忍者ブログ

NUCLEAIRE

ニュークレール情報板
[439]  [438]  [437]  [436]  [435]  [434]  [433]  [432]  [431]  [430]  [429
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

たんぽぽ舎です。【TMM:No1457】
2012年5月16日(水) 地震と原発事故情報
                               転送歓迎
━━━━━━━
★1.大飯原発の裏山は小さな地震でも崩落する
    大飯原発の再稼働はとても危険     (たんぽぽ舎 山崎久隆)
★2.【5・15政府交渉】美浜の会(主催者)ホームページより
   大飯3・4号機再稼働をめぐる政府交渉確認点(速報)
★3.反原発自治体議員・市民連盟 第2回総会 -活動方針(上)
    原発再稼働阻止を重点に、自治体へ働きかける。(事務局)
★4.東電値上げに異議「国民感情 納得できない」(5月16日 東京新聞より)
★5.<テント日誌 5/14(月)
   ―経産省前テントひろば247日目 原発ゼロ9日目―>
   重大局面を迎え、大飯原発再稼働阻止へ テントはどうしていくべきか
━━━━━━━
 
 
┏┓
┗■1.大飯原発の裏山は小さな地震でも崩落する
 │   大飯原発の再稼働はとても危険
 └────(たんぽぽ舎 山崎久隆)
 
 関西電力は、大飯原発1、2号機の後背の山が崩落する可能性を認めた。
 そのため、後背地を削る工事を行うのだという。
 まず共同通信の記事を引用する。
 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 大飯原発近くの斜面が崩落の恐れ 関電解析、14年度に工事へ
 
 経済産業省原子力安全・保安院は14日に開いた原発の耐震性を検討する専
 門家会議で、関西電力大飯原発1、2号機(福井県)の近くにある斜面が地
 震で崩落する可能性を否定できないとする関電の解析結果を明らかにした。
 関電は崩落防止のため、表面の一部を削り取る工事を2014年度に始める
 という。
 
 斜面は原子炉建屋から数十メートル程度しか離れておらず、万一、地震時に
 崩れれば事故対応などに影響する可能性もある。
 関電が、大飯原発で想定する最大の揺れの強さ(基準地震動)で斜面の強度
 を解析したところ、1、2号機北側斜面の表層の弱い部分がわずかに滑り落
 ちる場合があることが判明した。
 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
 関電が認める「後背地の山が崩れる可能性」は、基準地震動で揺さぶられた
場合でも起こる可能性があるという。基準地震動とは700ガルだ。たった
700ガルで山が崩落するのだ。
 実際にここに襲いかかる地震動は2000ガルを優に超える可能性もある。
そうなると、山が山体崩壊を起こすし地盤崩壊の可能性もある。
 しかしこの記事を見て気づかないだろうか。なぜ1、2号機の後背地「だ
け」が崩落する可能性があるとしたのだろう。実際には3、4号機の後背地の
ほうが高くて切り立っている。1、2号機側が崩れるのならば3、4号機側も
崩れるだろう。
 運転再開を予定している方は「崩れない」けれど、すぐ運転再開を予定しな
いほうは「崩れるかもしれない」から、2014年度から工事を始めるのだと
いう。
 ご都合主義の作文に過ぎない。
 これで実際に地震が起き、3、4号機側が崩落し炉心損傷が起きたら「想定
外」だったというのだろう。それは確かに想定外だが、それは想定しない側が
悪いだけだ。その「想定」を今の時点で認める者も同罪だ。
 これでも大飯原発を動かすことができるのだろうか。そんなに破滅したいの
か。全く一体どうなっているのだ。
 この詳しい解説は23日にスペースたんぽぽにおいて行う。
 
 -・-・-・-・-
 5月23日(水)18:45から、スペースたんぽぽ、連続学習会 新シリーズ
 「第1回 若狭湾の原発群、再稼働はとんでもない!」講師 山崎久隆
 http://www.tanpoposya.net/main/index.php?id=1085
 -・-・-・-・-
 
 
┏┓
┗■2.【5・15政府交渉】 美浜の会(主催者)ホームページより
 │   大飯3・4号機再稼働をめぐる政府交渉確認点(速報)
 └────(メルマガ編集部)
 
 今回の政府交渉の質問事項
 http://www.jca.apc.org/mihama/fukushima/seifukoushou_q20120515.htm
 
 政府交渉確認点(速報)からいくつか抜粋します。
http://www.jca.apc.org/mihama/fukushima/seifukoushou_sokuhou20120515.htm
 (以下、編集部から若干の補足あり。全文はURLからご覧ください)
 
 ◇「耐震安全性評価も、避難ルートの複線化も、斜面崩落の安全性評価も、
  再稼働の前提ではない」
 ◇経産副大臣が約束した雇用・生活保障については、「未だ具体化せず」。
  市民側から具体的な計画を求める
 ◇「小浜市での説明会では理解は得られなかった」と認めた
 
 ◇それぞれの質問点について
 1.規制庁の発足前に動かそうとしていることについて
  →「再稼働は4大臣が4月に決定した判断基準に基づく」「安全審査指
   針に合致しなければ運転はできない」というものの、何を根拠に安全を
   確認しているかについては答えられず。また、再稼働と安全審査指針
   を切り離す理由についても答えられず。
 
 3.避難ルートについて
  →避難道路の複線化について、「避難道路の複線化は再稼働の前提ではな
   い」という。
  →通信機器・防護服などについては「衛星電話、防護服などを平成24年度
   の予算で手当てしているが、時期は不明」という。
  →SPEEDIに関しては、おおい町(福井県)のシミュレーションは実施され
   ておらず、市民側は早急な実施を求めた。
 
 4.原発の停止に伴う雇用や生活の支援・補償について
  →4月26日、経産副大臣は現地説明会で「雇用調整助成金のような制度を
   フル活用して省庁の枠を超えてできるだけの努力を・・・」と答弁して
   いたが、3週間経った現在、何ひとつ実施されていない。市民側は、
   いつ、何をやるのか文書にて回答するよう求めた。
 
 6.斜面の安全性について
  →市民側から重大な指摘、「大飯原発の斜面の安全評価が終了しておらず、
   1、2号機の斜面が崩落する恐れがあるため、2014年度から工事を行う
   計画である」ことが、立地現地にまったく伝えられていなかった。
   福井県原子力安全専門委員会・福井県知事・おおい町長・おおい町議会
   に至急報告することを要望したが、政府側は、「持ち帰って検討する」
   とこたえた。
 
 
┏┓
┗■3.反原発自治体議員・市民連盟 第2回総会 -活動方針(上)-
 │   原発再稼働阻止を重点に、自治体へ働きかける。
 └────(議員・市民連盟 事務局)
 
 “第2の大惨事の発生”を防ぐために全力を。再稼働を阻止する正念場-
自治体での活動が重要。この1年、あって良かった“連盟”。さらに努力して、
正念場で存在感ある活動をみんなで。
 
1.「第2の原発大惨事の発生」の危険が大きい(状勢の特長)
 イ.日本が地震活発期(千年に一度の活発期とも)に入っている。気象庁の
  警告(余震注意)。直下地震が原発をおそえば…。
 ロ.それなのに、再稼働に必死の推進側。政府、電力会社など原子力帝国マ
  フィアの策動。
 ハ.福島第一原発(4基)も危険は去っていない。今も空へ海へと放射能。
  4号プールが倒壊の危険も。
 
2.廃原発の運動が広がり、その声が高まる
 経産省前テントひろば、大飯を包む関西の活動、伊方を支援する瀬戸内海
ネットの結成、首長会議の誕生など、全国各地の活動-広がるテント・座り込
み。
 
3.当面予定されている行動
 ◇大飯-5月下旬 市民による説明会、◇原子力規制庁の発足 ?月
 ◇伊方-県庁包囲 6/10(日)6/11(月)、◇国会事故調の報告書 6~7月
 ◇東電電気料金値上げ 7月、◇10万人集会 7/16(月祝)
 ◇夏・原子力政策大綱、◇エネルギー基本計画決定
 ◇反原発連合による国会包囲 7/29(日)、◇原水爆禁止世界大会 8月
 ◇米核空母横須賀配備4周年抗議集会9月、◇臨界ヒバク事故13周年9月30日
 
4.行動計画
 (1)再稼働阻止 
  イ.自治体への働きかけと、申し入れハガキ運動(1万枚へ近づきつつ)
   (たんぽぽ舎と共同)
  ロ.現地応援連帯ツアー(たんぽぽ舎と共同)
   大飯5月下旬1泊、伊方6/10~11
                   ※活動方針(下)を次号に掲載予定。
 
 
┏┓
┗■4.東電値上げに異議「国民感情 納得できない」
 └────(5月16日 東京新聞より)
 
 東京電力が申請した家庭向け電気料金の値上げの妥当性を検証する経済産業
相の諮問機関「電気料金審査専門委員会」(委員長・安念潤司中央大法科大学
院教授)が十五日、第一回の会合を開いた。この日は、消費者団体や中小企業
団体の代表者らに対する意見聴取を実施したが批判や異論が相次ぎ、値上げへ
の市民の抵抗感が色濃く反映された。
 
 東京消費者団体連絡センターの矢野洋子事務局長【東電救済のための税金負
担で協力しており、さらなる負担を強いる事になる】
 全国消費者団体連絡会の阿南久事務局長【あなたたちは事故を起こした会社
だ。まだ安全対策もしていないのに(料金算出の前提に)柏崎刈羽原発(新潟
県)の再稼働を織り込んでいるのか】。専門委の意見聴取では、東電に対する
参考人の激しい批判の言葉が飛び交った。(中略)
 これらの意見を踏まえ、委員からは「消費者の不信感が非常に大きい。詳細
な総括原価の資料を出してほしい」(永田高士公認会計士)とする声が上がり、
東電に情報を隠さずに提供するよう求めた。専門委では今後、東電に経費削減
をさらに求める余地がないか検討していく。
 
 
┏┓
┗■5.<テント日誌 5/14(月)
 │  ―経産省前テントひろば247日目 原発ゼロ9日目―>
 │    重大局面を迎え、大飯原発再稼働阻止へ
 │    テントはどうしていくべきか・・・
 └────( Y・T)
 
5月14日(月) 晴れ後曇り。
この日は怒りの報せから始まった。大飯町議会全員協議会が12:1で再稼働
容認の決定をなし、町長に上げたという報せである。推進側にとっては通過儀
礼であったはずの4月26日の住民説明会で反対・慎重意見が噴出し、柳沢副
大臣が「意見はどうしても反対意見が出てくる」という言い訳をして逃げ帰り、
それを境に住民の空気が一変したと言われていた。その住民の意見に背を向け、
町議会全協は秘密会をバタバタと二転三転して繰り返した末にこの決定を行っ
た。
 大飯町でも福井県でももはや住民の賛同という形が叶わなくなるや、住民の
意見は無視し、置き去りにして、議会の「責任」と首長の独断で同意を表明す
るという策謀である。それはどんなにデタラメと安全性欠如であろうと、4閣
僚(+仙谷)の政治判断で全ては決定される、というところに連なっている。
 関西での電力危機・計画停電キャンペーンとともに、推進勢力による激しい
隠然公然の工作が繰り返されている。
 大飯現地・福井・関西で、そして全国の住民の意思を目に見える形に創り上
げて、巨大なNO!の力として包囲していくことが必要とされている。全国が
大飯・福井に連なり、全国が一つになるような闘いが問われている。
 
 この日、先日発足した脱原発をめざす自治体首長全国ネットワークの、村上
東海村村長、三上湖西市市長らが、経産省に、大飯原発の再稼働を止めろ、そ
してエネルギー戦略審議会で原発ゼロをはっきりと打ち出すべき、という申し
入れを行ったというニュースも報じられた。
 
 夕刻、テントの前の交差点で、浪江の「希望の牧場」の吉澤が宣伝カーで訴
えている。浪江町はチェルノブイリと化した。この現実を前にしては再稼働は
あり得ないことだ、もう原発はやめるしかないと。その後、テントで少し話を
伺った。被曝した牛を生かし、育てることで、何かに役立てたい。ある特殊な
水を飲ませることによって被曝量は1/4になった。また浜通ではもう米作り
はできないから、サトウキビに似たなんとかという作物を栽培して、バイオエ
タノールを抽出し、新たなエネルギーの産地にしていきたい等々の構想が語ら
れていた。
 吉澤さんの自らが大量に被曝しながらの訴えと情熱に頭が下がる。
 
 夜はテント全体会議であった。集団ハンスト行動を振り返った議論もさるこ
とながら、大飯原発再稼働阻止の闘いの議論も沸騰した。それは引き続いての
課題となったが、是非、様々な意見と提案をお寄せいただければ、と思う。ま
た、この間集団ハンスト行動に支援連帯のカンパをたくさんいただいているこ
とが報告された。あらためて、お礼と報告をお送りする作業に取り組むことに
なったことをお知らせしておきたい。
(5月13日(日)のテント日誌はお休みです)
PR
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
フリーエリア
最新コメント
最新トラックバック
プロフィール
HN:
takeshijo
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
P R
カウンター
忍者ブログ [PR]

Template by decoboko.jp