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たんぽぽ舎です。【TMM:No1786】
2013年3月25日(月)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
 
                             転送歓迎
━━━━━━━
★1.3月27日(水)藤田祐幸さん講演会のお誘い
   テーマ:フクシマ後を生きる
     (元、慶応大学。長崎から上京されます)      鈴木千津子(たんぽぽ舎)
★2.「放射能からこどもを守ろう関東ネット」は、こどもの健康調査を
   求める署名活動を始めました
   千葉県東葛、茨城県南部、埼玉県東部の3つの放射能汚染地区の
   お母さんたちのグループ(35団体)             武笠紀子(松戸市)
★3.官邸前抗議行動・初参加記
   シュプレフコールを叫んでいるうちに「非常にいい心地に」
   右も左も関係なく、「脱原発」という1つの共鳴点の金曜官邸前行動
   を高く評価します        鍋谷郁太郎(神奈川県在住)
★4.物理学者集団の社会的責任を問う-物理学会へ3つの要望
   3/23槌田ゼミ報告・徹底解析福島原発事故第11回
                   中川敦詞(4F講座ボランティア)
★5.新聞・雑誌より
  ◆「脱原発テント守る」 国の退去要求に市民団体が訴え
━━━━━━━
 
 
┏┓
┗■1.3月27日(水)藤田祐幸さん講演会のお誘い
 |  テーマ:『フクシマ後を生きる』
 |  (元、慶応大学。長崎から上京されます)
 └────   鈴木千津子(たんぽぽ舎) 
 
◎日  時:3月27日(水)18:30開場 19:00より
 講  師:藤田祐幸さん
 会  場:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F
 主  催:たんぽぽ舎と「スペースたんぽぽ」  参加費:800円
 
藤田祐幸さんの紹介
 :物理学を専攻し、市民運動などで幅広いテーマで活躍!!
被曝労働問題で、嶋橋伸之さん(浜岡原発で働いていた)の労災を勝ち取った。
放射能汚染食品測定室の代表を務め、チェルノブイリ、福島にも足を運び、現場
の状況を的確に捉えることのできる第一人者です。
 
◎26年前(1987年)に書いた本『ポスト・チェルノブイリを生きるために 暮らし
と原発』藤田祐幸さん著(御茶の水書房)の1章の目次を紹介します。
『フクシマ後を生きる』の参考資料として。
 
○1章「ポスト・チェルノブイリ時代を生きるために」(2から68頁)
1 原発にまつわる四つのウソ
 *「原発はすでに電気の四分の一を供給しています」というウソ
  *「原発は経済的なのだ」というウソ
 *「原発は石油の代替エネルギーである」というウソ
 *「原子力はクリーンエネルギーだ」というウソ
2 原発は「死の灰」製造機
 *憂鬱な放射能   *放射能の始末をどうつけるのか
3 原発にまつわる五つの罪
  *子孫に対する罪   *先祖に対する罪   *第三世界にたいする罪
  *自然に対する罪   *罪を犯す意志もなく犯す罪
4 原発事故の二つのタイプ
  *メルトダウン   *スリーマイル島事故   *核暴走事故
  *日本は炉型がちがうから大丈夫なのか   *集中立地の恐怖
  *起こるはずのなかったギロチン破断   *地震と原発
5 放射能に安全はあるか
  *地を覆う被曝者の群れ   *放射能の影響
  *「許容量以下だから安全です」というウソ
  *「自然放射線と比べて安全です」というウソ
6 地球を覆うチェルノブイリの黒い雲
  *厳しい汚染状況にあるヨーロッパ   *日本の食卓にまでやってきた放射能
  *ひくい基準値をとる第三世界   *ヨーロッパに規制緩和の動き
7 ポスト・チェルノブイリ時代を生きるために
  *情報を市民の手で作る   *事故を知るための運動
  *食品を監視する運動を   *暮らし方の問題として
 
 
┏┓
┗■2.「放射能からこどもを守ろう関東ネット」は、こどもの健康調査を
 |  求める署名活動を始めました
 |  千葉県東葛、茨城県南部、埼玉県東部の3つの放射能汚染地区の
 |  お母さんたちのグループ(35団体)
 └──── 武笠紀子(松戸市)
 
 関東地方の放射能ホットスポット(汚染地帯)といわれる、千葉県東葛地域と
茨城県南部地域と埼玉県東部地域で、放射能からこどもを守る活動しているお母
さんたちのグループ(35団体)が集まって「放射能からこども守る関東ネット」
をつくり、子どもたちの健康調査を求める活動を始めました。
 「原発事故子ども・被災者支援法」は昨年、超党派で議員立法されました。今
年始めには、この支援法を推進するため議員連盟も結成され90名を超える議員
が加入しています。
 関東ネットでは、この支援法の基本方針について復興庁(環境省・文科省)と
の交渉や議員へのロビー活動、自治体の市長や議会への陳情・請願を行ってきま
した。そして、この3月から衆議院議長と参議院議長への請願署名を集め始めま
した。
 すでに、こどもの健康に心配される事例も出ています。ある市の学校検診デー
タに変化がみつかりました。毎年、全国の小学校・中学校の一年生に心電図検査
が実施されます。この心電図検査に、今までにない変化が見られ再検査になる生
徒が急に増えていたのです。市は放射能の影響ではないと主張しますが、その影
響ではないとも決められません。
 実は、放射能の影響を心配しているお母さんたちは、個人で子どもの甲状せん
エコー検査や血液検査、尿検査等を受けています。しかし、治療ではないため健
康保健が使えず全額自己負担です。こどもが複数いたり、定期的に検査を受けた
りすると多額の検査費用が必要になります。所得の低い世帯には負担が大きく、
保護者の所得によってこどもの健康が左右される事態が生まれてしまいます。
また、保護者が放射能に無知であったり無関心であったりして、こどもの健康調
査に格差ができるのも問題です。放射能汚染地帯に住む全ての子どもたちに必要
な健康調査が行われるように、国や自治体に求めていきます。
 千葉県東葛9市はそろって復興庁に「支援法」の地域指定を求める要望書(9
市長連名)をもっていきました。また、茨城県・千葉県内のいくつかの議会は、
国に地域指定を求める意見を提出しました。
 署名については「放射能からこどもを守る関東ネット」で検索していただくと
ホームページが出てきます。HPから署名用紙もダウンロードできますので、皆
様のご協力をよろしくお願いいたします。またネット署名(こちらは内閣総理大
臣宛ての署名)も集めていますのでこちらの方にもご協力よろしくお願いいたし
ます。
 関東ネットは「放射能からこどもを守る全国ネット」にも加入していますが、
今後も福島県のお母さんたちや同じように放射能汚染地帯になってしまった東北
や関東北部の地域のお母さんたちとも連携した取り組みができるよう活動を進め
たいと思っています。
 
※たんぽぽ舎にも、署名用紙が置いてあります。
 
 
┏┓
┗■3.官邸前抗議行動・初参加記
 |  シュプレフコールを叫んでいるうちに「非常にいい心地に」
 |  右も左も関係なく、「脱原発」という1つの共鳴点の金曜官邸前行動
 |  を高く評価します
 └──── 鍋谷郁太郎(神奈川県在住)
 
 3月22日の官邸前抗議行動に初めて参加しました。再稼働が現実味を帯びて
きている今、頭だけで脱原発や再稼働反対を考えていても意味がないあるいは間
接的原発肯定になると思い、官邸前抗議行動参加を決めました。
 右も左もわからない中、官邸に近い場所で、自民党と安部首相を扱きおろした
プラカードを可能な限り高く掲げて、シュプレフコールをただひたすら叫んでい
ました。しかし、「再稼働反対」、「故郷を守れ」、「原発廃炉」等を繰り返し
叫んでいるうちに非常にいい気分になってきて、2時間はあっと言う間に過ぎて
しまいました。
 私は喋ることで生業を立てているものですが、皆と同時に同じ言葉を叫ぶこと
は一瞬にして感情共同体を作ることになり、非常に心地いいものでした。何千人
もの人々の脱原発の想いを言霊に載せて、官邸にぶつけていくことがやがては大
いに意味があることを、この日に強く実感しました。シュプレヒコールは大事だ。
 官邸前抗議行動は、噂に聞いていた通り、右も左も関係なく単に「脱原発」と
いう1つの共鳴点だけで動いており、それがここまで運動を継続出来た最大の理
由であることも理解できました。参加者数が減っていることは否めないことも事
実です。しかし、間接民主主義が機能停止に近い状態に陥っているこの国で、官
邸前抗議行動はこれからも脱原発が現実のものとなるまで継続していかねばなら
いものであり、それを否定することは民主主義を否定することでしょう。
 これからも、時間が許すかぎり、金曜日は茱萸(グミ)坂に集まり、脱原発を体
力と気力続く限り叫んでいくつもりです。
 
 
┏┓
┗■4.物理学者集団の社会的責任を問う-物理学会へ3つの要望
 |  3/23槌田ゼミ報告・徹底解析福島原発事故第11回
 └──── 中川敦詞(4F講座ボランティア)
 
◎内容 原子力は当初軍事利用として開発されたが、条件を付けて商用利用とな
った。
 当初科学技術で安全確保が出来ると思われたがそれを超える問題が出始めた。
その対策に費用が増大し、「原子力は安い」ということはうそになった。
さらに人間の過誤により事故に発展し、費用増大に耐えられず福島事故へと繋が
った。その上、放射能の後始末など問題は累積していく。
これまでの経緯から生ずる責任は原子力を推進した物理学者集団にある。
まず、福島県民に謝罪し廃止を提案しなくてはならない。
 
物理学会理事会へは次のことを要望する
1、深刻な災害を引き起こしたことについての反省と謝罪を表明する。
2、福島原発事故の詳細を研究するグループを結成し、その研究結果を発表する。
3、物理学会誌を、福島原発事故に関する会員の意見交換の場として開放し、
  上記研究グループの研究に寄与する。
という内容で19人の参加者があり熱心な質問が多く寄せられました。
 
◎次回は
 日 時:4月27日(土)17:30開場 18:00開会 参加費800円
  テーマ:福島原発の欠陥機器と業務上過失
     ~広島での物理学会報告を併せて~
 会 場:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F
 です。ご参加お待ちいたしております。
 
 
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┗■5.新聞・雑誌より
 └──── 
 
 ◆「脱原発テント守る」 国の退去要求に市民団体が訴え
 
 脱原発を訴える市民団体が東京・霞が関の経済産業省の敷地に設置したテント
について、国が立ち退きを求めて提訴する方針を示したことを受け、団体のメン
バーらが21日、テント前で記者会見を開き「脱原発運動のシンボル。絶対守りま
す」と抵抗していく姿勢を示した。
 設立メンバーの淵上太郎さん(70)は「テントは原発問題で国民が意見を述べ、
行動する場。自らの意志で撤退するつもりはない」と強調した。
 福島市から東京都練馬区に娘2人と自主避難中の二瓶和子さん(36)は「テント
があったからこそ首都圏に自主避難しているお母さんとつながれた。私にとって
は第2のふるさと」と必要性を訴えた。同席した長谷川直彦弁護士は「国民の正
当な抵抗権の表れだ。国による権利の乱用として争っていく」と話した。
 (3月22日東京新聞より)
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