NUCLEAIRE
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┗■3.再稼動申請を撤回しない広瀬直己社長の辞任を求めます
| (東電前抗議集会 抗議文)(上)
└──── 石垣敏夫(市民が求め創るマニフェストの会)
2014年9月3日
東京電力株式会社
社 長 広瀬直己 様
再稼動阻止、東電は責任を果たせ合同抗議団体
原発から住民の命と安全を守る連絡会
市民が求め創るマニフェストの会
再稼動申請を撤回しない広瀬直己社長の辞任を求めます
前 略
私どもが要求、提出しました文書に対し、2014年5月20日に御社の立地地域部原子力センター鈴木という方から一度だけ回答を頂きましたが、他は無視されています。
私どもは再稼動申請を撤回しない、広瀬直己社長の辞任を求めます
広瀬社長は
ひとつ、2014年5月21日の福井県地裁樋口英明裁判長の判決「原告らのうち大飯原発から250キロメートル圏内に居住する者は本件原発の運転によって、直接的に、その人格権が侵害される具体的な危険があると認められるから、これらの原告の請求を許容すべきである。という判決文を読まれたことでしょう。
ふたつ、2014年7月31日 東京電力福島第一原発の事故をめぐり、東京第五検察審査会は東京地検が不起訴処分とした東電元幹部ら42人のうち、勝俣恒久元会長ら3人について、業務上過失致死傷罪で「起訴相当」とする議決書を公表しました。これもご存じでしょう。
みっつ、2014年8月26日福島地方裁判所(潮見直之裁判長)は福島第一原子力発電所を管理する東京電力が、震災後にうつ病を患っていた女性の自殺に対し責任があるとの判断を下し、裁判所は、自殺した渡辺はま子さんの夫、幹夫さんとその子供らに、4900万円の賠償を支払うよう命じました。
広瀬社長、
社長の言動は、日本国内は勿論のこと世界の人々が注目しています。
広瀬社長の役割は、柏崎刈羽原発6・7号機再稼動申請を白紙撤回し、今後は東京電力として福島第一原発事故処理に全力をあげ、原発を使用しない電力事業に就くし、被害を与えた福島県民を始め関係者の保障について国と一緒になって全力を尽くことです。
そのことが東電の社員及び日本国民・市民を始め世界の方々へのお詫びの証となります。
この決断ができなければ、速やかに社長職を辞任すべきです。
社長はこれまでの私どもの要求書に目を通しているのでしょうか。
私どもの要求書は速やかにゴミ箱に捨てられているのでしょうか。
(
下につづく)
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┗■4.新聞より3つ
└────
◆玄海1基も廃炉検討 多額の修理費負担に
再稼働狙い新旧選別か
九州電力が稼働から38年経過している玄海原発1号機(佐賀県玄海町)の廃炉の検討に入ったことが5日、分かった。原子炉等規制法で原則40年と決められた運転期間を延長して再稼働すれば、安全対策などで多額の費用がかかる。九電は再稼働のコストを見極めて改修による存続も排除せず、慎重に最終判断する構えだ。 (中略)
経済産業省は電力各社に、老朽原発への対応計画を年内にも提出するように求める方針だ。国内には運転開始から30年超の老朽原発が18基ある。各社は費用対効果などを検証して対応を決める。
(9月6日東京新聞より抜粋)
◆韓国2基30年間定検ミス 原子炉容器 別部位で
韓国の原子力安全委員会は4日、南東部の釜山にある古里原発4号機と全羅南道にあるハンビッ原発2号機で、定期検査の内容に誤りがあったと発表した。原子炉容器の溶接部文17ケ所のうち2ケ所で過去30年以上、全く別簿部分を検査していたという。
古里4号機は1986年、ハンビッ2号機は87年に運転開始。韓国では原子炉容器の亀裂の有無を調べるため、10年おきに超音波で検査することが義務づけられている。運営する韓国水力原子力会社は運転前の83年から定期点検してきたが、今回検査で初めてミスに気付いた。(後略)
(9月6日東京新聞より抜粋)
◆投資回収長期に◇事故の賠償膨大 エネ庁資料 読み解くと・・・
国が赤字穴埋め案 電力小売り自由化
原発「割高」国も認識? 国民不在「延命が前提」
2016年の家庭向けの電力小売り自由化で、電気価格は引き下げ競争になり、原発事業は赤字になる可能性がある-。経済産業省は有識者会議でこう説明し、政府が赤字を穴埋めすると提案した。原発の運転コストは「低廉」というこれまでの主張と矛盾する。提案に際して提出された資料を読み解くと、政府も原発を「割高」と認識している実態が浮かび上がった。 (後略)
◇デスクメモ
「ウランを濃縮できる国は少ない。多くの国が挑んだが、断念した高度な技術だ」。日本原燃(青森県六ヶ所村)の技術者が自慢げに話し、こう続けたのを覚えている。「原発に使うウランを濃縮し続けると、原爆の材料になる」。原発事業は電力のためなのか。日本が潜在的核保有国であるためなのか。(文)
(8月27日東京新聞より抜粋)
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┗■5.テント日誌 9月4日(木)経産省前テントひろば1090日 商業用原発351日
| 私たちは長いと思ったけれど。まだ。三年……
| 私は鹿砦社の「NONUKES voice 」を読みながら座って
└──── (Ⅰ・K)
○曇り空の朝テントに向かう。10時半にテント前で待ち合わせ。アメリカ大使館・官邸前などへのデモをするという情報があったが、テント前に来たのは二人だけ。予定が変わったのか? お二人にはアメリカ大使館に行けば様子が判るのではと伝えた。
午前中のテント前はいつもどおりの少人数。私は鹿砦社の「NONUKES voice 」を読みながら座っていた。この本にはテントに関係深い人たちの記事もあり、とても興味深いし、勉強にもなる。
午後になると6時からの日比谷野音(戦争をさせない・9条壊すな)集会を目指してと京都や奈良など遠くから来た方達が寄って下さった。わざわざ冷たい水を沢山差し入れして下さった方も居た。感謝!夕方からはテントのスタッフも幟とテントのチラシを持って出掛けて行った。
○私のすることは相変わらず同じ、テントを一生懸命見ている方の声をかけてチラシをお渡しする。40代ぐらいで3人のお子さんをお持ちとの男性に原発をどう思いますかと尋ねると、判らないとのこと、そして何を信じていいのか迷ってしまうと言う。
私も3・11前は原発のこと何も考えていなかった。むしろ安全でクリーンだとさえ思っていた。福島事故の後、色々勉強して原発を使ってはいけない事に気づいたので反対している。そして私の知りえた原発のいけないわけを幾つかあげると、反対派の話だけ勉強しているのでしょうと言われて、思い返したが、推進を言う人たちのちゃんとした本や講演会など有ったでしょうか?高レベル放射性廃棄物の解決策を示す人、被曝労働者をなくして原発を動かす方法を見つけた人は居るのでしょうか?
でも最後にその人は一生懸命生きるしかないと言って帰っていった。
悩んで考える人が居る事は嬉しいです。
○私は朝日新聞のプロメテウスの罠を愛読しています。5日から新シリーズ「抵抗32年の島」が始まりました。32年間原発反対を叫び続けている祝島の人たちの話です。その人たち「ゆったり闘うんよ。気持を張ったままじゃ、30年も続かん」との言葉にテントを思う。私たちは長いと思ったけれど、まだ3年、祝島より闘いは厳しいかもしれないけれど、あの人たちの心を学びたいものです。
たんぽぽ舎です。【TMM:No2273】
2014年9月6日(土)その2 地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.地元での脱原発の集会・パレードを継続、成功させましよう〓
朝霞駅南口、和光市駅北口、大宮駅西口 (埼玉県)
(脱原発・9条・文化メールマガジン第60号)
横井泰夫(たんぽぽ舎会員)
★2.8・31 薩摩川内市での集会あいさつ
85%の住民が再稼働反対
鳥原良子(川内原発建設反対連絡協議会会長)
★3.再稼動申請を撤回しない広瀬直己社長の辞任を求めます
(東電前抗議集会 抗議文) (上)
石垣敏夫(市民が求め創るマニフェストの会)
★4.新聞より3つ
◆ 玄海1基も廃炉検討 多額の修理費負担に
再稼働狙い新旧選別か (9月6日東京新聞より抜粋)
◆韓国2基30年間定検ミス 原子炉容器 別部位で
(9月6日東京新聞より抜粋)
◆投資回収長期に◇事故の賠償膨大 エネ庁資料 読み解くと・・・
国が赤字穴埋め案 電力小売り自由化
原発「割高」国も認識? 国民不在「延命が前提」
(8月27日東京新聞より抜粋)
★5.テント日誌 9月4日(木)経産省前テントひろば1090日 商業用原発351日
私たちは長いと思ったけれど。まだ。三年……私は鹿砦社の「NONUKES voice 」を読みながら座って
(Ⅰ・K)
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※「脱原発テントひろば3周年 再稼働阻止大行動~経産省包囲怒りのヒューマンチェーン~」
2014年9月11日(木)
16時―17時 本館前及び別館前アピール行動
首相官邸及び経産省に対する申し入れ行動
17時―18時 記者会見(テントひろば前)
18時―19時半 経産省前集会
19時半―20時 経産省包囲怒りのヒューマンチェーン
主催:経産省前テントひろば
〒100-0013 東京都千代田区霞が関1ー3ー1 TEL 070-6473-1947 メール tentohiroba@gmail.com
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┗■1.地元での脱原発の集会・パレードを継続、成功させましよう〓
| 朝霞駅南口、和光市駅北口、大宮駅西口 (埼玉県)
| (脱原発・9条・文化メールマガジン第60号)
└──── 横井泰夫(たんぽぽ舎会員)
≪地元での脱原発の集会・パレードを継続、成功させましよう〓≫
中央集会と相呼応して、「高齢者、小さなお子さんの家族の方々参加しやすい。又街の人々と・知り合いの人々・駅前・スーパー・マンションから手を降る方等、具体的な手応えあります。終了後のお茶会全員スピーチ交流会が楽しいです。
先日の朝霞パレード母娘(小学生2人)参加、母「以前より何らかの意志表示したかった。駅でチラシをもらい参加しました。身近により参加しやすいです。娘にも理解して欲しく、つれてきました。」
隣り街新座市は偶数月定例化、すでに3年目に入り大先輩。新座から学び、偶数月は新座・奇数月は朝霞と相互支援していければいいですね。詳しくは次号案内します。東上沿線の方々は是非参加下さい。
≪駅頭1000万署名約200回毎週実施≫ 当面の日程はつぎの通りです。
○9月10日(水)18:00-朝霞駅南口
○9月17日(水)18:00-和光市駅北口
≪9・28(日)川内原発再稼働反対オール埼玉行動≫
○15時大宮駅西口デッキ集会&パレード
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┗■2.8・31 薩摩川内市での集会あいさつ
| 85%の住民が再稼働反対
└──── 鳥原良子(川内原発建設反対連絡協議会会長)
★ 鳥原良子(川内原発建設反対連絡協議会会長) さんから:
2014年8月31日 ストップ川内原発再稼働!九州・鹿児島川内行動
○県内外、九州各地はもとより、全国各地からお集まりの皆さまこんにちは-
川内原発再稼働をストップさせたいというお気持ちで、ここ、川内原発現地に足 を運んでいただきありがとうございます!
1973年、川内原発建設に反対して現地で結成された川内原発建設反対連絡協 議会の4代目会長、鳥原と申します。
実行委員会と地元を代表して、ご参加のみなさまに感謝申し上げ、ごあいさついたします。
○川内原発1・2号機は、全国の原発の中でも最も優先されて規制委員会による新規制基準適合性審査が行われ、7月16日審査書案が出されました。
それに対 して、8月15日〆切でパブリックコメント約17000件が集まったと報道されました。
パブリックコメントは、広く国民の意見を募集するとしながら、広報もきちんと されず、科学的・技術的な意見と、国民の声を制限するような形で進められ、この1万7000件は大変貴重なるものです。
審査書案については、火山、火砕流、基準地震動、水素や水蒸気爆発、テロ対策など数々の疑問点、そして何より、避難計画を審査対象としていないなど、問題山積でこのまま審査書として完成させるには、安全性を重視するなら、程遠いも のがあります。
こういう中で、川内原発の再稼働については、福島原発事故を教訓にするなら、国民の大半が、反対!
川内原発現地でさえ、反対の声が数多くあります。
○そこで、私たちは、川内原発現地の、声をあげたくてもあげられない人々のもどかしさを考慮して、「原発いらない!九州実行委員会」を九州各県の世話人で立ち上げ、4月から集会の検討を重ねて参りました。
私たち薩摩川内市民グループがおこなったアンケート約13000人世帯配布で、受取人払いで回答をもとめたところ約1100件の声が返ってきました。
それによりますと住民の85%が、再稼働反対です。
しかし、薩摩川内市議会では80%が再稼働を推進したいという考えの議員たちで、固められていて、まったく住民の考えとは逆転している状態です。
政府は地元の意見をきいて再稼働云々は決めたいと言っていますが、地元の意見を聞く体制はとられていません。
市長は住民投票やアンケートとかもせず、ただ、議会の意見を聞いて判断するとしています。
わたしたちは、住民自身が何とかして議員たちに意見を出す方法として、ハガキを出すことを考えました。
本日、ここにお集まりの皆さまにもご協力していただいて、いまこそ、住民自身が、この街を守る時だと訴えてほしいのです、原発現地で、地元住民に直接語りかけてほしいのです。
本日は、昨日までの雨が嘘のように上がり、むしろ暑いくらいになりました。熱中症に、お気をつけて自分の体調に合わせて行動していただきたいと思います。
ありがとうございます。
◆ 8・31川内集会の感想
☆井手(さよなら原発! 福岡(福岡2号車バス責任者))さんから:
8・31川内原発現地行動報告
参加者の皆さんお疲れ様でした。
<報告者の感想>原発再稼働を絶対許さない川内現地行動として1800人の参加で、意志を示したと思います。 当初は500人~800人規模を目標としたことからすれば、2倍-3倍の参加で、到着した時はプログラム資料もない状況でした。更に今回の、集会の最大の獲得課題を、川内現地の人々とのふれあい激励行動を設定し、はがき訪問行動を大きなウエイトに於いたことからすれば、短時間のなかではがき行動に参加した人から大きな手応えがあったと思われます。
更に川内原発そのものをこの目で見ることも出来ました。市当局(市長)が集会会場と駐車場などを直前まで許可しなかったことや、警察車輛をわざわざデモのコース場に並べたり右翼の動きなど総合すれば、いかに川内現地で「再稼働を許さない集会」を開催させたくない目論見が露わでした。それを突破して駅前で集会の開催とデモをやりきったことは成功だったと思います。集会内容的にも韓国や、台湾からの報告と熱い連帯の行動の投げかけは今後の私達の運動の中に課題が投げかけられたと思います。
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┗■3.原発いらない!全国から最前線の声を集めた脱原発情報マガジン
| 『NO NUKES voice』、好評発売中!
└──── 鹿砦社(ろくさいしゃ) 松岡利康
○私たちがこのかん、たんぽぽ舎の全面的なご協力を得て総力で準備してきた脱原発情報マガジン『NO NUKES voice 』が8月25日創刊になり、好評のうちに全国の書店で販売されております。当面季刊で発行していく予定ですが、創刊号が売れなければ次はありません。
当初5000部程度で地道にやっていくつもりでしたが、全国の書店に配本する取次会社の評価も高く、当初の予定の4倍以上の2万3000部の発行となりました。先に概要をお伝えしましたので、今回は具体的な内容をご案内させていただきます!
○【Vol.1(創刊号)の主な内容】
秋山理央(フォトグラファー) グラビア=こどもと反原発の風景
ミサオ・レッドウルフ(首都圏反原発連合) 警察官も原発がないほうがいいと思っている
今中哲二(京都大学助教) 人の想像力は、その人によるものなのです
神田香織(講談師) 冤罪も原発も根は同じ
小出裕章(京都大学助教) 福島原発「事件」後を生きる 再稼働・原発輸出にどう向き合うか
木田節子(福島原発避難者) 騙され続けた私たち
かさこ(映画監督) 原発マネーを拒んだ町が30以上もあった!今こそ原発計画を阻止した住民の声を聴け
山崎久隆(たんぽぽ舎) 「フクイチ」の現実と未来
TwitNo Nukes大阪(脱原発デモ in 大阪/大阪・関電前抗議主催) 福井地裁・大飯原発再稼働差止判決について
大飯原発判決要旨
淵上太郎(経産省テントひろば代表) 経産省前テントひろば物語(第一回)
柳田 真(再稼働阻止全国ネットワーク) 再稼働は放射能汚染と原発大事故を招く
原田卓馬(ミュージシャン) 脱原発鹿児島日記 川内原発
6・13川内原発再稼働阻止現地闘争参加者発言 鎌田慧 広瀬隆
沼倉 潤(たんぽぽ舎) たんぽぽ舎の活動
○*Vol.1(創刊号)は、A5 判/128 ページ(巻頭カラー8 ページ+本文120 ページ)定価700 円(本体648 円+税) 8月25日発売!
今すぐ最寄りの書店やネット書店(アマゾン、セブンネットなど)でご購読お願いいたします!
直接小社へのご注文でも結構です(販売部sales@rokusaisha.com)。
※たんぽぽ舎でも取扱中です。
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┗■4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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◆豊田直己監督映画「遺言 原発さえなければ」
全五章 一挙上映(4時間)
福島の3年間 一生消せない記憶のものがたり
苦しみをのり越えて 新たな挑戦が始まる
日 時:10月23日(木)14時~18時(13時半開場)
18時~豊田監督によるお話
場 所:茅ヶ崎市勤労市民会館6階
主 催:ピースカフェちがさき 文教大学team One
連絡先:生越(おごせ) 0467-53-4448
熊谷(くまがい)kumasmi1113@gmail.com
入場料:当日1500円、前売り1200円 学生500円
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┗■5.新聞より4つ
└────
◆ 9月5日「金曜日の声 官邸前」より
○原発推進変わらぬ内閣
千葉県流山市の主婦、石塚美代子さん(65) 経済のために原発を動かすというが、経済と人はどちらが大切なのか。内閣の顔触れは代わったが、原発推進の流れは変わらない。国民の声に耳を貸さない自民党にはがっかりだ。
岐阜県多治見市の無職、松田修さん(65) 地方にいると、東京での原発反対の声はなかなか伝わってこない。故郷の近くには、放射性廃棄物の処分を研究する施設がある。最終処分場にされないようにするためには、脱原発しかない。
(9月6日東京新聞より抜粋)
◆廃炉時代 動き本格化
運転40年超 関電、美浜の2基検討
(9月6日朝日新聞見出し)
◆老朽原発 投資見合わず
関電の業績低迷 美浜は低出力 新安全対策に数千億円
廃炉の一方、再稼働推進も
巨額の損失■放射性廃棄物■地元調整 廃炉へ課題
(9月6日朝日新聞見出し)
◆福島知事選 自民分裂含み
副知事が意欲 本部相乗り模索
県連、独自擁立へ推薦要請
(9月6日朝日新聞見出し)
たんぽぽ舎です。【TMM:No2272】
2014年9月6日(土)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.「電力逼迫」危機をあおる業界紙(電気新聞)はまちがい
電力危機は起きていない-原発再稼動への口実作りに躍起になることが問題
山崎久隆(たんぽぽ舎)
★2.「県民の生命を守る避難計画すら作れない川内原発再稼働に反対する
緊急署名」33,138筆、宮崎県知事宛に提出しました。
青木幸雄(宮崎の自然と未来を守る会/原発避難を考える緊急署名の会)
★3.原発いらない!全国から最前線の声を集めた脱原発情報マガジン
『NO NUKES voice』、好評発売中! ※たんぽぽ舎でも取扱中。
鹿砦社(ろくさいしゃ) 松岡利康
★4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆豊田直己監督映画「遺言 原発さえなければ」全五章一挙上映(4時間)(10月23日)
★5.新聞より4つ
◆ 9月5日「金曜日の声 官邸前」より
原発推進変わらぬ内閣 (9月6日東京新聞より抜粋)
◆廃炉時代 動き本格化 運転40年超 関電、美浜の2基検討
(9月6日朝日新聞見出し)
◆老朽原発 投資見合わず
関電の業績低迷 美浜は低出力 新安全対策に数千億円
廃炉の一方、再稼働推進も
巨額の損失■放射性廃棄物■地元調整 廃炉へ課題
(9月6日朝日新聞見出し)
◆福島知事選 自民分裂含み
副知事が意欲 本部相乗り模索
県連、独自擁立へ推薦要請
(9月6日朝日新聞見出し)
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※9/10川内原発再稼働をやめろ! 規制委抗議行動 第5波にご参加下さい
川内原発再稼働審査書合格確定を許すな!
日時:9月10日(水)9:30より13:00 (但し、9:30より12:00は、阻止ネットは協力)
場所:原子力規制委員会(六本木ファーストビル)前
港区六本木1丁目9番9号(http://www.nsr.go.jp/nra/map.html )
東京メトロ南北線「六本木一丁目」駅から「泉ガーデンタワー」を経て徒歩4分
9:30より12:00 抗議申し入れ行動
(パブコメ無視、火山学者無視の川内原発の審査書に反対!規制庁前アクション)
主催:「原子力規制を監視する市民の会」 協力:「再稼働阻止全国ネットワーク」
12:00より13:00 川内原発再稼働をやめろ!規制委抗議行動第5波
主催:「再稼働阻止全国ネットワーク」 協力:「原子力規制を監視する市民の会」
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┗■1.「電力逼迫」危機をあおる業界紙(電気新聞)はまちがい
| 電力危機は起きていない-原発再稼動への口実作りに躍起になることが問題
└──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)
電気新聞は7月24日の記事で関西電力の「電力不足」を「警告」していますが、仮にも「電気」と銘打った業界新聞で、これほど低レベルな記事を書いているのは、とんでもないことだと思います。
2014/07/24
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『[広がる電力危機・緊張の夏](1)中西地域、需給綱渡り 電気新聞
夏本番を迎え電力安定供給維持への取り組みも緊張感が増す』より
『まだ梅雨明け前の先週17日、関西電力エリアの電力使用率が95%に達した。今夏一番の暑さで冷房需要が高伸し、想定の90%を上回った。当日は火力発電所のフル稼働体制を敷いていなかったが、原子力ゼロの厳しい夏を予感させた。関電の八木誠社長は翌日の会見で「(今夏の)実質的な供給余力はゼロに等
しい」と、需給逼迫に警戒感を示した。
「異常事態だ」。総合資源エネルギー調査会(経済産業相の諮問機関)需給検証小委員会(委員長=柏木孝夫・東京工業大学特命教授)の委員は中西日本の供給予備率をこう評した。東京~中部間の周波数変換装置(FC、計120万kw)を使って東京電力から融通を受けなければ最低限必要な3%に届かないからだ。』(以下略)
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○17日の関電の設備は2568万kw、一方電力使用は2465万kwで、その比率が95.99%と高率だったのは事実です。しかし関電は需要予測を90%程度と読み違い用意した発電設備が少なすぎただけです。実際に電力使用は翌周の25日に2681万kwと、この夏最大を記録していますが、この時の設備は2822万kwで、率は95.00%と逼迫にはほど遠いレベルだったのです。
前後を見ると、もっと顕著に関電の見込み違いが利用率の上昇になったことが分かります。前日の16日は2668万kwの設備に対して、最大電力は2383万kwです。比率は89.32%、最高気温は33.7度です。翌日は最高気温33.9度と、わずか0.2度しか違いません。ところが関電は100万kwも供給量を減らしました。理由はよく分かりません。これが利用率を95.99%に引き上げた原因です。分母を小さくすれば分子が変わらなくても比率は高くなるのは当たり前。
○18日には関電は供給力を2688万kwに戻します。ところが気温は32.7度と逆に1.2度下がったので、ピークは2382万kwと80万kw近く減少し、88.62%に利用率は急降下しました。
記事を載せた24日には、このような数字の並びだったことは分かっているのですから、関電の「読みの甘さ」を批判するのならばわかりますが、電力設備不足の証明とばかりに記事にするのでは、別の意図を感じざるを得ません。単なる関電の予測ミスを針小棒大に「需給逼迫に警戒感」などと書く内容ではないのです。
○東西連系を含む広域連系という十分対策があるにもかかわらず、「原発が止まって需要を満たせない」と言わんばかりに危機を煽り、原発再稼動への口実作りに躍起になることが問題です。東西連系120万kwとは、関電の設備の4%にも相当します。一方東電の設備に対しては2.4%に過ぎません。関電が99%になっても東電から120万kw送れば95%に下がり、一方その時東電が90%になっていても92.4%まで上昇するだけです。
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┗■2.「県民の生命を守る避難計画すら作れない川内原発再稼働に反対する
| 緊急署名」33,138筆、宮崎県知事宛に提出しました。
└──── 青木幸雄(宮崎の自然と未来を守る会/原発避難を考える緊急署名の会)
呼びかけ人募集の最初のメールを出したのが7月12日。(株)環境総合研究所にシミュレーションを依頼したのが14日。急ぎの仕事を急ピッチでやって頂く間に、呼びかけ人は1週間程で243名に。署名期間は貴重な夏休み間の8月1日から31日。短期間のうちに県内各地で取組みが行なわれました。集約作業は9月2日。白板に数字が加算されるたびに小さな歓声。3万にもう少しというところで会議の開始。そこへダンボールに入った3千数百の署名を脇にかかえた会議参加者が遅れて入室。これで大台の3万を越えました。3日、県知事宛署提出前に届けられた数を合わせて、最終的に提出した署名数は33,138筆。川内原発再稼働反対の思いが詰まった、重さも重い署名の束でした。
そのような沢山の思いがつまった署名提出なのに、通された部屋は狭い会議室。署名提出参加者の半分も入れないような状況に、急遽机をくっつけ、どうにか空間を確保して全員入室。こういう対応ひとつとっても、県の考えが透けて見える感じでした。県側は知事出席なしで、総合政策課と危機管理室が対応。県から国への意見は全国知事会を通して言っているなどと、主体的に県の意見を国に述べる様子はまるでなし。宮崎県は川内原発から最短54km。宮崎市中心部までが約120km。これでは川内原発で重大事故が起きた時に、住民は捨て置かれます。
今回の署名程、重さを感じたことはありません。県内各地の署名を中心に、県外からの署名もありました。まだ、県議会議長には(公務多忙として)提出が未ですが、緊急署名の現状報告とさせて頂きます。
尚、県知事宛署名提出にあわせ、申入書と公開質問状を提出しました。
申入書
http://www.miyazaki-catv.ne.jp/~sizenmirai/pdf/2014-chijiteisyutu.pdf
公開質問状
http://www.miyazaki-catv.ne.jp/~sizenmirai/pdf/2014-kokaisitumon.pdf
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┗■4.「福島第一原発の今」報道が少なくなる中で何をしても
| うまくいかない現場を聞いて
| 8月23日(土)スペースたんぽぽ 講師:山崎久隆さん
└──── ぐみ坂キッド(たんぽぽ舎ボランティア)
今回はレジュメが2つ。福島第一原発の今の他、川内原発のパブコメが加わり、密度の濃い講座でした。
○川内原発のパブコメ
今回のパブコメは「川内原発設置変更許可申請書に対する審査案」への意見募集だった。新規制基準とか合格といったものは何処にもない。各社の報道をみると概ねこんなところだ。
審査の合格証にあたる「審査書」の案を了承し、事実上合格とした。秋には再稼働。
パブコメのパの字もなく、再稼働は間近という調子。田中俊一委員長は7月16日の記者会見冒頭で「九州電力川内原子力発電所の審査書案を了承いたしました。明日から30日間この審査書案に対する技術的意見募集、所謂パブリックコメントを行うことになります」。合格とか再稼働とか一言も言っていない。
そして8月5日のNHKの報道では次のようになる。
九州電力は、原子力規制委員会に提出する資料の作成が大幅に遅れていることを明らかにした。
川内原発の再稼働は12月以降になる見通し。再稼働に必要な許認可には他に新しい設備の詳細設計についての認可が必要だがそれが遅れている。
http://www9.nhk.or.jp/kabun-blog/200/194614.html
注)「設置工事認可申請」と工事の後の「使用前検査」に合格しなければならない。
提出資料の作成が大幅に遅れているのは何故か?
耐震性の欠陥・制御棒が抱える深刻さ、前途多難な九州電力だが、それについては山崎久隆さんの講座
川内原発再稼働問題・「こんな原発 安全なんてとんでもない」をお楽しみに。9月27日(土)スペースたんぽぽ 14:00~16:00です。
○福島第一原発の今
・がれき撤去で放射性セシウムを飛散
昨年8月に3号機のがれき撤去で飛散した放射性セシウムが南相馬市のコメを汚染した問題で、東電はこう言った。「敷地外の影響は調べておらず、(コメ汚染との)因果関係を発表する立場にない」と。
まさにその立場にいるではないか。
・置き去りの津波対策
東電のHPに掲載されている仮設防潮堤の写真だが、2011年6月30日に撮影されたものだ。もしかして最新の写真を掲載する立場にないのか?
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/review/review2_4-j.html
それにしても、この仮設防潮堤。私には整理整頓された粗大ゴミにしか見えないのだが。
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┗■5.新聞より2つ
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◆地震保険契約率が最高 13年度58.1%
南海トラフで加入増
損害保険料率算出機構は25日、2013年度に火災保険を新たに契約した人のうち、地震保険にも加入した割合(付帯率)が前年度比1.6ポイント増の58.1%となり、01年度の調査開始以来、最高だったと発表した。
東日本大震災後の関心の高まりに加え、南海トラフ巨大地震など大規模地震が想定される地域を中心に加入が増えた。(中略)
地震保険は単独では加入できず、火災保険と合わせての加入が法律で定められている。契約者に支払われる保険金の額は火災保険の30~50%に設定されている。
(8月26日茨城新聞より抜粋)
◆美浜2基の廃炉検討 関電 稼働40年超 老朽化
関西電力が稼働から40年以上が経過している美浜原発1、2号機(福井県美浜町)の廃炉を検討していることが5日、関係者への取材で分かった。原子炉等規制法で原則40年と定められた運転期間を延長する場合、原子炉圧力容器などの劣化を詳細に調べる「特別点検」や大規模改修が必要で、再稼働への壁が非常に高くなっているためだ。
老朽化した原発を廃炉にすることで、比較的新しい原発を早期に再稼働する地ならしをしたい政府と電力会社の思惑も背景にある。
東京電力福島第一原発事故後、廃炉が決まったのは同原発1~6号機の6基。美浜の動きは、他の古い原発に影響しそうだ。(後略)