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たんぽぽ舎です。【TMM:No1046】
の方法。「安全だ」と言うなら、そのデータを示してほしい。
たんぽぽ舎です。【TMM:No1041】
転送歓迎です
◆ 地震と原発事故情報 その26 ◆
6つの情報(東京・清瀬市で浜岡原発運転中止の意見書採択、広瀬隆さん講
演のDVDできました、4/4明石昇二郎氏講演会のお誘い、地震・津波について
島村英紀氏のお話、川柳コーナー 乱鬼龍、特色ある新聞記事の紹介4つ
●1.「浜岡原発の即時運転中止を求める意見書」東京・清瀬市議会で採択さる
-反対は民主党、退席は公明党
提案者:布施哲也(反原発自治体議員連盟準・共同代表)
(朗報)浜岡原発の即時運転中止を求める意見書が3月24日、東京・清瀬市議会で
賛成多数で成立した。その主な内容と採決の内訳を紹介します。
・意見書の主な内容-『東海地震発生の危機が迫っています。駿河湾内に位置す
る駿河トラフ(海底を走る溝)において周期的に発生する地震で、マグニチュード
8と想定され、発生前から「東海地震」の名が付けられ、その危険性が指摘され
ています。そして、この東海地震の震源域と想定される御前崎市には浜岡原発が
あり、5基の施設の内、3基が稼働しています。浜岡原発ではトラブルが多発し、
耐震性の不足が懸念されていますが、活断層が直下にあり、事故の危険が迫って
いることは、多くの識者が指摘しています。よって、清瀬市議会は国会及び政府
に対し、福島第一原発の事故を教訓とし、稼働中の原発の地震ならびに津波対策
を早急に実施するとともに、発生が確実である東海地震の震源地に立地する浜岡
原発に対しては、運転を即時停止することを求めます。以上、地方自治法第99
条の規定により、意見書を提出します。』
・経過-『賛成者は自民系会派が7人の内5名、共産党が4名、ネットが1名、
そして提案者の布施(無所属)で11名です。反対は民主党系会派の2名、自民系
会派の2名、無所属1名の5名です。公明党の4名は退席し、採決に加わりませ
んでした。意見書の内容は、原発政策の見直しまでは主張していません。「稼働
中の原発の地震対策ならびに津波対策を早急に実施」としてあります。でも、意
見書の表題にあるように、「浜岡原発に対しては、運転を即時中止すること」と、
はっきり主張したかったのです。福島第一原発はもちろん廃炉ですが、稼働中の
浜岡原発の運転を中止することが、原発政策の転換の、初めの一歩となることを
信じるからです。(布施哲也)』
●2.広瀬隆さん講演のDVDができました。
福島原発事故と放射能汚染の恐怖
爆発した原子炉時限爆弾を語る
たんぽぽ舎主催の3月26日の大盛況・好評の広瀬隆さんの怒りの緊急講演が、
DVDにまとまりました。
題名:福島原発事故と放射能汚染―爆発した原子炉時限爆弾―です
発行:たんぽぽ舎 協力:ビデオプレス 1枚1000円
お申込みは、たんぽぽ舎へ EメールかFAX 03-3238-0797でお願い致します。
●3.4月4日(月)明石昇二郎氏講演会の案内(連続学習会その9)
テーマは福島原発事故現地調査と放射能のこれから
・日 時:4月4日(月)18:30開場 19:00開会
会 場:たんぽぽ舎 資料代800円
講 師:明石昇二郎さん(ルポライター)
テーマ:『福島原発事故と放射能のこれから』
福島現地へ出かけて、放射能汚染を自分の力で調べて
その内容をプレイボーイ誌(週刊)へ書かれています。
迫力ある現地ルポと放射能汚染の実態のお話です。
連続学習会の第9回になります。
・たんぽぽ舎は3月11日の地震発生以降、緊急学習会を(第1回~第8回)開き、
いずれも満員・盛況で、延べ参加者は700人を超えました。
4月4日の第9回で第1期を終了し、4月中旬からはもう一段大きい学習講演会
を他団体との共催で開催する方向で詰めを急いでいます。
●4.連続学習会その8
東日本を襲った地震、津波について講演
地震学者 島村英紀氏のお話
3月28日(月)たんぽぽ舎で「地震がよくわかる会」定例会に合わせ、
地震の学習会が開催されました。会員も含め40人くらいの参加でした。
講師の島村英紀さん(地震学者)は18日の緊急学習会に続き2回目です。
今回は島村さん一人に地震・津波についてじっくり話していただきました。
18日の時点から新たに分かった海岸線の移動状況なども含め、難しいこと
もわかりやすく説明していただきました。
(例 今回のずれ:最大5m東へ跳ね上がり、最大1.2m沈んだ。
でも後でまた3分の2位上がってくるとか)
素朴な疑問やかなり高度な質問まで、さすがーと思わせる対応で答えて
いただきました。
最後に「源八おじさんとタマ」を見て、今回の地震を憂い、
浜岡の危険を実感しました。
坂東喜久恵(地震がよくわかる会会員)
(注)島村英紀氏は、3月18日の学習会で、今回の地震は戦後60年余使用してき
た気象庁マグニチュードで言えば「Mj8.3かせいぜいMj8.4の地震だ」
と指摘しました。(気象庁もこれは認めている-島村英紀氏の質問に気象庁が回
答)
再録
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●今回のマグニチュード9.0というのは、気象庁がそもそも「マグニチュード
のものさし」を勝手に変えてしまったから、こんな「前代未聞」の数字になった
ものだ。
いままで気象庁が採用してきていた「気象庁マグニチュード」だと、いくら大
きくても8.3か8.4どまり。それを私たち学者しか使っていない別のマグニ
チュード、「モーメント・マグニチュード」のスケールで「9.0」として発表
したのだ。
すべてのことを「想定外」に持っていこうという企み(あるいは高級な心理作
戦)の一環であろう。
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※詳細は、島村英紀氏のHPを参照して下さい。
shima77.web.fc2.com/
●5.川柳コーナー 乱鬼龍
計画停電 計画的にだまされる
計画停電 いつかきた道また歩む
●6.特色ある新聞記事から要旨紹介
・10メートル津波 想定なし 全国の原発54基すべてで
電源喪失の危険(読売新聞社調べ) 対策急ぐ
津波の想定は最高でも北海道電力泊原発(泊村)の9.8m
最低では関西電力高浜原発3,4号機(福井県高浜町)の0.74m
今回福島第一原発を襲ったのは、想定を上回る14mの津波。
日本原電東海第二、東北電力女川原発2号機も非常用発電機を
海水で冷やすポンプや熱交換機が水没で故障し、一部が使用
不能になった。(読売3.30)
・米国では20年前、既に非常用電源装置喪失の危険性を警告
米原子力規制委員会は20年前に行った安全評価で既に「地震
で生じた非常用電源での緊急冷却機能の故障が高い確率で炉心
損傷を引き起こす」と今回の事故に酷似した事態の危険性を
警告していた。(読売3.30)
・原発の責任追及すべき
教師 及川 茂 65(東京都世田谷区)
阪神大震災の時に5千人以上の死者が出たが、倒壊した高速道路やビルの設
計者、建設会社は「想定外」という免罪符で、誰一人訴追されなかった。
今回の福島原子力発電所放射能漏れでも「想定外」という言葉が頻発してい
る。しかし地震国日本での原発の危険性は四十年ほど前から多くの人が指摘
していたことである。
それに対して、政府も電力各社も安全であると繰り返し、水力発電や風力発
電を目の敵にしてきた。原発事故で「爆発」を「爆音」と、「事故」を「事
象」と言い換え、責任逃れに終始している。
この事態が収拾した時には、原発の設計者に施工者、東電や政府の関係者は
責任を問われるべきである。(東京新聞 3.28投書欄)
・「原発反対」銀座でデモ
東京電力福島第一原子力発電所に事故を受け、原発に反対する市民ら約1000
人が27日、東京・銀座をデモ行進し、「すべての原発を止めて」「エネルギ
ー政策の転換を」と訴えた。原水爆禁止日本国民会議など反原発の市民団体
らでつくる「再処理止めたい! 首都圏市民の集い」が主催。参加者は横断
幕を掲げ、約8kmを歩いた。【市川明代】(3.28(月)毎日新聞(大阪))