NUCLEAIRE
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たんぽぽ舎です。【TMM:No2269】
2014年9月4日(木)地震と原発事故情報-6つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.ユープラン放送局「77209088」
「福島の母親たち」「たんぽぽ舎・槌田敦さんの講座シリーズ」
「子ども脱被ばく裁判(第二次ふくしま集団疎開裁判)」
ユープラン代表 三輪祐児
★2.短信・速報
9/3九州電力東京支店と東京電力本店へ抗議
柳田 真(たんぽぽ舎)
★3.「原子力協定は凍結せよ」
「日印原子力協定見送り」に関する中国新聞(広島市内)社説
NPT外核武装国と日本が原子力開発で協定を結ぶなど本来は「あり得ない」
山崎久隆(たんぽぽ舎)
★4.「子ども脱被ばく裁判」応援バスツアーに参加
福島地裁に2つの裁判を提訴
松岡加代子(たんぽぽ舎ボランティア)
★5.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆9/13放射性廃棄物による汚染から環境と命を守る
~いま、わたしたちは何をすべきか~
日本弁護士連合会第57回人権擁護大会プレシンポジウム
◆9/14後藤政志講演会のご案内
「東海第二原発・適合性審査を問う」
場所:つくばアルスホール 主催:脱原発ネットワーク茨城
★6.新聞より
◆原発賠償「一律5割」内部文書明記
紛争解決センター「存在せず」は虚偽
すべて公開せよ (8月30日毎日新聞より抜粋)
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※川内(せんだい)原発再稼働やめろ! 永遠に原発ゼロに!
9/5(金)第116回首相官邸前抗議にご参加を!
日時:9月5日(金)18:00~20:00
主催:首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体)
当日の詳細は http://coalitionagainstnukes.jp/ を参照
○たんぽぽ舎はいつものように13:00集合、ビラ折りやプラカードづくりの作業、たんぽぽ舎16:20出発、17:00頃、関西電力東京支店(富国生命ビル9F)前で短時間の抗議コール。17:15「経産省前テントひろば」集合。
1~5班にわかれて17:30官邸前、国会前へ出発。20:20経産省前テントヨコでまとめの集会と東電抗議の際の楽器練習(短時間)。参加歓迎!
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┗■1.ユープラン放送局「77209088」
| 「福島の母親たち」「たんぽぽ舎・槌田敦さんの講座シリーズ」
| 「子ども脱被ばく裁判(第二次ふくしま集団疎開裁判)」
└──── ユープラン代表 三輪祐児
昔の学生番号を局名にして、たまに簡単な冗談映像を流していました。ビデオ機材を買って本格的にユースト撮影を開始したのは震災の年5月、翌年からはこのYoutube局で配信しています。
商船を研究し戦史に携わってきた者の責任として、史実をありのまま記録した映像を撮りたいと思っています。
福島の母親たちが官僚から、慇懃無礼に暴力的な言葉を浴びせられている凌辱とさえ思える非道な姿を撮影して「将来に残さなければ」と思ったことが大きな動機になりました。
たんぽぽ舎・槌田敦さんの講座シリーズも歴史的な映像です。捏造だらけの東電発表データを詳細に分析し嘘を暴きながら原発事故の真の原因を探る誠実な努力を、私たちがしている証拠だからです。
子ども脱被ばく裁判(第二次ふくしま集団疎開裁判)も重要です。こどもの世代から「再稼働を容認した殺人者」と罵られないためにも、権力と闘い続ける人々の活動を映像で伝えたいと思っています。
☆メールマガジン「地震と原発事故情報」編集部より
見応えのある映像です。ぜひご覧下さい。
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┗■2.短信・速報
| 9/3九州電力東京支店と東京電力本店へ抗議
└──── 柳田 真(たんぽぽ舎)
・9月3日(水)夕方、九州電力東京支店(JR有楽町駅前電気ビル内)と東京電力本店(JR新橋駅の近く)への抗議行動がおこなわれた。
九州電力東京支店への抗議は、2回目。80人強が参加。4つの団体が川内原発再稼働へ抗議文や質問文を提出。横断幕が9枚。(「経産省前テントひろば」の新作、福島原発事故緊急会議の新作、たんぽぽ舎の新作などなど)
「九州電力川内原発の火山噴火の心配などのビラ」も配布された。
・つづいて、東京電力本店へ移動(徒歩10分強)し、新たな参加者も加わり150人で抗議行動(12回目)。ノボリ旗が20本にもなり、ひるがえった。
「東京電力は責任をとれ」のB4判の集会次第(第12号)がいつものように配られた。集会でのカンパ集約は4万5千円強。
以上、2つの抗議行動の詳報は明日以降、掲載します。
・終了後、いつものように20人近くで近所の居酒屋で楽しく懇談しました。
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┗■3.「原子力協定は凍結せよ」
| 「日印原子力協定見送り」に関する中国新聞(広島市内)社説
| NPT外核武装国と日本が原子力開発で協定を結ぶなど本来は「あり得ない」
└──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)
○ 日印原子力協定締結見送りで、「NPTの外の核武装国と二国間協定」という危険きわまる条約締結の事態は避けることが出来たが、今回は先送りされただけでもある。
今後も、原発輸出を可能とする条約を締結させない取り組みは強力に推進していきたい。
この「原子力協定」については、特に「核武装国との協定」なので被爆地広島に本社のある中国新聞が社説で批判した。その主要部分を末尾に紹介する。
日本のメディアで、こういった条約を、明確に批判するのは極めて少ない。常識的に考えれば、NPT外核武装国と日本が原子力開発で協定を結ぶなど本来は「あり得ない」はずだ。相手国が核武装を放棄するというならばともかく、現状のNPT核不拡散体制を侵食する行為は、核兵器廃絶や「原子力の平和利用」にとってもマイナス以外の何物でもなかろう。
○ 「平和利用」など、そもそもあり得ないとの立場ならば、なおさら平和の名の下に拡散する核兵器を阻止するためにも、原子力協定には反対すべきだから、どちらの立場でも「日印協定の推進」など賛成すべき点は無いはずである。
日本が核武装国に急接近する危険性もまた、指摘しなければならない。
核兵器に必要な技術や資材は持っているが、核兵器を作るノウハウや、実験無しで戦術核をブラッシュアップするノウハウは持ち合わせていない。もちろん水爆技術はもう少し別のところにあるから、それも持っていない。
○ インドは1974年に最初の核実験をしてから1998年まで核実験無しで水爆を開発した国である。日本の核武装推進勢力にとって参考になる情報は満載だろう。
今まではさすがに、直接インドに技術者を送ったり共同研究を推進することは出来なかったが、協定を結べば「平和利用」の隠れ蓑の元で可能となるところもあるだろう。
インドにとっては、プルトニウム抽出、精製技術など、のどから手が出るほど欲しい技術が日本にある。また、原子力開発の裾野が大きくなければ巨大な核兵器産業を支えられないから、そういった面からも日本との協定は核武装を実質強化するためになくてはならないのだろう。
○ インドの核武装=軍事力を強化するのに手を貸す体制が強化されればされるほど、インドとの緊張関係にある国や組織からは日本は標的になる可能性が高まる。
今以上に安全上の問題が高まることを見越しての、外交防衛協力体制の強化であるならば、これほど危険な道はない。
以下、9月2日中国新聞社説より抜粋
「日印首脳会談 原子力協定 交渉凍結を」
【前略】
両国関係の緊密化は望ましいが、何でもありでいいのだろうか。とりわけ気掛かりなのが共同声明などで「重要な進展」をうたい、早期妥結を目指すとした原子力協定交渉である。原発技術供与を可能にするものだ。
民主党政権時代の2010年に交渉入りしたものの、日本側が新たな核実験への歯止めなどを求めたために難航してきた経緯がある。両国間の重大な障壁のはずが、それぞれの政権交代を機に大きく動きだすとすれば危うさを感じざるを得ない。
そもそも経済協力などと同列に論じるべき話でもなかろう。単に二国間の問題ではなく、核拡散防止条約(NPT)の形骸化につながるからだ。
インドはNPT加盟を拒絶したまま核兵器の開発を続け、核弾頭が搭載可能な長距離ミサイルの発射実験も終えた。一方で国民の4割が電気の恩恵を受けず、慢性的な電力不足に悩む。そのため原発増設を急ぎ、原子炉をはじめ外国の原発技術を得たい事情があるのは確かだ。【中略】
ただ核不拡散の立場からは、違うものが見えてくる。インドは外国からのウラン燃料の輸入と、国内での使用済み核燃料の再処理によるプルトニウム生産を望む。自前の核燃料サイクルのためと説明するが、NPTに加盟せずに国際社会の監視の目が届かない現状を考えれば軍事転用の懸念は拭えない。しかも現与党は1998年の核実験に踏み切り、強硬な核政策を掲げてきたインド人民党である。
日本がこうした点を棚上げしたまま交渉を加速することは許されまい。同じく原発技術の輸出が目的でも、トルコなどとの原子力協定とは意味合いがまた違う。被爆地がインドとの協定を厳しく批判してきた事実を思い起こしてもらいたい。
巨大市場に目を奪われるあまり、原子力協定で安易に妥協するなら被爆国としての信頼が損なわれよう。まずは交渉を凍結し、少なくともNPTに加盟するのが先だと安倍首相が自ら助言するのが筋ではないか。相手の耳に痛いことを避けるのなら本当の信頼関係といえまい。
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┗■4.これまで続けてこられたのは、ひとえに集まっていただいた
| 皆様を始めとした、たんぽぽ舎を支え共に運動を担っていただいた方々のおかげ
| 「たんぽぽ舎25周年のつどい」での主催者あいさつ
└──── 山崎久隆(たんぽぽ舎副代表)
たんぽぽ舎が発足してから25年、これまで何度か「もう限界かもしれない」と思ったことが正直ありました。
3.11直前までの世論調査は、原発に反対する人たちの比率は2割にも満たないなんてことがあったり、せっかく政権を交代したにもかかわらず、首相が率先して原発を売り込みに行ったりと、やりきれない思いで運動を続けてきたことを思い出さないわけにはいきません。
これまで続けてこられたのは、ひとえに集まっていただいた皆様を始めとした、たんぽぽ舎を支え、共に運動を担っていただいた方々のおかげと感謝申し上げます。
2011.3.11
しかし「やりきれない思い」というのは残念ながらいまも強く感じています。その意味は3年半前とは全く違いますが、やはり皆様も同じ思いになることが多いかも知れません。
福島原発震災を「止められなかった」ことと、再び原発災害を繰り返さないとの思いは、これからも続く気持ちです。
1986年チェルノブイリ原発事故の衝撃
原発が最悪の事故を起こしたらどうなってしまうかを人間が初めて経験したのはチェルノブイリ原発事故でした。それからも28年が経ったわけですが、残念ながら人間はそれに学んだとは言えません。
今、原発は止まっている
日本は、今原発が全部止まっています。つまり脱原発状態です。これから一基も動かなければ脱原発が実現します。原発の新規建設も止められます。
これからが正念場です。本日は、ありがとうございます。広瀬さんとアーサー・ビードさんの貴重な講演を楽しんでお帰り下さい。
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┗■5.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
└────
◆9/12核戦争と憲法『太陽と月と~私たちの憲法の人々の情熱~』上映会
https://www.youtube.com/watch?v=gN8ExmwXg9I
気がついたら核戦争。だったら…。今こそ憲法について考えよう!
日本国憲法の成立過程を追ったドキュメンタリー映画。
【日時】9月12日(金)、13日(土)10時:14時:19時 開場30分前
【会場】大田区消費者生活センター2F講座室
JR蒲田駅東口から川崎方面へ3分 区役所・労金の隣
【料金】1,000円 学生・障害者500円 定員70名
【申込】不要直接会場へ 子連れok
(10時の回は保育あり千円、1歳半以上、要予約)
【トーク予定】各回上映後にシェアタイムあり
「明日の自由を守る若手弁護士の会」武井由起子弁護士
12日(金)12時(昼食会)・16時予定
福原進監督トーク 13日(土)14時の会終了後 16時と18時50分予定
【問い合わせ】向達(コウダツ)090-7256-3412 soukichi520@docomo.ne.jp
【主催】3わ会 http://3wa.jimdo.com/
2010年/日本/118分
◎監督・脚本:福原進 ◎出演:立川志らく◎語り:中田浩二(劇団櫂)
◆9/28(日)「福島を忘れない!車座朗読会」
”ビキニ被ばく事件60年、福島の今”
この会は、様々な表現行為を通じて、福島の現状と私たちの生活の在り様を共に考え、語り合う場です。気楽にご参加を!
日 時:9月28日(日)14:00(13:30開場)~16:30
場 所:本郷文化フォーラム (地下鉄「本郷三丁目」下車。本郷三丁目交差点から春日通り・御徒町方面に歩いて3分。コンビニ「ファミリーマ―ト」・和菓子屋「三原堂」→本郷教会→「さかえビル」2階(1階 コンビニ「サンクス」、道路斜向かいに「本郷消防署」あり)
内 容
<第1部> 詩の朗読・歌・語りによる構成舞台
「ビキニ被ばく事件60年、福島の今」
<第2部> 観客飛び入り自由参加<朗読、うた、語り>ほか
主 催:NPO法人「ふくしま支援・人と文化ネットワーク」
定 員:45名(予約優先)
参加費:1,000円(福島避難者500円)
予約・問合せ:FAX 03(3909)4123 090(4385)7973(高橋)
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┗■6.新聞より
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◆汚染水 改善せず 「政府が前面」首相宣言から1年 めど立たぬ遮水壁
たんぽぽ舎です。【TMM:No2268】
2014年9月3日(水)地震と原発事故情報-6つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.「火山監視能力ない」 電力会社と規制委を批判 専門家会合 (9月3日東京新聞より)
★2.規制委を果敢に攻める雑誌「科学」
~田中委員長に「質問通告」岩波に続くメディアはないか?~
原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会!その17
木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
★3.蚊(か)騒動-経産省前テントひろばでも=但し普通の蚊
柳田 真(たんぽぽ舎)
★4.これまで続けてこられたのは、ひとえに集まっていただいた
皆様を始めとした、たんぽぽ舎を支え共に運動を担っていただいた方々のおかげ
「たんぽぽ舎25周年のつどい」での主催者あいさつ
山崎久隆(たんぽぽ舎副代表)
★5.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆9/12上映会 核戦争と憲法『太陽と月と~私たちの憲法の人々の情熱~』
会場:大田区消費者生活センター 主催:3わ会
◆9/28(日)「福島を忘れない!車座朗読会」
”ビキニ被ばく事件60年、福島の今” 場所:本郷文化フォーラム
主催:NPO法人「ふくしま支援・人と文化ネットワーク」
★6.新聞より
◆汚染水 改善せず 「政府が前面」首相宣言から1年 めど立たぬ遮水壁 (9月3日東京新聞より抜粋)
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┗■1.「火山監視能力ない」 電力会社と規制委を批判
| 専門家会合
└──── (9月3日東京新聞より)
原子力規制委員会は2日、火山の巨大噴火リスクを検討する2回目の専門家会合を開いた。専門家からは、電力会社や規制委に噴火の兆候をとらえる能力はないとの指摘が相次いだ。九州電力川内原発(鹿児島県)が新しい規制基準に適合しているとの規制委の判断は、少なくとも今後数十年は巨大噴火がなく、九電が適切に兆候をとらえられることが前提。審査の根底が揺らぐ状況になっている。
「電力会社が監視することは無理だろう。国際原子力機関(IAEA)の火山評価ガイドでは、電力会社、規制側、政府、観測所が一緒になって評価すべきだとされている」。東大地震研究所の中田節也教授は、火山の監視を電力会社に任せようとする規制委の方針を疑問視した。ほかの専門家からも「電力会社が長期間、多くの項目をきちんと調べられるのか」「担当者が異常だとみても、社内的にどう扱われるのか」などと問いただす声が相次いだ。
藤井敏嗣・東大名誉教授は、規制委の判断能力を疑問視。「異常を検知したと判断するのは規制委事務局か。電力会社に対応を命じるなら、常に監視しないといけない」との指摘に、規制委事務局は大きな異変があるときは、国の他の機関が何らかの警報を発するだろうと答えた。
川内原発についての規制委の判断に対しても、「当面は噴火が起きないとの規制委の判断はどうしてなされているのか」と根拠を問う声が出た。
原発はすぐに運転停止できても、内部の核燃料を緊急搬出するには少なくとも3年は冷やす必要がある。専門家からは「九電が噴火の兆候と核燃料搬出の時間的な関係をどう考えているのか分かるなら、提示してもらいたい」との指摘も出たが、事務局は「そこはまだ九電がこれから検討すること」とあいまいな答えにとどまった。
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┗■2.規制委を果敢に攻める雑誌「科学」
| ~田中委員長に「質問通告」岩波に続くメディアはないか?~
| 原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会!その17
└──── 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
○岩波書店の雑誌「科学」が原子力規制委員会を果敢に攻めている。
まず、川内原発の再稼働審査書案パブコメにおいて、意見の写しを同誌HPに掲載している。http://www.iwanami.co.jp/kagaku/index.html
また、8月29日(金)午後の規制庁ブリーフィング(記者会見)では、雑誌「科学」の記者が面白い試みをした。田中委員長宛の「質問通告」をして約2週間後の回答を求めたのだ。
以下は、岩波記者の質問の概要を示す。
規制庁ブリーフィングの速記録は http://www.nsr.go.jp/kaiken/ にすぐにアップされる。
雑誌「科学」記者の質問と田中委員長への「質問通告」
今次の審査では、過酷事故シナリオの選定、分析が不十分です。例えば、より頻度も相対的に高いと考えられ深刻な被害になると予想されるTI-SGTRと呼ばれる格納容器をバイパスして放射性物質が放出されるシナリオは見過ごされている。詳しくは雑誌「科学」9月号に論文掲載。
第1の質問
なぜシナリオの選定に失敗したのか審査プロセス自体の検討が必要ではないのか?
また、既存の情報収集体制の失敗が今回のことによって明らかになったので、規制委員会・規制庁自体が情報を随時受け付けて検討する体制が必要ではないのか?
第2の質問
「科学」編集部では川内原発審査書案へのパブコメの写しを募り、公開を始めている。それらのパブコメから、編集部は、事故が起こり得ているとされている以上、被害を受ける立場を考えて欲しいという痛切な訴えを読み取った。避難計画の問題について、規制委員会として政府に勧告する考えは現在無いようだ。再稼働の判断主体がどこにあると考えているのか、改めて談話を発表するつもりはないかどうか?
また、現在の混乱は、誠実に法を執行する行政の間において生じているから、立法府に対して、再稼働の判断に係る議論と新たな立法を促すと言う談話を発表するつもりはないのか?
以上のどれも当然の重要な質問で、「質問通告」に対して田中委員長がどう答えるか注目しよう。
○なお、先の8月27日の田中委員長記者会見では、別の記者の質問「火山のモニタリング会合で予知が難しいとの専門家意見が多々あった。今回の川内原発の審査への影響を与えることになるのか?」に対して、田中委員長は「直接審査に影響を与えるようなことはないと思います」と答えた。審査をやり直すつもりは全くない、非科学的政治的対応だ。
私たちもこれらのことをしっかり追及せねばならない。また、岩波書店以外のメディアの記者達の鋭くしつこい質問を期待して見守りたい。
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┗■3.蚊(か)騒動-経産省前テントひろばでも=但し普通の蚊
└──── 柳田 真(たんぽぽ舎)
○デング熱の発症で代々木公園(東京都渋谷区)の蚊が注目されている。
9月23日(火・休日)は、代々木公園で「原発再稼働反対」の大集会が開かれるので、私たちも長袖の服を着るなど、蚊に刺されないよう注意をして、集会とデモに参加しよう。
○実は、毎週金曜の官邸前抗議行動で、集合場所となっている「経産省前テントひろば」でもしばしば蚊に刺される。かなり蚊が多い。口の悪い人は、『経産省の蚊はタチが悪い』と皮肉る。原発推進の経産省は、うまい汁を吸っているだろうから、そこの蚊もうまい血をたっぷり吸ってタチが悪いだろうというわけだ。
みなさん、金曜の官邸前抗議行動のとき、「経産省前テントひろば」へぜひ寄って下さい。でも付近の植え込みには近寄らないようご注意下さい。蚊がいっぱいいるから。
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┗■4.新聞より6つ
└────
◆「最終処分は県外で」福島知事、首相に要求 汚染土中間貯蔵
(9月2日朝日新聞見出し)
◆中間貯蔵受け入れ 県外処分「空手形」を警戒
汚染土、仮置き限界 政府、体制縮小の動き
(9月2日朝日新聞見出し)
◆日印原子力協定 早期締結で一致 首脳会談
インド核不拡散条約未加盟 軍事転用の助長懸念
安倍晋三首相は1日、東京・元赤坂の迎賓館でインドのモディ首相と会談した。日本が原発をインドに輸出するための原子力協定締結に向け、交渉を加速する方針で一致。安全保障分野では外務・防衛閣僚級会議(2プラス2)創設に向けた検討開始や、海上自衛隊とインド海軍による合同演習の定例化で一致した。
(9月2日東京新聞より抜粋)
◆ 再稼働阻止 デモ規制もダメ 国会前で7000人集会
原子力規制委員会の新規制基準で適合とされた九州電力川内(せんだい)原発(鹿児島県薩摩川内市)の再稼働に反対する抗議集会が30日夜、国会前で開かれた。主催者発表で七千人が集まり「政権は原発ゼロを求める世論を無視している」と全原発の廃炉を求める声が相次いだほか、市民のデモ規制の検討を始めた自民党への批判も上がった。
毎週金曜日に首相官邸前で脱原発を訴えている「首都圏反原発連合」が主催。中心メンバーのミサオ・レッドウルフさんは仮設ステージに立ち「原発を絶対に止めるという固い意志を持って、市民の立場からデモや集会を続けていきたい」と訴えた。 (中略)
太鼓を持って参加した東京都文京区の池本英子さん(66)は「デモは原発に反対する私たちの意思表示。規制は絶対許せないと思い駆けつけた。原発がなくても電気は足りている」と話していた。
(8月31日東京新聞より抜粋)
◆ 構造複雑 対応不能 事故形態無数 想定できぬ
原発の怖さ 元東芝技術者が告発 事故形態無数 想定できぬ
福島原発事故発生当初の不安が風化する中、東京電力福島第一原発の建設に携わった元東芝社員の小倉志郎さん(73)=横浜市=がこのほど、原発の危険性を訴える「元原発技術者が伝えたいほんとうの怖さ」(彩流社)を出版した。元技術者だからこそ分かる原発の危険と安全の限界を記している。(林啓太)
「原発は一度、事故が起きたら放射性物質による取り返しのつかない危険にさらされる。にもかかわらず、構造の複雑さから事故への適切な対応は難しい」
小倉さんは旧日本原子力事業と、同社を吸収合併した東芝で35年間、原発の設計や建設、定期検査などに携わった。福島原発事故の原因を調べた国会の事故調査委員会では、協力調査員として報告書の作成にもかかわった。 (後略)
(9月1日東京新聞より抜粋)
◆再稼働反対行動100回目 水戸
前東海村長初参加 「正義、われわれに」
水戸市笠原町の日本原子力発電(原電)茨城総合事務所前で、東海第2原発(東海村白方)の再稼働反対を訴える市民による「金曜日行動」が29日、100回を迎えた。東海村の村上達也前町長が初めて参加するなど、プラカードを掲げた約100人が集まり、「原発いらない、再稼働反対」などとシュプレヒコールを上げた。
(中略)
この日の集会で、同講堂呼びかけ人の玉造順一・水戸市議は「記念日でなく、悲しむべき100回目だ。1日でも早く抗議行動を終えるため、原発や行政に対し、老朽化した東海第2原発の再稼働に2反対だと言い続けていく」と話した。 (中略)
JR東海駅前で月1回の街頭活動を実施している相沢一正東海村議は「原電がはっきりと再稼働をやめると言うまで、『やめろ』と言い続けないといけない」と力説した。
(8月30日茨城新聞より抜粋)
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┗■2.8/31「たんぽぽ舎25周年のつどい」報告 2
◆アーサー・ビナードさん講演会
広告産業の作り出す言葉にはだまされてはいけない、
原爆と原発は同じだ、 とアーサーさんは警告します。
山野容子(たんぽぽ舎ボランティア)
○講演で日本全国を飛び回っている詩人アーサー・ビナードさんの守備範囲は広い。
言葉を武器に、原発・TPP・沖縄、等々、政治、経済、社会の広範な問題に鋭く切り 込んでいきます。
今回は、第五福竜丸から始まり、ベンシャーン、落語、名刀村正と内部被ばく、原子爆弾と原発を経て、辺野古へと繋がっていきました。
広告産業の作り出す言葉にはだまされてはいけないとアーサーさんは警告します。
なぜ終戦が8月15日なのか? 私たちは知らされていません。
原爆と原発は同じだ、ということも。
○同じ「言葉」でも、アーサーさんから発せられるそれは、現在の日本の暗澹たる状況の中で、私たちに希望を与えてくれるものです。
---必ず、勝てる---
私たちが、政治家や専門家、マスコミのごまかしを見抜き、力を合わせれば・・・
☆最後に、アーサー・ビナードさんが朗読された詩を載せておきます。
ぼくはこまかく読んでみた。
基地の移設計画案を。
そして致命的な欠陥が見つかった。
辺野古の海を埋め立てて
基地機能を移すというが
海のジュゴン機能を
どこに移す予定か
なにも書いていない。
海草の移設先も示されず
大切な藻場機能も珊瑚機能も
どこへ持っていくつもりなのか。
もし移せないものなら
計画を「移設」と呼ぶのは偽りだ。
かわりがいないのなら。
かけがえのないものなら。
◆ 25周年のつどいに参加させて頂き、ありがとう
メールマガジンの配信、読ませて頂きました。
笹氣 詳子(宮城県仙台市)(たんぽぽ舎会員)
○25周年のつどいに参加させて頂き、ありがとうございました。
たんぽぽ舎の活動と歴史、広瀬隆さんやアーサー・ビナードさんの講演、いろいろな立場の方々のショートスピーチ等々、皆様方のお話を興味深く拝聴いたしました。
参加された皆様お一人おひとりから、明日に繋がる勇気を頂いたように思います。
仙台より一人で参加しても皆様方から温かく接して頂き、懇親・交流会の席では初対面の方とも気さくに話をすることが出来ました。
たんぽぽ舎の皆様をはじめ多くの皆様方に『女川から未来を考えるつどい』を応援して頂き、改めて感謝を申し上げます。
今回皆様方の前で一言お礼を述べる機会を頂き、ありがとうございました。
○メールマガジンの配信、ありがとうございます。
早速、配信して頂いたメールマガジンを読ませて頂きました。
25周年のつどいの様子を思い出したり、山崎久隆さんの的確な指摘にうなづきながら。。。
東京の催しにはなかなか参加は難しいですが、タイムリーな情報を楽しみにしております。
こちらこそ、どうぞよろしくお願いいたします。
┏┓
┗■3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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◆「脱原発グリーンパレードinはだのを歩く会」からのお知らせ
日 時 9月6日(土)13:30~16:30 入場無料
場 所 秦野市立南公民館会議室(小田急線秦野駅徒歩10分)
内 容 「福島からの声を聞いて!」講師・鴨下祐也さん(元福島工業高等専門学校准教授)
主 催 「脱原発グリーンパレードinはだの」を歩く会
連絡先 中村(090-6340-5840) 長友(090-4960-4676)
◆ 9・9 映画「A2-B-C」東京下町上映会
日 時:9月9日(火)18:30開場 19:00上映
会 場:江戸川区 タワーホール船堀・5F小ホール
(都営新宿線「船堀」北口すぐ)
入場料:1000円(予約不要)
主 催:放射能を考える下町ネットワーク 03-5879-6809
※託児が必要な方は連絡ください。