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たんぽぽ舎です。【TMM:No1787】
2013年3月25日(月)その2 地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1.「再稼働認めない」 福島の脱原発集会に7000人
                   (3月24日東京新聞より)
★2.全国各地の3月反原発行動~福岡(九州)から函館(北海道)まで
   各地で「さよなら原発」「福島を忘れるな」の声
                   人民新聞3月15日より
★3.ウェブサイト「みどりの1kWh」のご紹介
   ドイツの状況を日本語で伝え、日本で活動する人たちの役に立ちたい
                  今居美月(ドイツ、ベルリン在住)
★4.新聞・雑誌より
  ◆再稼働 現場見てないから 「原発回帰」に反発、福島県議長(自民党)
                  (3月21日東京新聞より抜粋)
━━━━━━━
 
 
┏┓
┗■1.「再稼働認めない」 福島の脱原発集会に7000人
 └──── 
 
 福島市で23日、脱原発を求める集会があり、主催者発表では福島県内外から約
7000人が集まった。参加したルポライターの鎌田慧さんは「東京電力福島第1原
発事故は生活を破壊した。もう過ちを繰り返したくない。再稼働は認めない」と
訴えた。
 集会では農業や林業など各界の代表者が厳しい現状を報告。今月高校を卒業し、
県内の大学に進学する同県南相馬市の高野桜さん(18)も壇上に上がった。避難の
都合で家族が山形県と福島県に分かれて暮らす状況を話し、「至る所にモニタリ
ングポストがあったり、家族がばらばらだったりするのが当たり前になっている
のはおかしい」と怒りをぶつけた。(後略)(3月24日東京新聞より)
 
※会場の体育館一杯の人々の大きな写真付きの記事でした。
 
 
┏┓
┗■2.全国各地の3月反原発行動~福岡(九州)から函館(北海道)まで
 |  各地で「さよなら原発」「福島を忘れるな」の声
 └──── 
 
◇福岡市…2000人
 「さよなら原発! 3・10福岡集会」(博多区・冷泉公園)。集会後、二つの
グループに分かれ、九電本店と警固公園(福岡市中央区)に向かって行進。
 小倉北区城内の勝山公園では、山本太郎さんや作家の広瀬隆さんらによる対談
イベント。北九州市が石巻市の震災がれきを受け入れ、焼却処分をおこなってい
ることにも反発の声を上げた。
◇大分市…600人
 さよなら原発集会と脱原発大行進(若草公園)。村山富市元首相は「原発再稼
働にどんな意味があるのか。原発反対の声をまん延させていけば(国も)無視で
きない」と呼びかけた。
 集会後、市中心部約2キロを1時間かけてデモ行進。九州電力大分支社前では、
「原発いらない!」グループ・大分のメンバーらが原発反対を訴えるプラカード
を持って抗議した。
◇佐賀市
 「忘れないで3・11」(佐賀県庁前)。玄海原発の運転差し止めなどを訴える
「玄海原発プルサーマル裁判の会」が開催し、座り込みやリレートークなど。
◇鹿児島市…2500人
 「3・10さよなら原発! かごしまパレード」。デモ隊は、「川内原発1・2
号機の再稼働と、3号機の増設中止を」などと訴えた。パレードはサウンドカー
が登場し、トラクターデモも行われた。
◇長崎市…600人
 「さようなら原発1000万人アクション・ナガサキ」。集会後、JR長崎駅
までパレードした。
◇久留米市…140人
 「さよなら原発! くるめ実行委員会」(両替町公園)。避難住民スピーチな
ど。集会後、西鉄久留米駅まで約2キロをパレード。
◇松山市(愛媛)…400人
 再稼働が取りざたされる伊方原発(愛媛県伊方町)の廃炉などを訴える市民ら
が、市内の公園で集会。同県庁前では「伊方原発再稼働反対」とシュプレヒコー
ルを上げた。
◇高松市(香川)…30人
 「脱原発アクションin香川」。四国電力本店前で、同社の担当者に伊方原発の
廃炉・再稼働をしない・廃炉処理、放射性廃棄物保管に必要な研究者の人材育成
などを求めた要請書を手渡した。
◇鳥取市…100人
 「つながろうフクシマ! さよなら原発鳥取集会」。市民団体「エネルギーの
未来を考える会」の手塚智子共同代表が、脱原発に踏み切ったドイツのエネルギ
ー政策について講演。島根原発3号機が稼働準備を進めていることに触れ、「中
国地方は12年1月から原発ゼロ。電力不足は稼働理由でない」と話した。
◇広島市…1500人
 「つながろうフクシマ! さようなら原発ヒロシマ大集会」。広島県被団協理
事長の坪井直さんは、「(放射線被害など)いろいろな問題で(広島と)共通す
る福島のために、原発はさよならであります」と呼びかけた。その後、繁華街を
行進した。
◇松江市(島根)…20人
 松江市朝日町のJR松江駅前でリレートーク。島根原発(松江市)3号機の建
設反対も訴えた。
◇福井市…1000人
 「3・11メモリアルアクション 原発のない新しい福井へ」。その後、参加者
は「大飯原発を止めよう」などとデモ行進。
◇姫路市…300人
 「原発ゼロ・復興と希望の集会」。原発事故の刑事責任を問う「福島原発告訴
団」団長の武藤類子さんが講演。原発停止が「復興の始まり」と語った。
◇和歌山市
 和歌山城西の丸広場では「福島を忘れない! 原発ゼロ和歌山3・10フェステ
ィバル」。ステージでは大声コンテストがあり、「原発はいらないぞ」「福島を
忘れない」などと叫んだ。同市勤労者総合センターでは、小出裕章・京都大原子
炉実験所助教が講演した。
◇伊勢市・津市(三重)…50人
 「3・11 命ありがとうフェスタ実行委員会」と「原発卒業えじゃないか実行
委員会」が、脱原発パレードとライブなどを行い、原発反対を訴えた。
◇高崎市(群馬)…1000人
 高崎城址公園で集会。「フクシマを忘れるな」などと訴え、JR高崎駅前まで
デモ行進した。
◇岐阜市…500人
 「さよなら原発パレード・ぎふ」。
◇宇都宮市…250人
 「原発ゼロ大行動inとちぎ・まちなかパレード」。
◇甲府市(山梨)…300人
 「さよなら原発まつり」。茨城県から甲府市に避難した女性が演説。涙ながら
に「子どもこそ日本の将来。私の5歳の娘が大人になったとき、安心して子育て
をしてほしい。福島を自分の問題として考えましょう」と力説した。
◇青森市…1300人
 「さようなら原発・核燃3・11青森集会」。県内の原子力施設の再稼働や工事
再開の中止を求めた。鎌田慧さんも駆けつけ、「原発は地域を汚して人間の命を
奪う許せない問題。青森を原発に依存しない平和な地域になるよう要求していき
たい」と声を張り上げた。
 集会後、約2キロ行進。手をつないで県庁を取り囲んだ。
◇函館市…450人
 「つながろうフクシマ 大間原発を止めよう市民大集会」。
 大雪の中、約450人が参加。Jパワー(電源開発)大間原発(青森県大間町)
の建設中止を訴えた。
◇旭川市…400人
 泊原発は周辺に活断層が指摘され、地震や津波の影響が懸念されるとして、再
稼働反対などを訴えた。
 
※人民新聞3月15日より。人民新聞社編集部の「了解}を得て掲載。
 
 
┏┓
┗■3.ウェブサイト「みどりの1kWh」のご紹介
 |  ドイツの状況を日本語で伝え、日本で活動する人たちの役に立ちたい
 └──── 今居美月(ドイツ、ベルリン在住)
 
 福島の原発事故を受けてドイツでは脱原発を求める声が高まり、政府も2022年
に完全に脱原発するとの方針を打ち出しました。福島の事故を受け、「ドイツの
状況の詳細を日本語で伝えることで、日本で脱原発に向けて活動する人たちの役
に立てるのではないか」と考え、2011年夏に立ち上げたのが、ウェブサイト「み
どりの1kWh」です。http://midori1kwh.de
 執筆者はベルリン在住の8人の日本人女性。環境学を学ぶ20代の大学院生から
70代の現役ジャーナリストまで多彩なメンバーです。10代の頃にドイツに渡り、
その後何十年もドイツで暮らしている人もいますし、4人がドイツでチェルノブ
イリ原発事故を経験しています。
 基本的に日曜日に新記事をアップデートし、そのために月2回記事検討会議を
しています。
「ドイツの脱原発運動の歴史」「ドイツの再エネ政策と政治の動き」「原発を使
う電力会社から再エネ電力会社への切り換え体験談」など、ベルリンで暮らす私
たちならではの切り口で、ドイツから脱原発・エネルギー転換情報を、みどりの
風に乗せてお届けします。
 「日本の動き、これでいいのかな……?」と思ったとき、脱原発政策で先を行
くドイツから学べることも多いのではないでしょうか。私たちのサイト、ぜひお
読みになってください!
 
 
┏┓
┗■4.新聞・雑誌より
 └──── 
 
 ◆再稼働 現場見てないから 「原発回帰」に反発、福島県議長(自民党)
 
 安倍政権の原発回帰方針を受けて自民党が先月15日に、原発がある道県の議会
議長を党本部に招いて開いた調査会で、福島県の斎藤健治議長(69)は「事故を
収束させず、再稼働ありきなら一緒に議論できない」と主張、途中退席した。
 斎藤氏は本紙のインタビューに「福島のすさまじい現場を見たら、再稼働なん
て口にできないはずだ」と述べた。
 
○ 震災前日まで増設主張
 
▽ エネルギー戦略を議論した党調査会では出席者が相次ぎ原発の再稼働を求め
たが、どんな思いで途中退席したのか。
 ・「福島第1原発はいまだに鉄骨むき出しで、3号機なんか、高線量で近づく
こともできない。原発はひとたび事故が起きれば、収束まで何十年かかるか分か
らないというのに一部の道県からは『今冬は寒く、電力需給が逼迫した。原発再
稼働の道筋を示して』などの意見が出た。再稼働ありきの話し合いにはとてもつ
いていけない」
▽ 自分たちの地域の原発でもいつ同様の事故が起きるか分からないのに、他道
県の議長や国会議員から前向きな意見が出るのはなぜだろう。
 「被害に遭った者とそうでない者の差だ。頭では危険だと分かっていても、実
際に現場に来て被害のすさまじさを見てないから、再稼働しようということにな
る」
▽  議長自身、震災までは原発推進派だったが。
・「震災前日まで、県連幹事長として県議会で『福島第1原発の7,8号機を早
く増設しろ』と知事にけしかけていた。原発は巨大公共事業をやるようなもので、
2つ造れば9000億円規模。地元から陳情を受け、われわれも追認した。しかし、
震災後は脱原発に転じた。党県連内でも『原発には世話になってきた。時期尚早
ではないか』と抵抗があったが、県内の原発10基の廃炉宣言をした」
 
○  地獄の光景に反省 廃炉宣言 (前略)
 
▽  脱原発に180度転換したのはなぜ。
・「震災直後、福島第1のある大熊町など周辺地域に何度も足を運んだ。何十頭
もの乳牛が餌も与えられず、牛舎につながれたまま死んでおり、腐乱していた。
地獄のようだった。街中には野生化した牛や、豚とイノシシが交配して生まれた
イノブタが歩いている。とんでもないことを推進してきたと素直に反省せざるを
得なかった。(3月21日東京新聞より抜粋)
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