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ニュークレール情報板
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たんぽぽ舎です。【TMM:No1711】
2013年1月3日(木)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.2013年 たんぽぽ舎年賀状
原発ゼロ・再稼働阻止に向けて、みんなで知恵と力を合わせましょう
(たんぽぽ舎共同代表 鈴木千津子・柳田真、 運営委員一同)
★2.うつのみや勝手連のお礼報告と今後の方向
・勝手連の奮闘で97万票弱・・・・・うつのみや支持者の多様さ・多彩さ
・120万円弱の全国からのカンパに感謝します
・今後、原発ゼロの声と運動を高める。「再稼働するな」運動を続けます
柳田真(たんぽぽ舎)
★3.<連載3(食品と暮らしの安全No.285)>
合理的なエネルギー利用とは (著 今井伸・元毎日新聞論説委員)
★4.<テント日誌 12/30(日)―経産省前テントひろば 477日目
安倍政権の早々の原発政策見直し表明と、高まるテント撤去の可能性
(Toku-san)
━━━━━━━
★1月4日(金) 午後 5:00~7:00 「テントを守ろう集会」
会場・主催:経産省前テントひろば (携帯:070-6423-1947)
たんぽぽ舎も参加します。
┏┓
┗■1.2013年 たんぽぽ舎年賀状
| 原発ゼロ・再稼働阻止に向けて、みんなで知恵と力を合わせましょう
└──── (たんぽぽ舎共同代表 鈴木千津子・柳田真、 運営委員一同)
2012年は福島事故2年目、たんぽぽ舎設立23年目の中で、多くのボランティア
の皆さんの協力で運営できました。
2012年12月、安倍内閣は原発推進の内閣布陣をつくりました。又、原子力規制
委員会は原発再稼働にむけて、粗雑で電力会社よりの準備活動を猛スピードで進
めていますが、「原発なくとも電気は大丈夫」は官庁データでも証明されていま
す。日本列島は地震活発期、第2の大惨事が心配されます。
私たちは「フクシマを忘れない、フクシマ級大惨事を再びおこさせない」を合
言葉に、今年もいっしょに持てる全力で知恵と力を合わせて活動しましょう。
新年の日程 ご案内
○1月16日(水) エントロピー基本講座・第1回「地球複合循環の中の人間社会」
19:00~ スペースたんぽぽ 講師:槌田敦さん
○2月24日(日)たんぽぽ舎24周年(25回総会)
13:00~ スペースたんぽぽ 総会・記念講演・懇親会
┏┓
┗■2.うつのみや勝手連のお礼報告と今後の方向
| ・勝手連の奮闘で97万票弱・・・・・うつのみや支持者の多様さ・多彩さ
| ・120万円弱の全国からのカンパに感謝します
| ・今後、原発ゼロの声と運動を高める。「再稼働するな」運動を続けます
└──── 柳田真(たんぽぽ舎)
(1) とてもたくさん活躍した、うつのみや勝手連-今後の見本例
原発反対の人・みんなが取り組めた選挙でした。うつのみやさんの立候補に
感謝。脱原発市民(たんぽぽ舎有志)と都庁職員・OBと反原発自治体議員
市民連盟の人々とテントひろばの人々の三者で、とても多く活躍しました。
ビラ8万余、電話7000本弱の実績です。延べ300人強が活動。
(2) 97万票について
少ない説と、よくとった説の2つがあります。ただ、今後の東京での活動の
際の足がかりとなる票だ、多彩で多様な人々が努力した総合票だ(現在力量
の反映)と思います。
うつのみや支持を表明した政党で、且つ衆院選挙に候補者を擁立したのは、
未来、共産、社民の3党。その3党の東京ブロック比例票の合計は91万3
千票。(うつのみや票はこれより5万6千票が上積み)
(3) カンパが全国から120万円弱よせられました。
心から感謝します。このお金で多くのことがやれました。(なお、交通費や
小さな出費はボランティアの皆さんの自費で賄われています)
(4) 今後
ア.原発ゼロの声と運動を一段と強め、高めます。(スペーズたんぽぽでの学
習会、毎週金曜官邸前行動参加、原発現地応援ツアー、その他)
自民党安倍内閣の原発推進路線に反対して頑張ります。
イ.「再稼働の嵐」に対して、再稼働するな!の運動を続けます。(これが原
発ゼロの近道) 再稼働阻止全国ネットワーク(たんぽぽ舎気付)と共に。
ウ.脱原発政党が統一して、連携して、選挙に取り組めるように(うつのみや
選対のように)7月参院選で、もっともっと連携してほしい。バラバラに
ならず脱原発の人々のおもいの受け皿になってほしい。
★討論会・懇親会のご案内
1月20日(日) 宇都宮けんじさんをお招きして、今後の方向・討論会
14:00~17:00 討論会 参加費 500円 スペースたんぽぽ(4F)
テーマ:都知事選の教訓と今後の方向
17:15~19:00 懇親会 参加費 1000円 たんぽぽ舎(5F)
┏┓
┗■3.<連載3(食品と暮らしの安全No.285)>
│ 合理的なエネルギー利用とは
└────(著 今井伸・元毎日新聞論説委員)
-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・
★「食品と暮らしの安全」より許可を得て、2013年1月号(No.285)を
連載で配信しています(全7回)。
-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・
それでは、我々が目指す、世界で最も進んだ、なおかつ、日本の強みを生か
した合理的なエネルギー利用とは何でしょうか。それを考えてみます。
まず、世界の最新のエネルギー動向を見てみましょう。日本は自前のエネル
ギー源がありません。ほとんどを海外から輸入するので、世界の動きが極めて
重要です。
今、世界中で最もホットな動きはシェールガス革命です。アメリカにジョー
ジ・ミッチェルという気骨のある人がいて、20年近くかけて、シェール(頁
岩)という岩盤層から天然ガスを採掘する技術を確立しました。
そのおかげで、ガスを掘り尽くしそうになっていたアメリカは、突然、あと
数百年分の天然ガス資源を持つ「天然ガス大国」に復活しました。
私は先日、ケネディ大統領の暗殺で有名なダラスにあるシェールガス採掘現
場に行ってきました。小奇麗な住宅団地の隣に、トレーラーが十数台集まって、
ガス井を掘っていました。深さ1000mまでまっすぐ掘り、次に水平方向に掘り
ます。するとガスは自然に出てきます。アメリカは国土全体にガスパイプライ
ンが張り巡らせてありますので、近くのパイプにガスを注入すればいいのです。
井戸の掘削は1週間で終わり、その後50~60年くらい、ガスは出続けます。な
んともうらやましい光景でした。
カナダも含め、北米には、日本の面積に匹敵するようなシェール層があちこ
ちにあります。そのおかげで、かつて7ドルくらいしていたアメリカのガス価
格は、2ドルまで下がりました。オバマ大統領は、最初の選挙で、風力と太陽
光の再生可能エネルギーの普及で、雇用創出と経済成長を実現すると約束しま
したが、うまく行きませんでした。
2回目の選挙では、シェールガスを使って産業を再生し、雇用を創出すると
いう戦略に変え、当選しました。シェールガスがオバマ再選を後押ししたので
す。
アメリカの鉄鋼、化学、自動車など基幹産業は、日本や中国の攻勢で、壊滅
寸前まで追い込まれていましたが、これからは、無尽蔵で安価なシェールガス
を徹底的に活用することで、再構築しようと動き始めました。もちろん、発電
もガスでやります。原子力が入る余地はありません。
また、今後は中東から石油やガスを輸入する必要もなくなりますので、犠牲
の多い武力介入をする必要もなくなり、フリーハンドを得ました。
シェールガス革命は、産業や生活や経済だけでなく、世界の構造を変え始め
たのです。
シェールガスは、中国にもたくさんあります。しかし、日本にはありません。
「日本でも発見」という報道が時々ありますが、数日分で使ってしまう程度の
量です。アメリカとカナダの量を合計したよりも多いシェールガスがある中国
とは比べものになりません。
<次号につづく>
┏┓
┗■4.<テント日誌 12/30(日)―経産省前テントひろば 477日目
| 安倍政権の早々の原発政策見直し表明と、高まるテント撤去の可能性
└──── (Toku-san)
この日は、年末年始のイヴェントとして、17時~K&Fテントブラザーズジョ
イントコンサート&オキュパイ大飯の乱DVD上映会が予定されていたが、朝から
あいにくの雨模様。安倍政権が、原発推進に舵をとってきた事は明らかになって
来ており、テントひろばに対しても年末年始で人が少ないタイミングを見計らっ
て、強制退去という強硬手段に出て来る事も考えられる。コンサートまでには、
雨が上がり、なるべく多くの方に集まっていただきたい。
年末の買い出しを済ませ、泊まり番のためにテントに向かう頃には、小降りに
はなっていたもののまだ雨が降っていた。テントに着くと、第一テントには、泊
まり番のSさん、いつも来てくれるOさんがいた。第二テントの中では、DVD上映
会後の座談会が行われており、大飯原発の抗議行動に参加されたKさんの他、多
くの方がいらっしゃった。Kさんは、大飯原発の再稼働問題が発生する春まで、
先日急逝されたYさんとともに、テントを支え、その後大飯のテントに参加され、
現在は大阪の方で脱原発運動をやられている。
この日の泊まり当番のFさんに確認したところ、17時~行われたK&Fテント
ブラザーズジョイントコンサートは、あいにくの雨だったが、「とつきとおか未
来を孕む女たちのテントひろば」で、昨年の冬のテントを支えてくれた椎名さん
も加わって、非常に盛り上がったという事だった。Kさん、Fさん、Sさんは、
大阪、東京、福島と、今は別々の場所で、それぞれ原発をなくすために活動され
ていらっしゃるが、揃ってYさんの追悼集会に集まり、この日のイヴェントも企
画された。志半ばで他界されたYさんも喜ばれているに違いない。テントのPP
M、うらやましいくらいに仲がよい三人。映像が残っていたら、是非拝見したい。
この日はテント当番に来られていたKさんが風邪で体調を崩されていた為、お
帰りいただき、急遽テントにいたOさんに夜当番に加わってもらった。また、年
末年始のテントの防衛体制を心配されて、泊まりの申し出をいただいていた新宿
西口で反戦スタンディングアピールに参加されている方々も加わっていただき、
第一テント、第二テントに分かれての夜の体制となった。第一テントでは選挙戦、
安倍政権の閣僚人事、安倍首相や閣僚の発言の話から、テント撤去の可能性につ
いて遅くまで議論が交わされ、第二テントでも朝方まで話声が途絶えなかった。
今回の衆院選で大勝した自民党は、安倍総裁が選挙前に原発に頼らない社会を
目指し、三年間かけてエネルギー政策を検討すると言っていたにも関わらず、茂
木経産大臣は就任会見の席で、2030年までに原発ゼロを目指すという民主党の方
針を見直し、「安全と認められた原発は政府の判断で、再稼働させる」「核燃サ
イクルは継続する」と発言し、早くも国民との約束を反故にする態度を示してい
る。テントに対してもいつ強硬な態度に出てくるか解らない状況である。多くの
人にテントに来ていただく事が、簡単には手を出せない状況を作り出す。年末年
始は、テントひろばでイヴェントを開催する予定になっているが、ぜひ、多くの
方に集まっていただきたい。また、テントとしても、福島の状況を含め、原発に
関する状況を常に監視し、タイムリーにメッセージを発信していく事が、多くの
人に原発・福島・テントに関心を持っていただく事に繋がり、継続的に支持を集
める事が出来ると思う。来年は間違いなく正念場、今までの反省も踏まえ、気持
ちを新たにして臨む必要があると思う。
2013年1月3日(木)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.2013年 たんぽぽ舎年賀状
原発ゼロ・再稼働阻止に向けて、みんなで知恵と力を合わせましょう
(たんぽぽ舎共同代表 鈴木千津子・柳田真、 運営委員一同)
★2.うつのみや勝手連のお礼報告と今後の方向
・勝手連の奮闘で97万票弱・・・・・うつのみや支持者の多様さ・多彩さ
・120万円弱の全国からのカンパに感謝します
・今後、原発ゼロの声と運動を高める。「再稼働するな」運動を続けます
柳田真(たんぽぽ舎)
★3.<連載3(食品と暮らしの安全No.285)>
合理的なエネルギー利用とは (著 今井伸・元毎日新聞論説委員)
★4.<テント日誌 12/30(日)―経産省前テントひろば 477日目
安倍政権の早々の原発政策見直し表明と、高まるテント撤去の可能性
(Toku-san)
━━━━━━━
★1月4日(金) 午後 5:00~7:00 「テントを守ろう集会」
会場・主催:経産省前テントひろば (携帯:070-6423-1947)
たんぽぽ舎も参加します。
┏┓
┗■1.2013年 たんぽぽ舎年賀状
| 原発ゼロ・再稼働阻止に向けて、みんなで知恵と力を合わせましょう
└──── (たんぽぽ舎共同代表 鈴木千津子・柳田真、 運営委員一同)
2012年は福島事故2年目、たんぽぽ舎設立23年目の中で、多くのボランティア
の皆さんの協力で運営できました。
2012年12月、安倍内閣は原発推進の内閣布陣をつくりました。又、原子力規制
委員会は原発再稼働にむけて、粗雑で電力会社よりの準備活動を猛スピードで進
めていますが、「原発なくとも電気は大丈夫」は官庁データでも証明されていま
す。日本列島は地震活発期、第2の大惨事が心配されます。
私たちは「フクシマを忘れない、フクシマ級大惨事を再びおこさせない」を合
言葉に、今年もいっしょに持てる全力で知恵と力を合わせて活動しましょう。
新年の日程 ご案内
○1月16日(水) エントロピー基本講座・第1回「地球複合循環の中の人間社会」
19:00~ スペースたんぽぽ 講師:槌田敦さん
○2月24日(日)たんぽぽ舎24周年(25回総会)
13:00~ スペースたんぽぽ 総会・記念講演・懇親会
┏┓
┗■2.うつのみや勝手連のお礼報告と今後の方向
| ・勝手連の奮闘で97万票弱・・・・・うつのみや支持者の多様さ・多彩さ
| ・120万円弱の全国からのカンパに感謝します
| ・今後、原発ゼロの声と運動を高める。「再稼働するな」運動を続けます
└──── 柳田真(たんぽぽ舎)
(1) とてもたくさん活躍した、うつのみや勝手連-今後の見本例
原発反対の人・みんなが取り組めた選挙でした。うつのみやさんの立候補に
感謝。脱原発市民(たんぽぽ舎有志)と都庁職員・OBと反原発自治体議員
市民連盟の人々とテントひろばの人々の三者で、とても多く活躍しました。
ビラ8万余、電話7000本弱の実績です。延べ300人強が活動。
(2) 97万票について
少ない説と、よくとった説の2つがあります。ただ、今後の東京での活動の
際の足がかりとなる票だ、多彩で多様な人々が努力した総合票だ(現在力量
の反映)と思います。
うつのみや支持を表明した政党で、且つ衆院選挙に候補者を擁立したのは、
未来、共産、社民の3党。その3党の東京ブロック比例票の合計は91万3
千票。(うつのみや票はこれより5万6千票が上積み)
(3) カンパが全国から120万円弱よせられました。
心から感謝します。このお金で多くのことがやれました。(なお、交通費や
小さな出費はボランティアの皆さんの自費で賄われています)
(4) 今後
ア.原発ゼロの声と運動を一段と強め、高めます。(スペーズたんぽぽでの学
習会、毎週金曜官邸前行動参加、原発現地応援ツアー、その他)
自民党安倍内閣の原発推進路線に反対して頑張ります。
イ.「再稼働の嵐」に対して、再稼働するな!の運動を続けます。(これが原
発ゼロの近道) 再稼働阻止全国ネットワーク(たんぽぽ舎気付)と共に。
ウ.脱原発政党が統一して、連携して、選挙に取り組めるように(うつのみや
選対のように)7月参院選で、もっともっと連携してほしい。バラバラに
ならず脱原発の人々のおもいの受け皿になってほしい。
★討論会・懇親会のご案内
1月20日(日) 宇都宮けんじさんをお招きして、今後の方向・討論会
14:00~17:00 討論会 参加費 500円 スペースたんぽぽ(4F)
テーマ:都知事選の教訓と今後の方向
17:15~19:00 懇親会 参加費 1000円 たんぽぽ舎(5F)
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┗■3.<連載3(食品と暮らしの安全No.285)>
│ 合理的なエネルギー利用とは
└────(著 今井伸・元毎日新聞論説委員)
-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・
★「食品と暮らしの安全」より許可を得て、2013年1月号(No.285)を
連載で配信しています(全7回)。
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それでは、我々が目指す、世界で最も進んだ、なおかつ、日本の強みを生か
した合理的なエネルギー利用とは何でしょうか。それを考えてみます。
まず、世界の最新のエネルギー動向を見てみましょう。日本は自前のエネル
ギー源がありません。ほとんどを海外から輸入するので、世界の動きが極めて
重要です。
今、世界中で最もホットな動きはシェールガス革命です。アメリカにジョー
ジ・ミッチェルという気骨のある人がいて、20年近くかけて、シェール(頁
岩)という岩盤層から天然ガスを採掘する技術を確立しました。
そのおかげで、ガスを掘り尽くしそうになっていたアメリカは、突然、あと
数百年分の天然ガス資源を持つ「天然ガス大国」に復活しました。
私は先日、ケネディ大統領の暗殺で有名なダラスにあるシェールガス採掘現
場に行ってきました。小奇麗な住宅団地の隣に、トレーラーが十数台集まって、
ガス井を掘っていました。深さ1000mまでまっすぐ掘り、次に水平方向に掘り
ます。するとガスは自然に出てきます。アメリカは国土全体にガスパイプライ
ンが張り巡らせてありますので、近くのパイプにガスを注入すればいいのです。
井戸の掘削は1週間で終わり、その後50~60年くらい、ガスは出続けます。な
んともうらやましい光景でした。
カナダも含め、北米には、日本の面積に匹敵するようなシェール層があちこ
ちにあります。そのおかげで、かつて7ドルくらいしていたアメリカのガス価
格は、2ドルまで下がりました。オバマ大統領は、最初の選挙で、風力と太陽
光の再生可能エネルギーの普及で、雇用創出と経済成長を実現すると約束しま
したが、うまく行きませんでした。
2回目の選挙では、シェールガスを使って産業を再生し、雇用を創出すると
いう戦略に変え、当選しました。シェールガスがオバマ再選を後押ししたので
す。
アメリカの鉄鋼、化学、自動車など基幹産業は、日本や中国の攻勢で、壊滅
寸前まで追い込まれていましたが、これからは、無尽蔵で安価なシェールガス
を徹底的に活用することで、再構築しようと動き始めました。もちろん、発電
もガスでやります。原子力が入る余地はありません。
また、今後は中東から石油やガスを輸入する必要もなくなりますので、犠牲
の多い武力介入をする必要もなくなり、フリーハンドを得ました。
シェールガス革命は、産業や生活や経済だけでなく、世界の構造を変え始め
たのです。
シェールガスは、中国にもたくさんあります。しかし、日本にはありません。
「日本でも発見」という報道が時々ありますが、数日分で使ってしまう程度の
量です。アメリカとカナダの量を合計したよりも多いシェールガスがある中国
とは比べものになりません。
<次号につづく>
┏┓
┗■4.<テント日誌 12/30(日)―経産省前テントひろば 477日目
| 安倍政権の早々の原発政策見直し表明と、高まるテント撤去の可能性
└──── (Toku-san)
この日は、年末年始のイヴェントとして、17時~K&Fテントブラザーズジョ
イントコンサート&オキュパイ大飯の乱DVD上映会が予定されていたが、朝から
あいにくの雨模様。安倍政権が、原発推進に舵をとってきた事は明らかになって
来ており、テントひろばに対しても年末年始で人が少ないタイミングを見計らっ
て、強制退去という強硬手段に出て来る事も考えられる。コンサートまでには、
雨が上がり、なるべく多くの方に集まっていただきたい。
年末の買い出しを済ませ、泊まり番のためにテントに向かう頃には、小降りに
はなっていたもののまだ雨が降っていた。テントに着くと、第一テントには、泊
まり番のSさん、いつも来てくれるOさんがいた。第二テントの中では、DVD上映
会後の座談会が行われており、大飯原発の抗議行動に参加されたKさんの他、多
くの方がいらっしゃった。Kさんは、大飯原発の再稼働問題が発生する春まで、
先日急逝されたYさんとともに、テントを支え、その後大飯のテントに参加され、
現在は大阪の方で脱原発運動をやられている。
この日の泊まり当番のFさんに確認したところ、17時~行われたK&Fテント
ブラザーズジョイントコンサートは、あいにくの雨だったが、「とつきとおか未
来を孕む女たちのテントひろば」で、昨年の冬のテントを支えてくれた椎名さん
も加わって、非常に盛り上がったという事だった。Kさん、Fさん、Sさんは、
大阪、東京、福島と、今は別々の場所で、それぞれ原発をなくすために活動され
ていらっしゃるが、揃ってYさんの追悼集会に集まり、この日のイヴェントも企
画された。志半ばで他界されたYさんも喜ばれているに違いない。テントのPP
M、うらやましいくらいに仲がよい三人。映像が残っていたら、是非拝見したい。
この日はテント当番に来られていたKさんが風邪で体調を崩されていた為、お
帰りいただき、急遽テントにいたOさんに夜当番に加わってもらった。また、年
末年始のテントの防衛体制を心配されて、泊まりの申し出をいただいていた新宿
西口で反戦スタンディングアピールに参加されている方々も加わっていただき、
第一テント、第二テントに分かれての夜の体制となった。第一テントでは選挙戦、
安倍政権の閣僚人事、安倍首相や閣僚の発言の話から、テント撤去の可能性につ
いて遅くまで議論が交わされ、第二テントでも朝方まで話声が途絶えなかった。
今回の衆院選で大勝した自民党は、安倍総裁が選挙前に原発に頼らない社会を
目指し、三年間かけてエネルギー政策を検討すると言っていたにも関わらず、茂
木経産大臣は就任会見の席で、2030年までに原発ゼロを目指すという民主党の方
針を見直し、「安全と認められた原発は政府の判断で、再稼働させる」「核燃サ
イクルは継続する」と発言し、早くも国民との約束を反故にする態度を示してい
る。テントに対してもいつ強硬な態度に出てくるか解らない状況である。多くの
人にテントに来ていただく事が、簡単には手を出せない状況を作り出す。年末年
始は、テントひろばでイヴェントを開催する予定になっているが、ぜひ、多くの
方に集まっていただきたい。また、テントとしても、福島の状況を含め、原発に
関する状況を常に監視し、タイムリーにメッセージを発信していく事が、多くの
人に原発・福島・テントに関心を持っていただく事に繋がり、継続的に支持を集
める事が出来ると思う。来年は間違いなく正念場、今までの反省も踏まえ、気持
ちを新たにして臨む必要があると思う。
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