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たんぽぽ舎です。【TMM:No1329】
                               転送歓迎
 
         ◆ 地震と原発事故情報 その314 ◆
        4つの情報をお知らせします(1月29日)
 
  1月27日、中国電力島根原子力発電所2号機が定期検査で停止。
  残るは東電1基、関電1基、北海道電1基の計3基、
  全原発停止へあと一歩
 
 
★1.テントを守る大量のビラを撒こう。
   「撤去すべきはテントではなく、原発だ!」の世論を強めよう!!
                     さよなら原発みなと 栄木忠良
★2.1月26日 IAEAの再稼働「やらせ」来日にNO!緊急アクション
                   (福島事故緊急会議MLより転載)
★3.<テント日誌 1/28(土)>
     熱気冷めやらず、テントに沢山の人が来訪
       ―― 経産省前テントひろば 140日目 ――
★4.新聞・雑誌より、1つ
 ◇現段階では強制排除ではなく、あくまで自主的な撤去を求めたい
                         - 経産省
                   (東京新聞1月28日付より抜粋)
 
 
 
★1.テントを守る大量のビラを撒こう。
   「撤去すべきはテントではなく、原発だ!」の世論を強めよう!!
 
                     さよなら原発みなと 栄木忠良
 
○27日のテント撤去命令に対する緊急大抗議集会には700名を超す人々が
テント前の道路を埋め尽くし、私たちの熱気に圧倒されたのか経産省は全く姿
を現しませんでした。
 テント撤去命令に対する大量の電話・ファクス・メールでの抗議は相当効果
を発揮していますが、ビラ撒きはまだ不十分です。「撤去すべきはテントでは
なく、原発だ!」の世論を強めるための大量のビラを駅頭などで撒きましょ
う。写真やイラストが入った読みやすくて、福島や海外と連帯した、また著名
人の応援メッセージもあるビラが必要です。
 
○ご存じの方もいらっしゃるでしょうが、パリ在住のアーチスト・ジャーナリ
ストで「グランドの塩物語」(岩波新書)などの著作がある、コリン・コバヤ
シさんが、テント村の危機にさいして、コリンヌ・ルパージュ元仏環境相から
のメッセージを撮影した動画があります。
 
☆☆☆☆☆
コリン@パリです。
                         (転載/拡散大歓迎)
 経産省前テント村の危機の報に接して、コリンヌ・ルパージュ元仏環境相が
緊急メッセージを今日録画させてくれました。日本語字幕をつけました。テン
ト村関係のできるだけ多くの方々が見てくださるように、拡散してください。
 
http://www.youtube.com/watch?v=9vCMMSQmy5M&feature=youtu.be
 
 
★2.1月26日 IAEAの再稼働「やらせ」来日にNO!緊急アクション
                   (福島事故緊急会議MLより転載)
 
                     [転送・転載歓迎/重複失礼]
 東京の杉原浩司(福島原発事故緊急会議/みどりの未来)です。本当に緊急
の思いつきでしたが、1月26日(木)にIAEAの「やらせミッション」に
抗議するアクションを行いました。呼びかけは「福島原発事故緊急会議」。ま
ずはIAEA東京地域事務所に申入書を提出に。12時に7人が飯田橋駅に集
まり、九段下方面に5分ほど歩いたところにある精文館ビルに到着。ビル前で
ロイターTVと共同通信の記者が待ち構えて、登場した私たちを撮影、その後
も同行して、インタビューも行ってくれました。
 
 【当日の呼びかけ】
 http://2011shinsai.info/node/1604
 
<事務所は、けんもほろろの対応>
 IAEA東京事務所はビルの8、9、10階に入っており、受付は9階でし
た。小さなエレベーターに分乗して9階に上がると、狭いフロアーの左に事務
所ドアがあり、黒光りする立派なレリーフ状の看板が付いていました。
 ブザーを鳴らすと女性の声で返事があり、ドアが開いたものの、メディアの
カメラを見てすぐにドアを閉めてしまいました。「カメラは困る。事前に聞い
ていない。人数は一人だけに。申入書の受け取りにだけ応じる」とドアフォン
での会話。要請の趣旨をていねいに伝えても、かたくなな対応に終始。
 メディアの方も「手渡す側だけでも撮らせてほしい」と直接要請されました
が、姿勢は変わらず。結局、アポイントを取った仲間以外は順次1階に下りる
ことに。
 残ったのが1人になったところでドアが開き、やっと申入書を手渡すことが
出来ました。奥には責任者と思われる男性の姿が見えたそうです。「事務局長
やレビューミッションに渡せるかどうかは分からない」と言いつつの渋々の受
け取りでした。
 慣れていないのかもしれませんが、ひどく過剰な警戒、狼狽ぶりでした。ど
うして堂々と市民からの要請を受けることが出来ないのでしょうか。IAEA
という組織の体質の一端が表れたのかもしれません。
 
           【IAEAへの申入書】
 
        日本政府の原発再稼働に手を貸さないで
        IAEAは勝手な「評価」をしないで
 
 http://2011shinsai.info/node/1609
 
<底冷えの中、保安院に抗議の声>
 
 午後の政府交渉(六ヶ所再処理試験の再開問題、再稼働問題)に参加した
後、午後5時30分から経産省別館(保安院)前で、経産省・保安院に対する
抗議アクションを開始。参加者は約40人。昼のIAEAアクションの報告に
始まり、東電前アクション、グリーンピース・ジャパン、アイリーン・美緒
子・スミスさん(グリーン・アクション)などからの発言、冷え込みにも抗す
るシュプレヒコールやショートコールなどで経産省に抗議の声をぶつけまし
た。
 ちなみに、経産省・保安院への要請書は、夕方の受け取りを経産省に拒否さ
れたため、午後の政府交渉に出席していた保安院の担当者に手渡しました。
 
 
          【経産省・保安院への要請書】
 IAEAによる「やらせ」ミッションを中止し、ストレステストによる
 再稼働プロセスを白紙に戻してください
 
http://2011shinsai.info/node/1608
 
<IAEAに声を届けよう!>
 
 IAEAの調査団は、最終日の1月31日(月)に報告書を経産省に手渡
し、「助言」を行い、記者会見等も行うようです。日本政府が編み出した「冷
温停止状態」なる詐欺的概念に承認を与えたIAEAは、今度は再稼働への儀
式に過ぎないストレステストにお墨付きを与えることは必至です。
福島にIAEA事務所を設置するとの発表もなされました。
 今後もIAEAと日本政府の危険な結託に抗議の意思表示を続けていきたい
と思います。飯田橋にIAEA東京事務所があることも今回、初めて知りまし
た。ぜひIAEAに声を届けていきましょう。まずは市民からの要請に慣れて
もらい、誤ったその姿勢を糾してもらわなければいけません。
 
<国際原子力機関(IAEA)東京地域事務所>
〒102-0072 東京都千代田区飯田橋1-5-9 精文館ビル9F
Tel:03-3234-7186/Fax:03-3234-7214
http://www.iaea.org (本部/英語)
 
 
★3.<テント日誌 1/28(土)>
     熱気冷めやらず、テントに沢山の人が来訪
       ―― 経産省前テントひろば 140日目 ――
 
 1月28日(土)晴れ時々曇り 
 
 日比谷公園を散歩しながら、溶け行かぬ雪が残っているのに驚く。残寒と向
春の行きつ戻りつ、高年齢者には、最も危険な時候。27日、午後2時あたり
から深夜にかけて、のべ1000人になんなんとする来訪者があり、結果、テ
ントへの弾圧指令はこともなく、よどみに浮かぶうたかたの紙っぺらの文言と
して流れ去ったかのごとく。
 その夜のテント防衛・おつとめも10人をこえる志願者があったという。ほ
んとうの闘い、本当の主体性を問われるのは、この今だという感を深くする。
 
 そして、東部富士五湖を震源地とするM5.4の地震が発生した。気象庁
は、NHKなどへの取材・報道に対し、かなり遅く反応したらしい。「東海地
震や富士山の火山活動との関連は無い」(と思いたい?)という発表は、浜岡
原発、東海第2などへの影響は、あったということか調べたい。
 大阪万博での人工太陽としての「核開発宣言」は、もはや、風前のともしび
であり、現在稼働中の原発は、54基中、3基となった。残雪と廃炉の違い
は、廃炉過程それ自体が、一大ベンチャー事業であって、この事業を請け負う
のは、推進してきたジョイント・ベンチャーであることは疑いえない。脱原発
を廃炉事業として請け負うのが、加害者組織であることの矛盾は解決されな
い。敗戦国は戦勝国によって裁かれる東京裁判。こうしたファシズム構造を打
破すべき段階であることを「脱」という蝶番から、どう回天・進展させるか、
こうした3・11以降の種々のレヴェルでの未来へのエスカレーションから取
り残された声なき声・被害者の状況を忘れてはならない。
 本質は、被爆(曝)問題。経済復興とか、日本の再軍備化、海外のウラン・
シンジケートなどへシフト変換することは、平たく言えば、ひき逃げ犯の放置
に等しく、強者の長もの(究極兵器)にまかれて、自己喪失している武器産業
の丁稚こそ、日本のゾンビ化のエージェントとせざるをえない。こうした論点
の現実可能性は、憲法へ帰ることであって、福島特需を朝鮮特需のようにみな
すことは許されない。ひき逃げされた人々を救済することが第一命題なのだ。
                               (Q記)
 
 今日のテントは昨日の熱気が冷めやらぬ中、80名程の人がテントを訪れ
る。中には昨日来れなかったから・・・という人もいる。沖縄・山口・広島・
愛媛・京都・滋賀・愛知・茨城等、遠方からの人も多い。海外からの人も。親
子連れ、学生さん等、若い人が目立つ。経産省のテント撤去命令と大抗議集会
は、メディアも大きく取り上げ、テントの存在を一層クローズアップし、広め
たと言える。
 暗くなってからは、埼玉や北区で地域での反原発運動で頑張っている人達が
来て、ちょっとしたと地域交流会の様相に。これもテントの新しい可能性だ。
                           ( Y・T )
 
 海外からの便りが届いている。紹介しておきたい。
 
 AVAAZ の英語版の署名を米国で拡散しています。郡山出身で、3月に帰国の
際は、ぜひ寄らせて頂こうと思っています。政府や大企業が力まかせで老朽化
した原発の運転を延長させようというやり方は、ここでも同じ。市民が戦わざ
るを得ません。
 最前線で、いのちをかけてがんばっている皆さんに心の底から感謝致しま
す。デモには参加できませんが、この強い思いが届きますように。
                      (女性 ヴァーモント在住)
 
※Avaaz チームを通しての枝野大臣への抗議メールは26日の12時間で1万
5千通。現在は3万6千通が送られ、5万通を目標にしているそうです。
 
 
★4.新聞・雑誌より、1つ
 
 ◇現段階では強制排除ではなく、あくまで自主的な撤去を求めたい
                         - 経産省
 
                   (東京新聞1月28日付より抜粋)
 
 東京新聞1月28日朝刊29面こちら特報部にテントに関して「注意すべき
記事」が載っているので紹介します。全文の3分の1の抜粋です。見出しは
『経産省テントが期限・拡残集会に700人 撤去すべきは原発」の3本見出
しの記事です。
 
 脱原発を訴える経済産業省前のテントに同省が「撤去期限」を通告した問題
で、期限を迎えた27日、同省には通告に抗議する電話やメールが殺到した。
テント前で開かれた抗議集会には700人以上が集まり、福島県からも女性た
ちが駆けつけた。抗議の声が終日響いた。
 福島県郡山市から駆けつけた元保育士、黒田節子さん(六一)は「この場所
を維持してくれた人たちがいたから思いも伝えることができた」と、反原発団
体が設けたテントに対する経産省の撤去要請に憤った。
 「(撤去要請の根拠となった)二十秒で消えた小さなぼやは言い掛かり。原
発の危険とは比較にならない。(中略)
 抗議のネット署名も始まり、主催者によると、撤去期限の午後五時過ぎには
二万九千人を超えた。(中略)
 「(福島県)浪江から来ました」という宣伝カーも現れ、「浪江はチャルブ
イリになってしまいました。頑張ってください」とエールを送る一幕も。経産
省は「現段階では強制排除ではなく、あくまで自主的な撤去を求めたい」とし
ている。
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