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たんぽぽ舎です。【TMM:No1384】
2012年3月14日(水) 地震と原発事故情報
 
                               転送歓迎
□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□
  2月20日、関西電力高浜原子力発電所3号機が定期検査で停止
  残るは東電1基、北海道電1基の計2基、全原発停止へあと一歩
   【東京電力:柏崎刈羽6号 2012年3月26日に 定検入】
   【北海道電力:泊3号 2012年4月末までに 定検入】
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★1.海の汚染が続いている       (山崎 久隆)
    取り返しのつかない汚染はデータが証明している
★2新聞・雑誌から
 ◇梅原猛氏の大震災の反省、3点
   原子力関係の学者こそ「勇気が必要」(3月12日 東京新聞夕刊より)
 ◇大飯再稼働 政治判断へ 一次評価 安全委が大筋了承
 地元が納得できる基準を示さないまま、再稼働の手続きだけが進んでいる
                   (3月14日 東京新聞より抜粋)
★3.<テント日誌3/12(日)>経産省前テントひろば184日目
   ~テントひろばの持続性と先鋭的活動の弁証法
     ついに民意はテントを多数派として支えた!
★4.読者からイベントのおさそい(お問い合わせは主催者へお願いします)
 ◇「アトミックラビットフェスティバル」
  3月20日(火・祝)10:00~、秩父市女性福祉会館ほか
 
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★1. 海の汚染が続いている              (山崎 久隆)
     取り返しのつかない汚染はデータが証明している
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 やはり懸念していたことが起きているようだ。共同通信が3月6日に伝えた
ところに依れば、福島原発からの汚染水が依然として海に流出し続けていると
考えられるという。(共同通信「福島原発の汚染水、依然流出か 海のセシウ
ム濃度下がらず」3月6日配信)
 セシウムの濃度が下がっていないとの分析を明らかにしたのは気象研究所の
青山道夫主任研究官。長年環境放射能測定を続けてきて、今回の福島原発震災
でもいち早く大気・海洋拡散を論文にまとめてネイチャー誌に公表しようとし
て、気象庁により妨害された経歴を持つ。
 福島第一から、事故で発生した高濃度の放射性物質を含む汚染水が、見えな
い部分から漏れ続けている可能性があると指摘している。
 東電は「この3~4カ月は濃度低下が緩やかだが、昨年3月より大きく下
がっている。11月ごろから下がりきったところで推移しており、漏えいがあ
るとは考えていない」としているそうだ。
 しかし元になったデータは東電のものであり、同一データで全く違う結論に
なっているのだ。
 
 簡単に言えば、「下がるべきものが下がっていない」ことと「下がったまま
上がってこない」との、データの読み方の違いだろう。
 言うまでも無く、海に流れ出したセシウムは、通常ならば海流と対流により
拡散していくので「下がる」はずだ。それが「下がっていない」のだから、追
加流出があると考えた青山研究員のほうが理にかなっている。
 東電による説明は、漁業補償など莫大な損害賠償責任を負っている企業の立
場であれば、事故の影響を過小に申告していると考えれば、これもまた「利に
かなっている」わけだ。
 海洋汚染は、取り返しの付かない事態になる。一刻も早く海洋流出を止める
ために地下止水壁を建造すべきだ。東電に能力が無いのならば、こっちこそは
国がすべきである。後ほど費用請求すれば良い。
 
 ダムを造るべき場所は「八ッ場ダム」などではない。そんな資金と資材があ
るのならば、福島第一原発の止水壁に投ずべきだ。一体国は何をしているのか。
 
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★2.新聞・雑誌から
───────────────────────────────────
◇梅原猛氏の大震災の反省、3点
  原子力関係の学者こそ「勇気が必要」
                   (3月12日 東京新聞夕刊より)
                   
  東日本大震災から一年が経った。大震災は空前規模の地震、津波に原発事
 故まで加わり、甚大な被害をもたらした。しかし、この大震災の実情を顧み
 て、将来の日本の国家方針を立てることなくして今後の日本の発展はあり得
 ないであろう。それについて、以下の三点を特に指摘したい。
 
 第一に、東日本大震災は、特に火山列島である日本のような国において自然
 はときに怒り狂い、甚大な被害をもたらす暴君のようなものになることを思
 い知らしめた。現在また、首都直下の大地震の発生ばかりか富士山の噴火す
 ら危惧されている。今後日本は、この暴君のように荒れ狂う自然に対する防
 災対策をもっと強化しなければならないであろう。
 
 第二に、日本人は、原発は安全だという共同幻想の上に豊かで便利な生活を
 享受していたといえる。原子力が大変危険なエネルギーであることは、すで
 にスリーマイル島やチェルノブイリの原発事故によって明らかであった。そ
 れなのに電力会社や日本政府は、日本の原発は安全だという神話をまき散ら
 したばかりか、起こり得る事故に対してほとんど何の対策も立てていなかっ
 た。
  福島原発事故はこのような神話がまったくの虚偽であることを証明した。
 脱原発は日本ばかりか世界の必然的な潮流である(中略)。
 
 第三に、私が学者としてつくづく感じたのは、今回の原発事故において学者
 は全くと言ってよいほど役に立たなかったということである。事故当初、テ
 レビなどで解説をしていた原子力関連の権威ある学者のほどんどすべてが
 「この事故はたいしたことはない」と語った。それは誤りであったが、その
 原因は、それらの学者の学識に欠陥があったというよりも、原子力関連の学
 者は多かれ少なかれ東京電力などから何らかの助成を受けていて、東京電力
 の意に沿わない見解を述べる勇気をもたなかったゆえではなかろうか。
 (中略)
 私は、真理と思ったことは命をかけても主張する真の勇気が日本の学者には
 欠けていると前々から思っていたが、残念ながらそれを改めて確信せざるを
 えなかった。                   (梅原猛 哲学者)
 
◇大飯再稼働 政治判断へ 一次評価 安全委が大筋了承
 地元が納得できる基準を示さないまま、再稼働の手続きだけが進んでいる
                   (3月14日 東京新聞より抜粋)
 
  関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の安全評価(ストレステ
 スト)の一次評価について、原子力安全委員会は十三日、経済産業省原子力
 安全・保安院が妥当とした審査書の内容を大筋で了承した。近く、五人の委
 員による確認結果をまとめて公表。野田佳彦首相と関係閣僚が、再稼働を認
 めるかどうか政治判断で決める。定期検査中の原発の運転再開が決まれば、
 東京電力福島第一原発の事故後、初めてとなる。(略)
  安全委が確認結果を首相らに提出すれば、再稼働問題の焦点は地元の同意
 と首相らの最終判断に移る。(略)ただし、その内容も具体的には決まって
 いない上、大飯原発も含めた国内の原発では、三十項目をほとんどクリアで
 きていない。
  「住民に会合に参加してもらい、再稼働の流れを知ってもらうことが
 大事」。今年一月に大飯原発を視察したIAEA(国際原子力機関)の調査
 団は日本政府にくぎを刺した。だが、地元が納得できる基準を示さないまま、
 再稼働の手続きだけが進んでいる。
 
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★3.<テント日誌3/12(日)>経産省前テントひろば184日目
   ~テントひろばの持続性と先鋭的活動の弁証法
     ついに民意はテントを多数派として支えた!
───────────────────────────────────
 昨夜、朴 保バンドは、霞ヶ関から国会へ向けて、「もんじゅをとめよ!」
他、既存のメディアでは聴くことのできない先鋭的なメッセージ性の濃密なレ
パートリーの一端を披露した。
 アフリカン・ビートを伝えるアフリカのジャンベイスト、ユーラ、韓国のソ
プラノ・サックス奏者ケニー・オム(通常はアルト・サックス)、少壮ながら
実力十分のベーシスト、大ちゃん、そして、飛び入りで、参加してくれた天才、
スグル。約一名、正体不明のQというパーカッショニストもご愛嬌だった。ひ
そかに茨城のデイランさんも応援してくれていた。トーキング・ドラムで踊り
こんできた青年もいた。
 闇の中で、敵とも味方ともつかぬ観衆相手、そのなかには、休日残業してい
る官僚たちもいた。しかし、HさんのPAワークで、朴さんも演奏後、それほど
の残念を表明してはいなかった。限界状況でのノーリハぶっつけ一本勝負だっ
たが、今までこの歌手を知らなかったことを後悔するという人々が少なくなく
出現した。このライブの記録を拡散したい。
 
 問題は、そのメッセージ性に、過剰反応する人々の「苦情」だが、しかし、
この日の夜まで、そのような人は、一人も現れなかった。演奏中に抗議され方
は、よくある観衆のタイプで、音楽性の前にメッセージ性に鋭く反応する純粋
政治言語派で、意外に、日本の風土によくある現代音楽知らずに過ぎなかった。
しかし、反応してくれていることは、まずは、いいことなのだ。
 国会周辺、日比谷公園だけで、脱原発の示威行動は、2万人を超えていた。
主力が、福島県郡山に行っていたのだから、この2万人は、貴重な人々だった。
Hさんとは、ライブを宣伝しないで、ゲリラ的にやろうということにしていた
のが、ちょっと問題だったかもしれない。それもこれも排外主義集団にライブ
をつぶされないためのことだった。世界連帯の可能性を占いたかった。
 この日の東京新聞は、フランスの6万人、台湾の1万人の脱原発デモを横並
びで報道した。朴さんは、国際的なミュージシャン。あの「聖なる魂」のデニ
ス・バンクス氏からもメッセージが届いていた。
 
 午後、第12回 原子力安全委員会臨時会議に駆けつける。「こうした大事故
を阻止できなかったことをお詫びしたい。現在のところ、福島原発第一の事故
の総括は現実にできていない。原子力発電の安全設計上の指針は重大な欠陥が
あることを認めなければならない。むしろ、積極的に、見直したい! 見直し
の完了した時点で、また新たな取り組みがありうるだろうが、現在のところ、
現実には、なんともいえない」
 
 これは、誰のことばでしょう? あの京大原発批判派のひとりのような‥
あっさりこういってのけたのが、ほかならぬ、安全委員会委員長斑目氏だった
のです。結局、Kさんたちの委員会での傍聴席からの非難叱正は届いていたわ
け。そして、この席でも、K氏は立ち上がり、斑目氏に、傍聴席を会議場現場
から隔離すること、そして、二次評価の日程非公開を、詰問した。
 彼らは、こちらの熱誠を背中で軽く受け流す。あんな態度では、芸能界なら、
三日と持たないだろう。悪名科学者として、歴史には、ポジティヴには残らな
い。三日天下科学技術者版にすぎない。このひとポジティブな人間の歴史を核
分裂・爆砕させてしまったひどい犯罪的存在であるにもかかわらず、原子力業
界で君臨した。そして、10分ほど、人間のようなメッセージをつらつらと述べ
て去った。また、なにくわぬげに第二の斑目が現れ、第二の福島事故を起こす。
 闘いは、先鋭にならざるを得ぬ。多数派となっても、1パーセントに属する
権力派にとって、小生など、ノイズにもなってはいない。3月は、役人にとっ
て、ヒット&ラン・アウェイのもっとも無責任を謳歌する頃合だろう。しかし、
被害の累積は、桁違いに大きい。この大きさは、USAに放射線を浴びせられ
る日本人被害者から、世界に放射線をあびせる加害者日本人に消される被害
者日本人への変異であり、斑目氏ももはや、逃げ腰であることが、日々明らか。
無責任なまま加害責任の椅子から逃げおおせようとする日本的ダーティ・ヒー
ローは、固有の悪から共同体の悪となって個人の罪から解放されることになる。
 さて、4月はもっとも残酷な月となるだろう!今までどおり始めれば、この
国は終わる。                         (Q記)
 ◇「福島と世界をつなぐ――第2回テントひろば応援の集い」
   3月17日(土)午後6時半~9時 スペースたんぽぽ
   参加費800円(学生400円)
  ◎DVD「FUKUSIMA Never Again」上映
  ◎お話 椎名千恵子さん
   (原発いらない福島の女たち/子ども福島 世話人)、東京都フクシマ
   村村長として、「未来をはらむ女たちのとつきとおか行動」実行中
   
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★4.読者からイベントのおさそい(お問い合わせは主催者へお願いします)
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◇「アトミックラビットフェスティバル」
 日時 3月20日(火・祝) 10:00~18:30
    (青空うさぎ市は16:00まで)
 場所 秩父市女性福祉会館 埼玉県秩父市野坂町1-13-14
    パン屋くろうさぎ裏駐車場 秩父市野坂町1-18-12
 主催 アトミックラビットフェスティバル実行委員会
 内容 
 ・講演(13:25から)
  『小児科医が診た 福島でおこっていること・子どもたちは今』
     講師 山田真さん
      (子どもたちを放射能から守る全国小児科医ネットワーク代表)
 ・写真展 「チェルノブイリと福島」 広河隆一さん
 ・コンサート レゲェ・ブルース・津軽三味線・和太鼓・ゴスペルコーラス
 ・キッズワークショップ 音を楽しむ・遊びま書・原発カルタ大会
 ・分科会 井戸端座談会「山田真さんを交えて」、秩父の汚染状況と活動
      報告、ヴォイスヒーリング
 ・ロビー 放射能測定相談コーナー・脱原発缶バッジデザインコンテスト
 ・青空うさぎ市 手作りクラフト・安心なたべもの・書籍・脱原発あれこれ、
         青空ライブ
 
 ※子どもも大人も1日楽しめる、盛り沢山な脱原発イベントです!
 お問合せ:くろうさぎ 0494-25-7373 090-7849-0095(山田)
PR
たんぽぽ舎です。【TMM:No1383】
2012年3月14日(水) 地震と原発事故情報
                               転送歓迎
 
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  2月20日、関西電力高浜原子力発電所3号機が定期検査で停止
  残るは東電1基、北海道電1基の計2基、全原発停止へあと一歩
   【東京電力:柏崎刈羽6号 2012年3月26日に 定検入】
   【北海道電力:泊3号 2012年4月末までに 定検入】
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★1.おおい原発の再稼働を阻止しよう!
    ~3月25日(日)の現地集会に参加しよう~
★2.再稼働反対の報道、NHK、朝日新聞、東京新聞
★3.茨城の集会に参加したあと、東京のヒューマンチェーンへ4人で参加
   これからも原発なし社会をめざす活力を
   茨城でも東京でももらった1日   (脱原発ネットワーク茨城 森)
★4.<テント日誌3/11(日)>経産省前テントひろば183日目
   ~ 東日本大震災で亡くなられた多くの方への追悼を胸に、
      世界中で「脱原発」を訴えた一日
 
 ☆たんぽぽ舎で扱っている4月21日(土)小出裕章さん講演チケットは
  残り100枚ほどになりました。
  お問い合わせはメール nonukes@tanpoposya.net までお願いします。
 
 
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★1.おおい原発の再稼働を阻止しよう!
    ~3月25日(日)の現地集会に参加しよう~
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 大飯原発3・4号機「再稼働」に直面する福井からの緊急メッセージ
                   原子力発電に反対する福井県民会議
 
  東日本大震災、福島第一原発事故から一年が経ちました。とりわけ、
 「福島原発震災」による放射能汚染・被爆は広範囲にわたり、人びとや生き
 とし生けるものに多大な苦難と苦悩を与え続けています。大事故を引き起こ
 した東京電力、それにお墨付きを与えていた国、いずれも何ら反省もなく、
 責任をとろうという姿勢が見られません。
  事故の収束も見えず、原因究明すら明らかになっていないにもかかわらず、
 国と関西電力は大飯原発3・4号機の「再稼働」を強引に進めようとしていま
 す。原子力安全・保安院は2月20日に、福井県原子力専門委員会に大飯
 3・4号の「ストレステスト」の一次評価について説明に来ました。そして
 3月5日に保安院は、開催中の福井県議会の、一度は先送りされた全員協議
 会で、非公開で、福島事故の技術的知見をまとめたと称する30項目につい
 ての説明を強行し、「再稼働」については「政治的に高いレベルでの判断に
 なる」と強弁しています。(中略)
 
  大飯3・4号機の「再稼働」は全国の原発群の再稼働、なしくずしの延命
 に直結し、「第二のフクシマ」を連発させかねません。
  こうした国の不当な圧力に福井県知事や県議会が屈することなく、県民や
 全国民のいのちを守るために、少なくとも拙速な「再稼働」に毅然と反対す
 るよう強く要望し、支援する下記の集会への結集を、全国の皆さんに心から
 呼びかけます。
 
 ☆──────────────────────────────☆
 ☆ 大飯原発3、4号機「再稼働」に慎重な判断を求める市民集会 ☆
 ☆ 3月25日(日)午後1時から、福井市中央公園(福井県庁横) ☆
 ☆──────────────────────────────☆
 
 
───────────────────────────────────
★2.再稼働反対の報道、NHK、朝日新聞、東京新聞
───────────────────────────────────
 
◇「原発再稼働に反対」が賛成の2倍以上に…   (13日(月)朝のNHK)
 ─電話世論調査の結果
  3月13日の朝のNHKテレビニュースで、NHKの電話世論調査の結果報道が
 あった。内容はいくつかあったが、原発再稼働については、メモをしたので
 報告します。原発再稼働に反対39%、賛成17%、どちらともいえない
 41%再稼働に反対が、賛成の2倍以上になっている。首相や経産相がこ
 のところ、連日「原発再稼働に全力」の発言をして悪い方向へ世論誘導して
 いる時期に、原発再開反対が賛成の2倍以上という数字は大きい。私たちも
 今後は「どちらともいえない人々」も反対になるよう全力で「再稼働反対の
 運動」を創ろう。
 
◇57%が再稼働に反対            (3月14日 朝日新聞)
  原発の安全対策については世論の視線も厳しい。朝日新聞が10、11日
 に実施した全国世論調査によると、原発に対する政府の安全対策を「信頼し
 ていない」という人が80%に上り、原発再稼働への反対も57%に上って
 いる。
 
◇浜岡再稼働に県民7割反対 8割超は全面停止評価
  東京新聞と静岡大の調査          (3月13日 東京新聞)
 
  全面停止している中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)の再稼働について、
 静岡県民の七割近くが反対であることが本紙と静岡大の共同調査で分かった。
 県議と市議、町議も六割近くが反対だった。県民の八割以上が昨年五月の全
 面停止を「よかった」と評価。61%は原発を「少しずつ減らす」べきだと
 答え、「ただちにやめる」と合わせると、脱原発を支持する意見は八割近く
 に上った。調査は今年二月、無作為に選んだ県内の有権者二千人と議員七百
 六十九人に質問書を郵送して行い、首長には手渡しした。回答の回収率は県
 民が79%、議員が70%で、首長は全員から回答を得た。
 
 
───────────────────────────────────
★3.茨城の集会に参加したあと、東京のヒューマンチェーンへ4人で参加
   これからも原発なし社会をめざす活力を
   茨城でも東京でももらった1日   (脱原発ネットワーク茨城 森)
───────────────────────────────────
 
 3月11日、各地でデモやイベントが行われる中、茨城県のつくば市でも約
 300人の参加者で『さよなら原発つくばアクション&パレード』が行われ、
 午前中はチャリティーバザーや模擬店、福祉作業所や地元農家のブース等で
 手作りで温かく和やかな雰囲気で過ごし、午後から集会を始め、14:46には
 東日本大震災で犠牲になった方への哀悼の意を込めて黙想をした後、パレー
 ドに出ました。
 
 そして、つくばでのパレードの後、脱原発ネットワーク茨城の仲間と4人で
 TX(つくばエクスプレス)に飛び乗り、ヒューマンチェーンにも参加しま
 した。予想したよりもずっと多くの人達が集まっていて凄い熱気に圧倒され
 ながら茨城からも皆と連帯して繋がれた事に原発立地で犠牲者と加害者にさ
 れる関係ではなく、手を取り合い、共に原発をなくし、より良い未来を築け
 る関係にもなれるのだと非常に頼もしく思いました。
 
 これからも強く結束し、福島を抱き締めて共に原発無しで生きていける社会
 を実現する為に頑張っていこうという活力を茨城でも東京でも貰った一日に
 なりました。
 
 
───────────────────────────────────
★4.<テント日誌3/11(日)>経産省前テントひろば183日目
   ~ 東日本大震災で亡くなられた多くの方への追悼を胸に、
      世界中で「脱原発」を訴えた一日
───────────────────────────────────
 
 多くの方が犠牲になった東日本大震災からちょうど1年目のこの日、福島を
はじめ日本の各地、世界各国で、追悼集会・抗議集会が開催される事になって
いた。東京の天気予報は、あいにくの「曇り後雨」だったが、午前中から晴れ
間も出ている。何とか最後までもってもらいたい。
 テントのスタッフの多くが、郡山で開催されている県民集会に参加している
ので、どの程度の人がテントに来ているか心配だったが、14時少し前にテント
ひろばへ着くと、既に多くの方が座り込みをされていた。いつもの日曜日の午
後であれば、霞ヶ関周辺は人通りが少なく、のんびりとした空気が流れている
が、この日は、抗議行動を前にどことなく緊張した雰囲気が漂っている。日曜
の泊まり当番のKさんもすでにテントへ来ており、お互いの行動予定を確認し、
テントへ荷物を置いて、喪章を腕に巻き、日比谷公園の中幸門へ向かった。
 
 かもめ広場から日比谷公園に入り、集会場所に向かうと、すでに集会が始
まっていた。主催団体の「首都圏反原発連合」の各団体の幟が立つ中幸門を中
心に日比谷公会堂の前のスペースには、たくさんの人。ざっと見て、2000人は
いるだろうか。集会参加者は老若男女。若い女性も多く、外国人の姿も多く見
られる。そんな中、集会参加者に取材のため熱心にインタビューをする海外プ
レスの姿が目立っていた。遅れて着いたので、中心から離れた場所にいたが、
スピーカーの音量が小さかったために、話がよく聞こえなかったのが、少し残
念に思った。
 
 オペラ歌手ステファノ・ロドラさんの心の籠った追悼の歌唱の後に、東日本
大震災が発生した14時46分に犠牲になられた方へ参加者全員で黙祷を捧げ、
15時過ぎに最初の艇団の行進がスタートした。私は、知人が主催メンバーに
入っている「エネパレ」が参加する第5艇団へ加っていたが、30分経っても日
比谷公園の中で待機している人の数がなかなか減らなかった。後で聞いたのだ
が、集会中、デモ出発まで、集会場の後の方で待機していたグループがあり、
直前に人数が増えたようだ。
 
 15時40分まで中幸門で待機していたが、なかなかスタート出来ないので、
一度、テントの様子を見にテントひろばへ戻る事にする。経産省横の坂を上り、
テントの方を見ると、人だかりが出来ている。「うーん、やっぱりいつもの某
排外主義者の団体が来ているのか。」テントの前まで来ると、テント前で座り
込みをしている人の前に、警官隊を間にして、テントのスタッフといつもの某
排外主義者の集団40人くらいが睨み合っていた。某排外主義者団体の人達は、
相変わらず、差別的な表現で口汚なく罵っている。テントへ来て下さった方々
へ嫌な思いをさせてしまった事を、本当に申し訳なく思う。某排外主義者の集
団は暫くヘイトスピーチを行っていたが、日比谷公園を出発したデモ隊の第一
艇団がテントひろばの前に来ると、戦々恐々となっていた。その後、ドラム隊
の大規模な第二艇団が通過した後に、状況を察したのか、早々に切り上げて
帰って行った。
 
 その後も、次々とデモの艇団がテントひろばの前を通過して行った。デモ隊
からは、「テントを守れ!」と嬉しいシュプレヒコールも。テントひろばにい
らしていた人達も沿道で声援を送り、一緒にコールをし、お互いに手を振って、
声援を送りあった。デモ隊がテント前を通過して日比谷公園へ向かうのとすれ
違う格好で、デモを終えた多くの人達が、続々と日比谷公園方面から国会議事
堂へ向かって行った。事前の見積 もりでは、千数百人で国会を囲めると言う
事だったので、間違いなく国会を包囲出来る人数だ。途中、テント広場へ寄っ
て下さる方も多くいらっしゃり、本当に有難い。
 
 そんな中、右翼団体の街宣車が6台くらい訪れ、テントとデモ隊へ罵声を浴
びせ始めた。警察車両がいたために大きな問題にならなかったが、国会包囲へ
向かう人達と接触があったと言う事だった。用心のために国会包囲には参加せ
ず、テントで、18時~予定されている朴保(パク・ポー)さんのライヴの準備
のお手伝いをすることにした。
 
 パラついていた小雨も上がり、セッティングがほぼ終了して、さあこれから
という段階になって、音響設備の電源をとる発電機を貸し出している事が判明
し、大慌てとなった。方々へ確認した結果、国会包囲網へ参加した人が使用し
ていることが判り、急いでテントへ返却してもらったが、結果開始時間が大幅
に遅れてしまった。わざわざ、ライヴにいらしていただいたにも関わらず、お
帰りになった方もいらっしゃった様で、こちらの不手際で皆さんにご迷惑をお
かけした事を大変申し訳なく思う。この場を借りてお詫びをいたします。「申
し訳ありませんでした。」
 
 開始時間が大幅に遅れたにも関わらず、朴保(パク・ポー)さんは、約1時
間半に渡って、心のこもった演奏と歌を披露してくれた。伝説の反原発ソング
「もんじゅ」では、「もんじゅ、もんじゅ、もんじゅを無くそう」とテント前
ひろばにいらした多くの方と一緒に歌い、大いに盛り上がっていた。ライヴの
間、テントの中でお話をしたいと言う女性もいらして、中に入っていただき、
少しだけお話をする事が出来たが、ライヴの手伝いなどがあり、十分にお話す
る事が出来なかった。「懲りずに又いらして下さいね。また、お話しましょ
う。」
 
 ライヴが終了して片づけが終了した頃には、テントは通常の静けさを取り戻
した。ライヴの間、受付でお名前を書いていただいた方の人数を数えたら、
480名以上。記名していただいていない方も含めると、500名以上の方が訪問し
てくれたのではないかと思う。多くの人に来ていただき、たくさんのカンパも
頂戴した。色々な事があった一日だったが、デモのコールで応援して下さった
方も含め、本当に多くの人がテントの存在を知り、応援をしてくれている事を
実感出来た一日だった。今まで、テントを維持するために手伝ってきて本当に
よかったと思う。
 
 翌日、全国各地・世界各国で開催された追悼集会や抗議行動について、世界
中の報道機関が報道していた。日比谷公園のデモ・国会抗議行動に参加した人
数は主催者発表で、約1万人。たんぽぽ舎のHさんに聞いたところ、議事堂前
の議員会館の前の道路への立ち入り規制が行われていたために完全に包囲する
事は出来なかったものの、ほぼ国会議事堂を包囲する事が出来、人間の鎖は三
重になっていたらしい。まさに歴史に残る一日になったと思う。改めて主催さ
れた方々の努力と参加者の皆さんに感謝したい。「有難うございました。」
 
 また、この日は、ドイツ、フランス、ニューヨークなど、世界中で追悼集会
や抗議行動が行われた。「3.11」は我々日本人にとって、決して忘れられない
一日であるが、この日を「世界中の原発をなくすきっかけとなった一日」に出
来るよう、これからも努力したいと思う。残念ながら、私は国会包囲行動に参
加する事は出来なかったが、国会議事堂の抗議行動を終え、財務省の横の坂道
をテントひろばへ向かって降りてくるキャンドルライトの幻想的な灯りの列は、
鮮明に印象に残っている。この日は、一生忘れられない一日となるだろう。
                             (Toku-san)
たんぽぽ舎です。【TMM:No1382】
2012年3月13日(火) 地震と原発事故情報
                              転送歓迎
                            重複ご容赦願います
 
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  2月20日、関西電力高浜原子力発電所3号機が定期検査で停止
  残るは東電1基、北海道電1基の計2基、全原発停止へあと一歩
   【東京電力:柏崎刈羽6号 2012年3月26日に 定検入】
   【北海道電力:泊3号 2012年4月末までに 定検入】
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 ★1.3・11行動特集 2つの報告
 ★2.☆スペースたんぽぽ Facebook始めました☆
 ★3.テント日誌 番外編 <福島にて>
     (テント日誌3・10―182日目に代えて)
 ★4.メルマガ読者よりイベントのご案内(問合せは主催者へお願いします)
        ◇3/16経産省前テントひろば「映画会」
 ★5.新聞・雑誌から
    <伊方原発>愛媛県商議所連合会が再稼働拒否の見解
 
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★1.3・11行動特集 2つの報告
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◇この社会を自分の場所から、本質から変えてゆこうとする
   春のいぶきのような、あたたかさをもらった3月11日のバスでの福島行動
                      神奈川 高久のぞみ
 
 郡山のスタンドの、冷たい風がふきつけるなかで聞いたフクシマからの訴え。
山形へ避難している高校生、全部返してほしいと飯舘村の農民、主婦・・そして
「頑張ろう日本、ではなくて変えよう日本」なんだと語る漁民。わたしたちは改
めて原発がもたらした、はっきりさせた日本の姿と向き合って行かなくてはなら
ないんだと感じました。一緒に行った仲間とも共通の思いでした。お世辞でなく、
たんぽぽバスで行ってよかった。往復の時間で合計5本の貴重なドキュメンタリ
ー映画も見れ、10日の様子を柳田真さんが報告してくださり、充実した内容だっ
たのと、実行委員会からわりふられたバス「K26」車中、「どうしてこのバス
に乗り込んだのか」短い自己紹介の中から、なにか《原発に反対する》ことのな
かみが、この社会を、自分の場所から本質から、変えてゆこうとする春のいぶき
のような、あたたかさを・・・(暖房も確かに効いていましたが)・・・もらい
ました。
 
 
◇「力あわせる200万群馬3.11さよなら原発アクション」に2500人
 
高崎城址公園にて集会、行進,コンサート、出店バザー等をおこないました。
県民を中心に2500人,この1年間での県内脱原発行動としては,最大規模の
大集会となりました。
 
集会宣言
 
「お墓に避難します」と遺書を残して自殺した93歳のおばあさん。「私は大人に
なれますか」と心配する小学生。16万人が未だに故郷を追われたまま―福島第一
原発事故は、すべての日本人に数百年におよぶ被害をもたらしました。群馬県も
放射能に広範囲に汚染されています。健康被害がこれから益々深刻化するであろ
うことは、チェルノブイリ原発事故の経過を見れば明らかです。
 過酷な事故の危険性が指摘されていたのに、安全神話を振りまき、原発を推進
してきた政府、電力会社などの「原子力ムラ」の責任は重大です。にもかかわら
ず彼らは、事故の収束も、原因解明もされていないのに、原発再稼働をすすめよ
うとしています。
 今日、事故一周年の3.11を迎えました。私たちは、亡くなられた方々を追
悼し、福島の人々の苦しみを分かち合い連帯し、私たちの暮らしと子どもたちの
未来を守るためにここに集いました。
 私たちは、原子力発電からの完全な撤退を求めます。原発を再稼働させず、核
燃料再処理システムを断念させましょう。
 政府・東京電力に、事故収束へ向けた万全な対応とすべての被害の完全な保障、
放射能から国民、とりわけ子どもたちを守る万全の対策を求めましょう。
 県や各自治体は総合的な放射能対策を立て、農産物や食品の放射能測定、除染
をすることを求めます。
私たちは、日本から原発のなくなる日まで行動しつづけます。
                       南條 倖司(群馬県下仁田町)
 
 
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★2.☆スペースたんぽぽ Facebook始めました☆
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 スペースたんぽぽでは、講座やイベントのお知らせ、情報を共有するためにソ
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どうぞ遊びにきてください。
 
 
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★3.テント日誌 番外編 <福島にて>
   (テント日誌3・10―182日目に代えて)
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『その日の空は鎮魂の色。白い涙が降っていた』
浅田次郎氏からもテントを激励される!
 
3月8日(木)
    いよいよ、あの日から一年になってしまう。
  苛酷事故により虐げられて不自由な生活を強いられた上に、更には将来への希
望や展望も見出せないまま、福島の人々の一年が過ぎようとしています。
  昨年の10月末に繋がった「福島の女たち」のその日を迎えるお手伝いと、3月
10・11日に行われる『原発いらない!地球(いのち)の集い』を成功させたいと
の思いが、微力ではあるけれども僕を福島の地に向かわせようとしていました。
 
  今回の福島行きは前回と同じくQ氏と同行であったのですが、急遽、佐藤幸子
さんをお送りする大役を仰せつかったのでした。深夜近くなっての出発。またも
夜のドライブです。雪が降らなければ良いなと思いながらも、僕の心は一足先に
福島に届いているかのように躍っています。
  毎回、高速料金を節約するため水戸インターから福島への道行きですが、今回
も案の定、磐越道の三春付近で雪に見舞われました。同乗者がいる時は運転手と
しては有難いものの、佐藤幸子さんに何かがあってはとの緊張感は大きなもので
した。が、幸いにして日が上り、明るさを取り戻したので難所を問題なく通り過
ぎることが出来ました。幸子さんもQさんもグッスリ眠っているように見えます。
しかし、緊張と眠気防止からか煙草を吸う回数が多い。
 『幸子さん、ごめんなさい!』
  彼女が目を覚ましてからその事をお詫びすると、「眠っている間の事だから気
付かないので、問題ないよ」と優しく言って下さいました。そして無事に福島に
着くことが出来たのです。
 午後からの日本ペンクラブによる「渡利地区 父母たちの懇談会」に参加をし
ました。そこには懐かしい顔が・・・。中手さん、菅野さんなどなど。そして浅
田次郎氏以下、下重暁子氏、吉岡忍氏そして中村敦夫氏など多くの文筆家などが
渡利の方々の声を真摯に聞いておられました。
  中でもある方の「影響力のある文筆家の方がもっと放射能被曝の恐怖に晒され
ている私たちの声をひろめて頂きたい!福島の子ども達の苦労とその親たちの苦
悩を伝えて欲しい!」との切実な訴えが僕の胸を打たずにいられませんでした。
  終了後、浅田会長に個人的にお話させて頂けたので先日の小出裕章先生の時の
ように勇気を出してテントひろばの事を尋ねて見ましたら、「あの場所にテント
を建てた意味は大きい。権力そして目指すべき敵の真正面に建てた事による心理
的影響は計り知れない」とおっしゃって下さいました。
  また、吉岡忍氏にもお話をして、テントひろばに来て下さるようにお願いをし
ました。お名刺を頂いたので更にお誘いしてみようと思っています。来て下さる
かな???
 
  夕方からは子ども福島の事務所に行きました。やはり3月になって暖かくなっ
たのか雪にはならない雨が福島の街を包んでいました。明日郡山で行なう『野菜
カフェ はもる』の即売所開設準備のお手伝いとして、案内表示のポスターを二
枚描きました。我ながらいい感じかな・・・?っと自画自賛。
 
  この夜は椎名さん達のゲストハウスに泊まることに。遅くになって青森から二
人の方がお着きになりました。イベントの一つである「小さな映画村」の関係者
の方々でした。
  色々お話している内に夜も深い時間になったので床に入ることにしました。心
地好い充実感と明日への期待の中、静かに眠りの中に引き込まれて行くのです。
  眼をつむると頭の中にいつ迄も『白い雪』が降り止まない。僕たちが享受して
きた電気が福島の人々のご苦労と言い知れぬ犠牲の上の結果である事に、強く胸
打たれ、悲しいほど身が引き締まるのでした。
  であればこそ、この方々への謝罪を含め脱原発の拠点として、僕はテントひろ
ばは「とつきとうかの女たちの座り込み」を支えなくてはならないとの思いを募
らせるのでした。
   10日の朝、目を覚ますと昨夜の雨は雪に変わっていたのでした。
      続く       (F・Y記)
 
★『ひろばー全国・全世界から ~思い・交流・討論・共感~』
   (郵便は〒100-0013東京都千代田区霞が関1-3-1経産省前テントひろば
    メールは   tentohiroba@gmail.com   へお送り下さい。
 
◎初めまして!
 ドイツのミュンヘンよりご連絡させて頂きます。
 日独間で映像制作に携わっている宮山麻里枝と申します。
 テント広場での活動を海の向こうから大きな共感と共に見守っております。
 現在、ドイツの制作会社と共に、「変化する日本」をテーマとしたテレビドキ
ュメンタリーを企画しており、脱原発運動を主導しつつある人々の生き様を描き
たいと思っています。
 テント広場代表の渕上太郎さんにインタビューしたいのですが、彼と直接連絡
をとることは可能でしょうか?また、スカイプによるインタビューはできますか?
 お忙しいところ恐縮ですが、お返事お待ちしております。
 取り急ぎ   ミュンヘンにて
 
◎こんにちは、時々そちらに行っております長内つぼみと申します。3.11に
日比谷とヒューマンチェーンに行きます。そちらはテントに夜泊まる人はいます
かまだ一度も泊まった事は有りませんが、きっと福島に行っておられて少ないよ
うでしたら泊まってみたいですひとりです。
 ご連絡くださいNo Nukes One Love つぼみ
 
 
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★4.メルマガ読者よりイベントのご案内(問合せは主催者へお願いします)
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経産省前テントひろば とつきとおかのテントひろば行動のイベントご案内
 
   ―藤山 顕一郎 監督作品 の映画会―
 
 日 時:3月16日(金)18時から3時間程度予定
 場 所:経産省前テントひろば (TEL 070-6473-1947)
 
 <プログラム>
 
●『We 命尽きるまで』・・・ドキュメント、2008年、101分
「子どもたちを戦争に行かせるな!」2007年6月15日、東京・日比谷野外音楽堂
に響き渡った1200人のシュプレヒコール。それは、全学連・全共闘・学生運動O
Bたち―かつてのあの闘士たちが、『憲法9条改憲阻止』の一念の下に、40年ぶ
りに党派を超えて一堂に会した奇跡の集会だった。経産省前テントひろばを作り
支えて来ている面々の若き日々の姿が伺えます。脱原発の運動の原点を知ろう!
 
●『みなまた 海のこえ』・・・アニメ、2011年、約30分
ベストセラー絵本「みなまた 海のこえ」を映像化して新たな息吹が!
丸木俊・丸木伊里さんの「絵」、石牟道子さんの「詩」
水俣と福島には共通点がある、と言われます。公害も放射能の被害も防ごうと思
えば、防ぐことができたのに、事実が隠ぺいされて被害が拡大した。被害の繰り
返しは許されない。
 
※上映後、監督を囲んでのトークあり。原発いらない福島の女たちの椎名千恵子
さんも参加します。ともに語り合いましょう。
 
 
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★5.新聞・雑誌から
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<伊方原発>愛媛県商議所連合会が再稼働拒否の見解
                毎日新聞 3月12日(月)23時27分配信
 
 愛媛県商工会議所連合会(会頭、白石省三三浦工業会長)は12日、四国電力
伊方原発(加圧水型3基、同県伊方町)の再稼働に反対する見解を発表した。
 運転開始から約30年を経た1号機(56.6万キロワット、77年運転開始)
、2号機(同、82年)は再稼働させずに廃炉とし、94年運転開始の3号機
(89万キロワット)は、電力の安定供給のために10年程度稼働した後、廃炉
を要求している。
 上部団体の日本商工会議所は、安全を確保した上での再稼働を求めており、
「地方組織の再稼働拒否の声は聞いたことがない」としている。
たんぽぽ舎です。【TMM:No1381】
2012年3月12日(月) 地震と原発事故情報
                               転送歓迎
 
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 2月20日、関西電力高浜原子力発電所3号機が定期検査で停止
 残るは東電1基、北海道電1基の計2基、全原発停止へあと一歩
  【東京電力:柏崎刈羽6号 2012年3月26日に 定検入】
  【北海道電力:泊3号 2012年4月末までに 定検入】
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★1.ついに一年が経ってしまった
   情報の分析と対応をし続けてきたように思うが、一方で‥
                             (山崎久隆)
★2. <テント日誌 3/9(金)>
    ――経産省前テントひろば181日目
   聞け、経産省!冷たい雨の中、100人以上集まった原発再稼動反対の声を!
★3.3月11日福島からの報告
 ◇「原発いらない3・11福島大集会」バスツアー川柳講座 (わかち愛)
 
 
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★1.ついに一年が経ってしまった
   情報の分析と対応をし続けてきたように思うが、一方で‥
                             (山崎久隆)
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 ついに一年が経ってしまった
 
  福島第一原発震災は、発生から今日で丸一年が経過する。
  一年後はどうなっていたかを考える余裕も無く、情報の分析と対応をし続
 けてきたように思うが、一方で、一年経ってもまだ何も前に進んでいない現
 実にも愕然とする思いだ。
 
 フクイチの今
 
  福島第一原発1~3号機は、発生直後から温度は下がったものの安定には
 ほど遠く、原子炉内部はおろか、原子炉建屋内さえどうなっているか分から
 ない状態が続いている。尤も、人が立ち入れない高線量領域が随所にあれば、
 如何ともしがたい。
  1号機は圧力容器と格納容器が共に破壊され、大量の燃料溶融物とがれき
 の混じった「デブリ」が格納容器内に落下しているとみられる。ここからの
 放射能は建屋の破損箇所から外部に流出しているのだろうが、その実態は全
 く不明だ。
 
  2号機は見た目が比較的安定しているようで、実際には最も複雑な様相を
 呈している。圧力容器は随所で破損しているとみられ、格納容器もサプレッ
 ションチェンバ付近が破壊されていると考えられている。そのために全体の
 7割の放射能がここから出てしまった。2号機からの放射能放出を阻止でき
 ていれば、今の汚染は三分の一になったはずだった。
  さらに炉内で崩れ落ちているデブリは、まだ非常に不安定であり、注水の
 勢いや余震でも崩れたり位置を変えたりする可能性がある。その結果、部分
 的に冷却が出来なくなったり形状の変化で臨界になる可能性があったりと、
 何が起こるかは見極めづらい。その上、圧力容器の表面温度を測っている温
 度計も次々に寿命になっている。
  もともと400度くらいの温度までしか正常に計測できなかった温度計を、
 1000度以上の環境に置いてしまったため、温度計としては使用不能に
 なっている。しかし変わりが無いため、やむを得ずいい加減な温度計でも使
 わざるを得なかった。今測っている温度が正しい保証など元々無いし、圧力
 容器の表面温度が内部の燃料の温度を正確に捉えられる保証も無い。つまり
 2号機の温度管理はもはや限界に来ており、注水している以上、冷えている
 はずという「推測」でものを言っているに過ぎない。
 
  3号機は建屋形状に反して最も安定しているように思える。燃料の破壊は
 一番少なく、デブリもほぼ圧力容器に止まっているとみられている。しかし
 安心できる状況では無い。特に心配なのは使用済燃料プールである。ここに
 は燃料が大量に保管されており、3月14日の爆発で建屋が大破した。使用
 済燃料プール中の燃料が暴走を起こした結果だろう。そのため、大量のがれ
 きがプールに溜まっている。燃料体をこれらがれきが破壊している可能性が
 あり、原子炉内部と同様、こちらの安定性も重大な懸念材料だ。
 
  4号機の場合は主にプールの安定性が問題になる。1535体の燃料が
 入っているプールは、ずさん工事と度重なる偶然でかろうじて破壊を免れた
 と思われるが、建屋は水素爆発などで大破しており、余震が来れば倒壊して
 しまう。
  この建屋が倒壊すれば、燃料が地上にぶちまけられる。水から出てしまっ
 た使用済燃料には人は容易に近寄れない。大量のγ線を発散させるため、遠
 巻きに放水する他は手段が無い。臨界や核爆発の恐れは無いが、溶融する危
 険性はまだ高く、いったん露出してしまうと手の付けようが無いのだから、
 一刻も早く破壊された建屋から撤去する必要があろう。
  5、6号機は、電力供給が止まらなければ、このまま冷却が出来るが、
 やはり余震や津波の影響を考えないわけにはいかない。
 
  このような場所に立地したために、長期間にわたって脅威を与え続ける原発。
  原発震災の本当の怖さは、今からつづく放射能との戦いの中で、改めて感
 じざるを得ないことになるだろう。少なくても「まだ被災していない」44基
 の原発を、一日も早く安定的に止めることを追求すべきなのだが、恐ろしい
 ことに一年経った今でも動いている原発はあるし、再稼働するなどと、性懲
 りも無く政府も一部立地自治体も私たちを危険にさらし続けている。
 
 続々と法廷闘争に
 
  東電に対しては、株主運動を中心に、株主代表訴訟が提起され、
 5兆5000億円余の賠償請求を起こした。広瀬隆さん、明石昇二郎さん、
 槌田敦さんは東電取締役や旧経営陣や国や学会のメンバーを告発している。
 原発被災市民のための弁護士グループも作られ、補償交渉に当たることに
 なった。法廷闘争は避難の権利を巡る仮処分申請を含め、数多くが提起され、
 さらに関電大飯原発に対する再稼働差止の仮処分も申請される。
  いずれも簡単に勝てるものではないが、数多くの法廷闘争が責任ある者た
 ちを追求する場になっていくことだろう。
 
 原発を止めるにはまだまだ・・・
 
  一年経っても、スタートしたばかり。そんな思いが強くなる一方だ。遅々
 として進まぬ補償。筋違いのがれき放射能汚染物の各地への押しつけ。次々
 に様相を変えて食卓に上る放射能。地上の汚染地図も書き換え続けなければ
 ならない。海の汚染はこれからが本格的な危機をもたらす。東京湾や河川の
 汚染は2年後がピークとなるだろう。
  このような中、原発を止めるにもあと何年もかかるかもしれない。再稼働
 を阻止し続けられれば、脱原発への道は近くなろうが、抵抗勢力の巻き返し
 も激しい。「金の切れ目が縁の切れ目」ということで電源三法交付金などを
 使った地域振興予算を阻止して、巨額の工作資金が原子力マフィアから流れ
 ないようにすることが重要だろう。
 
 
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★2. <テント日誌 3/9(金)>
    ――経産省前テントひろば181日目
    聞け、経産省!冷たい雨の中、
        100人以上集まった原発再稼動反対の声を!
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 この日は、朝9時30分から経済産業省で、伊方原発のストレステストの意見
聴取会が開かれ、 昼の12時~と夕方17時~経産省前で抗議行動が行われる事
になっていた。
 午前中は、抗議行動に行くまで、自宅でストレステストの意見聴取会の
 Usream中継を見ていたが、相当違和感を感じる内容であった。途中までしか
見る事は出来なかったが、全体の印象は、井野先生を始めとするストレステス
トの評価委員の質問について、保安院の担当者が、まともに答えていないとい
う印象。正確に言うと、まともに答えられていないという印象を受けたという
べきか。
 
 特に(1)今回のストレステストの評価対象である3号機、4号機以外の1号
機、2号機以外も含めた複合的な災害についての評価が不明確、井野先生も指
摘していた (2)ストレステストに使用したモデル作成のプロセスに関して保
安院の説明が不明確(今回は、特に設計時と実際の「安全率」の評価の違い)
 (3)保安院の担当者が、現在の問題であると指摘された点に関して、今後の
課題として検討すると回答している点については、全く納得がいかない。(1)、
(2)については、大飯原発のストレステストの評価(確か原子力安全委員会)
でも同様のやりとりがあったように記憶している。
 
 果たして、この様にいい加減なストレステストで、きちんと「安全性」を評
価していると言えるのだろうか。今のような状況で「妥当です」と言われても
全く信用出来ない。担当している保安院の皆さんは、ぶっちゃけどう思ってい
るのだろうか?腹を割って話をして欲しい。
 
 12時半頃に経産省の正門前につくと、冷たい雨の中で、すでに四人の方が
抗議をしていた。平日の昼の時間帯に来れる方はさすがにあまりいなかったが、
忙しい中、わざわざ抗議に集まって下さった方々には感謝したい。抗議行動の
最後に傍聴をされていた方の話を聞き、13時過ぎに昼の部の抗議行動を終了
した。
 その後、夕方の抗議行動まで時間があったので、近くの喫茶店に行って、置
いてあった週刊誌に掲載されたテントひろばに関する記事に目を通す。
「うーん、刺激的な内容」。記事の最後の方にテント広場代表の話を掲載して
いるが、全体として、批判的な内容で、ほとんどが伝聞。しかもかなり誤解を
生むような書き方になっている。記事の最後が「もっと真面目に脱原発をや
れ」と締めくくられていたが、「もっと真面目に取材して報道しろ」「もっと
真面目に原発を報道しろ」と言いたい。この週刊誌は今後一切買わないことに
する。
 
 17時少し前に経産省前まで戻って来ると、すでに10人程度の人が集まって
いた。テントへ戻り、荷物を置き、すぐに抗議の中に加わった。夕方になって、
寒さが増してきたので、たんぽぽ舎のHさんが持ってきてくれた使い捨てカイ
ロとテントへ寄付してもらった使い捨てカイロを抗議に参加していた皆さんに
配ってまわった。先日、経産省前で一人で抗議をしていたHさんも自分で買っ
てきた使い捨てカイロを配ってくれていた。寒い中で、長い時間の抗議をする
ので、こういう細かい心配りは、参加する方としては有難いと思う。
 参加メンバーの顔ぶれは、若者中心のツイッターデモの有志の呼びかけだっ
たために若い人が中心だったが、年配の方、お子さん連れの方もちらほら。若
い女性の方の参加者が多かったのには、驚かされた。
 
 1時間程度して、18時過ぎた段階で参加人数は50名くらいになり、その後
続々と人数が増えていった。2時間程度立って19時を回った段階で、人数は
100人を超え、経産省の前の歩道の道路側を多くの人達が埋め尽くす状態と
なった。抗議の最中は、ツイッターデモの主催者が進行を務めたが、多くの参
加者が、自分の意志でマイクを握り、それぞれが、それぞれの言葉で、経産省
に対して原発の再稼働の反対を訴えた。特に若い妊娠中の女性、若いお子さん
がいるお母さんが、涙ながらに強い口調で訴える姿には、胸をうたれた。
 
 マイクアピールの途中に「原発いらない」「再稼働反対」とシュプレヒコー
ルも入れ、途絶える事なく抗議を行い、終了予定時刻の21時まであっという間
に過ぎてしまった。21時を過ぎても多くの人達が暫くの間経産省前に残り、マ
イクを使わずにシュプレヒコール、アピールを繰り返していた。 多くの一般
の市民が、すでに原発・放射能の危険性、原発の利権構造、産官業の癒着によ
る原発推進の仕組みについて理解し、原発は必要ないと確信を持ち、行動を起
こしている。経産省の職員の方は、我々の姿を見て、我々の声を聞き、どう
思ったのだろうか?少しでも心に響いたのであれば、原発を止めるために今す
ぐ行動を起こして欲しい。
 
 明後日は、3月11日、東日本大震災から一周年を迎える。全国各地で追悼の
集会や抗議集会等様々なイヴェントが予定されている。東京でも各地の集会、
デモの他、14時~日比谷公園で集会とデモ、16時~人間の鎖による国会抗議行
動が行われる。その後、経産省前テントひろばでも18時~朴保さんのライヴが
行われる予定。東日本大震災で犠牲になられた方への追悼の思いを胸に、原発
を止める事を訴える一日にしたい。
  最後になるが、夕方の抗議行動の間に、テントにいたOさんが、私がテント
を離れている間に、テントの撤去を求める乗用車がテントひろばの歩道へバッ
クで突っ込んで来たと教えくれた。原発の再稼働を巡り、公聴会や各種の集会
デモなどが開かれ、テントひろばを巡る環境も厳しさを増す事が想像されるが、
不測の事態に備え、出来る限りの対応をする必要があるだろう。全原発停止も
テントもこれからも正念場、今まで以上に気を締めなければならないと思う。
( Toku-san )
 
 3月9日 テント日誌( Q記 )
8日夜Fさんの運転で、佐藤幸子さんをお乗せして、福島市へ。朝、福島市の
Fさんの定点で、計測。除洗の効果の無いことを知って、わかっていたけれど
がっかりした。そんな保育園を再開するということで、さらに、ショック。
 佐藤さんに同行して、日本ペンクラブの渡利の人々との情報交換会を覗く。
椎名さんたちのオフィスで準備作業など参加させていただく。昨年の事故収束
宣言の嘘の犯罪性をどのように周知させるか闘志を燃やす。
 
 ☆「ひろば─全国・全世界から ~交流・討論・共感~」
 (郵便は〒100-0013 東京都千代田区霞が関1-3-1 経産省前テントひろば
  メールは tentohiroba@gmail.com へお送り下さい)
 ☆テントひろばに寄せられたハガキとメール――
  経産省前テントひろばHPをご覧ください。
  http://tentohiroba.tumblr.com/
 
 
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★3.3月11日福島からの報告
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◇「原発いらない3・11福島大集会」バスツアー川柳講座  (わかち愛)
 
 「原発いらない3・11福島県民大集会」に行ってきました。(16000人が参
 加)たんぽぽ舎の計らいでバスツアーが用意され、快適な旅ができました。
 スタッフのみなさんありがとうございました。バスはさながら動く学習会、
 4時間はあっという間でしたね。
 
 川柳講座には14名が投句、39句が集まりました。選者:乱鬼龍さん(川
 柳作家・レイバーネットTV・不満自慢のコメンテーター)
 
 <最優秀句>
 雲に聞く今日は地震があるのかい? /鳶一組(トビハジメグミ)
 
 <秀句:5句>
 春の風被爆覚悟の再除染  /輪廻展作
 三一一視えない毒牙攻めてきた  /わかち愛
 脱原発上げたコブシが子を守る /乱調
 放射能食わせて税をむしりとる /遠藤竜太
 逃散は許さないぞと今領主 /遠藤竜太
 
 <佳作:6句>
 再稼動地震がこわい地獄道 /柳田真
 福島でパワートゥザピープル命(ヌチ)結び /おふさ
 球場に百万本の脱原発 /星尼亭
 冷温停止新辞典が必要だ /樋口
 大丈夫安全ですよと被爆する /乱調
 再稼動国破れて山河なし /輪廻転作
 
 乱鬼龍さんの1句
 国策という過ちがあり余り
 
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 わかち愛の感想 ─ 10・11日の集会の内容は他のみなさんが報告して
 くださるので、川柳のみにさせていただきます。最優秀句はなんと若い女性
 です。たんぽぽ舎ボランティアスタッフとして活躍している方でした。のび
 のびとした広がりのあるいい句ですね。
 『がつんと1句』と鶴彬のてぬぐいを贈呈。最優秀句に選ばれたこと、記念
 品贈呈を喜んでくださいました。
 鳶一組さん、ぜひ感想を。お待ちしています。
 川柳講座、やっぱ、やってえがったぁ・・・。
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たんぽぽ舎です。【TMM:No1380】
2012年3月12日(月) 地震と原発事故情報
                               転送歓迎
 
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 2月20日、関西電力高浜原子力発電所3号機が定期検査で停止
 残るは東電1基、北海道電1基の計2基、全原発停止へあと一歩
  【東京電力:柏崎刈羽6号 2012年3月26日に 定検入】
  【北海道電力:泊3号 2012年4月末までに 定検入】
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★1.3月11日福島で、東京で、大きな盛り上がり
   福島16,000人、東京14,000人(*)、日本全土で世界で集会とデモ
                             (柳田 真)
   福島集会・デモに参加して
    たんぽぽ舎は2台の大型バスで大遠征(橘 優子)
   国会前ヒューマンチェーンの報告
    国会前で二重、三重のヒューマンチェーンが実現、1万人以上(杉嶋)
★2.読者からイベントのおさそい(お問い合わせは主催者へお願いします)
★3.新聞・雑誌から(3月12日 東京新聞より3つの記事)
 
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 ☆ 大飯原発3、4号機「再稼働」に慎重な判断を求める市民集会 ☆
 ☆ 3月25日(日)午後1時から、福井市中央公園(福井県庁横) ☆
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★1.3月11日福島で、東京で、大きな盛り上がり
   福島16,000人、東京14,000人(*)、日本全土で世界で集会とデモ
                             (柳田 真)
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 3月10日(土)、11日(日)、私たちが関わった福島で、東京で、大きな原発反
 対の集会とデモがおこなわれた。いづれも主催者の予想を超えて多くの人々
 が集まった。さらに、日本全国で、世界各地でも数多くの集会とデモがおこ
 なわれた。昨日に続いて第2報を送ります。
 
 福島の集会は10日(土)の市民の諸集会が予想以上の多くの参加で盛り上がっ
 た。翌日の開成山球場の集会も1万6000人が参加、球場のスタンドはビッシ
 リの人(東京新聞24面に写真)、福島原発事故緊急会議(実務・たんぽぽ
 舎)もバス2台で100名で参加。デモの列は反原発自治体議員・市民連盟の
 皆さん、九条改憲阻止の皆さんらで、200名をこすデモ隊となり、再稼働阻
 止!をメインにシュプレヒコールとデモ行進。
 (* 主催者発表による動員数)
 
 東京では11日(日)、各地でさまざま集会が行われた。(毎日新聞より)
 ・東アジア脱原発「宣言」アピール(日比谷・市民のつどい「ピースオン
  アースステージ」)
 ・避難者ら250人、献花後黙とう(東雲で追悼式典)
 ・歩行者天国でも(銀座・中央通り)
 ・中野では書道家パフォーマンス(復興チャリティー)
 ・3・11東京大行進&国会囲もうヒューマンチェーン(日比谷からデモ、
  その後国会議事堂を包囲)
 
 全国で、世界で。
 ・再稼働やめて、脱原発を掲げる集会やデモ(福岡、佐賀、鹿児島、長崎)
 ・「政府は停止原発の再稼働を急ぐな」と訴えパレード(福井・敦賀)
 ・再稼働をとめよう!! 伊方原発をとめる3・11デモ(愛媛・伊方)
 ・韓国東部の江原道(カンウォンド)三陟(サムチョク)市で、原発建設
  立地に反対する集会
 ・「人類は原発を制御できない」と声を上げる若い世代、台北市
 ・フランス南東部、約230キロにおよぶ「人間の鎖」で脱原発を訴える
 
 なお、再稼働阻止が緊急重要課題になっている。3月25日(日)に福井市で
 開かれる集会とデモに参加しよう。
 
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 ☆ 大飯原発3、4号機「再稼働」に慎重な判断を求める市民集会 ☆
 ☆ 3月25日(日)午後1時から、福井市中央公園(福井県庁横) ☆
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 福島集会・デモに参加して
  たんぽぽ舎は2台の大型バスで大遠征(橘 優子)
 
 たんぽぽ舎の日帰りバスの責任者として行って参りました。
  幸いにも事故などの渋滞もなく、天候も思ったよりは厳しくなく、いずれ
 もそうそうたる面々、たんぽぽ舎や経産省前テントひろばでおあいしたこと
 のある脱原発・市民運動のベテラン活動家の皆さんを46名満載しての、充実
 した行程でした。
 
  当初、早朝の集合・出発であったため、お疲れの方もおられるかと、短編
 ドキュメントDVD「FUKUSIMA NeverAgain」(米、レイバービデオプロジェク
 ト制作)を流し、終わったところで車内集会に入りました。福島原発事故緊
 急会議の国富さんから基調的な説明をいただき、1分程度というお願いをし
 て、全員の自己紹介をしていただきました。やはり、こういう状況で皆さん
 語りつくせぬ想いを抱いての「福島遠征」であるだけに、<巻き>を入れなけ
 ればならないことも若干ありましたが、「そうでしたか!」と思わずうなず
 きあう感動や新たな提起などに、一同で共鳴するような、一体感のある楽し
 い会合となりました。
 
  「1000万人署名を近所の家を1軒ずつ訪ねて集めている、日本中の13人に
 1人が署名するということは、自分の住む街では900人になるので、そのく
 らいは集めたいと思っている」という男性のお話には、拍手が沸き起こりま
 した。凄い顔ぶれが集まっているのでもっと皆さんにお話ししていただきた
 かったのですが、各人がたんぽぽ講座の講師ができるような方たちで、強行
 スケジュールをこなすために、やむなく、少しでもお休みいただけるような
 プログラムを組んで、提起させていただきました。往復共にDVD上映を中心
 にしたので、後方で画面が見ずらい方、低音量での上映で、聞き取りにくい
 方には申し訳ありませんでした。
 
  DVDのプログラムを記載した「旅のしおり」みたいなものも作れば良かっ
 たと、以降の教訓としたいです。上映したもの──「池辺幸恵 平和コン
 サート(昨年、経産省前テントひろばでクリスマスコンサートをした関西の
 方)」「さらば核の再処理工場(小出さんの講演を中心とした作品)」「子
 どもたちを放射能から守れ!(以前、メルマガで紹介した、湯本雅典さんの
 秀作短編ー37分の作品バスの発着場所ということで私たちが待機した薫小学
 校の場面から始まる作品で2000円でたんぽぽ舎で取扱い中!売り上げの半分
 は子ども福島へのカンパ)」。
 
  座間のバスストップから基地ストップの会、丸木美術館関係の方々など、
 近県、遠方からの参加の皆様も多く、連日の活動、お忙しい中ご参加の皆様、
 バスで待機となる方は無く、全員で郡山開成山球場での集会~デモ貫徹、共
 に福島の被災者の声に耳を傾け、全国の仲間との再会を喜び、デモコースが
 1キロも無かったので「もっとデモしたかった!」という声があがる、意気
 軒昂さでした。
 
 原発の再稼働許さず、脱原発を目指して、これからも共に歩いて参りたいと
 思います。よろしくお願いします。
 
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 国会前ヒューマンチェーンの報告
  国会前で二重、三重のヒューマンチェーンが実現、1万人以上(杉嶋)
 
  今回たんぽぽ舍の部隊を誘導するためデモに出ず社会文化会館の集合時間
 より早めに着いたら戦前のアナクロ丸出しの右翼が街宣車でがなり立ててい
 た。警察は右翼を取り締まらない。右翼によれば原発反対を掲げる者は何か
 のレッテルを貼られて日本から出て行かないといけないらしい。日本を滅ぼ
 そうとしているのは誰なのか分からないのか。放射能を撒き散らした人間か
 ら雇われた悲しい右翼を見た気がした。
 
 3・11東京大行進に参加していた仲間からデモ参加者が1万人を超えたと
 報告を受けた。警察の妨害があり当初の予定が大幅変更を余儀なくされた。
 近くにいた福島みずほ議員も国会前には直接行くコースを阻まれた。東京大
 行進デモから合流する人がどんどん増えて来ている。国会正門前で見たとこ
 ろ二重三重となっていた。これは凄いと思った。警察が嫌がらせをしても、
 これだけの人間が原発NOを言いに国会に来ている。歴史的な瞬間だと確信
 した。惜しむらくは福島第一原発事故前なら確実に止められたのにという気
 持ちだった。
 
 今からでも原発全廃炉という道が残っている。3・11だけのイベントデー
 にするのでは無く、これから第二第三の原発事故を防ぐ事こそ重要なのだ。
 国会を人間の鎖で取り囲んだ参加者の意志が持続し、家庭や職場に帰った際
 に「原発は要らないね」と普通に話していく事で次回の国会包囲行動の時に
 新しい人が増えていく事が政府のエネルギー政策の転換を迫る手段だと思っ
 た。
 
 それにしても野田首相を始めとする原発を推進する人間や警察右翼も311
 事故前と同じやり方で市民を弾圧している。時代が311後では市民の原発
 に対する感覚が変わっているのに気づいていない。力ずくで脅せば黙るとで
 も思っているなら手痛いしっぺ返しを市民から食らうだろう。いや食らわせ
 ないといけないと思った。
 
 
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★2.読者からイベントのおさそい(お問い合わせは主催者へお願いします)
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◇市民のカンパでつくられた映像作品
 映画「フクシマの真実」の発表会が開かれます
                   (食品と暮らしの安全基金 丸田)
 
 日時:3月15日(木) 18:30~20:30
 場所:千代田区内幸町の記者クラブ(日本プレスセンター9階)
 参加費無料
 
 「フクシマの真実を映像作品にして、世界中に発信していこう」と、映像制
 作カンパを食品と暮らしの安全基金が呼び掛けたのは、昨年の5月のことで
 す。続々と寄せられたカンパは500万円を超え、そうそうたるメンバーがボ
 ランティアで製作を続けてきて10ヵ月。その映像作品が間もなく完成し、映
 画上映と監督のトークが行われます。
 
 監督は、元NHKプロデューサーの林勝彦氏(NHK特集『チェルノブイリ原
 発事故・にがよもぎ』モンテカルロ国際テレビ祭/ゴールデンニンフ賞、
 NHK スペシャル『驚異の小宇宙 人体』国際賞数十を受賞)。
 
 ご都合のつく方は是非お越しください。
 詳しくは<http://tabemono.info/fukushima.html>を。
 
 
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★3.新聞・雑誌から
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(3月12日 東京新聞より3つの記事)
◇原発はいらない 世界つながる。人間の鎖、国会囲む
 
 「原発、いらない」「子どもを守ろう「福島、返せ」
東日本大震災発生から一年の11日、脱原発を訴える市民ら約一万人(主催
者発表)が東京都千代田区の国会議事堂を「人間の鎖」で取り囲み、シュプレ
ヒコールをあげた。(中略)
 
 人間の鎖は、首都圏で脱原発を掲げる市民団体が主催した。「原発大国」と
して知られるフランスから都内の大学に留学中の男性は「放射能の影響で、食
の安全が脅かされる現状を見過ごせない」と参加を決意した。同じような理由
で駆け付けた外国人の参加者も少なくなかった。(後略)
 
◇「原発再稼働 先頭に立つ」首相、自ら地元説得意向
 
 野田佳彦首相は11日、東日本大震災から一年を受けて首相官邸で記者会見
し、定期点検中の原発再稼働に関する地元への対応について「政府を挙げて説
明し、理解を得る。私も先頭に立たなければならない」と述べ、再稼働を妥当
と判断した場合、自ら地元の説得に乗り出す意向を表明した。(後略)
 
◇福島の「3・11」脱原発集会
 国策で悲しむのは、いつも民衆。失った日常、心が泣いている
 
 東京電力福島第一原発事故により、地元・福島県の人たちはそれまでの日常
から唐突に切り離されてしまった。降り注いだ放射性物質によって汚されてし
まったふるさとは、一年程度では元に戻るはずはなく、その怒り、悲しみ、嘆
きも継続している。脱原発集会に参加して声をあげた人、仮設住宅で祈りをさ
さげた人‥。同県郡山市内で声を拾った。
 
 ─「もう飯舘で農業をやろうにもできない」
 ─「避難地域では何もすることがない。農業は農業が仕事。どうやって生き
  ればいいのか。昨年3月15日、飯舘の放射線量は44.7マイクロシー
  ベルト。高放射線量のまま村民を放っていたのは誰か」
 ─「いろんなイベントに招待されたが、配慮や優しさが、かえって被災者で
  ある事実を突きつけられてつらかった。『頑張れ』の言葉も嫌いだった」
 ─「辛くも津波から逃れたが、所有する漁船は流された。避難が数日遅れた
  ので、12日の(1号機)原子炉建屋の爆発も見た」  (中略・後略)
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