NUCLEAIRE
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
┏┓
┗■3.「『戦争の道にストップ』『知る・見る・話す権利を保持』
| 『最悪の公害・原発と縁をきり、再生エネルギーの推進』・・・・
| 平和で安心して暮らせる日本をめざすための提言」
| 放射能から命と国土を守り、平和憲法を守り活かす情報発信No.31号より
└──── 清水 寛 (たんぽぽ舎会員)
(提言理由)
脱原発と特定秘密保護法と集団的自衛権は切り離せない。
「特定秘密保護法」は「脱原発」や「戦争」に反対する民主的運動などを弾圧する危険性がある。「集団的自衛権」は日本が他国を攻撃する事態を生じる危険性があり、その場合、日本は戦争する国になり、一番危険な「原発」が攻撃の的になりうる。
(提 言)
「戦争の道にストップ」「知る・見る・話す権利を保持」「最悪の公害・原発と縁をきり、再生エネルギーの推進」・・・・平和で安心して暮らせる日本をめざしましょう。 ○野党の国会議員の皆さん!
今回の国政選挙は、「国民の知る・見る・話す権利を奪い、戦争または最悪の公害で日本をほろぼす暴走」(以下、「日本をほろぼす暴走」)を許すか許さないかの重要な選挙戦と思われます。大多数の国民は「日本をほろぼす暴走」を望んでいないです。そのような事態になりかねないことを知らないだけです。
○野党のリーダーの皆さん!
・時間がないです。
・直ちに、それぞれのリーダーで連絡を取りあって頂き、党利党略をすて、真に国民のために「小異」をすてて「大同」で一致し、それぞれの小選挙区で統一候補を立て、「日本をほろぼす暴走」をストップさせてください。
・限られた時間の中で最善を尽くしてくださるようお願い致します。
・選挙後では手遅れです。
○マスコミの皆さん!
中立で公平な報道をお願い致します
○大同の政策案(骨子例)
・「特定秘密保護法」について
今のままの「特定秘密法」では「国民の知る権利、見る権利、話す権利」を奪う恐れがあり、「諸権利が奪われないよう」に見直す。
・「集団的自衛権」について
今のままでは、他国を支援するという名目で武器を使うことにより、日本からの攻撃となり、戦争する国になってしまうから、「戦争する国にならないよう」に見直す。
・「原発の再稼働」「エネルギー政策」について
今のままでは、第2の福島原発事故により、「命と大地」が放射能に晒されて、日本がほろびる可能性がおおきいから、3・11福島原発事故を踏まえて策定した「原発にたよらない政策」に戻す。「原発を重要なエネルギー源とする政策」をやめて「当面は化石燃料、将来は再生エネルギーが重要なエネルギー源」になるように研究開発し推進していく。
・「沖縄辺野古移転」について
沖縄県民の「沖縄辺野古移転反対」の意向を尊重して、最善に努力する。
・「消費税」について
景気がよくならない限り見合わせる。
┏┓
┗■4.韓国の原発も日本の原発も相互に影響する
| テント日誌11月15日(土)経産省前テントひろば1162日 商業用原発停止425日
└──── (I・K)
○今日は12時から地裁前で“当事者参加を認めろ”と言う行動があったのでいつもより早めにテントに行った。
男性陣が地裁に向かったので留守番をしていたら福島から二人の女性が来てカンパをして下さった。
飯館村のADR(原子力損害賠償紛争解決?)申し立ての事で来られたとのこと、丁度三上さんがいたので福島、川内、テントのことなど色々と話して目的の場所へと向かわれた。
昼近く裁判員制度反対のデモが通りテント前では「原発再稼動反対!」の声を上げてくれた。
日が短くなったので4時半過ぎると薄暗くなる。そしてぼつぼつ人が集まり始めた。
5時からは経産省前で抗議行動があり数人の人チラシ配りをした。
○今夜は神田香織さんがやっている「ふくしま支援・人と文化ネットワーク」の事務局の方が韓国で反原発をしているキムさんを連れてこられた。
彼は16日の日曜日にたんぽぽ舎で講演をなさる方でした。
私は日曜日はテント当番なので聞けなくて残念!
その代わりといっては何だが、彼の話が載っている「海峡を越えた脱原発への道」と言う小冊子を買った。それで勉強します。
たまたま韓国に縁のあるTさん、Hさんが居たので古里の原発の危険な事や色々と話がはずんでいた。
もし韓国の原発に何かあれば即日本にも影響が出ると思うと怖い。
川内原発などで又逆も起こりうると考えると反原発は世界規模でやるべきだと思った。話し終わってキムさん一行は官邸前に向かって行った。
7時ごろとまりの人や男性に後をお任せしてテントを後にした。
内幸町に向かうとき運輸関係の労組のデモに出会った。
何とデモの多い事、それだけ大変なのだとの思いを抱えながら家路に着いた。
○川内原発テントの連絡先
<連絡先> 脱原発川内テント 鹿児島県薩摩川内市久見崎町久見崎海岸(郵便物は久見崎簡易郵便局留) Tel 090-3919-0604(渕上)090-3202-7897(小川)
090-7276-9035(福田)090-5339-2243(江田)
e-mail sendai.tent@gmail.com
ブログ http://sendai-tent.tumblr.com
┏┓
┗■5.新聞より1つ
└────
◆原発依存した地域経済は幻
会社員 上田 義松 (27) (東京都江東区)
川内原発再稼働に「地元」が同意した。住民の再稼働を支持する声には、地域経済活性化という思いがあるのだろう。しかし、原発の運転期間は原則40年だ。つまり、たとえ事故がなくとも、およそ10年後には川内原発は廃炉になる。その時、「地元」はどうなるか。原発に依存していれば,廃炉時に地域経済は破綻するのではないか。
しかも、これは事故が起きなかった場合の話である。 福島の事故を見ても明らかなように、もし事故が起きれば,間違いなく悲惨な事態になる。何しろ、川内原発は避難計画すらおぼつかないのだから。
まさか、「命の問題は発生しない」という知事の言葉を信じているわけではあるまい。これ以上、「地元」住民がひとときの地域活性化の幻想に踊らされないことを願う。
たんぽぽ舎です。【TMM:No2339】
2014年11月19日(水)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.11・ 12月の学習会・デモ案内 参加歓迎
ぜひご参加下さい (学習会は4Fスペースたんぽぽ)
★2.規制委 「事故分析検討会」が暴走して「中間報告」を決定
地震による配管破断隠しを許すな 田中三彦氏の文を紹介
原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会!その28
木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
★3.「『戦争の道にストップ』『知る・見る・話す権利を保持』
『最悪の公害・原発と縁をきり、再生エネルギーの推進』・・・・
平和で安心して暮らせる日本をめざすための提言」
放射能から命と国土を守り、平和憲法を守り活かす情報発信No.31号より
清水 寛 (たんぽぽ舎会員)
★4.韓国の原発も日本の原発も相互に影響する
テント日誌11月15日(土)経産省前テントひろば1162日 商業用原発停止425日
(I・K)
★5.新聞より1つ
◆原発依存した地域経済は幻 (11月17日東京新聞「発言」より)
━━━━━━━
※11/22学習会にご参加を!
「福島原発事故 被災者支援政策の欺瞞」(岩波新書)の背景
講 師:日野行介(ひのこうすけ)さん (毎日新聞記者)
日 時:11月22日(土)14時より16時
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円
━━━━━━━
┏┓
┗■1.11・ 12月の学習会・デモ案内 参加歓迎
| ぜひご参加下さい (学習会は4Fスペースたんぽぽ)
└────
◆11月の学習会・デモ案内 参加歓迎 (学習会は4Fスペースたんぽぽ)
☆11/20(木)学習会 第11回「東電は責任をとれ」連続講座 講師:藤原寿和さん
19:00-21:00 「原発事故と環境汚染 3回連続講座その1」 参加費800円
☆11/21(金)抗議行動 川内原発再稼働やめろ! 永遠に原発0に! 再稼働反対!首相官邸前抗議
18:00-20:00首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体) 28日も
☆11/22(土)学習会「福島原発事故 被災者支援政策の欺瞞」(岩波新書)の背景
14:00-16:00 講師:日野行介さん(毎日新聞記者) 参加費800円
☆11/22(土)討論会 川内原発再稼働阻止の闘いはつづく! 資料代500円
19:00-21:00「鹿児島県議会行動報告・方針討論集会」
主催:再稼働阻止全国ネットワーク
☆11/26(水)学習会 大間原発反対 地方自治体と原発裁判―海外の事例をふまえて―
19:00-21:00(18:30より関連DVD上映) 講師:海渡雄一さん
参加費800円 共催:大間原発反対関東の会
☆11/27(木)学習会 槌田ゼミ新シリーズ「福島原発事故基本講座第8回」
19:00-21:00福島原発事故と川内原発再稼働(討論会) 講師:槌田敦さん 参加費800円
☆11/29(土)集会と講演 NO.DU国際行動デー 集会と記念講演 「劣化ウラン兵器の最新情報&原発」
14:00-17:00 講師:山崎久隆さん(劣化ウラン研究会) 参加費800円
☆11/29(土)学習会 原発とテレビメディア:全3回シリーズ第三弾
―監視と抵抗・・・視聴者の責任― 講師:加藤久晴さん
18:00-20:00 参加費800円
◆12月の学習会・デモ案内 参加歓迎 (学習会は4Fスペースたんぽぽ)
☆12/3(水)抗議行動 第9回経産省前テント裁判 傍聴と集会
15:00開廷103号法廷 14:00東京地裁前集合 報告集会17:00~参議院議員会館講堂
☆12/3(水)抗議行動 九州電力川内原発再稼働反対 九電東京支社への抗議行動
17:30-18:30 有楽町電気ビル前(JR有楽町日比谷口下車)
主催:再稼働阻止全国ネットワーク
☆12/3(水)抗議行動 第15回東電本店合同抗議 東京電力本店前
19:00-20:00 呼びかけ団体:たんぽぽ舎、テントひろば
賛同団体:東電株主代表訴訟他105団体
☆12/4(木)学習会 「吉田調書・原発再稼働を問う」-吉田調書の持つ意味を考えよう
19:00-講師:山崎久隆さん(たんぽぽ舎副代表・東電株主訴訟の会) 参加費800円
☆12/6(土)抗議行動‘14もんじゅを廃炉へ!全国集会 原発再稼働は許さない!福井県敦賀市
11:00抗議行動 13:00~全国集会 15:00~デモ
☆12/13(土)抗議行動 川内原発再稼働反対!反原発渋谷大行進 代々木公園けやき並木渋谷側
13:00集合 14:00大行進(デモ)出発 主催:首都圏反原発連合
┏┓
┗■2.規制委 「事故分析検討会」が暴走して「中間報告」を決定
| 地震による配管破断隠しを許すな 田中三彦氏の文を紹介
| 原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会!その28
└──── 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
○去る10月8日の規制委定例会議で「東京電力福島第一原子力発電所における事故の分析に係る検討会」(事故分析検討会)の「中間報告」を決定した。
「東京電力福島第一原子力発電所 事故の分析 中間報告書」として、
http://www.nsr.go.jp/nra/kettei/04_01.html に公表されている。
結論の一つが「地震発生から津波到達までの間には、原子炉圧力バウンダリから漏えいが発生したことを示すデータは見いだせない。仮に、漏えいが発生した場合であっても、少なくとも保安規定上何らかの措置が要求される漏えい率と同程度の原子炉冷却材の漏えいを超えるものではなかったと判断」だ。
この結論は全く信用できない。
事故分析検討会は「原子力マフィア」仲間だけで、国会事故調関係者の意見も聞かずに言わば欠席裁判で、国会事故調が「未解明問題」として提示した問題をことごとく否定した。
○ 岩波「科学11月号」の<原子力規制委員会「事故分析検討会」の暴走(田中三彦)>から、規制委の手続き上の問題を指摘する。
・3.11以前の審議会の復活
この事故分析検討会のメンバーは、更田委員の他、規制庁4人、原子力安全基盤機構5人、日本原子力研究開発機構4人、「外部専門家」5人の計19人。9人を出している独立行政法人が3.11まで原発の強力な推進機関であり、外部専門家には公然と国会事故調を批判して問題発言をした奈良林直(北大)など「原子力ムラ」人で、全くバランスを欠いた人事である。
・欠席裁判
規制委は、本来規制委発足後一番に実施するべきこの検討会を、原因追及もなおざりにして「新規制基準」の骨子が固まった後、2013年5月に始めた。国会事故調の未解明問題を最初の検討対象としているのに、元国会事故調関係者から話を聞くこともせず、国会事故調関係者に専門的見解を述べる場も与えなかった。
・独善的な1号機原子炉建屋4階の現地調査
東電が虚偽説明して国会事故調査を妨害したこの問題を、そもそもの問題提起者である関係者との接触を避け続けて独善的な分析をした。
・奈良林直の示威的・非科学的発言
7月の中間報告書案を審議する会合で1号機4階における出水事象問題に関して「一部国会事故調の聞き取り調査で発言を強要するようなことが行われた」と発言し、「畳のようにジャッときた」という目撃者の発言を否定した。この発言はすぐに否定し速記録からも会議映像からも削除された。(本シリーズその13参照) これに抗議した田中氏らに謝罪も回答もなかった。
このように、恣意的に判断し、科学的・合理的な分析をせず、結論ありきで突き進む原子力規制委員会は全く信用できない。
┏┓
┗■3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
└────
◆11/24広瀬隆さんが語る
「無謀なリニア 着工認可?!ありえません!」
日 時:11月24日(月・休)14時~16時
場 所:池上会館 第一会議室
大田区池上1-32-8 東急池上線池上駅より徒歩7分
<http://www.city.ota.tokyo.jp/shisetsu/ikegamikaikan/>
会 費:500円
主 催:リニア新幹線を考える沿線住民ネットワーク
連絡先:懸樋 <mailto:fwnp7112@mb.infoweb.ne.jp>
・リニア中央新幹線は大田区・品川区の地下も走ります!
・北品川・洗足池公園の近くには非常口もできます。
国土交通省は大深度地下にすることで「地震に対して安全で騒音や振動の減少、環境保護にも役立ちコスト縮減につながる」としていますが…
「洗足池の水位が下がる」「10年に及ぶ工期の間、発生土を運ぶダンプカーが行き交う」「真上の住宅の地価が下落しても補償は一切ない」「電磁波公害」「電力浪費」「赤字必至」など心配されています。
原発とリニアの関係についても鋭く指摘してこられた広瀬隆さんに、リニア着工認可の無謀を語っていただきます。お誘い合わせてご参加下さい。
◆11/24第17回被ばく学習会
健康調査は、いったいどうなっちゃうの?
~福島および関東ホットスポット、母親たちの希望と不安~
http://www57.atwiki.jp/20030810/pages/175.html
日 時:11月24日(月・休)13:15~17:15(13:00開場)
会 場:文京区アカデミー茗台 学習室A
地下鉄丸の内線茗荷谷駅下車、春日通りを右へ、徒歩8分、
茗台中学校と同じビルで隣りの入口。 エレベーターで7階へ
資料代等・講師旅費:1000円
申 込 anti-hibaku@ab.auone-net.jp
主 催:放射線被ばくを学習する会
http://www57.atwiki.jp/20030810/
環境省「長瀧会議」は年内にも「中間取りまとめ」で、甲状腺検査縮小を勧告しようとしています。
プログラム
1、被ばく健康問題をめぐる最近の状況
2、首都圏からの問題提起(関東ネット、会場から)
市民独自の(自治体への働きかけを含めた)健康対策実績を踏まえた「長瀧会議」への怒り
3、藍原寛子さん講演
福島在住の医療ジャーナリストから見た放射線健康問題
~県民健康調査の今後、福島県民の希望と不安~
4、質疑応答・ディスカッション
◆11/29「浜 矩子(のりこ)さん講演会」@中目黒
原発、消費税、異次元金融緩和、円安、うるおっているのは誰?
「アベノミクスは人を幸福にしない経済政策」と
語る浜さん(エコノミスト/同志社大学院教授)。
なまの“浜節”を聴くチャンス!Q&Aもお楽しみに。
11月29日(土)開場午前9時40分 開演10時
中目黒スクエア2F(目黒区中目黒2-10-13)
中目黒駅より徒歩7分/渋谷駅西口より東急バス「渋41」で
「東京共済病院前」下車1分
参加費:500円 大学生200円 高校生以下無料
メールまたはFAXでご予約下さった方を優先!
メール tomorrowpeacemission@gmail.com
FAX 03-3713-3172
お問合せ 03-3713-3172/090-3041-0293
保育 先着5名(1歳半以上保育料300円)要予約。まだ空きがあります。
主催 浜矩子講演会実行委員会
┏┓
┗■4.新聞より3つ
└────
◆賠償増額を申し立て 飯舘の2800人「生活基盤崩壊」
東京電力福島第1原発事故で全村避難が続く福島県飯舘村の人口の半数近くに当たる2837人が14日「自然豊かな村が放射性物質で汚染され生活基盤が壊された」として、慰謝料など賠償の増額を求め、原子力損害賠償紛争解決センターに裁判外紛争解決手続き(ADR)を申し立てた。
飯舘村は役場が第1原発の北西約40キロに位置し、2011年4月に全域が計画的避難区域に指定された。人口6325人のうち2837人がADRに参加した。(後略)
(11月15日東京新聞より抜粋)
◆政治家は福島忘れるな
東京都杉並区の会社員 樽美奈苗(たるみななえ)さん(34)
衆院解散を簡単に口にできるのは、政治家が福島を本気で思っていないから。私の親類は福島の農家。無農薬で努力してきたけど原発事故で売れなくなった。与党に責任感が足りない。
東京都武蔵野市の音楽制作業 坂口博樹さん(61)
川内(せんだい)再稼働に鹿児島知事が同意したが、火山地帯なのに世界一安全というのはウソ八百だ。溶けた核燃料を受け止めるコアキャッチャーもない。政府や原子力ムラの人の説明は信用できない。
(11月15日東京新聞「金曜日の声」より)
たんぽぽ舎です。【TMM:No2338】
2014年11月18日(火)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.凍土壁は、成功すると思いますか?-
失敗すると思います、小出裕章
東京電力福島第一原発について
★2.「原発と地方紙」 (下)
『原発広告』は『安心神話』を流布する形で静かに復活している
(週刊アサヒ 10.23特大号より)
★3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆11/24広瀬隆さんが語る
「無謀なリニア 着工認可?!ありえません!」
場所:大田区池上会館 第一会議室
◆11/24第17回被ばく学習会
健康調査は、いったいどうなっちゃうの?
藍原寛子さん講演 会場:文京区アカデミー茗台 学習室A
◆11/29「浜 矩子(のりこ)さん講演会」@中目黒
原発、消費税、異次元金融緩和、円安、うるおっているのは誰?
場所:中目黒スクエア2F
★4.新聞より3つ
◆賠償増額を申し立て 飯舘の2800人「生活基盤崩壊」
(11月15日東京新聞より抜粋)
◆政治家は福島忘れるな (11月15日東京新聞「金曜日の声」より)
◆福島102歳自殺 東電を提訴へ 遺族「避難指示、苦に」
(11月15日朝日新聞より見出し)
━━━━━━━
※11/20学習会にご参加を!
「東電は責任をとれ」連続講座第11回の案内
原発事故と環境汚染―東日本大震災と原発事故による環境汚染
講 師:藤原寿和(ふじわらとしかず)さん
日 時:11月20日(木)19時より21時
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
共 催:経産省前テントひろば、たんぽぽ舎
参加費:800円
━━━━━━━
┏┓
┗■1.凍土壁は、成功すると思いますか?-
| 失敗すると思います、小出裕章
| 東京電力福島第一原発について
└────
○小出 失敗するとおもいます。私は2011年3月に事故が起きたあと、5月の時点で、原子炉建屋の周囲にコンクリートで遮水壁を張り巡らせるべきだと提案していました。政治家たちにも、何人にも伝え、やると言ってくれたんですが「6月に東京電力の株主総会がある。遮水壁を作ろうとすると1000億円のお金がかかってしまう」、そう言って東京電力がその案をとらなかったのです。
遮水壁ができないまま、ずるずる時間が過ぎていって、ようやく1年前くらいに、国と東京電力が「遮水壁を作らなければ」と、造ろうとしているのが凍土壁です。
凍土壁というは、トンネルなどを造る場合に、その周りだけ凍らせて、地下水流入を防ぐという技術なんです。福島第一原発で作ろうとしている、周囲1.4キロ、深さ30メートルの土壌を凍らせるなんて、いままで世界中で成功した例がありません。どこか1カ所でも凍らなかったら、そこから水が入ってきてしまうのですから、何の意味もない。ただし、ゼネコンは喜ぶのです。とにかくやれば、お金が入ってくる。やって失敗すれば、次の案を出せばいい。またお金がもらえるわけですから。
凍土壁は失敗して、ちゃんとした遮水壁を造らなければならないということになると私は思いますが、もうあまりにも遅すぎるんです。3年半の間に大量の汚染水が海に流れてしまいましたし、遮水壁が完成するまでにも流出は止まりません。でも、やらなければならない。その間も労働者は被曝をし続けてしまいますが。
○→ 一方で再稼働を目指す動きは進んでいます。
小出 現在、国内で使っている電気は完全にニュークリアフリー。54基ある原発は1基も動いていないのです。このまま原発稼働を止め続けていきたい。しかし、自民党政権は、福島の事故をなかったことにして、再稼働を進めようとしています。その一番乗りを九州電力の川内原発でやろうとしているのですが、1基でも動かしてしまったら、次々と再稼働がなされてしまうと危惧しています。そのためにジャーナリストやメディアにも力を貸していただきたいのです。
(出典:「紙の爆弾」12月号のインタビュー記事より)
┏┓
┗■2.「原発と地方紙」 (下)
| 『原発広告』は『安心神話』を流布する形で静かに復活している
└──── (週刊アサヒ 10.23特大号より)
○安全神話から安心神話へ転換
さらに86年には、人類史上初のレベル7事故であるチェルノブイリ原発事故が起こる。
この年、青森県の東奥日報では、年間なんと777段もの記録的な原発広告が掲載された。なぜか-「歴代最高の出稿記録です。この年、青森県『六ヶ所村再処理工場』建設の前段階である海洋調査が行われました。誘致から工事に進む第一歩の年です。チェルノブイリの恐怖を払拭するために、紙面全部を買うくらいの資本を投下したのでしょう。危ないことが起こると、それを消すためにアクションを起こすということです」(前出・本間氏)
六ヶ所村の施設は、全国の原発から出た使用済み核燃料からウランとプルトニウムを取り出す工場。つまり、原発に関わる全国全ての企業、電力会社から広告が集まることになる。
「段数表」によれば99年には合計約1541段もの広告が出稿されていた。
「この年、2つの大きな事故が起こります。石川県志賀原発臨界事故と、茨城県の東海村JCO臨界事故です。チェルノブイリの記憶が強く、国民が反原発に傾いていった」(社会部記者)
広告の分量は世論操作のために、莫大な資本が投下された「証し」である。
広告が「安全神話」や「原発のメリット」流布に使われたことは、同書に掲載された403点もの広告や記事写真からも明らかなのである。
「この子らの二〇年後」(78年11月2日福島民報)
「大熊町、双葉町では雇用が増え、経済活動も活発になりました」(86年3月16日東奥日報)
「そろそろバテ気味石油くん」(85年10月26日新潟日報)
福島第一原発事故以降ではしらじらしく聞こえるが、当時、こうした言葉は地方紙を通じて立地県の読者たちに浸透していった。
福井新聞では81年10月26日、当時、人気絶頂だった鳥山明氏の漫画「Dr.スランプ」の「アラレちゃん」が「原子力発電豆辞典」として、原発を解説している。10年11月11日には、先日、楽天の監督を勇退した星野仙一氏を前面に出して「まっすぐ、低炭素な社会へ」という広告を掲載している。
調査の結果、印象深かったのは福島県の2紙-「福島民報」「福島民友」における、「広告」と「論調」の調和であったという。
「同じ県に2紙あるので推進・反対で論調が割れているのではと、考えていました。ところが、調べると2紙とも原発賛成の論調。福井で事故が起こると『あちらは原燃で、福島は東電だから安全』という記事が載ります。電源三法のお金の恩恵が大きいという記事も多い」(前出・本間氏)
3・11の福島第一原発事故で「安全神話」は崩壊した。原発は停止し、各電力会社は広告を出稿する余裕がなくなった。原発広告も稼働停止となったのか-。
「すでに一部の電力会社が『テレビCMを流せないか』と打診しています。今までのように『安全神話』を訴えられないので、現在では『安心神話』を訴えるようになっています」(前出・本間氏)
これまでは、「原発は絶対安全な技術→原発クリーンなエネルギー→それは日本に必要」という広告の論調が、「化石燃料で収益悪化→放射能の影響は風評被害で実害は軽微→経済維持には原発の部分稼働が必須」という論調に変わっているというのだ。
「『原発広告』は『安心神話』を流布する形で静かに復活しているのです」(前出・本間氏)
再稼働目前の今だからこそ、同書の凄みが伝わってくるのだ。(了)
※(上)は、11月15日発信の【TMM:No2335】に掲載。
┏┓
┗■4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
└────
◆エントロピー学会11/23秋の研究集会のご案内
テーマ:原発再稼働、どこが問題か?
【日 時】2014年11月23日(日)10時00分(9時30分受付開始)~15時30分
【会 場】キャンパスプラザ京都
京都市下京区西洞院通塩小路下る東塩小路町939
http://www.consortium.or.jp/about-cp-kyoto/access
【内 容】
2014年11月23日(日)5階演習室、4階・第3講義室)
10時00分~11時50分 以下の二つの分科会
一般講演A(学会員の研究発表)(5F・第2演習室)
一般講演B(学会員の研究発表)(5F・第3演習室)
(昼休)
13時00分から15時30分 全体パネルディスカッション(4F・第3講義室)
パネルディスカッションテーマ「原発再稼働、どこが問題か?」
・「コストの視点からみた原発再稼働の問題点」 大島堅一(立命館大学教授)
・「検証 若狭の原発の避難計画」 末田一秀(『はんげんぱつ新聞』編集委員)
・質疑応答・討論(30分)
【会 費】学会員1000円 一般参加1500円 学生500円
【お問合せ】関西セミナー秋の研究集会実行委員会 丸谷一耕
E-mail:m-ikko@kino-eco.or.jp
┏┓
┗■5.新聞より3つ
└────
◆安全二の次 事故頻発 未公表も多数 工程厳守 プレッシャー 福島第一 作業の実態
東京電力福島第一原発で9月と11月、増設中のタンク上部から鋼材などが落下し、作業員が重軽傷を負う事故が相次いだ。福島第一では、作業員の事故・トラブルが大小を問わず増え続けている。浮かび上がるのは、とにかく工程表の通り作業を進めるよう国や東電から厳しく迫られ、しわ寄せを受ける現場の実態だ。
2件の事故の状況を図にまとめた。共通するのは、早急に完成させることが求められている溶接型タンクで起きた▽高さ10m以上もあるタンクの上部からの落下物が原因▽負傷した作業員は、上部で作業が続く現場近くで、別の作業をしていた-ことなどだ。
9月の事故では1人が背中を骨折、11月は3人が脊髄損傷などの重軽傷を負った。鋼材の重量や落下した高さからすると、死亡事故となっていてもおかしくなかった。(後略) (11月16日東京新聞2面より抜粋)
◆福島のセシウム 米海岸沖で検出
米ウッズホール海洋研究所は、東京電力福島第一原発事故で放出された放射性物質がカリフォルニア州北部の沖合で検出されたと発表した。8月に採取された海水から検出されたもので、米国では初めて。
研究所は、カリフォルニア州ユーレカの沖合約150キロの地点で放射性セシウム134を検出。半減期が2年で自然界には存在しないため、2011年の福島原発事故で放出されたものと判断されるという。濃度は1立方メートル当たり2ベクレル以下で、人体や海洋生物に影響を及ぼす水準を大きく下回っている。
専門家らは福島原発から放出されたシウム134は海流に乗って米アラスカ州とカナダの沿岸に到達した後、米西海岸沿いに南下し、ハワイに向かうと予測。カナダ沖合での検出事例も今年2月に報告されている。(後略)
(11月16日東京新聞より抜粋)
◆大間原発反対 500人デモ Jパワーの建設計画批判
大間原発(青森県大間町)の建設に反対する市民団体などが15日、同町で集会を開いた。県内と北海道から約500人(主催者発表)が集まり、2021年度ごろに稼働させる新たな計画を打ち出した電源開発(Jパワー)の姿勢を批判。「建設中止を」と声を上げてデモ行進した。
Jパワーは13日、運転開始の前提となる審査を今年中に原子力規制委員会へ申請すると町議会に説明した。主催団体の一つ、青森県平和推進労働組合会議の江良実議長(67)はこうした動きを「東日本大震災から3年8ヵ月が過ぎ、何事もなかったかのように原発の建設が進められようとしている」と非難した。(後略)