NUCLEAIRE
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たんぽぽ舎です。【TMM:No2144】
2014年4月16日(火)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.原発事故が起これば、琵琶湖の水は汚染され、関西経済は破綻する
大飯原発差し止め訴訟1月22日(水)福井地裁・第6回口頭弁論(上)
原告・水戸喜世子(大阪)
★2.宮崎のチラシにも活用★新規制基準を満たした原発でも事故は起きる
堀内美鈴(愛媛県)
★3.じわじわ進行する内部被ばくを黙殺する巧妙な安全キャンペーン(中)
インタビュー:内部被ばくを考える市民研究会代表 川根眞也さん
★4.新聞より2つ
◆小泉・細川氏共闘第2章 脱原発国民運動へ
(4月15日東京新聞夕刊より抜粋)
◆新潟の人々が東京で「原発再稼働反対」で都民と連携
(4月13日新潟日報より)
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※4/16原子力規制委員会への抗議行動にご参加を
川内原発再稼働への審査に抗議するお昼の行動です。ぜひご参加を。
日時:4月16日(水)12:00-13:00(1時間)
場所:原子力規制委員会(六本木ファーストビル)前
東京メトロ南北線「六本木一丁目」駅下車
主催:再稼働阻止全国ネットワーク
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┗■1.原発事故が起これば、琵琶湖の水は汚染され、関西経済は破綻する
| 大飯原発差し止め訴訟1月22日(水)福井地裁・第6回口頭弁論(上)
└──── 原告・水戸喜世子(大阪)
私は大阪府高槻市にすんでいる原告団の一人で水戸喜世子と言います。大学では物理学を専攻しました。教壇に立つ時期もありましたが、おおむね、主婦をしてまいりました。
私の家からまっすぐ北に向かって直線を引くと、大飯原発にぶつかります。直線距離にして80キロメートルに位置しています。なんと大飯原発と福井市の距離も80キロメートルですから、まぎれもない地元であると認識しています。
琵琶湖の恩恵にあずかる大阪府民として、私の抱えている不安を述べたいと思います。
◆汚染されたら復元には100年かかる
お配りした地図が、琵琶湖と原発の位置関係です。北側に野坂、北東側に伊吹、東南側に鈴鹿、西側に比良と1,000メートル前後の山系が琵琶湖の周りをゆったりと取り囲んで、ここから流れる雨水が120余りの河川となって琵琶湖に注ぎ込んでいます。この河川の水こそが琵琶湖の水源であり、それは瀬田川となり、やがて宇治川、淀川と名前を変えて、京阪神1,450万人の生活を潤してくれています。この周りを取り囲む山々が汚染されたらどうなるか、それに対して40年にわたり環境中の放射線測定をしている京都大学原子核工学の河野益近さんは、「山に人が入り、手を入れて枝を茂らせ、落ち葉を幾重にも重ねて地表を覆う努力をしても、復元するには100年かかる」と言っています。(詳しくは気仙沼上流を調査した「海洋と生物」209号の論文をご覧ください)。
その汚染された山から流れ込んだ川の汚染物質の行き着く先について、(当時)京大防災研山敷准教授〈水環境工学〉の調査結果をお話しします。江戸川、荒川の上流から関東平野を貫いて流れ着いた東京湾の河口に、長期にわたってホットスポットが作られることを、観測を通じて突き止められました。その報告の内容は、別紙でご覧になってください。
河野さんの調査を裏付ける発言として、ベラルーシに定期的に通って、診察活動をしておられる鎌田実医師が、次のような記事を書いておられました。「チェルノブイリでは今でも多くの消防士が森の火災を警戒して常駐している」と。これは言うまでもなく、森が27年たった今も、多くの放射能を抱え込んでいることを示しています。火事になったら、環境中に放射能をまき散らすことになり、森を除染することは不可能であることを示しています。
多くの専門家は、琵琶湖の湖底に沈むのは、砂ではなく、粘土質なので、一度、事故が起こり、琵琶湖に放射性物質が流れてきたら湖底の粘土にとじこめられて、かなり長い間保持されることになるだろうと予測しています。
(次号「中」につづく)
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┗■2.宮崎のチラシにも活用★新規制基準を満たした原発でも事故は起きる
└──── 堀内美鈴(愛媛県)
宮崎の自然と未来を守る会からの報告をメールで読むと、チラシにたんぽぽ舎メルマガの「規制基準を満たした原発でも事故は起きる」が活用されています。
報告によると、「宮崎県庁---橘通---九電宮崎支社の間で行なってきた「原発再稼働反対ウォーク」が、第89回(4月11日)で累計3,600人を越えました。現在は30人前後で推移。最多が50回目だった126人。6月27日が100回目になるので、この日は最大規模を目指します。
ウォークで配布したチラシ(A6仕様)は過去7種類。各5,000枚印刷してきました。累計3,5000枚ということになります。」とのことです。
チラシのデータを添付いたします。事実がどんどん伝わっていて、本当にうれしいです。
たんぽぽ舎メルマガの威力です\(~o~)/
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┗■3.じわじわ進行する内部被ばくを黙殺する巧妙な安全キャンペーン(中)
| インタビュー:内部被ばくを考える市民研究会代表 川根眞也さん
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「無いこと」にされている関東の子どもの健康被害
川根…「放射能防護プロジェクト」に参加している三田茂さんという医師がいます。この3月に小平市の病院を閉院して、東京から岡山へ移住することを決断されています。今年3月11日に、『報道ステーション』で古舘伊知郎さんが甲状腺がんの特集をやりました。古舘さんは三田先生にも取材に行っています。
三田医師は、東京・関東の子どもたちの血液、特に白血球の数値が低くなっている、と明らかにしました。それは柏市や三郷市のようなホットスポットだけでなく、埼玉市や川崎、横浜、相模原の子どもたちの数値も悪くなっている、と指摘しました。
話を聞いた古舘さんたちは驚いて、「先生の名前と顔が出るが、話していいのか」と聞きました。三田先生は「大事なことだから、きちんとした良い番組を作ってくれるなら出して構わない」と、OKを出しました。ところが、数日後に連絡が来て、「実は東京が危ないということは報道できない」と、全面カットになったそうです。福島だけの問題になってしまいました。
三田先生は、他の医師にも「甲状腺エコー検査機器を共同で買って、治療し直しましょう」と呼びかけているのですが、反応がない。多くのテレビ局や新聞社からも、「東京の子どもの健康問題はどうなっているんだ」と取材を受けていますが、一本の記事にも番組にもなっていません。今のマスメディアは、「東京は安全だ、危険なのは福島だ」という情報操作がなされているのです。
実際には、関東の子どもたちの健康状態が悪くなっています。具体的には、子どもたちの血液の数値が非常に悪くなっています。特に、白血球の中の好中球の数値が下がっていて、病気が重篤化する可能性があります。血小板も下がっています。普段は20万ですが、2万を切ると、出血した際に血が止まらなくなります。デッドラインを切る子どもたちが増えているのです。特に0~2歳児の子どもは非常に悪い。白血球が0になった子どももいたそうです。
大学病院では、診断はできても、治療はできませんでした。三田先生はそうした子どもの親には、「この子はここに居ちゃいけない、避難しないと良くならない」と話すそうです。九州に避難した子どもは、白血球が4万5000に戻ったと聞いています。
放射線を受けると、骨髄細胞が白血球を作り出すことができなくなります。赤ちゃんは急に具合が悪くなって重篤な症状になることがありうるので、急いで白血球の検査をする必要がある、と言っていました。(次回、「下」へつづく)
人民新聞(2014年4月5日通巻1511号より)
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┗■4.新聞より2つ
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◆小泉・細川氏共闘第2章 脱原発国民運動へ
小泉純一郎(72)、細川護熙(もりひろ)(76)両元首相が、脱原発を目指す一般社団法人「自然エネルギー推進会議」を設立する。安倍政権が原発推進路線を明確にする中、学者や文化・芸能など幅広い分野の著名人が参加、脱原発の国民運動を起こす狙いがある。再生可能エネルギー普及に向けた活動のほか、今秋の福島県知事選や来春の統一地方選などでの脱原発候補の支援も視野に入れる。
設立総会は五月七日に東京都内で開く。発起人には小泉、細川両氏のほか、哲学者の梅原猛氏や作家の瀬戸内寂聴氏らが名を連ねる。賛同人には俳優の吉永小百合氏らが加わる。法人の代表理事は細川氏が務める。
法人は、東京電力福島第一原発事故が収束しない中で、政府が原発推進のため十一日に閣議決定したエネルギー基本計画の問題点を訴え、再稼働や原発輸出に反対を掲げる。設立後、小泉、細川両氏は新潟県や青森県など原発関連施設がある地域を中心にタウンミーティングを開く予定だ。(後略)
(4月15日東京新聞夕刊より抜粋)
◆新潟の人々が東京で「原発再稼働反対」で都民と連携
東京電力柏崎刈羽原発の運転差し止めを求める訴訟の原告・弁護団が12日、首都圏の住民と連携して活動しようと、東京都内では初めてとなる集会を開いた。 東京近郊の住民約180人が参加し、柏崎刈羽原発の現状について情報を共有し、デモ行進して再稼働反対を訴えた。
集会では、原告団の大西しげ子共同代表が「柏崎刈羽の再稼働を阻止するには、電力消費地である首都圏の住民の意識が変える必要がある」と強調した。ほかの原告・弁護団のメンバーも、柏崎刈羽原発が2007年の中越沖地震で想定を超える揺れに襲われたことや、運転差し止め訴訟の経過などを報告した。