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ニュークレール情報板
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たんぽぽ舎です。【TMM:No1914】
2013年7月30日(火)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1.東電ついに「技術なし」、トレンチの汚染水「抜き取るめど立たず」
   来年4月まで放置するという東京電力。それ以降もメドなし、汚染水
   規制庁は再稼働などを審査する前に、福島第一からの放射能漏えい
   対策に全力を投入せよ        山崎久隆(たんぽぽ舎)
★2.たんぽぽ舎:「金曜ボランティア」へのお誘い
   原発のない社会をめざし、あなたも一歩前に、踏み出そう
                 渡辺秀之(たんぽぽ舎ボランティア)
★3.「原発いらない!」の声が国会に!さあ、これからだ!
   7月26日金曜官邸前抗議行動(第65回)に参加して
                              小柳 茂(書店員)
★4.新聞・雑誌より2つ
  ◆原水禁で脱原発訴え 福島で3回目、1200人が参加
                (7月29日東京新聞より抜粋)
  ◆原発利権を追う 立地のまちへ-疑惑に向き合わぬ東京電力
   裏金疑惑報道…むつ市の使用済み核燃料中間貯蔵施設の用地買収事件
                (7月28日朝日新聞より抜粋)
━━━━━━━
※8/5学習会にご参加を!
 地震・津波講座第1回「日本は地震活発期に入ったか」
講   師:島村英紀さん(地震学者)
日   時:8月5日(月)19:00より
会   場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円    「地震がよくわかる会」協賛
━━━━━━━
 
┏┓
┗■1.東電ついに「技術なし」、トレンチの汚染水「抜き取るめど立たず」
 |  来年4月まで放置するという東京電力。それ以降もメドなし、汚染水
 |  規制庁は再稼働などを審査する前に、福島第一からの放射能漏えい
 |  対策に全力を投入せよ
 └──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)
 
 日々、海に向かって流れる汚染水。漏えいしていることを認めたものの、東電
には打つ手がない。
 7月29日には規制委員会が「海に近い「トレンチ」と呼ばれる地下のトンネル
にたまっている汚染水が海に流れ出た可能性を指摘したうえで、トレンチの汚染
水を抜き取るよう指示」(NHKニュースより)した。
 これで汚染水が取り除かれて漏えいが止まるかというと、残念ながらそうなら
ない。
 この指示に対して東電は「砂利の層に薬剤を入れて海に流れ出るのを防ぐとと
もに、ことし9月からトレンチの汚染水をいったん処理をして放射性物質を減ら
したうえで、来年4月以降に抜き取る計画」を示した。つまり来年4月まで抜き
取り作業を実施しないというのだ。
 トレンチには後から後からタービン建屋などから高濃度汚染水が流れ込んでく
ることは否定しようもない現状である。
 従来も東電は、問題が起きても原因を調査しても発表せず、再発防止対策とセ
ットで説明することを常としてきた。再発防止策が思い浮かばないと、原因調査
すらろくに行わないことも多々あった。今回はそれが最悪の状態で露呈している。
 原因がつかめない段階では、問題の発生さえ認めなかったが、メディアの指摘
でようやく漏えいを認め、さらに規制庁の指示があったため、それに従わないわ
けにはいかないが、出来ないことは出来ないわけで、結局来年4月まで汚染は放
置するという。
 実態は今も漏えいは続き、手をこまねいていれば来年4月どころか、このまま
大雨に見舞われるようなことになれば大規模な漏えいさえ起こりかねず、さらに
最近も震度4程度の地震が頻発していることから、地盤の緩みなどが同時進行し
て取り返しのつかない事態になる危険性が日々高まっている。
 どうか、東電を現場から外して、もっとちゃんと対策を実施できる機関が責任
を持つべきだ。規制庁は再稼働などを審査する前に、福島第一からの放射能漏え
い対策に全力を投入する必要がある。
 この追加漏えい事件は、原発再稼働に前のめりになっている原子力ムラにこそ、
最大の責任がある。
 
 
┏┓
┗■2.たんぽぽ舎:「金曜ボランティア」へのお誘い
 |  原発のない社会をめざし、あなたも一歩前に、踏み出そう
 └──── 渡辺秀之(たんぽぽ舎ボランティア)
 
(1) たんぽぽ舎は、毎週、金曜官邸前抗議行動に参加し、ボランティアの協力で
 以下の活動を行っています。
 
1)週刊金曜ビラ(原発関連情報や学習会の案内等)を2000枚以上配布。
2)「新潟県泉田知事激励」、「原発再稼働阻止」などのハガキ普及運動。
3)原発立地住民との連携を深める「寄せ書き」の作成。
4)財務省上(交差点名)で、独自のシュプレヒコール空間を創出。
 
(2) 毎日新聞7月19日付け夕刊に、「デモは社会を変えるか」と題し、以下の記
 事が載っていました。
1)デモ参加者は、昨夏の熱狂を離れ、「抗議」から「創出」へ変わりつつある。
2)「震災までデモになんか参加しなかったのに、今は毎週金曜日は官邸前に。デ
 モでもらったチラシを頼りに勉強会にも。」・・・60代のご夫妻談
・・・ひょっとして、これが「社会を変える」萌芽か?
 
(3) 私たち、たんぽぽ舎ボランティアは、週刊金曜ビラなどのチラシ配布、ハガ
 キ普及運動等の地道な活動が、原発の無い社会に繋がって行くと考えます。
 
 あなたも、金曜官邸前抗議行動ボランティア(略称:金曜ボランティア)として、
チラシ配布等を行ってみませんか。
 そして、原発のない社会をめざし、一緒に、一歩前に踏み出しましょう。
 「金曜ボランティア」にご協力できる方は、黄色の「たんぽぽ舎」のぼり旗を
目印に、たんぽぽ舎スタッフに声をかけてください。
 
 
┏┓
┗■3.「原発いらない!」の声が国会に!さあ、これからだ!
 |  7月26日金曜官邸前抗議行動(第65回)に参加して
 └──── 小柳 茂(書店員)
 
国会議事堂前での抗議行動に参加しました。
 山本太郎、吉良佳子という二人へのエールにスピーチは終始したように思いま
す。
 それは、当然です。あの二人は、間違いなく、この「原発いらない!」の声を、
国会議事堂の中で響かせてくれるはずですから。
 スピーチでは、「山本さんも、吉良さんも、分け隔てなく応援していきましょ
う」という方に共感しました。妙ないがみ合いなど、いい加減やめたい。
 「脱原発」この言葉への、願いは一つ、そう信じたい。
 そういううちに、吉良佳子さんが、国会議事堂前に到着!ブラック企業と闘う
同志と、当然握手!私は、もはや何回握手したか、数えられないんですが…
 吉良さんは、「今後はあの中(国会議事堂)で、原発いらない!の声を響かせ
ます」と発言。このあと、ファミリーエリアでスピーチ。相当、義理堅い。
 この抗議行動は、去年の今頃は万単位の動員がありましたが、今はそこまでの
動員はありません。しかし、「原発いらない!」の声が下火になったと言うなら
ば、それは大間違いです。
 毎日のように、日本各地で、金曜抗議と同じ趣旨の抗議行動やデモが行われて
ます。
 しかも、山本太郎さん、吉良佳子さんという、「原発いらない!」の声を参議
院に送り出すことができた!
 さあこれからです!
 駅へ向かう途中で、キヨシローの「サマータイムブルース」の大絶唱に参加し
ました。勝手に、泉谷しげるの「いらねんだよ~勝負せんかおら~」を追加して、
主催者の方に「もっと大きい声で!」とダメ出しされたりして。結構でかい声で
やったんだけどね。
 さて、次回の抗議活動は、8月2日。臨時国会が召集されます。山本太郎さん、
吉良佳子さんには負けていられない!こちらも、あちこちで、「原発いらない!」
 
 
┏┓
┗■4.新聞・雑誌より2つ
 └──── 
 
 ◆原水禁で脱原発訴え 福島で3回目、1200人が参加
 
 原水爆禁止日本国民会議(原水禁)などが主催する原水爆禁止世界大会が28日、
福島市で始まった。(中略)
 川野浩一原水禁議長(73)はあいさつで「安倍政権は原発再稼働の方針を示し、
経済成長戦略の柱として原発を世界に売りこんでいる。狂喜の沙汰としか言いよ
うがない」と批判した。
 講演で「核兵器廃絶をめざすヒロシマの会」の森滝春子共同代表(74)は、原水
禁元議長の父、故市郎さんの言葉を引き「『核と人類は共存できない』と原爆被
爆者は言ってきたが、福島の原発事故を私たちは止めることができなかった。こ
の反省の上に立ち、力を合わせてどう運動していくか」と、被災者との連帯の重
要性を訴えた。
 福島県で生まれ育ったという哲学者の高橋哲哉東大大学院教授(57)は、ウラン
採掘現場から被ばくが始まる犠牲のシステムの上に原発があるとし「国策による
犠牲は許されない」と強調した。
 大会は原爆の日に合わせて広島、長崎に会場を移し8月9日まで続く。
(7月29日東京新聞より抜粋)
 
 
 ◆原発利権を追う 立地のまちへ-疑惑に向き合わぬ東京電力
  裏金疑惑報道…むつ市の使用済み核燃料中間貯蔵施設の用地買収事件
 
 東京電力の広瀬直己社長に朝日新聞取材班が文書を突きつけたのは、6月11日
の夜だった。東京・渋谷のマンションに車で送られて帰った際に手渡した。
《2007年に東電副社長だった清水正孝氏らが、青森県むつ市で計画中の使用済み
核燃料の中間貯蔵施設をめぐる地権者との紛争を解決するため、西松建設に対し
て2億円の支出を求め、さらに白川司郎氏に相談するよう求めた事実が浮かび上
がりました》
 文中の「清水氏」は福島第一原発の事故が起きた11年3月当時の社長。「白川
氏」は原発施設を保安管理する警備会社社長。東電に代わって地元対策を担い、
「東電の影」とも呼ばれてきた人物だ。
「事実関係は分からない」。広瀬社長の表情は硬かった。
1ヶ月が過ぎた7月16日、朝日新聞は「東電用地買収に裏金疑惑」の見出しで1
面で報じた。(中略)
 広瀬社長は記者会見で「社内で調べた結果、事実は確認されていない。それで
十分」とし、退職した清水氏らを含む「社外」の当事者への調査は必要ないと表
明。電力利用者への説明責任も果たしていると言い切った。(後略)
 
疑惑なお向き合わぬ東電 (前略)
 
 取材班は西松関係者からも新たな証言を得た。内部資料も入手した。それらに
は裏金疑惑の取材を裏付ける内容が含まれていた。(中略)
 東電は多くの証拠を示しても「当時の役員による個別のやりとりは承知してい
ない」と繰り返した。裏金疑惑を報じた後も、その後の対応に変わりはなかった。
(後略)
 
 ★裏金疑惑報道:むつ市の使用済み核燃料中間貯蔵施設の用地買収に困った東
電の清水元社長らが白川氏に相談し、地権者に払う裏金2億円を西松建設に肩代
わりさせた
 ▽西松側が東電に事前確認をしたうえで、前むつ市長側に1億円、原発がある
福島県楢葉町の前町長の親族企業に2億3000万円を融資し、大半が焦げ付いた-
との疑惑を朝日新聞が報じた。白川氏は関与を一切否定し、西松は「資料がなく
回答できない」とした。 (7月28日朝日新聞より抜粋)
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