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たんぽぽ舎です。【TMM:No1619】
2012年10月20日(土)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
 
                            転送歓迎
━━━━━━━
★1.原発ゼロ 閣議決定回避について、米、外圧批判恐れ口止め
      原発反対世論に米国が神経をとがらせて対策
★2.メールマガジン読者よりのご案内(問合せは主催者へお願いします)
  ◆11/4「福島の再生・復興のためにいま何が問われているか」
              場所:ふくしまNGO協働スペース
★3.新聞・雑誌より2つ
  ◆堤防6割耐震進まず 水門700カ所超で未点検 検査院指摘
    ◆東電株主代表訴訟の原告団事務局長を務める 木村 結さん
★4.<テント日誌10/16(火)―経産省前テントひろば402日目>
   人類の思いとしてのフクシマ創生!自然な呼吸としての原発全廃!
   ~日本蕎麦屋さん達の全国大会での、福島の理事長の挨拶~
━━━━━━━
※10/22(月)【学習会】のお誘い…参加歓迎
 
 テーマ:「1990年代の生活なら、原発なしで電気は大丈夫」
 日 時:10月22日(月)18:30開場 19:00開始 資料代:800円
 講 師:小林公吉さん(元教師)
 会 場:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F
 
 
┏┓
┗■1.原発ゼロ 閣議決定回避について、米、外圧批判恐れ口止め
 |  原発反対世論に米国が神経をとがらせて対策
 └──── 
 
 野田内閣が「二〇三〇年代に原発稼働ゼロ」を目指す戦略を決める直前、米政
府が日本に原発ゼロの閣議決定を回避するよう求めていた問題で、九月に行われ
た日米交渉の場で米側が「日本国内で外圧と取られないように注意してほしい」
などと口止めしていたことが分かった。日本の脱原発を求める国内世論の反発に
米政府が神経をとがらせていることが浮き彫りになった格好だ。
 
 日米協議関係者への取材によると、五日に米・ワシントンで行われた協議で、
日本側は外務省の藤崎一郎駐米大使が、米エネルギー省のポネマン副長官とライ
ヨンズ次官補に面会した。
 
 藤崎氏は、その際、「二〇三〇年代に原発ゼロを目指す」「核燃料サイクルは
中長期的に維持する」など政府が検討していた新戦略について説明した。
 
 これに対しポネマン氏は「あまりにも問題が重大すぎるため、大統領や国務省
の意向を聞かずにコメントできない」と話した。その上で「日本の主権を尊重す
る」としながらも「くれぐれも外圧と取られないように注意してほしい。この協
議は極めて機密性の高いものだ」などと発言。日本の世論に神経質になっている
ことをにじませた。(中略)
 
 日本は米国との意見交換の後、十九日に「原発ゼロ」の閣議決定見送りを決め、
加えて検討していた「原発ゼロ法案」の整備も棚上げにした。
 
 意見交換を取り仕切った外務省国際原子力協力室の話…米側の働きかけについ
て意見交換の内容はコメントできない。…(2012年10月20日東京新聞より抜粋)
 
 
┏┓
┗■2.メールマガジン読者よりのご案内(問合せは主催者へお願いします)
 | ◆11/4「福島の再生・復興のためにいま何が問われているか」
 └──── 
 
■日時:11月4日(日)午後1時~5時
■場所:ふくしまNGO協働スペース
                       福島県福島市栄町6-5 南條ビルA館3F/福島駅東口正面
■内容:第1部 福島の各団体の発言
    ・吉野裕之(放射能から子どもを守る福島ネットワーク)
       「気持を結ぶ~保養プログラム」
    ・橋本俊彦(NPO法人ライフケア)
       「健康相談会の現場から~大災害を生き延びる智慧」
    ・黒田節子(原発いらない福島の女たち)
       「これまでの女たちのアクションをふりかえって」
    ・菅野瑞穂(あぶくま高原遊雲の里ファーム)
       「人とつながる農業再生を目指して ~福島の大地を笑顔に!」
    第2部 支援NGOの活動紹介と今後に向けた全体討論
        シャプラニール、JANIC、JVC、FoE Japan〈予定〉
■主 催:〈NGOと社会〉の会
■参加費:500円(予約不要)
■問合せ:(株)新評論編集部・〈NGOと社会〉の会事務局Tel. 03-3202-7391
 
 
┏┓
┗■3.新聞・雑誌より2つ
 | ◆堤防6割耐震進まず 水門700カ所超で未点検 検査院指摘
 | ◆東電株主代表訴訟の原告団事務局長を務める 木村 結さん
 └──── 
 
◆堤防6割耐震進まず 水門700カ所超で未点検 検査院指摘
 
 会計検査院は17日、東海地震などで大きな被害が想定される15都道府県にある
公共土木施設の地震・津波対策の調査結果を公表、海岸では耐震点検を実施して
対策が必要とされた堤防の約6割に当たる総延長約84キロで耐震工事が実施され
ていないと明らかにした。海岸に設置された水門727カ所では耐震点検が終わっ
ていなかった。(後略)
 
 官庁、病院も倒壊恐れ 「特定建築物」955棟、震度6強
 
 中央省庁の庁舎や独立行政法人国立病院機構が運営する病院などの「特定建築
物」と呼ばれる建物のうち、国土交通省などが実施した耐震診断で、955棟が震
度6強の地震により、倒壊する危険性が高いとする調査結果を17日会計検査院が
まとめた。(中略)
 今後起きる可能性のある東海・東南海地震などの際、防災拠点となるべき施設
での耐震対策が完了していない実態が明らかになった。(中略)
 国立病院機構運営の医療施設などで耐震診断していたのは298棟。改修が必要
なのは230棟で、うち74棟は倒壊する危険性が高かった。(後略)
                        (2012年10月18日東京新聞より抜粋)
 
 
◆東電株主代表訴訟の原告団事務局長を務める  木村 結さん
 
 5兆5045億円を、東京電力の現在と歴代の経営陣27人に対して請求している。
 訴えの内容は、対策を怠り、福島原発事故によって会社に損害を与えたという
もの。勝訴しても金は会社が回収するので、自らには何の得もない。なのに、原
告42人をまとめ、保険の仕事を休んでは記者会見や法廷に足を運ぶ。「責任を明
確にするためです」
 新潟から上京、結婚生活を送っていた1986年、チェルノブイリ事故が起こる。
共同購入の茶から放射能が検出された。2歳の娘を抱え、食品汚染は切実だった。
初めて原発の存在を意識した。
 株主運動を始めたのは89年。借金して100株を59万円で購入。毎年、総会で脱
原発を提案した。
 幼いころ、かつて特攻隊員だった父に聞いた。「なぜ戦争に反対しなかったの?
」と。答えは「そんなこと言える時代じゃなかった」。それがずっと心に残って
いた。戦争も原発も知らない間に進んでいく。異議を唱える「大人としての責任」
が活動の原点だ。(中略)
 大好きな和服でデモや集会にも出かけ、現代の「革命」とも言うべき、脱原発
に挑んでいる。  (2012年10月19日朝日新聞より抜粋)
 
 
┏┓
┗■4.<テント日誌10/16(火)―経産省前テントひろば402日目>
 |  人類の思いとしてのフクシマ創生!自然な呼吸としての原発全廃!
 |  ~日本蕎麦屋さん達の全国大会での、福島の理事長の挨拶~
 └──── (Y・T)
 
 10月16日(火) 晴れ  平穏な一日だった。あと数日でハンスト満1ヶ
月を迎える福崎さんも変わりない状態である。日本山妙法寺の石橋上人がやって
きて、福崎さんとあがりの過ごし方について話す。
 先日友人からもらったA4・1枚の文章をもう一度読み返す。それは10月9
日に福島県いわき市で開催された、第78回全国麺類飲食業者大会(日本蕎麦屋
がメインの組合の大会)で、大会会長が述べた挨拶であった。大会会長は福島県
飲食業生活衛生同業組合理事長であり、いわき市で蕎麦屋を営む紺野 昭治さん
ということであった。
 この大会は、兵庫以東20数都道府県から550名以上の同業者が年に一度集
うもので、片山さつき・中川雅治国会議員をはじめ、蕎麦業界所管の厚労省や農
水省の役人諸氏、県の幹部がひな壇に並ぶ中で始まり、その前で正々堂々と語り
かけられた挨拶だったという。
 新聞報道などには全く出てこないが、是非とも知っていただきたいと思い、こ
こに掲載します。
 
                             《大会挨拶》
 
 2011年3月11日、東日本大震災、翌12日、原発事故「フクシマ」発生。
 そしてその5月、本日の全国大会をここフクシマのいわきで開催を決意。   
 何の心準備もない突然の開催宣言でした。
 常に弱気な気の小さい私を突き動かした途方もない力。今こうして全国の皆様
の前に立ってご挨拶申し上げている私は、やはり同じ力を実感しております。
 このカに導かれ、北海道・東北のお仲間たちの同意を結集し、私たちの思いは
全国の仲間たちに伝わりました。そしてこうして各界のリーダーの皆さんもお祝
いに駆けつけて下っております。この途方もない力は私たちを何処へ導こうとし
ているのでしょうか? 「フクシマ」を福島に戻す。戻さなければ歴史が絶える。
  しかし「フクシマ」を福島に戻せば、原発も又戻る。「フクシマ」を福島に単
に戻すのではなく、福島を超えて福島を創り上げて行かなければならない。
 福島復興ではなく、フクシマ創生!です。 では、誰がフクシマ創生を果たす
のでしょうか?福島県民でしょうか?日本国でしょうか?フクシマ創生!、実は
誰が果たすという問題ではないのです。世界の意識、人類の思いの問題なのです。
  福島再生、復興(と言われます)故郷を失った人たちに、故郷に戻りたくとも
戻れない人たちに、この言葉は何と虚しく響くことか。
 しかし、私たちは生きて行かなければなりません。フクシマ創生!は、人間の
生き方の問題なのです。70億全人類の思いをフクシマ創生に向かわせなければ、
フクシマ創生は実現しません。
 私を突き動かした途方もない力。そして今日この時、フクシマにお集まりの全
国の麺類業者の皆さんを動かしている大きな力。
 この力は、地球に刻まれた40億年という圧倒的な長い生命史の中で、僅か7
00万年に満たない 歴史しか持たない人類の、自らの絶滅への強烈な危機感そ
のものなのではないでしょうか。
 文明史の頂点に原子力利用を位置づけることが、人類を絶滅に追い込む。原子
力を利用する!とは何と思い上がった意識でしょう。そんな人類の意識を変える
力、これが私を突き動かした途方もない力の正体です。そして途方もない力が、
私の自然な呼吸を原発全廃!という言葉に変えました。
 私は今、無意識に自然に原発全廃を呼吸しています。議論の余地はありません。
  フクシマに立てばそれが分かります。そして今日、全国からこれだけ大勢の皆
さんに、フクシマに立って頂きました。私を突き動かした力のお蔭です。
 この大会は、ここに立っている皆さんが、原発全廃を日常的に自然に呼吸する
契機になることを私は強く望みます。
 ここからフクシマ創生!が始まって来ます。
                                                                     2012年10月9日
                            第78回全国麺類飲食業者福島大会大会長・
                     福島県飲食業生活衛生同業組合理事長
                     紺野 昭治
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