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たんぽぽ舎です。【TMM:No2059

2013年1月8日()地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします

                           転送歓迎

━━━━━━━

★1.原子力規制委員会は世を欺く原発推進委員会(その1)

   現代社会は原発大事故を回避する判断力、技術、設備を持ち合わせない

   あらゆる英知を福島の事故の終息、汚染水対策、除染に結集する

                       木原壯林(京都悠悠化学研究所)

★2.うけたぜ、「鬼のパンツ」体操

   原町(南相馬市)の仮設住宅にボランティアに行ってきました

                         渡辺マリ(たんぽぽ舎ボランティア)

★3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)

  ◆1/14『カノンだより』上映会

      会場:ふろむあーすカフェ・オハナ

★4.新聞・雑誌より3つ

  ◆「原発再稼働進める」首相年頭会見 (1月7日東京新聞より抜粋)

  ◆「首都直下」マニュアルなし 原発事故対応に不安 規制委発足1年超

                    (1月5日東京新聞より抜粋)

  ◆日当1万円届くのか 福島第一作業員に東電約束

   現場「直接支給を」 契約時期で差 請負側も困惑

                    (1月3日東京新聞より抜粋)

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※1/10()87回首相官邸前抗議行動にご参加を!

 日時:1月10()18:30から20:00

 主催:首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体)

 たんぽぽ舎では、13:00からビラ、プラカードなどの用意をして、

 16:30、たんぽぽ舎出発。17:10頃、関西電力東京支店(富国生命ビル9F)

 前で短時間の抗議コール。17:30「経産省前テントひろば」集合。

 1~5班にわかれて18:00官邸前へ、国会前へ出発。

 20:20経産省前テントヨコでまとめの集会(短時間)

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┗■1.原子力規制委員会は世を欺く原発推進委員会(その1)

 |  現代社会は原発大事故を回避する判断力、技術、設備を持ち合わせない

 |  あらゆる英知を福島の事故の終息、汚染水対策、除染に結集する

 └──── 木原壯林(京都悠悠化学研究所)

 

 福島の惨事は、安全な原発などなく、原発は人類と共存し得ないことを実証し、思い上がった過剰エネルギー利用に対する警鐘となった。また、図らずも原子力利用の困難さ、犯罪性について考える時間・空間を提供した。しかし、原発関連企業、政府、財界は、それぞれの利益追求のために、この貴重な時間を強引に後戻りさせ、空間を圧殺しようとしている。

 その先兵が、原子力規制委員会(規制委)と原子力規制庁である。彼らは、科学・技術が、取り付き難く、難解であることを巧妙に利用して、国民を欺こうとしている。彼らは、科学・技術は十分進歩していて、原発は安全に制御できると人々に思い込ませることに躍起になり、傲慢にも、彼らが作成した新基準に彼らの判断で合致すれば、過酷事故を回避できると喧伝している。

 そもそも、科学は万能で、巨大技術であっても制御でき、一旦手にした技術、文明、便利さ、物質的豊かさは後戻りさせてはならないと考え、反原発=反科学と考える人たちが原発を導入し、推進したのである。その後継者らは、TMI,チェルノブイリの過酷事故を経験しても反省することもなく、この考え方を継承した。まるで麻薬患者のように。彼らは、麻薬の生産者、売人である原発企業・経済・政治・軍事に利用、買収され、「原子力ムラ」の住人となって、福島の惨事を招き、被害を拡大させた。

 福島原発事故は、甚大な犠牲の上に、「原子力ムラ」住人の誤謬を暴露し、現代科学の到達点が、原子力エネルギーを制御し、安全に利用するには程遠いこと、換言すれば、現代科学・技術では地震の発生、規模、被害のレベルを予測できず、現代社会は原発大事故を回避する判断力、技術、設備を持ち合わせないことを明瞭にした。

 事故後についても、汚染水の除染が多核種除去装置「ALPS」で達成されるというが、分離、分析化学、アクチニド化学に携わってきた筆者から見れば、雑多な成分を含む汚染水の連続除染に耐える装置ではない。トリチウムを重水製造装置で除くという提案は論外である。使用済み燃料や廃棄物の処理法・保管法も、思い付き的な提案で、何十万年もの安全管理に耐える方法として実証されたものではない。「もんじゅ」による長半減期放射能の消滅計画も国民騙しで、荒唐無稽である。「もんじゅ」、再処理工場などの大型プラントを長期に亘って維持、運転できるほど科学・技術は進歩していない。

 総じて、現代科学技術の水準は、原子力を制御、利用に程遠い。従って、規制委が極めて限られた能力を絞って国民騙しの新基準を適用しても、原発が、再度想定外の重大事故を招く可能性は大である。この視点からすれば、原発推進の規制委員会は即時解体し、あらゆる英知を福島の事故の終息、汚染水対策、除染に結集するとともに、完全脱原発の実施のために総力を挙げるべきである。

 

 ☆次回、「その2」は、「規制委員会の組織的欺瞞性と、委員の無能さについて」を予定。

 

 

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┗■2.うけたぜ、「鬼のパンツ」体操

 |  原町(南相馬市)の仮設住宅にボランティアに行ってきました

 └──── 渡辺マリ(たんぽぽ舎ボランティア)

 

(1)1223日から原町(南相馬市)の仮設住宅にボランティアに行ってきました。

〇「鬼のパンツ」体操

鬼のパンツは丈夫で強いので、1年はいても破れない、でも1年はいたらどうなる?「臭いぞ、臭いぞ」という体操です。皆さん、大笑いしてくれたので、嬉しかった。

〇鬼の目に涙

 「何で来てくれたの?」の質問に「皆さんに申し訳なくて…。済みません」と言ったとたん、不覚にも落涙してしまって。かえって慰めてもらってしまい、修業が足りない渡辺でありました。

〇原発ゼロ 東電潰せ!

 ここにいる人たちは一人ひとり、事情も、思いも、考えも違う、だから、政治的な事、原発の話はすまいと思っていたので「仕事をやめて、今何をしているの?」と聞かれ、困りました。

 でも思い切って「東電潰したいし、原発なくしたいし…」とモゴモゴ言ったら、何と、期せずして全員の拍手!隣にいた左半身マヒの男性は「こんな身体でなかったら、俺も一緒にやりたいよ」と手を握ってくれました。感謝です。

〇中間貯蔵施設:この事も、前後の流れから大丈夫そうな人にそっと聞いてみました。答えは「だって、他に置くところないんでしょ?」と実に実に、淋しそうにおっしゃいました。嫌な事は、皆な福島に押し付けていいのでしょうか?悩み深い渡辺です。

 

(2)「安倍政権の原発政策に異議あり」

 自民党国会議員の約3分の1を占める電力族。でも心ある議員さんはいました。「あの」自民党にですよ。

 完全アウェイ(敵陣の中にただ一人)状態で奮闘している秋本真利・自民党の若手議員です。1月27日(月)に講演に来て下さいます。どうぞ来て下さい。

 

 

┏┓

┗■3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)

 └──── 

 

 ◆1/14『カノンだより』上映会

 

日時:1月14()19:30~(19:00 open

会場:ふろむあーすカフェ・オハナ    Tel/Fax (03) 5433-8787

   東京都世田谷区三軒茶屋1-32-6 (駅徒歩2, 246通り沿い1F)

   http://www.cafe-ohana.com/

 

内容:鎌仲ひとみ監督の現在撮影中の最新作

   『小さき声のカノン』の映画の卵、上映です!

 

 DVD発売された『カノンだより vol.1』の上映。

 内容は、ベラルーシの甲状腺がんレポート、亀山ののこさんの「100万人の母たち」、チェルノブイリツアーの様子など。

 

参加費:500円(別途 1オーダー)

<主催・問い合わせ・お申し込み>

 お申し込み・お問い合せは、以下のフォームよりお願いします。

 http://milk.candybox.to/from-earth/postmail/postmail.php

 

 

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┗■4.新聞・雑誌より3つ

 └──── 

 

 ◆「原発再稼働進める」首相年頭会見

 

 安倍晋三首相は6日、三重県伊勢市の伊勢神宮を参拝後に年頭記者会見を行い、原発政策について「エネルギー源の多様化と既存の原発の再稼働の判断に集中する」と、原子力規制委員会の新規制基準をクリアした原発の再稼働を進めていく方針を明らかにした。

 政権は昨年末、原発を「基盤となる重要なベース電源」と位置づける新たなエネルギー基本計画案をまとめた。首相は原発の新増設に関し「現在のところ全く想定していない」とも説明。当面、ベース電源としての原発は再稼働に頼っていくこと考えを示した。(後略) (1月7日東京新聞より抜粋)

 

 

◆「首都直下」マニュアルなし 原発事故対応に不安 規制委発足1年超

 

 国内の原発の安全対策を担う原子力規制委員会が、首都直下地震の発生を想定した危機管理マニュアルに当たる事業継続計画(BCP)を発足から1年以上がたった現在も策定していないことが分かった。首都直下地震では、政府の中枢機能が停止する事態に備える必要がある。だが、現状では、規制委は地震で自らの組織の機能が失われることを想定できていない。(中略)

 政府は、首都直下地震の新たな被害想定を既に発表。各省庁のBCPの内容を見直し、省庁間の危機管理体制の連携を強化する方針を示している。規制委も「3月までにBCPを策定したい」としている。

 防災問題に詳しい室崎益輝・神戸大名誉教授は「原子力災害に備える規制委が、首都直下地震を十分に想定できていないのは問題だ。庁舎が損傷を免れても、情報通信の機能が停止すれば業務はできない。最悪の事態をイメージした危機管理の計画を立てることが不可欠だ」としている。(1月5日東京新聞より抜粋)

 

 

 ◆日当1万円届くのか 福島第一作業員に東電約束

  現場「直接支給を」 契約時期で差 請負側も困惑

 

 東京電力福島第一原発で作業員の確保が難しくなったことを受け、東電の広瀬直己社長が、日当が1万円上がるよう昨年12月契約分から元請けへの支払いを増やすと発表してから2カ月。だが、いまだ1万円が作業員に届くのかどうかはっきりしない。同月より前に契約した作業は増額対象外のため、同じ時期に働いても、増額される人とされない人が出る可能性がある。下請会社や作業員からは「東電が直接支給して」との声が上がっている。

☆期待

(中略)所属会社の社長は「上の会社から出たら、法人税分以外は出すよ」と答えた。男性は比較的、割のいい除染作業に移ろうかと考えていたが、思いとどまった。期待して待てども、いまだ日当が上がる話は出てこない。(後略)

☆憤り

 作業員の日当をめぐってはこれまでも東電が福島第一の作業員向けに支払ってきたという割り増し分(1人当たり1日平均1万円)が、きちんと作業員に届いていない問題がある。作業員からは「これまでの割り増し分は一体どこにいったのか」と憤る声も聞かれる。(中略)

 作業員からは「会社を通せばピンハネされる。東電が直接出してほしい」という声が上がる。別の作業員も全員が東電から借りる線量計を返却する際などに直接渡してほしいと訴える。(後略)(1月3日東京新聞より抜粋)
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