NUCLEAIRE
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たんぽぽ舎です。【TMM:No2299】
2014年10月6日(月)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.御嶽山の噴火について
私は御嶽山で大噴火が起こることを予感して去年のリニア中央
新幹線反対集会でその資料を配布していた
原子力規制委員会の田中俊一委員長が暴言を吐いているので許せない
広瀬 隆
★2.原子力規制委員会はIAEA(国際原子力機関)の下部組織?
田中委員長のウィーン出張が示す「原子力マフィア」の集い
原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会!その22
木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
★3.4.5ミリシーベルトの被ばくで子どものがんは16%も増える!
被ばくにより、高血圧、心疾患などの病気も増える
今からでも、移住などの健康対策を強化せよ!
温品惇一(放射線被ばくを学習する会・共同代表)
★4.新聞より4つ
◆原発、予知頼みの火山対策 「予測は限界」専門家が警鐘
川内原発で想定する噴火 規制委「御嶽と違う」
新基準、160キロ内の火山考慮 降灰への備えは途上
(10月5日朝日新聞見出しより)
◆火山監視 専門家足りず 官民合わせ80人
予知できなかった御嶽山噴火 (10月4日東京新聞より抜粋)
◆原発 再稼働反対61% (10月5日東京新聞より)
◆福島第一、津波26メートル想定
東電が報告 汚染水流出の恐れ (10月4日朝日新聞見出しより)
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※10/9学習会にご参加を!
「ちょぼちょぼ市民のためのちょぼちょぼゼミナール:ちょぼゼミ」
東電原発事故と川内原発再稼働
日 時:10月9日(木)19時から21時
講 師:田中一郎(たなかいちろう)さん
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円(学生400円)
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┗■1.御嶽山の噴火について
| 私は御嶽山で大噴火が起こることを予感して去年のリニア中央
| 新幹線反対集会でその資料を配布していた
| 原子力規制委員会の田中俊一委員長が暴言を吐いているので許せない
└──── 広瀬 隆
○ 過日、御嶽山の噴火の危険性について、リニア中央新幹線との関連資料を全国に送ったが、少し解説しておきたい。というのは、原子力規制委員会の田中俊一委員長が、暴言を吐いているので、許せないからだ。
田中俊一は、御嶽山の噴火が水蒸気爆発であったので、川内原発に危険をおよぼすマグマ噴出と異なるメカニズムであることを取り上げ、「起こる現象が全然違う。一緒に議論するのは非科学的だ」と言い訳をしている。この噴火のドシロウトである非科学的の代表者が、よく言うものだ。ならば、マグマ噴出がいつ起こるのか、田中俊一には分るとでも言うのか。こういう人間は、テレビの公開討論会に引っ張り出して、面と向かって火山学者や石橋克彦氏と議論させる必要がある!
○ 九州電力が川内原発の再稼働のために主張し、田中俊一たちが認めた屁理屈によれば「マグマ噴出の場合は、マグマだまりにマグマが供給されるので、地殻変動などによって前兆を予測できる」という。ところが、彼らがその比較対象としているのは、ギリシャのサントリーニ島でBC17世紀に起きた「ミノア噴火」と、アメリカのロングヴァレー・カルデラで76万年前に起きた巨大噴出物の調査結果だという。この態度にまず驚くが、「日本の火山と、外国の火山では、起こる現象が全然違う。一緒に議論するのは非科学的」なのである。マスメディアを含めて、田中俊一や現在の一般の日本人は、火山の危険性を議論できるレベルにはない。
火山は大別して三種類があり、日本では、マントル対流が沈みこんでいる海溝(プレート境界)で起こる噴火なので、海水を一緒に引きこむために爆発的な噴火になる。加えて、鹿児島市の南にある口永良部島で8月3日に34年ぶりの噴火が起こったばかりだ。この噴火では死者が出なかったために、南九州以外では、ほとんど知られていないが、こちらのほうが御嶽山より、川内原発に対する重大な警告だったのである。九州電力や規制委員会は、それを予測できたのか?
○ 新聞のどこを読んでも、「今回の御嶽山噴火は誰も予知できなかった」と書いているが、少なくとも私は、御嶽山で大噴火が起こることを予感して、去年のリニア中央新幹線反対集会で、その資料を配布していた。それは、リニア中央新幹線が長野県~岐阜県を通過するルートにあることから、1979年10月28日に御嶽山が噴火したことと、1984年9月14日に王滝村で長さ15kmの断層が活動してマグニチュード6.9の長野県西部地震が発生し、御嶽山南麓の斜面が大規模に崩壊したことを調べていたからである。御嶽山の噴火で最もこわいのは、今回のような水蒸気爆発ではなく、岩屑(がんせつ)なだれによって山体が崩れることである。つまり、長野県~岐阜県一帯に地下鉄道を敷設することは、いつ崩れるか分らない地獄にトンネルを掘ることだ。
○ 今回の御嶽山噴火では、「死者が戦後最大になった」ことが問題なのではない。被害者の方々には申し訳ないが、被害を減らすために、あの危険な捜索活動はやめるべきだと思いながら、ずっとニュースを見ていた。
日本の全体像を見ることが大事である。東日本大震災後に、プレートの動きが止まらずに、マグマを含めたエネルギーが日本列島の地底にどんどん蓄積していることが、こわいのである。
今年、台風と水害が多く起こっていることは、フィリピン海の海水温の上昇に原因がある。それをすぐに地球温暖化と結びつけるドシロウトの人間がいるが、もともとの原因は地球全体の温暖化ではない。これはプレート境界の海底でマグマが噴出してフィリピン海の海水を加熱している局部的な海水温の上昇─つまり大地震の予兆である。
○ 次の大地震が、日本ばかりでなく、イラン、トルコ、中国、台湾を含めた地球規模で起こることは、時間の問題である。私はそう見ている。
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┗■2.原子力規制委員会はIAEA(国際原子力機関)の下部組織?
| 田中委員長のウィーン出張が示す「原子力マフィア」の集い
| 原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会!その22
└──── 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
○先週の9月22日から25日まで、田中俊一委員長はウィーンに出かけ、IAEA年次総会とINRA(国際原子力規制者会議)に参加し、いくつかの国との2国間会合を実施してきた。会議・会合の中身はもちろん「秘密」。
国内でも海外でも国際会議・国際会合は非公開で開催し、会議の概要だけを報告する。
核防護とかテロ対策だとか言うが、それ以上に秘密会合にしないとまずいことがあるのだろう。
今回の出張報告は次の「結果概要」のみが公表された。
・「国際原子力機関(IAEA)総会及び国際原子力規制者会議(INRA)・各種二国間会合等の結果概要について 平成26年10月1日原子力規制庁
http://www.nsr.go.jp/committee/kisei/h26fy/data/0030_08.pdf
・オーストリア・ウィーンにおいて9月22日(月)から26日(金)の日程にて実施された第58回国際原子力機関(IAEA)総会に参加した田中委員長が、国際原子力規制者会議(INRA)への出席、各国との二国間会合、IAEA事務局等との意見交換を実施した。結果概要は以下の通り。
・22日に、メザーブ国際アドバイザーとの意見交換、トルコの原子力規制当局との会合を実施
・23日に、独国在ウィーン国際機関代表部大使公邸にてドイツ主催により開催された国際原子力規制者会議に田中委員長が出席し、委員長を含む9か国※の規制機関のトップが参加する中で世界の原子力規制に関わる幅広い議論が交わした。
*日本、米国、英国、仏国、独国、カナダ、スペイン、スウェーデン、韓国
・24日に、天野IAEA事務局長との意見交換、マグウッドOECD/NEA事務局長との意見交換、さらにドイツ、ベトナム、リトアニア、UAEの規制当局との会合を実施
・トルコ、ドイツ、ベトナム及びリトアニアの4ヵ国の原子力規制当局との間で、情報交換等の協力に関する覚書に署名
○原子力規制委員会サイトには、次の人たちと田中委員長との握手写真が掲げられている。田中委員長は安倍首相と組んで原発の輸出を促進しているのだ。
写真右:リトアニア原子力規制当局 デムチェンコ長官
写真左:ドイツ環境・自然保護・建設・原子炉安全省 クロースター局長
写真右:トルコ原子力庁 アルペル長官
写真左:ベトナム原子力規制当局 タン長官
○過去にもIAEAと接触した後に国内当局が動き出すことが頻繁にあった。
例えば、原子力安全・保安院は、大飯原発のストレステスト意見聴取会が続いている2012年の冬、「国際原子力機関(IAEA)によるストレステストに関するレビューミッション」が1月31日に催され、その2週間後の2月15日に「発電用軽水型原子炉施設におけるシビアアクシデント対策規制の基本的考え方に係る意見聴取会」の設置が発表され、2月22日に第一回会合を開催、委員の間に戸惑いがあることを目撃した。
今回のウィーン訪問時に何らかの指示を受けたのであろう、10月1日の定例会議から田中委員長は放射性廃棄物の安全管理を強調し出した。日本学術会議が2012年9月に「高レベル放射性廃棄物問題を考慮事項に入れた上で、原子力政策について考えるべきである」と提言したことを、原子力規制委員会はずっと無視してきたくせに。
原子力規制委員会は、多くの脱原発支持「国民」でなく、欧米の「原子力マフィア」達の意向に沿って動いているのだ。
IAEAも規制委もしっかり監視しなくてならない。
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┗■4.新聞より2つ
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◆ 噴火予知できないのに 【金曜日の声 官邸前】
東京都東村山市の無職 梅沢浩二さん(67) 専門家でも噴火は予知できないと言っている。それなのに安倍晋三首相は川内(せんだい)原発への噴火の影響の判断について原子力規制委員会がちゃんとやってくれていると繰り返すばかり。原発がそんなに安全なら、なぜ首都圏に造らないのか。
東京都練馬区のパート 井上真理さん(47) 火力発電の割合を増やしているからかもしれないが電力は余っている。原発が暴走したら、そこに人が住めなくなるのに、再稼働するとばかり言うのは、安全をおざなりにしているとしか思えない。
東京都町田市の会社員 児玉智子さん(55) 子どもたちの世代に核のごみを残す原発に頼るのではなく、クリーンなエネルギーをつくるための知恵を総力を挙げて出してほしい。日本の科学力ならできないわけがない。
(10月4日東京新聞より)
◆福島第一、津波26メートル想定
東電が報告 汚染水流出の恐れ
(10月4日朝日新聞見出しのみ)
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┗■5.テント日誌9月28日(日)
| 経産省前テントひろば1114日 商業用原発375日
| 今日は昨日と打って変わって雲ひとつない青空のさわやかな天気
└──── (I・K)、(K.M)、(三上治)
○昨日の御岳山噴火で突如口をついて出てきた木曽節だが出だしだけで後が続かない。乱さんに聞いたら丁寧に教えてくれた。そして歌に出てくる「なかのりさん」の事も解説してくれ、この歌が一種の労働歌であったということ、昔は労働にも余裕があった様だが、今はそれが無くなったのではと言う。御岳山噴火も予知できなかったのだから鹿児島の火山も同じと心配になる。これで推進派の人たちが考え直してくれるだろうか?
昼間の人手不足を心配して来てくださったOさんA子さんTさんYさんと私、女性陣でテントを守る。と言っても今日は特別な事は無い平穏な日だったので読書をしたりしてゆったりと過ごせた。
夕方第2テントのHさんが新しい花や土を持ってやって来てこまめに手入れをしていた。
驚いたのは片隅に咲いていた黄色い花、スイカだと言う。夏に食べたスイカの種が飛んで来て芽を出したそうだ。右翼に汚いテントと罵られるが、花鉢が置かれていることで少し救われている様な気がします。
○「川内原発再稼働阻止現地行動」報告
「川内原発再稼働を許さない共同行動」の支援を受け、27日、28日に薩摩川内市と鹿児島市を訪れて現地行動に参加したので簡単に報告する。
☆27日夕方「再稼働阻止全国ネットワーク全国相談会」
薩摩川内、鹿児島の方々とともに志賀・伊方・大間など原発現地の方と東京から駆けつけた我々合計120名で、如何に川内原発再稼働を止めるかを話し合った。鎌田慧さん、広瀬隆さんも白熱論議に加わり、薩摩川内市やいちき串木野市で行われる住民説明会や当面の薩摩川内市議会の予想スケジュールについての現地報告を受け、次の大きな行動を10月26日を軸に実施することを決定した。会議中の御岳山噴火の報は、桜島の噴煙とともに、川内原発の再稼働を目論む人間を自然が嘲笑っているように感じさせた。
なお、前日に川内原発そばの海岸に設立された川内原発テントのテント宣言も披露された。また、この相談会の模様は西日本新聞9月28日朝刊にカラー写真とともに掲載された。
☆28日午前「川内ゲート前抗議行動」、「脱原発テント6号店見学」
早朝に薩摩川内のホテルから貸切バス2台で川内原発ゲート前に移動、ものものしい警備をものともせず、ゲート前に約200名が集まり、川内・鹿児島・東京の主催5団体や原発現地9団体のアピールとともに「川内原発、再稼働反対」のシュプレヒコールをあげ、8団体の抗議・申入書を九電職員に手交した。
終了後、急いでバスに飛び乗って、ゲート前から川内原発を囲う道路を通って、「浜の茶屋」の奥の原発が見える海岸に建てられた7張りのテントを見学した。大潮が来ても安全な海岸に建てられたテントは、経産省前の車の騒音でなく、自然の海と風の音に包まれている。これから、脱原発を訴える人々のテント村として川内原発再稼働阻止に貢献するであろう。
☆28日午後「ストップ川内原発再稼働!9.28全国集会」
バス内で一眠りしている間に鹿児島市天文館公園に到着、30度近くの暑いさ中、阻止ネットのリレーアクションで集められた50枚の寄せ書き横断幕を集会舞台前に掲示した。午後1時には、全九州、全国から7500名が集まり、向原さん、鎌田慧さん、菅直人元首相、国会議員、県会議員、市会議員、自治会、などなどのアピールを聞き、川内原発廃炉を確認した。沢山のメディアのテレビカメラやスティルカメラに追われながらにぎやかな通りを沢山の人々と共にゆっくりと歩いた。「安全、安い、電気が足りない」の大嘘が誰の眼にも明らかになった今、必至で再稼働を目論んでいる推進側が非常に厳しい状況に置かれていることを実感した。
○今回の集会にビキニ環礁の核実験で被爆した『第五福竜丸』元船員の大石又七さんが登場したことは脱原発運動の量的、あるいは質的な意味での運動の広がりを象徴することだった。各地域で運動の広がりを意味する集会やデモは展開されている。それを現わす告知のビラはテントの内でどんどん多くなることでも示されているが、川内現地の闘いの発展と呼応して行くだろう。
テントからのお知らせ
たんぽぽ舎です。【TMM:No2298】
2014年10月4日(土)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.「原発震災」を予言した地震学者 石橋克彦氏が告発
「川内原発再稼働の審査書決定は無効だ!」
「週刊朝日」10月3日号に掲載
★2.JCO臨界事故を忘れない「9・30」15周年
9月30日朝・経済産業省前追悼と抗議 夜・学習会
9月28日東海村で現地集会とデモ 坂東喜久恵(たんぽぽ舎)
★3.御嶽山の噴火予知が失敗したワケ
噴火予知はせいぜい数日前にしかわからない。警戒レベルを決める客観的で数値的な基準もない。
「警戒せよ! 生死を分ける地震の基礎知識」コラムその71 島村英紀(地震学者)
★4.新聞より2つ
◆ 噴火予知できないのに 【金曜日の声 官邸前】 (10月4日東京新聞より)
◆ 福島第一、津波26メートル想定 東電が報告 汚染水流出の恐れ
(10月4日朝日新聞見出しのみ)
★5.テント日誌9月28日(日)経産省前テントひろば1114日 商業用原発375日
今日は昨日と打って変わって雲ひとつない青空のさわやかな天気
(I・K)、(K.M)、(三上治)
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※10月6日(月)は大型台風18号が日本列島に上陸(接近)の予報が出ています。下記学習会の開催時間に暴風雨等の影響も予測されます。開催について不明な場合は、3時以降にたんぽぽ舎にお問い合わせください。
進路・交通への影響等勘案し決定致します。
★10月6日(月)19時から[学習会]沖縄と原発 その共通点と今後の活動のヒント
お話:水沢澄江さん 参加費:800円(学生400円)
開始少しまえ~現地DVD上映「辺野古・住民たちの抵抗と海上の闘いの今」
(会場は「スペースたんぽぽ」です)
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※10月3日発信のメルマガはNo2297です。2296は間違いです。訂正をお願いします。(事務局)
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┗■1.「原発震災」を予言した地震学者 石橋克彦氏が告発
│ 「川内原発再稼働の審査書決定は無効だ!」
| 「週刊朝日」10月3日号に掲載
└────
「週刊朝日」10月3日号に石橋克彦・神戸大学名誉教授の記事が掲載されています。紹介します。
http://news.nifty.com/cs/magazine/detail/asahi-20140924-02/1.htm
九州電力の川内原発(鹿児島県)が再稼働に向けて急ピッチで動き始めた。審査書を原子力規制委員会が正式決定し、政府は再稼働を進めるという文書を交付した。だが、「原発震災」を早くから警告してきた地震学者の石橋克彦・神戸大学名誉教授は、審査書は無効だと訴える。
これまで川内原発の審査書に対する批判は、火山噴火が軽視されているとか、避難計画が不十分であるとかが大半でした。しかし、地震に関して重大なことが見過ごされています。
福島原発事故の反省に立って原子力規制行政が抜本的に改められ、国民の不安と不信を払拭(ふっしょく)すべく新規制基準が作られたはずです。全国初となる川内原発の審査書は、その試金石です。
ところが、新基準自体の欠陥は脇に置くとしても、新基準のもとで規制委員会がきちんと審査したかというと、実はそれが驚くほどいい加減なのです。 (中略)
だが、石橋氏は月刊誌「科学」9月号に、そもそもの審査がおかしいと批判する論文を発表した。どういうことなのか。
一言でいうならば、耐震設計の基準とする揺れ=「基準地震動」を策定する手続きが規則で決められているのに、それを飛ばしているのです。これは基準地震動の過小評価につながり、法令違反とさえ言えます。
(中略)
原発の安全上重要な施設は、基準地震動に対して無事であることが求められています。そのため、「内陸地殻内地震」「プレート間地震」「海洋プレート内地震」について、敷地に大きな影響を与えると予想される地震を複数選び、それらによる地震動を検討することになっています。
しかし九電は、活断層による内陸地殻内地震しか検討しませんでした。プレート間地震と海洋プレート内地震については、揺れは震度5弱に達せず、原発に大きな影響を与えないとして無視したのです。
実は、けっしてそうは言い切れません。地震学的に、具体的な懸念があるのです。ところが審査では、九電の言いなりにしてしまった。 (中略)
杜撰審査続けば再び原発震災も
川内原発の基準地震動は620ガルとよく言われますが、これは直下で震源不詳のM6.1の地震が起きた場合の想定最大加速度です。しかし、活断層がなくてもM7程度までの大地震は起こりうるので、これは明らかに過小評価です。 (中略)
しかし、そういう技術的な話とは別に、規則に定められた手続きを飛ばしたのは、「耐震偽装」ともいえる大問題でしょう。 (中略)
石橋氏は憤る。
これでは規制委員会は九電の代弁者にすぎません。まるで“子供の使い”です。審査メンバーに地震がわかっていて真剣に考える人がいないか、再稼働路線に屈服したかでしょう。 (中略)
その石橋氏が、今はこう警告する。
これほど杜撰(ずさん)な審査なのですから、無効にしてやり直すべきです。これが前例になって手抜き審査が続けば、第二の原発震災を招きかねません。
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┗■2.JCO臨界事故を忘れない「9・30」15周年
│ 9月30日朝・経済産業省前追悼と抗議 夜・学習会
│ 9月28日東海村で現地集会とデモ
└──── 坂東喜久恵(たんぽぽ舎)
1999年9月30日10時35分頃茨城県東海村の「JCO・東海事業所」で発生した臨界事故から15年。その間毎年、東京でも追悼・講演会等の活動を続けてきました。
1.9月28日(日)は東海村石神コミュニティセンターで「フクシマを忘れない!再稼働を許さない JCO臨界事故15周年集会」と東海駅までのデモが開催されました。(主催:茨城平和擁護県民会議他)
この集会には近隣22の自治体の市町村長や市町村議長からのメッセージが寄せられていました。JCO事故・フクシマ事故を身近で体験した方々の安全への思いが伝えられていました。
お話(鼎談)は、村上達也さん(前東海村村長)、大泉恵子さん(JCO健康被害裁判元原告)、青木秀樹さん(東海第2原発差止訴訟・弁護士)、
司会は相沢一正さん
2.9月30日(火)の10:00からは経産省別館前で毎年実施している追悼と原因究明や原子力推進政策への抗議の集会を開催。10時35分に1分間の黙祷、その後白菊を献花しました。
夜7時からは「スペースたんぽぽ」で学習会をおこないました。
◎JCO事故とは何だったのか「《1999年発生―今年で15年》の歴史とその教訓」
佐々木敏彦さん(原発・核燃とめようかい)
事故のことや問題点をよく知らない人が増えているので、基本的問題と15年間の運動について報告。
◎「JCO事故から見える福島原発事故-被爆者に賠償なし」山崎久隆さん《たんぽぽ舎》
この3日前に、御嶽山の噴火があったため、差し迫っている日本の火山の危険性と、川内原発再稼働に関する規制委のいいかげんさについてが中心テーマになりました。
ちなみにですが、1999年9月30日JCO臨界事故当日も、たんぽぽ舎で山崎さん講師の「原発事故分析」の学習会を開催中でした。しかし、刻々入ってくる事故の情報や、山崎さんには新聞社等の問い合わせが続く中、テーマは変更になり「JCO事故の解析」をしました。
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┗■3.御嶽山の噴火予知が失敗したワケ
| 噴火予知はせいぜい数日前にしかわからない
| 警戒レベルを決める客観的で数値的な基準もない。
| 「警戒せよ! 生死を分ける地震の基礎知識」コラムその71
└────島村英紀(地震学者)
御嶽山の噴火予知には失敗した。気象庁が火山ごとに発表している「噴火警戒レベル」1(平常)という登山もしていい状態からいきなり噴火したので、火山活動の被害としては戦後最悪の規模になってしまった。気象庁が警戒レベルを3(居住地域近くまで生命に危険の及ぶ噴火が予測されたり発生したりする)に引き上げたのは噴火の40分も後だった。
じつは火山の噴火予知は学問的にはまだまだの段階なのである。
火山は山ごとに違う性質を持っていて、なかには噴火予知に成功した例もある。しかし、予知に失敗して今回のように不意打ちの噴火が起きてしまった例も世界的に数多い。
いちばん成功した例としては北海道・室蘭の近くにある有珠(うす)山がある。2000年に噴火したときは事前の警告で住民が避難して死傷者は一人も出なかった。
有珠山は歴史上知られている7回の噴火すべてで、近くに有感地震が起きだしてから1-2日以内に噴火した。つまり経験的に噴火予知ができる火山なのである。だがこの有珠山でさえ、噴火に至る学問的なメカニズムは分かっていない。
また鹿児島・桜島のように、年に数百回も噴火する火山では、大学による精密な観測網が敷かれているうえに蓄積した経験も豊かなので噴火予知が成功している。
しかし、有珠山にせよ桜島にせよ、噴火予知はせいぜい数日前にしかわからない。数週間以上前には、何も分からないのが実情なのである。
そして、このほかの日本のほとんどの火山では今回の御嶽山と同じように噴火予知が出来なくて不意打ちになる可能性が高い。
これは火山ごとに性質が違うためだ。ひとつの火山で使えた予知の方法が、ほかの火山では役に立たないことが多い。実情は、地下で起きている「事件」が精密に分からなくても「実用的な噴火予知」だけはいくつかの火山で成功してきた、ということなのだ。
このためいまの学問水準では火山を監視するには多様な経験と豊富な知識に裏付けられた判断能力が必要だ。有珠山も桜島もそれぞれの地元の大学が「ホームドクター」のように経験を蓄積していたから可能になった。
ところが2007年に気象庁が5段階の警戒レベルや、それに応じての「噴火警報」が出される仕組みを作って前面に出ることになった。
だがそれぞれの警戒レベルを決める客観的で数値的な基準もない。そのうえ地震や火山噴火などの専門教育を受けた気象庁の職員はごく少ない。庁内の人事異動で気象など他部門から火山監視に配置換えになることも多い。経験も知識も十分ではない可能性が高い。
つまり5段階の警戒レベルや噴火警報を出す仕組みこそ出来てしまっているのに、肝心の噴火予知がいまだあてにならない。気象庁が噴火警報を発令するのを待って避難すればいいということはない。そのことが明らかになってしまったのが今度の噴火なのである。
今回、「警戒レベル1」という「安心情報」を出してこれだけの被害を生んでしまった責任は重いというべきであろう。
(10月3日号『夕刊フジ』より)
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┗■3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
└────
◆特別上映会「イエロー・ケーキ クリーンなエネルギーという嘘」
日時 2014年10月15日(水)10時30分
参加費 無料(参加ご希望の方は電話またはメールでご連絡ください)
場所 日本キリスト教会 豊島北教会(東京都豊島区千早3-37-2)
交通 東長崎駅徒歩10分、千川駅徒歩10分
地図 http://toshimakitachurch.com/
主催:日本キリスト教会震災対策事務所、応援:スタジオGAYA
問合せ メール ishiyama.arch@setagaya-mura.net TEL 03-6319-8958
HP http://setagaya-mura.net/jp/news.html#140915-2
日本キリスト教会では、この10月に開催される大会(全国総会)で
「原子力発電に関する見解」(仮題)を採択しようとしています。
それに先だって、大会初日に、原子力発電について考える手掛かりとして、
2010年のドイツのドキュメンタリー映画“YELLOW CAKE THE DIRT BEHIND
URANIUM”を上映いたします。
この映画はウラン鉱石の粉末精製の問題を追ったドキュメンタリーです。
脱原発政策を打ち出したドイツから発せられる -決して声高にではない-
静かなメッセージに、ご一緒に耳を傾けたいと思っています。
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┗■4.新聞から
└────
◆電力5社、相次ぎ停止 再生エネルギー新規契約
(10月1日 朝日新聞 名古屋 朝刊より)(見出しのみ)
◆九電が首都圏で電力小売り参入へ 千葉に大規模発電所
(9月30日 朝日新聞より)(見出しのみ)
◆川内再稼働、年明け以降に 九電、工事計画一部提出
(9月30日 共同通信より)
九州電力は30日、川内原発(鹿児島県)1号機の再稼働に必要な工事計画
の補正書の一部を原子力規制委員会に提出した。ただ約2万ページのうち約
600ページにすぎず、残りや2号機分は予定していた9月末から遅れ、
10月中の提出になる見通し。工事計画の審査や地元同意の手続きにも時間が
かかるため、再稼働は年明け以降にずれ込む可能性が大きくなった。
規制委は川内1、2号機が規制基準に適合していると認めているが、建物や
機器の詳細な仕様を示した工事計画や、運転管理体制をまとめた保安規定の審
査を続けている。
◆御嶽山噴火、水蒸気爆発の典型的な前兆あった レベル2出すべきだった
有珠山予知の学者が批判 (10月3日 東京新聞より)
御嶽山噴火で、事前の警戒レベルを平常の「1」のままにとどめた気象庁に
対し、2000年3月の北海道・有珠山噴火を予知し、住民の被害を防いだ岡田弘
北海道大名誉教授(70)=火山学=は「水蒸気爆発の典型的な前兆現象がみられ、
レベル2に引き上げるべきだった。現地に密着した専門家不足」と批判した。
(中略)
レベル2に引き上げた場合、火口周辺への立ち入りが規制され、観光業へ影
響も予想される。「責任追及を恐れて、対策が遅れかねない。全国一律の
マニュアルではなく、地域の事情に応じて登山口に「地震が続いています」と
いった啓示を出す方法なども柔軟にとるべきだ」と提言する。(中略)
「気象庁は反省し、長年、毎日同じ山の顔を見ている専門家を育宛て、現地に
密着しないと活火山とは付き合えない」
◆有珠山抱える自治体では前兆現象=噴火の認識
(10月2日 室蘭民報より)
御嶽山(標高3067メートル)の噴火は、噴火警戒レベル「1」(平常)
の状態から噴火後にレベル「3」に上がり、警戒レベルの伝達・運用の在り方
に課題を投げかけた。同山と同じ常時観測が行われている活火山の有珠山(標
高733メートル)を抱える周辺自治体では、過去の噴火とその対策の経験か
ら共通の認識を持っているが、あらためて行政、住民が警戒レベルだけに左右
されない判断が求められている。(つづきは次のURLから)
http://www.hokkaido-nl.jp/detail.cgi?id=22237
◆川内原発の火山影響 論議再燃 九電「3万年前、火災流到達」
(10月3日 東京新聞「こちら特報部」より)
戦後最悪の火山災害となった御嶽山の噴火。この事態を受け、九州電力川内
原発(鹿児島県薩摩川内市)の再稼働に懸念が高まっている。九電は観測強化
を主張し、政府は「再稼働には影響しない」と繰り返している。だが、九電は
3月、約3万年前に近隣の火山の噴火で、火砕流が川内原発の地点に及んでい
たとする試算を公表している。
今年3月、原子力規制委員会による川内原発の安全基準審査の会合で、ひと
つのヤマ場があった。九電が約3万年前に鹿児島県の姶良カルデラで起きた、
大規模な「破局的噴火」に伴う火砕流が、約50キロ離れた川内原発に及んでい
た可能性を初めて認めたからだ。(中略)
九電は「原発の運用期間中に(3万年前のような)巨大噴火が起こる可能性
は十分に低い」「火山活動の観測を強化する」と危険性を否定。原子力規制委
も、九電の判断を「妥当」と追認した。
だが、御嶽山の噴火後、この審査の結論を疑問視する声が高まっている。
たんぽぽ舎です。【TMM:No2296】
2014年10月3日(金)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.鹿児島現地から訴える ストップ!!川内原発再稼働
先月27日、木曽の御嶽山の大噴火、誰ひとり予知出来ず!(岩井 哲)
★2.927~928「川内原発再稼働を許さない共同行動」に参加して
相談会~交流会。全国からの参加者との距離が短くなったと実感
川内原発近くの砂浜に作られた「川内原発テント」を訪問
大袈裟でなく、今まさに、日本の歴史、人類の歴史の分岐点(松本英治)
★3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
特別上映会「イエロー・ケーキ クリーンなエネルギーという嘘」
10月15日(水)10時30分~ 豊島北教会(東京・豊島区)
★4.新聞より
◇電力5社、相次ぎ停止 再生エネルギー新規契約
(10月1日 朝日新聞 名古屋 朝刊より)(見出しのみ)
◇九電が首都圏で電力小売り参入へ 千葉に大規模発電所
(9月30日 朝日新聞より)(見出しのみ)
◇川内再稼働、年明け以降に 九電、工事計画一部提出
(9月30日 共同通信より)
◇御嶽山噴火、水蒸気爆発の典型的な前兆あった レベル2出すべきだった
有珠山予知の学者が批判 (10月3日 東京新聞より)
◇有珠山抱える自治体では前兆現象=噴火の認識
(10月2日 室蘭民報より)
◇川内原発の火山影響 論議再燃 九電「3万年前、火災流到達」
(10月3日 東京新聞「こちら特報部」より)
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★5日(日)14時から[懇話会]<<木幡ますみさんを囲んで>>
テーマ:吉田元所長証言、汚染水、中間貯蔵地、福島県知事選挙 その他
参加費 800円 ぜひご参加ください!!
★6日(月)19時から[学習会]沖縄と原発 その共通点と今後の活動のヒント
お話:水沢澄江さん 参加費800円(学生400円)
開始少しまえ~現地DVD上映「辺野古・住民たちの抵抗と海上の闘いの今」
(両日とも、会場は「スペースたんぽぽ」です)
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┗■1.鹿児島現地から訴える ストップ!!川内原発再稼働
│ 先月27日、木曽の御嶽山の大噴火、誰ひとり予知出来ず!
└────(かごしま反原発連合有志 岩井 哲)
◎昨年11/20、小笠原・西之島近くに突如“新島出現”、その後成長
◎今年8/3、屋久島町・口永良部島の新岳が突如噴火、現在も噴煙
今回の御嶽山噴火についての政府筋のコメント
★小渕経産相:「火山対策も含めて、世界で最も厳しい新規制基準に適合
した」・・ウソばっかり。火山対策は元々抜けており、パブコメ後も
完全スルー。
★菅官房長官:「川内原発は火山が(周囲に)あって、火砕流がそこまで
行かないことは明快。全く心配ない」・・なぜ「明快」なのか、
まったく根拠不明。
★田中俊一原子力規制委員長:「水蒸気爆発と大噴火を一緒にするのは
非科学的」・・爆発の種類の違いをいくら語っても、噴火は噴火、
被害は被害。
そもそも、「火山学」に何の知見もないエセ科学者の逃げ口上。
火山噴火について、九州電力のコメント
★九州電力:「噴火は監視出来る」「噴火の兆候があれば核燃料を外へ
運び出す」・・監視は出来ても「予知」は困難。冷やしてから運び出す
のに数年かかるというのに、分かるのは早くて数日・数時間前らしい。
どこへ持って行くかもあてはない。出来もしないタワゴトはやめてくれ。
予知連・藤井会長のコメント
★藤井会長:「予知連に予知しろと言われても術(すべ)がない」「規制委
に予知する術があるとも思っていない」・・日本最高の火山学者の集まり
が「予知連」、その「予知連」がお手上げ状態。まして「お手上げ予知連
」にダメを出された規制委が、何を言っても、空しい。今や規制委員会は、
原発「推進委員会」!
動き出した「中央構造線(=日本最大の活断層)」、
その先端が川内原発まで伸びている。これを無視して、
原発再稼働は許されない!!
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┗■2.927~928「川内原発再稼働を許さない共同行動」に参加して
│ 相談会~交流会。全国からの参加者との距離が短くなったと実感
│ 川内原発近くの砂浜に作られた「川内原発テント」を訪問
│ 大袈裟でなく、今まさに、日本の歴史、人類の歴史の分岐点
└────(松本英治 神奈川県在住)
2014年9月27日(土)、鹿児島空港から川内市内へ向かうバスの中で、
<御嶽山噴火>(長野県と岐阜県にまたがる)のニュースがネットから飛び込
んで来ました。何の因果なのか?
川内原発の近くには桜島を始めとして火山が複数ある。今回、川内原発に行
く前の学習会で、何度、「火山噴火が原発事故の致命的な原因」になると聞い
たことか。
夕方から、再稼働阻止全国ネットワ-クの相談会。約200名が参加。再稼働
阻止のための意見が多数出されます。夜は交流会。やはり、直接、顔と顔を会
わせ、話し合う事が一番のコミュニケーションですね。全国からの参加者との
距離が短くなったと実感。
翌日28日(日)の午前中は、川内原発ゲート前抗議行動。約250名が参加。
「川内原発再稼働反対」のコールが何度も繰り返されます。広瀬隆さん(作家)
が持参した福島県の牛の特大写真パネル。牛には無数の白い斑点があります。
放射能で内臓がおかしくなった影響と考えられるとのお話。放射能の影響は牛
に留まらず、あらゆる生き物、勿論、ヒトにも。
その後、川内原発近くの砂浜に作られた、経産省前テントの兄弟分の川内原
発テントを訪問。テントを立てられた方々、そして、監視の為にテントにいる
方々の執念に深く敬服。
午後からは、鹿児島市内、天文館公園にて「ストップ川内原発再稼働!
9.28全国集会」約7500名の参加者。そして、約2時間のデモ行進。鹿児島
の人々に、全国の人々に「川内原発再稼働反対」を心の底から訴えました。
デモ終了後、木田せつ子さん(福島の女たち)が辻説法をすると聞き、天文
館の繁華街の一角に飛んで行った。福島の悲惨な状況を聞くにつれ、比喩でな
く、体が震える。いま現在、全く収束していない福島原発事故がある一方で、
川内原発の再稼働? 大袈裟でなく、日本の歴史、人類の歴史の分岐点に、今、
私たちは生きています。
ヒトとして、生物的反応として、殺されない為に、
脱原発しか選択肢はあり得ません。
最後に、今回の行動に対して、事務局宛てに、多数の方からカンパを頂き、
参加者は旅費の一部を援助して頂きました。ありがとうございました。
この場をお借りして、厚く御礼申し上げます。