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たんぽぽ舎です。【TMM:No2033

20131129日(金)地震と原発事故情報 -5つの情報をお知らせします

                              転送歓迎

━━━━━━━

★1.伊方原発の特有の危険性5つについて報告(下)

 核燃料の輸送ルートは、瀬戸内海・豊後水道の狭い海、

 住民の逃げ道がない!  (近藤誠 伊方原発反対八西連絡協議会会員)

★2.コラム その28「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」

 地球が月と太陽に最も引っ張られている日に地震が起きるだろうか

                       (島村英紀 地震学者)

★3.「第10回劣化ウラン兵器禁止国際行動デー集会」報告

             (稲月 隆 劣化ウラン禁止市民ネットワーク)

★4.秘密保護法は世界標準の原則を踏みにじっている

      (弁護士 海渡雄一さん)(1121日 日刊ゲンダイより抜粋)

★5.雑誌より

 ◇世界最悪レベル 福島の子の甲状腺ガン

 (「食品と暮らしの安全」2013.12 NO.296より了解を得て転載)

━━━━━━━

 

┏┓

┗■1.伊方原発の特有の危険性5つについて報告 (下)

 │ 核燃料の輸送ルートは、瀬戸内海・豊後水道の狭い海、

 │ 住民の逃げ道がない!

 └────(近藤誠 伊方原発反対八西連絡協議会会員、

            伊方原発1~3号炉運転差し止め請求訴訟原告)

 

11/28配信で第1~第3の危険性を掲載した続きです)

 第四に、伊方原発への核燃料の持ち込みや使用済み核燃料の運び出しには、

瀬戸内海と豊後水道という狭い海や海峡を輸送ルートに使っています。しかし

豊後水道は一日に千隻を超える船が航行しており、衝突、沈没事故が起きる危

険な海域です。さらに潜水艦の軍事訓練も頻繁に行われていますが、誰も衝突

事故に遭遇する時まで知ることはできません。私も漁業に従事していた時、こ

の海域で潜水艦と出会い、衝突寸前の危ない体験をしました。四国の南海上で

日本の潜水艦と貨物船が衝突する事故が実際に起きています。

 

 第五に、伊方原発は半島部に建設されています。放射能が外部に漏れ出る事

故が起きると、原発から西に住んでいる約5000人の住民は原発に向かって逃げ

ることはできません。三方は海に取り囲まれています。船しか逃げる方法があ

りません。しかし、風が強ければ航行は難しくなり、船は岸に着けることもで

きず、避難者を乗せることはできません。ヘリコプターも同じです。地震が加

われば、道路は崩れ、寸断され、移動もできず、救援も困難になります。こう

した事態について、住民の不安は大きいのです。

 

 今日、住民の方に出会う機会があれば、こうした意見や、感想もぜひ、聞い

てみてください。事故の時に屋内退避や、避難する地域と指定されている原発

から30キロメートルの範囲には13万人が住んでいます。大勢の人々が一斉

に逃げることは不可能です。大事故が起きれば逃げることも、放射能被曝を避

けることも困難になるのです。

 同時に、運転すれば、使用済み核燃料という核廃棄物を作り出しています。

危険な核廃棄物は処理することも貯蔵する施設の見通しもありません。地震の

多い日本に原発を造ったことが大きな誤りだったのです。核兵器、核武装につ

ながる恐れのある原子力の利用、開発も認めることはできません。

 

 私たちは、これから生きていく子供や子孫にきれいな空気や土地、海を守り、

安心して暮らすことのできる平和な世を渡さなければなりません。そのために

原発の運転を許さず、廃止する運動を続けていきます。そして、皆さんと手を

つなぎ、力を合わせて再稼働を止め、すべての原発を廃炉にしたいと願ってい

ます。 皆さんのご健勝を心よりお祈りします。

 

 

┏┓

┗■2.コラム その28「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」

 │ 月の引力は地震を左右するのか。

 │ 月齢と自身との因果関係はいまだ決着がついていない

 │ 地球が月と太陽に最も引っ張られている日に地震が起きるだろうか

 └────(島村英紀 地震学者)

 

○地震計が発明されてから、じつは100年あまりしかたっていない。

 天体望遠鏡が発明されたのは500年も前だし、温度計や雨量計を使って気象

観測が始まってからも何百年もたっているのと比べると、地震の観測ができる

ようになったのはごく近年のことなのである。

 地震計の発明以後、しだいに地震のデータが集まってくると、世界の地震学

者が最初に取り組んだのは、地震の起きかたは何によって左右されるのだろう

という地震の「法則性」だった。

 

○しかし、これはなかなかの難問であった。最初の「発見」は、昼より夜の方

が地震が多いことだった。だが、これはまったくの間違いだった。昼間は人間

活動の雑音が高いために、昼間の地震が夜ほどは検知できなかっただけだった

のだ。1950年代の終わりには、それまでの半世紀間に起きたマグニチュード

()8クラスの巨大地震のうち15個が、天王星が子午線を通過した前後1時間

以内に起きたという論文が出た。

 前に書いた「惑星直列」のような話だが、この論文は他の科学者の追試に

よって否定された。このほか、気圧の変化、や雨量など、気象との関連がある

という論文も多数あった。

 

○阪神淡路大震災(1995年)や東日本大震災(2011年)は猛暑の翌年に大地震

が起きたという俗説もある。この俗説に従えば、今年の夏は暑かったからさ

て・・ということになろう。しかし、気温が地震に影響するという学術的な研

究はない。気温の年変化が地震が起きる深さの岩まで伝わるはずがないからだ。

 そして、最後に残っていまだに決着が付いていないのが月齢と地震との関係

だ。惑星直列や天王星と違って、月や太陽の引力ははるかに大きい。海の水を

引っ張り上げる海洋潮汐だけではなくて、硬い岩である地球の固体部分を毎日

2030センチも上下させるから、惑星直列よりも、はるかに地震を引きおこす

可能性が高いはずだ。

 

1990年に出た論文では、この100年に起きた大地震は、太陽と月の両方が水

平線から30度から50度の間にあるときに多いという。だがこれも否定されて、

いまに至っている。

 2012年にまた別の学説が出た。東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)が近

づくと引力の影響が強いときに地震が集中したのだという。東北日本の沖にあ

る日本海溝の近くでこの36年間に発生した多数の小さな地震について、引力と

の関係を調べたものである。

 とはいえ、月の引力は地震を実際に起こす力に比べると1000分の1しかない。

それゆえ「地震を起こす」のではなくて「地震の引き金を引くのでは」という

可能性が指摘されているのである。

 これにもいくつもの反論がある。各地での精密な研究では否定的な見解が多

いのだ。

 さて、今度の満月や新月、つまり地球が月と、そして太陽にもっとも引っぱ

られている日に地震が起きるだろうか。(1122日『夕刊フジ』より)

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