忍者ブログ

NUCLEAIRE

ニュークレール情報板
[252]  [253]  [254]  [255]  [256]  [257]  [258]  [259]  [260]  [261]  [262
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

たんぽぽ舎です。【TMM:No1589】
2012年9月27日(木)-2 地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
                               転送歓迎
━━━━━━━
★1.「シリーズ チェルノブイリ原発事故・汚染地帯からの報告 第二回
  ウクライナは訴える」見て分かったこと(冨塚元夫)
★2.首相官邸前の金曜日行動に思うこと(たんぽぽ舎ボランティア渡辺(ひ))
★3.新聞・雑誌から
 ◇民も自も「タカ派」 安倍元首相が自民新総裁 衆院選で国民が審判
 (9月27日 東京新聞より)
★4.本の紹介 『核の力で平和はつくれない
 -私たちが非核・脱原発を主張する18これだけの理由』
★5.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
 ◇9月28日 19:00~桜木町、神奈川・東電デモ
 ◇経産省まえテントひろばから「あおぞら放送UST」今週の番組
 9月28日(金曜日)16時~
━━━━━━━
◆9月29日(土)13:30から、於・スペースたんぽぽ、参加費800円
隠ぺいされた福島原発事故 第5回『東電に対する告発状から「加害」の事実
について』講師:槌田敦さん
 詳細はこちら→http://tppsa.sakura.ne.jp/wp/?p=1483
 いつもより、質問タイムを多くとります。事前質問も受け付けています。
━━━━━━━
 
 
┏┓
┗■1.ETV特集「シリーズ チェルノブイリ原発事故・汚染地帯からの
 │  報告 第二回 ウクライナは訴える」(9月23日)を
 │  見て分かったこと
 └────(たんぽぽ舎ボランティア 冨塚元夫)
 
 昨年4月ウクライナ政府は、チェルノブイリ事故以来25年後の昨年まで汚染
地帯で住む人々の健康状態は年々悪化しているという報告を世界に発信し、支
援を求めました。事故後がん患者数は右肩上がりで増加しています。死亡原因
は甲状腺がん・白血病だけでなく、白内障、心筋梗塞、脳梗塞、膠原病など多
岐にわたっています。ウクライナ北部コロステン地区の小学生たちは体育の授
業もできないくらい慢性疾患で体力がなく、免疫低下で病気にかかりやすい状
態です。こうした子供たちは親が事故後長い間被ばくし続けてきた結果です。
 こうした報告に対し、IAEAや国連科学委員会などの国際機関は、甲状腺がん
以外は被ばくと病気の因果関係は無いと言っています。マスコミもそれを鵜呑
みにして、低線量被ばくと様々な病気の因果関係は無いと言っていますが、も
ともと「因果関係は科学的に証明されない」がいつの間にか「無い」になった
のです。
 証明されないのは「疫学的に意味のあるほど多くの人の正確な被ばく線量の
データがない」ということですが、データは旧ソ連政府の御用学者が隠してい
るのです。国際機関は疫学調査をやろうともせず、ずっと証明されない、と言
い続けています。やろうともしない、科学者とは言えない態度です。昔の天動
説を唱えていた学者たちと同じです。
 昨年文科省が年20ミリSvで安全だと結論したときにワーキンググループを構
成した長瀧重信氏なども年1~5ミリSvが危険だという科学的根拠はないと言っ
ていました。彼ら御用学者がその根拠としている長崎・広島の正確なデータが
ないのは、旧軍部が集めたものをGHQに献上したからと、GHQが調査を禁止した
からです。それは被ばくと病気の因果関係がないということではありません。
 この同じ「天動説」的態度が国際機関と福島県(県知事と県医大)に共通す
る態度です。このような非科学的・非人道的行政で何十万という子供たちとそ
の子供たちの未来が危険にさらされています!これが分かったことです。
 
 
┏┓
┗■2.首相官邸前の金曜日行動に思うこと
 └────(たんぽぽ舎ボランティア 渡辺(ひ))
 
1)国会の東京電力福島原発事故調査委員会で、委員(当時)の崎山比早子さん
 (医学博士・高木学校メンバー)は、金曜日の夕刻になると委員会室の窓か
 ら、そっと外をうかがった。脱原発を訴え、官邸前をめざす人の行列が延び
 た6月下旬。「最初は少なかった人数が週ごとに増えて、車道にもはみ出す
 ほどになって、声も大きく聞こえるようになった。『ここで何とかしなけれ
 ば』という思いは同じでした。」(9月14日付け毎日新聞夕刊)
 
2)私達が金曜日に首相官邸前で行っている「脱原発」、「再稼動反対」の抗
 議活動は、日本の原子力エネルギー政策に国民の声を反映させるため、大き
 な意味を持つ。金曜日の「脱原発」行動は、全国各地に連帯の輪が広がり、
 大きなうねりとなっている。
 
3)私達は、決して原子力ムラに負けない。なぜなら、私達は勝利するまで、
 決して抗議活動を諦めないから。そのために、今日も私達は「脱原発」、
 「再稼動反対」を目指し、抗議の声を挙げ続ける。
 
 
┏┓
┗■3.新聞・雑誌から
 └────
 
◇民も自も「タカ派」 安倍元首相が自民新総裁 衆院選で国民が審判
 (9月27日 東京新聞より)
 
 自民党総裁選は二十六日投開票され、安倍晋三元首相(五八)を新総裁に選
出した。二十一日に行われた民主党代表選で再選された野田佳彦首相(五五)
とともに、二大政党の顔が決定。次の衆院選の構図が固まった。
 民主党も自民党も、党内で最も保守的でタカ派のリーダーを選んだ。両党首
選の結果を表現するとこうなる。
 保守政治家を自任する野田首相は、昨年就任以来、タカ派的な政策を進めて
きた。
 武器輸出三原則を緩和。今年六月には原子力基本法が改正され、原子力の使
途を「安全保障に資する」との目的を追加した。改正宇宙航空研究開発機構法
では、機構の活動を「平和目的」とした規定が削除された。いずれも自民党の
主張に近く野田政権は「自民党野田派」と皮肉られている。(後略)
 
 
┏┓
┗■4.本の紹介
 │  『核の力で平和はつくれない
 │   - 私たちが非核・脱原発を主張する18これだけの理由』
 └────
 
今、本当に核兵器と原発をなくすために18の質問にこたえます
『核の力で平和はつくれない
  - 私たちが非核・脱原発を主張する18これだけの理由』
編・市民意見広告運動 発刊・合同出版 定価・1200円(+税)
執筆者
 浅井基文 山口響 島川雅史 山口幸夫 田浪亜央江 山崎久隆 武藤一羊
 
 人類が制御不能な原子力を、だれかいつ兵器として使い、
 だれがその「傘」の名観いれば大丈夫だといい、
 だれがいつクリーンで安全なエネルギーだとウソをつき、
 欺き続けて来たのか?!
 核の力では平和も幸せな生活もつくれません。
 
問合せ 市民意見広告運動 事務局 Tel/Tax:03-3423-0185
 E-Mail info@ikenkoukoku.jp
 http://www.ikenkoukoku.jp/iken11/siryo/datugenpatu.htm
 
 
┏┓
┗■5.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
 └────
 
◇神奈川・東電デモ実行委員会より、デモのお知らせ
 http://ameblo.jp/kng-todendemo/
 
桜木町駅から東京電力神奈川支店に向けてのデモを行います。
今週金曜 9月28日 19:00桜木町駅前広場スタート、デモ出発前の18:00~
19:00は、スタート地点の桜木町駅前広場にてリレーアピールを行います
 
簡単な一言でも、大演説でも大歓迎、思いのたけを語ってください。
デモコースは、桜木町駅前広場⇒市庁舎⇒東電神奈川支店⇒桜木町駅前広場
の約1時間のコースです。デモの後、有志にて交流会もあります。
お問い合わせ 金子 090-6540-3771 まで
 
 
◇3・11福島原発事故から学ぶ
   ~脱原発のうねりの中で、福島・首都圏の交流の集い~
 9月30日(日)午後1時30分~5時
 会場 日比谷図書文化館コンベンションホール
 資料代 300円
 主催 経産省前テントひろば http://tppsa.sakura.ne.jp/wp/?p=1538
 
 
◇経産省まえテントひろばから「あおぞら放送UST」今週の番組
 放送 9月28日(金曜日)16時~(◎後日アーカイブも見られます)
 出演 ミサオ・レッドウルフさん(反原連)、渕上太郎さん(テントひろば)、
    椎名千恵子さん(福島のおんなたち)ほか
 キャスター: 小林 愛、 ジョニーH
 視聴アドレス http://www.ustream.tv/channel/tentcolor
PR
たんぽぽ舎です。【TMM:No1588】
2012年9月27日(木) 地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
                               転送歓迎
━━━━━━━
★1.抗議の場から問題確認の場へと、進化する官邸前
   9月21日、官邸前抗議行動レポート、ぜひ次回(9/28)も参加を!
                 (たんぽぽ舎金曜ボランティア 金子)
★2.南大隅町につづく「寝耳に水!」 強引に進められた最終処分場候補地
 選定に、市民と自治体がNO!(下野新聞(9月25日)と関連情報)
★3.新聞・雑誌から
 ◇原発事故の原因徹底究明求める 川口市議会が意見書(9/26埼玉新聞)
 ◇大飯原発再稼働検証求め意見書 越谷市議会(9/26埼玉新聞)
★4.<テント日誌9/26(火)―経産省前テントひろば381日目>
 急激に涼しくなった霞ヶ関に今日もテントが
 9・30 福島ー首都圏交流集会へのご参加を( Y・T )
━━━━━━━
◆9月29日(土)13:30から、於・スペースたんぽぽ、参加費800円
隠ぺいされた福島原発事故 第5回『東電に対する告発状から「加害」の事実
について』講師:槌田敦さん
 詳細はこちら→http://tppsa.sakura.ne.jp/wp/?p=1483
 いつもより、質問タイムを多くとります。事前質問も受け付けています。
━━━━━━━
 
 
┏┓
┗■1.抗議の場から問題確認の場へと、進化する官邸前
 │  9月21日、官邸前抗議行動レポート、ぜひ次回(9/28)も参加を!
 └────(たんぽぽ舎金曜ボランティア 金子)
 
 夕方まで断続的に降った雨も上がり薄日射す官邸前は、先週より集まりが早
い、規制は相変わらずで抗議の人の列は三重、四重にびっしり重なっている。
だが、警官の数は減っているようだ、これは何を意味するのか。抗議が以前の
勢い無しと見ているのか?だとしたら大きな間違いと言えるだろう。各地に広
がる金曜デモに見られるように人々の脱原発への思いは広く深くなっている。
 スピーチに立った横須賀の女性は「原発は止まります、燃料棒を作る工場が
操業しなければ。私たちはそれに気づき行動し始めました。今、横須賀の工場
が操業を再開しようとしています、皆さんも燃料棒を作っている工場を動かさ
ないでと呼び掛けてください」と声を高くし、「おーい、野田さーん」と呼び
掛けた男性は、福島の避難者への支援、賠償、除染が嘘にまみれている、と訴
えた。
 主催者側の女性が、「原発労働者の事をわすれているのではないか、と記事
が出ていましたが、私たちは決して忘れてはいません。だからこそ原発を止め
たいと思っているのです」と叫ぶ、と、其処此処から忘れてないぞ!の声、声。
岡山県出身の男性は、幾重にも重なる下請けの構造が賃金のピンハネ、労働事
故の責任回避、被曝線量の誤魔化しを生み出し労働者を苦しめている。この構
造を無くさなければ、身を挺して被曝労働をしている人が犠牲になるだけだ。
 被曝労働者の賃金、雇用の確保のため国が直接雇わなければだめだ、と私に
語られた。今、官邸前は脱原発への問題確認の場ともなっている。
 
 ★9月28日(金)午後6時~8時 たんぽぽ舎もいつものように官邸前抗議
 行動に参加します。午後1時~4時:たんぽぽ舎での作業、午後5時経産省
 まえテントひろば着、午後5時半テント前から官邸、国会議事堂前へ出発。
 泊原発再稼働反対の寄せ書きも行いますのでご協力ください(柳田)
 
 
┏┓
┗■2.南大隅町につづく「寝耳に水!」
 │  強引に進められた最終処分場候補地選定に、市民と自治体がNO!
 └────(下野新聞(9月25日)、関連情報)
 
(原発立地でない地域が、突然、高レベル放射性廃棄物の最終処分場に
 させられる危険性が全国に。知らぬ間に候補地選定がきまり、住民無視の
 決定を迫る勢いです。あなたの地域は大丈夫?)
 
矢板市における現在までの経緯(矢板市ホームページ)
http://www.city.yaita.tochigi.jp/20120903_saisyusyobun/index.htm
・9月3日 環境省副大臣が来庁(ここで、いきなりの"候補地発言"をきく)
・9月4日 市長、候補地を視察、同日夜、地域住民説明会
・9月7日 矢板市議会で「指定廃棄物の最終処分場建設候補地の
   白紙撤回を求める意見書」を全会一致で可決、内閣、環境省へ送付
・9月10日 市長、栃木県知事と会談
・9月13日 矢板市、臨時の区長会議を開催。処分場建設反対の意思を固める
・9月14日 環境省による、市町担当説明会
◎9月24日 矢板市として、反対組織団体の設立総会を開催予定
-----
【参考記事】
8月29日 [汚染土最終処分] また過疎地を狙うのか(南日本新聞 社説)
http://www.373news.com/_column/syasetu.php?storyid=42768&ym=201208
 
9月24日 矢板(栃木県)で市民同盟、処分場反対集会
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20120924/882671
 国が放射性物質を含む「指定廃棄物」の最終処分場として、矢板市塩田の国
有林を選んだことを受け、最終処分場の建設に反対する全市的な組織「指定廃
棄物最終処分場候補地の白紙撤回を求める矢板市民同盟会」の設立会議が24日
夜、同市矢板の市文化会館大ホールで開かれた。会議には市区長会や商工会、
農協など約60団体、市民ら約1500人が参加し、会の名称や規約、役員、事
業計画などを決めた。
 はじめに、遠藤忠市長が環境副大臣との面会や反対理由を説明した上で、
「今こそ問題の重大性を認識し、市民一人一人がこの事実を受け止め、どう対
処すべきか真剣に考えてほしい。今こそ市民力を発揮する時」と強調。さらに
「私は逃げているわけではない。同盟会の会長にならなくても、率先して取り
組んで参ります」とあいさつした。
 会議では会の規約や、関係機関などへの要望活動、横断幕や懸垂幕、立て看
板の設置のほか、反対運動はすべて募金で資金調達することなどを決定。
 役員人事では、会長に地元で反対運動を行っている塩田地区同盟代表の小野
崎俊行氏、副会長に市区長会の江部和栄会長と、市女性団体連絡協議会の中嶋
加代子会長ら11人を選出した。小野崎会長は「同盟設立によって、市民や団体
を問わず活動ができるようになった。塩田地区は飲料水や農業用水の水源地で、
県の田園百選にも選ばれている」と、貴重な自然を強くアピールした。
 最後に「指定廃棄物最終処分場候補地の白紙撤回を求める市民同盟会の決議
案」を全会一致で採択した。
 
【参考資料】環境省ホームページより
 
 ◆最終処分場として、栃木、茨城、宮城の3県に対し、候補地(選定手順)
  説明会が開かれていることがわかる。
  指定廃棄物の最終処分場候補地の選定手順等についての市町村説明会資料
  http://www.env.go.jp/jishin/rmp/waste_municipal-breif.html
  栃木県市町村説明資料 、茨城県市町村説明資料、宮城県市町村説明資料
 
 ◆「放射性物質汚染対処特措法」に基づくロードマップにより、無理やり
  候補地選定、現地説明会が進められている。
  http://www.env.go.jp/jishin/rmp/waste_fds-candidate.html
 原子力発電所事故による放射性物質対策
  ┗指定廃棄物の最終処分場の候補地提示
   ┗栃木県
 9月3日 栃木県における指定廃棄物の最終処分場の候補地提示
 9月14日 指定廃棄物の最終処分場候補地選定等に係る市町説明会
 
 
┏┓
┗■3.新聞・雑誌から
 └────
 
◇原発事故の原因徹底究明求める 川口市議会が意見書
 (9月26日 埼玉新聞より)
 
 川口市議会は9月定例会最終日の24日、原発に依存しない安全なエネルギー
供給の確立を政府に求める意見書を全会一致で可決した。
 意見書は「東電福島第1原発の事故から1年6ヶ月経過したが、原発再稼働に
反対する国民の声は大きく、原発に対する国民の不安、不信が取り除かれてい
るとは言えない」と指摘。
(1)事故原因の徹底究明と独立性の高い原子力安全規制組織の設置
(2)自己責任を負う東電に対する電気料金値上げの見直しなど指導徹底
―などを要請している。(後略)
 
 
◇大飯原発再稼働検証求め意見書 越谷市議会
 (9月26日 埼玉新聞より)
 
 越谷市議会は9月定例会最終日の25日、関西電力大飯原発(福井県おおい
町)の再稼働の是非を再検証するとともに、他の原発の再稼働について慎重な
対応を求める意見書を全会一致で可決した。
 意見書は「関西電力管内で電力不足が生じるとされていたが、実際は猛暑
だった2010年夏より13%も下回った。需要予測の根拠を再検証する必要があ
る」と不備を指摘。さらに稼働の根拠となった夏場の電力不足の心配がなく
なった現在、「稼働継続についての再検証が必要。また今後の他の原発の再稼
働についても慎重に進めるべきである」としている。
 意見書は首相、経済産業相、環境大臣宛てに提出される。
 
 
┏┓
┗■4.<テント日誌9/26(火)―経産省前テントひろば381日目>
 │   急激に涼しくなった霞ヶ関に今日もテントが
 │   9・30 福島ー首都圏交流集会へのご参加を
 └────( Y・T )
 
9月26日(火) 曇り
 昨夜は激しく雨が降り、テントを叩く雨の音で何回か目を覚まされた。日曜
日あたりから急激に涼しくなり、未明に起きだして外に出ると肌寒さを感じる
くらいであった。
 19日から首相官邸前で1人でハンスト座り込みをされている広島のFさん、
今日はひまわり診療所の平野先生に診察していただく。明日で1週間だが、ま
だまだ元気そう。10月19日までの1ヶ月の予定だと仰る。
 泊原発を廃炉へ!全道集会に参加されてきたTさん、高速車いすで登場。泊
原発の周辺地域はガンによる死亡率が他地域より極端に高いことや、心臓疾患
が多いことを聞いてきたと興奮気味に話す。全道集会については追って報告が
ある模様。
 夕刻、以前から時々1人でやってきてはマイクでテントに向かって悪口をが
なり立てていく、ちょってねじれてひねくれたという感じのはぐれ右翼(?)が
またやってきて、例によって悪口をがなり立てる。その同じ時間帯にドイツの
放送局が取材にきて、テントの中でEさんにインタビュー。このところドイツ
からの来訪者が多い。
 今週のテンTV テントから~ あおぞら放送は首都圏反原連のミサオに出
演していただいて、淵上代表と熱く語っていただいて、11・11超巨大行
動ー100万人国会包囲を大々的にアピールしていただく予定である。また椎
名さんに福島から世界へ発する思いと現在の福島について語っていただく。ま
た国会議員へのインタビューも。
 28日金曜日 午後4時~5時 
 視聴アドレスは、テントひろばから
 UST⇒/www.ustream.tv/channel/tentcolor
 今度の日曜日(9月30日)には、事故後1年半たった今、事故の原点に立
ち返り、福島の現実を理解することが、現下の状況においてとくに重要と考え、
福島ー首都圏の交流集会が開催される。
 発言は、原発いらない福島の女たち、飯舘村住民、浪江町希望の牧場、借り
上げ住宅にお住まいの方、子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク、ふ
くしま集団疎開裁判の会、双葉町町長の予定。
 9月30日(日)午後1時開場 1時半~5時
  (開会まで「原発の町を追われて」を上映)
 日比谷図書館地下コンベンションホール 資料代300円
 是非、多くの方のご参集をお願いします。
福島原発告訴団・第2次訴訟への参加をお考えのみなさんへ。委任状・陳述書
の締め切りは10月15 日ですが、事務処理上できるだけ早めにご送付下さ
い、との要望が事務局より届いています。
まだの方は早急に頑張ってお書き下さい。
( Y・T )
たんぽぽ舎です。【TMM:No1587】
2012年9月26日(水)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
 
                          転送歓迎
━━━━━━━
★1.9.28大飯原発を停止せよ!首相官邸前抗議
   「全原発即時廃止せよ」「原発ゼロを閣議決定せよ」
   「原子力規制委員会人事を撤回せよ」    首都圏反原発連合
★2.福島第一原発3号機使用済燃料プールへの
   鉄骨落下-本当の危険性       山崎久隆
★3.東京湾に浮かぶ2つの原子炉・いらない
   米空母は米国に帰れ 9/25集会に1500人    柳田 真
★4.<テント日誌9/23(日)―経産省前テントひろば379日目―>
   ~季節は変わっても、色々な場所で、
   様々な形で行われ続ける抗議行動~
━━━━━━━
※『隠ぺいされた福島原発事故 第5回』にご参加を
 『東電に対する告発状から「加害」の事実について』
 日 時:9月29日(土)13:30から
 講 師:槌田 敦さん
 会 場:スペースたんぽぽ  参加費800円
     詳細はこちら→http://tppsa.sakura.ne.jp/wp/?p=1483
 いつもより、質問タイムを多くとります。事前質問も受け付けています。
━━━━━━━
 
 
┏┓
┗■1.9.28大飯原発を停止せよ!首相官邸前抗議
 |  「全原発即時廃止せよ」「原発ゼロを閣議決定せよ」
 |  「原子力規制委員会人事を撤回せよ」
 └──── 首都圏反原発連合
 
【お知らせ】多くの原子力規制委員会人事案反対の声を踏みにじる形で9月19日
に原子力規制庁が発足してしまいました。それに伴い合同庁舎4号館の原子力規
制庁準備室は撤収しました(原子力規制庁は六本木に置かれました)。
 首都圏反原発連合では9月中の首相官邸前抗議を原子力規制委員会人事案反対
の強化月間としてまいりましたが、この度の規制庁発足に伴い、9月28日の抗議
では合同庁舎4号館での抗議は行いません。スピーチエリアは官邸前および国会
正門前になります。ご了承の程お願いいたします。
 3/29から半年間、長期化して毎週続いた首相官邸周辺での抗議行動によって、
政界にも大きな影響を及ぼしています。
 引き続き、「大飯原発を停止せよ」「全原発即時廃止せよ」「原発ゼロを閣議
決定せよ」「原子力規制委員会人事を撤回せよ」など…できるかぎり多くの人々
の原発反対の声をつきつけていきましょう!
 
【日 時】9/28(金)18:00~20:00 予定
【場 所】首相官邸前および永田町・霞が関一帯
         (霞ヶ関駅、虎ノ門駅、桜田門駅をご利用ください)
            ※千代田線・丸ノ内線の国会議事堂前駅は大混雑が予想されます。
【呼びかけ】首都圏反原発連合
 
◆たんぽぽ舎のボランティアにご協力ください。
 当日、13:00~15:30にたんぽぽ舎へ集まり、ビラ折りをして、マイク、
 横断幕を持ち、たんぽぽ舎を16:00頃出発、経産省前テントひろばに寄り
 合流(17時前後)して、首相官邸・国会議事堂正門へ向かいます。
 
 ボランティア可能な方はご連絡いただけると助かります。
 電話 たんぽぽ舎 TEL 03-3238-9035
 
 
┏┓
┗■2.福島第一原発3号機使用済燃料プールへの
 |  鉄骨落下-本当の危険性
  └──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)
 
 3号機のがれき撤去作業中、半分プールに落ちかけていた重さ約470キログ
ラムの鉄骨が落下した。
 事件が起きたのは9月22日午前11時7分ころのこと。3号機原子炉建屋の
オペレーションフロアで瓦礫撤去の作業中に、約30センチ×約20センチ×約
7mの鉄骨を、クレーン先端に取り付けた「油圧フォーク」という装置でつかも
うとした際、使用済燃料プール内に滑り落ちたという。
 監視モニターの映像では、勢いよく落下したようでは無さそうだが、これだけ
大きな鉄骨が燃料の上に落ちたらと、ぞっとした人も多いと思う。東電は、その
後プール水の放射能も増加した様子がないしプール水も減っていないのでプール
や「燃料に損傷はないと思われる」などとしている。しかし本当の怖さはそこで
はない。
 鉄骨が落ちたプールは、ステンレス内張のコンクリート製だが、3月の地震と
燃料の発熱で、相当ダメージを受けているはずだ。そこに鉄骨が落下した。
内張はわずか3ミリ。これが破損すればプールの水が抜けてしまう恐れがある。
 プールに水があれば使用済燃料は冷やせるので深刻な事態にはならないが、水
がなくなれば悪夢の再来になる。
 プールの内張ステンレスが鉄骨により引き裂かれるなどしていれば、今すぐに
は大量漏出しなくてもいずれコンクリートの破損部分から漏えいしはじめる可能
性が出てくる。大きな揺れに襲われたあと、熱応力も掛かったコンクリートの表
面はき裂が無数にあるのではないだろうか。
 厚さが1メートルを超えるから簡単には壊れないと東電は思っているかもしれ
ないが、ひとたびき裂が貫通すれば、コンクリートの強度は急速に失われてしまう。
 目視点検も、プールの外壁の検査も、ましてステンレスの補修なども決してで
きない場所に鉄骨が落ちたことの怖さは、現場では身にしみて感じているに違い
ない。
 万一、燃料プールから水が抜け、540体もの使用済燃料が露出する事態にな
れば、放射線が周囲に飛び交い、接近できなくなるだけでなく溶融を止める方法
も無いかもしれない。
 現在の中水量の何十倍という量を一気に投入できる設備を作り、万一に備える
必要がある。周辺を高さ32mまで埋めて、土台を構築し、その上に冷却水投入
システムを構築すれば、最悪震度7に襲われても、15mの津波に襲われても、
大規模災害にはならないだろう。
 石棺ならぬアステカの神殿のような構造物を建てて支えることが一番安全であ
ろう。もうそのくらいのことはしたらどうか。
 
 
┏┓
┗■3.東京湾に浮かぶ2つの原子炉・いらない
 |  米空母は米国に帰れ 9/25集会に1500人
 └──── 柳田 真(たんぽぽ舎)
 
・東京湾に浮かぶ2つの原子炉いらないー米軍原子力空母ジョージ・ワシントン
横須賀母港化4周年抗議・核空母配備撤回せよ集会(主催:神奈川平和運動セン
ター、三浦半島地区労)が、9月25日(水)横須賀市ヴェルニー公園で1500人の
参加で開かれました。
・たんぽぽ舎と反原発自治体議員・市民連盟は、「東京にある原発問題=米原子
力空母」ととらえて、重視してきました。福島第一原発と同じ60万kw2基の原子
炉をもつ10万トンの軍艦ですから。両者は共同して事前に3000枚のビラを金曜官
邸行動などで配布し、この問題の重要性をアピールしてきました。
・当日は集会に20名強で参加しました。京浜急行が事故で不通になる等の悪条件
の中で、集会全体は労組中心に1500人が参加。内容は沖縄平和運動センターの山
城博治さん(オスプレイへの怒りの発言)、原子力空母母港問題市民の会の呉東
正彦弁護士(原子力ムラとならんで日本にはアメリカムラがある)などの発言が
続きました。
・京急線の事故のため(帰りの交通が不便、JR線のみ)集会のみで、デモは中
止となったので、参加者20人弱ですぐ近くのデパート内で交流会。地元横須賀市
議の山城さんの話、反原発自治体議員・市民連盟の布施さんの話、奥野さんの泊
集会の報告、渡辺さんのフェイスブックでの即時おしらせ等の話でにぎやかでした。
・なお、同日、東電前アクションが米国大使館前で行動しました。
(東京新聞9月26日号の朝刊に写真入りで載っています)
 
 
┏┓
┗■4.<テント日誌9/23(日)―経産省前テントひろば379日目―>
 |  ~季節は変わっても、色々な場所で、
 |  様々な形で行われ続ける抗議行動~
 └──── (Toku-san)、(I.K)
 
 この日は、朝から冷たい雨が降っていたが、泊まり番の為にテントへ向かう頃
には、雨もあがっていたので、最寄り駅まで歩いて向かった。長袖を着ていても
少し肌寒く、道すがら、虫の声が聞こえ
ていた。もう季節はすっかり秋である。
 テントに着くと、Kさんが番をしていて下さった。朝からいらしたと言う事だ
ったので、昼間の状況を確認すると、午前中と夕方に排外主義者の団体の人間が
来て、テントに対して罵声を浴びせて帰って行ったらしい。領土問題の事で、テ
ントに対して、全く筋違いの主張をしていたようだが、原発も領土問題もマスコ
ミがタイムリーに事実に基づいて冷静な報道をすれば、テントに対するおかしな
言いがかりもなくなると思う。マスコミには報道機関として、世論を誤った方向
に導くような事だけはやって欲しくないと心から思う。
 9月19日の規制委員会発足に合わせて、今までテレビにほとんど現れなかった
委員長の田中俊一氏がNHKとほぼ全ての民放のインタビューに応じ、これから
の方針を説明していた。
「新しい安全基準が出来る来年7月までは、現在停止中の原発を再稼働させない」
「活断層が走っていると言われている大飯原発3、4号機は、新しく出来る安全
基準に基づいて安全性をチェックし、安全と認められない場合には運転を止める」
と発言をしていたが、それでは、「なぜ電力供給力に問題がない現段階で、活断
層がある可能性がある大飯原発を今すぐとめて、調査をやらないのか?」「新
しく作る安全基準は、稼働させる事前提の安全基準ではないのか?」「基準が出
来ても第三者機関によるチェックを行わなければ、全く意味がないのではないか?
」素人でも大いに疑問に思う点について、突っ込んでいる放送はほとんど見られ
なかったと思う。
 私は、マスコミが同調報道を行う時には、必ず何かしらの報道意図があると思
って、眉に唾をつけながら、見るようにしているが、マスコミも報道した内容に
対し、きちんと事後検証をして、おかしな事がある場合には、事実を糺す報道を
やってもらいたい。「ペンは剣よりも強し!」マスコミの記者は、ジャーナリス
トとしてプライドを持て!
 翌朝、9月19日から10月19日まで、首相官邸前に座り込んで断食をされている
男性が、座り込みに行く前にテントに寄って下さった。まだ、5日目と言う事で
見た目は、元気そうだったが、これからまだ長いので、くれぐれも注意して、抗
議を続けていただきたい。皆さんも是非応援して下さい。
 この国の産官業学の不正を糺すため、本当に全国津々浦々で様々な形の抗議行
動が行われている。
 今週の火曜日25日には、金曜集会を主催している首都圏反原発連合が、大手町
の経団連会館前で18時~20時まで抗議集会を開催する。お時間がある方は是非参
加して下さい。我々一人一人が、不正の構造を見極め、一人の人間として、抗議
の声を上げ続ける事は本当に重要だと思う。
 諦めたら負けである。“NO FATE!” (Toku-san)
 
 今日は朝から夕方まで激しい雨がテントをたたきつけていたので、皆でテント
にこもっていました。
 テントの中は長袖を着ていていても寒いくらい、つい先日まで暑さ対策だった
のに今度は寒さに備えなくてはならないのかなどの会話も。
 19日から首相官邸前でハンストをしている広島から来られたFさんも強い雨で
テントに避難されていたので色々お話が聞けました。
 Fさんは2007年4月から足かけ1年3ヶ月をかけて「憲法9条を守るねずみ男
の旅」と称して徒歩で日本縦断をなさったそうです。
 ハンストは10月の19日まで一ヶ月の予定だそうですが一寸心配!
一緒に話していたKさんが早速応援団を名乗り出て明日から行動にうつすらしい。
 今回のFさんの断食、折角の行動なのですから是非マスコミにも取り上げても
らうよう働きけかけたいですね。
 午後、激しい雨の中Fさんを訪ねて広島から来て下さった方もありました。
神戸から来られた方とは原発事故の際の防災避難についての会話、今後の選挙の
話などで充実した時間が過ごせました。(I.K)
たんぽぽ舎です。【TMM:No1586】
2012年9月25日(火) 地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
                               転送歓迎
━━━━━━━
★1.石川県羽咋(はくい)市議会で採択さる、
   “志賀原発再稼働の事前同意権を含む安全協定の締結を求める決議”
                 (命のネットワーク代表 多名賀哲也)
★2.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
 ◇9月26日(水)13:30~ 東京・渋谷
  広瀬隆講演会とシンポジウム「原発問題とメディアの役割」
★3.新聞・雑誌から
 ◇ストレステスト審査せず 再稼働一段と不透明に(9月25日茨城新聞より)
 ◇原発建設再開 矛盾ではなく欺瞞だ(9月24日 東京新聞「社説」より)
★4.<テント日誌9/21(金)―経産省前テントひろば377日目>
  テントひろばTV「あおぞら放送」本格始動
  テント日誌はドイツ国内でも翻訳して拡散( Y・T )
━━━━━━━
◇26日(水)朝9:45から、違法人事にノー!/大飯原発を止めてから調査を!
 原子力規制委員会アピール行動にご参加ください。呼びかけ:フクロウの会、
 FoE ほか、地図 http://2011shinsai.info/node/2864 ━━━━━━━
◆26日(水)19時より、於・スペースたんぽぽ
 電気料金値上げに対する抵抗 -私もこうして一時不払い- ほか、意見交流会
 講師:大畑豊さん・槌田敦さん
━━━━━━━
 
 
┏┓
┗■1.石川県羽咋(はくい)市議会で採択さる、
 │  “志賀原発再稼働の事前同意権を含む安全協定の締結を求める決議”
 └────(命のネットワーク代表 多名賀哲也)
 
志賀町だけで再稼動を決められてはたまらない!
羽咋も地元!市民の声が議会を動かした!
 
 羽咋市は志賀原発から30キロ圏内にあります。この狭い能登半島に作られた
志賀原発は、過去に臨界事故隠し、能登半島沖地震のときの損傷、いままた活
断層の真上にあることが明らかにされ、過去・今・将来にわたって安全の保証
が全くない原発です。フクシマは、原発が周辺住民を巻き込んだ大事故になる
ことを明らかにしました。
 山辺市長は、北陸電力に志賀町と同様、原発再稼動に対する同意権を含む安
全協定の締結を申入れています。これは羽咋市民すべての願いです。私たちは、
3月市議会に「志賀原発の稼動についての事前同意権を含む安全協定の締結を
求める決議」を行ってほしいという請願を提出しました。しかし、3月・6月
議会でも市議会は請願を継続審議にし棚上げしました。これでは、北陸電力に
市長だけの要求と思われてしまいます。
 3度目の9月議会では、ぜひとも請願を採択し市議会決議が行われるよう求
めて、私たち「命のネットワーク」は市役所前でテントを張り座り込み行動に
入りました。やむにやまれぬ気持ちから行動に踏み切ったものです。その結果、
12日の総務文教常任委員会で請願が採択され19日の本会議でも高田甚也議員を
除く全員の賛成で採択されました。
 「羽咋も地元」という私たちや市民の声が、ついに議会を動かしたのです。
国・県・北電はそれでも志賀原発の再稼動をねらっています。「再稼動ストッ
プ!」という市民の声をさらに大きくし、危険極まりない志賀原発を一刻も早
く廃炉に追い込みましょう。
(出典 「命のネットワーク」ホームページ http://inochi-no.net/
 
 
┏┓
┗■2.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
 └────
 
◇広瀬隆講演会とシンポジウム「原発問題とメディアの役割」
 http://www.peaceboat.org/info/event/120926.shtml
 
 日時 9月26日(水)13:30~
 会場 東京ウィメンズプラザホール(東京都渋谷区神宮前5-53-67)
 13:30~15:00 広瀬隆講演「原発とどう向き合うのか?」
 15:10~16:30 パネルディスカッション「原発問題とメディアの役割」
  コーディネーター 吉岡達也氏(ピースボート共同代表)
  パネラー 岩上安身氏(IWJ代表)、白石草氏(OurPlanetTV)、広瀬隆
 
 主催 環境と健康を考える会 (連絡先 電話 092-534-3664)
 共催 ピースボート
 会場費 当日1500円 事前予約1000円
 
 
┏┓
┗■3.新聞・雑誌から
 └────
 
◇ストレステスト審査せず
 原子力規制委・田中委員長 再稼働、一段と不透明に
 (9月25日 茨城新聞より)
 
 原子力規制委員会の田中俊一委員長が24日、共同通信のインタビューに応
じ、再稼働に向けた原発の安全性の判断に関し「規制委の判断基準として安全
評価(ストレステスト)を採用しない」と述べ、安全評価の結果は審査せず、
今後10ヶ月以内に定める新たな安全基準に基づいて判断する方針を示した。
(中略)
 田中氏は「(提出済み評価結果の)良しあしを判断するつもりはない」と強
調。安全評価で検討した内容は「これから作る基準に抱合されていく」と述べ
た。(中略)2次評価に関し「安全性向上のために大いにやってほしい」と述
べ、電力会社の自主的な取り組みを促した。
 安全基準については「この条件を満たさなければ再稼働できないとか、何年
以内には設置しなさいとか、仕分けは当然出てくる」と述べ、地震時の対応拠
点となる免震棟の設置などは、必ずしも新基準の開始時に整っていなくてもよ
いとの見方を示した。(中略)
 大飯原発敷地内に活断層があるとの指摘について「来月にも私たちの目で見
て判断したい」と表明。速やかに稼働可否の結論を出すとした。
 
 
◇原発建設再開 矛盾ではなく欺瞞だ
 (9月24日 東京新聞「社説」より)
 
 「不断の見直し」は、もう始まってしまったのか。政府は「二〇三〇年代
 原発ゼロ」の看板を書き換えて、原発の建設再開を認めるつもりらしい。
 新増設なしは基本である、例外は許されない。
 
『原発債権再開』---矛盾というより欺瞞である。何枚、舌があるのだろうか。
 枝野幸男経済産業相は、経産省が工事許可を出した原発に関しては、それを
変更する考えはないと、明言した。
 着工済みの原発は、青森県大間町で電源開発(Jパワー)が建設中の大間原
発(進捗率37.6%)、青森県東通村の東京電力東通原発1号機(9.7%)、
3号機(93.6%)である。
 このうち、福島第一原発事故収拾のめどがつかない東電の東通を除く二基に
ついては、東日本大震災で中断していた建設工事の再開を認める方針という。
 
 「二〇三〇年代に再稼働原発ゼロ」は十四日に政府が決めたエネルギー・環
境戦略の看板だ。それを実現するための二本柱が、原発の稼働期間を四十年に
厳しく制限すること、そして原発の新増設はしないことではなかったか。
(中略)
 雇用を守ることは大切だ。だからといって、政府の大方針を簡単に曲げると
いうのは情けない。原発や再処理施設に代え、新たな廃炉ビジネスや電源ビジ
ネスの創出を図るのが政治の仕事である。(中略)
 これ以上(国民の*)不信が広がれば、この国の未来に大きな影が差す。民
主党内でも異論はある。四十年廃炉、新増設なしの大原則は、例外なく堅持す
べきである。  (* メルマガ編集部による補足)
 
 
◇「がれき広域処理、市民団体が抗議」新潟日報 9月21日 より
 http://www.niigata-nippo.co.jp/world/national/2012092101001579.html
 東日本大震災で発生したがれきの広域処理に反対する市民団体が21日、
東京・霞が関の環境省前で抗議活動を行った。各地から集まったメンバーが
「放射能で汚染されたがれきの拡散と焼却を即時中止すべきだ」とマイクで訴
えた。
 抗議活動には首都圏を中心に、細野豪志環境相のお膝元の静岡県や、広域処
理に向けた調整が進む大阪府や富山県などから約40人が参加。
 神奈川県の女性は「子どもを守るため西日本に避難したお母さんたちをがれ
きが追っている」と批判した。市民団体は環境省前での抗議活動に先立ち、岩
手、宮城両県と広域処理の契約を結んでいる大手建設会社を訪ね事業の中止を
求めた。
 
 
┏┓
┗■4.<テント日誌9/21(金)―経産省前テントひろば377日目>
 │   テントひろばTV「あおぞら放送」本格始動
 │   テント日誌はドイツ国内でも翻訳して拡散
 └────( Y・T )
 
9月21日(金) 雨後曇り
 用件があって寄り道してテントに着いた時は、もう午後4時をまわったとこ
ろであったが、テントひろばTV「あおぞら放送第2回」はもう始まっていた。
(4時~5時) 雨はもうすっかり上がっていたが、今日のスタジオはテントに
半ば入りながらしつらえられていた。
 先週から始まった「あおぞら放送」はテントの情報活動として、テントから
世界に向けた発信、テントの位置を活かした脱原発情報発信として、レイバー
ネットの技術的援助を得ながら進められている。いずれ技術スタッフもテント
によって担えるようにしていきたい。
 今週は、とくに「福島から世界へ――福島の子どもたちの今と集団疎開裁
判」がメーンテーマだった。福島集団疎開裁判の井上利男代表のインタビュー
から始まり、途中で是非一言いいたいという飛び入りの方の発言があり、最後
に柳原弁護士からのお話があった。
 内容はこれまで既に触れてきているとおりであったが、10月1日(月)に
は仙台高裁での審理に合わせた仙台での集会・デモ講演会に向けて、東京から
もバスでの参加が呼びかけられている。
 [新宿6時半集合、7時出発、費用5千円
 お問い合わせ・申し込みはふくしま集団疎開裁判の黒岩さんまで。
 090-2933-7993。]
 詳細 http://tppsa.sakura.ne.jp/wp/?p=1477
 
 その後ゲストに山本太郎さんが登場。「毎週金曜日は官邸前だけでなく霞ヶ
関一帯どこにいってもオキュパイあるぜ、という状況になってきた。このテレ
ビもその一つだ」と熱く語る。
 たまたまテントにやってきたドイツ人にインタビュー。「テントが1年続い
ていることに驚いた。ドイツからも応援したい。」と語った。
このテントTVのURLは http://www.ustream.tv/channel/tentcolor
 放送が終わった頃、テントにドイツのライプツィヒ大学日本学科の教官をさ
れている方が来訪された。この学科で、学生達にテント日誌をドイツ語に翻訳
させ、それをドイツ国中に発信・拡散しているのだという。その結果ドイツの
メディアがテントひろばを取り上げることになり、それでこまかな点を確認し
てこいということでやってきたのだそうだ。
 え~っ! ということはテント日誌は今や国際的になっているのか、
とビックリ!
 今日も経産省前、官邸前、国会正門前と回ってみる。官邸前に向かう道で反
原連のミサオさんに出会い、来週のテントTVへの出演を依頼する。
11・11国会大包囲行動についてアピールである。快諾を得た。
 国会正門前で女性2名のスピーチを聞く。この間の原発ゼロを阻止するため
のアメリカの圧力、オスプレイ配備強行、原子力基本法への「安全保障に資す
る」の挿入等の連関で、原発推進が日米同盟と核戦略に結び付いたものとして
指弾する発言が耳を引いた。
 霞ヶ関ではオスプレイ配備に反対するビラも精力的にまかれていた。あの安
全宣言は、福島原発事故収束宣言や、大飯原発再稼働に際する安全宣言と同じ
く、本当に人々を愚弄するものであり、あまりに無茶苦茶で心底怒りが湧いて
くる。
( Y・T )
たんぽぽ舎です。【TMM:No1585】
2012年9月24日(月)その2 地震と原発事故情報-2つの情報をお知らせします
 
                          転送歓迎
━━━━━━━
★1.<テント日誌9/18(火)―経産省前テントひろば 374日目>
   テントTV局開設(あおぞら放送)本格始動
★2.<テント日誌9/19(水)―経産省前テントひろば 375日目>
   お彼岸入りだが残暑は続く毎日である
━━━━━━━
 
 
┏┓
┗■1.<テント日誌9/18(火)―経産省前テントひろば 374日目>
 |  テントTV局開設(あおぞら放送)本格始動
 └──── (Y・T)
 
9月18日(火) 晴れ
 朝、志賀原発に反対して闘っている命のネットワーク代表・多名賀さんから郵
便が届いた。
先日も記したように、羽咋市役所前でのテント闘争の成果と、要請の市議会総務
委員会での採択をもってテント撤収の報告であった。9・1にテントから代表を
派遣し幟旗を贈呈してきたことへの丁重なお礼が述べられていた。
 12日間のテント日誌にはテント来訪者や差し入れ、市側の動きが記されてい
て、テントの状況が手に取るようであった。12日間常駐された2名の方は、体
力的にも本当に大変であったろうと、労をねぎらいたい。
 
 午後、テントTV局開設(あおぞら放送)で、その内容の輪郭について担当者
の討論をもった。
もともとこれは国会議員意見聴取の結果発表をどのようにアピールしていくかと
いうところから始まったものであったが、そういうことを超えて、テントとして
の世界に向けた情報発信をどうしていくのか、テントの位置を活かした情報発信
というところに発展して、インターネットTVの開設ということに至った。
 放映は毎週金曜日、午後4時~5時ということでなされるが、その概要をコー
ナータイトルというところから紹介しておきたい。
 
1.「国会議員に原発を問う」(15~20分)
※固い印象があるかもしれませんが、「ご招待」するよりも、テントに来てきち
んとそれぞれ原発に対する意見を述べてもらおうという意図が見えるように。
また、ここでは、脱原発派だけでなく、推進派でも生放送中に電話でインタビュ
ーアポを取ったり断られたり、ということもあり。
とにかく、選挙前はこの番組で一言いわなければ支援を受けられない、くらいの
位置づけにしていくことが目的です。
 
2.「イベントカレンダー」(5分)
一週間先の脱原発イベントを紹介。また、これまで一週間に開催されたイベント
から、どなたかご招待して報告してもらう。
今週は、「いのちの祭り」から担当の方に出演していただきます。
 
3.「福島から世界へ」(15~20分)
福島の方から世界へ向けてのメッセージ。
まず第一回目は逐次通訳で、この部分だけ視聴しているみなさんへのメッセージ
という形で発信します。
あとで、まとめて英語にした方がいいのか、字幕を付けた方がいいのか、いろい
ろトライしてみて決めます。
次回9月21日は、集団疎開裁判の原告と代理人(森園さんと柳原さん)が出演
予定。28日は、椎名ちえこさん。そのあとは、福島のおんなたちが毎週一人出
演予定。
 
4.「テント村 通りすがり」(コーナータイトルが必要かどうかはわかりませ
んが)(5分)テントに立ち寄った人たちに一言。
 
 このテントTVが反=脱原発運動のそのただ中にあって、活き活きした情報局
・運動の武器となっていくようでありたい。
 
 
┏┓
┗■2.<テント日誌9/19(水)―経産省前テントひろば 375日目>
 |  お彼岸入りだが残暑は続く毎日である
  └──── (M/O)
 
 「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉もあるが、依然として残暑が続く毎日であ
る。出掛けのテレビは尖閣諸島問題ばかりで「尖閣より福島」なんだけどな、と
いうのが口から洩れた。
 尖閣諸島の問題は日中間の大きな問題であり、これについての私の考えはある
が、原発や福島の問題の緊急性や重要性に比すれば「たかが尖閣問題…」という
ところはあるのだし、メディアの姿勢に疑問を感じたのである。尖閣問題につい
ては別の場所や機会に論じるとして、そんな感想を持って家を出た。そうは言っ
ても電車の中では尖閣についての新聞記事をむさぼり読んでいたのだが…
 
 台風の余波が残っているのか、雨模様の天気で風も結構強い。昨年は9月20日
に台風に見舞われ、テントを直撃したらという懸念で一時テントを畳んで対処し
た。
 今年は台風16号の残した強い雨がテントを襲っている。午前0時を前後する時
間帯には強い雨がテントを叩き物凄い音だった。テントの隙間を締め切るなどし
て雨の侵入を防ぎその音に聞き入った。夏仕様に衣替えした時に防水の措置をし
たのが記憶にあってか攻めつけるような雨音にも不安はなかった。
 『殉愛 原節子と小津安二郎』という本を読んでいたのだが、こういう中だと
連想力も膨らむのかおもしろかった。雨もやみ、いつものように深夜の散歩をし
た。もう時計は午前2時を過ぎているが、客待ちの運ちゃんと言葉を交わしなが
ら日比谷公園まで往復した。雨あがりでとてもいい気分だ。
 朝の10時頃を境に気温は上昇するのであるが、そのころからテントにも人が訪
れ始める。
 
 今日は原子力規制委員会が発足するというので官邸前抗議に出掛ける人が昼前
に訪れはじめる。原子力規制委員会のこうした発足に抗議する人々とともに、今
日は「けんり総行動」という旗を掲げた労働者のみなさんがテントを訪れ交流を
した。労働現場で闘われておられる面々の集まりであるが、官僚街での行動も重
ねている。
 
 テントには原発問題だけでなく、多くの政治的・社会的主題や場で闘っている
方々との交流がある。これはテントが出来て実感できたことだが、その多くは政
治的・社会的に孤立状態にあり交流が重要ということだ。こうした人たちとの交
流は楽しみで元気づけられもする。
 
 原子力規制委員の野田首相による任命という経緯をあらためて述べるまでもな
く、これは野田内閣の原発政策への見識や政策のなさを象徴している。大飯原発
3・4号機の再稼働においても野田首相の態度は自己の見識や政策的な判断はな
く結局のところ保安院―原子力安全委のシナリオに成り行きを委ねた。
 原子力規制庁の実体は保安院―原子力安全委のメンバーで構成されているわけ
で、原子力行政の実際を牛耳って行くと思える。規制委員会の構成で内閣は政治
主導できずに敗北したといえる。世論に押され「原発ゼロ」を語っても自分で骨
抜きにする今の内閣に期待は出来ない。官僚たちは次の選挙での民主党政権の交
代を織り込んで再稼働→原発保持のシナリオを描き直しているのだろう。
 
 毎朝、テントにきて通告などをする経産省の警備の担当者が私の座っている椅
子のところに来て「保安院も居なくなるのだから、君らのテントも必要なくなる
のではない(?)」とのたまった。「経産省の原発政策が変わったわけではない
でしよう」と反論しておいたが、問題は官僚主導の原発推進策をどう変えて行く
かであり、これは僕らの運動のあり方にも関わることである。
 官僚主導の原発政策《推進政策》を内閣(国会も含めて)から政治主導で変え
て行く道が一つはある。官僚主導政治の転換と言われてきたものでこれはある。
この点は異論がないと思うが、これだけでは不十分であることも明瞭だ。
 
 深夜にこの官僚街を散歩しながら、いつも念頭にあるのは、ここで政治の実際
が主導されていることの転換はどのように可能かということだ。
 保安院や原子力安全委が原子力規制庁に名前を変えて他の省庁に属することに
なっても原子力ムラと呼ばれた推進体が消えたわけでも解体したわけでもあるま
い。名前や組織構成を変えたにしてもそれは存在し原発存在の是非に大きな力を
発揮することは疑いない。原子力規制庁の独立性《強い権限》だって原子力ムラ
の存続に寄与するかもしれない。
 制度を整えたところでその制度を必要とする精神が理解されていなければ制度
は別の機能を果たしてしまう。本来は原発の安全性や規制の立場にあるはずの保
安院―原子力安全委がむしろ推進の旗振りであったという歴史的皮肉(歴史的悲
劇)の反省から規制庁は生まれたが、その反省のない面々が委員に座ることに誰
しもが不安と怒りを持つのは当然である。僕らはその悲喜劇を日本の権力機構の
動きの中に見ているのである。
 
 私たちの経産省前テントは原発推進の実態と構造を鮮明にするということを目
標にし、そのことは幾分か果たせたと思う。
 政党や政治家の抗争と集合離散の背後にあって政治を主導する官僚達とどう闘
えるのか。選挙も控えガランとなっている国会に比べ深夜も煌々と電気の灯る官
僚街だが、ここにある政治や権力と持続的に闘うとはどういうことか。
 官僚機構が背後にあることでむしろ主役たりえた構造を正面に据え、国民の声
や意思と向きあわざるを得なくする道を模索すべきである。問題の所在を明瞭化
する努力の上に。
 
★テントひろば「あおぞら放送」今週のお知らせ
 
先週から始動した経産省前の脱原発テントあおぞら放送。今週もやります!
原発関連ニュースを中心に、これまでこれから一週間の脱原発イベント情報、原
発に対する意見を問う国会議員インタビュー、国内海外原発情報、テント訪問者
インタビューなどをお伝えします。
 
2012年9月21日(金曜日)14時~
出演: 川田龍平(みんなの党)、山本太郎ほか
キャスター: 小林 愛、 松元 ちえ
視聴アドレス:
経産省前テントひろばHP
⇒http://tentohiroba.tumblr.com/post/31469713213/9-14-ust
 
テントひろばから~UST⇒ http://www.ustream.tv/channel/tentcolor
 
1.「国会議員に原発を問う」(15~20分)
「原発への見解アンケート」にもとづいて、議員のみなさんに意見をお聞きしま
す。今日は川田龍平さんが出演。
2.「イベントカレンダー」(5分)
一週間先の脱原発イベントを紹介。また、これまで一週間に開催されたイベント
から、どなたかご招待して報告します。今日は、「いのちの祭り」をご紹介。
3.「福島から世界へ」(15~20分)(英語逐次通訳あり)
福島の方から世界へ向けてのメッセージ。
集団疎開裁判の原告と代理人(森園さんと柳原さん)が出演予定。
4.「テント村 通りすがり」テントに立ち寄った人たちに一言。
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
フリーエリア
最新コメント
最新トラックバック
プロフィール
HN:
takeshijo
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
P R
カウンター
忍者ブログ [PR]

Template by decoboko.jp