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たんぽぽ舎です。【TMM:No2359

2014年12月12日()地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします

                     転送歓迎 重複ご容赦願います

━━━━━━━

★1.講演・討論会のご案内<全2回>

 「衆院選2014 結果の分析と、今後の反原発運動(方向)」

  第1回は121819時から、第2回は122313時半から

  いずれも於・スペースたんぽぽ 事前予約なし 定員80名です。

★2.11日の規制庁交渉報告

 最も基本となる認可手続きのデタラメさに驚く。

 原子力規制庁は電力会社の言いなり、審査など何の意味もない(山田純一)

★3.12.11原子力規制庁院内交渉集会に参加して

 20年前は公開されていた情報が、いまは不透明。

 地震や火山の危険性に対する学説に対し無視を決め込んでいる(斎藤なぎさ)

★4.[衆院選2014] 35%もの投票所が早じまい?

 異常過ぎるこの事態に抗議して訂正させよう!(剱 智)

★5.最高裁国民審査で「×」を付ける方(岩間滋)

★6.今週の日曜日は選挙の日です。

  原発いらない、再稼働反対(鈴木千津子)

★4.新聞より

 ◆川内原発再稼働 まだ争点 市民団体 規制委を追及

 「事業者寄り」に不信          (東京新聞 1212日より)

 ◆作業員被ばく線量、上限250ミリシーベルトで検討

  規制委、引き上げ方針   (東京新聞 1211日より)

━━━━━━━

 

┏┓

┗■1.講演・討論会のご案内<全2回>

 │ 衆院選2014 結果の分析と、今後の反原発運動(方向)

 │ 自民党大勝予測の中、原発反対運動の戦略・戦術は・・・

 └────(たんぽぽ舎)

 

第1回 12月18日(木)18時半開場 19時開会(~2130分予定)

 登壇者

  北村肇さん(「週刊金曜日」発行人)

  ミサオ レッドウルフさん(首都圏反原発連合)、

  河合弘之さん(弁護士)

  天野恵一さん(再稼働阻止全国ネットワーク) ほか

 

第2回 12月23日(火・休)13時開場 1330分開会(~15時予定)

 登壇者

  鎌田慧さん(ルポライター)、広瀬隆さん(作家)

  柳田真さん(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク) ほか

 

※両日とも、会場「スペースたんぽぽ」 参加費 各1000円 定員各80

 (場所:東京都千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル4F)

※事前予約はありません。当日先着順の受付けとなります。

※問合せ たんぽぽ舎 電話 03-3238-9035

 ★発言者募集中です。詳しくはお問い合わせください。

 

 

┏┓

┗■2.11日の規制庁交渉報告

 │ 最も基本となる認可手続きのデタラメさに驚く。

 │ 原子力規制庁は電力会社の言いなり、審査など何の意味もない。

 └──── 山田純一(たんぽぽ舎会員)

 

 1211日、議員会館で行われた原子力規制庁(安全規制管理官3人出席)と

の院内交渉に参加した。市民50数人参加によりあらゆる問題点を指摘する。

 私が「ありえない事」として驚いた一つは、最も基本となるべき手続きのデ

タラメさであった。本来の手続きは「新規制基準」による設計合格(審査書認

可)、工事計画認可合格(工事方法、技術基準審査)、その合格後の九電の工

事の施工実施、工事完成後の使用前検査、原発保安規定認可に基づく保安検査、

それからの再稼動に進むのが当然の経過であるはずが、完全なシステムの無視

が規制庁承認の中で行われていたことだ。

 

 この順番が守られていれば、未だ工事計画認可が合格していないのであるか

ら、重要度クラス1の圧力容器、非常用炉心冷却装置の変更工事まで伴うので

あるから、再稼働はまだ数年後のはずである。しかし来春の再稼働であるという。

 驚くことに、「実際は、工事を進めている」との管理官報告であった!

 工事計画認可が承認されないのになぜ、工事ができるのか!

管理官の回答によると「3.11後、福島のようにならないように自主的に

工事を進めている」というのである。恥ずかしくなく堂々と言える神経がわか

らない。

 

 何というデタラメ!こういうやり方を「事前着工」というのであり、建設業

界ではありえないし、事前着工が判れば認可(確認行為)取り消しであろう。

これでは工事内容に合わせて、認可内容を「後追い」するだけであり、電力会

社の施工方法審査、技術基準審査等何の意味もないことだ。

 要するに、規制庁は電力会社の言いなりなのだ。審査など何の意味もなく、

検査と言ってもせいぜい外部からの「目視検査」しかできないのだ。

 

 こんな規制庁はいらない!まさに「原発推進庁」である。

 

 

┏┓

┗■3.12.11原子力規制庁院内交渉集会に参加して

 │ 20年前は公開されていた情報が、いまは不透明。

 │ 地震や火山の危険性に対する学説に対し、無視を決め込んでいる。

 └──── 斎藤なぎさ(たんぽぽ舎ボランティア)

 

 この交渉集会は、9月10日に川内原発再稼働のための審査書(合格証)を決

定した規制委・規制庁に対して、再稼働反対の理由を指摘するとともに、現在

進行中の工事計画・保安規定の状況を追及する目的で開催された。参議院議員

会館講堂に52名の市民が集い、対する規制委側は若手3人(うち女性1人)で

あった。

 あらかじめ規制委に提出してあった質問書に答えてもらう形で進められた。

しかし最初から最後までこちら側が納得のいく回答は得られなかった。という

のも規制委の回答は何らかの根拠に基づくものでもなければ具体的なデーター

を提示するものではなかったからだ。また、山崎さんが入手したデータでは白

抜きがすごく多いので、「検証するためにも全部公開してください」と要望し

たところ、規制委は「テロがねらう」と発言し、会場からは失笑がもれた。

20年前には公開されていたのに今(原子力規制委)のほうが透明性がない、と

山崎さんは指摘する。

 

 さらに、地震や火山の危険性に対する学説に対しても無視を決め込む。地震

学者が規制委の審査が法令違反だとするのに対し「違反とは言えない」と強弁

し、火山の予測は不可能という学説に依拠するこちら側とは「水掛け論になっ

てしまうから」と議論を打ち切ろうとする。

 しかし考えてほしい。火山予知が仮にできても5年間冷やしてからでないと

使用済み核燃料は移動できない。火山が噴火する5年前に予知は不可能だ。

 

 最後に司会者・木村さんからの「規制委は、保安院と変わらないばかりか、

もっと悪いのではないか」という指摘や、鹿児島から参加された向原さんの

「火山の予知ができないのに原発を動かそうとしている人たちに、私たちの

命が握られている」という言葉に、首肯すると同時に慄然とする。

 

 再稼働を許してはならない、絶対に。

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┗■4.県知事が同意をしても3・11前の日本に戻すわけにはいかない

 |  再稼働の嵐に立ち向かう、その闘いはこれからが本当のスタート

 |  11月川内原発再稼働反対・鹿児島抗議行動に参加して (上)

 └──── 青山晴江(再稼働阻止全国ネットワーク・詩人)

 

○ 県臨時議会の傍聴席で

 201411月7日鹿児島県議会は川内原発再稼働を求める陳情を採択、伊藤祐一郎知事が同意を表明しました。それは権力側のなりふり構わぬ多数決の暴力とも言えるものでした。採択の瞬間と伊藤知事の挨拶の声は、抗議の声にかき消され全く聞こえませんでした。傍聴席満席の150人程の人々と共に、私もポケットから桜色の大文字コピーされた「NO」の紙を取り出し、頭上高く掲げ「再稼働反対!再稼働反対!」と声を限りに叫び続けました。

 議会の間中もあちらこちらで、思わず言わずにはいられない怒りの声が上がりました。居眠りしている議員には「寝てるな!」、型通りの説明に対しては「"世界最高水準の原発"なんてまだ言っているのか、聞き飽きたぞ。」、「国が責任を取らないのは福島で明らかでしょう!」「嘘ばかり!」。その反対に、前日の特別委員会で、未明まで延長14時間、さらにこの本会議で全力で再稼働反対の意見陳述を述べている女性議員の次のような真っ当な意見には大きな拍手が湧きました。

 「福島第一原発現地の無残に荒れたままの町々を見て、避難されている方々の悲しみとつらさ、そして放射能の不安に晒されている福島の人びとを思うとき、なぜ、規制委員会も絶対安全とは言えないという、原発再稼働が考えられるのでしょうか?」

 傍聴席から「その通り!」と割れるような拍手が。「お静かに、拍手はしないでください。」と何度も静止に立ち上がる職員たちも次第に形だけの仕草になり、威圧高に「静粛に!」とアナウンスする議長は「そっちこそ静粛に!」と応酬されていました。

 県庁玄関横に1030日、ゲリラ的に「ストップ再稼働!県庁前座り込みテント」が建てられ、前日その中で50人程が膝突合せ話し合いをしたとき、ひとりの男性が言った言葉がしきりに思い出されました。「相手は未来永劫にわたって災禍の残る大きな悪事をしようとしているのだから、こっちも遠慮することはない、大きなことをしなくては。」…会議場の前方、日の丸の旗の下で能面のような顔をして座っている背広姿の人たち。

 この国の政(まつりごと)の在り様が悲しいほどに露わになって…。ほんの一握りの権力者たちの決定することで、またしても取り返しのつかない原発惨事をむかえることになったら…。

 「いのちを何だと思っているの!」水俣の女性が叫んでいた。

○ 鹿児島での活動を振り返る

 この1年余り、再稼働阻止全国ネットワークの呼びかけで昨夏より7度鹿児島を訪ねました。鹿児島は亡きつれあいの故郷でもあります。ときどき、早口の薩摩弁で話される高齢のかたに義母が偲ばれたり、桜島の姿に昔を思い出したりしました。

 2013年7月28日に川内市で阻止ネット全国相談会があり、北海道泊原発はじめ各地の原発現地からも集まり、翌日には原発ゲート前抗議、市役所・県庁抗議申入れをしました。同様に121415日川内市集会・デモ・相談会に参加。「川内の家」の話が出ました。

 今年に入って3月1516日鹿児島集会・相談会、デモは繁華街天文館大通りの両側を反対方向に進む活気とアピール力に溢れるものでした。6月1214日、首都圏から100人以上が参加した県庁前・九電抗議集会デモ、相談会、天文館情宣、ゲート前抗議。7月2度の述べ10日に亘り県内10市町村を回った「福島の女たち 辻説法」キャラバン、9月2728日川内市相談会・ゲート前抗議、天文館公園7500人の集会、中央駅までの長いデモには朝鮮太鼓・チャンゴを叩いて参加しました。

 そしてこの11月5~7日、予定よりも早まった再稼働県知事同意のための鹿児島県臨時議会への抗議行動。他にも、現地では様々な取り組みがありました。

 私が知っているだけでも、いちき串木野市署名運動、831全九州川内集会、1026風船と全国統一行動、52円はがき抗議、ゲート前行動、住民説明会抗議、川内市議会同意抗議、久見崎海岸に張られている抗議テント…東京でも規制委員会・九電支社前抗議行動を何度やったことでしょうか。

   (下)につづく

 

 

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┗■5.テント日誌12月8日(月)

 |  経産省前テントひろば1185日商業用原発停止445日

 |  通りがかりの人も好意的で平穏な一日だった

 └──── (I・K)

 

 今日も朝からから寒かった!泊まりの人たちの中には体調を崩している人もいるので心配だ。私は万全の寒さ対策をして座り込む。Kさんが朝来てテントの周辺の落葉掃きをしてくれた。落葉ももう少しでなくなるだろう!

次は雪かき?

 昼食はいつもの様にMさん差し入れのおむすびと海苔サンド。パンにはさんだ海苔がバターとマッチしてとても美味しかった。Kさんも煮物など作って来て下さり、テントのテーブルは賑やか。私はMさんの家族ルイちゃんとの交流を楽しんだ。

 ルイちゃんは猟犬だということでテント周辺にいるねずみが気になるらしい。一通りかぎ回った後、おやつを貰って落ちついた。言葉は判らないけれど、彼女が来てくれるので暖かい気分になる。

 昼過ぎ山梨からネットで知り合ったSさんが来てくれて嬉しかった。お互いにはじめまして!と言う挨拶が何かおかしい。

 夕方第2テントのHさんが来てテントの防寒対策をしてくれた。Hさんいつも色々ありがとう!

 今日は通りがかりの人たちも好意的で平穏な一日でした。

たんぽぽ舎です。【TMM:No2358

2014年12月11日()地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします

                           転送歓迎

━━━━━━━

★1.福島原発震災は終わっていない

   誰が引き起こした事故かを考える

   福島の人々の思いは、本当に届かないのだとしたら

   原発事故はこれからも幾度も繰り返すことになる

                   山崎久隆(たんぽぽ舎)

★2.「討論しよう!安倍政権2年間と原発再稼働」第5回

   一人一人が互いに主権者としてのレベルを高め合い、

   安倍政権や原発の本質への理解を高め合う必要がある

                      ペンネーム 心

★3.12/6学習会「吉田調書・原発再稼働を問う」の感想

       これが最後の教訓          ぐみ坂キッド(たんぽぽ舎ボランティア)

★4.県知事が同意をしても3・11前の日本に戻すわけにはいかない

   再稼働の嵐に立ち向かう、その闘いはこれからが本当のスタート

   11月川内原発再稼働反対・鹿児島抗議行動に参加して (上)

              青山晴江(再稼働阻止全国ネットワーク・詩人)

★5.テント日誌12月8日(月)

   経産省前テントひろば1185日商業用原発停止445日

   通りがかりの人も好意的で平穏な一日だった  (I・K)

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※短信 12/11()原子力規制委員会との交渉=保安院より悪い

                        ……柳田 真

 1211()、参議院会館講堂で、再稼働阻止全国ネットワーク主催により、

 原子力規制委員会との交渉が2時間半おこなわれた。参加者54名。

 交渉の中味は、九州電力川内原発再稼働の不当性。20頁の資料(阻止ネット

 作製)に基づき、規制庁(3人出席)を追及。工事計画と保安規定の審査は

 どうなっているかを追及したが、九州電力の文書=工事認可申請書は白紙が

 いっぱいで公表。肝心のデータが載っていない(山崎久隆さん追及)

 白紙公表を規制委も認めた。

 司会のまとめの言葉

 『規制委員会(規制庁)は、あの悪名高かった原子力保安院よりもっと悪い』

 に、参加したみんなが同感。(詳しくは明日、他の方の報告文予定)

━━━━━━━

12/13()【集会とデモ】川内原発再稼働反対!反原発渋谷大行進

 13時集合 代々木公園けやき並木渋谷側  14時大行進出発

 主催:首都圏反原発連合

 たんぽぽ舎も参加します。

━━━━━━━

12/13()学習会

 原発とテレビメディア5回シリーズ 第4弾  参加歓迎!!

 NHK原発ドキュメンタリーの欺瞞

  <映像上映>息を吹き返した推進派、巻町民が反原発町長を当選

              させるまでを描いたドキュメンタリー

 日 時:1213()18時より20

 お 話:加藤久晴さん(メディア総合研究所研究員)

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800

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┗■1.福島原発震災は終わっていない

 |  誰が引き起こした事故かを考える

 |  福島の人々の思いは、本当に届かないのだとしたら

 |  原発事故はこれからも幾度も繰り返すことになる

 └──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)

 

○ 1128日付けの「河北新報オンラインニュース 河北抄」には、次のような記事が掲載された。

 『もしまた、福島県で原子力災害が起きたらどう行動すべきか。いわき市平に住む会社員の女性(54)は、よく夫と話すという。建設関連業者の夫は仕事で頻繁に福島第1原発に入る。「原発の敷地内で働いている時だったら、構うことはないから、とにかく遠くまですぐ避難しろ」と言われている。助からないかもしれないと思って「諦めてくれ」というのが夫の意見。「半ば本気で言っている」と女性は受け止めている。

 津波と同じ“てんでんこ”が夫婦間の了解事項になりつつある。

 それでも、どこに向かうのかは決められない。夫は200キロ以上離れろとアドバイスするが、問題は方角。「その時の風向き次第。(放射性物質の拡散方向を予測する)SPEEDIのようなものがあればいいんですが…」。だが国は今後SPEEDIを使わない考え。何を頼りにすべきか分からない。

 いわき市が行った住民アンケートでは全体の40%が避難先を決めており、そのほとんどが「県外脱出」。

 福島県民にとって原子力災害という悪夢の再来は、決して絵空事ではない。』

    http://www.kahoku.co.jp/column/kahokusyou/20141128_01.html

 

○ 今、再稼働を巡る議論が行われているところは、福島から遠く離れた場所が多い。川内原発はその中でも最も遠く離れている。それは偶然などではない。

 身近に福島原発震災を経験した人が多ければ多いほど、再稼働など思いもよらないことだからだ。先月行われた福島県知事選では、全候補者が福島第二原発の廃炉を主張した。いまさら動かせるはずもない原発であるから、自民党の支援を受けた候補でも気楽に主張できたのであろう。しかし第二原発がダメで川内原発が良いという根拠は何処にあろう。候補者に対して川内原発など日本の他の原発再稼動を問うたマスコミは無かった。

 河北新報の記事にあるような夫婦は特別な存在ではない。むしろ福島から離れたくても離れることがままならない人々の多くが思っていることに違いない。

 だが、これが福島県民だけのことなのだろうか。では川内原発などの日本中の原発で働き、その近くに住む人たちは、そんなことを思ったこともないのだろうか。とてもそうとは思えない。

○ いわきの夫婦には、もはや選択肢は無くなった。第一原発は廃炉も出来ず放射能をまき散らした。既に取り返しの付かない事態になっている。これを誰かが安全に「閉じる」作業をしなければならない。放射能拡散事故、大惨事を防ぐ方法は、他の原発に比べて格段に困難になってしまった。それは炉心が崩壊したからにほかならない。しかし他の原発は炉心崩壊していないし、長時間動いてもいなかった。言うまでも無いことなのだが、原発の持つ危険性は福島第一原発とは比較にならないほど小さい。

 何かを犠牲にしてもなお、原発が必要と思うのは、原発事故を絵空事としか思っていない証拠だ。どうせ起こるはずがない。だったらそれで儲けたい。そこにある意見は、その程度のことでしかない。そんな意見で原発など動かされたらたまらない。福島の人々の思いは、本当に届かないのだとしたら、原発事故はこれからも幾度も繰り返すことになる。

 

 

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┗■2.「討論しよう!安倍政権2年間と原発再稼働」 第5回

 |  一人一人が互いに主権者としてのレベルを高め合い、

 |  安倍政権や原発の本質への理解を高め合う必要がある

 └──── ペンネーム 心

 

  未だに安倍さん達が、ほこらしげにアベノミクスと言ってるのは、実態は、ほとんどの人の実質賃金を減らし続け、購買力を下げ、株高の恩恵は一部の人だけという事にしっかり気づいてる有権者が多くはないからかもしれません。

 脱原発が多数派であっても、原発のマイナスを本当の意味で理解している有権者は少ないかもしれません。放射性物質の害が少ないかのような御用専門家やマスコミの情報が、あふれているわけですし。

 安保闘争後の日本の教育では、主権者としての国民は育たないし、日本の政治の真実は分からないし、マスコミの情報からも真実は、ほとんど知れません。

  一人一人が互いに主権者としてのレベルを高め合い、安倍政権や原発の本質への理解を高め合う必要が有ると思います。

  小異は有っても、大同で『安倍自民を負かす、脱原発』などで団結して選挙の票の分散化を避けないと、組織票が固い自公を勝たせてしまいます。

  今回の選挙は大同団結をしましょう。

 

 

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┗■3.12/6学習会「吉田調書・原発再稼働を問う」の感想

 |  これが最後の教訓

 └──── ぐみ坂キッド(たんぽぽ舎ボランティア)

 

○ 吉田所長にとって柏崎刈羽原発事故の教訓は「原発は安全にできている」ということだった。3.11は無惨にもそれを完全に否定した。過去この国は幾つもの実地教育を受けてきた。「お前たちは間違っている」と。

 例えばノモンハン事変~太平洋戦争の様々な作戦の失敗が好例だ。教訓を無視、あるいは楽観的に曲解し軌道修正することは殆ど無かった。何度失敗しても同じやりかたを繰り返した。

 現在も「アンダーコントロール」「世界一厳しい安全基準」等でわかるように教訓を正しく読み取る能力は微塵もない。

 原発過酷事故に対して人間はあまりに無力だと伝える吉田調書を、再稼働を強行しようとする人達は葬ろうとした。「お前たちは間違っている」という教訓はこれが最後である。残り時間は僅かだ。この次は国破れても山河は無い。

○ 山崎久隆さんのレジュメの一部

 吉田調書の最も重要なポイントは、原発過酷事故対策に人間が操作に行って回避しようとしても、多くの場合失敗に終わることを伝えたかったのだ。福島第一原発事故を回避できたとしたら、それは恐らく偶然のなせる業、4号機使用済み燃料プールに原子炉ウェルと機器仮置きプールから水が流れ込んで回避できたことや(-中略-)あるいは過酷事故を起こさない設計とするかしかないだろう。(現時点では想像でしかないが)

再稼働するかどうかは結論がでてしまっている。

 

吉田調書のダウンロード

http://www.cas.go.jp/jp/genpatsujiko/hearing_koukai/hearing_list.html

朝日新聞 吉田調書

http://www.asahi.com/special/yoshida_report/1-3.html

 

 

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┗■4.韓国で原発を訴え勝利した、李さんを迎えるにあたって

 |   ☆日・韓・台による、甲状腺癌の連帯訴訟を☆

 |     1215日(月) 崔 勝久 さんのお話 

  └────  スペースたんぽぽ

 

日 時:1215日(月)19時~21時(開場1830分)

  師:崔 勝久 (チェ スング)さん

    プロフィール:NNAA事務局長、CNFE共同代表

参加費:800円(学生400円)

主催:たんぽぽ舎(スペースたんぽぽ講座会議)

協賛:No Nukes Asia Actionsジャパン(NNAA)

 

○講座の概要             

☆イ・ジンソプさんの妻、パクさんが甲状腺癌に罹る、イさんは、妻の癌の原因は原発だと訴え、勝利した。

☆ソウル大学の調査で、原発が周辺住民の癌発生率を増加させている事が分かった。

     特に、女性の甲状腺癌は、一般地域に比べ2,5倍にもなる。

☆裁判では「加害企業が、ある有害な原因物質を排出し、それが被害者に到達して損害が発生 した場合、加害者側では、それが無害であることを証明できない限り、責任を免れることはできないと見るのが、社会公正の概念に適している」という最高裁判所の判例を挙げ、例え、癌の発生が法的基準以下の放射性物質の放出によるものであっても、法的責任があるという判断をした。

   ここに、私達は被害者の共同訴訟を通して、原発による癌発生の責任を問う計画だ。

 

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┗■5.新聞より2つ

 └──── 

 

   論戦、盛り上がり欠くも・・・ 

  「原発回帰」欧米が注視  なお残る福島事故の記録 

 

 衆院選で各党の論戦が盛り上がりを欠く原発再稼働の是非に関し、欧米主要国の専門家やメディアが大きな関心を寄せている。東京電力福島第1原発事故の記憶がなお残る中、安倍晋三政権の「原発回帰」路線を「極めて不人気な政策」(ドイツのDPA通信)とみており、選挙結果が今後の方針に与える影響や、路線継続の場合の安全対策に注目が集まる。

 欧米では、再稼働を景気動向と関連づける議論が目立つ。日本で稼働原発ゼロの状態が続き、火力発電向け燃料の輸入が急増、貿易赤字が膨らんでいるからだ。(中略)

発電量の約73%を原子力に依存するフランスのイザベル・ジュエット・フランス原子力学会広報部長は「強引に(再稼働を)進めるだけでは駄目だ」と主張する。安全性への国民の信頼、電力会社の徹底した情報公開なしに原発は運転できないと警告した。 (中略)

 日本の原発をめぐっては軍事上の懸念も持たれる。核兵器への転用可能な余剰プルトニウムの保有につながりかねず、米国は使用済み核燃料の扱いを注視する。

 米メリーランド大のスティーブ・フェッター教授は「日米関係を無用に混乱させないよう、プルトニウムをどうするかについて双方が納得できる決定が必要」と指摘した。

              (1210日茨城新聞より抜粋)

 

◆「争点ある」声上げる市民

  原発・集団的自衛権・秘密法・TPP・雇用・・・

  候補者不在でも国会前抗議続く

       (1210日朝日新聞見だし)

たんぽぽ舎です。【TMM:No2357

2014年12月10()地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします

                                       転送歓迎

━━━━━━━

★1.=鹿児島薩摩川内(せんだい)原発再稼働反対の声をあげよう=

    1215日(月)九州電力本社(福岡県)へ

        青柳行信 (原発いらない!九州実行委員会代表世話人)

★2. 民間規制委の設立を提案します     槌田敦(物理学研究者)

★3. 加圧水型の問題点(特に川内)について検討―技術的にも原発廃止に

      原子力安全の基本となるDBAとは、事故を想定し科学技術により設計することである。

      槌田ゼミ第8回報告 (1127日)      坂東喜久恵(たんぽぽ舎)

★4.韓国で原発を訴え勝利した、李さんを迎えるにあたって

    ☆日・韓・台による、甲状腺癌の連帯訴訟を☆

      1215日(月) 崔 勝久 さんのお話 

                   スペースたんぽぽ

★5.新聞より2つ

 ◆ 論戦、盛り上がり欠くも・・・ 

  「原発回帰」欧米が注視  なお残る福島事故の記録 

             (1210日茨城新聞より抜粋)

 ◆「争点ある」声上げる市民

   原発・集団的自衛権・秘密法・TPP・雇用・・・

   候補者不在でも国会前抗議続く     1210日朝日新聞見だし)

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12/11()原子力規制庁と交渉  参加歓迎!

 鹿児島から訴える「川内原発再稼働の不当性」 工事計画と保安規定の審査はどうなっているか?

 日時:1211()1315分より事前集会 14時から16時:抗議交渉 16時から17:総括集会

  場所:参議院議員会館講堂      資料代:500

 主催:再稼働阻止全国ネットワーク 共催:反原発・かごしまネット、鹿児島反原発連合

━━━━━━━

※日刊メールマガジンへ『冬季カンパ』のお願い(1年2回夏と冬のお願い)

 毎日(週6回)発行するには人手と費用がかかります

 原発・地震-津波・火山について正確な情報と原発ゼロ運動のヒントを毎日掲載

   柳田 真(たんぽぽ舎共同代表)  鈴木千津子(たんぽぽ舎共同代表)

        郵便振替:001801403856 加入者名:たんぽぽ舎

    一口1000円 通信欄に(メルマガカンパとご記入ください)

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┗■1.=鹿児島薩摩川内(せんだい)原発再稼働反対の声をあげよう=

 |   1215日(月)九州電力本社(福岡県)へ

 └────  青柳行信 (原発いらない!九州実行委員会代表世話人)

  

 九州電力本社に再稼働阻止の申し入れ統一総行動

   ご参加よろしくお願い致します。

     九電本店電気ビル前    http://youtu.be/NrMdvBrFo48

 日時:1215日(月)午後2時  九電公開質問交渉 

■当日のスケジュールは

 1. 集合:1時30分★原発とめよう!九電本店前ひろば★前。

 2. 午後2時 九電公開質問交渉 4時まで 延長少しあり。

  ・最初に他の団体・個人の申し入れ書提出 一言づつ。

  ・私たちの質問 項目担当者が最前席に着き、質問回答を得る(20)

 ☆交渉部屋に入れない人、九電本店前でのアピール・九電ビル廻りデモ

 

  九電公開質問状・当日のスケジュール

     http://ameblo.jp/yaaogi/

  「資料」川内原発・玄海原発の再稼働に反対です!

     http://tinyurl.com/p3ddet5

 

┏┓

┗■2. 民間規制委の設立を提案します

 └────   槌田敦(物理学研究者)

 

 日本の原子力は、原子力規制委員会が規制することになっています。しかし、その規制はデタラメです。昨年7月に発表された「新規制基準」では、炉心損傷防止対策として、「(1)弁を開放して減圧し、(2)可搬式注水施設(消防車)による炉心への注水」と指示しています。原子炉は、圧力を加えて水にし、その水で冷やしているのです。(1)弁を開放して減圧したら、原子炉の水は蒸発し、原子炉は空焚きになってしまいます。そして、(2)消防車の給水量ではまるで不足です。ECCSポンプでなければ炉心の冷却ができないことを無視しています。

 しかも、福島(2011)ばかりか、スリーマイル島(1979)、美浜(1991)など過去の事故の教訓も、原子力規制委員会はすっかり忘れています。これでは、実際に起った事故が再現することになります。

 

【DBAによる設計変更が必要】

 DBA(Design Basis Accidents 設計基準事故)とは、想定した事故を防ぐために科学技術を用いて設計することをいいます。具体的には、ECCSで冷却し、格納容器で放射能を閉じ込めることになります。これまでに発生した原子炉事故(苛酷事故、苛酷寸前事故)は、当然、DBAの対象となります。そこで、原発ごとに民間規制委員会を設立して、各電力会社にDBAによる設計変更をおこなうよう勧告します。

 再稼働が申請されている川内原発について、「逃し弁の開放禁止、ECCS使用の徹底」など16項目を勧告します。福島事故では、電源が確保できなかったため、原子炉の水位、圧力、温度が長時間測定ができませんでした。福島第一の1号機と3号機では、水位の測定ができた時には原子炉はすでに空焚きなっていました。原子炉の測定ができないのですから、とても科学技術という訳にはいきません。そして、蒸気発生器の逆U字細管上部に水素が溜まり、水流が止まる問題は深刻です。循環水ポンプが振動して使えず、原子炉は冷却できないのです。したがって、配管中の水素対策が必要です。さらに、放射能大気の中で作業する重要免震棟は山の上でなく、地下に建設するべきです。など

 

【民間規制委による勧告の効果】

 この16項目の勧告は、現実に起った事故をDBAとする設計変更の勧告ですから、この勧告を拒否することは、「同様の事故が起って周辺住民が災害を受けても仕方がない」とすることになり、未必の故意という犯罪になります。

 したがって、勧告の対象となる九州電力は、犯罪者の汚名を受けないようにするため、民間規制委の勧告を無視できないことになります。.

 

┏┓

┗■3.加圧水型の問題点(特に川内)について検討―技術的にも原発廃止に

     原子力安全の基本となるDBAとは、事故を想定し科学技術により設計することである。

  |        槌田ゼミ第8回報告 (1127日)

 └──── 坂東喜久恵(たんぽぽ舎)

 

  原子力発電所民間規制委員会を提唱している槌田敦さんは、「福島原発事故(2011)に加えて、スリーマイル島(TMl)原発事故(1979)、美浜原発事故(1991)を踏まえ、今の規制委員会の内容では、各原発の再稼働でこれらの事故と同様の災害が発生することになる。これはきわめて危険であり、近くに住む住民は不安に耐えない。」と指摘する。

  そのため、槌田さんが川内原発についての問題点を多岐にわたり検証した内容を、参加者で討論しました。

○基本は【DBA思想の破綻】

  原子力安全の基本となるDBAとは、事故を想定し科学技術により設計することである。

【炉心損傷防止対策】

【加圧水型原発への沸騰水型ECCSの追加】

【電源設備の欠陥を改める】

【水位、圧力、温度の計測失敗】

【配管に溜まる水素の対策】

【格納容器を本来の目的で使用する】

【福1・2号機型チャイナシンドロム防止】

【免震重要棟】

の各項目の問題点について解説がされ、16点の問題に2点加えることになりました。

  また、参加者からはこのままでは技術的すぎて、慣れてない人にはなかなかわかりにくいので、説明を加えてほしいとの要望が出されました。

 これらの意見を踏まえ、1217日の次回の学習会で再度検討することになりました。

皆さんも是非参加し、討論に加わって下さい。

 

※次回のお知らせ

 槌田ゼミ新シリーズ「福島原発事故基本講座第9回」

  -川内原発の科学的欠陥をのぞくために-

   1217日(水)19:00-21:00    参加費800

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