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ニュークレール情報板
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たんぽぽ舎です。【TMM:No1665】
2012年11月24日(土) 地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
                                    
                              転送歓迎  
                                                     
                                    
━━━━━━━
★1.宇都宮けんじさん官邸前で大いにアピール
      脱原発・再稼働反対・首都東京の責任を訴え
★2.総選挙・第5弾その1  第一極の諸政党  (広瀬 隆)
★3.新聞・雑誌より
  ◆  本音のコラム 見捨てられた町         鎌田慧
      福島原発の北側 南相馬市の光景  (東京新聞より)  
★4.<テント日誌11/21(水)―経産省前テントひろば438日目>
       選挙前の妙な静けさが支配する (M/O)
━━━━━━━
◆11月25日(日)夕方6:00~集まろう
東京から希望の光を! 原発のない社会を!
宇都宮けんじ応援・勝手連集会へ
午後6:00~9:00 会場費&資料代 500円  会場、スペースたんぽぽ
うつのみやビラ(2号ビラ)2万枚が届きます。28日までに配布しよう。
主催:脱原発&都区職員OB
   宇都宮けんじ勝手連
━━━━━━━
 
┏┓
┗■1.宇都宮けんじさん官邸前で大いにアピール
 |   脱原発・再稼働反対・首都東京の責任を訴え
 └──── 
    23日(金) 第32回目の官邸前抗議行動。祭日で雨が降って、ときつい条件で
したが、開始の6時頃には雨も上がり寒さもゆるみました。
 祭日のため、参加者はいくらか少なめでしたが、みんな元気。
 官邸前のステージに宇都宮けんじさんが参加し発言。「脱原発・再稼働反対」
を力強くアピール。みんなとのコールにもしっかり参加してくれました。
 移動して、財務省上交差点の私たちたんぽぽ舎メンバーが毎週コールしている
地区でも立ち止まって、マイクで道行く人にアピール。
 「脱原発・再稼働反対」と共に「福島の原発の電気を使っていた東京都民とし
ての責任、東電の大株主としての東京都の役割」に言及し、都政を変えて行かな
ければならないことを力強く訴えました。
 誠実さがひしひしと伝わってきました。
 すべての原発を止めていくために、東京から「原発NO!」を発信してきましょ
う。
                                          (たんぽぽ舎 坂東 喜久恵)
 
┏┓
┗■2.総選挙・第5弾 その1
 |  第一極の諸政党
 └──── (広瀬 隆)
 真剣に原発の完全廃絶を求める政治家が、山のようにいることをマスメディア
が隠してきた。第一極は正義だ。現在の国会勢力としては、衆議院解散時点で、
小沢一郎の国民の生活が第一は45人もいるのだ。
志位和夫の共産党も9人。渡辺喜美のみんなの党も7人。福島瑞穂の社民党も5人。
 河村たかしの減税日本は5人。国民新党は3人。新党大地・真民主は3人。みど
りの風は2人。新党日本は1人。このあと民主党の離党組が続々と出て、亀井静香
と山田正彦元農林水産相も明確に原発ゼロと反TPP、反消費税増税を打ち出し
た。
 ここに川内博史の新党が出てくれば理想的なのだが。
 小沢一郎が、生涯最後の豪腕を発揮すべき時が来た!!
かつてはわれわれの宿敵だった小沢一郎だが、今はまったくその恨みはない。や
ってください。この勢力をすべてまとめてください。
小沢一郎の国民の生活が第一は、原発廃絶を打ち出し、10月の集会でトテツモナ
イ数の支持者を集めたが、新聞とテレビでまったく無視された。慎太郎ばかりを
報道するマスメディアが、おかしいのだ。
お前たちが異常なのだ。
志位和夫の日本共産党は、現在の国会勢力で唯一「即時原発ゼロ」を打ち出して
いる。偉い!!
ただしひと言、政党の名前を変えられないのか。資本主義も共産主義も、共に大
事なのだよ。これから日本を共産主義国家にできるはずはないのだから、何とか
ならないのかねえ。ならないだろうね。
まあいい。目をつぶろう。
 福島瑞穂の社民党は、もともと脱原発でありながら、現在は「危険な原発から
順次廃炉」というあいまいな政策。これは、すぐに明確な即時原発全廃に変更す
るべき。
民主党の離党組──新党大地・真民主、新党きづな、名古屋市長・河村たかし代
表の減税日本などに合流──これらの諸政党は、消費税増税に反対しているが、
原発政策にあいまいな点もある。明確にせよ。
市民運動派(グリーン派)の新党は、勿論、原発廃絶政党。
 渡辺喜美のみんなの党は、発送電分離とエネルギーの地産地消を政策の柱とし
てきた。戦略的には「10年後」の原発ゼロを掲げても、実質的に「即時」全基廃
炉の路線だと言っていた。私を二度も党内学習会に招いて、3時間ずつ全党員が
話を聞いてくれたので、信頼してきたのだが、最近は慎太郎と組もうとして分ら
なくなった。ここにきて、その暗黒党と袂を分ったので、ほっとした。
独自路線で進めば、大変な数の支持を得られるのだ。われわれが支援する。
 
┏┓
┗■3.新聞・雑誌より
   ◆  本音のコラム 見捨てられた町
      福島原発の北側 南相馬市の光景    鎌田慧
 
 そこから先は立ち入り禁止。二十キロ境界線上に一軒の食堂があって、片付け
作業の労働者や観光客で賑わっていた。ところがいまは、二十キロ圏内の一部立
ち入りが認められたせいか、店内はガランとして、店じまいになっていた。
  福島原発の北側、南相馬市の光景である。
  そこから先は、田んぼに転がったクルマが、ひしゃげたまま赤さびに覆われ、
畑はススキの穂に埋もれている。他の地域では、除染作業がはじまり、残骸が片
付けられて、更地になったりしているのだが、ここだけは3・11の凍結状態。
  集落はそのままの形で残っていた。すぐにでも住めそうなのだが、一年八カ月
もたってしまえば、水道管は寒さで破裂し、畳にはキノコが生え、壁はカビだら
け。道の両側につづく家並みを眺めながら、もったいないと思う。家があるのに
家族は放射能に追われて、仮設住宅に住む理不尽。
  政権交代を叫ぶ政治家たちは、原発事故など歯牙にもかけない様子だが、フク
シマを忘れて、なんの政治なのか。原発事故被災者のいまの困窮は、自己責任で
はない。加害者がいるが、その責任と補償をだれも本気で取ろうとしていない。
  人間の英知とは、同じ過ちを繰り返さないことのはずだ。いつ自宅へ帰れるか
わからない。被災者の生活と被曝の不安に応えない政治家はいらない。
(ルポライター)
                                                  (2012.11.20 東京新聞より)
 
┏┓
┗■4.<テント日誌11/21(水)―経産省前テントひろば438日目>
 |  選挙前の妙な静けさが支配する
 └────  (M/O)
   
「秋深き隣は…」なんて嘯いているうちに季節はもう冬模様だ。日中の短い時間
には秋日和とでも言うべき陽気も見られるが雨の日などはもう冬というべきなの
だろう。街は選挙前の妙な静かさが支配しているようだ。選挙の告示も近づけば
街も賑やかになるのだろうか。そういえば最近、カフェ―らしき店に入ったらク
リスマスソングが聞こえてきた。今年はじめてのソングだけど、これって早いの、
遅いのと一瞬迷ってしまった。巷ではクリスマスソングが鳴り響くという光景も
変わったのか(?)
 比較的静かな週のはじめだが、不寝番で本を読んでいた。深夜のひと時だがい
つもは可愛い訪問者(?)あるいは住人が顔を出す。ネズ公である。かつて加藤登
紀子が獄中の藤本敏夫を慰める(?)ために歌ったといわれる『ひとり寝の子守唄』
でもおなじみのものだ。獄中のネズ公は栄養がいいためか太っており、夜中の訪
問でも人を驚かす程の大きな音をたてるが、こちらのはやせていて小さい。気味
悪がる人もいるが僕には可愛い存在である。もちろん,餌などやらないが、靴を
トンと叩いてひっこんでいなというだけだ。こんなネズ公でも姿を見せないと寂
しいものだ。昔話に出てくる「ねずみの浄土」の話はよく知られているが人間は
ねずみと親しい共生的関係にあった時代もあったのだ。
 テントを訪れた人たちには第一テントの所にあるノートに名前を几帳してもら
っている。カンパをして頂いた人には金額なども書いてもらっている。その時に
ビラ類をセットにしたものを渡す。
これは各地域やグループで原発問題の研究会や集会、あるいはデモ等の案内など
である。これを見ると各地で小さな脱原発の催しが頻繁に行われているかが分か
る。大きな集会とは別にこうした形での陣地を形成していくことが大事だし、脱
原運動の中で陣地戦的な要素の必要性を暗示している。
 国民の共同意志の実現の運動は伝統的なデモや集会という意志表示と同時に社
会の深部に陣地を形成していくことが大きな戦略だが、それはいかに可能か。ビ
ラ類を見ながらそのことを想像する。
 いろいろのビラが持ちこまれるがもっともっとテントに持ってきてもらいたい
と思う。テントを脱原発運動の交流の場にしたいということでもある。セットに
なったビラを包むように挟んでいるのはたんぽぽ舎の月間のスケジュールなどが
表示されているものだ。ここには毎日のように行われている学習会・講座案内が
載っている。長年にわたり脱原発の運動を担ってきただけあって多彩な活動が展
開されている様子もわかる。経産省前テントひろばの宣伝チラシ、原発いらない
女たちのテンとひろばのビラ、あおぞら放送の案内ビラがある。
 さらには12月15日~17日に国際原子力機関《略称IAEA》が日本政府と期共
催して開く「原子力安全に関する福島閣僚会議」に対するフクシマ・アクション
・プロジェクトの案内がある。テントではバスで持って現地行動に参加する予定
である。原子力規制委員会とアメリカ大使館への抗議の昼デモ《11月30日金曜日
12時日比谷公園集合、12時15分デモ》の告知ビラもある。紹介したのは一部であ
るが、テントは脱原発運動を交流場であるのだからおおいに利用して欲しいと思
う。
 朝早くと行っても午前10時過ぎだが土建総や建築関係のみなさんさがテント前
を通って行く。さいたまという旗が目につくが手など振ってエールの交換をする。
霞ヶ関界隈をデモなどして意志表示をするグループが増えている。前に紹介した
憂国メッセージーを書きなぐった大型トラックも時折見かけるが、左右を問わず
意志表示行動が目立つようになった。もちろん、毎週金曜日の官邸前行動が持続
力や規模として最も大きいのだが、国民の意志《民意》と政治が乖離しそれがま
すます拡大する以上はより激しく頻繁になるのは必然である。
 瓦礫問題の全国的な交流と検討の皆さんがテントを待ち合わせの場所にしてい
た関係で寄っていただいた。冷たい朝風の中で談笑をした。関西では瓦礫受け入
れ問題での闘いが激化しているが、これも原発問題から発生することの一つだ。
ただ、こうした原発問題は末端に行けば行くほど具体的に対応するほかなく、そ
れだけ難しさが伴うと思う。とりわけ行政組織との対立が避けられない場合には
そうなる。地道で具体な対応が要求されるこうした問題に関わっている皆さんが
困難を乗り越えてくれるのを願っている。
 選挙では右傾化傾向が懸念されているが、世界的な経済的あるいは政治的危機
の進展の中で、国家間対立が深化する、そのように巧まれる。歴史を見れば危機
の時代における蛮行や愚劇が否応なしに目につくが、懲りずに同じ様な事を人類
は演じる。後代の歴史では悪夢に見えることを繰り返す。これは危機を脱却する
と夢のようなプランを掲げる政治家や政党の所業が初期段階では見破ることが難
しい為である。歴史的に悪名高いファシズムだって初期には魅力的で健康にすら
映ったのである。僕らは未来を発見することの多くが過去の発見にあることを忘
れるべきではない。無知が栄えないために。                
                   (M/O)
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