NUCLEAIRE
ニュークレール情報板
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たんぽぽ舎です。【TMM:No1597】
2012年10月3日(水)その2地震と原発事故情報-6つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.みんな集まれ!!10月5日(金)
電車に飛び乗れ!首相官邸前に… 私も参加できます
広瀬 隆
★2.勝俣前会長の「異常な天災地変」解釈は誰も認めていなかった
既に裁判所で敗訴していた東電の「免責論」-7月19日東京地裁判決
山崎久隆
★3.新聞・雑誌から4つ
◇お国は信用できない 熊野亘代さん(81)相模原市
◇セシウム汚染シイタケ回収漏れ新たに4県 静岡県また業者任せ
企業活動優先?国の「命令」要請に応じず
◇自民党本部前に抗議デモが拡大 政権復帰なら原発推進に抗議
◇双葉町の高線量 1年半後発表のナゾ 「余裕なく」県は釈明
━━━━━━━
┏┓
┗■1.みんな集まれ!!10月5日(金)
| 電車に飛び乗れ!首相官邸前に… 私も参加できます
└──── 広瀬 隆(作家)
○今月は、第三次「ゴミ箱内閣」~“国民に関係ない閣”が発足した。
大間原発の建設が再開され、みな怒り狂ってるぜ。首相官邸前に駆けつけよう。
家から出て、声を出そう。叫べ。
このまま見てたら、すまないぜ。日本がなくなる!! 滅亡だ。
○“行く先は地獄”のブタ野郎・野田佳彦・・・
解散・総選挙で国民の意思を確認する勇気がない・・・日本一の意気地なし・・
・腰抜け。日本政治史上でサイテーの弱虫だ。
こいつが、国民の前から尻尾を巻いて官邸に逃げ込んで、いまだに肥えた首相
面をぶら下げて、隠れてる。
外に出れば、罵詈雑言を浴びてひとたまりもない奴・・・断末魔の党内だけで
ボス面をし、非力な内弁慶が国民全員から馬鹿にされ、哀れな醜態をさらす。
こんな頼りない奴が、いつまで日本に巣喰ってるんだ!!
○こんなゴミ野郎を相手にするのは、これまたマスゴミの番記者ばかり。
野田佳彦がやったことと言えば、大飯原発の再稼働で、国民の怒りを爆発させた
こと・・・だけじゃないぜ。消費税増税を企む“振り込め詐欺師”の親分。
TPPで日本農業の壊滅を目論み、沖縄県民を足で踏みにじって平然としてい
やがるアメリカの奴隷・・・乞食野郎。
○文部科学大臣に返り咲いた田中真紀子とは、父の代から柏崎刈羽原発に巣くっ
てきた「原発利権」の相続人だ。
その昔、1994年~95年に高速増殖炉「もんじゅ」が試運転を開始した時の科学
技術庁長官・原子力委員長が田中真紀子だ。当時、さる議員が真紀子に、「広瀬
さんに会って、高速増殖炉の危険性についてきちんと話を聞きなさい」と説得し
たところ、「あの人は厳しいですね。では、5分だけ時間をつくります」と真紀
子が了承した。こういう不真面目な大臣なので、「5分とは何ごとだ。人を馬鹿
にするんじゃない」と返事をして、こちらが断った。
それからほどなく、年末には、「もんじゅ」が火を噴いて、大事故を起こした。
この科学技術庁(当時の原子力庁)が、文部省と合体して生まれたのが、現在の
文部科学省だ。そのボスの座にまた、田中真紀子が返り咲き、再び原発利権を握
ったというわけだ。
こういう歴史が、日本の新聞に書かれているか!! 何も書いてない。それが、
このおそろしい国、日本だ。
┏┓
┗■2.勝俣前会長の「異常な天災地変」解釈は誰も認めていなかった
| 既に裁判所で敗訴していた東電の「免責論」-7月19日東京地裁判決
└──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)
○ 一つの裁判の判決がひっそりと下されていた。その名も「東電株下落訴訟」
(日経新聞の命名による)。これは東電の株主が原告となった「もう一つの訴訟」
である。
7月19日、東京地裁では一人の株主が起こした訴訟の判決があり、原告が敗訴
していた。相手は国。訴訟の骨子はこうだ。
「国が原子力損害賠償法の免責規定を適用しなかったため東電の株価が下落し、
それにより損害を被ったので国は約150万円の損害を賠償せよ」というものだ。
これに対して東京地裁は「国の(免責対象としない)判断には相当の根拠があ
る」として原告側の請求を棄却した。
幸い、裁判所は入り口で門前払いはしなかった。ちゃんと根拠を示して訴えを
退けた。
判決理由で村上正敏裁判長は「三条ただし書き」の解釈について「施行後、国
会で議論された形跡はなく、定説はなかった」としつつ、原発震災の被害者保護
を図る原賠法の目的を考慮し「人類が経験したことのない全く想像を絶するよう
な事態に限られる」と判断し、そのうえで1964年のアラスカ地震や2004年のスマ
トラ沖地震など、過去に東日本大震災と同規模の地震や津波が発生しており、免
責適用をしなかった国の判断は妥当としたのだ。
○ 東電勝俣前会長が株主総会その他の場で次のようなことを言っている。
三条の免責を主張したら通る可能性はあると考えられるが、そうなると訴訟を
起こさねばならず、被災者と東電の争いになるので、被災者救済を優先するため
に訴えを断念した。
まるで被災者のために免責主張を断念したかのごとくだが、そのような訴えを
起こせば東電救済スキームは当然見送られる。その上で敗訴すれば東電は経営破
綻する。当時も今も、この可能性が高く、免責が通る可能性は考えられなかった。
免責主張をしないことで国の救済を引き出そうとしての発言であることは疑問の
余地はない。
なお、免責が通っていたら、あとは政治責任として国が補償をするかどうかに
かかってくる。誰も補償もしないということはありえない。
○(*)原子力損害賠償法第三条には、原子力災害に伴う補償について「無過失、
無限定」と規定しているものの、ただし書きとして「その損害が異常に巨大な天
災地変又は社会的動乱によつて生じたものであるとき」は免責するとの条項。
過去の議論では「関東大震災の3倍程度」などとするものもあるが、原子力委員
会は99年に「異常に巨大な天災地変とは、一般的には日本の歴史上例の見られ
ない大地震、大噴火、大風水災等が考えられる。」としており、そのような地震
や津波では無かった福島第一が免責を認められることはあり得ない。
┏┓
┗■3.新聞・雑誌から4つ
| ◆お国は信用できない 熊野亘代さん(81)相模原市
| ◆セシウム汚染シイタケ回収漏れ新たに4県 静岡県また業者任せ
| 企業活動優先?国の「命令」要請に応じず
| ◆自民党本部前に抗議デモが拡大 政権復帰なら原発推進に抗議
| ◆双葉町の高線量 1年半後発表のナゾ 「余裕なく」県は釈明
└────
◆お国は信用できない 熊野亘代さん(81)相模原市
(9月29日東京新聞「ここから-定点観測・国会前」より抜粋)
先月、デモ参加者が最盛期の三分の一に減ったとテレビで聞いて、「私のよう
なおばあさんでも一粒の種になるなら」と参加を始めました。腰や足が痛く、最
近は微熱もあって少しつらい。それでもここに来ずにはいられない。
戦争中、小型艦載機からの銃撃に必死で逃げました。三日間、水だけでしのい
だこともありました。国民は知らないうちに戦争へと駆り立てられ、がちがちの
軍国主義に染められた。四十年ほど前、高校生だった娘に「大東亜戦争になぜお
母さんは反対しなかったの」と尋ねられ、何も言えませんでした。(中略)
野田首相が原発ゼロをうち出して久しぶりにすかっとしたのに、経済界や米国
の圧力でひっくり返された。まだ日本は占領状態なんですね。放っておくと、お
国は何をするか分からない。残りの人生は運動にかけようと思ってます。
◆セシウム汚染シイタケ回収漏れ新たに4県 静岡県また業者任せ
企業活動優先?国の「命令」要請に応じず (9月29日東京新聞より抜粋)
静岡県の加工業者が出荷した干しシイタケから暫定規制値(当時)を超える放
射性セシウムが検出され、静岡県が流通を見逃していた問題で、同じ製品が新た
に四県の卸業者にも出荷されていたことが分かった。国などは回収命令を促した
が、静岡県は業者任せの自主回収にとどめている。(中略)
「二月に回収した一・五トン分は東京電力が補償してくれず、倉庫を借りて保
管している。また負担が増える。原発事故がなければ、こんなことにはならなか
った」
流通先が複数にまたがっていることから、今回の回収が完了するのは、十月い
っぱいかかる見通しだという。
◆自民党本部前に抗議デモが拡大
政権復帰なら原発推進に抗議 (10月3日東京新聞より抜粋)
脱原発を求めて首相官邸周辺で毎週金曜夜に行われている抗議行動が二日夜、自
民党本部前であった。安部晋三総裁ら新執行部が原発維持の姿勢を鮮明にしてい
ることから、新たに党本部前で抗議の声を上げた。
複数の市民グループでつくる「首都圏反原発連合」の主催で、参加者は主催者
発表で千人。太鼓を鳴らしながら「原発要らない!」「子どもを守れ!」などと
シュプレヒコールを上げた。
「反原発連合」メンバーで介護職員の平野太一さん(二七)は「自民党は五十
年間、原発を推進し、福島第一原発事故の原因をつくった。政権に復帰すれば原
発政策を推進してしまうことを周知させたかった」と訴えた。(中略)
安部氏ら党幹部は不在だった。脱原発派議員の河野太郎氏が抗議行動の終盤に
参加者を激励した。(後略)
◆双葉町の高線量 1年半後 発表のナゾ
「余裕なく」県は釈明 京大小出助教「国の圧力否定しきれない」
(10月3日東京新聞より抜粋)
毎時1.59ミリシーベルト。昨年三月十二日、東京電力福島第一原発1号機建屋
の水素爆発直前、福島県双葉町で年間の許容被ばく線量をわずか一時間で突破す
る放射線量が観測されていた。この数値を同県が発表したのは、民主党代表選の
あった先月二十一日。なぜ、発表までに一年半もかかったのか。(中略)
法で定められた一般の人の被ばく線量限度は年間一ミリシーベルトで、毎時1.
59ミリシーベルトの数値はこれをわずか一時間で突破する。1号機の爆発は午後
三時三十六分で、直前には放射性物質が漏れ出していた証左とみられる。(中略)
しかし、古川名誉教授は「国には、あまり線量のことを大げさにしたくない雰
囲気があった。今回の数値は人前に出すと大騒ぎになる数値。発表を遅らせる、
という最悪の判断が働いたのではないか」といぶかる。
京都大原子炉実験所の小出裕章助教も「放射線量の観測は人命を守るためにや
っている。過去の観測結果はすぐに公開するのが筋で、福島県はあまりに無能だ。
国が都合の悪い情報を隠そうと県に圧力をかけた可能性も否定しきれない」と語
りつつ、そう疑う根拠をこう端的に言い切った。
「福島原発事故後の東電や行政の対応を振り返れば、情報統制のオンパレード
だった。本当にひどい国だと思う」
2012年10月3日(水)その2地震と原発事故情報-6つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.みんな集まれ!!10月5日(金)
電車に飛び乗れ!首相官邸前に… 私も参加できます
広瀬 隆
★2.勝俣前会長の「異常な天災地変」解釈は誰も認めていなかった
既に裁判所で敗訴していた東電の「免責論」-7月19日東京地裁判決
山崎久隆
★3.新聞・雑誌から4つ
◇お国は信用できない 熊野亘代さん(81)相模原市
◇セシウム汚染シイタケ回収漏れ新たに4県 静岡県また業者任せ
企業活動優先?国の「命令」要請に応じず
◇自民党本部前に抗議デモが拡大 政権復帰なら原発推進に抗議
◇双葉町の高線量 1年半後発表のナゾ 「余裕なく」県は釈明
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┗■1.みんな集まれ!!10月5日(金)
| 電車に飛び乗れ!首相官邸前に… 私も参加できます
└──── 広瀬 隆(作家)
○今月は、第三次「ゴミ箱内閣」~“国民に関係ない閣”が発足した。
大間原発の建設が再開され、みな怒り狂ってるぜ。首相官邸前に駆けつけよう。
家から出て、声を出そう。叫べ。
このまま見てたら、すまないぜ。日本がなくなる!! 滅亡だ。
○“行く先は地獄”のブタ野郎・野田佳彦・・・
解散・総選挙で国民の意思を確認する勇気がない・・・日本一の意気地なし・・
・腰抜け。日本政治史上でサイテーの弱虫だ。
こいつが、国民の前から尻尾を巻いて官邸に逃げ込んで、いまだに肥えた首相
面をぶら下げて、隠れてる。
外に出れば、罵詈雑言を浴びてひとたまりもない奴・・・断末魔の党内だけで
ボス面をし、非力な内弁慶が国民全員から馬鹿にされ、哀れな醜態をさらす。
こんな頼りない奴が、いつまで日本に巣喰ってるんだ!!
○こんなゴミ野郎を相手にするのは、これまたマスゴミの番記者ばかり。
野田佳彦がやったことと言えば、大飯原発の再稼働で、国民の怒りを爆発させた
こと・・・だけじゃないぜ。消費税増税を企む“振り込め詐欺師”の親分。
TPPで日本農業の壊滅を目論み、沖縄県民を足で踏みにじって平然としてい
やがるアメリカの奴隷・・・乞食野郎。
○文部科学大臣に返り咲いた田中真紀子とは、父の代から柏崎刈羽原発に巣くっ
てきた「原発利権」の相続人だ。
その昔、1994年~95年に高速増殖炉「もんじゅ」が試運転を開始した時の科学
技術庁長官・原子力委員長が田中真紀子だ。当時、さる議員が真紀子に、「広瀬
さんに会って、高速増殖炉の危険性についてきちんと話を聞きなさい」と説得し
たところ、「あの人は厳しいですね。では、5分だけ時間をつくります」と真紀
子が了承した。こういう不真面目な大臣なので、「5分とは何ごとだ。人を馬鹿
にするんじゃない」と返事をして、こちらが断った。
それからほどなく、年末には、「もんじゅ」が火を噴いて、大事故を起こした。
この科学技術庁(当時の原子力庁)が、文部省と合体して生まれたのが、現在の
文部科学省だ。そのボスの座にまた、田中真紀子が返り咲き、再び原発利権を握
ったというわけだ。
こういう歴史が、日本の新聞に書かれているか!! 何も書いてない。それが、
このおそろしい国、日本だ。
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┗■2.勝俣前会長の「異常な天災地変」解釈は誰も認めていなかった
| 既に裁判所で敗訴していた東電の「免責論」-7月19日東京地裁判決
└──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)
○ 一つの裁判の判決がひっそりと下されていた。その名も「東電株下落訴訟」
(日経新聞の命名による)。これは東電の株主が原告となった「もう一つの訴訟」
である。
7月19日、東京地裁では一人の株主が起こした訴訟の判決があり、原告が敗訴
していた。相手は国。訴訟の骨子はこうだ。
「国が原子力損害賠償法の免責規定を適用しなかったため東電の株価が下落し、
それにより損害を被ったので国は約150万円の損害を賠償せよ」というものだ。
これに対して東京地裁は「国の(免責対象としない)判断には相当の根拠があ
る」として原告側の請求を棄却した。
幸い、裁判所は入り口で門前払いはしなかった。ちゃんと根拠を示して訴えを
退けた。
判決理由で村上正敏裁判長は「三条ただし書き」の解釈について「施行後、国
会で議論された形跡はなく、定説はなかった」としつつ、原発震災の被害者保護
を図る原賠法の目的を考慮し「人類が経験したことのない全く想像を絶するよう
な事態に限られる」と判断し、そのうえで1964年のアラスカ地震や2004年のスマ
トラ沖地震など、過去に東日本大震災と同規模の地震や津波が発生しており、免
責適用をしなかった国の判断は妥当としたのだ。
○ 東電勝俣前会長が株主総会その他の場で次のようなことを言っている。
三条の免責を主張したら通る可能性はあると考えられるが、そうなると訴訟を
起こさねばならず、被災者と東電の争いになるので、被災者救済を優先するため
に訴えを断念した。
まるで被災者のために免責主張を断念したかのごとくだが、そのような訴えを
起こせば東電救済スキームは当然見送られる。その上で敗訴すれば東電は経営破
綻する。当時も今も、この可能性が高く、免責が通る可能性は考えられなかった。
免責主張をしないことで国の救済を引き出そうとしての発言であることは疑問の
余地はない。
なお、免責が通っていたら、あとは政治責任として国が補償をするかどうかに
かかってくる。誰も補償もしないということはありえない。
○(*)原子力損害賠償法第三条には、原子力災害に伴う補償について「無過失、
無限定」と規定しているものの、ただし書きとして「その損害が異常に巨大な天
災地変又は社会的動乱によつて生じたものであるとき」は免責するとの条項。
過去の議論では「関東大震災の3倍程度」などとするものもあるが、原子力委員
会は99年に「異常に巨大な天災地変とは、一般的には日本の歴史上例の見られ
ない大地震、大噴火、大風水災等が考えられる。」としており、そのような地震
や津波では無かった福島第一が免責を認められることはあり得ない。
┏┓
┗■3.新聞・雑誌から4つ
| ◆お国は信用できない 熊野亘代さん(81)相模原市
| ◆セシウム汚染シイタケ回収漏れ新たに4県 静岡県また業者任せ
| 企業活動優先?国の「命令」要請に応じず
| ◆自民党本部前に抗議デモが拡大 政権復帰なら原発推進に抗議
| ◆双葉町の高線量 1年半後発表のナゾ 「余裕なく」県は釈明
└────
◆お国は信用できない 熊野亘代さん(81)相模原市
(9月29日東京新聞「ここから-定点観測・国会前」より抜粋)
先月、デモ参加者が最盛期の三分の一に減ったとテレビで聞いて、「私のよう
なおばあさんでも一粒の種になるなら」と参加を始めました。腰や足が痛く、最
近は微熱もあって少しつらい。それでもここに来ずにはいられない。
戦争中、小型艦載機からの銃撃に必死で逃げました。三日間、水だけでしのい
だこともありました。国民は知らないうちに戦争へと駆り立てられ、がちがちの
軍国主義に染められた。四十年ほど前、高校生だった娘に「大東亜戦争になぜお
母さんは反対しなかったの」と尋ねられ、何も言えませんでした。(中略)
野田首相が原発ゼロをうち出して久しぶりにすかっとしたのに、経済界や米国
の圧力でひっくり返された。まだ日本は占領状態なんですね。放っておくと、お
国は何をするか分からない。残りの人生は運動にかけようと思ってます。
◆セシウム汚染シイタケ回収漏れ新たに4県 静岡県また業者任せ
企業活動優先?国の「命令」要請に応じず (9月29日東京新聞より抜粋)
静岡県の加工業者が出荷した干しシイタケから暫定規制値(当時)を超える放
射性セシウムが検出され、静岡県が流通を見逃していた問題で、同じ製品が新た
に四県の卸業者にも出荷されていたことが分かった。国などは回収命令を促した
が、静岡県は業者任せの自主回収にとどめている。(中略)
「二月に回収した一・五トン分は東京電力が補償してくれず、倉庫を借りて保
管している。また負担が増える。原発事故がなければ、こんなことにはならなか
った」
流通先が複数にまたがっていることから、今回の回収が完了するのは、十月い
っぱいかかる見通しだという。
◆自民党本部前に抗議デモが拡大
政権復帰なら原発推進に抗議 (10月3日東京新聞より抜粋)
脱原発を求めて首相官邸周辺で毎週金曜夜に行われている抗議行動が二日夜、自
民党本部前であった。安部晋三総裁ら新執行部が原発維持の姿勢を鮮明にしてい
ることから、新たに党本部前で抗議の声を上げた。
複数の市民グループでつくる「首都圏反原発連合」の主催で、参加者は主催者
発表で千人。太鼓を鳴らしながら「原発要らない!」「子どもを守れ!」などと
シュプレヒコールを上げた。
「反原発連合」メンバーで介護職員の平野太一さん(二七)は「自民党は五十
年間、原発を推進し、福島第一原発事故の原因をつくった。政権に復帰すれば原
発政策を推進してしまうことを周知させたかった」と訴えた。(中略)
安部氏ら党幹部は不在だった。脱原発派議員の河野太郎氏が抗議行動の終盤に
参加者を激励した。(後略)
◆双葉町の高線量 1年半後 発表のナゾ
「余裕なく」県は釈明 京大小出助教「国の圧力否定しきれない」
(10月3日東京新聞より抜粋)
毎時1.59ミリシーベルト。昨年三月十二日、東京電力福島第一原発1号機建屋
の水素爆発直前、福島県双葉町で年間の許容被ばく線量をわずか一時間で突破す
る放射線量が観測されていた。この数値を同県が発表したのは、民主党代表選の
あった先月二十一日。なぜ、発表までに一年半もかかったのか。(中略)
法で定められた一般の人の被ばく線量限度は年間一ミリシーベルトで、毎時1.
59ミリシーベルトの数値はこれをわずか一時間で突破する。1号機の爆発は午後
三時三十六分で、直前には放射性物質が漏れ出していた証左とみられる。(中略)
しかし、古川名誉教授は「国には、あまり線量のことを大げさにしたくない雰
囲気があった。今回の数値は人前に出すと大騒ぎになる数値。発表を遅らせる、
という最悪の判断が働いたのではないか」といぶかる。
京都大原子炉実験所の小出裕章助教も「放射線量の観測は人命を守るためにや
っている。過去の観測結果はすぐに公開するのが筋で、福島県はあまりに無能だ。
国が都合の悪い情報を隠そうと県に圧力をかけた可能性も否定しきれない」と語
りつつ、そう疑う根拠をこう端的に言い切った。
「福島原発事故後の東電や行政の対応を振り返れば、情報統制のオンパレード
だった。本当にひどい国だと思う」
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