NUCLEAIRE
ニュークレール情報板
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
たんぽぽ舎です。【TMM:No1592】
2012年9月29日(土)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.瀬戸内の海と原発 瀬戸内海は唯一最大の閉鎖海域
四国電力(伊方原発)と中国電力(上関原発)の挟撃により
生活と海の命が殺されないうちに !!! 伊藤晴夫(たんぽぽ舎会員)
★2.福島第一原発1号機「内部映像」の意味するもの
何も見えない 8mに水などなかった
福島の現場はますます混迷に 短期、長期の視点から情報を出せ
山崎久隆(たんぽぽ舎)
★3.新聞・雑誌から
A.脱原発デモ 自民へ拡大 推進姿勢反発 2日党本部へ
B.大間建設再開 「安全安心を無視」函館市長 差し止め訴訟準備
★4.協力依頼です
大間原発の建設断念を求める声明です。団体での賛同を集めています
賛同なさる団体は、明日(30日)の夜10時までに
koshida@jca.apc.org まで、団体名・連絡先を送ってください
━━━━━━━
┏┓
┗■1.瀬戸内の海と原発 瀬戸内海は唯一最大の閉鎖海域
| 四国電力(伊方原発)と中国電力(上関原発)の挟撃により
| 生活と海の命が殺されないうちに !!!
└──── 伊藤晴夫(たんぽぽ舎会員)
二大政党(と大手メディア)が利害・存亡をかけて、「党首選」に現を抜かして
いた裏に、この国の舵取り・意思決定の権限が国民の代表が選出した内閣にでは
なく、誰の手のうちにあるかということが、みごとに白日に晒された一週間があ
りました。
・米倉経団連会長が政府の原発ゼロ政策に猛反発・総理に直談判(9/13)
・エネ環会議の原発ゼロ政策「革新的エネルギー・環境戦略」決定(9/14)
・米国家安全保障会議(NSC)補佐官がエネ環戦略の閣議決定を「懸念」(9/14)
・野田総理がNHKの番組で、将来的な原発の稼働ゼロは国民の覚悟だと言明
(9/16)
・経団連、経済同友会、日本商工会議所が政府の「原発ゼロ」方針に反対の共同
記者会見(9/18)
・エネ環戦略の閣議決定を見送り(9/19)
http://www.asahi.com/business/update/0913/TKY201209130489.html
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2012091902000232.html
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2012092202000098.html
http://www.keidanren.or.jp/speech/kaiken/2012/0918.html
そうしたなか、枝野幸男経産相はエネ環戦略の「原発の新増設はしない」を受
けて、事業者が原発建設許可を申請しても「新たな建設の許可を与えることは原
則に反する」として、中国電力上関原発(山口県上関町)など未着工の原発は建
設を認めない方針を言明してみせました。
http://www.hiroshimapeacemedia.jp/mediacenter/article.php?story=20120920100234563_ja
上関原発の建設予定地の田ノ浦や周辺海域はカンムリウミスズメなどの海鳥や
水棲生物の希少種、絶滅危惧種が多く、生物多様性のホットスポットともいわれ
ている海域です。すぐ目の前の祝島については、鎌仲ひとみさんの映画『ミツバ
チの羽音と地球の回転』をご覧になられた方も多いと思います。
埋め立て予定地・田ノ浦の公有水面埋め立て免許は10月7日で失効し、山口県
知事は国の動向を眺めつつも許可の延長は認めないとしていたので、祝島の人び
とや漁業、海の自然は“2重の壁”で守られることになったと視ることもできます。
しかし、311以前、ブイを浮かべることで埋め立て工事は着工したなどと嘯い
ていた中国電力です。“30年代ゼロ=目標”(革新的エネ環戦略)すら閣議決定
できない政府と原子力ムラ丸抱えの原子力規制委員会を横目に、どういう手段を
企んでくるか解ったものではありません。
一方、瀬戸内海対岸の愛媛県には再稼働を虎視眈々とねらう四国電力伊方原発
が控えています。
瀬戸内海そのものは水深の浅い閉鎖海域で、潮汐等によって海水がすっかり入
れ替わるのには1年以上かかります。生物が多く棲む沿岸部をみると、広島以東
は開発による汚染が進行しているのに比べて、伊予灘・周防灘・豊後水道の海域
は、上記のようにまだまだ手つかずの自然が残っている貴重な海域です。
原発は発生した熱エネルギーの7割を海に捨てる構造ですが、温排水には微量
の放射能とともに、貝などの生物が配管に付着するのを防ぐために注入された塩
素系殺菌剤が含まれます。“海あたため装置”(小出裕章さん)としての伊方原
発が、全国の原発と異なる点のひとつは、このような温排水を自然豊かな閉鎖海
域に垂れ流していることなのです。
ここにも、たとえ運転停止中でも冷却し続けなければならない原発が、人間を
含むすべての命と共存できない道理があります。地球(地震)も、命(生物多様性
の危機)も、原発ゼロまったなしの状態なのです。
┏┓
┗■2.福島第一原発1号機「内部映像」の意味するもの
| 何も見えない 8mに水などなかった
| 福島の現場はますます混迷に 短期、長期の視点から情報を出せ
└──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)
炉心が崩壊し、格納容器中に落下している福島第一原発1号機の「内部の映像」
が公開されている。
しかし、何も見えない。
格納容器底部から8m付近に横から穴を開け、ファイバースコープを入れたの
だそうだ。しかし「何も見えない」。
この位置まで水があると思っていたのかどうか、よく分からない。本当にある
と思っていて穴を開けたのだと、とんでもない濃度の汚染水が噴き出すことにな
るので、そんなことは考えていなかっただろう。
では、もっと下にあると確認してから穴を開けたのだろうか。2号機はほとん
ど溜まっていないことが分かっていたとしても1号機でそうなっている根拠があ
るわけでもないだろう。
一体どんなつもりで8mの高さに穴を開けることにしたのか、よく分からない
人たちだ。少なくても8mに水などなかった。
でも、それ以外の情報はなかった。
一体何をしたいのか、前から思っているのだが、終息宣言以降福島第一は「が
れき撤去」「冷却システムの補修」など意味の分かる作業はあるものの、全体と
して何をどうしたいのかがわからない。
報道も「これからどうするのか、短期的、中期的、長期的」という視点での福
島第一に関する情報が皆無となって久しい。
今さらの面々が並ぶ自民党総裁選や、ヤラセに等しい尖閣諸島騒動など報じて
いる間に、福島の現場はますます混迷を深めているのだ。
┏┓
┗■3.新聞・雑誌から
| A.脱原発デモ 自民へ拡大 推進姿勢反発 2日党本部へ
| B.大間建設再開 「安全安心を無視」函館市長 差し止め訴訟準備
└────
A.金曜日夜に首相官邸前で脱原発を求める抗議活動を主催している「首都圏反
原発連合」は、十月二日夜に自民党本部前でデモを行う。次期衆院選で自民党が
政権復帰するとの見方が広がる中、官邸以外にも活動の場を広げ、同党の原発推
進の姿勢にストップをかけたいとしている。
反原発連合は二十五日、都内の経団連会館前でもデモを行い、主催者発表で千
三百人が参加した。十月二日夜のデモについてはネットなどで参加を呼び掛ける。
(後略)
B.大間原発(青森県大間町)の建設再開方針について、同原発から最短で二十
三kmしか離れていない北海道函館市の工藤寿樹市長は二十八日に記者会見し、
「市民の安全、安心を無視して前のめりに再開することは許されない」と強く反
発。再開に備え「(差し止め)訴訟の準備を早く進めるよう(担当部に)指示し
た」と述べた。
工藤市長は電源開発の工事再開方針について「政権が代わる前に既成事実をつ
くりたいのだろう。とんでもない話」と、不快感を表明した。(中略)
一方、北海道は二十八日、幹部が電話で電源開発に、工事再開について確認を
求めた。同社は「まだ社内で協議しており、十月一日に道庁を訪問した際に伝え
る」と答えたという。道幹部は「大間原発の位置づけや安全性は説明されておら
ず、このままでの再開は認めない。反対の声を上げるしかない」と話した。
(A.Bとも2012.9.29東京新聞より抜粋)
┏┓
┗■4.協力依頼です
| 大間原発の建設断念を求める声明です。団体での賛同を集めています
| 賛同なさる団体は、明日(30日)の夜10時までに
| koshida@jca.apc.org まで、団体名・連絡先を送ってください
└────
大間原発の建設断念を強く求める
内閣総理大臣 野田佳彦 様
経済産業大臣 枝野幸男 様
電源開発(株)社長 北村雅良 様
2012年10月1日
新聞報道によると、「電源開発(東京)は9月28日、建設が中断している大
間原発(青森県大間町)について年内に工事を再開する方針を固めた」とされて
いる。私たちは、電源開発に対して、大間原発の工事再開に反対し、建設を断念
することを強く求める。
また9月15日に枝野経済産業大臣が「既に設置許可を与えている原発について、
これを変更することは考えていない。」と述べ、それを追認するかたちで、建設
再開を政府として支持する旨の考えを表明した野田政権に対しても、大間原発の
建設再開容認を取り消すことを求める。
大間原発の建設再開は、日本社会の多数派となった脱原発を求める声を無視し
ふみつぶそうとするものだ。同時に、政府が決めた「2030年代の原発ゼロ」
をめざす「革新的エネルギー・環境戦略」を政府自らが踏みにじる行為である。
私たちは、日本政府と電源開発が一体となって進めるデタラメな大間原発建設
を絶対に認めない。原発なしでも電力が足りることは、この夏に証明されており、
大間原発を建設する理由は、何もないのである。
しかも大間原発は、商業用では世界で初めてのMOX燃料を全炉心で使用する、
きわめて危険性の高い原発であり、もし稼働したら、青森県や北海道に放射能が
放出され基幹産業である漁業や農業の一次産業などに被害を与えることになる。
事故が起これば、その被害の大きさがどれほどになるか想像もつかない。まして
大間の前沖に複数の活断層がある可能性も指摘されているのだから、建設そのも
のが間違っている。
大間町では6月に全国から130人が集まり、30年ぶりの反原発デモが行なわ
れた。これまで反対の声を出せなかった地元でも不安の声が広がっている。建設
予定地から23キロしか離れていない対岸の函館市では、9月25日、市議会で大
間原発の無期限凍結を求める決議案を全会一致で可決した。「大間原発はいらな
い」という声は広がっている。電源開発は、こうした声に耳をかたむけ、大間原
発建設から撤退すべきである。
日本政府は、「原発の新増設は行わない」という方針を守り、大間原発の建設
再開容認を撤回すべきである。
大間原発建設を断念することを、重ねて強く求める。
呼びかけ団体:大間原発訴訟の会 SHUT泊 STOP!原発 北海道
ほっかいどうピースネット 脱原発をめざす女たちの会北海
市民自治を創る会
この件についてのお問い合わせは
越田 090-7519-1731 koshida@jca.apc.org まで
2012年9月29日(土)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.瀬戸内の海と原発 瀬戸内海は唯一最大の閉鎖海域
四国電力(伊方原発)と中国電力(上関原発)の挟撃により
生活と海の命が殺されないうちに !!! 伊藤晴夫(たんぽぽ舎会員)
★2.福島第一原発1号機「内部映像」の意味するもの
何も見えない 8mに水などなかった
福島の現場はますます混迷に 短期、長期の視点から情報を出せ
山崎久隆(たんぽぽ舎)
★3.新聞・雑誌から
A.脱原発デモ 自民へ拡大 推進姿勢反発 2日党本部へ
B.大間建設再開 「安全安心を無視」函館市長 差し止め訴訟準備
★4.協力依頼です
大間原発の建設断念を求める声明です。団体での賛同を集めています
賛同なさる団体は、明日(30日)の夜10時までに
koshida@jca.apc.org まで、団体名・連絡先を送ってください
━━━━━━━
┏┓
┗■1.瀬戸内の海と原発 瀬戸内海は唯一最大の閉鎖海域
| 四国電力(伊方原発)と中国電力(上関原発)の挟撃により
| 生活と海の命が殺されないうちに !!!
└──── 伊藤晴夫(たんぽぽ舎会員)
二大政党(と大手メディア)が利害・存亡をかけて、「党首選」に現を抜かして
いた裏に、この国の舵取り・意思決定の権限が国民の代表が選出した内閣にでは
なく、誰の手のうちにあるかということが、みごとに白日に晒された一週間があ
りました。
・米倉経団連会長が政府の原発ゼロ政策に猛反発・総理に直談判(9/13)
・エネ環会議の原発ゼロ政策「革新的エネルギー・環境戦略」決定(9/14)
・米国家安全保障会議(NSC)補佐官がエネ環戦略の閣議決定を「懸念」(9/14)
・野田総理がNHKの番組で、将来的な原発の稼働ゼロは国民の覚悟だと言明
(9/16)
・経団連、経済同友会、日本商工会議所が政府の「原発ゼロ」方針に反対の共同
記者会見(9/18)
・エネ環戦略の閣議決定を見送り(9/19)
http://www.asahi.com/business/update/0913/TKY201209130489.html
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2012091902000232.html
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2012092202000098.html
http://www.keidanren.or.jp/speech/kaiken/2012/0918.html
そうしたなか、枝野幸男経産相はエネ環戦略の「原発の新増設はしない」を受
けて、事業者が原発建設許可を申請しても「新たな建設の許可を与えることは原
則に反する」として、中国電力上関原発(山口県上関町)など未着工の原発は建
設を認めない方針を言明してみせました。
http://www.hiroshimapeacemedia.jp/mediacenter/article.php?story=20120920100234563_ja
上関原発の建設予定地の田ノ浦や周辺海域はカンムリウミスズメなどの海鳥や
水棲生物の希少種、絶滅危惧種が多く、生物多様性のホットスポットともいわれ
ている海域です。すぐ目の前の祝島については、鎌仲ひとみさんの映画『ミツバ
チの羽音と地球の回転』をご覧になられた方も多いと思います。
埋め立て予定地・田ノ浦の公有水面埋め立て免許は10月7日で失効し、山口県
知事は国の動向を眺めつつも許可の延長は認めないとしていたので、祝島の人び
とや漁業、海の自然は“2重の壁”で守られることになったと視ることもできます。
しかし、311以前、ブイを浮かべることで埋め立て工事は着工したなどと嘯い
ていた中国電力です。“30年代ゼロ=目標”(革新的エネ環戦略)すら閣議決定
できない政府と原子力ムラ丸抱えの原子力規制委員会を横目に、どういう手段を
企んでくるか解ったものではありません。
一方、瀬戸内海対岸の愛媛県には再稼働を虎視眈々とねらう四国電力伊方原発
が控えています。
瀬戸内海そのものは水深の浅い閉鎖海域で、潮汐等によって海水がすっかり入
れ替わるのには1年以上かかります。生物が多く棲む沿岸部をみると、広島以東
は開発による汚染が進行しているのに比べて、伊予灘・周防灘・豊後水道の海域
は、上記のようにまだまだ手つかずの自然が残っている貴重な海域です。
原発は発生した熱エネルギーの7割を海に捨てる構造ですが、温排水には微量
の放射能とともに、貝などの生物が配管に付着するのを防ぐために注入された塩
素系殺菌剤が含まれます。“海あたため装置”(小出裕章さん)としての伊方原
発が、全国の原発と異なる点のひとつは、このような温排水を自然豊かな閉鎖海
域に垂れ流していることなのです。
ここにも、たとえ運転停止中でも冷却し続けなければならない原発が、人間を
含むすべての命と共存できない道理があります。地球(地震)も、命(生物多様性
の危機)も、原発ゼロまったなしの状態なのです。
┏┓
┗■2.福島第一原発1号機「内部映像」の意味するもの
| 何も見えない 8mに水などなかった
| 福島の現場はますます混迷に 短期、長期の視点から情報を出せ
└──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)
炉心が崩壊し、格納容器中に落下している福島第一原発1号機の「内部の映像」
が公開されている。
しかし、何も見えない。
格納容器底部から8m付近に横から穴を開け、ファイバースコープを入れたの
だそうだ。しかし「何も見えない」。
この位置まで水があると思っていたのかどうか、よく分からない。本当にある
と思っていて穴を開けたのだと、とんでもない濃度の汚染水が噴き出すことにな
るので、そんなことは考えていなかっただろう。
では、もっと下にあると確認してから穴を開けたのだろうか。2号機はほとん
ど溜まっていないことが分かっていたとしても1号機でそうなっている根拠があ
るわけでもないだろう。
一体どんなつもりで8mの高さに穴を開けることにしたのか、よく分からない
人たちだ。少なくても8mに水などなかった。
でも、それ以外の情報はなかった。
一体何をしたいのか、前から思っているのだが、終息宣言以降福島第一は「が
れき撤去」「冷却システムの補修」など意味の分かる作業はあるものの、全体と
して何をどうしたいのかがわからない。
報道も「これからどうするのか、短期的、中期的、長期的」という視点での福
島第一に関する情報が皆無となって久しい。
今さらの面々が並ぶ自民党総裁選や、ヤラセに等しい尖閣諸島騒動など報じて
いる間に、福島の現場はますます混迷を深めているのだ。
┏┓
┗■3.新聞・雑誌から
| A.脱原発デモ 自民へ拡大 推進姿勢反発 2日党本部へ
| B.大間建設再開 「安全安心を無視」函館市長 差し止め訴訟準備
└────
A.金曜日夜に首相官邸前で脱原発を求める抗議活動を主催している「首都圏反
原発連合」は、十月二日夜に自民党本部前でデモを行う。次期衆院選で自民党が
政権復帰するとの見方が広がる中、官邸以外にも活動の場を広げ、同党の原発推
進の姿勢にストップをかけたいとしている。
反原発連合は二十五日、都内の経団連会館前でもデモを行い、主催者発表で千
三百人が参加した。十月二日夜のデモについてはネットなどで参加を呼び掛ける。
(後略)
B.大間原発(青森県大間町)の建設再開方針について、同原発から最短で二十
三kmしか離れていない北海道函館市の工藤寿樹市長は二十八日に記者会見し、
「市民の安全、安心を無視して前のめりに再開することは許されない」と強く反
発。再開に備え「(差し止め)訴訟の準備を早く進めるよう(担当部に)指示し
た」と述べた。
工藤市長は電源開発の工事再開方針について「政権が代わる前に既成事実をつ
くりたいのだろう。とんでもない話」と、不快感を表明した。(中略)
一方、北海道は二十八日、幹部が電話で電源開発に、工事再開について確認を
求めた。同社は「まだ社内で協議しており、十月一日に道庁を訪問した際に伝え
る」と答えたという。道幹部は「大間原発の位置づけや安全性は説明されておら
ず、このままでの再開は認めない。反対の声を上げるしかない」と話した。
(A.Bとも2012.9.29東京新聞より抜粋)
┏┓
┗■4.協力依頼です
| 大間原発の建設断念を求める声明です。団体での賛同を集めています
| 賛同なさる団体は、明日(30日)の夜10時までに
| koshida@jca.apc.org まで、団体名・連絡先を送ってください
└────
大間原発の建設断念を強く求める
内閣総理大臣 野田佳彦 様
経済産業大臣 枝野幸男 様
電源開発(株)社長 北村雅良 様
2012年10月1日
新聞報道によると、「電源開発(東京)は9月28日、建設が中断している大
間原発(青森県大間町)について年内に工事を再開する方針を固めた」とされて
いる。私たちは、電源開発に対して、大間原発の工事再開に反対し、建設を断念
することを強く求める。
また9月15日に枝野経済産業大臣が「既に設置許可を与えている原発について、
これを変更することは考えていない。」と述べ、それを追認するかたちで、建設
再開を政府として支持する旨の考えを表明した野田政権に対しても、大間原発の
建設再開容認を取り消すことを求める。
大間原発の建設再開は、日本社会の多数派となった脱原発を求める声を無視し
ふみつぶそうとするものだ。同時に、政府が決めた「2030年代の原発ゼロ」
をめざす「革新的エネルギー・環境戦略」を政府自らが踏みにじる行為である。
私たちは、日本政府と電源開発が一体となって進めるデタラメな大間原発建設
を絶対に認めない。原発なしでも電力が足りることは、この夏に証明されており、
大間原発を建設する理由は、何もないのである。
しかも大間原発は、商業用では世界で初めてのMOX燃料を全炉心で使用する、
きわめて危険性の高い原発であり、もし稼働したら、青森県や北海道に放射能が
放出され基幹産業である漁業や農業の一次産業などに被害を与えることになる。
事故が起これば、その被害の大きさがどれほどになるか想像もつかない。まして
大間の前沖に複数の活断層がある可能性も指摘されているのだから、建設そのも
のが間違っている。
大間町では6月に全国から130人が集まり、30年ぶりの反原発デモが行なわ
れた。これまで反対の声を出せなかった地元でも不安の声が広がっている。建設
予定地から23キロしか離れていない対岸の函館市では、9月25日、市議会で大
間原発の無期限凍結を求める決議案を全会一致で可決した。「大間原発はいらな
い」という声は広がっている。電源開発は、こうした声に耳をかたむけ、大間原
発建設から撤退すべきである。
日本政府は、「原発の新増設は行わない」という方針を守り、大間原発の建設
再開容認を撤回すべきである。
大間原発建設を断念することを、重ねて強く求める。
呼びかけ団体:大間原発訴訟の会 SHUT泊 STOP!原発 北海道
ほっかいどうピースネット 脱原発をめざす女たちの会北海
市民自治を創る会
この件についてのお問い合わせは
越田 090-7519-1731 koshida@jca.apc.org まで
PR