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たんぽぽ舎です。【TMM:No1687】
2012年12月11日(火) 地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
                               転送歓迎
━━━━━━━
★1.福井県 大飯原発のゲート前で「大飯原発停止」を要求
  東京から大型バス、関西や福井から乗用車で参加
  警備員や警察の、物々しい警戒陣に迎えられて!(柳田真)
★2.原子力規制委の非常識「外部識者に6000万円=原発マネー!」
  自分たちに都合のいい人間、考え方にひどくバイアスがかかっている
                      (FRYDAY 2012.12.21より)
★3.原発副読本にいかが「原発1行詩集 原災」
                  (メルマガ読者 即興詩人さんより)
★4.新聞・雑誌から
 ◇もんじゅ廃炉へ気勢 事故から17年 敦賀で全国集会(12月9日福井新聞)
 ◇「子供を守れずに、日本の未来はないでしょう。石原ファミリーを倒そう。
  私を国会に送ってください」力強く呼びかける山本太郎
                  (12月10日 中日スポーツより抜粋)
━━━━━━━
☆あす12日(水)19時から、原発についてみんなで観ようワンコイン上映会
 「福島の女たち」(Kugi Productions) 参加費500円
 詳細はホームページで http://www.tanpoposya.net/wp/?p=2263
━━━━━━━
 
 
┏┓
┗■1.福井県 大飯原発のゲート前で「大飯原発停止」を要求
 │ 東京から大型バス、関西や福井から乗用車で参加
 │ 警備員や警察の、物々しい警戒陣に迎えられて!
 └────(柳田真 たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)
 
○12月8日(土)、9日(日)の2日間、再稼働阻止全国ネットワークは、11月
10日結成後初の大衆行動=大飯原発の稼働を止めよう、行動第一波を行いまし
た。
 
○8日(土)は「もんじゅを廃炉へ全国集会」へ参加(1995年の事故以来、毎
年行われている)。午前中の白木浜海岸の集会へは新幹線で参加した仲間が代
表参加、私たちの貸切バスは急いできて午後1時半少し過ぎて、敦賀市のきら
めきみなと館へ到着(内容は別の人から後日報告)。
 夕方5時から西日本の交流会。テーマは『やってくる「再稼働の嵐」とどう
闘うか』。富山県、愛媛県(伊方)、福井県、関西(京都、大阪、滋賀など)
の各人から多くの意見が出された(詳細は再稼働阻止ネットの報告で)。
 
○9日(日)朝はバスと乗用車に分乗し、大飯原発へ(敦賀市から約100分)。
大飯原発前に着くと、多数の警備員、福井県警のものものしいお出迎えでゲー
トをしっかり閉じて固い表情でズラリと並んでいる。私たちは、「大飯原発の
即時停止を要求する」抗議文を大飯原発の管理者へ手渡す。そのあと、シュプ
レヒコール、最後に急逝した吉岡さん(大飯原発のオキュパイ闘争の指導者)
の散骨と八木さんの声涙あふるる演説で終了した。
 「鬼となって大飯原発に張り付いて、廃炉まで監視しろ」という追悼演説は
「歴史に残る名演説の一つになるだろう。
 
このあと、大飯町の宮崎夫妻住職との交流、もんじゅのある海岸で廃炉のシュ
プレヒコールをあげ、関西電力の美浜原子力PR館を見学。夜9時新宿スバル
前に帰着。豊富な内容の2日間のハードスケジュールでした。
 
☆シュプレヒコール
 ・関西電力は市民の声を聴け  ・大飯原発を停止せよ
 ・大飯原発は欠陥原発だ ・直下に活断層があるぞ  ・免震棟がないぞ
 ・ベント施設もないぞ  ・原発を止めてから調査せよ
 ・高浜原発の再稼働反対 ・市民は止めるまで闘うぞ!
 
 
┏┓
┗■2.原子力規制委の非常識「外部識者に6000万円=原発マネー!」
 │ 自分たちに都合のいい人間、考え方にひどくバイアスがかかっている
 └────(FRYDAY 2012.12.21より)
 
 原発の安全神話が失墜する中、“原子力ムラ”から独立した組織として設立
された原子炉y九規制委員会(以下、規制委)に、早くも重大な問題が浮上し
ている。原発の新しい安全基準を作る検討チームにおいて、「公正かつ中立的
な立場」から意見を述べるメンバーとして、10月に6人の「外部有識者」が
選定された。しかし、その中立的であるべき6人の識者のうち4人に、
6000万円近い「原発マネー」が渡っていたことが判明したのだ。
 規制委は各識者に、過去3年間の原発関連企業からの寄付や報酬、共同研究
費などの有無とその額を報告する「自主申告書」の提出を要求(以下*に掲載
したのは、その一部)。本誌が調査したものと申告書を照らし合わせると、4
人の識者へ、以下のような原発マネーが流れていることが明らかになったので
ある。
 
●筑波大学大学院・阿部豊教授
 原子炉メーカー・三菱重工から、寄付約600万円
 東京電力技術開発研究所から、共同研究費約300万円
●日本原子力研究開発機構安全研究センター・杉山智之研究主幹
 原子燃料工業から、共同研究費約300万円
●大阪大学大学院・山口彰教授
 三菱重工や日本原子力発電などから、寄付約990万円
 原子力エンジニアリングから、報酬約50万円
 東芝電力システムから、共同研究費約350万円
●名古屋大学大学院・山本章夫教授
 原子燃料工業や関西原子力懇談会などから、寄付約530万円
 原子力エンジニアリングなどから、報酬約600万円
 三菱重工や原子燃料工業などから、委託研究費約2180万円以上
 ("申告書"の一部が黒塗りのため詳細分からず)
 
 いったい何を基準に彼らが選ばれたのか理解に苦しむが、常識的に考えてこ
れほど多額のカネを原発関連企業から取っていながら、公正な判断ができると
はとても思えない。(中略)元東芝の原子炉格納容器設計者・後藤政志氏が憤
る。
「安全性を議論する委員を選ぶ際には審査が必要だと思いますが、自分たちに
都合のいい人間を集めたのでしょう。大飯原発(福井県)のストレステストへ
の意見聴取会で、私は山口教授と議論をしましたが、腸(はらわた)が煮えく
り返る思いでした。原発の安全性を考える場なのに、彼は電力が足りなくなる
と経済的に問題が出ることなど、発言の多くがバイアスがかかったものなんで
す。経済的な視点でものを見るよな人たちは、原発の安全性を問う委員として
失格だと思います」
 
 
┏┓
┗■3.原発副読本にいかが「原発1行詩集 原災」
 └────(メルマガ読者 即興詩人より)
 
 このほど450余りの1行詩を構成し、「原発1行詩集 原災」を作りまし
た。「原災」とは「原発災害」を略した造語です。
 
 原発がいつか神話になるだろう
 原発神話 悪魔、紳士の顔で来る
 
というプロローグに始まり、9つの章で原発に関係する様々な問題や出来事を
整理しています。わかりやすい原発副読本です。
 
 原爆から原発の今へ 戦後史
 原発にみんな詳しくなる不幸
 原発のない沖縄は 基地の島
 誰が弱い者かを 放射能があぶり出す
 アメリカのお役に立てたSPEEDI
 「地獄さ行ぐんだで!」と廃墟の建屋へ
 
 まだ本になっていませんが、全体を読みたい方は、下記のアドレスへメール
 を下さい。添付でお送りします。引用や転送は自由です。
 ※「原発1行詩集」希望 kisa01@nifty.com
 
 
┏┓
┗■4.新聞・雑誌から
 │   
 └────
 
◆もんじゅ廃炉へ気勢 事故から17年 敦賀で全国集会
 (12月9日 福井新聞より)
 
 1995年12月に起きた高速増殖炉「もんじゅ」(敦賀市)のナトリウム漏れ事
故から丸17年の8日、原発反対派がもんじゅの廃炉を求める全国集会を同市白
木などで開いた。東京電力福島第一原発事故を受け、「脱原発の方向性が示さ
れた今、高速増殖炉開発の意義はなく、速やかに撤退すべきだ」と、運営する
日本原子力研究開発機構に抗議した。
 原発反対県民会議、NPO法人原子力資料情報室などが主催し、もんじゅを
望む白木海岸に県内外から約800人(主催者発表)が集まった。原水爆禁止日
本国民会議の道田哲朗副事務局長らが脱原発に向け、勢力の結集を呼び掛けた。
県内の反原発運動をリードし、今年6月に死去した小木曽美和子さんを追悼す
るコメントもあった。
 寒風とみぞれが吹きつける中、参加者は「もんじゅ継続反対」「廃炉に追い
込むぞ」とシュプレヒコールを上げ、もんじゅのゲート前までデモ行進。原子
力機構の櫻井敏久管理課長に抗議文を手渡した。
 この後、同市きらめきみなと館で九州大副学長の吉岡斉さんらがエネルギー
政策の行方などについて講演した。
 もんじゅをめぐり、文部科学省は運転技術確立や核廃棄物の減量化に向けた
研究計画の策定を進めており、原子力機構は2013年末にも運転再開するとの計
画案を示している。
 
 
◆「子供を守れずに、日本の未来はないでしょう。石原ファミリーを倒そう。
  私を国会に送ってくださいよ。NHKの国会中継で、全部しゃべって
  あげますから」と力強く呼びかける山本太郎
 (12月10日 中日スポーツより抜粋)
 
 公示日直前に突然注目選挙区となったのが東京8区(杉並区)だ。同区は自
民党の前幹事長・石原伸晃氏(55)が石原慎太郎前東京都知事の長男という知
名度もあって、中選挙区時代の1990年の総選挙から7選を果たしている。今回、
あえてその石原氏に挑戦状を突きつけるかのように出馬したのが、昨年の東日
本大震災直後から脱原発運動に積極的に取り組んでいる無所属の俳優山本太郎
氏(38)。両陣営の戦いぶりを中心に選挙戦を追った。
 
“石原氏を口撃”---9日の正午過ぎ、JR荻窪駅南口には出口を取り囲むよ
うに人の輪ができていた。その輪の中心にいるのはカジュアルなコートにパン
ツ姿の山本氏。昨年の震災以降、脱原発運動の急先鋒として運動を展開しメデ
ィアでも言動に“自主規制”しなかっただけに、「テレビの生中継で本当のこ
とを言ったら干されてしまった。これ笑うところですよ」と自虐ネタ。そして、
「でも生中継で本当のことを言えるのがNHKの国会中継。国会中継で本当の
ことを言わせてください。僕を国会に連れて行ってください!!」と聴衆に熱
く呼びかけた。
 山本氏は公示3日前の今月1日に突然衆院選に出るとだけ宣言。しかし選挙
資金がなかったため、急きょネット上で寄付金を募ったところたちまち集まり、
供託金(300万円)を支払って、選挙カーを用意し公示前日の3日に同区から
の出馬を表明する慌ただしさだった。(中略)そして同区には山本氏が「東京
で最強の敵」と位置付ける伸晃氏がいた。組織力を持たないだけに脱原発と伸
晃氏に挑戦する姿勢を浮動層に訴える作戦に見える。(中略)
 利用者が多いJRの駅を中心に、地下鉄の駅、団地などを回って選挙活動を展
開し、脱原発・反TPP・反増税・反憲法改正を訴えている。選挙スタッフは山
本氏に共感したボランティアで、これまで約100人が集まり、同氏のイメージ
カラーのピンク色のスタッフジャンパーに身を包み選挙活動を展開している。
(後略)
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