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┗■3.安倍首相の国際公約「アンダー・コントロール」は、制御のめどすら立たず、全くのインチキ

     海洋汚染を拡大するサブドレン汚染水の海洋放出の中止を求め

 |    東京電力本店合同抗議にお集りの皆様へ(メッセージ)

 └──── 佐藤和良(脱原発福島ネットワーク世話人・福島原発告訴団副団長)

 

○毎月の行動、ほんとうにご苦労さまです。

 

 福島第一原発の過酷事故から39ヶ月になろうとしております。

 しかし、第一原発の現場では、事故は収束どころではありません。6000人の労働者が放射線被曝にさらされながら、連日悪戦苦闘しています。

 依然として大気中に放射性物質が放出され続け、汚染水も止められません。

 5月下旬始まった汚染地下水バイパスでは、11月中旬までに35回、55,908トン、トリチウム約115億ベクレルを海洋放出しています。

 さらに、東京電力と国は、福島第一原発の原子炉建屋周辺の地下水を汲み上げるサブドレン43本から高濃度汚染水を汲み上げ、サブドレン他水処理施設でトリチウム等をのぞく放射性核種を除去して海洋放出しようとしています。

 後手後手の汚染水対策は、2号機トレンチの止水も失敗してしまいました。凍土遮水壁の効果も疑わしい状況です。

○安倍首相の国際公約「アンダー・コントロール」は、制御のめどすら立たず、全くのインチキです。展望のない汚染水対策に漁業者も市民も納得しておりません。

 わたしたちは、国と東電に対し、海洋汚染を拡大するサブドレン汚染水の海洋放出の中止を求めます。

 12日午後3時に、サブドレン汚染水の海洋放出の中止を求める要請書を提出するために、福島から東京電力本店に参ります。

 この要請書への団体賛同を呼びかけております。

 首都圏、全国の皆さんに、「これ以上海を汚すな!!」という声を上げて頂きたいのです。

 よろしくお願い致します。

○最後に、依然として、福島県内はもとより全国各地に、12万余の人々がふるさとを追われ、家族と共同体を引き裂かれて、避難生活を強いられています。

 1212日、福島原発告訴団は「起訴を!東京地検包囲行動&院内集会」を開催します。

 東京第5検察審査会の「起訴相当」の議決を受けて、東京地検が再捜査を行っていますが、東京地検は捜査期限を2015年2月2日まで延長すると発表しました。

 東京地検が市民の声を真摯に受け止め、厳正な捜査を行い、今度こそ、「起訴」の決断を下すことを求める行動です。

 皆様のご支援とご参加を改めてお願い致します。

   ありがとうございます。

                        123

  ※抗議行動は、毎月第1水曜日:午後7:008:00東電本店前で行われます。参加歓迎

 

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┗■4.新聞より3つ

 └──── 

 

  運転延長へ劣化詳細調査 高浜原発、特別点検着手

 

 関西電力は1日、運転開始から約40年経過した高浜原発1、2号機(福井県)の「特別点検」に着手したと発表した。原則40年とされる運転期間の延長を目指し、原子炉の劣化状況などを詳細に調べる。特別点検の実施は同社が初めて。

  12月中旬に始める」方針を表明してからわずか5日後の着手となった。高浜原発の2基を廃炉にせず“延命”した方が経済的に優位と判断し、速やかに準備を進めた。

  関電によると、2基の原子炉格納容器の鋼板について,腐食防止の塗料が剥がれていないかどうかなどを目視で確認する点検を始めた。来週にも核燃料を収めた原子炉容器の細かい亀裂を調べる超音波試験を始める。

  特別点検には全体で3-4カ月かかる見込み。大きな問題が無ければ、関電は来春にも規制委へ延長の認可を申請する。         (後略)

                             (122日茨城新聞より抜粋)

 

  カメラ、速報新設を  予知連 火山観測の強化提言

 

 戦後最悪の火山災害となった御嶽山の噴火を教訓とし、観測態勢の在り方を議論する火山噴火予知連絡会(会長・藤井敏嗣東大名誉教授)の検討会は28日、常時監視対象の火山について水蒸気爆発の可能性も考慮し、火口付近に監視カメラを設置するなど、観測態勢の強化を気象庁に求める緊急提言を示した。(中略)

 観測強化を求めた対象は「常時監視対象のうち、水蒸気爆発の可能性がある火山」とし、個別に検討した御嶽山を除き具体名は挙げず、今後に気象庁が選定を進める。

 緊急提言は火口付近の熱活動や噴気の状態変化を監視するカメラのほか、地盤変動を測定する傾斜計、長い周期の揺れをみる広帯域地震計、火山ガスの成分や地磁気を観測できる機器の充実が必要とした。御嶽山も大規模な再噴火に備えて地震計などの増設を求めた。(後略)

 

○火山噴火予知連絡会

 気象庁長官の私的諮問機関として、1974年に発足した。大学や研究所など火山関係の各機関の研究成果や情報の交換、火山現象に関する総合的判断を行うことなどを目的としている。委員は火山学者ら約30人で構成し、気象庁が事務局を担当。年3回の定例会を開き、全国の火山活動について検討する。噴火や噴火の前兆と見られる現象が観測された際は臨時に幹事会や連絡会を開催、その後の見通しなどについて見解を発表している。

                                    (1129日茨城新聞より抜粋)

 

◆ 企業の内部留保 最高 従業員へ還元薄く 7-9月期323兆円

 

 財務省が一日発表した7-9月期の法人企業統計で、企業が株主配当や税金などを払った後に社内にためた内部留保(利益剰余金)が、3237千億円と過去最高になっていたことが分かった。安倍晋三首相の経済政策「アベノミクス」で企業業績が急回復する一方、従業員の給与がなかなか伸びない状況に、労働団体などから「内部留保の一部を賃金引き上げの原資に回すべきだ」との指摘が出ている。(中略)

  労働運動総合研究所(東京)の試算では、内部留保の約三割を分配すれば、国内の全労働者の年間給与を30万円増やすことも可能。藤田宏事務局次長は「大企業の内部留保は企業運営に既に十分な水準に達している。今後積み増す分の一部でも従業員に還元すべきだ」と話している

                                (122日東京新聞より抜粋)
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たんぽぽ舎です。【TMM:No2351

2014年12月3日()地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします

                              転送歓迎

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★1. 菅原文太の遺志を選挙に

   「安倍さん、弾はまだ一発残っとるがよ!!」

                   山田和明(たんぽぽ舎会員)

★2.放送は視聴者のもの・・・共通認識と権利意識 BPOの利用法

   <上映>巻原発を跳ね返した市民活動ドキュメンタリー

    11/29加藤久晴講座に参加して

                   西村俊弘(スペースたんぽぽ講座運営委員)

★3.安倍首相の国際公約「アンダー・コントロール」は、制御のめどすら立たず、全くのインチキ

     海洋汚染を拡大するサブドレン汚染水の海洋放出の中止を求め

     東京電力本店合同抗議にお集りの皆様へ(メッセージ)

    佐藤和良(脱原発福島ネットワーク世話人・福島原発告訴団副団長)

★4.新聞より3つ

  ◆  運転延長へ劣化詳細調査 高浜原発、特別点検着手

                        (122日茨城新聞より抜粋)

  ◆  カメラ、速報新設を  予知連 火山観測の強化提言

             (1129日茨城新聞より抜粋)

  ◆  企業の内部留保 最高 従業員へ還元薄く 7-9月期323兆円

                (122日東京新聞より抜粋)

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※日刊メールマガジンへ『冬季カンパ』のお願い(1年2回夏と冬のお願い)

   毎日(週6回)発行するには人手と費用がかかります

   原発・地震-津波・火山について正確な情報と原発ゼロ運動のヒントを毎日掲載

     柳田  真(たんぽぽ舎共同代表)  鈴木千津子(たんぽぽ舎共同代表)

 ■.送付先

  〒101-0061 東京都千代田区三崎町262ダイナミックビル5F

     TEL 0332389035 FAX 0332380797  Eメール nonukes@tanpopoya.net

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     一口1000円 一口以上のカンパをお願いします。通信欄に(メルマガカンパとご記入ください)

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 ☆12/6()抗議行動: 秘密保護法施行するな 12.6日比谷野音集会13:5015:30 

   16:00銀座デモ 共催:「秘密保護法」廃止へ!実行委員会/秘密法に反対する全国ネットワーク

 ☆12/6()学習会 : 「吉田調書・原発再稼働を問う」-  19:00

   講師:山崎久隆さん(たんぽぽ舎副代表・東電株主訴訟の会)  参加費800

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┗■1. 菅原文太の遺志を選挙に

 |  「安倍さん、弾はまだ一発残っとるがよ!!」

 └────  山田和明(たんぽぽ舎会員)

 

 選挙公示の前日、菅原さんは逝った。菅原さんは高齢をものともせず、安倍内閣を戦争に繋がるものとして厳しく批判、反原発や反戦など社会的発言を繰り返してきた。選挙結果を見ないまま旅立たれた菅原さん、さぞかし心残りだったろうと察する。

 原発再稼働に反対し都知事選に立候補した細川さんを応援するため、雪の降りしきる中、「原発を廃炉に」と訴えた凛々しい姿をまざまざと思い出す。

 ちょうど1か月前には「オナガ雄志うまんちゅ1万人集会」でスピーチ。

 「仲井真さん、弾はまだ一発残っとるがよ」と迫真の演技。万雷の拍手、聴衆を沸かせた。いまから思うとこの言葉、菅原さんのレクイエムかも知れない。

 正義感の強い菅原さんは1989年、在日韓国人の苦難を知り、在日韓国人のための老人ホーム「故郷の家」建設を呼びかけ、東京、神戸、京都で建設に尽力した。また、在日韓国人孤児の里親にもなり、資金などの援助を続けた。

 ヘイトスピーチに加わる人たちと比べて、菅原さんの心意気にはすがすがしさを感じる。

 「安倍さん、弾はまだ一発残っとるがよ」!!

 菅原さんの遺した数々の言葉を噛みしめ、この選挙で安倍政権を倒すため闘おう。

◎菅原文太さんの言葉

「憲法9条がいかに素晴らしいものであるか」

「戦後70年の平和を風化させてはならない」

「今の日本は危うい局面にある」「真珠湾攻撃をした時と大差ない」

「今の自民党はナチスに学べと言った副総理を更迭出来ないほど自浄作用を失っています」

「原発再稼働は日本と日本人を滅亡に導くものだ」

「日本でも原発の是非を問う国民投票を」

 

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┗■2.放送は視聴者のもの・・・共通認識と権利意識

 |  BPOの利用法

 |  <上映>巻原発を跳ね返した市民活動ドキュメンタリー

 |    11/29加藤久晴講座に参加して

 └────  西村俊弘(スペースたんぽぽ講座運営委員)

 

1129()、「スペースたんぽぽ」において、加藤久晴さんによるシリーズ第3弾の講座が行われました。

  今回の講座では、テレビによるでたらめな報道に、視聴者がいかに対抗するか、その有効的な方法を語りました。

  講座の後半では、ドキュメンタリー<原発に映る民主主義>が放映されました。

でたらめな報道を目にした時、視聴者の取るべき対応方法は。

  普通にテレビ局に電話をしたのでは、アルバイトや下っ端の局員が対応し、いいかげんにあしらわれ、上層部に声が届く事はありません。

  ただし、NHKの場合は、100件以上の苦情があった場合、上に報告する事が義務付けられています。

  テレビの人間は、活字での批判を非常に恐れています。投書欄への投書も有効な方法です。

  BPOはNHKと民放が作った、苦情を受け付ける組織ですが、BPOで審議されると、新聞で報道され、番組の取り止めに繋がります。

  原発推進派は、BPOを活用することを画策しています。

  我々も黙っている手はありません、組織的である事が分からないように、集団でBPOに同じ苦情をだすのです。

  放送は視聴者のものです、視聴者が権利意識を持ち、報道を国民の手に取り戻す活動をすれば、テレビは変わります。

○原発に映る民主主義  上映

  1972年新潟県巻町に原発建設計画が浮上、一時は凍結されたものの、25年後に再び再燃する、計画に反対していた町長が、推進派に寝返った。怒った町民たちは住民投票を町長に求めるが、町長はこれを拒否、町民は独自で住民投票を行う事にした。

  結果は、投票率45%、反対9,854名、賛成474名で、ここに住民の民意が示された。

  しかし、町長はこれを無視、その後行われた町議会議員選挙で、住民は住民条例実行を掲げた候補を擁立した、巻町の選挙は賄賂が飛び交う選挙である、住民たちはクリーンな選挙で戦い、定数22の議席のうち12人の議員を当選させた。

  巻町は喜びで沸き立った、町民の意識は大きく変わった。間接民主主義である議会が機能していない時、直接民主主義である住民投票が効力を発揮する。

  25年に亘る、原発侵略の歴史は幕を閉じたかにみえた、

  しかし・・・1213()パート2へ続く

 

○今後のシリーズ案内

☆第4弾  1213()18時~20

    NHK原発ドキュメンタリーの欺瞞

   <映像上映>息を吹き返した推進派、巻町民が反原発町長を当選させるまでを描いたドキュメンタリー

☆第5弾 2015年1月17()18時~20

    日本製の原発映画の問題点、外国製の原発映画との比較。日本製はなぜ駄目なのか?

   <映像上映>刈羽原発のプルサーマル計画を拒否した、市民活動を描くドキュメンタリー。

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┗■3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)

 └──── 

 

 ◆2/10脱原発かわさき市民  映画「日本と原発」上映会のお知らせ

 

  日 時:2015年2月10()18:00開場 18:30開演 20:50終了

  会 場:てくのかわさきホール(川崎市溝ノ口)

  協力券:前売り1000(学生500)当日1200(学生500)

  予約申込み問合わせ先:脱原発かわさき市民(喜多村 090-1703-8729)

 

 

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┗■4.新聞より2つ

 └──── 

 

 ◆沸騰水型、現地調査へ 規制委

  柏崎、島根、女川の3原発

 

 原子力規制委員会が、原発再稼働の前提となる審査の一環として、東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)など福島第一原発と同じ沸騰水型の3原発を近く、現地調査することが30日分かった。沸騰水型の事故対策や設備面の現地調査は初めてで、九州電力川内1、2号機(鹿児島県・加圧水型)の優先審査などの影響で停滞していた沸騰水型の審査が本格化する。

 規制委関係者によると、調査に入るのは審査が順調に進んでいる3原発。1212日に柏崎刈羽6、7号機、19日に中国電力島根2号機、来年1月に東北電力女川2号機(宮城県)で日程を調整している。中部電力浜岡4号機(静岡県)など他の沸騰水型は未定。(後略) (12月1日茨城新聞より抜粋)

 

 

 ◆49歳男性 続く作業事故 公表減る東電

 

 タンク増設現場で、相次いで鋼材が落下する事故が起きた。11月7日には390キロの鋼材が落下し、1人は脊髄損傷に。命は取りとめたみたいだけど…。一度地面に落ちたのが跳ね返って3人に当たったというが、もし直撃だったらと思うとぞっとする。それにしても、落下防止対策をしていなかったなんて。

 敷地内で働く作業員は、少し前は1日6000人と言われたけど、今は汚染水対策などで千人規模で増えている。上と下での同時作業はあるし、近接する工事で作業調整ができていないのもいっぱいある。毎日のように、ひやっとするような事故やけががある。いつか大きな事故が起こると思っていた。(後略)

   (12月1日東京新聞「ふくしま作業員日誌」より抜粋)

 

 

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┗■5.テント日誌1130()

 |  経産省前テントひろば1177日 商業用原発停止440

 |  月1回の川柳句会は楽しい お題は「平和」と「動く」

 |  乱さんの公害談議

 └──── (I・K)、(K.M)

 

○昨日(土)の朝、新鮮なりんごがテントに届いた。朝食のデザートにそれを頂いてテントに向かう。りんごは甘くてとても美味しかった。

 朝テントに着いた時は青空で銀杏、けやきの葉が輝いていたが、その後、議事堂あたりの空に黒い雲が押し寄せてきて心配だったが、何とか降らずに済んで良かった。

 昼少し前、香港からの旅行者が通りがかり、写真を撮って良いですか?というので英語版の案内をお渡しした。

 TVやネットでテントのことは知っていたと言う。乱さんがレイバーネットフェスタで香港からのゲストを呼ぶことなどチラシを見せて話した。彼もデモをサポートしていたそうだ。

帰ったらテントのことみんなに話してくださいねとお願いする。

 今日もMさん、第2テントのKさんが美味しい料理を差し入れて下さった。

Kさんは一生懸命テント周辺の落葉掃き。

 

○午後からは月1回の川柳句会 今日のお題は「平和」と「動く」

平和の部 秀句

* 平和とはあすの心配ない日常 (乾草)

* 戦争にへいわとカナフリ派兵され (草地)

* 戦争を知らない者が描く平和 (芒野)

* 原発を止めてはじめて来る平和 (乾草)

特選

* 晋三の一人よがりの平和主義 (越前クラゲ)

 

動くの部 秀句

* 福島の始末もつけずに動かすな (芒野)

* アホ政権民が動けば止められる (草地)

* 政権裏日本会議が動いてる (越前クラゲ)

* 地震火山に動きは止められぬ (草地)

特選

* 動かぬと思ったものが動く 時代(とき) (芒野)

 

乱さんのお知り合いの法政大学生が川柳会の取材に来てくれた。彼女は関心と無関心をテーマに映像を作っているそうだ。金曜行動などを取材中、乱さんと知り合ったと…どんな作品になるのか楽しみです。

○今日も相変わらず霞ヶ関ビルは何処ですか?虎ノ門ヒルズは?と交番状態。

テントの存在は色んな人に役に立っているのです(笑い)

 3時前までは比較的暖かかったが、矢張りそれを過ぎると風が冷たくなる。

第2テントのHさんや泊まりの人が来てくれたので私は4時前にテントを後にした。(I・K)

 

○夜も乱さんの公害談議

 足尾鉱山でも水俣病でも福島原発事故でも当局は被害者の被害をなかなか認めない、値切る。それでも、負けずに強く訴えていくことが大切。私たちのテントひろばの訴えも。

 寝ずの番の夜中に「原発と大津波 警告を葬った人々」(添田孝史著、岩波新書)を読んで共感。東電告訴団により、東京第五検察審査会が勝俣・武藤・武黒らを起訴相当としたことは良く知られている。で、彼らの罪を黙認した規制当局の罪は問わなくていいのか? 原子力安全・保安院の原子力安全審査課長本部氏(後に大成建設常務)や次の審査課長平野氏(後に中国電力常務取締役)が、イチエフ事故前にイチエフ事故レベルの津波発生が予想されていたにもかかわらず、対処を先延ばしさせていたようなのだ。

 東電トップのみならず原子力安全・保安院の担当課長らの責任も重い。厳しく糾弾していかねばならない。

○一方、彼らの見過ごしの理由も著者は推測している。「原子力複合体(原子力ムラ)のさまざまな抵抗を排して原発を止め、経費をかけて対策を施す決断をするより、自分が責任を持つ立場にある数年の間だけ、なんとか対処を先送りしてしまったほうが、個人としては利益が大きいように思われる」と。この官僚や東電担当者の行動を変えないと過ちは何度も繰り返される。

 同書によれば、原子力安全・保安院は組織目標として「国民の安全の確保と環境の保全」を掲げ、3つの安全規制の理念と4つの行動規範を定めていたが、何と今の原子力規制委員会もほとんど同じことを掲げているのだ。

 3.11以前から東電は何度も「安全文化の向上」を唱えていた、一方で土木学会他を活用して津波対策を先延ばししながら。

 原子力規制委員会と電力会社トップとの「安全文化」対談はちゃんちゃらおかしい。

 原子力安全・保安院の責任を糾弾するとともに、それらの情報公開に消極的で、またまた別の「安全神話」を造ろうとしている原子力規制委員会を追及せねばならない。(K.M)

たんぽぽ舎です。【TMM:No2350

2014年12月2日()地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします

                           転送歓迎

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★1.日刊メールマガジンへ『冬季カンパ』のお願い(1年2回夏と冬のお願い)

   毎日(週6回)発行するには人手と費用がかかります

   原発・地震-津波・火山について正確な情報と原発ゼロ運動のヒントを毎日掲載

                 柳田  真(たんぽぽ舎共同代表)

                         鈴木千津子(たんぽぽ舎共同代表)

★2.「討論しよう!安倍政権2年間と原発再稼働」第3回

   脱原発議員を多数選出し安倍政権の暴走をストップ

   一人区の地方選-オール野党で対決していく姿勢

                     清水 寛(たんぽぽ舎会員)

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    2/10脱原発かわさき市民  映画「日本と原発」上映会のお知らせ

            会場:てくのかわさきホール(川崎市溝ノ口)

★4.新聞より2つ

  ◆沸騰水型、現地調査へ 規制委 柏崎、島根、女川の3原発  (12月1日茨城新聞より抜粋)

  ◆49歳男性 続く作業事故 公表減る東電  (12月1日東京新聞「ふくしま作業員日誌」より抜粋)

★5.テント日誌1130()

   経産省前テントひろば1177日 商業用原発停止440

   月1回の川柳句会は楽しい お題は「平和」と「動く」  (I・K)

   乱さんの公害談議  (K.M)

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12/3()抗議行動

 第9回経産省前テント裁判 傍聴と集会 15:00開廷103号法廷

      14:00東京地裁前集合 報告集会17:00~参議院議員会館講堂

 12/3()抗議行動 17:3018:30

 九州電力川内原発再稼働反対 九電東京支社への抗議行動

        有楽町電気ビル前(JR有楽町日比谷口下車)

        主催:再稼働阻止全国ネットワーク

 12/3 ()抗議行動 19:0020:00

 第15回東電本店合同抗議  場所:東京電力本店前

  呼びかけ団体:経産省前テントひろば、たんぽぽ舎

  賛同団体:東電株主代表訴訟、他106団体

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┗■1.日刊メールマガジンへ『冬季カンパ』のお願い(1年2回夏と冬のお願い)

 |  毎日(週6回)発行するには人手と費用がかかります

 |  原発・地震-津波・火山について正確な情報と原発ゼロ運動のヒントを毎日掲載

 └──── 柳田  真(たんぽぽ舎共同代表)

               鈴木千津子(たんぽぽ舎共同代表)

 

■.たんぽぽ舎のメールマガジンは、2000年4月頃より、週2~3回程度で発信してきました。2011年3月11日の東電福島第一原発大惨事からは、「日刊」のメールマガジン(月~土曜日発行・日曜休み)として発信しています。

 3・11東電福島第一原発大惨事以降は運動上の要請から「ちょっとムリ」をして、日刊で出し続けてきました。3年余で発信数は飛躍的に増え、現在6000件ほどのメールアドレスに送っています。アドレスの内容としては全国の原発現地と連帯行動したさいに、地元の運動体の人々とテレビ、新聞各記者と名刺交換したのでそれらを全部含んでいます。

■.日刊で出すにはかなりの人手と費用がかかります。原発や地震-津波の知識とメール発信のセンスもいります。定期購読新聞(東京、朝日、毎日、茨城新聞)をはじめ、多方面の新聞・雑誌からの情報。たんぽぽ舎に届くたくさんのメールのチェックなど。多くの人の協力-原稿やメルマガ発信の諸々の作業など。また皆さまからのカンパなどにより続けられたことに感謝します。

■.1年2回、夏と冬に「日刊メールマガジン」へカンパをお願いしています。

 たんぽぽ舎・同スタッフは3・11事故後の3年有余の忙しい活動で「かなりくたびれてきました」。

 それでも川内原発再稼働の動きやキナ臭い「集団的自衛権の閣議決定」などの悪い動きをみると、ゆっくり休みたくてもなかなかできません。身体に鞭打ち、引き続いて「日本を滅ぼす原発再稼働」をストップさせる活動などに全力をつくしたい。

 心ある皆さんの暖かい冬季メルマガカンパをお願いします。

■.送付先

  〒101-0061 東京都千代田区三崎町262ダイナミックビル5F

         TEL 0332389035 FAX 0332380797   Eメール nonukes@tanpopoya.net

  郵便振替:001801403856 加入者名:たんぽぽ舎

  一口1000円 一口以上のカンパをお願いします。通信欄に(メルマガカンパとご記入ください)

 

☆毎週金曜日の官邸前抗議行動で、たんぽぽ舎のスタッフへ手渡していただくのもうれしいです。

 

 

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┗■2.「討論しよう!安倍政権2年間と原発再稼働」第3回

 |  脱原発議員を多数選出し安倍政権の暴走をストップ

 |  一人区の地方選-オール野党で対決していく姿勢

 └──── 清水 寛(たんぽぽ舎会員)

 

 今回の国政選挙は、「国民の知る・見る・話す権利を奪い、戦争または最悪の公害で日本を滅ぼしかねない暴走」(以下「日本を滅ぼしかねない暴走」)を許すか許さないかの重要な選挙戦と思います。

○原発を「重要な電源」は公約違反

 安倍政権は政権復帰前の公約では「原子力に依存しなくてもよい経済・社会構造の確立」(2012年衆院選公約)を掲げていたはずなのに、復帰後「原発を重要な電源(ベースロード電源)」と公約と全く違った路線を示しています。

○汚染水はコントロールされていない

 東京五輪招致のかかったIOC総会で、汚染水漏れについて「状況はコントロールされている」と発言し、実際には汚染水はコントロールできず、国際的信用を失いかけています。

○第2の福島原発事故の危険性

 火山の噴火の予知ができなく、規制基準の中に避難計画がなく安全でないのに、安倍政権は「原子力規制委員会が合格証を出したから安全、世界一安全な基準」と川内原発の再稼働を推進しています。また、新規制基準に適合した原発を積極的に再稼働しようとしており、第2の福島原発事故の危険性があります。

○脱原発議員を多数選出し、安倍政権の暴走をストップ

 今回の総選挙は脱原発議員を多数選出し、安倍政権の暴走をストップさせる絶好のチャンスです。

 ただし、一人区の地方選については、自公政権に対してオール野党で対決していく姿勢が重要です。野党が乱立する事態は自公を有利にすることは明らかです。安倍政権の暴走に本当にストップさせようとしているかどうかが問われる選挙でもあります。

○即原発ゼロを!

 民主党は「30年代にゼロ」と脱原発を主張しており、安倍政権の原発推進よりも前向きなのは評価できます。しかし、桜島噴火、御嶽山噴火、長野北部地震、さらに阿蘇山噴火と続く中では、地震学者が述べている「日本列島は地震の活動期」の現れなのかも知れません。30年代までの猶予はないのではないでしょうか。

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┗■2.11/24「脱原発アクションin柏崎刈羽」に参加して来ました

 |  小出裕章さん…放射性廃棄物は「東電が責任もって引き取るべきで

 |  東京の本社ビルに持っていかせたいけど、収まりきれないから

 |  福島第二原子力発電所で…

 └──── 橘 優子(たんぽぽ舎ボランティア)

 

○ 1124日午前9時半からの、柏崎市文化会館アルフォーレでの集会は、1000人を超す参加者で大盛況。

 午前中は心揺さぶられる福島県立相馬高校の放送局制作の演劇映像やドキュメントなどの(東京新聞でも取り上げられましたが、福島県のコンテストでは4位、全国では優勝?!)上映と、顧問の先生渡辺義弘さんのお話。

 建物の正面の広場でのコンサートや駐車場での様々な移動販売車などでのランチ休憩の後に、横浜のフェリス女学院大で「大学生がえがく脱原発の未来マニュアル」という本を出したエコキャンパス研究会の元代表で社会人2年目という藤間涼花さんがしっかりした現状分析の上でのレポート、大半が親よりもはるかに年齢層が高い聴衆の前での渾身のパフォーマンスに感動!

○ 14時からは2時間近い小出裕章京大原子炉実験所助教の講演会、放射能の危険性、原発再稼働の犯罪性、説得力のある具体的なお話は聴衆の心をわしづかみ。 (小出裕章さん…放射性廃棄物は「東電が責任もって引き取るべきで、できることなら東京の本社ビルに持っていかせたいけど、収まりきれないから、福島第二原子力発電所で、それでも収まりきれないから、残りは東電の所有する広大な敷地である柏崎刈羽の原発で、再稼働を断念させて引き取らせるべき」と現地の人は嬉しくないだろうけど…と気にしながら持論展開、これは打ち上げ交流会は大変なことになるのでは…と気にかけつつ帰路につきました。)

○ 今回、経産省前テントひろばの泊りのスタッフの方が、この集会に私が「ストップ原発&再処理意見広告の会」の立場として、原発立地の再稼働阻止の看板基金に皆様から寄せていただいたカンパをお分けしているため、この機会に柏崎刈羽の看板を見に行かなければと思っているとお話したら、「自分も柏崎刈羽はまだ行っていないので、車を出すよ」と申し出て下さり、再稼働阻止全国ネットワークの代表としての自称「経産省前テントひろばの真田弘之?」氏と金曜官邸前抗議プンムル隊の仲間と4人での参加。

○ 1123日の朝に新宿を発ち、15時前には現地に着いて、現地の仲間の案内で看板の設置されているところや、柏崎刈羽原発のPR館、原発の裏側に回って、原発敷地のすぐそばに立ち並ぶ民家の様子に息をのんだり、刈羽村の地元では豆腐みたいだと言われている「強固な」素手でボロボロと崩せる岩盤を見て、取ってきたり、集会前夜6時からの会場設営を手伝ったり、広大な柏崎の商店街を歩きまわったりとフルに動くことができました。

 (この集会には、前述の「ストップ原発&再処理意見広告の会」の看板基金の浮かせた分を使って頂いているということで、半年前から準備を重ねてきたという地元の実行委員会の尽力の陰に、全国の仲間からの再稼働阻止の想いが反映されていること、胸が熱くなります。)

○ 柏崎市文化会館は、オペラ劇場のような立派な建物で集会の他にも、いくつもの部屋を使って、パネル展示や、書籍、DAYS JAPANなどの雑誌の販売もあり、たんぽぽ舎のビラをたくさんの方が、積極的に持ち帰って下さり、原発いらない福島の女たちのカレンダーも売ってきました。

 帰った後で、多くの方に「地震の影響は?余震は?」と尋ねられ、23日付の新潟日報一面でも「柏崎刈羽原発は影響なし」と大見出しで報じる程、地震に原発が弱いというのは一般常識。

 阿蘇山の大噴火もあり、今こそ、再稼働なんてとんでもない、といううねりを大きく巻き起こしていきましょう。

○ 尚、同じ24日の夜、宮城県の加美町では、放射性廃棄物最終処分場に反対する集会がやはり、1000人も集まって行われ、同様に反対運動が盛り上がっている。 栃木県塩谷町からもバスで町民が参加したとのこと、塩谷町の町長はOurPlanetTVの「チェルノブイリ28年目の子どもたち」というDVDを大量に購入して、町民に学習会を推奨したり、宇都宮での雨中の1000人デモを成功させ、地方では凄いことになってきている。

 しなやかに繋がりあって、共に歩いて行こう!!

 

 

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┗■3.たんぽぽ舎 御中

 |  「戦略的投票で原発大好きイレブンは落とせる!」

 └──── 環境経済研究所(技術士事務所) 上岡直見

 

 【TMM:No2346】では小倉志郎さんの記事で「緑茶会(脱原発政治連盟)」による「落とそう!原発大好きイレブン」の紹介があったが、本日までに選挙区ごとに具体的な「刺客」に票を集中させようというリストが公表された。さすがに山口2区(安倍晋三)など難しいと思われる選挙区もある反面、前回の実績からみて現実に可能性の高い選挙区がある。たとえ全国で1件でも「原発を推進すると落ちるぞ」という警告を示せば今後の大きな力になるだろう。

「戦略的投票で原発大好きイレブンは落とせる!」

http://ryokuchakai.com/2014/11/29/otoseru/

 因みに台湾の台北市長選は29日に投開票が行われ、原発に懐疑的な姿勢の無所属の柯文哲氏が、原発が主要争点ではないものの大勝した。

 

 

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┗■4.首相官邸前抗議、番外編

 |  1128日(金)第128回首相官邸前・国会議事堂前抗議の翌日

 |  「経産省前テントひろば」にて

 └──── ぐみ坂キッド(たんぽぽ舎ボランティア)

 

 激しい雨があがり徐々に青空が広がり始めた頃、一人の女性がテントを訪れた。

「官邸前は私にとって小さな島の灯台のようです。何度か官邸前に行ったこともありますが、滅多に来ることができません。私以外にもそういう方はいると思います。」静かに、囁くような話し方だった。カンパを頂いた。チラシを渡すと「無料でいいのですか?」と申し訳なさそうに僕を見た。直前に頂いたカンパの金額に釣り合わないと言いたげに。言葉に詰まってしまい僕は無言でうなずいた。

 空を見上げると青空はますます広がっていた。何故か視界が少し滲んでいた。空はこんなに青く明るいのに、この世界は闇が深まるばかりだが闇が深いからこそどんなに小さな灯火でも遠くから見える。その女性は灯台にかざす明かりを届けてくださった。

 今日は良い日だった。まるで天使が降りてきたみたいに。でもテントにいるとそんなに珍しいことでもない。

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