NUCLEAIRE
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たんぽぽ舎です。【TMM:No2055】
2013年12月26日(木)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.原子力規制委員会が汚染水問題隠し(サボタージュ)
更田委員が再稼働審査に耽った
汚染水対策検討ワーキングが2ヶ月間も休み(放置したまま)
木村雅英(「再稼働阻止全国ネットワーク」事務局)
★2.エネルギー基本計画を撤回させよう
日本は、今後百年は続く大地動乱の時代
年末年始はパブコメを書こう 山崎久隆(たんぽぽ舎)
★3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
2つの案内-映画、ウクライナ・ツアー
丸田晴江(食品と暮らしの安全基金)
◆感動のツアーが映画に『連帯、そして再生-福島』
2月1日から渋谷ユーロスペースで、ロードショー公開
◆感動のウクライナ・ツアーを再び<2014年3月15~23日>参加者募集!
★4.テント日誌12月25日(水)特別版 経産省前テントひろば837日目
商業用原発停止102日目
年末年始はテントに行こう! 12月27日から1月6日行事の案内
(T・H)
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※1/8第4回東京電力本店合同抗議行動にご参加を!
汚染水止めろ!柏崎刈羽再稼働するな!東電解体!東電本店合同抗議
日時:1月8日(水)18:30~20:00
場所:東電本店前(JR・地下鉄新橋駅徒歩5分)
呼びかけ:経産省前テントひろば・たんぽぽ舎
賛同:東電株主代表訴訟など20団体
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┗■1.原子力規制委員会が汚染水問題隠し(サボタージュ)
| 更田委員が再稼働審査に耽った
| 汚染水対策検討ワーキングが2ヶ月間も休み(放置したまま)
└──── 木村雅英(「再稼働阻止全国ネットワーク」事務局)
最近、フクイチの汚染水対策問題の報道が減っていると思いませんか?
何かいい方策ができて放射能汚染水のじゃじゃ漏れ(海洋流出)と貯まる一方(満杯タンクだらけ)が無くなった訳ではないし、新型浄化装置ALPS(アルプス)の稼働はどうなっているのか、どれだけの放射能を除去できているのかも気になるのに。
その一つの理由がまたまた原子力規制委員会の作為的な検査チーム運用にあった。
原子力規制委は「特定原子力施設監視・評価検討会汚染水対策検討ワーキンググループ」を8月に開設して、8月に5回、9月に2回、10月に2回開催し、11月12日に第10回を開催予定していたが、更田委員(座長)の体調不良とかで中止。「本会合は都合により延期いたします。なお、開催日時が決まり次第、追ってお知らせいたします。」のまま、その後ずっと開催されず、既に最後の会(第9回、10月24日)から2か月間放置されている。
http://www.nsr.go.jp/committee/yuushikisya/tokutei_kanshi_wg/
ちなみに、幻しの第10回の議題は二つで、「議題1 排水路内流水からの放射性物質の検出等に関する対応について」と「議題2 護岸付近の地下水からの告示濃度限度を超える放射性物質の検出等に関する対応について」でどちらも非常に重要だし、特に後者については新たに最高濃度が検出され注目されている。
規制庁の記者会見(12月20日)で、東電からの排水データが出揃ってからと森本Jが言い訳していたが、毎日のように開催される「原子力発電所の新規制基準適合性に係る審査会合」の大半を更田委員が主催しているので、「再稼働には積極的だが事故収束には積極的でないと言われてもしょうがないのではないか?」という記者の指摘は当然。いつも私たちが主張していることが証明された。
原発ゼロを翻す「エネルギー基本計画」の閣議決定が心配されるが、それまで原子力規制委は「特定原子力施設監視・評価検討会汚染水対策検討ワーキンググループ」を開催せずに、規制委発足以来の汚染水問題隠しの駄目を押すつもりらしい。
やはり規制委委員会は再稼働促進委員会!
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┗■2.エネルギー基本計画を撤回させよう
| 日本は、今後百年は続く大地動乱の時代
| 年末年始はパブコメを書こう
└──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)
○パブコメ?無駄?
皆さんは3.11以後、一体いくつパブリックコメントに意見を送ったでしょうか。十回以上、何百個も、しかし一切考慮されることも無く、徒労に終わったでしょうか。
実際、ほとんど取り入れられたとは言えませんから、徒労と思われるでしょうが、少なくてもパブコメの原稿を書くために素案を読み、多くの学習会に参加もし、国との議論に出向かれた方も居ると思います。
それらすべて、原発をなくすために必要な行動です。知識の蓄積です。これもその一つです。
意見が取り入れられるに超したことはありませんが、そうなるためにはたくさんの意見が止まることなく出され続けることでしか、実現はしないと思います。そう、数行の意見も無駄になることはありません。
○そして重要なエネルギー基本計画パブコメ
12月6日に資源エネルギー庁総合資源エネルギー調査会の基本政策分科会第12回会合において「エネルギー基本計画」を見直すための事務局素案が提示され示され、そのままパブコメにかけられました。
その後に6日及び13日に開催された審議を経て内容に修正が加えられたことからパブコメ対象文書は差替えられています。締め切りも1月4日だったのが6日に若干延びました。
この「エネルギー基本計画」案の内容は「準国産エネルギーである原子力は、重要なベース電源であり、世界で最も厳しい水準の新規制基準の下で安全性を確認し、再稼働を進め、核燃料サイクル政策についても引き続き推進する。」などと、3.11がまるで無かったかのような中身になっています。
2012年に「国民的議論」を経て、当時の内閣により決められた「脱原発依存」を事実上まったく無視し放棄しています。
原発推進派こそが「はじめに原発推進ありき」であり、そもそもちゃんとした議論をするつもりなど全くないことを如実に証明していることは、この一点でも明らかです。
現在でも脱原発依存は過半数を大きく超える支持があることは、各種世論調査でもはっきりしています。しかし「そんなことは関係ない」のが原発推進を進める国や原子力ムラの姿勢です。徹底した議論をすればするほど、推進にはならないので、行政権力を最大限に発揮しようという姿勢です。
こういうのを「独裁的・反動的」というのです。これを打ち破らなければ再稼働を本当に阻止することは困難です。
○少なくても今後百年は続く大地動乱の時代
日本は、いやおそらくもっと広範囲な地域で、今後百年は続く大地動乱の時代に突入しています。
東北地方太平洋沖地震は、日本海溝沿いで起きる最大級の地震ですが、この地震が発生したことで内陸に伝わった歪みなどから内陸直下地震が連続して発生し、それに相前後して南九州から富士、伊豆諸島火山帯、そして東北地方から北海道に続く火山フロントでも噴火が起きる可能性があります。日本列島の真下から周辺に掛けては、さらに巨大なプレート境界型地震が発生、例えば南海トラフ-琉球海溝にかけての地震、あるいは相模トラフの地震、日本海にあるプレート境界の地震も起きる可能性があります。
どの原発もどこかの地震や津波、噴火の影響を受ける範囲に集中立地しており、今だからこそ原発に依存しないエネルギー基本計画をただちに実行しなければならないのです。
あるいは、次に来る事故は自然災害が原因ではないかも知れません。原発が斜陽産業となっている上に多くの作業員をフクイチに取られた結果、各地の原発は人員不足に陥ります。ささいな人為ミスも重大事故の原因になります。そう、TMI(米国スリーマイル島原発事故)もチェルノブイリ原発事故も自然災害が原因ではありませんでした。
既に日本においては原発を続ける、いかなる理由もなくなっていることを、万余の意見表明で国に迫りましょう。
○パブリックコメントの場所
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=620213015&id=620213015&Mode=0