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┗■3.非力でも微力でもない。まして無力ではない。

 │ 首相官邸前の素描

 │ 9月19日(金)第118回首相官邸前・国会議事堂前抗議

 └────(ぐみ坂キッド たんぽぽ舎ボランティア)

 

○国会議事堂前駅4番出入り口で目にしたこと

 

 集会が始まると年配の女性がやって来る

 49段の階段を登ってくる

 前かがみになって登ってくる

 プラカードを抱えて登ってくる

 一段一段両足を揃えながら登ってくる

 49段の階段を登ってくる

 

 集会が終わると男性が帰ってゆく

 49段の階段を下りてゆく

 白い杖を前に出して下りてゆく

 手すりに掴まりながら下りてゆく

 一段一段確かめながら下りてゆく

 49段の階段を下りてゆく

 

 様々な人たちが集まり、そして支える首相官邸前・国会議事堂前抗議です。

 

 

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┗■4.新聞から

 └────

 

◆原発再稼働「反対」 水俣病患者ら会設立

 (9月12日 熊本日日新聞より)

 

 胎児性水俣病患者の松永幸一郎さん(51)=水俣市=らが、九州電力川内原

発(鹿児島県薩摩川内市)の再稼働に反対する会を結成。水俣市議会に11日

までに再稼働反対の陳情書を提出した。

 会代表になった松永さんは「国は福島の事故や水俣病の教訓を学んでいない。

経済を優先する再稼働よりも、市民一人一人の安全を考えてほしい」と訴えて

いる。

 会は「原発の再稼働ストップ水俣の会」。松永さんら胎児性患者3人を含む

8人で立ち上げた。

 松永さんは昨年2月、東京電力福島第1原発から約40キロの福島県飯舘村

を訪問。住民から避難生活の不自由さなどを聞いた。水俣市も川内原発から約

40キロの距離にあり「事故が起きれば、障害者ら介護が必要な人はつらい思

いをする。自分たちが声を上げなければ原発は止まらない」と考えたという。

 

 国の原子力規制委員会は10日、川内原発再稼働の前提となる新規制基準へ

の適合を認めた。一方、住民からは自治体の避難計画に不安の声が強い。特に

障害者や高齢者ら「要援護者」の避難が課題とされている。

 松永さんは「避難体制があやふやなままでは再稼働は認められない。規制委

も原発は安全と断言してはいない。できれば原発をなくしてほしい」。会員を

さらに増やし、水俣から声を上げていく方針という。

 

 

◆大津波予測 東電の勝俣元会長も把握

 吉田元東電福島第一原発所長が直接、説明

 「吉田調書」で明らかに。勝俣氏の虚偽報告の可能性強まる

Finance GreenWatch 2014/9/26

 

 東京電力福島第一原発事故をめぐる株主代表訴訟の口頭弁論が25日、東京地

裁であった。原告側は「吉田昌郎元所長(故人)は事故前、勝俣恒久・東電元

会長らに想定より大きい津波が来る可能性を伝えていた」とする準備書面を提

出した。

 政府事故調査・検証委員会が吉田氏から事故当時や事故前の状況を聴取した

記録(調書)が今月11日に公開されたことを受け、主張を追加した。

 吉田調書では「今、想定している5m何十㎝という設計のベースよりも大き

な津波が来る可能性が否定できない」と吉田元所長が東電幹部に説明していた

ことや、「会長の勝俣さんからは『そうなのか』『確率はどうなんだ』と尋ね

られた」ことが判明した。

 勝俣元会長側が7月に提出した書面では、想定を超える津波が来るという吉

田所長からの報告について「知らない」「なかった」と答弁していた。

 閉廷後に記者会見した原告側代理人の海渡雄一弁護士は「勝俣元会長が虚偽

の答弁をしたことが、吉田調書から明らかになった」と指摘した。

 訴訟では、原発事故で東電が巨額の損失を出したのは安全対策を怠ったため

として、株主が現・旧経営陣27人を相手に、約55千億円を東電に賠償するよ

う求めている。

 

 

◆来月1日 福島・川内村 避難指示解除

 帰還ありき 住民苦渋  (9月25日 東京新聞より)

 

福島第一原発事から20キロ圏にある福島県川内村は、来月1日に避難指示解

除準備区域の指定が外される。今月17日には安倍首相が来村し、住民期間を

促す考えを示した。だが、事故から3年半がたち、それぞれの事情で古里に戻

れない人も多い。今後、賠償打ち切りという痛みばかりを強いることにもなり

かねない。(後略)
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たんぽぽ舎です。【TMM:No2291

2014年9月26日(金)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします

                           転送歓迎

━━━━━━━

★1.9/25原子力空母G・ワシントン母港化6周年抗議

 東京湾に浮かぶ2つの原子炉は危険

 原子力空母配備撤回を求める全国集会に1700人      (山本勇祐)

★2.「鹿児島・辻説法」の記録(今夏)

 原発いらない福島の女たちと再稼働阻止ネット、鹿児島現地の協同で

 フクシマを伝え、川内原発再稼働阻止を訴える      (青山晴江)

★3.非力でも微力でもない。まして無力ではない。   (ぐみ坂キッド)

 首相官邸前の素描 9月19日(金)第118回首相官邸前・国会議事堂前抗議

★4.新聞より                   

 ◇原発再稼働「反対」 水俣病患者ら会設立

  (9月12日 熊本日日新聞より)

 ◇大津波予測 東電の勝俣元会長も把握 「吉田調書」で明らかに。

  勝俣氏の虚偽報告の可能性強まる(Finance GreenWatch 2014/9/26

 ◇来月1日 福島・川内村 避難指示解除

  帰還ありき 住民苦渋  (9月25日 東京新聞より)

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930日(火)JCO臨界事故を忘れない!朝の集会と夜の学習会に

ぜひご参加を!

10時~11時 経産省別館まえ 15年目の追悼と抗議

19時~スペースたんぽぽ、「JCO臨界事故15周年学習会、参加費800

JCO事故から見える福島原発事故-被ばく者に賠償なし」講師:山崎久隆さん

━━━━━━━

 

 

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┗■1.9/25原子力空母G・ワシントン母港化6周年抗議

 │ 東京湾に浮かぶ2つの原子炉は危険

 │ 原子力空母配備撤回を求める全国集会に1700

 └────(山本勇祐 たんぽぽ舎)

 

 国内の原発が全て止まっているにも拘らず、東京湾に2基の原子炉→横須賀

港を母港とするアメリカの原子力空母G・ワシントンの原子炉だ。20089

25日にG・ワシントンが配備されて6年目。毎年この日に配備反対の抗議集会

が行われている。今年も、横須賀港沿いのヴェルニー公園で行われた。たんぽ

ぽ舎は毎年『原子力核空母はいらない!事故が起きれば首都圏は放射能汚染

地』の横断幕を掲げて参加している。主催は、神奈川平和運動センター、三浦

半島地区労。

 この日、天候が心配されたが1700人の参加で集会とデモが行われた。

 集会では、主催者の挨拶で、藤本氏(フォーラム平和・人権・環境の事務局

長)は「戦争のない!差別のない!空母の核事故のない!社会を求めて闘って

いる。集団的自衛権閣議決定、辺野古強行、オスプレイ等市民の声がどこに反

映されているのか!この国が壊れて行く!大きな声を出して政府に迫ろう!」

と力強く訴えた。福島みずほさん(社民党)などの連帯メッセージが紹介され

た後、アピール[]が採択され、雨が降り出した中で市内デモへ。

 デモ行進は、たんぽぽ舎、反原発自治体議員・市民連盟、かわさき市民等の

人たちと約30人の隊列を組み『原子力核空母はいらない!事故が起きれば首都

圏は放射能汚染地』の横断幕を掲げて、途中、米軍横須賀基地正門前で、

「G・Wはいらない!」のコールをあげて約1時間の市内デモ。「基地強化反

対」「川内原発再稼働するな」「原発はいらない」を訴えた。私たちのデモ隊

はO姉妹の太鼓とIさんの鐘が調和して、Bさんのコールに合わせて鳴り響き、

労組系のデモ隊列とは一味ちがう集団として横須賀市内を行進できました。

デモの後半に雨も止んで解散地点へ。

 

[]集会アピール

 

 米海軍が横須賀基地に原理力空母GWを配備して6年が経過しました。来年

 度中には、ロナルド・レーガンに交代すると発表されています。更に随伴の

 イージス艦の増強が想定されます。政府も横須賀市も、同型(ミニッツ型)

 艦の交代にすぎないとの姿勢ですが、私たちはこれを容認するわけにはいき

 ません。(中略)

 

 安倍自・公政権は、あからさまな米軍優遇の一方で、集団的自衛権行使や自

 衛隊の増強を企画し、「戦争をできる国」へと迷走を続けています。このま

 までは横須賀は「日米一体化の軍都」に逆戻りし、アジア諸国への脅威の街

 となりかねません。(中略)

 

 新たな空母の配備、基地機能の強化に反対し、原子力空母の母港撤回と脱

 原発社会の実現を一体的にすすめよう。

 

 辺野古新基地など沖縄への基地負担の押しつけをやめさせ、欠陥オスプレイ

 を撤去させよう。

 

 集団的自衛権の行使容認反対、「特定秘密保護法」廃止、安倍政権の戦争

 推進政策を許さず、憲法改悪を阻止しよう。

 

 

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┗■2.「鹿児島・辻説法」の記録(今夏)

 │ 原発いらない福島の女たちと再稼働阻止ネット、鹿児島現地の協同で

 │ フクシマを伝え、川内原発再稼働阻止を訴える

 └────(青山晴江 再稼働阻止全国ネット・たんぽぽ舎ボランティア)

 

 9月28日の鹿児島「ストップ川内原発再稼働!」全国集会を前にして、この

夏訪れた現地の人々の姿がしきりに思い出されます。

 

 原発再稼働阻止全国ネットワークの4月京都合宿相談会での提案から、多く

の方々の協力で実施された「鹿児島・辻説法」キャラバン。町々の辻で「原発

いらない福島の女たち」が市民に知らされない福島の状況を話しました。

 前半は7月18日~22日、福島県大熊町から仮設に避難中の木幡ますみさんが

薩摩川内市・鹿屋市・鹿児島市・霧島市・他で計30か所を、7月28日~8月1

日は郡山市の黒田節子さんが日置市・姶良市・出水市・いちき串木野市・他で

35か所を、各1520分ほど、炎天下であるいは風雨のなか「鹿児島の皆さん、

福島から来ました!ここを福島のようにしてはいけません。再稼働を止めま

しょう!」と声を絞るようにして訴えました。

 移動の街宣車からは、三遊亭歌之助さんのテープの声が「知事は原発を動か

そうとしています。事故が起きれば、逃げられませんよ~」と鹿児島弁で大き

く流れ町に響き渡りました。

 夜は各地で準備してくれた集会があり、福島報告を真剣な眼差しで聞き、交

流会では質問がさかんにでました。キャラバンスタッフは現地の方々と再稼働

阻止ネット「川内の家」の岩下さん、前半に奥野さん、後半に青山が参加し、

辻説法をしている間、各現地市民団体の方たちと一緒に、町の人にチラシを手

渡したり、ポスティングをして回りました。

 駅前・畑の中の団地・商店街・海岸・市役所前・大型ショッピングモール・

観光地、真夏の鹿児島の陽射しが強く照り返すなかで、「フクシマを繰り返さ

ないで」と訴える声が響きます。

 

 話を聞いている人々の多くは再稼働に不安を抱いていました。団地の部屋か

ら出てきて、頷きながら聞いているご夫婦。民家の庭でチラシを受け取りなが

ら「ここには情報がない。みんな何も知らずに、考えずにいて、どんどん政治

は悪い方に流れて自分たちが犠牲になるばかりだ。腹が立って、胸が痛むがそ

れを話す相手もいない。」と語る男性。窓の網戸越しに腰をかがめて「いい話

をしていると思ったら、福島からですか、よく来てくださった、ありがたいこ

とです。原発は反対じゃ。」と言う女性。子供の甲状腺の話に耳を傾けている

保育士さん。若いひともチラシを受け取り、再稼働反対の文面を読んでいます。

店の閉まったシャッターの郵便受けの小窓から細い指で隙間をあけ、おばあさ

んがじっとフクシマの話を聞いていました。そっとチラシを差し出すと潤んだ

目で頷いて受け取ってくれました。

 

 この声にならない思いを大切に結んで、再稼働阻止への力にしていきたいと

思いました。夏の辻説法で聞いたフクシマの話を鹿児島の人々は忘れずにいて

くれるでしょう。それが再稼働を阻む民意の広がりを後押ししてくれますよう

に。集会の会場へと初めて足を運ぶきっかけとなってくれますように。

 

《メルマガ編集部:注》

 第3陣の辻説法が木田節子さんを中心に今週末28() 29() 30()

 鹿児島市でおこなわれる予定。現地の女性と再稼働阻止ネットも協力の予定。

たんぽぽ舎です。【TMM:No2290

2014年9月25日()地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします

                           転送歓迎

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★1.9/30JCO臨界事故を忘れない!朝の集会と夜の学習会にぜひご参加を

   15年目の追悼と抗議 10時から11時 経産省別館前で

   JCO臨界事故15周年学習会・19時から「スペースたんぽぽ」

   「JCO事故から見える福島原発事故―被ばく者に賠償なし」

★2.9/17第1回大間原発を考える学習会の報告

   第2回は1126()海渡雄一弁護士の「原発裁判と地方自治体」

                                        寺崎明子(大間原発反対関東の会)

★3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)

   ◆9/28 日ラボ・アスナロ連続講座

    「今の原発がどんな危険な状態で建設されているのか…」

      会場:オープンスペース・アスナロ

  ◆10/4H〇WS講座

   「映像を観ながらビキニ被ばく事件からフクシマを考える」

   講師:木下昌明(映画評論家)、高橋省二(被爆二世)

★4.新聞より4つ

  ◆原発事故の慰謝料、福島は「延長を」「格差生じる」

                    (9月25日朝日新聞見出しより)

  ◆再生エネ 新規購入中断 九電太陽光急増で 送電網対応できず 東電管内も一部制限

                    (9月25日朝日新聞見出しより)

  ◆九電再生エネ購入中断 安定供給支障と説明

   企業は多額投資 自治体も推進 「川内原発より送電網を」

                    (9月25日東京新聞夕刊より抜粋)

  ◆国・東電 現場理解せず 元柏崎刈羽原発所長「吉田調書」を語る

   「制御できる」過信を反省 ムラ人脈 国民置き去り

                    (9月25日東京新聞より抜粋)

★5.テント日誌9月21日(日) つづき

   経産省前テントひろば1107日商業用原発368日

   テント裁判チラシをまくぞ 1014日 第8回口頭弁論の日    (.)

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※川内(せんだい)原発再稼働やめろ! 永遠に原発ゼロに!

 9/26()119回首相官邸前抗議にご参加を!

 日時:9月26()18:0020:00

 主催:首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体)

    当日の詳細は http://coalitionagainstnukes.jp/ を参照

━━━━━━━

 

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┗■1.9/30JCO臨界事故を忘れない!朝の集会と夜の学習会にぜひご参加を

 |  15年目の追悼と抗議 10時から11時 経産省別館前で

 |  JCO臨界事故15周年学習会・19時から「スペースたんぽぽ」

 |  「JCO事故から見える福島原発事故―被ばく者に賠償なし」

 └──── 

 

 1999年9月30日午前1035分ごろ、茨城県東海村にある「核燃料加工施設=JCO・東海事業所」で臨界事故が発生しました。高速炉「常陽」に使用する濃度の高い《原発の4~5倍の濃度》ウラン燃料を混ぜているときでした。

 この事故で作業に当たっていた3名のうち、大石久さん、篠原理人さんの2名が大量の中性子線等を浴びて亡くなりました(1名は重傷)。また、東海村の住民の方をはじめとする多くの人が被曝しました。

 この事故をきちんと検証せず、原子力推進政策を強引に続け、福島第一原発の事故を引き起こし、その収束も汚染水対策もできていないまま、休止している原発を再稼働しようとする政府の方針は許せません。

 2000年の1周忌から14年間、9月30日に追悼と抗議をしてきました。今年は15年目に当たります。

 

○追悼・抗議集会

日 時:2014年9月30()10001100

場 所:経済産業省別館前(飯野ビル側:経産省前テントの反対側)

内 容:黙祷(事故発生の1035~) ※喪章をお持ちください。

    献花―菊の花を予定しています。(実費200円の負担をお願いします)

  集会アピ-ル、JCO事故の追及、原子力政策への糾弾等。

 

○学習会

日 時:2014年9月30()19:00開会(開場18:30

場 所:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F

内 容:1.JCO事故とは何だったか「《1999年発生~今年で15年》の

      歴史とその教訓」

        講師:佐々木敏彦さん(原発・核燃とめよう会)

    2.「JCO事故から見える福島原発事故―被ばく者に賠償なし」

        講師:山崎 久隆さん(たんぽぽ舎)

 

 東海村JCO臨界事故から15年、未だにこの事故の原因や放射能被害の検証もきちんとしていない。事故を「作業員の責任」として終わらせようとした政府や原子力行政のこの事故に対する無責任さが、福島原発事故後も続いている。

絶対に「風化させない」。

参加費:800

連絡先・問合せ:たんぽぽ舎 03-3238-9035 nonukes@tanpoposya.net

 

※9月28()には、

 東海村・石神コミュニティセンターで現地の集会も開催されます。

 

 

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┗■2.9/17第1回大間原発を考える学習会の報告

 |  第2回は1126()海渡雄一弁護士の「原発裁判と地方自治体」

 └──── 寺崎明子(大間原発反対関東の会)

 

○ 9月17()午後7時から第1回学習会「避難計画の問題点-川内原発の実態調査から大間原発を考える」が行われた。大間原発反対関東の会とたんぽぽ舎講座会議の共催。参加者42名。大間原発については情報が少ないこともあり、たんぽぽの講座は初めてという方々も多数参加されていたようだ。勤め帰りらしい男性も多かった。

○ 講師はFoE Japan の満田夏花さん。今夏、何度も鹿児島に足を運び、避難計画について周辺自治体で綿密な実態調査をした成果を「まやかしだらけの川内原発の避難計画 ~これでは命は守れない~」と題するパワポにまとめて紹介してくれた。

 「避難計画の策定をまる投げされた介護施設の責任者の方々と話していくと、次々と問題点が明らかになり、このような調査を通して地元の方々の再稼働反対の意識をもっと広めていくことも大切だと思った」という満田さん。

 再稼働させないために、あらゆる方法で声をあげていかなければならない今、こういう形で地元の方と対話を進めて行くのも一つの方法としてとてもよいと思った。後半の質疑応答では、大間に行った方の現地報告や新潟ほか各地の情報の交換なども活発に出来て、参加者みんなで会を盛りあげることが出来て、主催者のたりないところを補っていただき、ありがたかった。

○ 第2回は1126()19時より「スペースたんぽぽ」にて、

 海渡雄一弁護士に「原発裁判と地方自治体」についてお話をいただく予定。

 

 

 


 

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┗■3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)

 └──── 

 

 ◆9/28日ラボ・アスナロ連続講座

 

 「全国の原発は耐震上全て危険です」-再稼働を止めさせて全て廃炉にしましょう-

 地震大国日本の原子力規制委員会が作成した原発の耐震設計指針とその他の安全対策を見ると、とても過酷事故に充分対応したものとは思えません。

 今の原発がどんな危険な状態で建設されているのか、また、原発全体の問題点について分かりやすく説明しますので、皆さんご参加下さい。

 

日 時:9月28()午後3時~5時

会 場:オープンスペース・アスナロ(東武東上線大山駅下車徒歩8分)

講 師:新井克己さん(元原子力発電所の配管設計者)

     東海第二原子力発電所運転差止め訴訟・

     大間原子力発電所建設差止め訴訟原告

資料代:500

主 催:NPO法人・放射線測定室アスナロ

問合わせ:TEL 03-5995-4230 牛崎

 

 

 ◆H〇WS講座

  「映像を観ながらビキニ被ばく事件からフクシマを考える」

 

  ビキニ被ばく事件から60年。日本政府は米国からの「核の平和利用・原発導入」を最優先して、米国の責任を不問にして200ドルの慰謝料で手打ち。第五福竜丸以外の漁船の被ばくの補償はせず、被ばくの真相は、闇に葬りさられました。

 一方、事件3年後、ロンゲラップ島民は、米国政府の「安全宣言」を信じて、帰島。結果、内部被ばくの悲劇に遭遇。

 講座では、これらの真相を明らかにした映像を観ながら、ともに語り合えればと。

 

日 時:10月4日()13時~1630

講 師:木下昌明(映画評論家)、高橋省二(被爆二世)

会 場:本郷文化フォーラム(地下鉄「本郷三丁目」徒歩4分)

           TEL 03-5804-1656 FAX 03-5804-1609

主 催:H〇WS 本郷文化フォーラムワーカーズスクール

参加費:1500円(学生1000

円)

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┗■4.新聞より4つ

 └──── 

 

 ◆原発事故の慰謝料、福島は「延長を」「格差生じる」

                (9月25日朝日新聞見出しより)

 

 ◆再生エネ 新規購入中断 九電太陽光急増で 送電網対応できず

  東電管内も一部制限     (9月25日朝日新聞見出しより)

 

 ◆九電再生エネ購入中断 安定供給支障と説明

  企業は多額投資 自治体も推進 「川内原発より送電網を」

 

 九州電力は25日、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度に基づく契約の受け入れを、九州全域で中断した。対象は新規受け入れに加え、申請を済ませたが契約に至っていない約7万件も含める。10キロワット未満で自家消費している家庭用の太陽光などは対象外とした。(後略)

           (9月25日東京新聞夕刊より抜粋)

 

 

 ◆国・東電 現場理解せず 元柏崎刈羽原発所長「吉田調書」を語る

  「制御できる」過信を反省 ムラ人脈 国民置き去り

 

 東京電力福島第一原発事故で、吉田昌郎元福島第一所長=2013年7月死去=が政府の事故調査・検証委員会に事故状況を語った「吉田調書」。調書を読んだ東電の元柏崎刈羽原発所長で、取締役や監査役も務めた宅間正夫氏(77)は「(東京)本店は首相官邸の介入を許し、現場を支えなかった」と当時の経営陣を批判した。車内に安全神話への過信があったと認め「今こそ日本に原子力が必要かどうかの議論を徹底的にすべきだ」と述べた。(後略)

           (9月25日東京新聞より抜粋)

 

 

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┗■5.テント日誌9月21日(日) つづき

 |  経産省前テントひろば1107日 商業用原発368日

 |  テント裁判チラシをまくぞ 1014日第8回口頭弁論の日

 └──── (K.M)

 

○ 日曜の夜、テント裁判(第8回口頭弁論:101410時半、地裁前抗議集会:9時半)のチラシの箱がテント内を牛耳っていて、数人でチラシの折り込みをやっている。

 本当は土曜に着く予定だった箱が何と経産省に届けられたらしい。幸い、経産省の人がテントに届けてくれた。到着が一日遅れたために、折込み作業が日曜夜にまで及んだという。

○ 一段落してふと見ると若い女性が座っている。土曜にも日曜にもテントの応援に来たTさんは、何とプロのモデルさんだと言う。ある月刊誌に毎回写真が掲載されているそうだ。おじさんたちは鼻の下を長くして写真撮影させてもらった。夜の交代の寝ずの番の後、一眠りしていると女性の声。前日深夜に帰って行ったTさんが応援にきてくれた。

 昨夜の会話を受けて、泊まりのIさんが再びチラシを折り、朝8時前からテントひろば前でそれを配り始めた。結構受取りは悪くない。多くの霞ヶ関付近勤務の方に、脱原発テントの意義を知ってもらい、再稼働反対と「裁かれる東電の責任」を訴えている。

 今週末には鹿児島で「ストップ川内原発再稼働!9,28全国集会」が開催される。前日の27日には再稼働阻止全国ネットワークの全国相談会、28日午前には川内原発ゲート前抗議行動も予定している。再稼働の嵐を止めるための大事な行動。参加できる方は今からでも是非どうぞ。

 

○テントからのお知らせ

928()『ストップ川内原発再稼働!928全国集会』天文館公園

 集会:13時~1430分 デモ:1430分~1630

 「927日(土)14時鹿児島空港1階ロビー集合 928日現地行動」の企画あり。(連絡先テント070-6473-1947

930()福島事故の責任を問う 930院内集会東京地検包囲

 12時~1330分:院内集会(参院会館講堂)

 14時~1440分:東京地検包囲行動  主催:福島原発告訴団

101()13回東電本店合同抗議 19時~20時 東電前

1014()1030分 テント裁判第8回口頭弁論 東京地裁大法廷

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┗■3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)

 └──── 

 

 ◆「原発廃炉の問題を考える」

  茨城県北相馬郡利根町の『利根町の人と環境を考える会』定例会のお知らせ

 

   第21回定例会:DVD勉強会&フリートーク(参加費:無料)

 テーマ:「原発廃炉の問題を考える」

 日 時:2014年9月28()13:3015:30

 場 所:利根町布川地区コミュニティーセンター2階 会議室

                 (利根町布川2958-1 TEL0297-68-2849

 連絡先:石山(090-9360-8797

・DVD『原発廃炉は可能か?』

ドイツ=フランス共同TV局アルテ社。監督:ベルナール・ニコラ、68分。

内容:廃炉にまつわる真実に鋭く切り込んだドキュメンタリー。

・フリートーク・オブザーバーとして旧動燃で核燃料研究に従事されていた方をお招きします。

 

 

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┗■5.新聞より3つ

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 ◆脱原発集会に第五福竜丸元乗組員 反核願い 結ぶ

  ビキニ水爆-福島事故

 

 原子力規制委員会が新たな規制基準を満たすと判断した九州電力川内原発(鹿児島県)の再稼働に反対する「さようなら原発全国大集会」が23日、東京都江東区の亀戸中央公園で開かれた。1万6000(主催者発表)が園内を埋め尽くし「経済より命が大事」「福島の事故を忘れるな」と声を上げた。(後略)

 (9月24日東京新聞朝刊より抜粋)

 

 

 ◆今夏原発ゼロでも余力 使用率95%超 全国で2日だけ

  「再稼働必要なし」

 

 東日本大震災後、初めて国内で原発が1基も稼働しない「原発ゼロ」となった今年の夏。本紙が原発のない沖縄を除く電力9社の7、8月の電力需給を調べたところ、電力使用率が「厳しい」状態となったのは、関西と中部で1日ずつあっただけ。節電も進み、原発ゼロでも夏のピークを乗り切れることが裏付けられた。

 (中略)

 電力需給に詳しい植田和弘京大大学院教授は「節電や省エネ、自家発電も進み、年々需給に切迫感はなくなってきている」と指摘。そのうえで「需給の厳しさから原発再稼働が必要だという議論は成り立たなくなってきている」と語った。

(9月21日東京新聞「核心」より抜粋)

 

 

 ◆大洗の高温ガス炉再開へ 「原発依存低減」に逆行 規制委に11月申請

 

 政府は18日、東京電力福島第一原発事故の影響で運転を中止している新型原子炉の一つの高温ガス炉「高温工学試験研究炉」(HTTR、茨城県大洗町)について、運営主体の日本原子力研究開発機構(原子力機構)が11月に、新規制基準に基づく研究再開のための審査を原子力規制委員会に申請する見通しだと明らかにした。(中略)

 安倍政権は原発依存度をできるだけ下げる方針を掲げるが、逆行する動きとなった。  (9月18日東京新聞夕刊より抜粋)
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