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たんぽぽ舎です。【TMM:No1539】
2012年8月2日(木) 地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
                               転送歓迎
━━━━━━━
★1.東京地検が告発状を受理、司法記者クラブで記者会見(広瀬隆)
★2.希望と絶望の交錯する今、声を上げることの意味を考える(下)
    原発やめても電気は大丈夫、関電も東電も大丈夫(山崎久隆)
★3.イベントのおさそい(会場:スペースたんぽぽ)
   8月25日、twitter中級講座~ツイッターをもっと楽しもう~
★4.新聞・雑誌から
 ◇福島、怒りの聴取会「原発即ゼロ」、政府不信一色
                    (8月2日 東京新聞より抜粋)
 ◇シェールガス革命 日本の課題は「需給以前に原発再稼働」
                    (8月2日 東京新聞より抜粋)
★5.<テント日誌7/31(火)―経産省前テントひろば 325日目>
 大飯を止めろ!規制委人事案NO!、8/3金曜行動 環境省包囲行動も。
                             ( Y・T )
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たんぽぽ舎の独自記事・読者からの投稿記事・イベント情報について、
記事ごとに閲覧することができます。http://tppsa.sakura.ne.jp/wp/
━━━━━━━
 
 
┏┓
┗■1.東京地検が告発状を受理、司法記者クラブで記者会見
 └────(昨日、広瀬隆さんからのメール)
              (*1日遅れの配信になり申し訳ありません)
 
 本日2012年8月1日、ルポライターの明石昇二郎氏と、私・広瀬隆が東京地
方検察庁に提出していた、東京電力福島第一原発事故の刑事責任を問うた告発
状が、東京地方検察庁に受理されましたので、ご報告します。いよいよ、歴史
的な捜査が始まります。
 これを受けて、本日午後5時30分より、東京地方裁判所内の司法記者クラ
ブにおいて、「福島原発告訴団」代理人の保田行雄弁護士と共に、3人が記者
会見をいたします。
 詳細は、追ってお知らせいたします。草々不一
                      広瀬隆
 
◇8月2日 朝日新聞デジタルより:
『福島の原発事故、捜査開始へ 地検が告訴・告発を受理』
 http://www.asahi.com/national/update/0801/TKY201208010473.html
  東日本大震災に伴う東京電力福島第一原子力発電所の事故をめぐり、東京、
 福島、金沢の各地検は1日、東電幹部や政府関係者に対する業務上過失致死
 傷容疑などでの告訴・告発をそれぞれ受理した。(中略)
  今後、捜査態勢を検討するが、検察内部では刑事立件に消極的な声が多い。
 業務上過失致死傷容疑では(1)原発事故による被害だと断定できるか
 (2)事故の責任を特定の個人に負わせることができるか――などが焦点と
 なり、立件は困難なケースが多いとみられる。
 
 
┏┓
┗■2.希望と絶望の交錯する今、声を上げることの意味を考える(下)
 │   原発やめても電気は大丈夫、関電も東電も大丈夫
 └────(山崎久隆 たんぽぽ舎)
 
 国の落としどころは15%
 
 2030年時点の原発比率をどうするか、「30年の原発依存度は0%、
15%、20~25%のどれが望ましいか」。国民から直接意見を聞くと称し
てはじめられた「聴取会」は、厳しい意見が続出するであろうと予想される東
京を避け、11会場で行われている。
 中部電力社員の発言「放射能の直接被害で死んだ人はいない」に強い反発が
集まり、中部電力はHPで謝罪をしたが、仙台会場で東北電力役員が発言する
などで「電力の意見聴取会では無い」との異論が続出し、以後は電力関係者の
発表は「辞退」するようになった。
 各会場の発言希望者を原発依存度別に見ると、7~8割が0%、1割強が
15と20~25%に分かれている。12名の発言者をこの比率通り割り振る
ならば、10対1対1が妥当なところだが、現在は6対3対3で割り振られて
いる。最初は3対3対3だったから改善されたとはいえ、意見の比率には合っ
ていない。
 ただし、この配分を見ると落としどころが15%程度という線が見えてくる。
 もし0%ならば、当然ながら核燃料サイクル計画も破棄し、「もんじゅ」を
中核とする高速炉計画も無くなる。
 国にとって最も重要な「最終防衛線」は核燃料サイクル、それもプルトニウ
ムサイクルだから、これが維持できる程度の比率、15%にはそういう意味が
ある。
 20~25%は、明らかに電力など原子力産業向けの見せ札であろう。国は
原発推進を選択肢から消したわけでは無い。といおうとしている。しかしそれ
が実現するとも思っていない。一方では発送電分離など電力再編も視野に入れ
ながら、原発依存度を20~25%にしたいならば、相応の資金投入などが無
ければ無理であり、電力がそこまで出来るとも思っていない。
 0%には電力コストの増大と、火力発電の増加と二酸化炭素削減との両立が
困難要因にあげられている。平たくいえば電力コストがかさみ安定供給に支障
が出るというわけだが、実際に今止まっているのに安定供給に支障など出てい
ない現実が、実証しているということになる。
 あとは、二酸化炭素削減そのものが、本当に必要なのかどうか、気象変動と
の関係についても見直した方が良いだろう。むしろ進めるべきは熱汚染対策で
あり、このためには東京や大阪などの大都市圏においては一次エネルギー消費
を半減させるくらいにしないと追いつかないような熱汚染被害が出始めている
のではないか。
 地方都市はエネルギーの自給構造を構築し、都市部は高効率ないし未利用熱
エネルギーの徹底的な回収技術の導入が必要だろう。隅田川や江戸川河口域に
珊瑚が自生するなどの状況は異常だろう。
 
 断固ゼロを追求するべき
 
 原発が再起動するリスクもさることながら、「もんじゅ」が動き、再処理工
場が動くことになれば、原発の何百倍ものリスクを抱える設備が日本中でまた
動き出すことになる。何のために原発をなくそうとしているのかといえば、地
震大国に原子力施設が危険すぎることなのだから、全体を止めないと意味が無
い。
 六ヶ所再処理工場はマグニチュード9を超える可能性が指摘される北海道沿
岸域に面した海に建っている。内陸だから、海抜50メートルだからといって
巨大な地震動や大津波に襲われない保証などない。まして、再処理工場の真下
に断層が走っている。これが起震断層かどうかなどは余り意味が無い。仮に起
震断層だと断定できなくても、海の下でマグニチュード9クラスの地震が起き、
巨大なエネルギーを受ければずれ動く可能性がある。そうなれば施設も破壊さ
れる。
 福島県内でも、起震断層と思われなかった断層が、東北地方太平洋沖地震の
エネルギーを受けて動いた。地表には落差のある断層が出現した。これが再処
理工場の真下で動くかもしれない。
 これら日本中の原発や原子力施設、東京に最も近い東海第二原発や東海再処
理工場も止めなければ、破局的大災害を繰り返す。
 15%か20%かなどという数値議論に意味はない。0%以外にこの国の
人々が安心できるシナリオはあり得ない。
 むしろ、今すぐ0%と決めて、原子力から安全に撤退する方法をこそ議論す
べき時期なのだから。
 
 
┏┓
┗■3.イベントのおさそい(会場:スペースたんぽぽ)
 │  8月25日、twitter中級講座~ツイッターをもっと楽しもう~
 └────
 
 ★このイベントの詳細はメルマガ専用HPからご覧ください★
 http://tppsa.sakura.ne.jp/wp/?p=363
 
 
┏┓
┗■4.新聞・雑誌から
 └────
 
◇福島、怒りの聴取会「原発即ゼロ」、<収束><再稼働>政府不信一色
 (8月2日 東京新聞より抜粋)
 
 東京電力福島第一原発事故で計り知れない打撃を受けた福島県で一日、将来
の原発比率をどうするか、県民の意見を政府が聞く会が開かれた。将来の0%
どころか「すべての原発の即廃炉」を求める声が相次いだ。政府は事故収束宣
言や原発再稼働など県民の心を逆なでしてきたため、政府への不信感や怒りの
声に染まった。(中略)
---インターネットで発言希望を出した九十五人の中から無作為抽出された
三十人全員が一人五分で意見を表明した。
 聴取会は四時間に及び、原発比率の議論より、政府の姿勢を疑問視する声が
目立った。(中略)再稼働問題はほぼ全員が問題視した。「あれだけの事故が
あったのに、もう再稼働させてしまった。失礼だ」「山も森も放射能物質。そ
んな中で再稼働に踏み切った政府に憤りを感じる」などの意見が出た。
 規制委人事でも「また原子力ムラで固めるつもりなのか」と疑問が出される
と、会場から「ふざけるな」の声が一斉に上がった。
 こうした聴取会が単なるガス抜き、アリバイ作りではないかと、根深い不信
感を口にする人も多かった。(後略)
 
 
◇電力会社の姿勢が壁、天然ガスで電気は大丈夫
 シェールガス革命 日本の課題は「需給以前に原発再稼働」
 (8月2日 東京新聞より抜粋)
 
 東京電力福島第一原発の建設にも携わった米・ゼネラル・エレクトリック
(GE)のジェフリー・イメルト最高経営責任者(CEO)が、英紙の取材に
「シェールガスの供給が増え、原子力に頼ったエネルギー政策が妥当とはいえ
なくなってきた」と語った。シェールガスの供給増は、日本の脱原発の流れに
弾みをつけられるのか。
 
 シェールガスは頁岩[けつがん](シェール)層と呼ばれる地層にたまった天
然ガス採掘技術が二〇〇〇年代に確立し、米国などで本格的に採掘が始まった。
米国内では、十八年には天然ガス全体の生産能力に約三分の一を占める見込み
で、「シェールガス革命」という言葉も生まれている。(中略)
 日本大の円居総一郎(経済学)は「GEのCEOの発言は、感傷的な『脱原発』
ではなく、経営の合理性を考えてのこと」と前置きし、その意味をこう解説す
る。「天然ガスによる発電のほうが、原子力より安全面でもコスト面でも優れ
ている。原子力による発電量は、明日からでもすべてを天然ガスで賄える可能
性すらある」
 LNGの調達価格を現状より下げられる余地もあるという。同教授によると、
日本でLNGの調達にかかる費用は、シェールガスが出回る米国の約六倍とい
う価値。韓国や欧州と比べても、約二倍もの開きがある。(中略)
 ところが、シェールガスの登場でLNGは買い手市場になり、従来の構造は
変わりつつある。(中略)
 円居教授は「原発の稼働が止まれば、電力会社は損失を被る。だから、電力
会社も政府も、原発の稼働ありきでしかものを考えられない」と、政府などが
再稼働を急ぐ理由を指摘しつつ、大手電力の市場独占など構造自体に切り込む
必要性を提起する。
 「現状の仕組みでは、燃料が高騰しようと、電力会社はその負担を消費者に
料金値上げの形で転嫁できる。そうした不合理を改めない限り、国や電力会社
が『シェールガス革命』に正面から向き合うことはありえない」
 
 
┏┓
┗■5.<テント日誌7/31(火)―経産省前テントひろば 325日目>
 │   大飯を止めろ!規制委人事案NO!
 │   8/3金曜行動 環境省包囲行動も(20時半~)
 └────( Y・T )
 
7月31日(火) 快晴
 今日も真っ青な空が広がり、暑い陽射し。けれども風があり、テントの前に
座っていると木陰に心地よい風が吹き抜け、爽やかである。蝉時雨が聞こえる。
 朝から佐賀から来ている高校生と話す。29日から来ていて国会包囲行動を
見学したり、テントでいろいろな人から話を聞いたようだ。彼は沖縄にも、釜
が崎にも行っていろいろ見聞きし、体験してきたそうだ。その行動力に驚き、
頼もしさを感じる。けれども人々との関係や社会との関係を切断して自己中心
的世界へ逃げ込みたくなるという彼の言葉に、この何十年間多くの若者達がく
ぐり抜けてきたのと同じような揺らぎを感じ、かえってみずみずしい。これか
ら静岡の親戚の教会キャンプに行くと言って、元気に出かけていった。
 台湾の公共放送のTV局がインタビューにやってきた。日本のNHKにあたるよ
うなものらしい。29日の国会包囲行動から取材に来ているという。テントの
成り立ち、テントの目的と存在意義、経産省との関係、福島とのつながり、再
稼働について等々聞かれる。最後に、韓国、香港、中国からのメディも取材に
よくきていること、反原発運動団体も来訪されていること、台湾での大規模な
反原発住民運動も注目されていることを述べ、東アジアでの反核・反原発の連
携が生み出されていくことを希望しているとアピールした。
 夕刻からは首都圏反原発連合主催の国会議員との対話集会が開催される予定
となっている。超党派の「原発ゼロの会」に加えて、民主党の「脱原発ロード
マップを考える会」も参加するそうだ。菅グループが大飯原発再稼働や規制委
人事問題にどのような考えと態度を示すか興味深かったが、他用があって参加
することができなかった。
 規制委人事は来週早々にも国会採決になると言われている緊急の問題である。
8月3日の金曜行動に際して、20時半から環境省包囲行動が計画されている。
テントもその主催に加わっている。官邸前、国会正門前、経産省正門前・別館
前での諸行動のあと、環境省包囲行動に合流して、規制委人事案にNO!原子力
ムラを入れるな!という大きな行動を実現したい。 ( Y・T )
 
 ★8月3日(金) 金曜行動
  [官邸前 国会正門前 経産省正門前  経産省別館前]
  20時半~ 環境省包囲行動
 ★8月7日(火) テントクリーンアップ大作戦 
  この日は霞ヶ関村の大掃除の日です。テントも抜本的なクリーンアップと
  夏模様替えをおこないます。そのためには多くの人手が必要です。
  是非多くの方のご協力と参加をお願いします。
   午前9時集合 丸一日の作業を予定。
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