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ニュークレール情報板
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たんぽぽ舎です。【TMM:No1669】
2012年11月27日(火) 地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.たんぽぽ舎御中 一票の格差是正の視点
定数削減でなく、都市住民が出身地の議員に投票する権利を(合田寅彦)
★2.DAYS JAPANのリポートがすごい
若狭湾と泊で原発大事故がおきた時の鮮明なシミュレーション図(広瀬隆)
★3.本の紹介
◇農文協ブックレット7『原発事故後の日本を生きるということ』
著者:小出裕章/中嶌哲演/槌田劭、定価:840円
★4.イベント紹介(問合せは各主催者の連絡先へお願いします)
◇広瀬隆さん講演会スケジュール(12月分)
★5.新聞・雑誌から
◇『懲りない紙面』 鎌田慧(11月27日 東京新聞「本音のコラム」から)
━━━━━━━
┏┓
┗■1.たんぽぽ舎御中
│ 一票の格差是正の視点
│ 定数削減でなく、都市住民が出身地の議員に投票する権利を
└────(茨城県石岡市 合田寅彦)
国政選挙の一票の格差是正が問題になっている。有権者の一票の価値に差が
あって良いはずはない。この問題に関して裁判所は、当選議員の最高と最低の
得票数を単純に割り算してその矛盾を「違憲状態」と裁定した。一方政府は、
この裁定を受けて〇増五減という議員数の調整で乗り切るつもりらしい。裁判
所は状況認識で済ますことはできようが、政府および国会がしようとしている
方策はことの本質を自覚しない単なる一時しのぎでしかない。これからも都市
肥大化が進めば、早晩同じ問題が生じることは明らかだからだ。つまり、一票
の格差是正の根本的解決には結びつかないのである。
「国政」とはなにか。外交、国防、経済など、どうしても個別の問題に目が
向けられがちだが、根本は日本の国土とそこに住む住民の生活をどう豊かにす
るかにあるはずだ。
都市住民の大多数は「国政」ないしは「国政選挙」を意識して都市に住むよ
うになったのではない。自分の生活の都合ですすんで、あるいはやむなく生ま
れ育ったふるさとを捨て都会に流入したのである。その結果が都市人口の肥大
化となり、結果として都市住民が手にする一票の価値の低下を招くことになっ
たのである。
過疎となった地方の国土はいま荒れている。高齢化した住民の暮らしは貧し
い。地方行政はどうその地域を守っていけばよいのか苦慮するばかりである。
国が示す札束を前に、危険と知りつつ企業や都市住民が使う電気のために原発
を受け容れているのである。原発がすべて過疎地にあることでもそれは明らか
だ。
そこで提案したい。
地方選出の議員定数を減らすのではなく、都市住民に対して出身地ふるさと
の議員候補者(国政選挙ばかりでなく、地方議会議員の選挙に対しても)に投
票する権利を与えるのである。旅費をかけて行かなくても、生活域での投票方
法など考えればクリアできることだ。
地方議員への投票権者を登録制にすることで、地方に住む人々が最低その数
だけでもわかるようになれば、現実は過疎であっても、これだけの都市の人が
自分たちを支えようとしているのだということもわかるし、それを意識して地
方選出議員の「国政」および「地方行政」に向ける目も変わるにちがいない。
それだけではない、都市住民の地元への提言がその地域を活性化させ、都市と
地方の交流を生み、ひいては緑豊かなふるさとへの都市住民のUターンが促さ
れるものと思う。(2012・11・23)
┏┓
┗■2.DAYS JAPANのリポートがすごい
│ 若狭湾と泊で原発大事故がおきた時の鮮明なシミュレーション図
└────(広瀬隆)
今月号(2012年12月号)のDAYS JAPANに、若狭湾と泊原発で大事故が起こっ
た場合の、鮮明な汚染シミュレーション図が出ています。これは、私が一番信
頼している民間シンクタンクの環境総合研究所の青山貞一さんによる解析です。
インターネットでも公開されていますが、ネットでは鮮明でなかったので、助
かりました。DAYS JAPANをぜひ見てください。
若狭湾の場合は、風向きが南に向かった場合、関西地方が壊滅する様子が、
ぞっとするほど明確に出ています。
泊原発の場合も同様ですが、こちらも放射能が南下する場合のシミュレー
ションになっています。先週、北海道の東にある網走と北見に講演会で行って
きましたが、地元の人たちは、泊原発の場合には、シベリアから吹く風で、風
が東に(内陸に)向かうことが多いと言っていたので、このシミュレーション
を東向きの風で想像すると、知床まで壊滅するでしょう。
そして私がショックを受けたのは、すでに網走の魚からセシウムが高い数値
で出ているとの話でした。網走がどこにあるかを、みなさん地図で見てくださ
い。すでに海洋汚染が北にまで拡大しているのです!
※DAYS JAPAN 2012年12月号『衝撃の原発事故シミュレーション』
定価:820円、お買い求めは一般の書店へおたずね下さい。
http://daysjapanblog.seesaa.net/article/302893836.html
┏┓
┗■3.本の紹介
└────
◆農文協ブックレット7『原発事故後の日本を生きるということ』
著者 小出裕章/中嶌哲演/槌田劭
定価 840円 (税込) 発行日 2012/11/15
出版 農山漁村文化協会(農文協) 判型/頁数 A5 108ページ
http://shop.ruralnet.or.jp/b_no=01_54012165/
【目次】
○PART1 原発という犯罪に抗して <対談>小出裕章×槌田劭
原発推進の確信犯から反原発の確信犯へ
巨大科学技術は「想定外」の隙間だらけ-伊方原発裁判という経験
願望で現実を見てはいけない-原発事故の現状について
原発の存在が犯罪です
放射能が怖いという反原発が弱者にしわ寄せしていないか
自責の念をもって原子力を止める
○PART2 遠離一切顛倒夢想(おんりいっさいてんどうむそう)-はかない幻想か
ら私たち自身を解放しよう <対談>中嶌哲演×槌田劭
しくじりを許されない原発という凶器
内なる「利己的な原発」に思いを至す
「社会的な関係としての幸せづくり」の観点から原発と原発事故を考える
「資源のない国 日本」という発想の貧困を乗り越える
○PART3 脱原発は、いのちの原理に未来を託すこと 槌田劭 (聞き手 四方哲)
生きることは、危険とともに生きること-だからモノの関係を、いのちを土
台に据えた人と人との関係へ
生み、かつ産む-本来の「生産(いのち)」に依拠する社会を
「今、いのちがあなたを生きている」-東本願寺の標語
いのちの原理に未来を託す
┏┓
┗■4.イベント紹介(問合せは各主催者の連絡先へお願いします)
│ 広瀬隆さん講演会スケジュール(12月)
└────
○12月1日、東京講演。南新宿カタログハウスB2ホールにて。午後1時30分、
映画「シェーナウの想い」上映開始。2時30分から広瀬隆講演会。声を上げ
よう女の会主催。連絡先電話、仲内節子、048-444-3176。
○12月14日、福島講演。午後6時、福島県郡山市労働福祉会館にて。「IAEA
とICRP~国際原子力マフィアによる被曝強制の歴史と、福島県の現実」。
この時期、12月15日から郡山市にIAEAがやってきて「原子力安全に関す
る福島閣僚会議」を開催して安全論をふりまこうとしているので、その動き
を打破するためのものです。
連絡先電話、福島原発告訴団・佐藤和良0246-58-5570。
○12月16日、東京講演。12時30分、リニア中央新幹線反対講演会。JR四谷・
麹町口徒歩1分の主婦会館プラザエフ、9Fスズランにて。橋山禮二郎先生
と共に。連絡先電話、長野県大鹿村・浮島仁子0265-39-2562。
○12月22日、東京講演。午後1時30分、池袋の豊島公会堂にて。小出裕章~
広瀬隆講演。終焉に向かう原子力・実行委員会主催。
連絡先電話、斎藤武光090-9137-2437。
○12月24日、東京講演・大集会。1時半~5時半、日比谷公会堂にて。「原発全
廃、絶対できる! 大集会」。山本太郎さん、城南信用金庫理事長の吉原毅
さん、浜岡原発現地で反対運動をしてきた伊藤実さん、大間原発現地で反対
運動をしてきた小笠原厚子さん、広瀬隆、が確定しています。そしてあと一
人、これまた元気な講談師の神田香織さんに交渉中。太郎さんと私・広瀬の
二人が共同で司会。終焉に向かう原子力・実行委員会主催。
連絡先電話、斎藤武光090-9137-2437。
○12月26日、東京講演。午後2時講演開始。中野駅から徒歩12分、東高円寺駅
から徒歩5分、メルセス会修道院にて。連絡先電話、清水靖子042-591-0342。
┏┓
┗■5.新聞・雑誌から
└────
◆『懲りない紙面』 鎌田 慧
(11月27日 東京新聞「本音のコラム」から)
「今日の朝日はひどかったね」
日の出のことではない。新聞のことである。市民運動に関わっている三人に、
朝日新聞の記事を批判して言ったのだが、彼女たちはきょとんとしている。
「うちはもうやめましたので読んでません」。拍子抜け、である。これでは
話にならない。やや旧聞になるが、わたしが怒っていたのは、二十二日付けの
朝日である。
その日の朝刊社会面トップ記事は「猪瀬副知事が出馬表明」。全記事の四分
の三を独占する大記事である。猪瀬氏が自民党都議と握手している。縦二段、
横十五センチの大写真が飾られ、まるで当選御礼のようである。
たかだか、予定されていた出馬宣言ではないか。意外性はなにもない。無責
任に退陣した石原前知事が後継者に指名していたのだから、出馬は自明の理。
ニュース性はない。
産経、読売は、ごく普通の「出馬記事」で、毎日も朝日のような派手な紙面
は作っていない.東京新聞は前日に一面のサブトップで「猪瀬氏きょう出馬表
明」と四段扱い。他の候補からみれば、これも「破格の扱い」である。
候補者の扱いは平等にすべきだ。朝日は「後出しジャンケン」の陰険さを知
りながら、大はしゃぎ。都政(渡世)業界では済まない問題だ。国政に転出す
る前知事とのコンビ(院政)が語られている。
2012年11月27日(火) 地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.たんぽぽ舎御中 一票の格差是正の視点
定数削減でなく、都市住民が出身地の議員に投票する権利を(合田寅彦)
★2.DAYS JAPANのリポートがすごい
若狭湾と泊で原発大事故がおきた時の鮮明なシミュレーション図(広瀬隆)
★3.本の紹介
◇農文協ブックレット7『原発事故後の日本を生きるということ』
著者:小出裕章/中嶌哲演/槌田劭、定価:840円
★4.イベント紹介(問合せは各主催者の連絡先へお願いします)
◇広瀬隆さん講演会スケジュール(12月分)
★5.新聞・雑誌から
◇『懲りない紙面』 鎌田慧(11月27日 東京新聞「本音のコラム」から)
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┗■1.たんぽぽ舎御中
│ 一票の格差是正の視点
│ 定数削減でなく、都市住民が出身地の議員に投票する権利を
└────(茨城県石岡市 合田寅彦)
国政選挙の一票の格差是正が問題になっている。有権者の一票の価値に差が
あって良いはずはない。この問題に関して裁判所は、当選議員の最高と最低の
得票数を単純に割り算してその矛盾を「違憲状態」と裁定した。一方政府は、
この裁定を受けて〇増五減という議員数の調整で乗り切るつもりらしい。裁判
所は状況認識で済ますことはできようが、政府および国会がしようとしている
方策はことの本質を自覚しない単なる一時しのぎでしかない。これからも都市
肥大化が進めば、早晩同じ問題が生じることは明らかだからだ。つまり、一票
の格差是正の根本的解決には結びつかないのである。
「国政」とはなにか。外交、国防、経済など、どうしても個別の問題に目が
向けられがちだが、根本は日本の国土とそこに住む住民の生活をどう豊かにす
るかにあるはずだ。
都市住民の大多数は「国政」ないしは「国政選挙」を意識して都市に住むよ
うになったのではない。自分の生活の都合ですすんで、あるいはやむなく生ま
れ育ったふるさとを捨て都会に流入したのである。その結果が都市人口の肥大
化となり、結果として都市住民が手にする一票の価値の低下を招くことになっ
たのである。
過疎となった地方の国土はいま荒れている。高齢化した住民の暮らしは貧し
い。地方行政はどうその地域を守っていけばよいのか苦慮するばかりである。
国が示す札束を前に、危険と知りつつ企業や都市住民が使う電気のために原発
を受け容れているのである。原発がすべて過疎地にあることでもそれは明らか
だ。
そこで提案したい。
地方選出の議員定数を減らすのではなく、都市住民に対して出身地ふるさと
の議員候補者(国政選挙ばかりでなく、地方議会議員の選挙に対しても)に投
票する権利を与えるのである。旅費をかけて行かなくても、生活域での投票方
法など考えればクリアできることだ。
地方議員への投票権者を登録制にすることで、地方に住む人々が最低その数
だけでもわかるようになれば、現実は過疎であっても、これだけの都市の人が
自分たちを支えようとしているのだということもわかるし、それを意識して地
方選出議員の「国政」および「地方行政」に向ける目も変わるにちがいない。
それだけではない、都市住民の地元への提言がその地域を活性化させ、都市と
地方の交流を生み、ひいては緑豊かなふるさとへの都市住民のUターンが促さ
れるものと思う。(2012・11・23)
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┗■2.DAYS JAPANのリポートがすごい
│ 若狭湾と泊で原発大事故がおきた時の鮮明なシミュレーション図
└────(広瀬隆)
今月号(2012年12月号)のDAYS JAPANに、若狭湾と泊原発で大事故が起こっ
た場合の、鮮明な汚染シミュレーション図が出ています。これは、私が一番信
頼している民間シンクタンクの環境総合研究所の青山貞一さんによる解析です。
インターネットでも公開されていますが、ネットでは鮮明でなかったので、助
かりました。DAYS JAPANをぜひ見てください。
若狭湾の場合は、風向きが南に向かった場合、関西地方が壊滅する様子が、
ぞっとするほど明確に出ています。
泊原発の場合も同様ですが、こちらも放射能が南下する場合のシミュレー
ションになっています。先週、北海道の東にある網走と北見に講演会で行って
きましたが、地元の人たちは、泊原発の場合には、シベリアから吹く風で、風
が東に(内陸に)向かうことが多いと言っていたので、このシミュレーション
を東向きの風で想像すると、知床まで壊滅するでしょう。
そして私がショックを受けたのは、すでに網走の魚からセシウムが高い数値
で出ているとの話でした。網走がどこにあるかを、みなさん地図で見てくださ
い。すでに海洋汚染が北にまで拡大しているのです!
※DAYS JAPAN 2012年12月号『衝撃の原発事故シミュレーション』
定価:820円、お買い求めは一般の書店へおたずね下さい。
http://daysjapanblog.seesaa.net/article/302893836.html
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┗■3.本の紹介
└────
◆農文協ブックレット7『原発事故後の日本を生きるということ』
著者 小出裕章/中嶌哲演/槌田劭
定価 840円 (税込) 発行日 2012/11/15
出版 農山漁村文化協会(農文協) 判型/頁数 A5 108ページ
http://shop.ruralnet.or.jp/b_no=01_54012165/
【目次】
○PART1 原発という犯罪に抗して <対談>小出裕章×槌田劭
原発推進の確信犯から反原発の確信犯へ
巨大科学技術は「想定外」の隙間だらけ-伊方原発裁判という経験
願望で現実を見てはいけない-原発事故の現状について
原発の存在が犯罪です
放射能が怖いという反原発が弱者にしわ寄せしていないか
自責の念をもって原子力を止める
○PART2 遠離一切顛倒夢想(おんりいっさいてんどうむそう)-はかない幻想か
ら私たち自身を解放しよう <対談>中嶌哲演×槌田劭
しくじりを許されない原発という凶器
内なる「利己的な原発」に思いを至す
「社会的な関係としての幸せづくり」の観点から原発と原発事故を考える
「資源のない国 日本」という発想の貧困を乗り越える
○PART3 脱原発は、いのちの原理に未来を託すこと 槌田劭 (聞き手 四方哲)
生きることは、危険とともに生きること-だからモノの関係を、いのちを土
台に据えた人と人との関係へ
生み、かつ産む-本来の「生産(いのち)」に依拠する社会を
「今、いのちがあなたを生きている」-東本願寺の標語
いのちの原理に未来を託す
┏┓
┗■4.イベント紹介(問合せは各主催者の連絡先へお願いします)
│ 広瀬隆さん講演会スケジュール(12月)
└────
○12月1日、東京講演。南新宿カタログハウスB2ホールにて。午後1時30分、
映画「シェーナウの想い」上映開始。2時30分から広瀬隆講演会。声を上げ
よう女の会主催。連絡先電話、仲内節子、048-444-3176。
○12月14日、福島講演。午後6時、福島県郡山市労働福祉会館にて。「IAEA
とICRP~国際原子力マフィアによる被曝強制の歴史と、福島県の現実」。
この時期、12月15日から郡山市にIAEAがやってきて「原子力安全に関す
る福島閣僚会議」を開催して安全論をふりまこうとしているので、その動き
を打破するためのものです。
連絡先電話、福島原発告訴団・佐藤和良0246-58-5570。
○12月16日、東京講演。12時30分、リニア中央新幹線反対講演会。JR四谷・
麹町口徒歩1分の主婦会館プラザエフ、9Fスズランにて。橋山禮二郎先生
と共に。連絡先電話、長野県大鹿村・浮島仁子0265-39-2562。
○12月22日、東京講演。午後1時30分、池袋の豊島公会堂にて。小出裕章~
広瀬隆講演。終焉に向かう原子力・実行委員会主催。
連絡先電話、斎藤武光090-9137-2437。
○12月24日、東京講演・大集会。1時半~5時半、日比谷公会堂にて。「原発全
廃、絶対できる! 大集会」。山本太郎さん、城南信用金庫理事長の吉原毅
さん、浜岡原発現地で反対運動をしてきた伊藤実さん、大間原発現地で反対
運動をしてきた小笠原厚子さん、広瀬隆、が確定しています。そしてあと一
人、これまた元気な講談師の神田香織さんに交渉中。太郎さんと私・広瀬の
二人が共同で司会。終焉に向かう原子力・実行委員会主催。
連絡先電話、斎藤武光090-9137-2437。
○12月26日、東京講演。午後2時講演開始。中野駅から徒歩12分、東高円寺駅
から徒歩5分、メルセス会修道院にて。連絡先電話、清水靖子042-591-0342。
┏┓
┗■5.新聞・雑誌から
└────
◆『懲りない紙面』 鎌田 慧
(11月27日 東京新聞「本音のコラム」から)
「今日の朝日はひどかったね」
日の出のことではない。新聞のことである。市民運動に関わっている三人に、
朝日新聞の記事を批判して言ったのだが、彼女たちはきょとんとしている。
「うちはもうやめましたので読んでません」。拍子抜け、である。これでは
話にならない。やや旧聞になるが、わたしが怒っていたのは、二十二日付けの
朝日である。
その日の朝刊社会面トップ記事は「猪瀬副知事が出馬表明」。全記事の四分
の三を独占する大記事である。猪瀬氏が自民党都議と握手している。縦二段、
横十五センチの大写真が飾られ、まるで当選御礼のようである。
たかだか、予定されていた出馬宣言ではないか。意外性はなにもない。無責
任に退陣した石原前知事が後継者に指名していたのだから、出馬は自明の理。
ニュース性はない。
産経、読売は、ごく普通の「出馬記事」で、毎日も朝日のような派手な紙面
は作っていない.東京新聞は前日に一面のサブトップで「猪瀬氏きょう出馬表
明」と四段扱い。他の候補からみれば、これも「破格の扱い」である。
候補者の扱いは平等にすべきだ。朝日は「後出しジャンケン」の陰険さを知
りながら、大はしゃぎ。都政(渡世)業界では済まない問題だ。国政に転出す
る前知事とのコンビ(院政)が語られている。
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