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たんぽぽ舎です。【TMM:No2399】
2015年2月5日(木)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1.「あきらめずに川内原発を廃炉に」
   鹿児島・福島女性ら共同で再稼働反対 官邸前訴え
                     (2月5日東京新聞より)
★2.「原発いらない鹿児島の女たち&福島の女たち共同アクション」と連帯
   東電は「福島」に責任を取れ!柏崎刈羽原発再稼働するな!
   2/4第17回東電解体!東電本店合同抗議の報告
                  渡辺秀之(たんぽぽ舎ボランティア)
★3.「福島のような原発事故は心配、でも、仕事が、周囲の人との関係が…」
   との住民の声
   1月31日と2月1日高浜現地での車デモ、戸別ビラ配布、署名活動に参加して
                        ちせ(東京三多摩の住人)
★4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
  ◆2/22『全ての原発を廃炉に!』山崎久隆講演会のご案内
   日時:2015年2月22日(日)14:00から16:00(開場13:30)
       場所:茨城県牛久市中央生涯学習センター大講座室
★5.東電福島第一原発事故は規制側(国・保安院)の「想定内」で起きている
   懲りない〈原子力ムラ〉の論理に正面から対決するために必読の一冊
   書評『原発と大津波 警告を葬った人々』添田孝史著(岩波新書 740円)
                                天野惠一(「市民の意見」編集委員)
━━━━━━━
※川内・高浜原発再稼働やめろ!永遠に原発ゼロに!再稼働反対!
 2/6首相官邸前・国会議事堂前抗議-第135回
 日 時:2月6日(金)18:30~20:00
 主 催:首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体)
       当日の詳細は http://coalitionagainstnukes.jp/ を参照

たんぽぽ舎は、いつものように13:00集合、ビラ折りやプラカードづくりの作業、
たんぽぽ舎16:50出発、17:30頃、関西電力東京支店(富国生命ビル9F)前で短時間の抗議コール。17:45「経産省前テントひろば」集合。
18:00官邸前、国会前へ出発。
20:20経産省前テントヨコでまとめの集会と東電抗議の際の楽器練習(短時間)。
━━━━━━━

┏┓
┗■1.「あきらめずに川内原発を廃炉に」
 |  鹿児島・福島女性ら共同で再稼働反対 官邸前訴え
 └──── (2月5日東京新聞より)

  脱原発を求める女性団体「原発いらない鹿児島の女たち」「原発いらない福島の女たち」が4日、九州電力川内(せんだい)原発(鹿児島県薩摩川内市)の再稼働に反対する抗議活動を東京・永田町の首相官邸前で催した。福島、鹿児島在住、出身の女性らでつくる両団体が初めて共同で行動し「全国の女性たちの声に広げ、原発のない社会を未来に残したい」と訴えた。
 鹿児島と福島から約40人が上京し、首都圏の支援者らと計約150人が集まった。薩摩川内市から訪れた鳥原良子さん(66)は「福島の事故が収束もしないのに、なぜ再稼働なのか。事故時の避難計画もお粗末。あきらめず川内原発を廃炉にしたい」とマイクを握った。
 福島県田村市から訪れた大河原多津子さん(60)は「汚染水が毎日増え、作業員の被ばくが続くめちゃくちゃな状況なのに再稼働はありえない。命を産み育てる女性の声を届けたい」と切々と語った。
 川内原発は、薩摩川内市と県が再稼働に同意。残りの手続きが済めば、全国で最も早く今年4月以降に再稼働される可能性がある。


┏┓
┗■2.「原発いらない鹿児島の女たち&福島の女たち共同アクション」と連帯
 |  東電は「福島」に責任を取れ!柏崎刈羽原発再稼働するな!
 |  2/4第17回東電解体!東電本店合同抗議の報告
 └──── 渡辺秀之(たんぽぽ舎ボランティア)

○2月4日(水)午後、「川内原発再稼働阻止・原発いらない!」をテーマに、「原発いらない鹿児島の女たち&福島の女たち共同アクション」が、東京・霞が関官庁街を中心に繰り広げられた。
○当日夕方、厳しい寒さの中、午後5時30分から6時45分まで、再稼働阻止全国ネット主催の「川内原発再稼働やめろ!」九州電力東京支社抗議行動が行われた。参加者は、約150から200人。
○引き続き午後7時から、東京電力本店前で「東電は「福島」に責任を取れ!放射能汚染水止めろ!柏崎刈羽原発再稼働するな!」のコールが鳴り響いた。
 呼びかけは、「経産省前テントひろば」と「たんぽぽ舎」。106の賛同団体と共に、第17回東電本店合同抗議行動が行われた。参加者は、約300人。
 色鮮やかなのぼり旗20本が林立し、新調の「東電抗議横断幕」が広げられる中、オープニングコールの後、抗議アピールが始まった。
1)「原発いらない福島の女たち」:東電福島原発事故から約4年が経過しつつあるが、様々な生活上の問題、東京地検不起訴処分の理不尽、そして2度と原発事故を起こしてはいけないとの強い決意などのアピールがなされた。
2)「原発いらない鹿児島の女たち」:再稼働一番手の九州電力川内原発をめぐる政府、原子力規制委員会、鹿児島県知事、鹿児島県議会等、そして九州電力の「命より、お金」を優先する、国民軽視で非民主的な手続きに怒っている。しかし、これにへこたれず再稼働阻止に向けた10万人署名活動-3月12日九州電力本社交渉(福岡県)など、新たな運動へ取り組んでいることが紹介された。
3)新潟県から上京された女性:東京電力柏崎刈羽原発再稼働を阻止するため、脱原発運動の一環として、理性的な判断に基づいて行動している泉田県知事を応援・支持しているとの発言があった。
 その後、山崎久隆(たんぽぽ舎)さんから東京電力に関する組織的な大きな問題点の報告、そして日本音楽協議会(日音協)による音楽での抗議が続いた。
 更には、労働者集会後に駆け付けられた「全労協」議長より、原発の問題点とその対策、原発労働者を取り巻く労働環境等に対する取り組み等を紹介しつつ、市民運動との連帯をめざす旨の挨拶があった。
 最後に、ドンパン節(柏崎刈羽バージョン)を全員で歌って抗議行動を締めくくり、午後8時15分に終了。
 終了後、10数名の有志による交流会が、近隣の居酒屋でなごやかに開催された。
 カンパが58,983万円寄せられました。ご支援ありがとうございます。
 また、福島原発告訴団の武藤類子団長より連帯のメッセージが届きました。
 内容は、当日配布のチラシに掲載しました。
○2014年1月~12月の会計報告(簡易版)
 ・収入:539,471円(11回のカンパ活動:536,151円、その他:3,320円)
 ・支出:508,655円
   (チラシ印刷費用:392,055円、会議費(12回):37,240円、
    反原連へのカンパ:31,777円、テント裁判への支援:25,000円、
    交通費補助:10,000円、その他:12,583円)
 ・差引収支:30,816円の黒字

☆次回(第18回)の東電本店合同抗議の案内
 日時:3月4日(水)午後7時~8時
 場所:東京電力本店前(東京都千代田区内幸町)
     (JR・地下鉄新橋駅徒歩5分、地下鉄三田線内幸町駅徒歩3分)
 東電本店前抗議に、ぜひ多くの方参加をお願いします。
 引き続き賛同団体を募集中!


┏┓
┗■3.「福島のような原発事故は心配、でも、仕事が、周囲の人との関係が…」
 |  との住民の声
 |  1月31日と2月1日高浜現地での車デモ、戸別ビラ配布、署名活動に参加して
 └──── ちせ(東京三多摩の住人)

○ 「福島の原発事故は、東電と国が悪かった。関西電力は社員の給料減らしてまで安全対策をしているそうだ。高浜原発が再稼働しないと、うちの旅館は10室ある部屋に客が来なくて困っている。今は原発無しでも電気は足りてるけど、将来はそうはいかんでしょう」と旅館の女主人。
 「息子も自分も失業して困ってる。原発事故は恐ろしいというのも分かるけど、再稼働せんことには仕事が無いんよ」人の良さそうなおばさんが、小雪まじりの氷雨がちらつく道端で話してくれた。1日目の午後の高浜駅周辺でのこと。
○ 「うちは原発反対。老夫婦二人で畑してるけど、福島みたいなことになったら大変、ここは逃げ道がない。道のシャッターが閉まるとも聞いている。ごめんよ、でも、署名はちょっとできない。」
 「そうよ、原発は危ない。事故起こったら、ここで死ぬしかない。署名したいけど、年寄の1人暮らし部落の人のお世話になってるし、息子が県庁に勤めているから知事あての署名はできない」
 2日目の午前の名田庄村。つかの間の晴れ間に雪かきをしていた人たちが家に入れて話してくれた。
 1日目の集会で中島哲演さんが「若狭や川内や福島に原発作った時から安全神話は崩れていた」と語った言葉が浮かぶ。事故の不安の中で暮らす現地の人、被曝労働無しには成り立たない原発。
○ 車20台を連ねての街宣。「ここはまだ、深呼吸できる」といった福島の黒田さんは車の中からマイクで「福島のようなことが二度と起こってはなりません。皆さん、再稼働に絶対反対しましょう」と、柳田さんは静かな声で「2月11日住民による原発説明会に来てください。皆さんの子や孫を守る知恵が詰まった話が聞けます。原発の研究者、福島の避難者の話があります」と呼びかける。
○ 高浜原発のゲート前では関電に向かって力の限り「再稼働反対!」と叫ぶ。住民の避難路はもう一つできるが、それは一旦ゲート前に来てから逃げていく道だという。
 「若狭の原発を考える会」の新開さんから、高浜原発再稼働差し止め仮訴訟は、あの大飯原発判決を出した樋口裁判長の担当と聞く。そこに一筋の光を託したい。 「廃炉作業や自然エネルギーへの転換で仕事は作れる」、哲演さんの「黄金の光より良心の光を」との言葉を住民の人や、周囲の人に機会あるごとに話して行くしかない。長く活動を続けてこられた若狭の会の方たちに見倣いつつ…。


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┗■4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
 └──── 

 ◆2/22『全ての原発を廃炉に!』山崎久隆講演会のご案内

 たんぽぽ舎副代表の山崎久隆さんに、福島第一原発の現況や川内・高浜原発再稼働の動向など、全ての原発の状況についてお話をしていただきます。
 たくさんの参加を呼びかけます。

   『全ての原発を廃炉に!』
講師:山崎久隆(たんぽぽ舎副代表)
日時:2015年2月22日(日)14:00から16:00 (開場13:30)
場所:茨城県牛久市中央生涯学習センター大講座室
費用:資料代300円
主催:原発いらない牛久の会
問合:080-5193-5218(藤田)


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┗■5.東電福島第一原発事故は規制側(国・保安院)の「想定内」で起きている
 |  懲りない〈原子力ムラ〉の論理に正面から対決するために必読の一冊
 |  書評『原発と大津波 警告を葬った人々』添田孝史著(岩波新書 740円)
 └──── 天野惠一(「市民の意見」編集委員)

○〈3・11原発震災〉直後からマスメディアに、「想定外」の大地震による大津波という言い方で、「想定外」という言葉が、広く、かつ長く飛び交い続けた。
 一瞬にして街を呑み込んでしまう津波被害、放射能の空へ地上へ海への終りなき垂れ流しの進展という、本当に恐るべき事態の現出。テレビ報道を媒介に、全国の日本列島住民が、その状況を共有した。その状況下、「国策」として原発推進政策を加速した、歴代の自民党政権(その政策の延長線上に成立している民主党政権)と、東京電力を中心とした民間電力資本、その資本の金に目がくらみ原発は〈絶対安全〉の神話を再生産し続けたマスコミと、それに加担した原発御用知識人たち。彼等はこぞって、自分たちの責任を回避するために、この「想定外」という言葉を乱用した。それは、原発安全神話(デマゴギー)に責任ある団体・個人が、自分たちには責任の取りようのない、人間の予想を超えた自然災害であると強弁し、責任を取らなくて当然と、信じられない「無責任」を自己正当化するために、乱用された言葉であった。すなわちそれは、人々にとんでもない〈無責任〉を実感させなくさせるための、決定的なマジック・ワードだったのだ。
 私たちは、原理的に考えて、「想定」すべき事態を「想定」の「外」に勝手に放り出し、「想定」は不可能であったとする論理を、おかしいと考えざるを得なかった。
その「想定」の線引き自体に妥当性がなかったことを、何故問題にしないのか、その無責任さに、怒りを持たざるを得なかったのだ。
○ところが、このジャーナリスト添田孝史のレポートを読んでみると、そうした怒りの持ち方は、原発を推進してきた人々に対する、私たちの過大評価の産物に過ぎないという、より悲しい事実に直面することになる。
 そこには、こうある。「福島第一原発に大きな津波が来る可能性が高いと専門家が指摘していることや、想定を超えた津波は、すぐ炉心損傷を引き起こすことを2002年までに東電は把握していた。それにもかかわらず対策には動かなかった」
 「津波については、新たな規制に動かなければならないタイミングが、遅くとも2000年から2002年にかけてあったように思われる。
 そのころ以下に挙げる2つの課題があったが、規制当局はその責任を果たしていない。
○第1は、エネ庁は電気事業連合会に対し1997年ごろ、想定を超える津波への対策を検討するよう要請していたが、それを安全対策に結びつけないまま放置していたことだ。エネ庁は、津波の数値予測に誤差があることを見込んで、想定の2倍の津波で原発がどんな被害を受けるか、対策として何が考えられるか示すように要請し、電事連は2000年初め、その報告書をまとめた。
 それによると、福島第一原発は、原発中もっとも津波に対する安全余裕が少ないことが明らかになっていた。
○第2は、2002年2月にされた土木学会手法を基準として用いても良いかどうかを精査しなかったことだ。土木学会手法には大きな問題が4つあり、原発の安全を担保するものではなかった」
○規制側(国・保安院)の「想定内」で、実は福島第一原発事故は起きているのだ。電力会社・国・規制組織の「不作為」こそが、本当はあの事故をもたらしたのである。この事実に即した具体的なレポートは、明快に、それを示している。
○ 今、政府・自治体・原子力規制委員会が組んだ、川内原発再稼働プロセスにも、巨額の原発マネーに目がくらんだ人々の福島第一原発事故に至る「不作為」がそのまま再現している。懲りない〈原子力ムラ〉の論理に正面から対決するために、必読の一冊である。
   出典:「市民の意見148号」(2015年2月1日発行)
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たんぽぽ舎です。【TMM:No2398】
2015年2月4日(水)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
                              転送歓迎
━━━━━━━
★1.高浜原発(関西電力)止めよう行動・・・ビラまき、署名、車デモ
   高浜原発は事故時拠点不備、避難計画も不備なまゝ、を規制委認めた。
   1月31日(土)2月1日(日)1泊2日若狭の原発を考える会に
   東京から応援20名、福井県の雪の中でガンバル!
          柳田真(たんぽぽ舎・再稼働阻止全国ネットワーク)
★2.再稼働反対・テントを守ろう 緊急集会のお知らせ
   2月15日(日)「川内・高浜原発再稼働を許すな!現地闘争報告討論集会」
   2月19日(木)川内原発について院内交渉・集会
   2月22日(日) テントを守ろう100人集会
★3.経産省前テントひろばが危ない!
   テントを強制撤去するな!のハガキを今こそ安倍首相、宮沢経産大臣に集中しよう!
      横田朔子〈たんぽぽ舎ボランティア・ハガキチーム〉
★4.新聞より2つ
 ◆ (地震の原因となる) プレートの蓄積、大震災前に戻る 
        東北沖、筑波大など分析
                     (2月4日東京新聞より)
 ◆  ロボット産業に10億円  福島県予算案 復興事業が本格化
                    (2月4日東京新聞より抜粋)
━━━━━━━

┏┓
┗■1.高浜原発(関西電力)止めよう行動・・・ビラまき、署名、車デモ
 |  高浜原発は事故時拠点不備、避難計画も不備なまゝ、を規制委認めた。
 |   1月31日(土)2月1日(日)1泊2日若狭の原発を考える会に
 |  東京から応援20名、福井県の雪の中でガンバル!
 └──── 柳田真(たんぽぽ舎・再稼働阻止全国ネットワーク)

・1月31日(土)2月1日(日)再稼働2番手といわれる関西電力高浜原発(3号機、4号機)の阻止活動がおこなわれた。現地40-50名に東京から20名弱が応援・連帯で福井県へ駆けつけた。(合計60~70名)2年前の大飯原発再稼働反対に行って以来の大衆行動だ。
 雪とあられの2日間、原発城下町の高浜町と大飯町の両町で(1)ビラ配り(2)署名集め、(3)車による原発反対パレード(車18台)の3つに取り組んだ。夜は交流会。雪で寒い2日間だったが、それなりに充実した活動だった。
・1日目(1/31)はビラ・署名集めと、全体集会と、夜の交流会の3つ。前夜から若者2人がビラとパンフを積んでレンタカーで出発。早朝東京駅新幹線に10数名が乗り、現地ではプラス富山県と兵庫の仲間が加わり、阻止ネットとして19名(1名は急用で欠席)。
 ふぶきの中を駅前の家を一軒一軒訪ね、ビラを配り・署名のお願いに歩く。「ごくろうさん」といってビラを受け取る人もかなりだったが、無言で受け取る人も。署名への反応はもっと厳しかった。家の人と討論になって、ある一軒家では40分近くかかった例も。スーパー前でのビラ配りは受け取り順調。
・全体集会は高浜の駅内で1時間。中嶌哲演さんも話され、短いながらも内容豊富。夕食交流会では関西(京都・滋賀・大阪・福井)と東京が初顔合わせ。お酒とおいしい料理で話がはずむ。
・2日目(2/1)は朝9時半民宿を出発。乗用車10数台に分かれてビラまきと署名と街頭宣伝へ。大飯町と高浜町を18台の車が走り回って“高浜原発再稼働するな”の声を届けた。
 3時半解散集会をし、我らは東京へ帰る。車中5時間近くは、互いの会話・総括話で賑わった。
・準備も大変だったと思う。車を20台近く揃え、横断幕(30枚)やビラ(5―6000枚)を作り、参加者を集めることは大仕事だ。今後の健闘を祈ります。
 課題は、(1)福井県現地のほりおこし(参加者を増やすなど)と(2)大都市大阪の盛り上げ、(3)そのための事務局の充実、(4)高浜1号・2号の60年延長問題への解明・批判活動・・・と感じた。
・2月15日(日)「現地報告と今後の方針」討論会に参加しよう。
  
※ 「川内・高浜原発再稼働を許すな!現地闘争報告討論集会」
  日 時:2月15日(日)13:30―17:00
  会 場:スペースたんぽぽ(ダイナミックビル4階)
  資料代:500円

┏┓
┗■2.再稼働反対・テントを守ろう 緊急集会のお知らせ
 |  2月15日(日)「川内・高浜原発再稼働を許すな!現地闘争報告討論集会」
 |  2月19日(木)川内原発について院内交渉・集会
 |  2月22日(日)テントを守ろう100人集会
 └──── 

  再稼働反対の闘いも経産省前テントを守る闘いも、非常に緊迫しています。はね返していくため、緊急の行動・集会が開催されます。是非ご参加下さい

 ◆「川内・高浜原発再稼働を許すな!現地闘争報告討論集会」
  再稼働をどう、止めるか!現地報告を聞いて、今後の方針をみんなでつくる

   1月24・25日には鹿児島県薩摩川内市と鹿児島市の集会に参加、また1月31日・2月1日には福井県高浜町・大飯町で現地での反対運動に参加。
 こうした行動の積み重ねについて、報告を受け、又これからの運動を積み重ねていくため、みんなで討論をしていきましょう

 ☆ 日 時:2月15日(日)  13時より
      場 所:スペースたんぽぽ(ダイナミックビル4階)
   参加費:資料代 500円
   主 催:再稼働阻止全国ネットワーク(070-6650-5549)

◆川内原発について・院内交渉・集会
 
 川内原発再稼働審査についての院内交渉集会
 -川内原発の審査は非公開・違法のままで続いている、糾弾しよう-
  工事計画修正書は遅れっぱなし
  規制委は宙に浮いた「合格証」を撤回せよ
  
  ☆ 日 時:2月19日(木) 13時-17時(規制庁との質疑・応答は14時-16時)
       場 所:参議院議員会館講堂(1F)
    参加費:資料代 実費
    主 催:再稼働阻止全国ネットワーク(070-6650-5549)

◆テントを守ろう100人集会    

   2・26東京地裁裁判で、テント撤去判決を出させない!
    テント強制撤去反対!

  基調報告・参加者各人の「テントへの想いと私」・原発現地から。
  メッセージ、沖縄で闘った人から、テント弁護団から、テントから等々

   ☆ 日 時:2月22日(日)  13:30-17:00
      場 所:スペースたんぽぽ(ダイナミックビル4階)
   参加費: 800円  (半分をテントにカンパ)
   共 催:たんぽぽ舎・     03-3238-9035
       テント応援団     03-3812-4900

┏┓
┗■3.経産省前テントひろばが危ない!
 |  テントを強制撤去するな!のハガキを今こそ安倍首相、宮沢経産大臣に集中しよう!
 └──── 横田朔子〈たんぽぽ舎ボランティア・ハガキチーム 〉
  
 国・経産省が2013年3月、テントに関わる2名を被告として土地明け渡しと巨額の土地使用料請求を提訴し、テント撤去裁判が始まりました。
 国は東電福島第一原発の過酷事故の真相を隠蔽したまま、福島県民を棄民に等しい立場に追いやり、放射能等山積する諸問題を何ら解決しないまま、愚かにも再稼働推進に全力を注いでいます。
 「経産省前テントひろば」は、命が大事!原発をなくせ!と日本国民の大多数が望み、再稼働を何としてもくい止めよう!と闘っている福島をはじめ全国の仲間たちの希望の燈台です。
 国は、この脱原発・反原発のシンボルであるテントを強制撤去するために、「国有地占拠」のみをふりかざし、裁判所もこれに追随し不当、不誠実な裁判を押し通そうとしています。
 被告側弁護団は、テントが何のためにあるのか、―人間が制御できない危険きわまりない原発を止めよう、福島の被害を忘れずに、国民や政治にアピールを続ける!そのために経産省の喉元で、国・経産省に反省を求め、原発事故、放射能被害から全ての国民を守るために訴え続けよう!とテントの正当性を論点とし、裁判の争点とすべく闘ってきました。
裁判所は早期結審を主張する国側の意向に沿って、2月判決を強行しようとしています。
☆皆さん!
 原発止めろ!再稼働反対!テントを強制撤去するな!
 誰でも取り組める怒りのハガキを早急に、大量に安倍首相・経産大臣にぶつけよう!!

★テントを守ろうハガキ  3枚1組(宛先住所付き)=200円
 取扱い/たんぽぽ舎   
  〒101-0061 東京都千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル5F
              TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
  ※毎週金曜官邸前行動、2・7集会でも取扱います

  ○お知らせ
  テント撤去、原発再稼働を許すな!2.7集会
   日時:2月7日(土)18:30~20:30
   場所:日本教育会館3階
   主催:経産省前テントひろば、テントひろば応援団
 
┏┓
┗■4.新聞より2つ
 └──── 

 ◆ (地震の原因となる) プレートの蓄積、大震災前に戻る 
        東北沖、筑波大など分析

 東日本大震災の震源となった東北沖のプレート境界面周辺では、断層面などにかかる力の蓄積状態が、震災前の水準に戻った可能性があると、筑波大などのチームが3日付の英科学誌電子版に発表した。巨大地震の原因となり得るという。
 境界周辺の長さ約1000キロの地域で、過去約15年に発生した地震の規模(マグニチュード)と発生頻度の関係を分析し、これから計算できる数値から力の蓄積状態を推定できることを突き止めた。
 地震の原因となる蓄積状態は、大震災で一時的に力が放出されたものの、2~3年で元の水準に近づいていることが判明。
 筑波大のボグダン・エネスク准教授は「力の蓄積は、いつ巨大地震が発生しても不思議でないレベルまで回復している」と話した。
 力の蓄積状態を注意深く監視することで、将来起きる地震の推定に役立つかもしれないという。分析では、巨大地震の震源になることが多い深さ100キロ未満で力が蓄積していたが、次にどこで巨大地震が起きるか特定はできなかった。
                    (2月4日東京新聞より)

◆  ロボット産業に10億円  福島県予算案 復興事業が本格化

 福島県は3日、一般会計を1兆8994億円とする2015年度当初予算案を発表した。前年度比で10・8%増の過去最大。東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの復興事業が本格化し、沿岸部でのロボット産業創出のための事業費10億円を初めて盛り込んだ。
 予算案のうち、震災と原発事故の関連事業に充てられるのは1兆287億円。避難指示が解除された区域などに再生可能エネルギーを導入する事業に18億円、風力発電やバイオマス発電のモデル事業に10億円を計上。市町村に対する除染の支援に2001億円、災害公営住宅の整備に386億円も盛り込む。   (後略)
               (2月4日東京新聞より抜粋)
たんぽぽ舎です。【TMM:No2397】
2015年2月3日(火)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1.2月4・5日東京霞が関へ集まろう!
   老いも若きも、女も男もどうぞ!
   「鹿児島&福島の女たち」と共に川内原発再稼働阻止のアクションを!
           青山晴江(再稼働阻止全国ネットワーク、たんぽぽ舎ボランティア)
★2.何ともおかしな珍説明を規制庁がした
   東電柏崎刈羽の再稼働審査を非公開で実施した!
   「非公開」の理由はいい加減!東電と規制委とで誤解?
   原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会! その37
                 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
★3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
  ◆2/22講演会
   「原発、なぜやめられない?-チェルノブイリと福島から考える-
      講師:西尾漠さん(原子力資料情報室共同代表)
      場所:西東京市柳沢公民館
  ◆2/28講演会「チェルノブイリから29年、何が起きていたのか?」
   お話:「子どもの健康がこんなに良くなった」
      タチアナ・アンドロシェンコ女史
★4.新聞より2つ
  ◆関電 40年超運転方針 年度内に再稼働申請 美浜3号機 高浜1・2号機も「延命」
      (2月3日東京新聞より抜粋)
  ◆不振関電 国民にリスク? 4年連続赤字「原発停止のせい」「経理的基礎」に懸念
      (2月3日東京新聞「こちら特報部」より抜粋)
★5.川内テント日誌を送信します。脱原発川内テントです。
   テントを建ててから4ヵ月 海岸は流木で一杯でした。その一部はテントの防風柵
━━━━━━━

┏┓
┗■1.2月4・5日東京霞が関へ集まろう!
 |  老いも若きも、女も男もどうぞ!
 |  「鹿児島&福島の女たち」と共に川内原発再稼働阻止のアクションを!
 └──── 青山晴江(再稼働阻止全国ネットワーク、たんぽぽ舎ボランティア)

◎2・4(水)14時から15時 経産省前、規制委員会前(六本木)
                 2か所に分かれ抗議行動
     14時から16時20分 省庁申し入れ院内交渉(参議院会館B109室)
     15時半から17時 内閣府申入れ・官邸前抗議
 【その後 17時半から18時45分 九電東京支社抗議(阻止ネット主催)、
     19時から20時15分  東電本店合同抗議 (賛同106団体)」
     18時半から19時半  労働者集会 (全労協主催)
     各行動との連携を図りアピール参加】

◎2・5(木)10時から11時 経産省前テントひろばでフリー集会
     11時半から12時過ぎ 霞が関ランチデモ
      (日比谷公園霞門→テント前→虎の門駅→新橋方面→日比谷公園)
     12時半からから15時 院内集会(参議院会館講堂)
          (各地アピール、要請団報告、議員へ要請など。
           菅直人、山本太郎、落合恵子ほか出席予定)

 呼びかけ:原発いらない福島の女たち、原発いらない鹿児島の女たち
 問い合わせ:070-6650-5549(再稼働阻止全国ネットワーク)
 賛同協力団体・個人多数


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┗■2.何ともおかしな珍説明を規制庁がした
 |  東電柏崎刈羽の再稼働審査を非公開で実施した!
 |  「非公開」の理由はいい加減!東電と規制委とで誤解?
 |  原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会! その37
 └──── 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)

 何ともおかしな珍説明を規制庁がした。前回に報告したように、前の週に予告して1月27日(火)の柏崎刈羽の適合性審査を非公開で実施したのだが、実は東電と規制委とで審査する内容(フィルタベントの企業秘密または航空機落下か)に誤解があった。それにもかかわらず、そのまま非公開で審査したのだ。規制委の「非公開」理由のいい加減さが良くわかる。
 おまけに、「黒枠白抜き」同様に「企業秘密は非公開」を念押しして、規制委は国民の命よりも事業者の秘密優先を強調したのだ。
 以下は、27日午後の規制庁ブリーフィングからのピックアップで、
詳細は http://www.nsr.go.jp/kaiken/data/h26fy/20150127sokkiroku.pdf
の後半をご覧願います。

(1月27日の規制庁ブリーフィングから)
○記者
最後の柏崎の件なんですが、何が食い違って、どうなったのかというのを具体的に教えていただけますか。
○米谷総務課長 はい。…今朝の審査会合で、フィルターベントへの航空機衝突に関する議論というのが非公開で行われたということでございます。…
○記者 すいません、先程の御説明ですと、事業者と規制庁との間で認識の食い違いとおっしゃったんですけれども、そこの間での食い違いは何なんでしょうか。
○米谷総務課長 何を議論すべきかということについての認識の食い違いでございます。
○記者 具体的に言うと、事業者はどう言って、規制庁はどう認識したか。
○米谷総務課長 事業者の方は、フィルターベントへの航空機衝突について議論をするつもりであったと。それに対しまして、原子力規制庁の方は、フィルターベントに関して、それに関する実験データ等についての説明を受けるという認識でいたということでございます。
○記者 そうすると、今後、実験データについて審議、審査するときは、同様に非公開となる見通しなんでしょうか。
○米谷総務課長 同様にという意味でございますが。
○記者 同様にというか、理由は別として、企業秘密を扱うので非公開とするということになるんでしょうか。
○米谷総務課長 企業秘密を扱う場合は非公開とすることになると思います。


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┗■3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
 └──── 

 ◆2/22講演会
  「原発、なぜやめられない?-チェルノブイリと福島から考える-」

  日 時:2月22日(日)14時から16時30分
  講 師:西尾漠さん(原子力資料情報室共同代表)
  場 所:西東京市柳沢公民館  西東京市公民館市民企画事業
  主 催:原発はいらない西東京集会実行委員会 http://nonuke-ntyo.cocolog-nifty.com/
  連絡先:谷川 tanigawa1012@softbank.ne.jp
  資料代:100円

 チェルノブイリと福島の原発事故を経験しても、なお、原発をやめないのは、なぜ?事故後、行政や住民・市民はどう動き、今はどうなのか。
被曝の実態は?
 日本は48基、世界では426基(2014年1月1日現在)もの原発があり、さらに建設中81基、計画中100基!日本が、世界が、原発をやめない理由をご一緒に考えてみたいと思います。詳細は、会のブログをご覧ください。


 ◆2/28講演会「チェルノブイリから29年、何が起きていたのか?」

  日 時:2月28日(土)13:30から17:00
  お 話:「子どもの健康がこんなに良くなった」 タチアナ・アンドロシェンコ女史
  会 場:さいたま市産業文化センター
  主 催:食品と暮らしの安全基金(TEL 048-851-1212)
  資料代:1,000 円(当日参加・可)

 ウクライナへ実態調査に行くと、さいたま市、東京より土壌汚染の少ない地域で多くの子どもたちが健康被害を出していました。
そこで、タチアナ・アンドロシェンコ女史とともに「子どもを救うプロジェクト」を実施すると、子どもたちの健康が回復してきました。
今は、村ごと健康を回復する実績を上げています。
 このたび、タチアナさんを招き、2月28日から、さいたま市、郡山、東京で講演会を行うことにしました。
 「放射能被害から健康を回復させている成果を皆さんにお届けするので、有効に活用していただきたい」というタチアナさん。
 日本での内部被ばくによる健康被害も先例に学んで的確に対策をとれば、被害を最小にすることができます。
講演後、同じ会場で懇親会(2,000 円・要予約)を開きます。
こちらにも、多くの方のご参加をお待ちしています。


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┗■4.新聞より2つ
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 ◆関電 40年超運転方針 年度内に再稼働申請 美浜3号機 高浜1・2号機も「延命」

 関西電力は2日、運転開始から38年強となった美浜原発3号機(福井県、出力82万6千キロワット)について、40年を超えた運転を目指す方針を明らかにした。再稼働に向けて2014年度内に原子力規制委員会に新規制基準に適合しているかどうかの審査を申請する。同日、豊松秀己副社長が福井県の杉本達治副知事に方針を伝えた。(後略) (2月3日東京新聞より抜粋)


 ◆不振関電 国民にリスク? 4年連続赤字「原発停止のせい」 「経理的基礎」に懸念

 高浜原発3,4号機(福井県高浜町)などの再稼働に躍起な関西電力は、4期(4年)連続の赤字を記録する見込みだ。最大の原因は原発の運転停止だ。同社の八木誠社長は電気事業連合会(電事連)会長。電事連は原発事故時の電力会社の免責範囲拡大を求め、国もその方向に動きだした。自社の苦境からの脱出のため、国民にリスクを押し付ける構図が透りて見える。(後略)
     (2月3日東京新聞「こちら特報部」より抜粋)


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┗■5.川内テント日誌を送信します。脱原発川内テントです。
 |  テントを建ててから4ヵ月
 |  海岸は流木で一杯でした。その一部はテントの防風柵
 └──── 脱原発川内テント

 2015年1月30日
 川内原発に隣接する久見崎海岸にテントを建ててから4ヵ月が過ぎました。当初、再稼働は暮れか 遅くとも年明け早々との予測でしたが今では4月以降と言われています。お蔭でテントとしては、強風、防寒対策に精を出すことが出来ました。
 添付(このメールマガジンでは添付はしておりません)の写真は現在のテントの全景です。中央青テントの上に見えるのが川内原発2号機です。テントからの距離は約300m位でしょうか。
 鹿児島県(北薩地域振興局)の退去通告は経産省前テントのときと同じく、今は書類のやりとりで小康状態です。
 海岸は流木で一杯でした。その一部はテントの防風柵や、補強に使い一部は炊事、暖房に使って浜も大分綺麗になりました。
 しかし、人工漂着物はそうはいきません。ペットボトルや空き缶、空き瓶は言うに及ばず魚具や、変わったところでは、白骨化したイルカ(とおぼしき)まで漂着、放置されているのです。漂着塵芥は地元のボランティアの方を通じて処理してもらっていますがゴミの親玉原発のほうはそうはいきません。
 絶対に再稼働をさせない、これを実現するしかありません。
 原発に隣接する久見崎海岸は広大な空間です。数万規模の大集会でもOKです。
きたるべきXデー(Xデーs)、この久見崎の地に大結集しようではありませんか。
       薩摩川内市久見崎町久見崎海岸(〒895-0132)   脱原発川内テント
             メール:sendai.tent@gmail.com  ブログ:sendai-tent.tumblr.com/
                  (郵便物は久見崎町久見崎簡易郵便局留で届きます)
たんぽぽ舎です。【TMM:No2396】
2015年2月2日(月)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1.「トモダチ作戦」で被ばくした米兵による東電訴訟
   「日本の原子力企業に対する集団訴訟を進める」米海軍兵士ら、
   鍵となる判決を勝ち取る
★2.メッセージ:1/31から2/1 高浜現地行動に連帯して闘います!
   鹿児島は、これからは主敵を九電と見すえ現地・現場で再稼働を阻止する段階に入った
             再稼働阻止全国ネットワーク「川内の家」岩下雅裕
★3.新聞より
  ◆「美味しんぼ」原作者、反論本 鼻血の描写の批判に
                  (2月2日朝日新聞見出しより)
  ◆仮設住まい5人に1人「体調悪い」
               (1月30日東京新聞「親子で学ぶぅ」より抜粋)
  ◆原発賠償制度の危機招く東電   須網隆夫 早稲田大教授
                (1月29日毎日新聞「発言」より抜粋)
★4.テント日誌2月1日(日)経産省前テントひろば1240日商業用原発停止503日
   官邸前行動(後藤さんの死をいたむ)に参加した
   乱さんの川柳句会  (I.K)、(K.M)
━━━━━━━
※2/3学習会にご参加を!
   「大間原発をめぐって見えてきた日本の姿」
 講 師:野村保子さん(大間とわたしたち・未来につながる会) 
 日 時:2月3日(火)19時より21時 18:30よりDVD上映
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
 参加費:800円(学生400円)
━━━━━━━

┏┓
┗■1.「トモダチ作戦」で被ばくした米兵による東電訴訟
 |  「日本の原子力企業に対する集団訴訟を進める」米海軍兵士ら、
 |  鍵となる判決を勝ち取る
 └──── 

 「トモダチ作戦」で被ばくした米兵による東電訴訟は、連邦裁判所により2013年11月時点で一旦は退けられましたが、原告団は2014年2月、提訴内容を変更し、新たな訴訟を起こしました。そして昨年(2014年)10月28日、カリフォルニア州サンディエゴの連邦地裁は、訴えを退けるよう求めた東電の主張を認めず、訴訟を継続する判断を示しました。

 この判決に対する弁護士によるプレスリリースの邦訳版を紹介します。
 *以下の邦訳版テキストは現地の弁護士と接点をもつ原子力空母・市民の会 呉東(ごとう)弁護士らが入手した資料のテキスト版です。
現地の弁護士のプレスリリース原文は↓次のリンクから読むことができます。
     https://www.youtube.com/watch?v=ytjvS3zsdVg
==========
[速報]プレスリリース
「日本の原子力企業に対する集団訴訟を進める」米海軍兵士ら、鍵となる判決を勝ち取る

○ サンディエゴの米連邦地方裁判所において米海軍兵士たちが、東京電力(TEPCO)を相手とする闘いで、ある重大な勝利を収めました。同裁判所判事は、TEPCOに対する兵士たちの集団訴訟裁判を進める判決を下し、福島原発原子炉のメーカー、GE、エバスコ、東芝、日立を被告として追加することを認めました。200名の若い海軍兵士たちは、日本政府が2011年3月11日発生の地震と津波による被災者たちに対する援助の要請を出していた際、東電は一般の人々や米海軍に対し、福島第一原発からの放射能レベルに関して故意にウソをついたと主張しています。7万人近くの米国市民がこの放射能の影響を潜在的に受けており、この集団訴訟裁判への参加の扉は開いています。
○ 裁判は、2011年3月11日の地震と津波による壊滅的被害において人道支援にあたったトモダチ作戦に参加した海軍兵士たちが起こしています。裁判の訴えには、白血病、潰瘍、胆嚢摘出、悪性脳腫瘍、脳腫瘍、精巣ガン、器質性子宮出血、甲状腺疾患、胃の疾患など、通常、若年成人には見られない多数の症状が含まれています。被害者である男女の兵士たちは、健康悪化に対する治療や病状の様子を見ることが必要であり、医療費の支払いがあり、彼らの子どもたちの健康状態を見ること、さらに放射能が原因の遺伝的な突然変異についての監視を行う必要があります。
○ ある22歳の兵士は白血病と診断され、視力が落ちています。この裁判の申立てには、「トモダチ作戦を終え、帰還直後から視力が落ちてきた。左目は全く見えず、右目も視力をほとんど失っている。道路の標識が読めず、運転はできない。トモダチ作戦前、視力は1.0で、メガネの必要はなく、視力矯正手術を受けたことはなかった。また、私の家族で白血病になったものなどいない」と述べています。兵士たちの弁護を務めるポール・ガーナーとチャールズ・ボナーは、今後も放射能が原因の深刻な症状をもった原告がさらに名乗り出てくるだろう、と話しています。
○ 兵士たちは一般の人々に対し、選挙区の連邦議会議員や地方議員、オバマ大統領に手紙を送り、日本政府に対し、(1)被害者である原告に「トモダチ作戦」の根本方針を適用してこれらの米海軍兵士たちを援助すること;そして(2)東電に対し、周知の事実であるところの、犯罪責任の回避、をやめるよう忠告する、ことを強く要望しています。

弁護士 チャールズ・ボナー charles@bonnerlaw.com
    カブラル・ボナー  cabral@bonnerlaw.com
弁護士 ポール・ガーナー  pcg@garnerlaw.com


┏┓
┗■2.メッセージ:1/31から2/1 高浜現地行動に連帯して闘います!
 |  鹿児島は、これからは主敵を九電と見すえ現地・現場で
 |  再稼働を阻止する段階に入った
 └──── 再稼働阻止全国ネットワーク「川内の家」岩下雅裕

○ 高浜原発再稼働阻止に向け立ち上がった、福井・関西の皆さんに連帯の挨拶を送ります。また「若狭の家」の建設、おめでとうございます。
○ 川内原発については昨秋、残念ながら薩摩川内市と鹿児島県の再稼働「同意」を許してしまいました。「原子力ムラ」はその勢いをかり、全国に「再稼働の嵐」を吹かそうともくろんでいます。しかし私たち鹿児島・九州の住民は、決して再稼動に「同意」してはいません。
 ストップ再稼働!3・11集会実行委員会は12月に討論集会をもち、これからは主敵を九電と見すえ、現地・現場で再稼働を阻止する段階に入った、と確認しました。1月25日の全国集会には3000人の仲間が結集しました。
 基調報告の「鹿児島のみんなは誰も再稼働を認めていませんよね?」との問いかけに、全会場からいっせいに「YES」という答えが返ってきました。
  私たちはいま、九電と住民が直に対決する「場」の設定を目指しています。それは全住民が敵を見定め、阻止の意志を再高揚させ、九電を屈服させるためです。 3月2日には博多の九電本店申入れ行動を、大衆的に闘うことを決めました。
要求は、「1.再稼働しても安全と言うなら、少なくとも30キロ圏の全自治体で『安全説明会』を開け、2.全自治体の議会で『再稼働容認決議』をとってみろ」というものです。いまその趣旨で10万人規模の緊急署名が取り組まれています。自治体に対し、「九電に『安全説明会』開催を要求せよ」という陳情行動も始まりました。
○ 高浜・関西の皆さんの「車デモ、署名、ビラ配布」という今回の行動も、おそらく思いを同じくする取り組みだと想像します。「自主的な住民説明会」の企画もそうでしょう。住民に語りかけ、繋がり、行動をうながす以外、再稼働阻止の道筋はありません。
 川内原発においては、国―県―市が一体となり、規制書案の「合格」後は間髪をおかず「同意」プロセスを進めるという、「川内方式」なるものが推し進められました。これを打ち破るためには、上流の国(規制委)で食い止めることが最善です。それが無理というなら、市―県という下流からの「同意」プロセスと、いかに大衆的に、かつ創意的な戦術を行使して闘うかが問題でしょう。鹿児島では県庁玄関横にテントを構築、ほぼ1週間にわたって庁内行動を展開しましたが、残念ながら届きませんでした。
鹿児島の私たちは、「再稼働トップバッター」と目されていることに重い責任を感じています。必ず主敵=九電を引きだし、「再稼働のボタンを押させない」現地・現場での闘いに全力をあげます。
住民が生身をさらし、声を上げ、行動することこそが「事件」です。ともに連帯し「再稼働の嵐を阻止する」、「全ての原発をなくす」闘いに勝利しましょう!


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┗■3.新聞より
 └──── 

 ◆「美味しんぼ」原作者、反論本 鼻血の描写の批判に
          (2月2日朝日新聞見出しより)


 ◆仮設住まい5人に1人「体調悪い」

 宮城県が、東日本大震災で家を失うなどして、プレハブの仮設住宅でくらす被災者の体調を調べたところ「とても悪い」「あまり良くない」と答えた人の合計が19.1%に上りました。
 2014年度の調査に回答したのは、石巻市など8市町村の約1万3000人です。12年度は19.4%、13年度は18.1%であまり変わっていません。
 特にお年よりは、70代の約4人に1人、80代以上の約3人に1人が、体調が「とても悪い」「あまり良くない」としています。(後略)
  (1月30日東京新聞「親子で学ぶぅ」より抜粋)


 ◆原発賠償制度の危機招く東電   須網隆夫 早稲田大教授

 福島原発事故から間もなく4年、原発事故は、強制避難を余儀なくされた周辺住民をはじめ、多くの国民に深刻な被害を与えた。避難者の生活再建を、損害の立証を必要とする損害賠償という枠組みで実現しようとすることには疑問もあるが、損害を与えた以上、原発を運営していた東京電力に賠償の義務と責任があることは間違いない。(中略)
 ところが昨年4月以降、特に被害者が集団で申し立てた事案につき、東電がセンターの和解案を拒否して解決が進まない事例が増えている。(中略)
 東電の対応は被害者をないがしろにするだけではなくセンターの意義をも損なう。(後略) (1月29日毎日新聞「発言」より抜粋)


┏┓
┗■4.テント日誌2月1日(日)
 |  経産省前テントひろば1240日商業用原発停止503日
 |  官邸前行動(後藤さんの死をいたむ)に参加した
 |  乱さんの川柳句会
 └──── (I.K)、(K.M)

○ 今日も寒かった。でも昨日よりは少しまし、昨日は強風に帽子は飛ばされるやら、裏に置いてあった脚立が倒れるやらと良くぞテントはとばされなかったと思うほどだった。
 人質にとられていた後藤さんが殺害されたというニュースを聞いてMさんは喪章を用意して来た。官邸前で何か抗議行動でもあるのではないかと早々に来た人たちもいる。数人で喪章をつけて出掛けて行った。
 昼頃国会議事堂の方から何やら右翼が叫んでいる声が聞こえてきた。
やがて外務省の方に街宣車が4台ほど行ったと思ったら戻ってきてテント前で叫び始めた。「共産党出て行け!」「そこは国有地じゃない!歩道だ!出て行け」と訳のわからないことをわめく。丁度私は昼食をとっていて、外にはMさんだけが座っていた。降りてきたらどうしようと思ったが、そのうち警官が来て彼らは去っていった。
 タイミング悪く日の丸を持って現れた人が居ててっきり彼らの仲間だと思ったら、二本松出身の方で先日の渡辺一枝さんのお話会に来た方だった。そのときのもてなしに感謝してお礼に来てくれたそうだ。律儀な人ですね。右翼が現れたのは久しぶり。人質事件などがあり規制されていたのだろうか?
 2時ごろヨーカンさん、テントを心配してとたんぽぽ舎の女性も来てくれにぎやかになった。

○午後からの川柳句会 乱さんが出した今日のお題は「寒い」と「強い」
強いの部
秀句
*雪の中つぼみほころぶ強い梅  のら
*脱原発テントがしめす強い意志 乾草
*強面は国内だけの内弁慶    芒野
*強さとは武力ではなく民力(たみぢから) 草地
*陰口にもうしろ指にも負けず生き  笑茸
特選
*弱くても弱さを見つめ強くなる  ひろこ

寒いの部
*保護切られ寒いだろうよストーブも 白真弓
*命絶え街の寒さに声ひびく    こうへい
*寒い夜明けてテントは陽のひかり  一酔
*寒い日は野宿者の人心寄せ    草地
*寒風に黒いリボンが揺れる日曜  ひろこ
特選
*腹ふくれ唇寒し記者クラブ     芒野

○今日はレイバーネットの方などの参加もあり盛会だった。
川柳会の後、ヨーカンさんと私は官邸前でのサイレントアクションに参加した。
後藤さんを偲んで色々なメッセージを書いたプラカードなどを掲げてただじっと立っているだけ。プラカードには安倍を批判するものが多かった。
寒い中1時間立っているのは一寸辛かったが、参加してよかった。
緊急の呼びかけなのに200人も集まった。
外国のメディアもたくさん来て参加者にインタビューしていたので参加者の思いは世界に広がるに違いない。(I.K)


○ 後藤さんの死をいたむ会話が続いた
夜も、後藤さんの死をいたむ会話が続いた。早くから人質のことを知りながら、はるばる中東に出かけて「イスラム国」を刺激し、おまけに、イスラエルと日本の国旗を背景に記者会見した安倍首相、後藤さんの家族の怒りは測り知れない。
○ 続いて、≪日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか≫(矢部宏治、集英社インターナショナル)論議。
 実質的にだけでなく制度上も日本が70年間アメリカに占領されている。天皇と9条と米軍駐留を盛り込んだ憲法の制定、砂川裁判後憲法判断をしない最高裁、米政府>日本政府、米との条約群>憲法+国内法、日米合同委員会の優越、などなど刺激的な事実。
 米国務省が沖縄を非軍事したうえでの返還を構想していたにもかかわらず、天皇の「沖縄メッセージ」と「ダレス(米国務省)へのメッセージ」により、米軍の沖縄駐留が70年間も継続されているとは!
 米軍基地のための「日米地位協定」と同様、日本の原発政策を支配している「日米原子力協定」。「日米両政府は、是正措置をとるために協議しなければならない」と米が日を束縛。それ故に、野田政権は原発ゼロ政策閣議決定をつぶされた。鳩山政権の辺野古ゆえの崩壊の原因もそうか。
戦後70年間騙されてきた総ての「国民」が真実を知るべきだ。
○ 月曜朝はマンデイブルーの出勤者にテントチラシを3人で撒くか。
今週は、4日(水)―5日(木)に沢山のアクションを盛り込んだ「川内原発再稼働阻止・原発いらない! 『鹿児島の女たち&福島の女たちの共同アクション』」(東京・霞ヶ関)があり、週末にはテントの2.7集会だ。(K.M)
たんぽぽ舎です。【TMM:No2395】
2015年1月31日(土)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1.「原子力委員会 賠償制度見直し議論へ」に見る電力会社の不当利得
   電気を売って利益を上げる会社が、その災害時に
   無制限の賠償責任を負うのは当然である      山崎久隆(たんぽぽ舎)
★2.南海トラフ地震の「先駆け」となった西日本の直下型地震
   北但馬地震(1925年)と北丹後地震(1927年)のこと
   兵庫県北部や東隣の京都府北西部など大きな被害
   「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」コラムその87
                         島村英紀(地震学者)
★3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
  ◆2/1.15.22ふくしま集団疎開・脱被ばく子ども裁判 渋谷街頭行動
   2月1日(日)、15日(日)、22日(日)17:00から18:30
      場所:渋谷ハチ公前
★4.新聞より4つ
  ◆原発20%に上昇も 2030年度の電源構成案 60年運転前提 低減計画に逆行 (1月31日東京新聞1面より抜粋)
  ◆将来の電源構成 「原発維持」続々 経産省作業部会始まる 「ゼロ」の声なし 委員構成に批判 (1月31日朝日新聞見出しより)
  ◆全電源喪失 訓練せず 福島第一 政府事故調 調書8人追加公開 (1月31日東京新聞2面より抜粋)
  ◆安全対策残る不安 15市町村、説明会終了 東海第2 (1月25日茨城新聞より抜粋)
━━━━━━━
※2/3学習会にご参加を!
 「大間原発をめぐって見えてきた日本の姿」
 講 師:野村保子さん(大間とわたしたち・未来につながる会) 
 日 時:2月3日(火)19時より21時 18:30よりDVD上映
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
 参加費:800円(学生400円)
━━━━━━━

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┗■1.「原子力委員会 賠償制度見直し議論へ」に見る電力会社の不当利得
 |  電気を売って利益を上げる会社が、その災害時に無制限の賠償責任を負うのは当然である
 └──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)

○ 原子力発電所などで事故が起きた場合の被害者への賠償制度について原子力委員会は専門家による会議を設置して見直しの議論を進めることになりました。
 電力会社が無制限の賠償を行うとしている現在の制度を見直すかどうかや国の責任分担などが論点になります。(1月27日NHKニュースより)

○ まるで原子力は「公器」であるかのような物言いである。いうまでもないが、そんなわけがない。電力が如何に「重要なエネルギー源」であると国が主張しても、原子力は一つの発電方法に過ぎない。電力生産手段は再生エネルギーを含め、無数といって良いほどもある。そのなかで、どうしても原子力を選択したいのであれば、その理由を明快に表明すると同時にリスクも会わせて説明すべきだ。そのうえで、それらのリスクを引き受けるべきは電力会社である。電気を売って利益を上げる会社が、その災害時に無制限の賠償責任を負うのは当然である。ところがそれを「制限できる仕組みを作る」のだとしたら、これは不当な利益供与をするに等しいことだ。

○ 原子力が「特別な地位」を有している「場面」は、その名称が「核」と変わるときだ。一部の国の持つ「兵器としての核」があるからだ。しかし日本は、核兵器を保有しないことを国際公約にしたはずだから、「核兵器」の地位を原子力に与えて「特別な地位」を与えた核兵器国と異なるはずだ。
 しかるに原子力に「税金」を投じてまで「保護する」場合、その意図は国際的にも極めて不透明に映る。

○ 原子力に対する電力の負担を減らす方法は二つしかない。一つは「補償しないこと」つまり立地自治体住民を含めあらゆる被害に上限を設け、それ以上は「補償しない」としたら、電力の負担は減る。
 もう一つは国が税金を投入することだが、言うまでもなく税金投入というのは別のカタチの国民負担である。
 原賠法(原子力損害賠償法)第三条のただし書きにある「異常に巨大な天災」を適用する基準を作る、というのも結局は同じ議論になる。
 どんな専門家を呼ぼうと、専門部会を作ろうと、議論の行き着く先は上記でしかなく、要は電力のリスク軽減という不当利得を「認めるのか認めないのか」なのである。


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┗■2.南海トラフ地震の「先駆け」となった西日本の直下型地震
 |  北但馬地震(1925年)と北丹後地震(1927年)のこと
 |  兵庫県北部や東隣の京都府北西部など大きな被害
 |  「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」コラムその87
 └──── 島村英紀(地震学者)

○ 1月3日、日本海岸に近い兵庫県豊岡市・城崎(きのさき)温泉で大規模な火事があった。19棟、延べ約2700平方メートルが焼けた。
 私たち地震学者が城崎温泉の火事と聞いて思い出すものがある。
 それは北但馬地震(1925年)と北丹後地震(1927年)のことだ。この2つはマグニチュード(M)がそれぞれ6.8と7.3。直下型地震としては阪神淡路大震災(M7.3)なみの大きな地震だった。
 これらの地震で城崎温泉をはじめ、兵庫県北部や東隣の京都府北西部など丹後半島の付け根部分では大きな被害が出た。
 北但馬地震での死者は430名、家屋の全半壊は4000棟におよんだ。震源地付近では83戸あった住宅のうち82戸が倒壊したほどの強い揺れだった。
 北但馬地震が起きたのは5月の午前11時すぎ。昼食の準備の時間だった。このため大火が起きて豊岡では焼失家屋は2300棟を超え、町の半分が焼失した。城崎だけで人口の8%、271名という多数の死者を生んでしまった。犠牲者の大半は炊事中に倒壊した家にはさまれたまま火災で焼死した女性だった。
 城崎町では、2年後の北丹後地震でも3月の夕食時だったこともあって火災で2300棟以上が焼失した。この地震での各地での合計は死者2900余、揺れによる全半壊22000棟にものぼった。
 城崎は地震による大火にたびたび痛めつけられたところなのである。
○ じつは北但馬地震と北丹後地震はたんなる直下型地震ではなかった。これらの地震は海溝型地震である南海地震(1946年。M8.0)と東南海地震(1944年。M7.9)の「先駆け」になった地震ではないかと考えられている。
 北但馬地震と北丹後地震だけではない。死者1100名を生んでしまった鳥取地震(1943年。M7.2)もある。この地震で鳥取市の中心部は壊滅。古い町並みはすべて失われた。市内の住宅の全壊率は80%を超えた。
 南海地震と東南海地震は、恐れられている「南海トラフ地震」の先代だ。これらの地震に限らず、いままで起きてきた南海トラフ地震の先祖たちの数十年前から西日本で直下型地震が頻発したことが知られているのだ。
 ところで2013年4月に兵庫県淡路島付近でM6.3の地震が起きた。最大震度は6弱。住家の一部損壊が2000棟以上にのぼったのをはじめ、液状化による施設被害、水道管破損による断水などの被害が出た。
 もし恐れられている南海トラフ地震が起きたら、この淡路島の地震も「先駆け」だったといわれるに違いない。
 それだけではない。もしかしたら阪神淡路大震災(1995年)や鳥取県西部地震(2000年。M7.3)も南海トラフ地震の「先駆け」のひとつかもしれないのである。
○ ところで北丹後地震が起きたとき、大阪梅田の駅前にある阪急百貨店では客の食い逃げが莫大な額に達した。このため地震後に後払いをやめ、日本で初めての前金制の食券を取り入れた。これなら取りっぱぐれはない。さすが大阪である。 (1月30日『夕刊フジ』より)


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┗■3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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 ◆2/1.15.22ふくしま集団疎開・脱被ばく子ども裁判 渋谷街頭行動

 ふくしま集団疎開裁判東京ボランティアが、日曜日午後5時から渋谷ハチ公前で街頭活動を始めました。
 刺激的な音が溢れかえる若者の街渋谷で、子どもたちを被ばくから守ろう!
避難に力をかして! 裁判にはお金がかかるのです! かんぱしてください!
子供の甲状腺癌が増えています!今の空間線量は毎時0,2μシーベルトでした!
 避難者や支援者がかわるがわるマイクを握ってチラシを撒きながら、映像も流しながら訴えます。
どうぞあなたも日曜日の17時から渋谷に寄ってみてください。

 ふくしま集団疎開・脱被ばく子ども裁判 渋谷街頭行動
   2月1日(日)、15日(日)、22日(日)
   場所:渋谷ハチ公前 時間:17時から18時30分
  詳細は活動ブログ→ http://fukusima-sokai2.blogspot.jp/


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┗■4.新聞より4つ
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 ◆原発20%に上昇も 2030年度の電源構成案
  60年運転前提 低減計画に逆行

  経済産業省は30日、将来的な原発や再生可能エネルギーなどの構成比率を話し合う総合資源エネルギー調査会の「長期エネルギー需給見通し小委員会」の初会合を開いた。原発は運転開始から40年で廃炉にする決まりだが、経産省は60年まで延ばせる特例の利用を前提にする。現在はゼロで、将来も原則通りなら最大でも15%未満にとどまるはずの原発比率を20%前後まで高めるとみられ、「原発への依存度を可能な限り引き下げる」としたエネルギー基本計画に逆行する。
    (後略)  (1月31日東京新聞1面より抜粋)


 ◆将来の電源構成 「原発維持」続々 経産省作業部会始まる
  「ゼロ」の声なし 委員構成に批判 (1月31日朝日新聞見出しより


 ◆全電源喪失 訓練せず 福島第一 政府事故調 調書8人追加公開

  政府は30日までに、東京電力福島第一原発事故で政府事故調査・検証委員会が政治家や東電関係者らに聴取した記録(調書)のうち、新たに8人分を公開した。防災訓練のシナリオを作り、事故当時は福島第一の防災担当者だった東電社員は、全電源を失うような事態は想定せず、実のある訓練を行っていなかった実態を証言した。
 福島第一の阿部孝則・防災安全グループマネジャー(当時)は調書で、2011年2月下旬に福島県と合同で実施した訓練は「非常用ディーゼル発電機が故障するが、一定時間で復旧する前提。中央操作室の照明が消え、真っ暗な中での作業を想定した訓練は行っていない」と述べた。(後略)
 (1月31日東京新聞2面より抜粋)


 ◆安全対策残る不安 15市町村、説明会終了 東海第2

  再稼働の前提となる国の安全審査を申請中の東海第2原発(東海村白方)について、日本原子力発電(原電)は24日、新規制基準に基づく安全対策に関する住民説明会を水戸市内で開き、市民ら約110人が参加した。東海や水戸など立地周辺市町村からの要請を受け、原発から30キロ圏の自治体を対象に始まった説明会は、再稼働や安全対策を不安視する声も残る中、この日で全日程を終了した。
 説明会の冒頭、原電の担当者が高さ20mの防潮堤建設など約780億円を投じる新たな安全対策などについて説明した。
 質疑応答で住民の男性は、東海第2は営業運転開始から36年が経過し、原則40年の運転期限が迫っているとした上で「再稼働しても40年までと断言できるのか、それとも運転を延長するつもりなのか。そこを県民に明らかにしないのは無責任だ」と指摘した。(1月25日茨城新聞より抜粋)
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