:福島第一原発4号機の危機的状況を米上院議員が指摘、「国際的支援
 を仰げ」と駐米大使に書簡を送付」
 
 要旨
 4月6日に米国ロン・ワイデン上院議員(民主党、オレゴン州選出)が福島
 第一原発を視察、それに基づき16日に「危機的状況を回避するために日本が
 国際的な支援を要請すべきだ」とする書簡を藤崎一郎・駐米大使に送付した
 ことを、自身のホームページで公表。
 
 米上院エネルギー委員会所属のワイデン議員は、同趣旨をスティーブン・
 チュー・米エネルギー庁長官、ヒラリー・クリントン国務長官、グレゴリー・
 ヤツコNRC委員長にも送っているという。
 ワイデン議員が特に問題視しているのは4号機の使用済燃料貯蔵プールで、
 再び大きな地震が起きた場合に重大事態になる可能性があると指摘。
 
 ワイデン上院議員のホームページに掲載されたニュースリリースは下記URL。
 http://www.wyden.senate.gov/news/press-releases/after-tour-of-fukushima-nuclear-power-station-wyden-says-situation-worse-than-reported
 ~~~~~(要約ここまで)
 
 原発の再起動どころでは無い、重大事故がまだ福島で起こりえるのです。
 
 福島第一原発周辺では、ここ数日もマグニチュード5クラスの地震が頻発し
ています。4号機が倒壊したり、冷却不能状態が長時間続けば、再度大量の放
射能放出事故になります。東電は福島第一原発2号機にロボットカメラを入れ
て「重大な損傷は見つからなかった」などという脳天気な記者会見をしていま
すが、到底そんな悠長な状況ではありません。日本のメディアも東電や保安院
発表ばかりを追うのでは無く、福島第一原発の危険な状況を伝える必要があり
ます。
 
 今や、その危険な原発の20キロ間際にまで帰還し始めているのです。本当に
それで良いのですか。
 
 
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┗■2.原発再稼動 緊急性証明を。滋賀・京都7項目の政策提言
 └────(東京新聞 4月17日夕刊)
 
 関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼動問題で、福井県に
隣接する滋賀県の嘉田由紀子知事と京都府の山田啓二知事が十七日、京都市で
記者会見し、七項目にわたる原発政策の提言を発表した。恒久的な対策ができ
ていな段階での安全性の説明、福島の事故調査が終わらない段階で稼働する緊
急性の証明などを盛り込んだ。十七日午後にも政府に申し入れをする。
 
 提言は、「国民的理解のための原発政策への提言」と題し、再稼働に「現時
点では安全性や必要性について国民の理解は不十分」と表明。両府県を、事故
が起きれば立地地域同様に被害を受ける。『被害地元』と明記した。
 その上で ◎原子力規制庁の早期設置 ◎老朽化した原発の廃炉計画など脱
原発依存実現の行程表づくり ◎使用済み核燃料の最終処理体制の確立」の見
通しを示すように求めた。
 このほか、福島の事故原因の解明や電力需給状況に関する資料の公表など情
報の徹底的な公開を要望した。(後略)
 
 
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┗■3.相良軟盤の上に建つ浜岡原発よサヨウナラ
 │   浜岡再稼働は許しません~浜岡ツアーに参加して
 └────(渋谷りつ子)
 
 14日早朝冷たい雨の降りしきる中9名の皆さんと出発。私は初めての参加
で、興味深々。少し浜岡のことを知りたく一緒させて頂きました。余裕で11時
からの浜ネット(浜岡原発を考える静岡ネットワーク)総会に。たくさんの詳
細な資料が手渡され助かりました。その資料をもとにですが、昨年5月14日に
浜岡原発前首相の要請により全停止。その内の1~2号機は廃炉決定(ヨカッ
タ!)6号機増設は白紙(ヨカッタ!)問題の3・4・5号機を中部電力は再
稼働をめざしている。防潮堤というのを建設中であるという事は報道で知って
いたけれど、浜岡は日本一危険な原発として停止されたのではなかったのか?
しかも想定される東海地震の震源域の直上にあるというのに。全廃炉になるべ
き原発が何故そうなるのか?それは原子力安全保安院が「2年程度」とした停
止期間の2年目に入るからだそうですが…。えッ!!2年程度というのは何を
持って2年なのかな?ようするに津波対策の防潮堤をせっせと建設して今年に
は完成予定だかららしい。
 
 しかし今年3月に内閣府有識者会というのが、南海トラフ地震想定を震度7!
津波高さ21メートルと変更。これまでの中部電力の18メートルT・Pは万全
の防潮堤建設は根拠を失う訳ですが、…!16キロメートルもの長さの囲い防
潮壁の高さをいくら高くしようが肝心の地盤が砂と泥の塊の相良軟盤です。地
震がきたらこんな物は何の意味をなさないと思うのです。原発周辺を散策して
みて、遠く180度駿河湾を望み素晴しい眺望でその砂浜ぞいの近距離に原発
がありました。四角い砂と同じ色をした箱が4個ゴチャゴチャと立ち並んでいる。
(5個は見えなかった)。白い風呂屋の煙突のようなのが3個空に突き出してい
るのが排気筒。海岸の砂地に立つ原発、危険極まりないです。
 
 午後は広瀬隆氏の講演会に出席。福島の事故後を追った海洋汚染を示した
SPEEDIを映像で見ることができた。ほぼ日本全域と太平洋を覆ってゆくさまは
衝撃です。日頃、いつも知りたい、どうなっているのだろうか考えたりしてい
た(このデータは海外の調査で日本では発表されていない)福島の原発はいつ
爆発してもおかしくない状態、私たちはもっと危機感を持つようにと訴えられ
る姿に人類全体を見据える厳しい視点が、いつもこの方のお話しにはある。地
球が回っていること。大地はたえず変動していること。時として人はそれを忘
れてしまう。もっと想像力を働かせなさいと言っているのですね。感銘!!
 
国は一時しのぎ曖昧にしつつ、再稼働をねらっているのは狂気政治の何もので
もない。そんなことより、使用済み核燃料をどうするか考えるべきです。首相
をはじめそのメンバーは精神科を受診なさったらいいのではないかと冗談では
なく思う。
 
 夕方、広瀬さんを囲んで浜ネットのメンバーの皆さまと交流会。印象に残っ
たのは、今 、大事なことは党派や派閥は関係なく、ひたすら原発反対の人と
意を同じくし共に再稼働反対、廃炉に向けやっていきましょうという意見が話
されたことです。右寄り左寄りもない協力態勢を気に入る入らないもない一致
態勢をとりましょうということです。賛成です。
 
ツアー参加して感想
 浜岡原発をこれまでより身近に感じたこと。東京にも危険が及ぶという実感
です。これからは、浜岡を注視し再稼働させないために頑張っている皆さま
及びたんぽぽ舎にお礼申し上げます。
 
 
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┗■4.お礼:たんぽぽ舎へマイクの寄贈
 └────(たんぽぽ舎 柳田)
 
 4月18日(水)たんぽぽ舎へボランティアにみえたKAさんから
 “たんぽぽ舎で役立てて下さい”として、新品の小型マイクの贈呈をうけま
 した。たんぽぽ舎が最近、多くのデモやツアーに出ていて、マイクの消耗が
 激しく、音声も悪くなっているのをみかねて、SOSの意味の小型マイクの
 贈呈とうけとめました。
 
 ありがたいことで、大感謝してうけとりました。
 次のデモ・集会のとき、この新品の小型マイクは、きっと便利で(特に
 ツアーの時など持ち運びしやすい)大きく活躍することでしょう。
 
 
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┗■5.<テント日誌4/16(月)―経産省前テントひろば219日目―>
 │   集団ハンスト・記者会見準備への慌ただしさと高揚感
 └────
 
 4月16日(月) 晴れ。
 いよいよ明日からの集団ハンストに向けて、テントの中は慌ただしさと
ちょっとした高揚感が漂っている。次々とむしろや法被・鉢巻きが届き、借り
入れのパイプ椅子なども、運び込まれる。看板を立てたり、筆書きのハンスト
宣言の掲示を用意したりと、準備が進んでいく。
 各新聞社等、メディア関係者への電話がけや、逆に記者やTV局からの問い
合わせ電話がかかってきたりと、電話が止むこともない。
 そこへ福井~大飯へと行ってきたメンバーも帰ってきて、大飯原発監視テン
ト近くでの海釣りの話を聞いたりもする。
 慌ただしくバタバタとしていても、明日からハンストに入るメンバーは、と
くに構えるわけでもなく常日頃と変わることなく動き回っている。
 
 椎名さんから福島での新しいニュースを聞く。先日の女性達の会合で目を見
張るような動きが出てきたそうである。これまで放射能から子どもを守るとい
う一点で結びあい、反=脱原発へと踏み出していくことには躊躇し、一歩引い
ていた若い母親達が、この間の大飯原発再稼働の動きを見る中で、一気に、み
んなで大飯に行こうということへ踏み出した、ということであった。現実は急
速に人々を教育し、変えていくということの実感。
 
 夜、明日からの集団ハンスト行動、記者会見に向けて最後の打ち合わせ。
明日は是非盛大な初日としていきたい。ハンスト登録申し込みも一気に増えて
きた。
 
 【カンパのお願い】
  4/17~5/5の長期間集団ハンスト行動のために、また大飯原発監視
  テント支援のために、カンパを訴えます。
  郵便振替口座  00160-3-267170
  ゆうちょ銀行 【店名】〇〇八【店番】008(普)5289163
  口座名義:経済産業省前テントひろば
たんぽぽ舎です。【TMM:No1426】
2012年4月18日(水) 地震と原発事故情報
                               転送歓迎
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★1.大飯応援行動のおさそい
    福井県大飯原発のそばに5つのテント出現!!(柳田真)
★2.仙石由人の集団自殺発言に抗議の電話        (東京・上村)
★3.新聞・雑誌から
◇経産省前ハンガーストライキ宣言、脱原発誓う (東京新聞 4月18日)
◇原子力研究 不人気に。関連学科・今春入学者16%減
                       (東京新聞 4月16日)
★4.本の紹介(購入についてはお近くの書店に問い合わせください)
★5.<テント日誌4/15(日)―経産省前テントひろば 218目―>
━━━━━━━
◇再稼働阻止ハガキアクション、増刷できました。四国・伊方応援行動や静岡
 ・浜岡応援行動でハガキがなくなりました。それで急いで増刷しましたので
 ご活用ください。1万枚に近づいています。
 なお新しい抗議先を追加しました。仙石氏・政調会長代行
━━━━━━━
 
 
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┗■1.大飯応援行動のおさそい
 │  福井県大飯原発のそばに5つのテント出現!!
 └────(たんぽぽ舎、反原発自治体議員・市民連盟の共催)
 
 再稼働NO! 関西の市民に連帯しよう!
 4月23日(月)~24日(火)大飯に行こう
 
 大飯原発の再稼働を阻止するために、関西の市民が大飯原発のそばに
 「再稼働監視テント」(小型のもの)を5つ立てました。
 東京の経産省前テントでもみられるようにテントを維持すること、圧迫・
 妨害から防衛することは、かなりのエネルギーが必要です。
 たんぽぽ舎と反原発自治体議員・市民連盟では共同して大飯原発監視テント
 への連帯・支援し再稼働阻止するため4月23日(月)~24日(火)大飯
 原発に出かけます。
 
 23日(月)朝、東京を出発(新幹線)一泊して24日(火)夕方帰京する
 1泊2日の行動です。現地との激励・交流や周辺自治体への働きかけ、申し
 入れ行動などを考えています。
 多くの人に参加を呼びかけます。
 
 詳細は
 ◇たんぽぽ舎 TEL 03-3238-9035
        FAX 03-3238-0797
 ◇反原発自治体議員・市民連盟 TEL/FAX 03-5211-7199
 
 
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┗■2.仙石由人の集団自殺発言に抗議の電話
 └────(東京・上村)
 
 民主党の仙石由人政調会長代行が四月十六日の講演で『原発を直ちに止めた
場合、ある意味集団自殺するようなことになる』と語ったことについて、抗議
の電話を徳島の地元事務所に入れた。
 
 秘書の山崎氏が電話口に出て、「本人の真意が報道と違っており、正しく伝
わっていない。仙石は原発に賛成しているわけではない。しかし、原発を再稼
動しなかった場合、電気料金が上がって、企業経営で追い込まれるところが多
くなると」いう意味で集団自殺という言葉を使ったものであるが、いかなる場
合でも使ってはいけない言葉を使ったことについては不適切ではあった。」と
いう返答であった。
 
 私は、電気料金だけが格別企業経営の圧迫要因ではなく、円高や社会保障費
の負担増など多くの圧迫要因の一つに過ぎず、それをもって、企業経営圧迫、
集団自殺などと大仰にとりあげることは誠に遺憾であると抗議した。
 
 
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┗■3.新聞・雑誌から
 └────
 
◇経産省前ハンガーストライキ宣言、脱原発誓う (東京新聞 4月18日)
 
 関西電力大飯原発(福井県おおい町)の再稼動に反対する市民らが17日正午、
東京・霞ヶ関の経済産業省前でハンガーストライキに入った。国内で唯一稼働
中の北海道電力泊原発(北海道泊村)が定期検査にはいる来月5日まで、30人
前後が交代で最大7日間のハンストを行う。この日は約10人が、経産省前の
テントに並び、ハンストをアッピイールする横断幕を掲げた。
 
 会見した福井県小浜市、明通寺住職の中嶌哲演さん(70才)は「大飯原発の
再稼動が一点突破されれば、全国の原発もなし崩し的に再稼動されてしまう。
原発の真の地元は、大量の電力を必要とする大都市圏。大都市の人たちも自分
達で出来ることを考えてほしい」と訴えた。応援に駆けつけた作家の落合恵子
さんは「政府が再稼動させるのは原発ゼロの状況を市民に経験させたくないか
らだ」、ルポライター鎌田慧さんは「政府はおおむね安全と言うが、ひとの命
におおむねはない」と話した。
 
 (テントまえ記者会見の様子は朝刊一面に写真入りで掲載された、
  「原発再稼動に抗議しハンストの記者会見をする参加者」)
 
 
◇原子力研究 不人気に。関連学科・今春入学者16%減
                       (東京新聞 4月16日)
 
 原子力を研究する大学の学科や大学院の専攻に今春入学した人は、東京大な
ど七大学の合計で昨年より16%減少、最大71%減った大学もあったことが
共同通信の集計で十六日、分かった。東京電力福島第一原発事故で関心が高ま
る原子力だが、文部科学省は『将来性が不安視されているのではないか』とし
ている。(後略)
 
 
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┗■4.本の紹介(購入についてはお近くの書店に問い合わせください)
 └────
 
◇『いのちか原発か』小出裕章×中嶌哲演 (対談の実録)
  出版・風媒社 1,200円+税 2012年3月刊
 **********
 内容説明
  40年にわたって「反原発」を貫く不屈の研究者と、「世界一の原発銀座」
  若狭で反対運動を続ける反骨の僧が、フクシマ後の日本の在り方を語り
  合う〈反原発直言対談〉。3.11福島第一原子力発電所事故の衝撃後、
  私たちが選択すべき未来を問う!
 **********
 目次
 Ⅰ 原発事故があばいたこの国の正体
 Ⅱ 人間と敵対する科学への疑念
 * 国策としての戦争と原発推進
   ─若狭で“第二のフクシマ”を起こさせないために 中嶌 哲演ほか
 Ⅲ 絶望のなかに希望をもとめて
 
 これが原発事故なのだ…………小出 裕章
 **********
 
 
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┗■5.<テント日誌4/15(日)―経産省前テントひろば 218目―>
 │   ~ 緊張する再稼働を巡る状況の裏で、
 │     頻発するテントへの嫌がらせ ~
 └────(Toku-san)( Q記 )
 
 この日は、テントへよく来る差別主義者の団体が、13時~14時まで北朝鮮の
ミサイル発射に抗議する集会を開いているという情報を得ていたので、テント
に来る可能性がある15時に着くようにテントへ向かった。
 テント前へ着くと、60代くらいの男性が、座り込みをされている数名の方の
前を行ったり来たりしながら、メガフォンを肩に下げ、マイクで怒鳴っている。
 「左翼、出てけ~」(左翼じゃないんですけど…。それにしても品の無い声
だ…)
 「人殺し」(殺してませんけど…、名誉棄損です。)
 「キチガイども」(絵的に見ると、あなたの方が…。あ、いかんいかん)
 
 あまりに内容が酷いので、少しこちらも言い返してみたが、一向に意に介さ
ず、テント前を行ったり来たりしながら、罵声を浴びせ続ける。多少のうるさ
さは我慢出来るが、言っている内容が嘘ばっかり。いい加減にしてもらいたい。
 暫くすると、警察車両か一台たまたま通りかかり、中から警察官が2名降り
て来て、間に入って仲裁をしてくれた。差別主義者の男性は、今度は、警察に
対して「不法占拠をなぜ許しているんだ。仕事しろ」と因縁をつけ、間に入っ
た警察官も困り果てていた。一方的に罵声を浴びせられ、警察官の方も気の毒
である。
 座り込みの椅子などをしまって、火曜日からのハンガーストライキに備えて
第3テントの移動を行っていると、差別主義者の男性は、結局1時間ほど、罵声
を浴びせ続け、帰って行った。
 テントへの嫌がらせは、三日連続。今日は外国人の方を含め、多くの方にい
らしていただいたが、せっかく来ていただいた方に嫌な思いをさせてしまい申
し訳なく思う。「同じ事しか言わないんだから、もう来なくていいです
よー。」
 その後は、何事もなく、テントに残ったメンバーでビルマ人の方が差し入れ
てくれたビルマ料理を皆でいただき、無事一日の担当を終える事が出来ました。
 
 火曜日からテントでいよいよハンガーストライキが始まる。多くの方がテン
ト前ひろばへいらっしゃると思うが、平穏のまま無事5月5日の原発ゼロを迎え
たい。5月5日に向け、テントでもハンガーストライキの実施とサポートの他に、
大飯原発前テントへのメンバーの派遣、経産省や首相官邸などへの抗議活動な
どがあり、人手が足りない状況が続く。本日も新たに泊まり当番になって頂く
かた2名に当番をお願いしましたが、まだまだ多くの方にサポートをお願いし
たい状況です。サポート、当番にご協力いただける方は、テントひろばまで、
お申し出ください。
 
 ☆4月15日週 首相官邸前抗議行動の告知
  大飯原発再稼働に関する一連の対応に関し、経産省前テントひろばの
  メンバーも加わり、経産省・首相官邸への抗議を実施しています。
  今週は以下の通りで抗議活動を予定しています。
 ☆☆☆首相官邸前:4月20日(金)18時~20時頃まで☆☆☆
 ☆☆☆経産省前:月曜~金曜まで毎日。19時30分~1時間☆
                             (Toku-san)
 
<大飯現地から>
 
 福井県庁の枝野、仙石・西川福井県知事、時岡おおい町長の福井県庁でのボ
ス交渉抗議行動のあと、さらに県庁を出る車への再稼働反対のアピールは、車
の包囲行動となり、ミュージシャンのしんやさんなど警備員に持っていかれそ
うになり、傍でケアしなければならなかった。彼らの動きは凄まじく速いので、
車と彼らの間で途方にくれるばかりだったが。
 翌日テントでも、ここまできたからには、と車で走り回っていた。そうこう
するうちに、福井県庁周辺の宿で会議をしていた一団が到着、延べ30人を越
える来客の対応におおわらわ。F代表とYさんの会談の結果、Qが大飯テントの
原発再稼働阻止監視の任務をせよ、とのこと。経済産業省前テントの経験を生
かせということらしい。
 枝野の四国入り徳島講演では5月5日以降一瞬原発ゼロ稼働となると公言し
たようです。Uさんが新聞5紙買ってきてくれました。漁師さんが船出です。
                             ( Q記 )
たんぽぽ舎です。【TMM:No1425】
2012年4月17日(火) 地震と原発事故情報
                               転送歓迎
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★1.原発さよなら四国ネットワークから★緊急のお願い★
 保安院が伊方原発の説明(押し付け)に来る。抗議のアピールを出そう
★2.再稼働による「悪魔の連鎖」の本当の怖さ[連載5]  (山崎久隆)
★3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
◇4月18日「再稼動問題イチから勉強会」、総評会館、
◇4月19日市民集会「原発をぜったい再稼働させてはいけない理由」
◇4月22日「がれきの真実 勉強会」、場所・川崎、
━━━━━━━
☆あす18日(水)19時より、「役立つ反原発基本講座「水俣に学ぶ海洋汚染」
 講師・実川悠太さん、場所・スペースたんぽぽにて。ご参加ください。
━━━━━━━
☆たんぽぽ舎で扱っている4月21日(土)小出裕章さん講演チケットについて
 本日以降のお申込みはメールのみで受付けます(nonukes@tanpoposya.net
 締切りは4月20日(金)18時までです。
━━━━━━━
☆4月21日(土)~22日(日)代々木で開かれる「アースデイ2012」に
 たんぽぽ舎も出店します。遊びにきてください。
━━━━━━━
 
 
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┗■1.原発さよなら四国ネットワークから★緊急のお願い★
 │   保安院が伊方原発の説明(押し付け)に来る。
 │   抗議のアピールを出そう
 └────(堀内 美鈴)
 
 愛媛に、原子力安全・保安院が伊方原発3号機のストレステストの審査結果
 の説明にやってきます!抗議のアピールをしましょう!
 
 4月18日(水)12時30分集合
 会場:愛媛県水産会館(松山市2番町4丁目6-2)会議開始は13時30分
  会場入り口前に集合してください!
 
  愛媛県の原子力政策決定のプロセスの一つである知事の諮問機関となって
  いる「伊方原子力発電所環境安全管理委員会の技術専門部会」が開催され、
  そこで説明を受けます。
 
  国は、伊方原発再稼働に向けての大きなステップにしようとしています。
  県知事はそれを心待ちにしているふしがあり、この審議委員会の委員たち
  は今まで、全ての原子力政策のお墨付き機関として役割を果たしてきまし
  た。プルサーマル運転の時もそうでした。
  http://www.pref.ehime.jp/h99901/press/bukai240410.htm
 
 ☆☆電話やFAX、メールをお願いします!☆☆
 ☆☆愛媛県知事へも再稼働中止の電話・FAX・メールを!☆☆
 
  愛媛県県民環境部防災局原子力安全対策課
  [〒790-8570 愛媛県松山市一番町4-4-2]
  電話 089-912-2352(ダイヤルイン) FAX 089-931-0888
 
  中村時広愛媛県知事
   〒790-8570 愛媛県松山市一番町四丁目4-2
  愛媛県 企画振興部 管理局 秘書課
  電話 (089)912-2170(課直通) FAX(089)912-2174
  E-mail:hisho@pref.ehime.jp
 
 この電話等の作戦を、あらゆるところに拡散してください。
 私たちが伊方原発再稼働を止めることが、大飯原発再稼働を止めることにも
 つながります。よろしくお願いします!
 
 
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┗■2.再稼働による「悪魔の連鎖」の本当の怖さ[連載5](最終回)
 │  『下北半島で起きる悪魔の連鎖』ほか
 └────(山崎久隆 たんぽぽ舎、劣化ウラン研究会)
       (アジア記者クラブ通信237号に掲載されたものに一部加筆)
 
[連載5]■下北半島で起きる悪魔の連鎖
     ■東海第二の恐怖の連鎖 ■他の原発では
 
■下北半島で起きる悪魔の連鎖
 
 下北半島には重大な放射能災害を引き起こす施設が二つある。東北電力東通
原発と日本原燃六ヶ所再処理工場だ。
 このうち東通原発では、今回の東北地方太平洋沖地震により被災しており、
非常用ディーゼル発電機が全部止まる事態になった。幸い外部電源が生きてい
たためメルトダウンを回避できたが、これもまた「幸運」と言うほかはない。
 さて、この原発がメルトダウンを起こしても、同一敷地内には原発はまだ
建っていない。実は2号機が計画中で、東電の東通原発が2基建設予定だった
が、今のところはこの一基だけ。
 だが、この一基でも十分な原子力災害の「悪魔の連鎖」が起きる。
 六ヶ所再処理工場が東通原発の南約25キロにあるからだ。
 この再処理工場自体も津波と地震で大きな損傷を受ける可能性はあるが、そ
れを回避できたとしても、北に位置する原発でメルトダウンが起きれば、大量
の放射能の直撃を受ける。従業員は避難するか止まって死を覚悟の回復作業を
行うか迫られるのは同じだ。
 そして、撤退すればもはや冷却システムの維持が出来なくなり、電源が生き
ていても施設の安全確保が出来なくなるだろう。使用済燃料プール中には日本
中の原発から集めた燃料が3000トンも貯蔵されている。4号機の使用済燃
料プールの燃料体の約10倍、または100万キロワット級原発の30炉心分
だ。その他にも今まで再処理して発生した高レベル放射性廃棄物がタンクに
240トン溜まっている。これも冷却システムが停止すれば沸騰を始め、爆発
する。その結果、やはり北半球が壊滅的打撃を受ける。そのことは既にドイツ
が計画していたカルカー再処理工場の破局事故解析で明らかになっている。
ドイツはこの対策を確実に行える見通しが立たなかったため、カルカー再処理
工場の建設を中止した。日本は愚かにも強行したわけだ。
 ドイツでは大きな地震は無い。カルカーは内陸なので津波の影響も無い。そ
れにもかかわらずドイツは中止した。日本は海に面して、しかも日本海溝とい
う大規模海溝型地震の発生が確実視されている下北半島で、世界最大級の再処
理工場を建ててしまった。今は止まっているが、高レベル廃液が貯蔵され、燃
料プールには燃料が入ったままだから、危険性は大して変わらないのだ。
 
■東海第二の恐怖の連鎖
 
 茨城県東海村にある東海第二原発も、今では一基のみ建っている。しかし周
辺を見渡すと、この区域はまさしく「原子力基地」と言うべき場所である。
 南には東海再処理工場、町の中には三菱原子燃料などの加工工場がたくさん
ある。東海第二からわずか数キロ圏内には厳重に管理する必要のある核燃料施
設が密集している。これらを放置して撤退するなどということになれば、大規
模災害を防ぐことは難しいだろう。特に東海再処理工場にある高レベル放射性
廃棄物の冷却に失敗すればたちまち六カ所再処理工場と同様の災害を引き起こ
す施設だ。それは東京まで100キロのところにある。
 
■他の原発では
 
 原発で原子炉が一基だけなのは東通と東海第二だけだ。他は全て二基以上あ
るため、過酷事故発生時には「悪魔の連鎖」の恐怖は避けられない。この対策
ができない限り、どの原発であっても運転再開など出来るはずが無いことは明
らかだ。強行するというのならば、常に発電所内の全原子炉がメルトダウンす
ることを前提とした過酷事故対策は必須だ。それがあって、ようやく議論の俎
上に乗せられるということだ。今の段階ではそもそも「お話にならない」。
 ストレステスト二次評価では、まずこの点を解明しなければならない。高線
量環境の下で従業員が撤退を余儀なくされ、制御不能となって放棄された原発
が、どこまで人がコントロールしなくても過酷事故に至らずとどまれるのか。
プールにあるだけの水が使用済燃料を冷却し続けられるのは何日間か。再処理
工場のプールの水はどの程度持つのか。高レベル廃液が停電状態で何日冷却可
能か。そして何時爆発するのか。
 もちろん既に「計算」されているが、これは通常の状態に冷却水があること
を前提としている。問題は、4号機の例のように通常の倍の燃料が入った状態
で、冷却水の補給が止まるようなケース、つまり「ワーストケース」をどれだ
け見るかだ。
 例えば亀裂が入って水漏れを起こすこともあり得るし、水を循環させる配管
が破断するケースもある。これらは今までの「過酷事故」シナリオには存在し
ていない。
 ストレステストの二次評価とは、こういうことを見るためにあったはずだ。
 
 念のために言えば、ストレステストとは「運転再開の是非」を認めるかどう
かと言った「試験」ではない。どこまで事態が進行するかを冷静に見極めるた
めのものだ。一次評価で「想定される地震の1.8倍までは耐えられる」など
という「評価」は、本来のストレステストとは無関係だし、それに何の意味も
無い。二次評価で行われるはずの「次々に起きる悪魔の連鎖に対して、どこま
で対処することが可能か」を見るのが本来の目的だった。運転して良いかどう
かは、悪魔の連鎖により重大な影響を受ける範囲の人々が判断する事項である。
間違っても首相以下何人かで「政治判断」して良いことなどではない。「日本
全国が地元」とした枝野経産大臣の発言は正しい。ところがその舌の根も乾か
ぬうちに枝野経産大臣を含めて4閣僚で勝手に決めようとしているのだから、
言っていることとやっていることが全く逆では無いか。
 ここまで来てもまだ、原発を、再処理工場を、動かしても良いとするならば、
それは一体どんな理屈があってのことなのか。私には全く理解が出来ない。
 
 
┏┓
┗■3.イベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
 └────
 
◇STOP!大飯原発3・4号機の拙速な再稼働 3つのアクション
 主催:eシフト(脱原発・新しいエネルギー政策を実現する会)
 
・【アクション】国会議員に呼びかけを!
 「大飯原発の拙速な再稼働に反対する国会議員声明」に参加してください!
  http://e-shift.org/?p=1852
 
・4/18 再稼動問題イチから勉強会
 ワークショップ形式で再稼動問題のカラクリをイチから学ぶ双方向型
 セミナーです。
 【日 時】2012年4月18日(水)18:30~21:00
 【場 所】総評会館501 (東京・新御茶ノ水)
 【詳 細】http://e-shift.org/?p=1841
 
・4/19 eシフト市民集会「原発をぜったい再稼働させてはいけない理由」
 再稼働させてはいけない理由を解説、福井現地の状況も伝えます。
 【日 時】2012年4月19日(木)18:30~21:00
 【場 所】東京しごとセンター 地下2階講堂(東京・飯田橋)
 【詳 細】http://e-shift.org/?p=1847
 
 
◇がれきってホントに安全?~そこが知りたかった!がれきの真実 勉強会~
 日時:4月22日(日)13:20開始、16:30終了。
    第1部 池田こみち氏講演
    第2部 奈須りえ氏・山本節子氏講演
 場所: 川崎市教育文化会館 第4・第5会議室(3階)
 定員: 100名  (事前申込は不要・先着順で締切)
 資料代 500円・お子様連れ歓迎・駐車場なし
 主催: ストップがれき川崎の会
 HP http://nogareki.jimdo.com/ メール no_gareki@yahoo.co.jp
 講師
 ・池田こみちさん(株)環境総合研究所副所長。専門は環境政策、環境計画。
 ・山本節子さん 調査報道ジャーナリスト。 住民運動をベースに環境汚染、
  焼却場処分場問題に取り組む。環境省に広域処理の法的根拠なしと認め
  させる。
 ・奈須りえさん (東京都大田区議会議員)地方自治、財政等の観点から
  警鐘を鳴らす。
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