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ニュークレール情報板
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たんぽぽ舎です。【TMM:No1774】
2013年3月14日(木)その2 地震と原発事故情報-
4つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.「原子力ムラは犯罪集団だと、私は思う、
中心メンバーを犯罪者として処罰したい」
小出裕章氏と佐高信氏の対談本から紹介
★2.3/9「つながろうフクシマ!さようなら原発大集会」に参加して
金子やよい(たんぽぽ舎ボランティア)
★3.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)
◆電気代一時不払いを広めよう!3・21集会のご案内
★4.テント日誌3/10(日)経産省前テントひろば 547日目
~日比谷・霞ヶ関・国会周辺に多くの人が集まった一日
人々の「脱原発」の思いは強く~ (Toku-san)
━━━━━━━
※3/15(金)第46回首相官邸前抗議行動にご参加を!
日時:3月15日(金)18:00から20:00
主催:首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体)
たんぽぽ舎では、13:00からビラ、プラカードなどの用意をして、
16:00、たんぽぽ舎出発。17:00「経産省前テントひろば」集合。
17:20に1~5班にわかれて官邸前、国会前へ出発。20:20総括集会。
━━━━━━━
┏┓
┗■1.「原子力ムラは犯罪集団だと、私は思う、
| 中心メンバーを犯罪者として処罰したい」
| 小出裕章氏と佐高信氏の対談本から紹介
└────
○ 小出裕章氏と佐高信(評論家)氏の対談=『原発と日本人―自分を売らない思
想―』(角川学芸出版・2012年12月初版発行)がある。
本の帯には「反原発を諦めない、私たちには騙された責任、そして2度と騙さ
れない責任がある」と書かれている。
「はじめに」で小出裕章氏が自らの思いを印象的なことばで語っている。
それを、3・11の2周年にあたり改めて紹介したい。柳田真 (たんぽぽ舎)
○ はじめに
原子力発電所は機械であり、壊れない機械はない。それを動かしているのは人
間で、間違いを犯さない人間はいない。当然、原子力発電所でも小さいものから
大きなものまで事故を起こす。少なくとも、大きな事故が「絶対に起きない」と
は絶対に言えない。それにもかかわらず、日本では、原子力発電所だけは住民に
被害を及ぼすような事故は絶対に起きないと宣伝されてきた。
しかし、それは単なる宣伝で、原子力を進めてきた人たちも破局的な事故を怖
れてきたそれだからこそ、原子力発電所だけは都会に建てずに、都会を遠く離れ
た地だけに押し付けてきた。そして、2011年3月11日、地震と津波に襲われた福
島第1原子力発電所がついに恐れていた事故を起こした。
日本では、政府、電力会社、原子力産業、労働組合、マスコミ、裁判所など全
てを含んだ「原子力ムラ」と呼ばれる巨大な組織が原子力を推進してきた。それ
に対し、抵抗する人間もごく少数いたが、ブルドーザーで踏み潰されるように、
潰されていき、多くの国民は日々流される「安全宣伝」を信じ続けた。そして、
怖れていた事故が起きた後も、「原子力ムラ」は事故を少しでも軽く見せようと
した。
原子炉事故についての専門知識を持っている者から見れば、すでに3月12日に
1号機の原子炉建屋が爆発で吹き飛んだ時に、炉心が溶けてしまったことは分か
った。私はその日から警告を開始したが原子力ムラは原子炉が溶けたことを認め
ず、事故は国際原子力事象評価尺度のレベル4(事業所外への大きなリスクを伴
わない事故)だと主張し続けた。そして、14日には3号機が爆発、15日には4号
機と2号機で爆発が起き、大量の放射性物質が大気中にまき散らされた。
猛烈な放射能放出はほぼ2週間にわたって続き、政府の無策の下、被曝を避け
えた住民たちも被曝させられてしまった。原子力安全・保安院(2012年9月19日
に廃止。環境省の外局である「原子力規制委員会」へ移行)が国際原子力事象評
価尺度を最高のレベル7(深刻な事故)」に引き上げたのは、大量の放射性物質の
放出がすでに終わった4月12日になってからであった。
原子力ムラは犯罪集団だと、私は思う。その中にいた、あるいは今もいる中心
メンバーを犯罪者として処罰したいと思う。しかし、原子力ムラの犯罪者は今に
至っても誰ひとりとして処罰されていないし、いまだに政治、経済の世界に君臨
し続けている。
大量の放射能放出が止まった後も原子力ムラはこの事故の被害を小さく見せる
ために、様々な工作を続けた。東北地方、関東地方の広大な地域が放射線管理区
域に指定されなければならない汚染を受けているにもかかわらず、100ミリシー
ベルト以下の被曝は安全だとして人々をそこに捨てた。(後略)
(本誌 3~5頁より)
┏┓
┗■2.3/9「つながろうフクシマ!さようなら原発大集会」に参加して
└──── 金子やよい(たんぽぽ舎ボランティア)
当日仕事で遅くなった私は、パレードの出発直前に到着、ぎっしりと居並ぶ人
達の間を縫いやっとたんぽぽ舎の人達と合流。間も無くシュプレヒコールが上が
り出発。すると直後、出口脇で騒ぎが、近づいてみると、6、7人の警官と2人
の男性がもみ合っているその周りをかこんで「暴力反対、警察横暴、警察帰れ」
と叫ぶ人がいる。幾人もが写真でビデオでその様子を撮影、あらゆる角度から撮
られている。騒ぎの脇をパレードは整然と列を形成、冷静に流れていった。騒ぎ
が治まり、わたしもたんぽぽ舎の列に戻り何時ものようにコールを上げた。逮捕
者が1人でたと聞いた、とても残念、どんな経緯で騒ぎが起こったのかは分から
ないが、いずれにしろ、騒ぎや、揉め事を起こす為に集まったわけではない事は、
パレード参加者も、警察も解っているはず。
日差しが暖かく、良い天気、街を歩くには絶好の日だ。土曜日の午後、渋谷は、
買い物に観光に沢山の人が行き交っている、人々の反応は様々、手を振る人、笑
顔を向ける人、中にはコールに声を合わせる人もいる。一方、無表情に先を急ぐ
人、関心無く会話に夢中の人も多い、だが、全体はこのパレードを受け入れてく
れていると、私は、感じた。以前私も、デモや抗議の声をあげる人に嫌悪に近い
感情を抱いていたこともあった、が、あの原発事故以来、声をあげない事の方が
不自然に感じられる。街を行く人の中にもそんな思いが有るのではないだろうか。
途中、たんぽぽ舎の列を抜け、沿道に上がり、パレードの後方にいると言って
いた友人を探す、パレードの列は、百から二百人の固まりに分けられ、それが、
2から30mの間隔で延々と続く、一つの団体が通り過ぎると後方に次の団体のの
ぼりが見えてくる、それぞれのリズムで「原発反対、フクシマを忘れるな、東電
・政府は責任を取れ」など訴えかける。いったい何団体が通り過ぎただろう、私
の足が痛みだし、やっと最後の団体の最後尾が通り過ぎたが、とうとう友人は、
見つける事ができなかった。沿道に立ち"原発やめようWのプラカードを持って
パレードを応援しつつ友人を待つ私は、ちょっと遠慮しながらコールもあげてみ
た、そんな私に街行く人は、やはり遠慮がちな視線を送る。私は「遠慮しないで、
言いたい事があったら言って!それが私と違う意見でも」と伝えたかった。
┏┓
┗■3.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)
└────
◆電気代一時不払いを広めよう!3・21集会のご案内
原発再稼働、不透明な値上げ、ぜったい許さない!
電気代一時不払いで抗議しよう!!
みなさん、電気代を自動引き落としで払っていませんか?
それは原発再稼働を目指す東京電力への「白紙委任状」です。
デモや署名だけでは原発はなくせません。
電気代の一時不払いで値上げに抵抗し、再稼働をやめさせましょう!
【日時】3月21日(木)19時(開場18時30分)~21時
【会費】500円
【会場】東京ボランティア市民活動センター・A会議室
東京都新宿区神楽河岸1-1 電話 03-3235-1171
JR総武線・地下鉄 飯田橋駅下車すぐ「セントラルプラザ」10階
http://www.tvac.or.jp/page/tvac_access
【講演】「電気代不払いの軌跡と意義 」
富山 洋子 (日本消費者連盟元代表運営委員、原子力資料情報室理事)
【報告】「電気代一時不払いプロジェクトとこれから 」
大畑 豊、大富 亮 (ともに電気代一時不払いプロジェクト共同世話人)
ブログ: http://d.hatena.ne.jp/toudenfubarai/
連絡先アドレス: toudenfubarai@gmail.com
ツイッターアカウント: @fubarai
本集会の連絡先 kimihiko_ootsuru@yahoo.co.jp
┏┓
┗■4.テント日誌3/10(日)経産省前テントひろば 547日目
| ~日比谷・霞ヶ関・国会周辺に多くの人が集まった一日
| 人々の「脱原発」の思いは強く~
└──── (Toku-san)
この日は、日比谷公園で、首都圏反原発連合主催の「原発ゼロ☆大行動」が予
定されていた。前日、明治公園で行われた「つながろうフクシマ!さようなら原
発大集会」には、1万5千人が参加し、東日本大震災と福島第一原発事故によっ
てもたらされた苦しみ、怒りを被災者の方々の生の声で聞き、デモ行進で原発反
対、福島の救済、子供たちを守る事を訴えた。私たちは、福島も、原発事故も風
化させてはいけない!忘れかけている人達にもう一度認識を持ってもらうために
も、多くの人に集まってもらいたい。
この日の東京は、朝から天気が良く、初夏を思わせるような陽気。天気予報を
確認すると、最高気温は25度くらい、5月中旬くらいの陽気だという。ただ、デ
モ行進が始まる15時くらいから低気圧の影響で、急速に天候が変化し、夜は真冬
並みの寒さになるという事だった。薄着をしていくつもりだったが、泊まり番も
あるので、防寒用のフリースジャケットをカバンに入れて、テントへ向かった。
13時過ぎにテントに着くと、すでに多くの方がいらした。今日は、テントにも
多くの方が寄って下さるので、スタッフの方達がせわしなく準備をされていた。
デモとその後に行われる抗議集会へ参加するためにトラメガを用意し、テント
で少し休んでいると、急に風が強くなり、砂埃の影響か、あたりが急に暗くなっ
た。予報より少し早いが、怖いくらいにあたっている。デモの出発時間の14時少
し前に日比谷野音に着く頃には、薄着では寒いくらいの天気になっていた。
日比谷野音に着くと、まだ集会中だったが、デモ隊が出発する霞門から公園の
中に続く歩道には、すでに物凄く多くの人達が、出発に備え並んでいた。一通り
周囲の状況を確認し、野音の中を確認すると、通路にも人があふれていた。本当
に多くの人達が原発を止める声を届けるために集まっている。報道にはデモの様
子、参加者の声をきちんと伝えてもらいたいと思う。
その後、デモ隊の出発を霞門付近で見送り、15時からJパワー前で開催される
抗議集会に参加するために日比谷公園を後にした。公園から東銀座に向かう途中、
集会に参加されたらしき人達が有楽町駅に向かって歩いていた。寒くなって来た
ので、デモに参加するのを諦められたのか、天候の急変が恨めしい。
Jパワー前の抗議は、最初は人数が少なかったものの、最終的には70名くらい
の方が参加し、Jパワーが進める大間原発の建設中止を訴えた。参加者の中には、
函館で大間原発の中止運動をされている男性もいらっしゃり、大間原発の危険性
を訴え、現地での活動の状況を説明して下さった。危険なMOX型プルサマ―ル燃
料を使用する大間原発は日本で唯一火山地帯に作られる原発であり、何かあった
ら、影響は日本の食料の多くを生産する北海道、復興に取り組んでいる三陸沿岸
にも及ぶ。直ちに建設を中止してもらいたいと心から思う。
Jパワーでの抗議を終え、国会議事堂包囲に参加するために、抗議集会に参加
者した皆さんと歩いて霞ヶ関に戻る頃には、日は沈みかけていた。それにしても
猛烈に寒い。参加者の人数が気になったが、官邸前の坂・国会議事堂前にはすで
に入りきれないくらいの多くの人達が集まっていた。見上げると、空撮のための
ヘリが上空を旋回している。明日の朝の朝刊の一面でも抗議集会の様子をきちん
と取り上げてもらいたい。その後、テントに戻り経産省前で行われている抗議集
会に参加をしたが、寒い中、50名位の方が最後まで残って抗議を続けられていた。
明日11日は、震災からまる2年、早いもので、3年目を迎える。2年経った今で
も、未だに福島原発事故は終息せず、多くの被災者の方達への補償は十分に行わ
れず、子供たちの健康被害の問題は無視をされ続けている。この国の為政者、官
僚達には、昨日と今日の風景がどのように映ったのであろうか?
アベノミクスという幻想で、国民を騙すのでなく、人々の声を聞き、本来の職
責を全うするよう、心を入れ替えて仕事にあたってもらいたい。
2013年3月14日(木)その2 地震と原発事故情報-
4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.「原子力ムラは犯罪集団だと、私は思う、
中心メンバーを犯罪者として処罰したい」
小出裕章氏と佐高信氏の対談本から紹介
★2.3/9「つながろうフクシマ!さようなら原発大集会」に参加して
金子やよい(たんぽぽ舎ボランティア)
★3.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)
◆電気代一時不払いを広めよう!3・21集会のご案内
★4.テント日誌3/10(日)経産省前テントひろば 547日目
~日比谷・霞ヶ関・国会周辺に多くの人が集まった一日
人々の「脱原発」の思いは強く~ (Toku-san)
━━━━━━━
※3/15(金)第46回首相官邸前抗議行動にご参加を!
日時:3月15日(金)18:00から20:00
主催:首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体)
たんぽぽ舎では、13:00からビラ、プラカードなどの用意をして、
16:00、たんぽぽ舎出発。17:00「経産省前テントひろば」集合。
17:20に1~5班にわかれて官邸前、国会前へ出発。20:20総括集会。
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┗■1.「原子力ムラは犯罪集団だと、私は思う、
| 中心メンバーを犯罪者として処罰したい」
| 小出裕章氏と佐高信氏の対談本から紹介
└────
○ 小出裕章氏と佐高信(評論家)氏の対談=『原発と日本人―自分を売らない思
想―』(角川学芸出版・2012年12月初版発行)がある。
本の帯には「反原発を諦めない、私たちには騙された責任、そして2度と騙さ
れない責任がある」と書かれている。
「はじめに」で小出裕章氏が自らの思いを印象的なことばで語っている。
それを、3・11の2周年にあたり改めて紹介したい。柳田真 (たんぽぽ舎)
○ はじめに
原子力発電所は機械であり、壊れない機械はない。それを動かしているのは人
間で、間違いを犯さない人間はいない。当然、原子力発電所でも小さいものから
大きなものまで事故を起こす。少なくとも、大きな事故が「絶対に起きない」と
は絶対に言えない。それにもかかわらず、日本では、原子力発電所だけは住民に
被害を及ぼすような事故は絶対に起きないと宣伝されてきた。
しかし、それは単なる宣伝で、原子力を進めてきた人たちも破局的な事故を怖
れてきたそれだからこそ、原子力発電所だけは都会に建てずに、都会を遠く離れ
た地だけに押し付けてきた。そして、2011年3月11日、地震と津波に襲われた福
島第1原子力発電所がついに恐れていた事故を起こした。
日本では、政府、電力会社、原子力産業、労働組合、マスコミ、裁判所など全
てを含んだ「原子力ムラ」と呼ばれる巨大な組織が原子力を推進してきた。それ
に対し、抵抗する人間もごく少数いたが、ブルドーザーで踏み潰されるように、
潰されていき、多くの国民は日々流される「安全宣伝」を信じ続けた。そして、
怖れていた事故が起きた後も、「原子力ムラ」は事故を少しでも軽く見せようと
した。
原子炉事故についての専門知識を持っている者から見れば、すでに3月12日に
1号機の原子炉建屋が爆発で吹き飛んだ時に、炉心が溶けてしまったことは分か
った。私はその日から警告を開始したが原子力ムラは原子炉が溶けたことを認め
ず、事故は国際原子力事象評価尺度のレベル4(事業所外への大きなリスクを伴
わない事故)だと主張し続けた。そして、14日には3号機が爆発、15日には4号
機と2号機で爆発が起き、大量の放射性物質が大気中にまき散らされた。
猛烈な放射能放出はほぼ2週間にわたって続き、政府の無策の下、被曝を避け
えた住民たちも被曝させられてしまった。原子力安全・保安院(2012年9月19日
に廃止。環境省の外局である「原子力規制委員会」へ移行)が国際原子力事象評
価尺度を最高のレベル7(深刻な事故)」に引き上げたのは、大量の放射性物質の
放出がすでに終わった4月12日になってからであった。
原子力ムラは犯罪集団だと、私は思う。その中にいた、あるいは今もいる中心
メンバーを犯罪者として処罰したいと思う。しかし、原子力ムラの犯罪者は今に
至っても誰ひとりとして処罰されていないし、いまだに政治、経済の世界に君臨
し続けている。
大量の放射能放出が止まった後も原子力ムラはこの事故の被害を小さく見せる
ために、様々な工作を続けた。東北地方、関東地方の広大な地域が放射線管理区
域に指定されなければならない汚染を受けているにもかかわらず、100ミリシー
ベルト以下の被曝は安全だとして人々をそこに捨てた。(後略)
(本誌 3~5頁より)
┏┓
┗■2.3/9「つながろうフクシマ!さようなら原発大集会」に参加して
└──── 金子やよい(たんぽぽ舎ボランティア)
当日仕事で遅くなった私は、パレードの出発直前に到着、ぎっしりと居並ぶ人
達の間を縫いやっとたんぽぽ舎の人達と合流。間も無くシュプレヒコールが上が
り出発。すると直後、出口脇で騒ぎが、近づいてみると、6、7人の警官と2人
の男性がもみ合っているその周りをかこんで「暴力反対、警察横暴、警察帰れ」
と叫ぶ人がいる。幾人もが写真でビデオでその様子を撮影、あらゆる角度から撮
られている。騒ぎの脇をパレードは整然と列を形成、冷静に流れていった。騒ぎ
が治まり、わたしもたんぽぽ舎の列に戻り何時ものようにコールを上げた。逮捕
者が1人でたと聞いた、とても残念、どんな経緯で騒ぎが起こったのかは分から
ないが、いずれにしろ、騒ぎや、揉め事を起こす為に集まったわけではない事は、
パレード参加者も、警察も解っているはず。
日差しが暖かく、良い天気、街を歩くには絶好の日だ。土曜日の午後、渋谷は、
買い物に観光に沢山の人が行き交っている、人々の反応は様々、手を振る人、笑
顔を向ける人、中にはコールに声を合わせる人もいる。一方、無表情に先を急ぐ
人、関心無く会話に夢中の人も多い、だが、全体はこのパレードを受け入れてく
れていると、私は、感じた。以前私も、デモや抗議の声をあげる人に嫌悪に近い
感情を抱いていたこともあった、が、あの原発事故以来、声をあげない事の方が
不自然に感じられる。街を行く人の中にもそんな思いが有るのではないだろうか。
途中、たんぽぽ舎の列を抜け、沿道に上がり、パレードの後方にいると言って
いた友人を探す、パレードの列は、百から二百人の固まりに分けられ、それが、
2から30mの間隔で延々と続く、一つの団体が通り過ぎると後方に次の団体のの
ぼりが見えてくる、それぞれのリズムで「原発反対、フクシマを忘れるな、東電
・政府は責任を取れ」など訴えかける。いったい何団体が通り過ぎただろう、私
の足が痛みだし、やっと最後の団体の最後尾が通り過ぎたが、とうとう友人は、
見つける事ができなかった。沿道に立ち"原発やめようWのプラカードを持って
パレードを応援しつつ友人を待つ私は、ちょっと遠慮しながらコールもあげてみ
た、そんな私に街行く人は、やはり遠慮がちな視線を送る。私は「遠慮しないで、
言いたい事があったら言って!それが私と違う意見でも」と伝えたかった。
┏┓
┗■3.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)
└────
◆電気代一時不払いを広めよう!3・21集会のご案内
原発再稼働、不透明な値上げ、ぜったい許さない!
電気代一時不払いで抗議しよう!!
みなさん、電気代を自動引き落としで払っていませんか?
それは原発再稼働を目指す東京電力への「白紙委任状」です。
デモや署名だけでは原発はなくせません。
電気代の一時不払いで値上げに抵抗し、再稼働をやめさせましょう!
【日時】3月21日(木)19時(開場18時30分)~21時
【会費】500円
【会場】東京ボランティア市民活動センター・A会議室
東京都新宿区神楽河岸1-1 電話 03-3235-1171
JR総武線・地下鉄 飯田橋駅下車すぐ「セントラルプラザ」10階
http://www.tvac.or.jp/page/tvac_access
【講演】「電気代不払いの軌跡と意義 」
富山 洋子 (日本消費者連盟元代表運営委員、原子力資料情報室理事)
【報告】「電気代一時不払いプロジェクトとこれから 」
大畑 豊、大富 亮 (ともに電気代一時不払いプロジェクト共同世話人)
ブログ: http://d.hatena.ne.jp/toudenfubarai/
連絡先アドレス: toudenfubarai@gmail.com
ツイッターアカウント: @fubarai
本集会の連絡先 kimihiko_ootsuru@yahoo.co.jp
┏┓
┗■4.テント日誌3/10(日)経産省前テントひろば 547日目
| ~日比谷・霞ヶ関・国会周辺に多くの人が集まった一日
| 人々の「脱原発」の思いは強く~
└──── (Toku-san)
この日は、日比谷公園で、首都圏反原発連合主催の「原発ゼロ☆大行動」が予
定されていた。前日、明治公園で行われた「つながろうフクシマ!さようなら原
発大集会」には、1万5千人が参加し、東日本大震災と福島第一原発事故によっ
てもたらされた苦しみ、怒りを被災者の方々の生の声で聞き、デモ行進で原発反
対、福島の救済、子供たちを守る事を訴えた。私たちは、福島も、原発事故も風
化させてはいけない!忘れかけている人達にもう一度認識を持ってもらうために
も、多くの人に集まってもらいたい。
この日の東京は、朝から天気が良く、初夏を思わせるような陽気。天気予報を
確認すると、最高気温は25度くらい、5月中旬くらいの陽気だという。ただ、デ
モ行進が始まる15時くらいから低気圧の影響で、急速に天候が変化し、夜は真冬
並みの寒さになるという事だった。薄着をしていくつもりだったが、泊まり番も
あるので、防寒用のフリースジャケットをカバンに入れて、テントへ向かった。
13時過ぎにテントに着くと、すでに多くの方がいらした。今日は、テントにも
多くの方が寄って下さるので、スタッフの方達がせわしなく準備をされていた。
デモとその後に行われる抗議集会へ参加するためにトラメガを用意し、テント
で少し休んでいると、急に風が強くなり、砂埃の影響か、あたりが急に暗くなっ
た。予報より少し早いが、怖いくらいにあたっている。デモの出発時間の14時少
し前に日比谷野音に着く頃には、薄着では寒いくらいの天気になっていた。
日比谷野音に着くと、まだ集会中だったが、デモ隊が出発する霞門から公園の
中に続く歩道には、すでに物凄く多くの人達が、出発に備え並んでいた。一通り
周囲の状況を確認し、野音の中を確認すると、通路にも人があふれていた。本当
に多くの人達が原発を止める声を届けるために集まっている。報道にはデモの様
子、参加者の声をきちんと伝えてもらいたいと思う。
その後、デモ隊の出発を霞門付近で見送り、15時からJパワー前で開催される
抗議集会に参加するために日比谷公園を後にした。公園から東銀座に向かう途中、
集会に参加されたらしき人達が有楽町駅に向かって歩いていた。寒くなって来た
ので、デモに参加するのを諦められたのか、天候の急変が恨めしい。
Jパワー前の抗議は、最初は人数が少なかったものの、最終的には70名くらい
の方が参加し、Jパワーが進める大間原発の建設中止を訴えた。参加者の中には、
函館で大間原発の中止運動をされている男性もいらっしゃり、大間原発の危険性
を訴え、現地での活動の状況を説明して下さった。危険なMOX型プルサマ―ル燃
料を使用する大間原発は日本で唯一火山地帯に作られる原発であり、何かあった
ら、影響は日本の食料の多くを生産する北海道、復興に取り組んでいる三陸沿岸
にも及ぶ。直ちに建設を中止してもらいたいと心から思う。
Jパワーでの抗議を終え、国会議事堂包囲に参加するために、抗議集会に参加
者した皆さんと歩いて霞ヶ関に戻る頃には、日は沈みかけていた。それにしても
猛烈に寒い。参加者の人数が気になったが、官邸前の坂・国会議事堂前にはすで
に入りきれないくらいの多くの人達が集まっていた。見上げると、空撮のための
ヘリが上空を旋回している。明日の朝の朝刊の一面でも抗議集会の様子をきちん
と取り上げてもらいたい。その後、テントに戻り経産省前で行われている抗議集
会に参加をしたが、寒い中、50名位の方が最後まで残って抗議を続けられていた。
明日11日は、震災からまる2年、早いもので、3年目を迎える。2年経った今で
も、未だに福島原発事故は終息せず、多くの被災者の方達への補償は十分に行わ
れず、子供たちの健康被害の問題は無視をされ続けている。この国の為政者、官
僚達には、昨日と今日の風景がどのように映ったのであろうか?
アベノミクスという幻想で、国民を騙すのでなく、人々の声を聞き、本来の職
責を全うするよう、心を入れ替えて仕事にあたってもらいたい。
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