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ニュークレール情報板
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たんぽぽ舎です。【TMM:No1831】
2013年5月10日(金) 地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
                            転送歓迎
━━━━━━━
★1.再稼働阻止こそ“原発ゼロへの近道”
 再稼働阻止のため現地連帯行動を!柏崎刈羽、伊方、大飯、泊、川内ツアー
                        (たんぽぽ舎 柳田真)
★2.浜岡原発を見学していくつもの根本的な疑問を感じました!
  中部電力や規制委にお聞きしたい(メルマガ読者 古浦勝久さん)
★3.読者からイベントのお知らせ(問い合わせは主催者へお願いします)
 ◇『測定目線から見たフクシマ』~終わらない悪夢~
  5月19日(日)午後3時30分から、多摩障害者スポーツセンター
 ◇上映会『逃げ遅れる人々~東日本大震災と障害者~』と講演の集い
  5月20日 午後1時30分~ くにたち市民芸術小ホール
 ◇第8回八王子市民講座「安全な原発 はあるのか?~福島第一原発の現状
  から考える~」講師 後藤政志さん、吉川彰浩さん
  5月18日 (土)13:30~北野市民センター8Fホール
★4.新聞・雑誌から
 ◇福島第一原発 汚染水管理に展望なし、事故直後から泥縄状態。
  (5月8日 朝日新聞より)
 ◇警報の中 線量計外し汚泥除去「工期優先 被ばく隠し」
  離職、闘病 実態伝える元原発作業員(5月5日 毎日新聞より)
 ◇<本音のコラム> 厚顔なセールス 斎藤美奈子(5月8日東京新聞より)
 ◇社説:原発の輸出 まず核不拡散を考えよ(5月9日 朝日新聞より)
━━━━━━━
※あす11日(土)14:00~長期低線量内部被曝のリスク評価の在り方--生命現象
の基礎「あご・ほっぺ理論」に基づく、講師 生井兵治さん、参加費800円、
会場:スペースたんぽぽ 予約不要。直接会場へお越しください。
━━━━━━━
 
 
┏┓
┗■1.再稼働阻止こそ“原発ゼロへの近道”
 │ 再稼働阻止のため、現地連帯行動を5つ計画
 │ 柏崎刈羽、伊方、大飯、泊、川内の各ツアーの案内
 └────(たんぽぽ舎 柳田真)
 
1、原発ゼロへの近道は再稼働の阻止だ
 いま日本のほとんどの電気は原発の電気ではない。火力、水力発電だ。
「電気の30%は原発の電気、だから原発がないとやっていけない」はまったく
の嘘だった。つまり、原発3割神話の崩壊、そして全原発50基のうち動いてい
るのは関西電力の大飯原発2基のみ。さらに、「稼働なしで大丈夫」は、昨年
関西地区で証明された。(だから、橋下市長さん、公約通り早く大飯を停止し
てください)
 原発ゼロへの近道は原発再稼働の阻止だ。これを2年もやれば原発の危険か
らおさらばできる。原発再稼働阻止の大衆行動こそ、現下の最大課題だ。
 
2、原発再稼働は、大惨事への道。地震頻発の日本。
 逆に、地震活動期にある日本で原発を再稼働したら、福島事故の再現、大惨
事再来の可能性が非常に高い。再稼働した原発を地震が襲わないと言い切れる
か? 地震が起こった時、原発は大丈夫とあなた(安倍首相)は言えますか?
 1995年の阪神淡路以後、日本は地震活発期に入ったといわれており、2011年
311東日本大震災(モーメントマグニチュードで9.0)は、いまだ、マグニ
チュードにして7~8の余震が懸念される、と気象庁は言っている。
 
3、規制委の本質は再稼働推進。原子力ムラの人ばかり
 原子力規制委の本質は再稼働の推進だ。5人の委員は原子力ムラの人間ばか
り。規制委が今年7月18日までに公布するとしている原子力新基準(再稼働
基準!)は、福島と同様の免震重要棟設置に5年猶予を認めるなど穴だらけ。
電力会社を優遇する姿勢が鮮明だ。私たちは廃炉のための透明な組織を作れと
要求したい。
 
4、今後、再稼働阻止全国ネットワーク主催による5つの原発現地ツアー
 1)5月18日~19日:新潟県 柏崎刈羽
 2)6月23日~24日:愛媛県 伊方現地行動
 3)6月29日~30日:福井県 大飯現地行動
 4)7月13日~14日:北海道 泊ツアー
 5)8月前半:鹿児島県 川内原発地元応援ツアー
(なお、柏崎刈羽現地へのバスツアー申し込みは締め切りました)

5、現地ツアーなどには行けないが、金銭的な援助だけでも!という方へ
 カンパのご案内
 カンパ送付先:郵便振込 番号【00180-403856】加入者名【たんぽぽ舎】
 
 
┏┓
┗■2.浜岡原発を見学していくつもの根本的な疑問を感じました!
 │ 中部電力や規制委にお聞きしたい
 └──(古浦勝久 浜岡裁判懇談会、環境を考える市民の会 むさし村山)
 
 4月20日から21日、たんぽぽ舎・再稼働阻止全国ネットワーク主催の浜岡応
援ツアーに参加して、浜岡原発を見学しました。最近、たんぽぽ舎メルマガに
掲載された吉田隆さんの「中電は現代のドン・キホーテか?」の記事など多く
の報告で、浜岡原発に対する疑義が表明されています。私も、見学会で生じた
沢山の疑問に連日悩まされています。既存の疑義と重複しないと思われる疑問
をいくつか書きました。中部電力や規制委から真摯な答えをお聞きできれば、
気持ちが安らぐと思います。よろしくお願いします
 
(1)プレート境界活断層直上にある浜岡原発は、新安全(規制)基準「活断
 層上の原子炉設置禁止」に違反するのでは。
(2)規制委による活断層の現地調査において、浜岡原発は「今後、現地調査
 を検討」の部類に格下げされているのはなぜ。
(3)砂丘高台にある外部電源鉄塔や設置予定の非常用電源、冷却材などは、
 地震による陥没、土砂崩れ、地滑り、地割れ、液状化や津波の浸食で倒壊す
 るのでは。
(4)マグニチュード6.5(震度6弱)の駿河湾地震で地盤の隆起・沈降が発生
 した軟弱地盤(破砕帯)上の原子炉は、マグニチュード8~9の東(南)海地
 震によって傾斜(倒壊)するのでは。
(5)防潮堤設置は海側のみで、両側は盛土の嵩上げにしたのはなぜ。
(6)3、4号機は、選択可能であったMark2[改]ではなく、Mark1[改]にし
 たのはなぜ。
(7)東海地震情報が発令された場合、「東海地震観測情報」、「東海地震注
 意情報」、「東海地震予知情報(警戒宣言)」のどの段階で浜岡原発は運転
 停止するのか。
 
 
┏┓
┗■3.読者からイベントのお知らせ(問い合わせは主催者へお願いします)
 └────
 
◆『測定目線から見たフクシマ』~終わらない悪夢~
 講師 鈴木匡さん(たむら市民ネット)
  福島県田村市で市民による健康を守るネットワークの活動をされている
  鈴木さんにお話を伺います。
 
 日時 5月19日(日)午後3時30分から
 会場 多摩障害者スポーツセンター 第1会議室AB
 主催 ライフステーション ワンステップかたつむり TEL 042-571-3520
 
◆上映会『逃げ遅れる人々~東日本大震災と障害者~』と講演の集い
 (入場料無料)
 映画上映後、福島のNPO法人ケアステーションゆーとぴあの理事長
 鈴木絹江さんによる講演会を開催します。
 
 日時 5月20日 午後1時開場、1時30分開演
 会場 くにたち市民芸術小ホール
 主催 国立市、協力 国立市しょうがいしゃ団体等協議会
 
 
◆第8回八王子市民講座
「安全な原発 はあるのか?~福島第一原発の現状 から考える~」
 第1部 元原発技術者が見た原子力の 危険性
   講演 後藤政志さん(元東芝・原子炉格納容器設計者)
 第2部 原発事故の作業現場から
   報告 吉川彰浩さん(元東京電力社員)
 
 日時 5月18日 (土)13:30開会(13:00~ 受付)、16:00閉会予定
 会場 北野市民センター8Fホール(京王線北野駅北口1分)
    地図 http://www.hachiojibunka.or.jp/center/kitano/
 資料代 500円 (中学生以下、障がい者及び介助者は無料)
 託児あり(要予約、無料)
 主催 子どもたちの未来と自然エネルギーを考える八王子市民講座
  電話 080-4904-5962、070-6633-7803 FAX 020-4624-2381
  メール hachikou802@yahoo.co.jp ウェブサイト http://843koza.info/
 
 
┏┓
┗■4.新聞・雑誌から
 └────
 
◆福島第一原発 汚染水管理に展望なし、事故直後から泥縄状態。
 (5月8日 朝日新聞より)
 東京電力福島第一原発で、増え続ける汚染水が廃炉に向けた作業の大きな障
壁になっている。汚染水を入れていた地下貯水槽の漏れをきっかけに、薄氷を
踏むような管理がさらに厳しくなった。政府を巻き込んだ検討が始まったが、
事態打開の兆しは見えない。
・・・▼「地下水は海へ」計画▼・・・
 「関係者の理解が得られたら、海に放出したい」7日夕、東電本店で開かれ
た記者会見。福田俊彦・原子力品質・安全部長は、汚染水増加の原因となって
いる地下水にからみ、そう明かした。(中略)
・・・▼東電、事故直後から泥縄▼・・・
 汚染水の管理は2年前の原発事故の直後から重要な課題だった。東電は泥縄
式の対応に終始してきた。
 事故直後は、原子炉内の溶けた燃料を冷やすのに必死で、海水やダムの水を
注ぎ続けた。その後、原子炉建屋などの地下にたまった高濃度汚染水を海に流
して非難された。このため東電は、水をためられる建屋そばの建物に移し、そ
の間にタンクの増設を始めた。(後略)
 
 
◆警報の中 線量計外し汚泥除去「工期優先 被ばく隠し」
 離職、闘病 実態伝える元原発作業員
 (5月5日 毎日新聞より)
 東京電力福島第一原発などで18年間、原発作業員として働いた青森県弘前市
の無職、石澤治彦さん(47)が毎日新聞の取材に応じ、放射線量の高い場所では
線量計を持たずに働くなど、危険な被ばく労働の実態を証言した。元原発作業
員による実名での証言は異例。石澤さんは健康の悪化から失職して妻子とも別
れたといい、「自分と同じ後悔は誰にもさせたくない」と口を開いた。(中略)
 石澤さんによると、同原発1号機のプラント改良工事に従事した93年ごろ、
圧力抑制室にたまった汚泥の除去作業で線量を測定しかけたところ、累積線量
を測る個人線量計の警報が鳴りだした。しかし、元請けの現場監督から工期が
遅れるとして続行を指示され、被ばく隠しのため、線量計は外した。毎時30
シーベルトまで測れる放射線測定器の針が振り切れ、防護服を着ても作業でき
ないレベルだったが、同僚約50人とバケツリレーで汚泥を除去した。
 今も所持する放射線管理手帳に記された累積被ばく線量は95・15ミリシーベ
ルト。法令上の被ばく線量限度内だが、しばしば線量計を外して作業していた
ため「実際はその5倍か10倍か分からない」(中略) 元請けの現場監督は「け
ががばれないように放射線管理区域から出るように」と指示。事故は公表され
なかった。(中略)
 今は月6万3000円の生活保護費をもらい、弘前市内のアパートで暮らす。狭
心症の発作や重度の糖尿病で寝込む日も多い。こうした疾患と被ばく関連性を
指摘する専門家もいるが、相談した医師からは「因果関係は分からない」と言
われた。(後略)
 
 
◆<本音のコラム> 厚顔なセールス 斎藤美奈子
 (5月8日 東京新聞より)
 大型連休中、財界の御大ご一行様を引き連れ、中東へのセールス行脚に出か
けた安倍晋三首相。その甲斐あって、アラブ首長国連邦(UAE))での原子力協定
合意に続き、トルコでは原発の受注にも成功したようだ。
 自分ちの重大事故も何ひとつ解決していないのに、「事故の素」をいけしゃ
あしゃあと他国に売りこむ。セールストークは「日本は地震に強い、世界で最
も高い安全基準を満たす技術でトルコに協力したい」。聞きしにまさる厚顔無
恥、というより死の商人ぶりである。
 これを伝えるニュースや論説がまた笑わせてくれる。<中国や韓国と競争の
末、耐震性など日本の技術力が評価された意義は大きい>(読売新聞6日社
説)<日仏の原発メーカーは最新鋭の技術で信頼を積み重ねてきた>(日経新聞5
日社説)。よくいうわ!
 まあ、売るほうも売るほうだが、買うほうも買うほうだ。いったいトルコは
日本の何に釣られたのだろうか。中東の安定化に日本が出すと申し出た22億ド
ル(約2140億円)規模の支援金か。あるいは「(1昨年の事故のこともあるから)
勉強しときまっせ」とでもいわれたのか。
 商談成立の記念に、日本政府はトルコ首脳を日本に招くべきだろう。そして
福島に案内し日本の原発がいかに「安全」か見ていただく。技術に自信がある
ならできるでしょ。
 
 
◆社説:原発の輸出 まず核不拡散を考えよ(5月9日 朝日新聞より)
 安倍首相がトルコとアラブ首長国連邦を訪れ、原発の輸出に道を開く協定が
署名された。サウジアラビアとも将来の協定を含めた話しあいを始める。
 中東ではいま、原発の計画があいついでいる。その受注争いに遅れまじと、
トップセールスに首相が乗りだした。
 だが、原子力技術には、経済政策とは切り離して考えるべき重い問題がある。
 広がる原子力の利用と世界の安全を、どう両立させるか。核の拡散防止は
21世紀の難問である。商機に走る政府に、そのことへの深慮が見えない。
(中略)逆にいえば、それだけ核が広くあちこちに散らばり、危険と背中あわ
せの世界になる。中東はまさにその最前線だろう。
 産油国といえども国内で使う電力が増え、輸出にまわせる分が減っている。
 やがては来る石油の枯渇も見すえ、再生可能エネルギーについても意識が高
まっている。
 そこで、日本のお家芸ともいえる省エネや都市環境技術などで力を貸すのは
いいことだ。
 だが原発は別ものだ。
 原子力は発電用に始めたものでも、いつでも核兵器づくりに転用することが
でき、拡散の危険は渡す国と受けとる国だけの問題にとどまらない。
 だから、どんな政治体制の国でも、情報をきちんと公開し、核物質の管理も
厳しく監視できるようにせねばならない。(中略)
 確かに、フランスや韓国などはサウジと原子力協定を結び、PRを始めてい
る。だが米国は核物質を管理するしばりの強い協定を編み出したいと考え、慎
重にかまえている。
 唯一の被爆国であり、そしていまも福島の原発事故と取り組む日本には、核
の不拡散体制の強化についても時間をかけて貢献の道をさぐる責務がある。
 それは、地球の安全にかかわる深刻な課題であり、成長戦略の利害のなかで
論じる問題ではない。
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