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たんぽぽ舎です。【TMM:No2261

2014年8月28日()地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします

                           転送歓迎

━━━━━━━

★1.「脱原発テントひろば3周年 9/11再稼働阻止大行動

   ~経産省包囲・怒りのヒューマンチェーン~」ご参加のお願い

                     経産省前テントひろば

★2.東電の責任が司法の場で認められました

   東電にはこの判決を真摯に受け止め控訴しないことを求めます

                   山崎久隆(たんぽぽ舎)

★3.これからは新たな女川原発再稼働反対運動の始まり

   「8.10女川から未来を考えるつどい」報告

           実行委員・松原くに子、沼倉潤(たんぽぽ舎)

★4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)

  ◆≪青年劇場創立50周年記念・第四弾≫第111回公演「羽衣House

   篠原久美子=作  ふじたあさや=演出

        9月12日~21日まで紀伊國屋ホール

  ◆10/12「第4回脱原発サミットin茨城」

        会場:茨城県東海村・東海文化センター

★5.新聞より

  ◆97年「津波高さ2倍」国、資料提出したが… 福島の原発訴訟

   被害全体像わからず

   大震災級の10メートル津波 「2000年想定あるはず」

                              (8月24日東京新聞より抜粋)

━━━━━━━

※川内原発を再稼働させるな!0830再稼働反対★国会前大集会

  参加歓迎!

 日時:8月30()17:00から20:00 国会議事堂正門前

 主催:首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体)

    当日の詳細は http://coalitionagainstnukes.jp/ を参照

○たんぽぽ舎12:00集合、ビラ折りやプラカードづくりの作業、たんぽぽ舎15:20出発、16:00「経産省前テントひろば」集合。

 各班にわかれて16:30国会前へ出発。20:20経産省前テントヨコでまとめの集会

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┗■1.「脱原発テントひろば3周年 9/11再稼働阻止大行動

 |  ~経産省包囲・怒りのヒューマンチェーン~」ご参加のお願い

 └──── 経産省前テントひろば

 

  平素より大変お世話になっております。

 安倍政権への怒りが沸点を超える暑い夏を過ごされたと存じます。

 皆様のご支援の賜物、お蔭さまで経産省前テントひろばは、係争中とはいえ、9月11日に設立3周年を迎えます。その間に、原発推進の責任官庁である経産省は、福島第一事故の責任を一切取らず、「安全だ、安い、電力足りない」が大嘘であることが判明したにもかかわらず、「エネルギ―基本計画」閣議決定させ、再稼働と原発輸出を推進しています。

 そこで、私たちは標記大行動(「金曜行動もとうにピークを過ぎた」等と言われる中、だからこそあえて今年も経産省包囲)を計画しております。

 

2014年9月11()

16時―17   本館前及び別館前アピール行動

        首相官邸及び経産省に対する申し入れ行動

17時―18   記者会見(テントひろば前)

18時―19時半 経産省前集会

19時半―20時 経産省包囲怒りのヒューマンチェーン

 

経産省前テントひろば

100-0013 東京都千代田区霞が関131 TEL 070-6473-1947

              メール tentohiroba@yahoo.co.jp 

            ブログ http://tentohiroba.tumblr.com/

 

 

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┗■2.東電の責任が司法の場で認められました

 |  東電にはこの判決を真摯に受け止め控訴しないことを求めます

 └──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)

 

 原発審査による避難中に自死した人について、福島地裁は因果関係を認め、賠償請求を認める判決を出しました。

 原発震災により自死に至ったと考えられる人に対して、初めての賠償命令です。

 東電には、この判決を真摯に受け止め、控訴しないことを求めます。

 これまでも震災関連死で自死のケースは報告されていますが、福島県が突出して多く、さらに毎年増加し続けています。この判決は、国や東電に対して全く別次元の対策を取らなければならないことを指摘しているのです。

 

○ 以下、東京新聞の記事です。

 東京新聞

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014082602000246.html

 原発避難「うつで自殺」 東電に賠償命令 福島地裁

                       2014826日夕刊

 

 2011年7月、東京電力福島第一原発事故で避難していた福島県川俣町山木屋地区の渡辺はま子さんが自殺したのは「避難生活で精神的に追い詰められ、うつ状態になったため」として、遺族が東電に計約9100万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、福島地裁(潮見直之裁判長)は26日、東電に約4900万円を賠償するよう命じた。

 東電によると、原発事故が原因で自殺したとして東電に賠償を求めた訴訟で、初の判決。夫の幹夫さんら4人が訴えた。

 訴状によると、11年3月11日の原発事故で、山木屋地区は4月22日、政府による計画的避難区域になった。はま子さんは6月、幹夫さんら家族とともに福島市内のアパートに避難。一時帰宅していた7月1日、自宅敷地内で焼身自殺した。

 避難後、顔色が悪くなって食欲がなくなり「生きているうちに戻ることができるだろうか」などと話すようになったといい、原告側は「自宅に戻る見込みが立たず、勤めていた養鶏場も閉鎖され、精神状態が悪化した」と主張した。

 東電は「原発事故で強い心理的負担が生じたことは認めるが事故前から睡眠障害で薬を飲んでおり、原発事故以外の原因を考慮するべきだ」として争っていた。

 原発事故と自殺をめぐっては、東日本大震災から間もない11年3月24日に自殺した福島県須賀川市の農業の男性の遺族が賠償を求めた裁判外紛争解決手続き(ADR)で、東電が賠償することで和解した例がある。

 

○自殺増加 避難長期化原因か

 

 福島県では、東日本大震災との関連で自殺したと認定される人が増え続けている。集計する内閣府の担当者は「東京電力福島第一原発事故の影響で避難先の生活が長期化しているのが原因ではないか」と分析する。

 内閣府によると、福島県の震災関連の自殺者は、統計を取り始めた2011年6月から今年7月までに56人。同様に震災で大きな被害を受けた岩手県の30人、宮城県の37人と比べても多く、全国最多だ。福島では11年に10人、12年に13人、13年に23人と、増加傾向が著しい特徴もある。

 自殺防止対策について内閣府は「福島県には対策費を多めに配分している」とし、県も相談ダイヤル設置や仮設住宅への相談員派遣などに取り組んでいるが、十分な効果が挙がっていないのが実情だ。

 震災関連の自殺と認定されるのは、仮設住宅で遺体が発見されたり、亡くなったのが原発事故の避難者だったりしたケース。ほかにも遺書や遺族の話を基に、震災関連かどうか判断している。

<原発事故と避難> 東京電力福島第一原発事故に伴い、政府は2011年4月22日、福島県内の原発周辺11市町村に避難区域(警戒区域と計画的避難区域)を設定。12年4月からは順次、放射線量が高い順に、帰還困難区域、居住制限区域、避難指示解除準備区域の三つに再編した。避難区域は14年4月に田村市で初めて解除され、現在10市町村で継続中。自主避難を含め今も約12万5000人の福島県民が、県内外で避難生活を続けている。

 

 

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┗■3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)

 └──── 

 

 ◆8/30映画『遺言~原発さえなければ』東京・東村山市での上映

 

 日時:2014年8月30()開場12:45

       開演 13:15から17:30 途中休憩あり

      ☆開演後、監督トークあります。

 場所:東村山市中央公民館ホール(西武新宿線東村山駅下車、徒歩3分)

 鑑賞券:999円(前売りはささやかなプレミアム付き)

     託児なし、学生・障がいのある方500

 ロビーにて写真パネル展開催

 主催:「遺言 原発さえなければ」を上映する会@東村山

 後援:東村山市 東村山市教育委員会

 チケット予約やお問い合わせはコチラまで

 メール:yuigonhm@gmail.com

 

 

 ◆9/20「自民党にも脱原発派!河野太郎氏・秋本真利氏大いに語る」

  入場無料

 

 私たちの運動を広めるために、従来と違った取り組みをして、一般市民が気軽に参加できるようにというコンセプトで企画しました。

 政権与党で脱原発を明確にしている2人の考えを聞いた後、意見交換することは、意義ある事だと思います。

 まだ60席くらいの空きがありますので、ぜひ申込んで下さい。

 

日 時:9月20()18:30開始 入場無料

場 所:千葉市文化センター5階セミナー室

主 催:9・20講演会実行委員会

連絡・予約申込先:永野 勇(お名前・ふりがな・電話番号 必須)

携 帯:090-2553-2587 FAX0436-98-5858

メール:i_nagano@dreamcar.co.jp <mailto:i_nagano@dreamcar.co.jp>

    詳細は→http://urx.nu/azOH <http://t.co/sgCBIdmFxR>

 

 

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┗■4.新聞より7つ

 └──── 

 

 ◆佐藤・福島知事、不出馬へ 知事選 周囲へ意向伝える

                  (8月26日朝日新聞見出し)

 

 ◆原発事故 避難後に自殺 東電に4900万円賠償命令 福島地裁

                  (8月26日朝日新聞見出し)

 

 ◆「自殺、原発事故が原因」 福島地裁 因果関係、初認定

  東電に4900万円賠償命令 遺族「東電は謝罪して」

                   (8月27日朝日新聞見出し)

 

 ◆志賀の申請を問題視 規制委 原発排気対策を批判

                  (8月27日朝日新聞見出し)

 

 ◆中間貯蔵施設 双葉町議会事実上の容認

  地権者への説明会要望

 

 東京電力福島第一原発事故に伴う除染廃棄物を保管する国の中間貯蔵施設に関し、候補地の福島県双葉町の町議会は二十六日午前、全員協議会を開き、国と県による地権者への説明会の開催を町に要望した。佐々木清一(せいいち)議長は「施設を建設するかしないかは地権者の考えで、議会が決定すべきではない」と述べたが、事実上、建設を容認した形。

 伊沢史朗町長は「要望は重く受け止める。町が施設の是非を判断するかどうかも、地権者の理解が最優先で、言える状況ではない」と話した。(中略)

 石原氏は「国として示せる最大限の内容を提示した。施設の受け入れにご理解いただきたい」と話した。二十六日午後には、もう一つの候補地、同県大熊町の町議会も国と県から説明を受ける。

 福島県は二十九日にも建設受け入れを決める方針で、二町の議会や住民の意見を踏まえ、最終判断するとみられる。(8月26日東京新聞より抜粋)

 

 

 ◆火山噴火の対応議論 規制委 川内原発見据え会合

 

 原子力規制委員会は25日、九州電力川内原発(鹿児島県)をはじめ火山の巨大噴火の影響を受ける恐れのある原発で、どのように噴火の兆候を監視し、対応していくかを検討する第1回の専門家会合を開いた。

 川内原発では、周辺に5つあるカルデラの巨大噴火が最大の脅威だ。原発から40キロの姶良カルデラで3万年前に起きた噴火では、火砕流が敷地内に到達した可能性がある。(中略)

 この日の会合で、専門家からは「巨大噴火を予知するのは非常に難しい。データを監視していれば兆候が分かる、というほど単純ではない」「海底の状況が十分把握できていない。海底モニタリングが不可欠だ」など現状では巨大噴火の予知は難しいとの指摘が出た。(後略)(8月25日東京新聞より抜粋)

 

 

 ◆地下水放出2.5万トン汚染濃度上昇 バイパス効果 疑問も   本格稼働3ヵ月

 

 東京電力福島第一原発で、地下水が建屋地下に流れ込み新たな汚染水になる前にくみ上げ、海に放出する「地下水バイパス」が本格稼働して3カ月が過ぎた。これまで2万5千トンを超える地下水を放出したが、明確な効果は見えない。一方、放出水に含まれる放射性物質のトリチウム濃度は上昇傾向にある。

(中略)

 一方、くみ上げられた地下水のトリチウム濃度は上昇傾向が続く。5月は1リットル当たり200ベクレル前後で推移していたが、7月に入ると300ベクレルを超えるようになった。

 全体の数値を押し上げているのは最も南側の井戸。昨年8月に汚染された処理水漏れを起こしたタンクから百メートルほどの場所にある。

 この井戸の濃度は2000ベクレル前後で推移しており、くみ上げを続けるとタンク全体の濃度が上昇する。くみ上げを止めてしばらくすると濃度は低下する。この井戸のくみ上げを続ければ、放出基準を超える可能性も出ているが、東電は「ほかの井戸の水と混ぜれば問題ない」として、対策を取ろうとしていない。

  (8月25日東京新聞より抜粋)

たんぽぽ舎です。【TMM:No2260

2014年8月27日()地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします

                           転送歓迎

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★1.-福島県県民健康調査で小児甲状腺がん103名に増加-

   避難を求めて108名の親子が「子ども脱被ばく裁判」提訴します

                山田知恵子(ふくしま集団疎開裁判ボランティア)

★2.8/31「たんぽぽ舎25周年のつどい」へ全国からのメッセージ(その5)

   島根原発増設反対、六ケ所村

★3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)

  ◆8/30映画『遺言~原発さえなければ』東京・東村山市での上映

              場所:東村山市中央公民館ホール 鑑賞券:999

  ◆9/20「自民党にも脱原発派!河野太郎氏・秋本真利氏大いに語る」

              場所:千葉市文化センター5階セミナー室 入場無料

★4.新聞より7つ

  ◆佐藤・福島知事、不出馬へ 知事選 周囲へ意向伝える

                   (8月26日朝日新聞見出し)

  ◆原発事故 避難後に自殺 東電に4900万円賠償命令 福島地裁

                   (8月26日朝日新聞見出し)

  ◆「自殺、原発事故が原因」 福島地裁 因果関係、初認定

   東電に4900万円賠償命令 遺族「東電は謝罪して」

                    (8月27日朝日新聞見出し)

  ◆志賀の申請を問題視 規制委 原発排気対策を批判

                   (8月27日朝日新聞見出し)

  ◆中間貯蔵施設 双葉町議会事実上の容認

   地権者への説明会要望     (8月26日東京新聞より抜粋)

  ◆火山噴火の対応議論 規制委 川内原発見据え会合

                  (8月25日東京新聞より抜粋)

  ◆地下水放出2.5万トン汚染濃度上昇 バイパス効果 疑問も

     本格稼働3ヵ月        (8月25日東京新聞より抜粋)

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※短信1つ……たんぽぽ舎25周年(8月31)

★8月31()の「たんぽぽ舎25周年のつどい」の第1部(アーサー・ビナードさん、広瀬隆さんの講演、他)は、「定員」に達しましたので、予約分の受付は終了とさせていただきます。この後の事前申し込みは、「キャンセル待ち」となります。「キャンセル待ち」のご連絡を頂いた方で、8月30()18時の時点で、

キャンセルが生じた場合、参加可能になられた方(受付順ですが)だけにこちらからお電話を差し上げます。

 なお、18時より20時開催の第2部の交流・懇親会(アーサー・ビナードさん、広瀬隆さん両氏も出席)は、まだ30名ほど参加可能です。申し込み歓迎です。

 同じ会場、軽食と飲み物での交流会(会費:2000)です。(柳田 真)

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┗■1.-福島県県民健康調査で小児甲状腺がん103名に増加-

 |  避難を求めて108名の親子が「子ども脱被ばく裁判」提訴します

 └──── 山田知恵子(ふくしま集団疎開裁判ボランティア)

 

 8月24日に第16回福島県「県民健康調査」検討委員会が開かれ、事故から3年3ヶ月で福島県の小児甲状腺がん(確定58名と疑い45名)は103名に達しました。受診者は事故当時18才未満の約37万人のうち約30万人です。この数は、ベラルーシの高汚染地域ゴメリ州の、原発事故から3年の小児甲状腺がん合計4名と比べても25倍以上という高い発症率です。

 しかし、検討委員会では「3年間のうちに影響が出ることはないだろう(安村)」との予測の元にこれまで通りの「放射線の影響とは考えにくい」という結論ありきの内容で、この103名は放射線の影響のない状況でのバックグラウンドとして位置づけ、今年4月から始まっている「本調査」はそれを踏まえるとしています。

 つまり、今まで100万人に1人か2人と言われてきた小児甲状腺がんの発生なのに、30万人に103人が出ていてもこれを放射線の影響のない通常の状態として基本にするということです。

 8月17日に政府広報/復興庁は朝日、毎日など全国紙5紙と福島民報、民友に「放射線についての正しい知識を」という全面広告を出し、「慎重になりすぎて発がんリスクを高める」などと言い運動不足や喫煙・飲酒と放射能による発がんリスクを比べたりしています。

 東電と政府の失敗により放射能を拡散し福島県民を苦しめているというのにまたぞろ喫煙や飲酒などと比べるとは全くお門違いにも程があります。

 心配を取り除くこと、すなわち逃げたい人を高線量の場所から避難させること、それが一番安心させられるのに、このような広告に大金を使うとは!!

 あとになってもっともっと健康被害が出てからでは遅すぎます。甲状腺がん以外の健康被害も出ているのです。今からでも、「人命最優先」の対策が、特に放射能の影響を最も受ける子どもたちに対して直ちに取られるべきです。

 8月29(金)、福島の百名以上の親子が、子どもの避難の実現に向けて行動を起こすことにしました。福島地方裁判所に提訴する「子ども脱被ばく裁判」です。

 8月29日には東京から提訴への支援バスが出ます。まだ空きがありますので、是非みなさん、ご参加くださり、勇気をもって提訴する福島の原告の皆さんを応援してください。(詳細は090-2933-7993黒岩まで)

 

 

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┗■2.8/31「たんぽぽ舎25周年のつどい」へ全国からのメッセージ(その5)

 └──── 島根原発増設反対、六ケ所村

 

 ★島根原発増設反対運動代表 芦原 康江

 

 私たちの町の島根原発は、一つは福島原発事故が起きる前から停止したままであり、二つ目は事故後に停止し、三つ目は一度も動かすことなく福島の事故を迎えました。"このまま、二度と動かさないでほしい"これが私たちの願いです。

とりわけ、これらの原発が活断層のそばにあり、再び動かせば、私たちは時限爆弾を抱えるようなものです。福島の二の舞を、私たちの町で繰り返すことを断じて許すわけにはいきません。

 しかし、地元首長は、「避難計画」(別名「被曝計画」)も"絵に描いた餅"状態のまま再稼働を進めようとしています。私たちは、全国での再稼働ストップの動きに呼応し島根県民の名にかけて、この再稼働の目論見を止めたいと思います。

 

 ★六ケ所村 花とハーブの里代表 菊川 慶子

 

 6月22日に六ヶ所村で村長選挙が行われ、村議18人全員の応援を受けた戸田衛氏(67)が初当選、5144票、菊川慶子(65152票、梅北陽子(6196票、関千尋(5022票という結果がでました。投票率62.94%。大震災と福島原発事故のあと初の村長選でしたが、厳しい現実をつきつけられた思いでした。いまなお、原子力産業を生活の柱とし、再処理工場稼働を望む人たちに何を訴えたらいいのか、つくづく考えさせられます。しかし、2009年にチャレンジした村議選と大きくちがったことがありました。それは放射能汚染を現実の問題として心配し始めた人たちがいることを確かな事実として知ったということ。来年の地方選で村議会に1議席を確保し、公の場で論争したいと考えています。

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┗■4.8/31「たんぽぽ舎25周年のつどい」へ全国からのメッセージ(その4)

 |  浜岡から、福井から

 └──── 

 

◆ 浜岡原発を考える静岡ネットワーク

 

 「たんぽぽ舎」の四半世紀に渡る反核運動は、まさしく日本の運動の先陣を切り、同時に牽引車としての役割を果たしてきたことについて感謝しているところです。たんぽぽ舎の全国への「種まき」があったればこそ、3・11以降の反原発運動も急速に全国規模で立ち上がることができたと思います。しかし、私たちの運動は、今、最も重要な時期にさしかかっていると思います。「たんぽぽ舎」のみなさんのこれからの活動に期待をしています。私たち「浜ネット」も貴舎と連携を強固に保ち、静岡の地で運動を展開することを約束いたします。ともに頑張りましょう。

 

◆さよなら原発福井ネットワーク  中嶋多恵子

 

 福井では原発再稼働阻止の為に「もう動かすな原発!福井県民署名」が8月9日キックオフしました。中嶌哲演氏の音頭の元に会合を重ね、17市町に実行委員ができ、署名集めが始まりました。12月をめどに集計をし、西川知事に提出予定です。福井県外の方も署名できます。署名活動を通して福井地裁の大飯原発差し止め判決の意義や、原発震災時の避難の問題などを県民に知ってもらう草の根運動です。県内の様々な団体・個人などこれまでに無い連携が始まっています。川内原発の次に高浜を稼働させようとする動きの中、「STOP再稼働が民意」であることを突きつけたいものです。命(人格権)より「劣位」である危険な原発は止めるしかありません。

 

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┗■5.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)

 └──── 

 

  <汚染水放出事件について、福島県警「激励」行動>

  福島原発告訴団は、東電の汚染水放出事件を福島県警に告発をしてから、9月で1年になります。

先日、告訴団の不服申し立てについて、東京第5検察審査会から、「起訴相当」の議決が出され、東京地検では、再捜査がはじまりました。

 汚染水対策を先送りにし、手遅れによって大規模汚染水流出を招き続けている東電に対し、一刻も早く、厳正な強制捜査に着手するように、827日(水)に福島県警へ「激励」行動に行きます。

 海の放射能汚染を食い止めるためにアピールしましょう。

 魚のコスチュームや大漁旗など工夫を凝らしてご参加ください。

日 時 827日(水)  12:0013:40

 12:00   福島駅東口集合    スピーチ

 12:30   デモ行進

 13:00   福島県警本部(福島県庁内)に上申書提出

        県庁隣の公園にて、参加者スピーチ

 <福島原発告訴団> http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.jp/

  電 話 08057397279

  メール 1fkokuso.@gmail.com

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┗■6.新聞より5つ

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◆「国内原発全て廃炉に」渡部恒三氏訴え

 

 元民主党最高顧問で、元衆院副議長の渡部恒三氏(82)が24日、会津若松市の自宅で河北新報社の単独インタビューに応じた。任期満了に伴う福島県知事選(10月9日告示、26日投開票)について「福島は緊急事態が続いている」と述べ、与野党が一致結束するよう呼び掛けた。福島第1原発事故を受け、「国内の原発を全てやめるべきだ」と主張し、脱原発の立場を鮮明にした。

 渡部氏の元秘書で、おいの佐藤雄平知事(66)は3選に向け立候補するか進退を明らかにしていない。渡部氏は「知事の進退についてはノーコメント」と言及を避けたが、福島県が今も緊急事態にある現実を踏まえ、「党利党略ではなく、県民本位の知事を選ぶべきだ」と持論を述べた。

 通産相を務めるなど、原発推進の立場にあった渡部氏は「こんな災害になるなんて夢にも思わなかった」と安全神話を信じ切っていた半生を振り返った。さらに「古里を失った県民の苦労や(放射性物質が)空気まで汚すことを思うと、原発は全て廃炉にし、再生可能エネルギーを推進するのがわれわれ国民の責務だ」と述べた。

 福島第1、第2原発が四半世紀以上にわたり首都圏に電力を供給してきたと強調した上で「原発事故の責任は100%国にある。『福島の復興なくして日本の復興なし』という立場で、国は最後まで被災者支援に全力を挙げるべきだ」と訴えた。      【中略】

 -原発に関する考えは。

 「福島の原発が半世紀近く京浜工業地帯のエネルギーを支えてきた事実を忘れてはいけない。だが、原発はもう駄目だ。全て廃止すべきだ。原発が稼働していない今も電気は足りている」

                                825日河北新報より抜粋)

 

◆川内審査 専門家「待った」 規制委・九電に疑問続々

    困難 噴火の予知 降灰で作業

 

 原子力規制委員会が二十五日に開いた火山の巨大噴火リスクを検討する専門家会合では、噴火を事前予知することは極めて困難という指摘が相次いだ。「当面は巨大噴火はないだろう」と推測し、九州電力川内(せんだい)原発は新規制基準を満たしているとの判断を固めた規制委にも疑問が呈された形。今後の審査のあり方にも影響しそうだ。

 「『衛星利用測位システム(GPS)で周辺の地面の動きや地震の観測などで噴火の予知ができる』というのは思い込みで俗説」。冒頭、京都大学の石原和弘名誉教授(火山物理学)は、新燃岳(しんもえだけ)(鹿児島県、宮崎県)などの事例を挙げ、噴火予知がいかに難しいか詳しく説明した。他の専門家も違う角度から難しさを述べた。

 会合は、原発を危機に陥れないための火山監視を考える趣旨だったが、実質的に川内原発をめぐる九電や規制委の認識に疑問を突き付ける内容になった。     (中略)

 川内原発の審査の中で、火山の専門家から意見を聴いていれば、規制委の判断は違う展開になった可能性がある。

 しかし、同委の担当者は「川内の審査結果案に変更はないと思う」と報道陣に述べた。

                                     (826日東京新聞より抜粋)

 

  福島県、受け入れ決定へ

  中間貯蔵、地元に反対の声 

 

 東京電力福島第1原発事故による除染の廃棄物を保管する中間貯蔵施設について、福島県が29日にも庁内会議を開き、建設受け入れを決める方針であることが分かった。佐藤雄平知事が30日以降、石原伸晃環境相に会い表明する。

 建設候補地の大熊町と双葉町は26日に町議会全員協議会、27日に行政区長会議をそれぞれ開く。佐藤知事は議会や住民の意見を踏まえ最終判断する見通しだが、地元では依然として反対意見もあり、日程がずれ込む可能性もある。(後略)

                          (826日東京新聞より抜粋)

 

 ◆吉田氏以外の調書も公開へ 政府、年内に

 

 政府は25日、東京電力福島第1原発事故の発生時に所長だった、吉田昌郎氏=2013年7月死去=と吉田氏以外の関係者に対し、政府の事故調査・検証委員会が行った「聴取記録に関し、本人の同意が得られたものから順次公開すると発表した。9月の「できるだけ早い時期」に公表を始め、年内にすべての公表作業を終える方針。プライバシーや「国の安全に関する部分」は黒塗りにする。  (後略)

                                   (826日東京新聞より抜粋)

 

◆最終処分場候補問題  塩谷町長、国の説明会拒否 

 

 東京電力福島第1原発事故で発生した放射性物質を含む指定廃棄物の最終処分場をめぐり、栃木県で建設候補地に選ばれた塩谷町の見形和久町長は25日、環境省による住民向け説明会の開催を「基本的には受け入れない」と述べ、拒否する考えを表明した。視察に訪れた井上信治副大臣と面会後、報道陣に答えた。

 見形町長は、これまで要請があれば会場を貸すなど開催に協力するとしていたが「住民が数人しか来なくても、それで同意を得たということにされると困る」と反対理由を説明した。                         (後略)

                                (826日東京新聞より抜粋)

たんぽぽ舎です。【TMM:No2259

2014年8月26日()地震と原発事故情報-6つの情報をお知らせします

                                転送歓迎

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★1.原子力発電所=核発電所である。原発は意識的な誤訳である

                  横井泰夫(たんぽぽ舎会員)

★2.「吉田調書」市民検証プロジェクトの提案

                         上岡直見(環境経済研究所(技術士事務所)

★3. TMI事故、美浜事故、福島事故を忘れて川内原発の再稼働はない

    たんぽぽ舎・原発事故基礎講座(5)    828        槌田敦

★4.8/31「たんぽぽ舎25周年のつどい」へ全国からのメッセージ(その4)

     浜岡から、福井から

★5.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)

 ◆ <汚染水放出事件について、福島県警「激励」行動>  827

★6.新聞より5つ

 ◆「国内原発全て廃炉に」渡部恒三氏訴え  825日河北新報より抜粋)

 ◆川内審査 専門家「待った」 規制委・九電に疑問続々

       困難 噴火の予知 降灰で作業     (826日東京新聞より抜粋)

 ◆福島県、受け入れ決定へ  中間貯蔵、地元に反対の声   

                              (826日東京新聞より抜粋)

  ◆吉田氏以外の調書も公開へ 政府、年内に  (826日東京新聞より抜粋)

 ◆最終処分場候補問題  塩谷町長、国の説明会拒否  (826日東京新聞より抜粋)

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8/27川内原発再稼働をやめろ!規制委抗議行動

  日時:8月27日(水)12:0013:30

  場所:原子力規制委員会前(六本木ファーストビル)

  主催:再稼働阻止全国ネットワーク

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┗■1.原子力発電所=核発電所である。原発は意識的な誤訳である

 └──── 横井泰夫(たんぽぽ舎会員)

 

○先日台湾で原発反対の集会デモがあった。デモのプラカードには「核発電所反対」と書かれいました。すべてプラカードは「核発電所」であった。        

 米国が核兵器開発にあたってアイゼンハワー大統領の時代に核兵器をつくる核工場では、国内外世論にたたかれる。よって原子力の平和利用原発とPRした。(米国は世界最大の軍産複合体により、約2万個核兵器造る。なお米国軍産複合体は諸悪の根源である。)

 中曽根元首相、正力読売新聞社長(元内務省官僚)が両輪となり、今の「原子力村」をつくる。(両人は米国の代理人となり多額の代理人料せしめる)。「原子力の平和利用、原子力発電所」と謳い文句にし、意識的に誤訳する。潤沢な費用のもと猛烈な宣伝を行う。全国紙では社是として原発宣伝に協力しなかっのは「東京新聞」のみであった。

 原子力物理学者故三宅泰雄氏「核と人類は共存できない。悪魔の火を人間がコントロールできるなど思い上がり以外の何物でもない。核発電所事故メルトダウン収束、そしてリサイクルなど全く不可能。一方日本の技術ではきわめて簡単に作れる起爆装置にて日本は、即原爆保持国になれる。」と半世紀前に警告。

○「『自主、民主、平和、公開』にて原発を許し、『いかなる国の核実験』に反対しなかったのは、大変な誤りであった。(世論は権力によって作られるの例)

 「科学者・被爆者が運動の中心となり、市民運動でなければならない。原発と原水爆禁止は表裏一体である。『反核運動』として進めなければならない。また最大の人類破滅の武器である原爆は『憲法九条守れ、生かせ』の今日的課題でもある。」(原水爆禁止運動の初期から係ってきた故父の口癖でした。)

○≪さよなら原発全国大集会&大行進≫

 9月23日(火・祝日)    *12:30-大集会      *14:30-大行進

 代々木公園(JR原宿駅下車徒歩3分)

 

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┗■2.「吉田調書」市民検証プロジェクトの提案

 └──── 上岡直見(環境経済研究所(技術士事務所) 

  

 政府は「吉田調書」の公開を検討していると報道されています。

 『朝日』は同資料を基に優れた報道を行っている一方、『産経』は既にネガティブキャンペーンに同調書を利用し始めています。

 政府はネガティブキャンペーンに効果ありと判断したものと思われます。

 これに対して市民の側も、「吉田調書」市民検証プロジェクトを以て対抗すべきではないでしょうか。

            

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┗■3. TMI事故、美浜事故、福島事故を忘れて川内原発の再稼働はない

 |   たんぽぽ舎・原発事故基礎講座(5)     828

 └──── 槌田敦

    

【TMI事故直後でのふたつの教訓】

(1)ECCSを切ってはならない。この教訓は、福島原発事故で無視された。

 福一1号機の事故は、事故の初期に非常用復水器の運転を止めたことで起こった。

(2)加圧水型にも原子炉水位計が必要。だが、給水ポンプ作動で水が循環している時には、水位が正確には測定できない。誤解を招くと水位計の設置が遅れる。川内では?

【事故直後、DBA思想はTMIではぎりぎりで維持】

 DBA(Design Basis Accidents)とは、起こりうる原発事故を想定し、核燃料をECCSで冷却し、放射能の放出は格納容器で押さえ込む。TMIでは辛うじてDBAは維持できて、牛乳廃棄問題は生じなかった、と安心していた。

【しかし、事故数年後に、原子炉の深刻な状態が判明、追加される4つの教訓】

(3)炉心熔融。事故直後発表では炉心熔融なし。しかし、その後の調査で炉心熔融は52%。

(4)原子炉底抜け。原子炉底に2本の亀裂を発見、原子炉底抜け直前だった。

(5)格納容器での水素爆発。天井の熱損傷発見。だが、特別に分厚い天井で破壊を免れる。

(6)ヨウ素の大量放出。当初 15キューリー放出と発表。しかし、3000万キューリーも行方不明。

【深刻な美浜原発事故】

 19912月、蒸気発生機細管の破断で、1次冷却水が2次系に流出。ECCS作動。しかし、能力不足。そこで、充填ポンプ使用。だが、充填ポンプの圧力に負けて、ECCSポンプ注水できず。原子炉沸騰、空焚き寸前。

 一次系の蒸気の流入で二次系の圧力上昇。逃し弁から環境へ汚染蒸気噴出3回。一次系の圧力を下げるため、ECCSポンプを止める(TMI教訓(1)の違反)。加圧器の水は回復。しかし、原子炉の沸騰で加圧器に水が流れ込んだだけのこと。

 DBA失敗は5つ。(1)能力不足のECCS。(2)加圧水型(PWR)が沸騰水型(BWR)となった。このBWR型事故対応して(3)水位計に加え。(4)一次系隔離弁、(5)非常用復水器などの追加が必要。だが関電の事故隠しで、DBA再検討の議論は妨害されたまま。

【川内原発など、PWRの運転再開に待った!】

 TMI事故(1979)、美浜事故(1991)、そして福島事故(2011)を新しくDBAとする議論が必要。DBA(科学技術)の欠いた加圧水型原発の運転再開は、「原子炉の安全は科学技術で守る」としてきたこれまでの原子力開発の約束放棄を意味する。

 科学技術による安全対策をしないまま原子炉を運転するのは、原発の経済性悪化である。科学技術を使用しないのだから、事故は防げない。原発を安全対策せず運転して、「事故が起こっても仕方がない」とするのは「未必の故意の犯罪」。予見される原子炉災害により、庶民を放射能で苦しめても平気なのは、「人間の顔をした悪魔」である。

 政府、規制委、電力首脳ら、彼らの心から「この悪魔」を追い出すたたかいが始まる。.

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 ※くわしくは…8/28()槌田ゼミ新シリーズ 原発基本講座第5回

   8月28()19時より21時 会場:「スペースたんぽぽ」

   (1) 福島原発事故経過・東電による変更(8.6)

   (2) 美浜原発事故と加圧水型原発の危険(つづき)

     お 話:槌田敦さん    参加費:800

 

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