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たんぽぽ舎です。【TMM:No2551】
2015年7月31日(金)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1.朗報・東電元会長ら3人の起訴は当然-今後の闘いが大事
   2度も不起訴とした検察当局は猛反省せよ
                柳田 真 (たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)
★2.川内原発再稼働を許さない!
   鹿児島現地行動に連帯して、九電東京支社抗議行動を!
   8・10(月)18時から19時30分(有楽町電気ビル前にて)
                 「再稼働阻止全国ネットワーク」
★3.川内原発の再稼働の誤りを理論的に証明-九電交渉で追求
       川内原発民間規制委員会・かごしまの闘いの歩み
          岩井 哲(「民間規制委員会・かごしま」事務局)
★4.新聞より2つ
  ◆「川内再稼働反対 しぶとい抗議を」 市民団体、国会で集会
                    (7月30日東京新聞2面より)
  ◆「原発攻撃に備えない」 生活・山本太郎氏が批判
                    (7月30日東京新聞2面より)
━━━━━━━
※たんぽぽ舎より
 7月23日頃から、たんぽぽ舎のホームページが表示できません。
 早急に復旧できるよう対応しています。もうしばらくお待ち下さい。
 行動日程などについては、電話かメールでお問い合わせ下さい。
 電子メールの送受信は、問題ありません。
━━━━━━━
※8月鹿児島・川内原発再稼働阻止の現地活動を応援!
 東京圏から参加するため、交通費カンパにご協力をお願い致します
 カンパ 個人1口1000円、団体1口5000円
 振込先
 ・ゆうちょ銀行 郵便振替口座番号 00190-0-361095
         加入者名 原発現地へ行く会
 ・城南信用金庫(九段支店)
  口座番号(普通)334455 口座名称 原発現地へ行く会
 連絡先:「原発現地へ行く会」 TEL 070-5019-5907
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┏┓
┗■1.朗報・東電元会長ら3人の起訴は当然-今後の闘いが大事
 |  2度も不起訴とした検察当局は猛反省せよ
 └──── 柳田 真 (たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)

  今(7月31日15:30)、久しぶりにうれしいニュースを聞いた。東電元会長ら3名を強制起訴したというニュース。これから、金曜官邸前抗議行動に出かけるので、ひとことの感想。
 日本史上最大・最悪の原発事故(大惨事)を起こした会社が何の罪も受けないというのは誰が考えてもおかしい。東京電力が罪を受けないから、九州電力などが図に乗って、川内原発の再稼働を公言するのだ。責任をとらない人々に、当然の責任追及の始まりだ。今後の闘い・運動が大事だ。
 過去2度も不起訴とした検察当局は猛反省すべきだ。
 福島原発告訴団の闘いを応援し、東京圏での運動をつくろう。

※参考記事

 東電旧経営陣3人、強制起訴へ…検察審査会議決
                  (7月31日毎日新聞より)

  東京電力福島第一原発事故を巡って業務上過失致死傷容疑で告発され、東京地検が2度にわたり不起訴とした東京電力の勝俣恒久元会長(75)ら旧経営陣3人について、東京第5検察審査会が起訴すべきだとする「起訴議決」をしたことが分かった。3人は今後、裁判所が検察官役として指定する弁護士によって強制起訴される未曽有の事故を巡る刑事責任の有無が法廷で争われることとなった。
 勝俣元会長のほか武藤栄(65)、武黒一郎(69)の両元副社長が、ともに起訴議決を受けた。
  焦点は、(1)政府の地震研究機関の予測に基づき、東電が2008年に津波水位が最大15.7メートルになるとの試算を出したことから、巨大津波の来襲を事前に予測できていたか (2)対策を取っていれば事故は回避できたか??の2点だった。
 被災者や市民団体が原発事故後、勝俣元会長ら当時の東電幹部や、事故対応に当たった菅直人元首相ら政府関係者を告訴・告発。
  東京地検は13年9月、当時の東電幹部10人を「容疑不十分」、菅元首相ら政府首脳を「容疑なし」とするなど計42人全員を不起訴とした。
 これに対し第5審査会は昨年7月、今回とは別の審査員による審査で3人を「起訴相当」と議決。東京地検が再捜査したが、1月に改めて不起訴としたため、第2段階の審査を行っていた。


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┗■2.川内原発再稼働を許さない!
 |  鹿児島現地行動に連帯して、九電東京支社抗議行動を!
 |  8・10(月)18時から19時30分(有楽町電気ビル前にて)
 └──── 「再稼働阻止全国ネットワーク」

  九州電力は、川内原発1号機の再稼働準備を8月4日より始め、10日からの原子炉起動、13日前後の発電、送電行程を明らかにしました。
 九電は「再稼働にあたって住民の理解と協力が必要」といいつつ、鹿児島、熊本、宮崎の3県10市町の議会が「再稼働にあたって九電に公開の住民説明会を求める」との決議を挙げているにも関わらず、満足な説明会さえ開きません。
 水俣市議会は「国民の同意が得られているとは言えない」と決議しました。更に「地震問題、火山問題、過酷事故対策、使用済み燃料、避難計画など、安全上の問題が数多く指摘されている」と激しく批判しました。
 近隣議会がこのように指摘しているにも関わらず、九電は再稼働を強行しようとしています。
  福井地裁は昨年5月、大飯原発3,4号機の運転差し止め判決において「原発250キロ圏内の住民に具体的な危険があり、人格権が侵害される」と指摘しています。30から70キロほどの市町議会の決議、要望を無視する九電の再稼働ほど危険なことはありません。
 川内原発現地では8月10日(月)、原子炉再起動日前後に大規模な抗議行動が準備されています!
 九州電力東京支社(有楽町駅日比谷口。有楽町電気ビル内)へ、現地連帯の抗議行動にご参加ください!

主催:「再稼働阻止全国ネットワーク」…TEL 070-6650-5549
       たんぽぽ舎(千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル5F)

☆8月5日(水)17時30分より18時30分 有楽町電気ビル前
 九電東京支社への前段抗議行動にもご参加ください!
 その後、東京電力本店合同抗議行動(19時から20時)にもご参加を!
   よびかけ:経産省テント前ひろば(TEL 070-6473-1947)・
        たんぽぽ舎(TEL 03-3238-9035  FAX 03-3238-0797)


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┗■3.川内原発の再稼働の誤りを理論的に証明-九電交渉で追求
   |     川内原発民間規制委員会・かごしまの闘いの歩み
 └──── 岩井 哲(「民間規制委員会・かごしま」事務局)

◯昨年12月6日、「民間規制委・かごしま」は、鹿児島県薩摩川内市の地で、5人のメンバーで発足しました。遡る10月25日、東京から物理学者・槌田敦先生をお招きして最初の「学習会」を催しました。槌田理論は、その前から「難解」で有名で、メンバー全員がたいそう身構えて臨みましたが、泣きたいくらい難しい内容で、みんなヒーヒー言いながら従いていくのが精一杯でした。
 ・その後、鹿児島の元高校の物理教師の三輪さんという方が、槌田理論をそれなりに噛み砕いた「資料」(紙&パワーポインター)に基づき、数回の学習会を重ねてくださり、みんなの理解もそれなりに深まって行きました。
◯一方、実践面では、槌田先生の発案で、九電に対する16項目の「第1回勧告書」を作成、それを九電に対し、12月22日に手渡し、「回答ー交渉」の実現を求めました。その後、漸く3月10日に、九電との「第1回・回答ー交渉」が成立しました。そこでは、一応16の各項目について、技術面にわたる一定の「口述回答」がなされました。 しかしわれわれは、その口述回答では納得せず、それをその場で全員で筆記し、文章に起こし、それを音読することで、先方にも内容確認し、「16項目の回答書」にすることに成功しました。
 そのなかの最大の焦点が、【勧告1】中の緊急炉心冷却装置・ECCSの使用法に関する問題であった。3月10日の「第1回・回答」に対し、われわれは、3月26日に「第2回勧告書」を手渡し、更なる「回答」を求めました。
 ・しかしながら九電が、次回「第2回・回答交渉」でわれわれに提示してきたモノは、内容空疎な「抽象論&精神論」で、「技術論」をわざと回避するための見苦しい「逃げ口上」でした。彼らは、われわれ「民間規制委・かごしま」の論理的追及に答えることが出来なかったのです。そこから、「逃げ」を許さない闘いの開始です。
◯そこでわれわれは、彼らの初回の「回答書」の第一項目に徹底的に食らい付き、その矛盾をえぐり出すことに成功しました。それは、今回7月23日に九電に手渡した「第3回勧告書」に「従来より設置しているECCSが使用できない場合を想定し」とあるが、なぜ唐突に「使用できない場合」がでてくるのか?その理由は何か?」と問い質しました。
 その回答は、当面の“お取り込み”があるとはいえ、「数ヶ月待って頂きたい」というものでした。彼らは怯えています。迂闊な「回答」は出来ないぞと。われわれは、その「第3回・回答-交渉」を、目下、手ぐすね引いて待っているところです。
◯一方、われわれは、6月5日、『誰も書かなかった 川内原発の欠陥』という24頁のパンフレット(定価200円)を発刊しました。難解な槌田理論を、ある評者によれば、「中学生でも分かる」レベルに噛み砕くことに成功しました。それが今、僅か1ヶ月半で1500部売れ、大きな評判を呼んでいます。
 ・また、7月29日朝、ふと思い付き、急遽「日本外国特派員協会」に対して、「共同記者会見」を申し入れ、3人枠と言うことで、<柳田真・岩井哲・宮田章>を予定。しかし先方は、「推進派」の同席(先方が見つくろい・準備)がなければ「実現は難しい」とのこと。
 ・加えて、8月初めには、『英語版』が出来上がり、AP通信やロイター通信などを通して、一挙に、全世界にわれわれの訴え・主張が拡がって行こうとしています。
 ・九電よ、怖れるがよい、天の裁きを心して待て!


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┗■4.新聞より2つ
 └──── 

 ◆「川内再稼働反対 しぶとい抗議を」 市民団体、国会で集会

  九州電力が8月10日ごろに予定している川内原発1号機(鹿児島県)の再稼働に反対する首都圏中心の市民グループが29日、国会内で集会を開いた。グループは再稼働の日程に合わせて現地で予定されている抗議活動に、県外からも多くの人が合流できるよう、交通費を支援する基金を立ち上げており、集会では「しぶとい抗議を」と結束を呼び掛けた。
 集会に参加したルポライターの鎌田慧さんは「日が迫っている。危険極まりない、合理性もない再稼働は止めなければならない」と強調。「首都圏反原発連合」のミサオ・レッドウルフさんは「安全保障関連法案への批判が高まり、原発問題が影に隠れてしまっている。理不尽な再稼働は認めないという意思を示したい」と話した。
 集会には菅直人元首相も参加した。 (7月30日東京新聞2面より)


 ◆「原発攻撃に備えない」 生活・山本太郎氏が批判

  生活の山本太郎共同代表は参院特別委で、九州電力川内原発(鹿児島県)の再稼働に関連し、原発が他国のミサイル攻撃を受けた場合の被害見込みや住民の避難計画をただした。
 安倍晋三首相は「武力攻撃は手段や規模などが異なる」として、被害想定を具体的に示すことは困難だと説明。日本有事の際の原子力災害では、放射性物質放出による汚染のレベルなどを見極めて、住民を避難させる考えを示した。
 原子力規制委員会の田中俊一委員長は原発再稼働の審査で、ミサイル攻撃への対策を講じているかどうかは考慮していないと明らかにした。理由について「設置者が対処すべき性格のものではない」と述べた。
 山本氏は「最悪の事態に備えていない。国民の生命や権利を守れるとは到底思えない」と批判。こうした状況では「川内原発は再稼働できない」と主張した。
   (7月30日東京新聞2面より)
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たんぽぽ舎です。【TMM:No2550】
2015年7月30日(木)その2地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
                               転送歓迎
━━━━━━━
★1.絶句する福島県の放射能汚染状況
   国・各都県,多くの市町村の被ばく対策と方針は,隠蔽・歪曲・すっとぼけ,である。
    殺される前に手を打ちましょう。    田中一郎(たんぽぽ舎会員)
★2.津波被災地が抱える復興後の課題
   「警戒せよ! 生死を分ける地震の基礎知識」コラムその113 
                      島村英紀(地震学者)
★3.原子力規制委員会・不正基準(地震動)に関する、公開質問状
   原子力規制委員会、基準地震ガイドの科学的根拠について
                       久保田 
★4.新聞より1つ
  ◆ 廃棄物の埋設予定地公開 東海原発 
                 (7月30日 茨城新聞より抜粋)
━━━━━━━
※たんぽぽ舎より
 7月23日頃から、たんぽぽ舎のホームページが表示できません。
 早急に復旧できるよう対応しています。もうしばらくお待ち下さい。
 行動日程などについては、電話かメールでお問い合わせ下さい。
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※8月鹿児島・川内原発再稼働阻止の現地活動を応援!
 首都圏から川内原発ゲート前抗議に合流しよう!

 日程:第1陣日程:8月8日(土)~8月10日(月)の2泊3日
    第2陣日程:8月9日(日)~8月11日(火)の2泊3日
 ○予定人数:100~160名
 ○移動について:羽田空港発の航空便で現地に向かいます。
 ○現地での行動:川内原発ゲート前行動に合流します。
 ○主催:「原発現地へ行く会」  申し込み方法など、詳細は TEL 070-5019-5907 へ
━━━━━━━

┏┓
┗■1.絶句する福島県の放射能汚染状況
 |  国・各都県,多くの市町村の被ばく対策と方針は,隠蔽・歪曲・すっとぼけ,である。
 |   殺される前に手を打ちましょう。
 └──── 田中一郎(たんぽぽ舎会員)

 復興庁は先般、「子ども・被災者支援法」の基本方針(案)を改悪し「線量の低下により避難する状況にない」「今後、避難指示区域は縮小または撤廃することが適当である」などと、被災現場・汚染地域の実態とはかけ離れた原発事故被害者住民への被ばく押しつけ・帰還強制方針を打ち出した。しかし、下記のVTRを見れば、いったいどこが「避難する状況にない」のだろうか。場所は福島市にある阿武隈川沿いの河川敷、子どもたちの被ばくを心配するママさんたちが環境省お勧めの線量測定器を使って測ってみたところ、毎時4マイクロシーベルト(年間35ミリシーベルト)を超える場所はざらにあり、ところによっては測定器の針が振り切れる毎時20マイクロシーベルト(年間175.2ミリシーベルト)もの空間線量値を示すホット・スポットも見つかった。
 その測定中のママさんたちのそばを中学生らしき子どもたちが集団で駆けていく。この場所は休日は釣り客などで人がやってくる場所だそうで、測定したところは小さな子供たちが走り回って遊んでいて、全然おかしくない。だいぶ前に建てられていた「高線量を示す立て看板」も老朽化を理由に撤去されたままで、今は何の注意喚起の表示・標識もない。
 国も福島県も福島市も、放射能に鈍感な方々はしっかり被ばくしていただければよい、放射能のことでいろいろ騒がれると「復興」の妨げになるので迷惑である、子どもたちも含め、住民の健康のことなど,どうでもいい、とのスタンスのようだ。日本の政治や行政は,国民・住民を大量被ばくさせても,その犠牲が目に見えるように表面化しない限り,とぼけ続けるつもりのようである。しかし,既に2015年3月末段階で子どもの甲状腺ガンは126人となり,今現在はもっと増えているだろう。そして福島県以外の都県や,18歳以上の大人の甲状腺ガンについてはどうなのか,あるいは,子どもたちも含めて甲状腺ガン以外の甲状腺疾患(橋本病=甲状腺機能低下症など)やその他の病気・健康障害についてはどうなのだろうか。調べもしていないし,調べようとする動きも潰されているので,おそらくはいつまでたってもわからないまま,闇から闇に葬られる可能性が高くなってきた。国・各都県,多くの市町村の被ばく対策と方針は,隠蔽・歪曲・すっとぼけ,である。殺される前に手を打ちましょう。

(参考:「放射線管理区域指定基準」は年5.2ミリシーベルト(毎時約0.6マイクロシーベルト)です=青少年立入禁止、飲食たばこ禁止、大人も一定時間以上の滞在の禁止、被ばく防護のための重装備他が義務化されている)

(1)? 5年目のホットスポット 福島市で20マイクロ超え - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=nIdRQus0oM4&feature=youtu.be
(2)? 福島第一原発事故5年目の真実 地獄に住む子どもたち Koriyama, Fukushima Prefecture - YouTube
 https://www.youtube.com/watch?v=a0rmGNaJWMA
(こちらは郡山市でのVTRです。アライケ公園内で、除染されたあとの場所で毎時0.36マイクロシーベルトとなった。子どもたちは日常、この公園内を生活道路として使い、また散歩したり遊んだりしている。測定者が手に持つ線量計が不気味な「ピ、ピ、ピ、ピ」という音を出し続けている。何ということか!!:田中一郎)
(参考)福島「避難する状況にない」?子ども被災者支援法基本方針改定へ  OurPlanet-TV:特定非営利活動法人 アワープラネット・ティービー
 http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1939

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┗■2.津波被災地が抱える復興後の課題
 |  「警戒せよ! 生死を分ける地震の基礎知識」コラムその113 
 └──── 島村英紀(地震学者)
 
   東日本のすぐ西側の日本海にプレート境界があることが常識になっている。この境界には西側にユーラシアプレート、東側に東日本を載せた北米プレートがある。
  しかし、この「常識」が作られたのはそれほど昔のことではない。1993年に起きた北海道南西沖地震が、この「常識」を確たるものにしたのだ。
 北海道南西沖地震が起きたのは今から22年前の7月。北海道南部の日本海岸沖に起きた。マグニチュード(M)は7.8。大津波が発生して、その死者行方不明者は230名を数えた。
 気象庁が出した津波警報は、震源に近い奥尻島では間に合わなかった。そのためもあって、おもに奥尻島で大きな被害を生んでしまった。
 この地震の10年前、1983年に秋田県の沖で日本海中部地震(M7.7)が起きて、100名もの津波による犠牲者を生んでいた。この二つの地震とも、プレート境界で起きる海溝型地震だった。いわば兄弟分の地震で、同じように大きな津波を生んだ。
 日本海中部地震が起きたときに、ここにはプレート境界があるはずだ、と言い出した学者がいた。NさんとKさんである。それまでは東日本も日本海もユーラシアプレートに載っていると思われていたのだ。
 しかしこの学説は冷遇された。日本の地震学会は保守的な体質だ。当時の学会の定説から離れたものは認めなかったのである。
 だが、北海道南西沖地震も起きたことで認めざるをえなくなった。10年という期間は二人にとっては長かった。
 北海道南西沖地震で被害が集中した奥尻島は面積143平方キロメートル。島全体が奥尻町になっている。
 阪神淡路大震災(1995年)よりも前だったこともあり、国や北海道、それに全国からの復興支援金が集まり、その総額は地震の被害額700億円をはるかに超えた。
 この復興支援金がいちばん多くつぎ込まれたのが総延長14キロメートルもの防潮堤だった。また町の中心の青苗地区には人工地盤の高台が作られた。住宅も高台に移転し、42カ所の避難路も作られた。被災者には新規住宅建設の費用として1400万円が支給され、漁船も新造された。復興支援金も使い果たされ、さらに町は債券も発行した。
 だが、その後の奥尻島には大きな問題がある。人口の減少と産業の不振だ。観光と漁業が主な産業だが、両方とも落ち込んでいる。人口もピークでは9000人、地震時には4700人だったが、いまは2900人になってしまった。
 2040年には人口がさらに減って1000人になるという見通しもある。それだけではない。せっかく作った防潮堤などのコンクリート構造物の寿命は40~50年しかない。
 つまり2040年には「限界集落」を超えてしまうだけではなく、老朽化した防潮堤などの維持費も出せなくなるかもしれないのだ。
 地方を襲った大地震。「復興の優等生」も大きな問題をかかえているのである。
         (島村英紀さんのHP「 http://shima3.fc2web.com/ 」
            「島村英紀が書いた『夕刊フジ』のコラム」より7月31日の記事)

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┗■3.原子力規制委員会・不正基準(地震動)に関する、公開質問状
 |  原子力規制委員会、基準地震ガイドの科学的根拠について
 └──── 久保田 
    
公開質問状
 原子力規制委員会(規制庁) 御中

 平成25年3月、震源を特定せず策定する地震動
原子力規制委員会(8~11ページ)
 http://www.nsr.go.jp/data/000050725.pdf
 http://www002.upp.so-net.ne.jp/bob-k/mw02.jpg

 兵庫県南部地震(阪神大地震)
 新潟県中越地震
 新潟県中越沖地震
 能登半島地震
 福岡県西方沖地震
 平成以降で、最大級クラス(Mw6.6~6.9)5つの、直下型地震が含まれていました。

 平成25年4月、以降の地震ガイド等(8ページ)5つ、全て削除されています。
  http://www.nsr.go.jp/data/000050736.pdf
 僅か2週間で、科学的根拠無しの削除です。
一方、Mw5.0~6.2、中規模地震14例(規模 1/10~1/500)は、1つも削除されていません。(福岡県西方沖地震の余震は残る)
 平成25年4月、以降の地震ガイド等は、大規模地震の大半を、科学的根拠無しに削除した為、極めて不正かつ無効です。
 原子力規制委員会は、基準地震動の審査のやり直しが必要です。

 以上、科学的反論を、3日以内に返答をお願いします。
                    (2015.07.28) 
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┗■4.新聞より1つ
 └──── 

 ◆廃棄物の埋設予定地公開 東海原発

 日本原子力発電(原電)は29日、商業用原発として国内初の廃炉が進む東海原発(東海村白方)で、解体で生じた低レベル放射性廃棄物のうち、放射能レベルが「極めて低い」とされる廃棄物(L3)の埋設予定地などを報道陣に公開した。
 東海原発は1966年に営業運転を始めた国内初の商業炉。98年に運転停止し、解体は2001年12月に始まった。(中略)
 原電は16日、L3の埋設計画を国に申請した。縦80メートル、横100メートルの敷地に深さ約4メートルの穴を掘り、約1万6千トンを埋める計画。18年度の埋設開始を目指しており、地下水調査など50年以内を目安に監視を続ける。
 解体作業は現在、四つある熱交換器のうち二つ目の撤去に向けた準備に入っており、原子炉を解体する遠隔装置の検討作業も進めている。一方、原子炉解体によって生じるL3より放射能レベルが高いL1・L2廃棄物の処分先は決まっていない。このため、原電の近江正・東海発電所副所長は「廃炉の工程がスケジュール通りに進むことに対しリスクがあると認識している」と語った。
                    (7月30日 茨城新聞より抜粋)
たんぽぽ舎です。【TMM:No2549】
2015年7月30日(木)地震と原発事故情報-1つの情報をお知らせします
                               転送歓迎
━━━━━━━
★1.川内原発の現地に乗り込もう! 2つのお願い
     鎌田慧さんの呼びかけで、8月8~11日に、二陣に分かれて、「首都圏
   から大集団を出して、川内原発のゲート前行動に参加しよう!」
                           広瀬隆
━━━━━━━
※たんぽぽ舎より
 7月23日頃から、たんぽぽ舎のホームページが表示できません。
 早急に復旧できるよう対応しています。もうしばらくお待ち下さい。
 行動日程などについては、電話かメールでお問い合わせ下さい。
━━━━━━━
※8月鹿児島・川内原発再稼働阻止の現地活動を応援!
 首都圏から川内原発ゲート前抗議に合流しよう!

 日程:第1陣日程:8月8日(土)~8月10日(月)の2泊3日
    第2陣日程:8月9日(日)~8月11日(火)の2泊3日
 ○予定人数:100~160名
 ○移動について:羽田空港発の航空便で現地に向かいます。
 ○現地での行動:川内原発ゲート前行動に合流します。
 ○主催:「原発現地へ行く会」  申し込み方法など、詳細は TEL 070-5019-5907 へ
━━━━━━━

┏┓
┗■1.川内原発の現地に乗り込もう! 2つのお願い
  |   鎌田慧さんの呼びかけで、8月8~11日に、二陣に分かれて、「首都圏
 |  から大集団を出して、川内原発のゲート前行動に参加しよう!」
 └──── 広瀬隆

  全国のみなさま・・・広瀬隆です──2015年7月30日
 今日は、時間がないので、大至急の呼びかけをさせていただきます。

○つい先日、鎌田慧さんの呼びかけで、8月8~11日に、二陣に分かれて、「首都圏から大集団を出して、川内原発のゲート前行動に参加しよう!」との決断がなされました。
 どうして現地へゆくのかって? だって、おかしいでしょ?
 鹿児島の現地では、川内原発の再稼働を阻止しようと、“住民による必死の活動”が展開されているのですよ。しかも、九州電力の計画では来月8月10日に制御棒を引き抜いて、核分裂をスタートさせる、ついにその「再稼働Xデー」まで10日余りしかない。
 というのに、首都圏の新聞では「川内原発の再稼働を許さない」という新聞記事がどこにも見えない日々ですよ。今朝の朝日新聞では、「原発時代への回帰はおかしい」という論調の社説はあったが、あまりに抽象的で、軟弱すぎる。これは、全国問題なのです。

○こういうことなのです。ようく、聞いてください。
 現在の日本の報道では、衆議院で強行採決された安全保障関連法案に対する怒りの反対世論がクローズアップされている。それは大変好ましい。だが、安倍晋三に大ショックを与えた「安倍政権不支持51%」(共同通信・毎日新聞の世論調査)より、同日の共同通信アンケート結果では「原発再稼働反対57%」の数字のほうが、ずっと大きいのですよ。勿論、いずれも重大な問題であり、この「戦争」と「原発」の両方に、安倍晋三個人がファシズム政治をおこなっていることに、すべての淵源がある。

 その件について昨日、山本太郎議員が国会質問をして、「安保関連法案と川内原発再稼働は、矛盾のきわみではないか! なんだこれは! 答えろ!」と、安倍晋三と原子力規制委員長・田中俊一をつるしあげ、激しく非難したのです。安倍晋三と田中俊一は、たじたじとなって、真っ青になった。
下記にその記録があります。
  https://www.youtube.com/watch?v=W01U_IE71-w

 ちょうど昨日、その頃、私たちは衆議院議員会館で、鎌田慧さんを中心に、「川内原発へ行こう!」の院内集会を開いていました。ひょっとすると、原発に反対する人たちが、そして報道機関も、「8月10日に制御棒を引き抜いて再稼働スタート」はもはや動かし難いスケジュールだから、行きつくところまで行け、
日本は終りだ、などと下を向いているのではないでしょうね。
 トンデモナイ! 超保守的と言われる鹿児島県内で、周辺の市町村の怒りが日を追うごとに高まっているのです。6割から7割の県民が、再稼働に絶対反対、というところにきているのです。鹿児島のすぐ南の沖縄で「辺野古基地反対」の沖縄県民と同じ構図です。
 東京霞が関の経済産業省前でテントを張ってきた「経産省前テントひろば代表」の淵上《ふちがみ》太郎さんは、なんと無謀にも〝川内原発の目の前〟に広がる久見崎《ぐみさき》海岸にテントを張って、昨年9月から今日までほぼ一年近く、「川内原発を廃炉にしろ!」と叫び続けてきたのです。
 昨日の院内集会にその淵上さんが来て、「地元では、つい先日、6月28日に、数百人が4キロの道を歩いて、壮烈なレジスタンスを展開したんだよ。8月10には、首都圏からも、大量の応援頼みますよ」と、怒りの言葉を語ってくれました。

○長い原発反対運動の経験上、私の見るところでは、九州電力の再稼働は、いずれ失敗します。数々の巨大な問題をかかえたまま原子炉を運転しようというのだから、これは数理的に分っていることです。30年を超えたボロボロ原発ですよ。
  たとえ再稼働されても、中越沖地震のあとに欠陥原発を運転再開した東京電力が大失敗したと同じ轍を踏みます。

 つまり鎌田慧さんが呼びかけた「8月10日に首都圏から、鹿児島応援団が川内原発現地に結集する」という行動は、反対運動が“玉砕精神”で乗りこむのではない。私たちは、必ず生き延びるのです。安倍晋三や田中俊一のほうが先にくたばる。それを私たちのスケジュールの視野に入れて、「絶対に川内原発の運転を止める!」という大目標のために計画された緻密な計画なのです。日本人の圧倒的な「原発再稼働反対」の声が背後にあるから、これは、勝てる勝負です。

○ところが九州電力の悪巧みは、それをしのいでいる。8月10日というのは、お盆前なのだ。この時期は、飛行機代が、通常の2倍だって!

◇それで、二つのことをみなさんにお願いしたいのです。

◆まず第一に、首都圏の人たちは、この「川内原発ゲート前集会」に、こぞって参加してください。主催団体がJALの飛行機2機をチャーターしてあるのですから、手続きは簡単です(申込み方法は、このあとくわしく書きます)。
 鹿児島の地元では、8月8日(土)~9日(日)当日に、ミュージシャンたちが、勇壮な“ウェル亀ロックフェスティバル”ライブを展開します。これは、青森県の大間原発反対の恒例のロック・コンサートとも連携しておこなわれるものです。タイトルにある「亀」は、原発再稼働による温排水(熱水)で殺される、川内原発前の久見崎海岸にやってくる大自然の大量のウミガメのことです。

 そして本番のゲート前集会は、
 ★8/9 起動日前日集会 原発前の久見崎海岸
 ★8/10 起動日集会 川内原発正面ゲート

 この予定で、向原祥隆《むこはらよしたか》さんや、薩摩川内市の鳥原良子《とりはらりょうこ》さんたち、地元の“3・11鹿児島集会実行委員会”が主催してくれます。つまり全九州の怒りを糾合した主催者です。地元の報道陣も結集してくれるでしょう。私たち首都圏の人間は、この人たちを支える熱血応援団として合流するわけです。

◆第二のお願いは、全国からの、参加者に対する交通費カンパです。何しろ、お盆前に100~160人もの集団を送りこもうという鎌田さんの「無謀きわまりない」計画だったのですから、結構な旅費が必要です。東京のたんぽぽ舎が、事務局となってゲート前行動参加のとりまとめをしてくれていますが、まだ「火の車」のようです。
 昨日の院内集会で、「被災地フクシマ」からの旅費カンパのお手紙が読み上げられ、みなの涙を誘いました。「どうか私たちフクシマ原発被災者の苦しみの声を、鹿児島に届けてください! 私たちは川内原発のゲート前には行けませんが、なけなしのお金のなかから、4万円を送らせていただきます」という内容で
した。なんということでしょう!

☆カンパの振込先──郵便局振込は下記です。
 加入者名*原発現地へ行く会
 口座番号*00190-0-361095
 (必ず、カンパ、とお書きください。)

★参加者が参加費を振り込まれる場合も、同じ口座です。その場合は、明日、7月31日までに、カンパと区別するよう、参加費、と明記して3万円をお振り込みください。期日がないので、8月1日以降は振り込んだかどうか確認の連絡を会計宛にもらうと幸いです。
  FAX:03-3238-0797   TEL:070-5019-5907

■具体的スケジュール

 飛行機の搭乗時間だけ守ってください。あとは引率者がすべて取り計らってくれます。
 第一陣と第二陣に分かれて出発します。参加者は、何か分らないことがあれば、下記にお尋ねください。
 引率事務局──沼倉潤さん、携帯電話080-1012-4661
★第1陣(2泊3日)
 出発8月8日(土)──18:00(夕刻6時)までに羽田空港第一ターミナル南ウィング、2階出発ロビーの団体受付カウンター付近に集合。「のぼり」を立てておきます。
      (夜)19:10(JAL655便)で羽田出発
 鹿児島空港20:55着→空港バス→鹿児島市内へ→たんぽぽ舎が予約したホテルに宿泊
 8月9日(日)──現地行動→予約したホテルに宿泊
 8月10日(月)──現地行動、午後2時まで→チャーターバス→鹿児島空港
      17:25発のJAL652便→19:10羽田空港着→解散
★第2陣(2泊3日)
 出発8月9日(日)──朝7:00までに羽田空港第一ターミナル南ウィング、2階出発ロビーの団体受付カウンター付近に集合。「のぼり」を立てておきます。
      (朝)8:15(JAL643便)で羽田出発
    鹿児島空港9:55着→空港バス→薩摩川内市へ→現地
     行動→たんぽぽ舎が予約したホテルに宿泊
 8月10日(月)──現地行動→予約したホテルに宿泊
 8月11日(火)──現地行動午後2時まで→チャーターバス→鹿児島空港
     17:25発のJAL652便→19:10羽田空港着→解散

○参加の費用は、現時点ではカンパがまだ300万円ぐらいしか集まっていないので、航空機3万円のほかに、バス代と、ホテル代(2泊で1万円前後)が必要ですが、ひょっとして全国から多額の熱血カンパが集まれば、減るはずです。
 首都圏反原発連合のミサオ・レッドウルフさんも、一同を引き連れて参加します。

※主催:「原発現地へ行く会」
  申し込み方法など、詳細は TEL 070-5019-5907 へ
たんぽぽ舎です。【TMM:No2547】
2015年7月28日(火)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
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★1.「科学的・技術的」でなく「政治的」見解を出し続ける原子力規制委員会
   南相馬の米汚染はイチエフ由来でない?!
   支援対象地域は「避難する状況にない」?!
   原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会! その55
                木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
★2.海渡雄一弁護士お勧めの本
   『朝日新聞「吉田調書報道」は誤報ではない
   隠された原発情報との闘い』 彩流社刊
               渡辺マリ (たんぽぽ舎ボランティア)
★3.「ダイヤモンドオンライン」のお知らせです
   「川内原発再稼働阻止」を連載しています…広瀬 隆
★4.新聞より
  ◆福島原発事故 被害者の生の声 原発被者生活支援法の制定目指す
   『喪失感』「友達いない 田畑ない 庭少しで何もできない これで賠償か」
   『差別』「賠償の格差は町民の絆を壊し、かっての友人たちとも疎遠に」
   『離散』「家族から取り残された老人ばかりの仮設で不安だけの日々」
   福島・富岡町出身の矢内世夫さん 自立支援を柱に
            (7月28日東京新聞朝刊【こちら特報部】より抜粋)
━━━━━━━
※7/30学習会にご参加を!
 原発産業と戦争産業の共通性
 -安倍政権の原発推進と戦争のできる国作りは表裏一体-

 講 師:ダニー ネセフタイさん(「木工房ナガリ家」主催、イスラエル生まれ)
 日 時:7月30日(木)19時より21時
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
 参加費:800円
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┗■1.「科学的・技術的」でなく「政治的」見解を出し続ける
 |  原子力規制委員会
 |  南相馬の米汚染はイチエフ由来でない?!
 |  支援対象地域は「避難する状況にない」?!
 |  原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会! その55
 └──── 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)

◯ 先の1月20日発信のたんぽぽ舎メールマガジン【TMM:No2384】の★2「その35」で「福島第一原発がれき撤去作業によるコメ汚染を否定する田中委員長」を書いたが、その続編を同じく岩波「科学7月号」に牧野淳一郎さんが「3.11以後の科学リテラシーno.33」で書いている。
 「農林水産省が新たに発表した調査結果を読み解くと、2013年8月に双葉町郡山で空間線量率を上げて、南相馬の米を汚染したダストは、福島第一原発に由来することは明らかであり、それ以外の解釈はおよそナンセンスであると言わざるを得ません。しかし報道によると、農林水産省は、明確な汚染源を特定できず調査を打ち切るとのことです。」
 説明を受けた農家は「トラブル続きの原発が原因としか思えない。最終的に何が要因なのか分からず納得できない」「これから1号機の建屋カバーが外される。同じ問題が繰り返されるのではないか」と不満や疑問、農水省の調査姿勢に対する批判が相次いだ。
 現実に今日(7月28日)東電は、1号機の原子炉建屋を覆うカバーの本格的な解体作業に着手した。
 確かに「原子力規制庁の機能不全・機能以上が他の省庁に伝播している。」

◯ 同じことが復興庁でも起こっている。
 詳細は、OurPlanet-TVの『支援対象地域「避難する状況にない」-規制庁が独自見解』をご覧いただきたい。http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1947
 復興庁が6月24日に原子力規制庁に対し、支援対象地域の状況について質問を送付。これに対し、規制庁の放射線対策・保障措置課が回答を作成。翌25日に復興庁に返答した。
 6月25日に原子力規制庁が示した見解は次のとおり。
 『…福島第一原子力発電所の事故から4年以上が経過した現在、これらの調査から得られた結果を見ると、多くの避難指示準備解除区域においても、空間線量率から積算される実効線量は、避難指示準備解除区域の基準となる20ミリシーベルトを大きく下回る状況である。加えて、福島県の複数の市町村が、個人線量計による測定結果を公表しており、それによると、一部の地域を除いて、支援対象地域の住民の大部分の年間個人被曝線量は、1ミリシーベルトを下回っている。このように、支援対象地域の空間線量率や、個人線量計による測定結果等の科学的なデータから見ると、現在、避難する必要のある状況ではない。』

◯ 規制委が勝手に「避難する必要のある状況ではない」と決めつけるのはおかしい。
原子力規制委員会の2013年11月20日の決定「帰還に向けた安全・安心対策に関する基本的考え方」には、確かに「我が国では、国際放射線防護委員会(ICRP)の勧告等を踏まえ、空間線量率から推定される年間積算線量(20ミリシーベルト)以下の地域になることが確実であることを避難指示解除の要件の一つとして定めている。」をすべり込ませてはいる。がその後に、「ただし、避難指示区域への住民の帰還にあたっては、当該地域の空間線量率から推定される年間積算線量が20ミリシーベルトを下回ることは、必須の条件に過ぎず、同時に、国際放射線防護委員会(ICRP)における現存被ばく状況の放射線防護の考え方を踏まえ、以下について、国が責任をもって取組むことが必要である。

◯・長期目標として、帰還後に個人が受ける追加被ばく線量が年間1ミリシーベルト以下になるよう目指すこと
 ・避難指示の解除後、住民の被ばく線量を低減し、住民の健康を確保し、放射線に対する不安に可能な限り応える対策をきめ細かに示すこと」としているのだから。
 まして、この重要な判断を規制庁が原子力規制委員会に諮ることなく、復興庁に回答したことも問題だ。
 いずれにしても、原子力規制委員会・原子力規制庁が「科学的・技術的」でなく「政治的」見解を他省庁に及ぼす、とんでもない役割を果たしていることを以上の2例が示している。


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┗■2.海渡雄一弁護士お勧めの本
 |  『朝日新聞「吉田調書報道」は誤報ではない
 |  隠された原発情報との闘い』 彩流社刊
 └──── 渡辺マリ (たんぽぽ舎ボランティア)

 東電株主代表訴訟の弁護団長でもある河合弘之、同弁護団の海渡雄一執筆
『朝日新聞「吉田調書報道」は誤報ではない 隠された原発情報との闘い』
                            彩流社刊
・2014年5月20日の朝日新聞スクープ「吉田調書」はなぜ取り消されたのか。
吉田調書を報じた2人の記者は、朝日新聞連載「プロメテウスの罠」の執筆も担当し、血のにじむような努力と、丁寧で執拗な取材でこの記事を書きあげました。
 3・11直後から関係者への徹底的な取材、「東電テレビ会議記録」をはじめとした膨大な客観的な証拠の入手と読み込みがあってこそ、吉田調書そのものにたどり着き、吉田調書の間にある、事故の真実に迫ることができたのです。
 2011年3月15日の未明、日本の存亡に関わる重大事態でした。
記事からはひとたび起きた原発過酷事故の暴走は手の付けられないこと、現場の 混乱が伝わってきます。
・東電株主代表訴訟の争点である津波対策の経緯についても詳細に記載されています。 http://www.sairyusha.co.jp/bd/isbn978-4-7791-2096-1.html
                     (以上、海渡雄一弁護士)
・7月15日(水)「所長命令に違反・撤退」は誤報だったのか?」第2弾を
 海渡雄一弁護士に来て頂き学習会を開きました。講演会に来て下さった大勢の皆様、ありがとうございました!
 更に詳しくお知りになりたい方、またこの講演会に来られなかった方にお勧めの本です。
・東電の嘘つき体質、都合の悪い事は何でも隠す体質、金儲けのためなら何でもする東電の悪辣さが本当によくわかる本です。


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┗■3.「ダイヤモンドオンライン」のお知らせです
 |  「川内原発再稼働阻止」を連載しています
 └──── 広瀬 隆

全国のみなさま
ダイヤモンドオンラインで、下記の日程で、私の連載記事「川内原発再稼働阻止」を掲載しています。全国に広めてください。
 幸いにも好評で、読者が増えていますので、ダイヤモンド社からの執筆依頼で、第8回まで連載が追加延長されました。

 第1回 7月17日金曜 http://diamond.jp/articles/-/74801
 第2回 7月21日火曜 http://diamond.jp/articles/-/74973
 第3回 7月24日金曜 http://diamond.jp/articles/-/74983
 第4回 7月28日火曜 http://diamond.jp/articles/-/75003
     (本日掲載─トリチウムの危険性)
 第5回 7月31日金曜
 第6回 8月5日水曜
 第7回 8月8日土曜
 第8回 8月12日水曜

   7月16日に、フクシマ原発事故によって進行中の大被害をまとめた書『東京が壊滅する日―フクシマと日本の運命―』をダイヤモンド社から発刊しましたが、こちらも、すぐに増刷が決まりました。
  急いで、お読みください。
  この本の内容を、広くすべての日本人、一億人に伝えてください。いま最も重要なことは、原発に反対している人だけでなく、日本に住むすべての人が、この本に書かれた「実害」を知って身を守ることです。安倍晋三を奈落の底へ突き落としましょう。
  周囲の無関心な人に事実を広めてください。


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┗■4.新聞より
 └──── 

 ◆福島原発事故 被害者の生の声 原発被者生活支援法の制定目指す
  『喪失感』「友達いない。田畑ない。庭少しで何もできない。これで賠償か」
  『差別』「賠償の格差は町民の絆を壊し、かっての友人たちとも疎遠に」
  『離散』「家族から取り残された老人ばかりの仮設で不安だけの日々」
  福島・富岡町出身の矢内世夫さん 自立支援を柱に

 「この理不尽な扱いには耐えられない」―。政府・東京電力は「復興」の名のもと、福島原発事故に伴う避難者らへの被害の賠償や住宅支援などの打ち切りを急いでいる。福島県富岡町出身の矢内世夫さん(74)らは「原発被害者生活支援法」の制定を目指し、国会議員らに訴えるため、被害者の「生の声」を集めてきた。このアンケートを集約した小冊子には、好転の兆しのない状況に対する避難者の憤りがあふれている。 (中略)
 このアンケートは「原発被害者生活支援法を実現する会」がとりまとめた。
同会の代表を務める福島県富岡町出身の矢内世夫さん=神奈川県藤沢市=は、首都圏で企業コンサルタントをしてきたが、福島第一原発からわずか9キロの実家は居住制限区域に指定され、親類28人が避難を強いられた。
 「おいの一人は震災後に勤め先の中小企業が倒産した。別のおいは避難のせいで、三代続いたちょうちん店が続けられなくなった」 (中略)
 避難指示を受けた人(強制避難者)に対する支援は現在、精神的賠償の支払いなど「給付」に力点が置かれているように見えるが、その形態に問題が潜んでいると指摘する。「カネをもらう、もらわないという話が前面に出るためにねたみを生み、住民間の分断や差別という問題が出てきた」 (後略)

《デスクメモ》
 27日も、国会周辺では安保法案反対の声が響いた。首相の祖父、岸信介元首相は60年安保の際、デモではなく、後楽園球場などに集まる人びとを「声なき声」と呼び、自らへの支持層とみなした。声なき声は福島にもある。ただ、政府への怒りだ。祖父を敬う首相には、ぜひ聞いてもらわねばならない。(牧)
    (7月28日東京新聞朝刊【こちら特報部】より抜粋)
たんぽぽ舎です。【TMM:No2546】
2015年7月27日(月)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
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★1.川内原発再稼働迫る!(8月10日ごろ)
   首都圏から一団を送り出し、現地行動に合流しよう!
   参加者募集、カンパ受付、行動案内
   『とめよう原発再稼働!届けようみんなの声を!7.29集会』に集まれ
                     「原発現地へ行く会」事務局
★2.原発再稼働反対!戦争法案反対!辺野古新基地建設反対!
   みんなまとめて、アベヤメロ!って事。
   で、プラス電力会社に原発ヤメロも、忘れませんよ(^_^)v
   7月24日金曜官邸前・国会前総掛かり行動とコラボで抗議行動の報告
               にしざきやよい (たんぽぽ舎ボランティア)
★3.いつの世も火山活動に振り回される観光産業
   「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」コラムその112
                    島村英紀(地震学者)
★4.新聞より
  ◆川内原発で重大事故訓練 再稼働へ最後の関門
   原子力規制委が保安検査           (7月27日西日本新聞夕刊より)
━━━━━━━
※7/30学習会にご参加を!
 原発産業と戦争産業の共通性
 -安倍政権の原発推進と戦争のできる国作りは表裏一体-

 講 師:ダニー ネセフタイさん(「木工房ナガリ家」主催、イスラエル生まれ)
 日 時:7月30日(木)19時より21時
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
 参加費:800円
━━━━━━━

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┗■1.川内原発再稼働迫る!(8月10日ごろ)
 |  首都圏から一団を送り出し、現地行動に合流しよう!
 |  参加者募集、カンパ受付、行動案内
 |  『とめよう原発再稼働!届けようみんなの声を!7.29集会』に集まれ
 └──── 「原発現地へ行く会」事務局

期日:7月29日(水)18時から19時30分(通行証配布17:30~)
会場:衆議院第2議員会館・多目的会議室
集会内容:フライト便の案内、行動予定(宿泊、移動など)、
     参加費の徴収案内、現地行動についての情報共有、
     首都圏での行動についてなど

  九州電力は8月10日にも、川内原発1号機の制御棒を抜き原子炉を起動させる準備を急ピッチで進めている。
 1号機は運転開始から31年経ったオンボロ原発で、本来なら原子炉等規制法による審査が必要な原発だ。
 火山、地震対策もないままの審査書を通した規制委は再稼働を前に、老朽化対策の形だけの補正書提出を九電に求め、再起動のスイッチを押させようとしている。
  この恐ろしい再稼働を阻止するために、首都圏からみんなで行くための案内が「原発現地へ行く会」より呼びかけられています。
 8月8日(土)と9日(日)の二手に分かれて、羽田空港からのフライト便で現地へ行く参加者募集とカンパのお願いです。

☆7月29日には、衆議院第2議員会館・多目的会議室において、鎌田さんはじめ、呼びかけ人の皆さん、超党派の賛同議員の皆さんからのアピールをいただきます。
 現地の情報を共有しながら、現地行動に参加できない皆さんの想いも含め、みんなの声を届けるための意志一致をはかる集会です。
 また、現地行動のみならず、首都圏での抗議行動も重要な意味を持ってきます。大飯原発再稼働の折には官邸前に10数万人が集まり、現地と一体となった抗議行動が行われました。
 7月29日の集会において、東京での行動も含め、みんなの力を結集し再稼働を阻止するための行動方針も提案して頂きたく18時開始の集会へのご参加をお願いする次第です。

【フライト便の案内】
第1陣:8月8日(土)出発 19:10JAL655便 羽田発
            (帰京8月10日 鹿児島空港発17:25)
第2陣:8月9日(日)出発 8:15JAL643便羽田発
                       (帰京8月11日 鹿児島空港発17:25)
 航空運賃[お盆の時期で運賃が高騰(往復6万円)しています。
 半額の3万円(往復)を最低ラインの補助額とし、カンパの集まりによっては
 補助額を増額いたします。]

申し込み・問合せ先【 TEL 070-5019-5907「原発現地へ行く会」】

※訂正:7月24日(金)発行のたんぽぽ舎「週刊金曜ビラ No161」では
    7月29日(水)の会場が「多目的ホール」と誤記されていました。
    正しくは、上記の通り、「多目的会議室」です。
    おわびして、訂正致します。


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┗■2.原発再稼働反対!戦争法案反対!辺野古新基地建設反対!
 |  みんなまとめて、アベヤメロ!って事。
 |  で、プラス電力会社に原発ヤメロも、忘れませんよ(^_^)v
 |  7月24日金曜官邸前・国会前総掛かり行動とコラボで抗議行動の報告
 └──── にしざきやよい (たんぽぽ舎ボランティア)

  ザァっと雨が降って涼しくなるか、と、期待も束の間、湿気て重い熱気が足元を浸して顔まで上って来るよう。吸う息も熱いよ、全身ネットリとした汗にコーティングされて、皮膚呼吸も出来ない感じ。
  本日は、総掛かり「アベヤメロ」行動、日比谷野音での集会、官邸包囲、シールズも国会前で恒例になりつつある抗議。
  でも、私とIさん、Bさん、Wさんは関電前へ、コールしていると日比谷の集会参加者だろうか、「頑張って」声かけ通り過ぎる人、拍手しながらコールに合わせてくれる人、やっぱり賛同してくれる人がいると心強い。
  今日はBさんもスピーチしてくれて、地震、津波の問題を含め、説得力のある静かな語り口が良い感じ、霞ヶ関全体がアベヤメロに染まっていても個別に電力会社への抗議の手は緩めませんぜ。覚悟してぇや。
  さて、ビラくばりは、財務省交差点を少し上がった所。で、150枚がみるみる捌けてく、ビラ無くなり官邸前へ、えらい騒ぎになっていまっせ。どんどん人が増えてます。警官もやる気満々、人の盾を二重三重に作り、臨戦態勢、三角コーンも何処からかき集めてきたのか、ずらりとぐみ坂下にまで並べ、外務省交差点まで規制を敷いている。
 だけど規制の内も外も人で一杯。私は、人混みを縫い、コーンの内外、華麗に警官の規制をかわし官邸前まで。官邸近くは、割と空いてる、規制、チョットやりすぎなんじゃない?官邸に大勢は近づけない様にしてるのかと疑いたくなる。
 暫くコールしてるともう19時45分、Sさんと旗を片付け、ぐみ坂を下る。
  財務省前交差点では、今日も交差点の女神様ことMさんがが変わらぬ“原発再稼働反対”のコール。
 合わせてコールしていると、拙宅の寂しん坊から、“いつ帰る?”のコール、仕方ない、今日はこれまで、霞ヶ関の盛り上がりに後ろ髪引かれつつ帰途に着きました。


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┗■3.いつの世も火山活動に振り回される観光産業
 |  「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」コラムその112
 └──── 島村英紀(地震学者)

  気象庁が渋い顔をしているなか、地元が火山の入山規制を解除してしまったことがある。噴火の危険を発表するのは気象庁や火山噴火予知連だが、入山規制は地元の市町村長が決定する。
 2000年夏のことだ。その年の4月から磐梯山(1816メートル。福島県)では火山性地震が増えた。8月に入って地震は急増し、15日には一日に400回を超えた。40年前、ここに地震計が置かれて以来最も多い地震だった。
 このほかマグマが活動的なことを示す低周波地震や、噴火の前に出ることが多い火山性微動もたびたび発生するなど、噴火の恐れが高まった。これらも40年来初めて観測されたものだ。
 悪夢が皆の頭をよぎった。100年ほど前のすさまじい噴火だ。この噴火で東京ドームの800杯分、10億立方メートルもの途方もない量の岩石が噴出した。2014年の御嶽山噴火の2000倍以上にもなる。
 この噴火は477人もの犠牲者を生んだ。いくつもの村や山林や耕地が埋まっただけではなく、川がせき止められて五色沼も作られた。
 8月16日に気象庁は「臨時火山情報」を発表、翌17日には関係する地元の町村の担当者が集まって磐梯山の入山規制を決めた。地元の新聞から号外も出た。
 気象庁が噴火警報レベルの仕組みを導入したのは2007年だから、このときは臨時火山情報が唯一の警報だった。
 いつ噴火しても不思議ではなかった。他の火山では、この程度の前兆で噴火した例はいくらでもあった。
 しかし、8月がすぎ、9月になっても、噴火は起きなかった。一方、火山性地震は次第に減りはじめていた。
 観光で生きる地元は、じりじりしたにちがいない。観光客は目に見えて減っていた。
 気象庁や噴火予知連が渋い顔をしているのを尻目に、地元の3町村は9月23日、独自の判断で入山規制を解除してしまった。
 このときに地元福島県の消防防災課(噴火や災害の担当部署)は全国の地震・火山学者にアンケートのメールを送って、見通しを聞いた。私も聞かれた。
 アンケート後、県からお礼のメールは来たが、肝腎の集計した結果や、そもそも何人に聞いて何人から返事が来たのかについては、ついになにも教えてもらえなかった。アリバイづくりに使われたのであろう。
 結果的には気象庁の判断よりは正しかったからいいようなものの、なにかあったら観光産業を救うために観光客を犠牲にしかねない判断だった。
 だが、「引き続き注意が必要です」といった紋切り型の発表にしびれを切らした地元の独走は痛いほど分かる。
 磐梯山の「噴火騒ぎ」は古くて新しい問題だ。あてにならない噴火予知のレベルと政治的な判断の間で揺れる気象庁と地元との軋轢(あつれき)は、いまの箱根や、これから各地の火山でも繰り返されるにちがいない。
 磐梯山の噴火は127年前の1888年7月15日だった。以後、毎年噴火の日に行われている供養祭が地元の寺で先週も行われた。
      (島村英紀さんのHP「 http://shima3.fc2web.com/ 」
       「島村英紀が書いた『夕刊フジ』のコラム」より7月24日の記事)


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┗■4.新聞より
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 ◆川内原発で重大事故訓練 再稼働へ最後の関門
  原子力規制委が保安検査

  九州電力は27日、川内原発1号機(鹿児島県薩摩川内市)の重大事故を想定した総合訓練を、30日までの4日間の日程で始めた。この間、原子力規制委員会が保安検査に入り、九電の対応能力や体制を確認する。九電にとっては再稼働への最後の関門。順調に進めば、8月10日前後に原子炉から制御棒を引き抜き、再稼働する見通しだ。
 訓練は、原子炉を冷やす1次冷却水配管が破断し、全交流電源を喪失、約19分で核燃料の溶融が始まるとの想定。九電が24時間以内に事故を収束させる手順を4日間に分けて行う。規制委の検査官15人が、保安規定通りの手順を時間内にできたかなどを検査する。
 初日の訓練は午前10時に事故が発生した想定で始まり、中央制御室の12人が原子炉内の状況を確認。遠隔操作で大容量空冷式発電機を起動させ、所員が発電機の起動状況を確認。検査官2人がチェックする様子が公開された。28日以降は夜間を想定した訓練などを行う。 (7月27日西日本新聞夕刊より)
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