NUCLEAIRE
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┗■3.スペースたんぽぽ12/28「学習会」の報告
| 東電福島第一原発4号機核燃料プール問題 失敗すれば3・11の再現
└──── N.O(たんぽぽ舎ボランティア)
12月28日(木)、4号機核燃料プール問題について後藤政志さんと山崎久隆さんにお話しいただきました。
☆後藤さんのお話
○クレーンの耐震設計が甘い(Ssではなくその約半分のSdを想定)
○長周期地震動を考慮していない(燃料集合体やキャスクをクレーンで吊り上げている時に地震がきたら振り子のように大きく揺れる)
○キャスクが32メートルの高さから落ちたときの実験をしていない
○ガレキが咬み込み引き抜けなくなったら?(うつ手はないのでは?)
東電は計算上大丈夫というが実証(実験)されていない限り安全などとは言えない。まるで子供を相手にしているかのようだ
☆山崎さんのお話
○取り出す燃料は
新燃料202体と使用済み燃料1331体。水から出てしまえば強力な中性子線とガンマ線のため接近不能
○作業被曝
凄まじい高線量の中、長時間の緊張を強いられる
(毎秒1cmの速度で引き上げるので22体を引き上げるだけで2時間以上かかる)
またガレキの撤去も必要で夜間に行われる
○燃料の健全性
・4号機の爆発や高温に晒されていたこと、高濃度塩水に浸されていた(海水冷却のため)ことによる損傷・腐食が心配
○少しでも安全に行うために
人を確保すること、できるだけ遮断と除染をすることが重要。
原発の売り込みをしている場合ではない。
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┗■4.メールマガジン読者からのイベントのお知らせ
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◆12/4「ふくしま集団疎開裁判」の会・記者会見
日時:12月4日(水)16時50分~19時45分(開場16時30分)
場所:参議院議員会館101号室
☆山本太郎、福島瑞穂議員、他の各パネリストからの報告と訴え
☆パネリスト おしどりマコ・井戸川克隆(前双葉町長)・鎌仲ひとみ(映像作家)・苅部しおり(チェルノブイリへのかけはしより・看護師)・神田香織(講談師)・柳沢裕子(医師)・川根眞也(内部被ばくを考える市民研究会代表)・桑原豊(元東電社員)・自主避難者(匿名希望)・福島瑞穂・山本太郎 ・柳原敏夫・光前幸一弁護士(予定11月28日現在・敬称略)
※主催者:「ふくしま集団疎開裁判」の会 岡田:090-8494-3856
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┗■5.新聞より4つ
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◆原発の「今」、つぶやけない 秘密保護法案
「テロリズムによる被害の発生や拡大の防止のための措置、
またはこれに関する計画や研究」 (12月1日朝日新聞見出し)
◆火力発電新会社 来月上旬に設立 中部電と東電
(11月29日朝日新聞見出し)
◆福島にLNG基地 石油資源開発 火力発電所も検討
(11月28日朝日新聞見出し)
◆原発こそ「秘密」ダメ 福島作業員ら法案に危機感 国家のヒミツ
☆現場実態伝えた「証言」
「原発に関わるあらゆることで、かん口令が強まるのではないか」。特定秘密保護法案が衆議院を通過したことを受け、東京電力福島第一原発で働く作業員らから懸念の声が上がっている。過去な作業実態など、事故後、作業員の証言で明らかになった事実は少なくない。現場からは、「福島第一で起きている事実を伝えていく」という決意の声も聞こえてくる。(中略)
原発について秘密に指定されるのは、テロ対策にかかわる部分と政府は説明しているが「話してダメな範囲が分からないから、何も話せなくなる」とベテラン作業員はいう。(中略)
汚染水を処理した水をためるタンクがボルト締めで溶接をしていないため、耐久性が劣ることが作業員の話で判明。被ばく線量が上限に達したり、コスト削減で待遇が悪化し、ベテランらが次々原発を離れ、人が集まらなくなっていることもわかった。高線量下の作業では、作業員が使い捨てになっている実態も明らかになった。
☆「命に関わる問題」
(略)原発での事故やトラブルを現場の人間が口にするのはタブーとされてきたツケが、福島第一原発事故につながったという悔いがある。「法が成立すれば隠蔽体質の後押しになる」(後略)