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たんぽぽ舎です。【TMM:No1359】
2012年2月23日(木) 地震と原発事故情報
                               転送歓迎
(メルマガ編集部より:ナンバリング方法が変わりました)
 
 
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 2月20日、関西電力高浜原子力発電所3号機が定期検査で停止
 残るは東電1基、北海道電1基の計2基、全原発停止へあと一歩
  【東京電力:柏崎刈羽6号 2012年3月26日に 定検入】
  【北海道電力:泊3号 2012年4月末までに 定検入】
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★1.3.11から一年目「10日と11日」を福島で、東京で、
   どう活動し盛り上げるか、原発廃止をめざして話し合おう
 
★2.サクラと環境・原発(第Ⅷ集)
   ~異常桜見つかる ─ 環境悪化・原発放射能か?
 
★3.<テント日誌 2/21(火)>
   「再稼働を急ぐ動きに注視を」
    ―― 経産省前テントひろば 164日目 ――
 
★4.新聞・雑誌から
  ◇放射能から子どもを守って 被ばくの未来 絵本に
  『みえないばくだん』文・たかはしよしこ、絵・かとうはやと
                   (2月23日 東京新聞より抜粋)
 
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★1.3.11から一年目「10日と11日」を福島で、東京で、
   どう活動し盛り上げるか 原発廃止をめざして話し合おう
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  原発廃止をめざす運動(再稼働反対、外国への原発輸出反対)─とくに
 3月10日(土)、11日(日)を福島現地で、東京で、どう活動し盛り上げるかの
 討論会を開きます。ふるってご参加ください。
 
  3月10日~11日のバス参加者の皆さんへの説明会もあります。3.11の一年
 目を目前にして、どう原発廃止の運動を広げ、高めるかを「バス参加者 +
 東京で行動する人」の合同で開き、闘いの方向をより具体化する集会にした
 いと思います。バス参加者のみならず、東京圏で3.11を闘う人もどうぞ参加
 ください。
 
 日時 3月1日(木)午後7時から9時 (6時30分開場)
 会場 スペースたんぽぽ(千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル4F)
 対象 ・3月10日・11日に福島へ行く人
    ・再稼働NO・原発廃止めざして活動する人
 内容 Ⅰ部:原発関連映像の上映、椎名千恵子さんのお話
    Ⅱ部:3月10日~11日の目標と現地での行動について、
       郡山のイベントについて、放射線量とその対策、スタッフ紹介
 資料代 500円
 主催 福島原発事故緊急会議(福島往復バスの主催者)、たんぽぽ舎
 
 
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★2.サクラと環境・原発(第Ⅷ集)
   ~異常桜見つかる ─ 環境悪化・原発放射能か?
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 2003年、浜岡原発ツアーの際に寒椿のおかしな花がみつかり、続いて東海村
 でサクラの異常花が見出された。以来毎年サクラの観察を続け、報告集に
 まとめてきた。ソメイヨシノを調査対象とすると個体差が小さく、環境の植
 物への影響を調べるのによい指標となる。美しい桜の花も気を付けて観察す
 ると花びらやがく片の数が異常だったり、花びらがギザギザイだったりねじ
 れていたり、びっくりするような異常花の写真が載っている。
 
 正常な花に対する異常花の割合や、異常花の内訳などが表にまとめてある。
 放射能の測定が細かく報告されている中で、サクラへの影響を調べる事は
 生きる植物への影響について貴重な情報になるであろう。
 *****
 パンフレット 目次
  ・サクラ調査8年目の活動と特長・今後 ・・・柳田真
  ・サクラの開花経過 ・・・ 奥田智子
  ・各地からの報告 ・・・ 全国各地16人
  ・2004年~2011年の異常花率の推移 ・・・ 山田昌郎
  ・サクラ調査要綱(2011年度)
  ・サクラ調査票(2011年度)
  ・統計表(1)(2)(3)(4)(5)
  ・サクラの写真(カラー4ページ)
   (1.正常古木 2.サクラの開花経過-1 3.サクラの開花経過-2
    4.花弁とがくのさまざまな異常)
 *****
 たんぽぽ舎パンフNo.85(46ページ)頒価500円、
 パンフレットをご希望の方は、メール・FAX・電話にてお申し込み下さい
 mail  nonukes@tanpoposya.net、TEL  03-3238-9035、FAX  03-3238-0797
 
 
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★3.<テント日誌 2/21(火)>
   「再稼働を急ぐ動きに注視を」
    ―― 経産省前テントひろば 164日目 ――
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  身を刺すような厳冬はどうやら去ったようだ。これからも寒さのぶりかえ
 す日もあるだろうが、それでも確実に温かくなってきている。「火器使用を
 口実とする撤去命令は意味をなさなくなるよね」という軽い冗談も飛び交う。
 経産省が目の仇にしてビデオ撮影までしていた小さなガスストーブで暖を
 取っていても寒かった日々が嘘のようだ。そのうちに「暑くてかなわはな
 い」というのが人のこころだろうが、でも寒さ暑さがどれほど大事なことか
 に思いもいたる。寒さをしのごうとすることから人間のエネルギー問題はは
 じまったのだろうが、自然の恩恵ということを考えてみてもいいのではない
 のか。何が豊かさかを含めて…。
 
  再稼働をめぐる権力側の動きが旧ピッチに進められている。斑目原子力安
 全委員長はここにきて「ストレステスト」の第一次評価での再稼働に疑問を
 呈しているが、政府はこれを再稼働の条件として推し進めようとしている。
 これは経産省側の再稼働を急ぐ意向を代表していた海江田経産大臣とそれに
 厳しい姿勢で臨んでいた菅首相の対立から妥協として生まれたものと言われ
 る。もともと経産省と原子力ムラは福島第一原発の事故当初から、原発再稼
 働を戦略として描いていた。これで飛びついたのが「ストレステスト(耐性
 テスト)」であるがこれについての疑問は多い。そのもとになったヨーロッ
 パでも疑念に付きまとわれる代物である。斑目委員長の発言は遅きに失する
 感もするが当然のことである。
 
  「ストレステスト」は電力事業者のテスト報告を原子力安全・保安院が評
 価結果を出す。これをさらに原子力安全委員会が審議し評価を下す。この結
 果をもとにして内閣と地元の了承で再稼働にいたるとされる。この原子力安
 全委員会の評価結果に対する専門家の意見聴取会がこの間の「専門家の意見
 聴取会」であり、2月20日(月)で9回目が行われた。そして本日の21日に
 は原子力安全委員会の審議もはじまったのである。ストレステスト全体が再
 稼働にお墨付きを与える形式的なものでありその審議会も官製的な「やら
 せ」の一種であることは何度も指摘してきたが、意見聴取会の委員であった
 井野博満・後藤政志氏の証言はそれを示している。
 
  「原子力安全・保安院は、本日、関西電力大飯原発3・4号機の一次評価
 を《妥当》とする審査書を原子力安全委員会に提出しました。私たちはこの
 ような稚拙なやり方をとうてい認められません」というのが両人の見解であ
 る。ここで稚拙とあるのは2月8日の傍聴人を締め出して審議した聴取会の
 ことだが、そこでは技術的課題が残されていることが明確になったのに、保
 安院側はその審議をだまし討ちのように勝手に打ち切り、妥当の評価を出し
 たことをさす。両氏にはまだ審議が続くように思わせておいて勝手に事を運
 んだのである。これは多くの報道としてもなされているが疑念を残した強引
 ともいえる処理に走ったである。両氏は残された技術的課題として様々の問
 題を指摘している。例えば津波の想定は11・4メートルで福島事故の14
 メートルより低い、制御棒の挿入を検討の対象から外している、基礎ボルト
 など機器の強度について安全率を削って評価している等がある。これらは一
 部であるが、審議を尽くすという基本的なことさえも行われていないのであ る。
 
  この証言の中で両氏は第二次テストが11年の末まで関西電力から出され
 るはずであったがそれは未だに提出されていないとも述べている。何故、そ
 んなに急そぐのかという疑問が出されるだろうが、その一つに原子力安全委
 員会は原子力規制庁に替わることが指摘されている。この組織替えの有効性
 については疑念があるにしても、それだけ再稼働の条件付けの時期は遅る。
 
   そのために駆け込み的にテスト評価をめざしていると憶測されている。非
 常に不透明な日本の政治であるからこうしたことは十二分に考えられるので
 ある。本日の審議会は外部委員の質問に対して安全・保安院のメンバーが答
 えるというものであったが傍聴した人は消化不良になったという感想を述べ
 ていた。
 
  夕方には右からの脱原発を唱えるデモがテント前広場を通った。小ぶりの
 でもであったけれど脱原発の行動には賛成でありテントの激励は歓迎すべき
 ことだった。イデオロギー的な評価ではなく、行為を基準にして評価すると
 いうところを出発におけばいい。脱原発の立場にある人と大同につくという
 形でやる運動を我々は主張してきた。このことをやっていく一つの方法はイ
 デオロギーではなく行為《行動》での評価を基準にしていくことにある。
 
  テントではフランク夫妻が用意してきてくれた料理とワインで盛り上がっ
 た。料理の名前は忘れたがとてもおいしかった。日本の祭りでは神との共
 《共撰》や直会《なおらい》が重要事であった。テントの保持が祝祭的な楽
 しさにあることであれば食べ飲み語りあう場は重要である。持続戦の様相に
 入りつつある今はこうした場の存在が大事になる。      (M/O)
 
 
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★4.新聞・雑誌から
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◇放射能から子どもを守って 被ばくの未来 絵本に
 『みえないばくだん』 文・たかはしよしこ 絵・かとうはやと
                   (2月23日 東京新聞より抜粋)
 
  福島第一原発事故による放射能汚染の恐ろしさを描いた絵本「みえないば
 くだん」(小学館)を、東京都の主婦たかはしよしこさんが出版した。将来
 の子どもの健康被害を心配し、「未来を明るくするため、いま何ができるの
 か。被ばくの影響を考えてもらうきっかけになれば」と訴える。(中略)
 
  地震と津波がスイッチだった。爆発して降り注いだ「みえないばくだん」
 とは放射能のこと。えらい人は「だいじょうぶ」と嘘をつき、疎開もさせて
 くれない。放射能汚染は長く続き、被ばくで病気が続発。孫の世代にまで被
 害が表れ女児は祖父母に涙を流す・・・。(中略)
 
  「子どもたちの笑顔を守るためにも、絵本のような健康障害の未来が来て
 はいけないんです」。たかはしさんの切なる願いだ。税込1,365円
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