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たんぽぽ舎です。【TMM:No1903】
2013年7月17日(水)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1.泊原発再稼働阻止岩内行動に参加して-風、90%は内陸に
   放射能が向かう-その先には250万都市札幌
   北海道各地で粘り強く運動を続けている皆さんにお会いできたこと
                    工藤わかめ(たんぽぽ舎ボランティア)
★2.7月20日(土)講演の木原壯林さん(元京都工芸繊維大学名誉教授)の
   講演レジメを紹介します。豊富な中味です。  (上)
★3.テント日誌7月14日(日)経産省前テントひろば673日目
   「原発いらない女たちのテントひろば」(第2テント)がのぼりを付けた
   規制委・規制庁を監視し続け各原発の再稼働を阻止する運動も
   もうすぐ正念場
★4.新聞・雑誌より1つ
  ◆東電用地買収に裏金疑惑 青森の核燃料中間貯蔵施設
   西松建設、2億円肩代わり しわ寄せ、利用者に
               (7月16日朝日新聞朝刊から抜粋)
━━━━━━━
※7/18(木)学習会にご参加を!
   「被爆国日本がなぜ原発を導入したのか-ヒロシマ体験から考える」
  日 時:7月18日(木)19時より
  お   話:加納実紀代さん
  会 場:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F
  参加費:800円
━━━━━━━
※7/19(金) 第64回首相官邸前抗議行動にご参加を!
 日時:7月19日(金)18:00から20:00 第64回首相官邸前抗議行動
 主催:首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体)
 たんぽぽ舎では、13:00からビラ、プラカードなどの用意をして、
 16:00、たんぽぽ舎出発。17:00「経産省前テントひろば」集合。
 1~5班にわかれて官邸前、国会前へ出発。20:20経産省前テントヨコで
 まとめの集会(短時間)。
━━━━━━━
 
┏┓
┗■1.泊原発再稼働阻止岩内行動に参加して-風、90%は内陸に
 |  放射能が向かう-その先には250万都市札幌
 |  北海道各地で粘り強く運動を続けている皆さんにお会いできたこと
 └──── 工藤わかめ(たんぽぽ舎ボランティア)
 
○ 札幌からバスで2時間半、岩内町フェリー埠頭緑地が今回の集会の場所だ。
 7月13日、ここに道内各地、全国から250人が集まった。
 青く晴れ渡った空、涼しい風。緑の大地が広がる北海道の素晴らしい自然が私
たちを迎えた。しかし海を隔てた前方に見えたのは泊原発。厳しい現実に引き戻
される。頭上には凧があがり、風に乗って泳いでいる。福島では風は太平洋方向
に向かったが、ここ泊原発の場合は、90%は内陸に放射能が向かうのだと言う。
そしてその先には250万都市札幌がある。凧は札幌方向に向かって泳いでいるのだ。
○ 今回の集会の呼びかけ人でもある斎藤武一さんが泊原発を主題とした紙芝居
をした。とてもわかりやすい。斎藤さんは各地でこうした紙芝居で原発の危険性
を訴えている。斎藤さんはまた1978年・25歳の時から今日まで毎日、泊原発のす
ぐ南側に位置する岩内港防波堤で海水温を観測してきたという。
 青空のもと、福島からの避難者の方、再稼働阻止ネットからの報告、道内各地
での運動の報告、そして青森、経産省前テント、ゼロノミクマさんと報告が続いた。
○ 集会の後、岩内町でデモ行進を行った。ここ岩内町は人口約1万5千人の静
かな町だ。道路にはほとんど人が見当たらない。参加者の一人が手を振った。
「何だろう」とその方向を見てみると、家の中から、デモ隊に向かって手を振っ
ている人がいる。こうした地方で自分の意見を言うことは大変だと思う。しかし
確実に原発を稼働させることに反対の人がいるのだ。なんだかほっとした。こう
した光景を実際に見ることができたこと、そして北海道各地で粘り強く運動を続
けている皆さんにお会いできたこと。
 北海道に来て本当に良かったと思った。
 
 
┏┓
┗■2.7月20日(土)講演の木原壯林さん(元京都工芸繊維大学名誉教授)の
 |  講演レジメを紹介します。豊富な中味です。(上)
 └──── 
  『原発は人類と共存し得ない 原発のない人間性豊かな社会を造ろう』
  日 時:7月20日(土) 開場17:30 18:00より
  会 場:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F
  参加費:800円
 
 イ.原発は人類と共存し得ない 原発再稼働反対 原発即時撤廃
   原発のない人間性豊かな社会を造ろう
   京都悠悠化学研究所 木原壯林
 
 ロ.現代科学や近未来科学の状況下では規制委員会がどんな新基準を作っても、
   安全な原発はできない
   「安全性が確認されるまで稼働させない」→確認されることはない
   ストレステストは空論:科学とは無関係
    (経済におけるストレステストも同じ)
   [原発事故の実験、放射能被害の実験はほとんどできない
   (ほとんどがシミュレーション)…実証できない]
   実証を伴わない仮説は科学・技術ではない
 ハ.はじめに
    福島原発事故で、今でも16万人が避難生活を余儀なくされている。
   また、3000人近い人がこの事故に関連して亡くなられた。
    溶融燃料の取り出し開始までには最速でも7年、廃炉作業終了には30~
   40年の年月と1兆2000億円の費用を要する。
    廃炉には放射性物質の長期保管が必須であるが、使用済核燃料のような
   高レベル放射性廃棄物だけでなく、原子炉などの中レベル放射性廃棄物さ
   え、処理保管法も確定せず、処分地も決定していない。
    福島のように悲惨な大事故を経験しても、なお原発を推進しようとする
   勢力が政治を動かし、経済を動かし、教育を動かしている。
   → これを打ち破って、原発の全廃を勝ち取らなければならない。
 
   脱原発を勝ち取るために:
   ・安全な原発などないこと、原発は人類と共存し得ないことを確信する。
   ・人類にとってエネルギー増産は不要であることを確信する。
   ・原発を必要としない社会、エネルギー使用を削減した社会は素晴らしい
    文化を生むことを確信し、そのような社会を構想する。
 
 安全な原発などなく、原発は人類と共存し得ない
 1.核反応は MeV の世界 (M:百万)
 2.原発事故の特徴
  2.1 原発事故は秒単位で進行する
  2.2  原爆とは比較にならない放射能量が放出される
  2.3  放出された放射能を化学反応によって消滅させる方法はなく、半減期
     に従って消滅するのを待つしかない
     2.4  事故炉は容易に再臨界に
     2.5 原発事故による放射能汚染の広域性
(つづく)
 
 
┏┓
┗■4.テント日誌7月14日(日)経産省前テントひろば673日目
 |  「原発いらない女たちのテントひろば」(第2テント)がのぼりを付けた
 |  規制委・規制庁を監視し続け各原発の再稼働を阻止する運動も
 |  もうすぐ正念場
 └──── 
 
○ 19時過ぎにテント到着。Iさんが「原発いらない女たちのテントひろば」の
ぼりを備え付けた。子どもの絵が入った柔らかいタッチののぼりがテント広場を
ほんわかとさせてくれる。宇都宮健児さん選挙応援で最寄駅前で毎朝のようにビ
ラまきしたことを思いだす。
○ 夜はオーストラリアから来た学生M君を囲んで日本語・英語ちゃんぽんで環
境・原発論議。M君は医学を志したが身体に影響する環境問題に関心が移った。
まずはレイチェル・カーソンの「沈黙の春」を紹介する。アイゼンハワーの「ア
トムズフォーピース」で、東西冷戦勝利と原発売込と核管理を目指した米国戦略
に従った日本。連休ゆえに泊まってくれたOさんが、原発が最初に稼働したのは
ソ連だと教えてくれる。オーストラリアには原発は一基だけでそれも使われてい
ないらしい。熱帯雨林を奪われたサラワク先住民が日本の豊かな森林を見てショ
ックを受けた話もM君の興味を引いた。M君は15日朝から徒歩(ヒッチハイク)
で仙台に行くという。M君が東京に戻ってきたら再会して東北で見てきたことを
聞きたいと思う。
○ さて、原子力規制委員会が明日16日に新規制基準による再稼働評価会合を開
始する。昨年9月に発足して以来、既存の原発の稼働を容認する新規制基準作り
に専念してきて新基準施行にこぎつけた規制委が、いよいよ比較的新しい加圧水
型原発を稼働させていくことはこの10か月の規制委・規制庁の行動を見れば明ら
かだ。田中委員長は、再稼働の安全性を科学的・技術的に判断するだけで政治的
判断や地元判断をしないと言うが、柏崎刈羽原発の再稼働に反対する泉田新潟県
知事を特殊と非難して政治的発言を繰り返す。規制委・規制庁を監視し続け各原
発の再稼働を阻止する運動ももうすぐ正念場。(K.M) (中略)
○ 7月22日(月) 第二回 口頭弁論に参加する意思表示をして下さる方を
募っています!目標500人!
 テントの受付で直接参加意思表明者カードにお名前をご記入いただくか、テン
トひろば(070-6473-1947)までお電話下さい。(「第二回口頭弁論当日に参加
希望します」とお伝え下さい) http://tmblr.co/ZtOapwpQjkjL
 
 
┏┓
┗■5.新聞・雑誌より1つ
 └──── 
 
 ◆東電用地買収に裏金疑惑 青森の核燃料中間貯蔵施設
  西松建設、2億円肩代わり しわ寄せ、利用者に
 
 東京電力が青森県むつ市に建設中の使用済み核燃料中間貯蔵施設をめぐり、2
007~08年に西松建設の裏金2億円で用地買収工作を進めていたことが、関
係者証言や西松建設の内部資料で分かった。東電の清水正孝元社長と皷(つづみ)
紀男元副社長(当時はいずれも副社長)が西松側に資金支出を依頼したという。
原発関連施設の立地で東電首脳が関与した裏工作疑惑が表面化した。
 問題の買収対象地は、使用済み核燃料が陸揚げされる港と中間貯蔵施設を結ぶ
約1・5キロメートルの専用道路に貫かれる形で両側に隣接する二つの土地計約
1ヘクタール。地権者からこの土地の買い上げを東電側が求められていた。(中
略) 
 朝日新聞が入手した西松建設の内部資料や、同社の石橋直副社長(当時)の証
言によると、東電副社長だった清水、皷両氏が07年11月ごろ、西松の国沢幹
雄社長(当時)、石橋氏と東京・新橋周辺の飲食店で面談。清水氏らは、むつ市
の用地買収で「法外な金額を要求されており、2億~3億円かかる」と打ち明け
た上で、「白川氏は『西松建設に頼んだらどうか』という。工面してもらいたい」
と依頼し、西松側はその場で了承したという。
 朝日新聞が入手した白川氏の顧問弁護士名の文書には、西松が調達した2億円
が地権者側に渡り、さらに不足分を白川氏側が立て替えたとの記載があった。西
松側の作成資料にも、同じ内容が記されていた。
 内部資料によると、西松側は使途を明らかにしない資金から2億円を支出した
とされ、その時期に近い08年6月、東電の関連会社で、中間貯蔵施設を運営す
る「リサイクル燃料貯蔵」は、この対象地を額面上は約2千万円で買収した。買
収工作が完了した後、ニューテックは10年までに、施設の警備業務を数十億円
で受注している。(中略) 
 
 しわ寄せ、利用者に (中略) 
 
 東電の経営はほぼ電気料金収入で成り立っている。原発関連施設の立地に伴う
こうした裏のコストは、結局は電力利用者が負担させられる。もし、裏のコスト
を隠したまま原発運転を強行することになれば、利用者の理解を得られまい。
 問題の施設はまさにこれから稼働するものだ。東電は早急に自ら事実関係を調
査し、結果を説明する義務がある。(7月16日朝日新聞朝刊から抜粋)
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たんぽぽ舎です。【TMM:No1902】
2013年7月16日(火)その2 地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
                                  転送歓迎
━━━━━━━
★1.山本太郎さんのこと
   行動力が人並み外れてすぐれている 直感のヒラメキが
   その感性の鋭さが ほかの人を思いやる性格が彼の体内に息づいている
                          広瀬 隆
★2.7月18日(木)スペースたんぽぽ・学習会の講師:
   加納実紀代さんの著書を紹介  冨塚元夫(たんぽぽ舎ボランティア)
★3.告訴・告発人・支援者のみなさまへ
   8/4強制捜査はまだか!!~告訴受理から1年を迎えて~
                                  福島原発告訴団
★4.新聞・雑誌より2つ
  ◆削られた「立地評価」 原子炉規制法抵触の可能性
   使用済み燃料処分の道筋なし 事故原因も不明なのに
                 (7月9日東京新聞より抜粋)
  ◆はびこる誤った安全論
   放射線被ばく早見図 訂正前の図が流布したまま
                  (7月11日東京新聞より抜粋)
━━━━━━━
 
┏┓
┗■1.山本太郎さんのこと
 |  行動力が人並み外れてすぐれている。直感のヒラメキが、
 |  その感性の鋭さが。ほかの人を思いやる性格が彼の体内に息づいている
 └────  広瀬 隆
 
○ 先日のこと……東京ドームから出てくる大勢の人が参院選・選挙カーの前に
黒山の人だかり、一人の男を囲んですさまじい人気、なんとその夜、読売ジャイ
アンツが勝利した試合終了後の「読売ファン」がサインとツーショットをねだっ
ていた相手 は「山本太郎」だった(ナベツネがたまげてギックリ腰になったと
いう噂だ)。
○ 山本太郎は、日本史上で稀有の政治家になる!
 間違いない。行動力が人並み外れてすぐれている。直感のヒラメキが、その感
性の鋭さが、われわれの手の届かない雲の上にある。実によく物事を調べる。行
動が素早い。嘘ツク連中を、「あんた狂ってるぜ」とあの笑顔で笑い飛ばす。
「戦争は嫌いだ」「原発をなくせ」「貧乏人を救え」と語る役者としての真骨頂
は、2009年にTBSで放映された『最後の赤紙配達人』(激動の昭和~悲劇の
“召集令状”)--無残にも戦争に駆り出されて死んでいった若者たちの物語-
-に出ている。
○ 今も同じ、腐りきった、小学生の頭にも足りない議員だらけの国会を、土台
からヒックリ返す力を持っているのは、山本太郎だ。これは天賦の才覚だが、な
ぜその行動力と直感のヒラメキが出るかといえば、心身を投げ打ってほかの人を
思いやる性格が彼の体内に息づいているからだ。彼は絶えず、離れて暮らすお母
さんを思いやっている。3月にドイツ取材旅行をした間、太郎さんの心のやさし
さを私も何度も味わった。わが家に来ても、食後に皿を洗おうとする。それでい
て最後は、あの笑顔で笑い飛ばす。「自分の人生だけを考えろ」と、叱っても叱
っても、「今やらなくてどうしますか!やらせてくださいよ」と言い返す。それ
が今、街頭で訴えている彼の真剣さの肚の中にある芯だ。
 だから山本太郎の言葉は誰よりも力強く心にしみわたる。だから読売ファンか
ら共産党員まで、全員が支持する。
○ しかし彼は消耗品ではないぞ。彼がわれわれを守ってくれるなら、われわれ
が彼を守ってゆく。もう二年間、全員がこの乱流の日本でモマレにモマレてきた。
大事なのは圧勝させて彼に歓びと自信を与えること、そしてその当選後だ。彼が
一匹狼として国会に立てば、われわれ国民がドッと呼応する。マスコミにその巨
大な波紋が広がる。
彼がそれを受けて立ち、さらに大きな声で言い返し、日本が変り始める。
われわれが動き出す。誰もが声をあげ始める。
その時代を山本太郎と一緒につくろう。
 
 
┏┓
┗■2.7月18日(木)スペースたんぽぽ・学習会の講師:
 |  加納実紀代さんの著書を紹介
 └──── 冨塚元夫(たんぽぽ舎ボランティア)
 
講師の著書紹介
 
「ヒロシマとフクシマのあいだ-ジェンダーの視点から」
        加納実紀代著 (インパクト出版会 2013年3月)
 
目次
  トリニティーの青い空
1 ヒロシマとフクシマのあいだ
 ヒロシマとフクシマのあいだ
 原爆・原発・天皇制
 「原子力の平和利用」と女性解放
 原爆表象とジェンダー 1950年代を中心に
 
2 反核運動と女性
 女がヒロシマを語るということ
 反原発運動と女性 柏崎刈羽原発を中心に
 女はなぜ反原発か
 「母性」が陥る危険性について
 母性主義とナショナリズム
 当事者性と一代主義
 
加納実紀代さんの今回のたんぽぽ舎学習会はこの著書に沿って3回行う予定です。
 
1、7/18「被爆国日本がなぜ原発を導入したのか-ヒロシマ体験から考える」
  7月18日(木)19:00より  会場:「スペースたんぽぽ」、参加費:800円
2、9月「反核運動と女性-ビキニ・チェルノブイリ・フクシマ」
3、10月「脱原発の論理-放射能障害を超えて」
 
皆さまのご参加よろしくお願いいたします。
 
 
┏┓
┗■3.告訴・告発人・支援者のみなさまへ
 |  8/4強制捜査はまだか!!~告訴受理から1年を迎えて~
 └──── 福島原発告訴団
 
 皆さまの、日頃のご支援・ご協力に感謝申し上げます。
福島県民が2012年6月11日に起こした告訴が、同年8月1日に受理されて
1年が経とうとしています。
  未だ強制捜査すら行われないまま、この原発事故とその責任が風化してしまわ
ないよう、来る8月4日に、福島県いわき市【いわき市文化センター】にて、告
訴受理1周年集会とデモを行います。ぜひお集まりください!
★詳細は告訴団ブログをご覧ください★
http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.jp/
 
原発事故で死亡者はゼロ?いいえ、ゼロなのは逮捕者です!
■強制捜査はまだか!!~告訴受理から1年を迎えて~■
日 時…8月4日(日)13:00~16:00
場 所…福島県いわき市 いわき市文化センター1F大ホール
参加費…資料代500円
内 容…広瀬隆さんのゲストスピーチ
    神田香織さんの講談
    李政美さんのミニコンサート
    告訴人スピーチ
    弁護団スピーチ 等
デ モ…16:30~17:30 (いわき市文化センター~いわき駅前)
連絡先…福島原発告訴団 本部事務局
    〒963-4316 福島県田村市船引町芦沢字小倉140-1武藤方
    電話  080-5739-7279  メール info@1fkokuso.org
 
 
┏┓
┗■4.新聞・雑誌より2つ
 └──── 
 
 ◆削られた「立地評価」 原子炉規制法抵触の可能性
  使用済み燃料処分の道筋なし 事故原因も不明なのに
 
 住民の安全と生命をないがしろにする姿勢は、今回の新規制基準にも露骨に表
れている。「原子力規制委は、新基準で旧原子力安全委員会の立地審査指針を採
用しなかった。この指針には、住民の被ばく量の制限値が示されていたがこれを
取っ払った」
 規制委の前身、旧原子力安全委の事務局技術参与を務めた滝谷紘一さん(70)は
こう語る。
 立地審査指針では重大事故が起きた場合でも、周辺住民の全身被ばく線量(積
算値)を250ミリシーベルト以下に抑えることが求められていた。その基準を満た
すように原子炉と居住地域を離すことが立地評価の柱だった。
 この基準は近年、国際放射線防護委員会(ICRP)の基準などを基に一層厳し
い100ミリシーベルトで運用されていた。(中略)
 滝谷さんは「福島事故のような過酷事故を想定して立地評価をすると100ミリ
シーベルトはもちろん、250ミリシーベルトの目標を満たすことも不可能になる。
だから、規制委は原発を再稼働するために、従来のルールを採用しないという判
断をしたのではないか」といぶかる。
 
 事故原因も不明なのに
 
 ちなみに旧安全委の主要指針のうち新基準で外されたのは立地評価だけだ。滝
谷さんは「原子炉等規制法に『位置、構造、設備が基準に適合すること』とある
にもかかわらず、新基準では、位置の適合性を判断する立地評価をしていない。
規制法に反するのではないか」と指摘する。
 そもそも、福島事故の原因究明が不十分な段階での新基準の作成と運用には批
判が多い。規制委が事故分析の検討会を立ち上げたのは五月初め。報告書がまと
まるのは早くても年末だ。滝谷氏は「少なくとも規制委が自己分析を終えるまで
は、新基準づくりはできないはずだ」と強調する。(中略)
 滝谷さんは「原子力の仕事をしてきた一人として、福島事故では自責の念にか
られている。福島事故のような過酷事故を起こした時点で、日本は原発を動かす
資格を失った」と話した。(7月9日東京新聞より抜粋)
 
☆(注):たんぽぽ舎(スペースたんぽぽ)では、立地評価が規制委員会の方針で
外された問題は“重大なこと”ととらえ、近く、この問題で学習会を計画中です。
乞うご期待!
 
 
 ◆はびこる誤った安全論
  放射線被ばく早見図 訂正前の図が流布したまま
 
 「年1ミリシーベルト以下」というのは、国際放射線防護委員会(ICRP)が
定める平常時の基準だ。国が目標としたのも、これが大きな理由となっている。
これに対し、「年20ミリシーベルト以下」というのは、あくまで非常時の基準だ。
 除染をすることで、なるべく線量を下げ、住民が安心して生活できる環境を整
えるというのが、国が「約束」したことだったはず。それが、なぜ、不十分な除
染でも帰還できるという方向になったのか。底流には、いまだにはびこる誤った
「安全論」がある。
 岡山大大学院の津田敏秀教授(疫学)は、専門家たちのミスリードによって「低
線量被ばくではがんにならない」という誤解が広まったと指摘する。
 独立行政法人放射線医学総合研究所(放医研)が作成した「放射線被ばくの早見
図」は、福島事故の2011年4月5日に公開され、繰り返し引用された。津田教授
は、この早見図には重大なミスがあったという。
 図表の真ん中付近が100ミリシーベルトを指し、赤いラインで区別。それより
低い被ばくでは「がんの過剰発生がみられない」と明記されていたのだ。同様の
図はほかにも出回っていた可能性もある。
 ICRPさえ、低線量被ばくについて「閾(しきい)値は存在しない」という立
場。閾値とは、ここまでなら安全という限界値のこと。低線量被ばくでも、がん
などの健康被害があり得るというのが、現在の国際的知見の「常識」となってい
る。それなのに、放医研の早見図は「100ミリシーベルト」に線を引き、それ以
下は「安全」と太鼓判を押していた。このミスが訂正されたのが12年4月。現在
は「がんの死亡のリスクが線量とともに徐々に増えることが明らかになっている。
」と解説されている。(後略)(7月11日東京新聞より抜粋)
たんぽぽ舎です。【TMM:No1901】
2013年7月16日(火)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
                             転送歓迎
━━━━━━━
★1.山本太郎さんをぜひ国会へ!
   原発反対の人が一人でも多く議員になってほしい 
                    柳田真(たんぽぽ舎)
★2.猛暑日の今夜も響く、反原発の抗議スピーチ
   将来世代のために、日本の社会を変えよう
    7/12第63回金曜官邸前抗議行動に参加して
              渡辺秀之(たんぽぽ舎ボランティア)
★3.毎月11日「八幡浜・原発から子どもを守る女の会」の
   みなさんを中心に伊方ゲート前で座り込み行動を行っています。
             原発さよなら四国ネットワーク 門田鈴枝
★4.メルマガ読者からイベント紹介(問い合わせは主催者へお願いします)
  ◆ティモシー・ムソー講演会
   「チェルノブイリから福島へ-ツバメが教えてくれたこと」
   福島の生態系に関する講演―放射性汚染物の動植物への影響が早い
  ◆8/11、浪速の歌う巨人「パギやん(趙博)」のライブ&トークの会場が 
     変更になりました。
━━━━━━━
*7/20(土)学習会にご参加ください。
「原発は人類と共存し得ない 原発のない人間性豊かな社会を造ろう」
お 話:木原壮林さん(元京都工芸繊維大学名誉教授、化学専攻)
日 時:7月20日(土)18:00~20:00
会 場:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F
参加費:800円
━━━━━━━
 
┏┓
┗1.山本太郎さんをぜひ国会へ!
 | 原発反対の人が一人でも多く議員になってほしい
 └──── 柳田真(たんぽぽ舎)
 
・原発反対を中心スローガンとして山本太郎さん(38歳)が東京選挙区で立候補し
健闘している。5人目の当選(東京選挙区は定数5人)との声も出始めているが、
しかし選挙は水もの。それほど甘くないと思う。もともと強固な支持組織なしの
人だ。
・反原発自治体議員市民連盟(共同代表、都議福士敬子氏、他)が先般、山本太郎
さんを講師に招いて講演会を行った。その時の山本太郎さんの2時間近い話は、
しっかりした内容であり、もろもろの現象について、自分の頭でモノゴトを正確
に判断している人という印象を強く持った。この人なら、議員に推せる人と。
 広瀬隆さんも山本太郎さんを信頼して推している。
・参議院の選挙制度は1人2票である。比例投票と選挙区投票である。比例投票
候補には、木田節子さんとか井戸川かつたかさんとか、山シロ博治さんとか投票
したい人として、私の周りの声がある。比例投票は各人が自主的に考えてやって
いただくとして、東京選挙区(5人区)では、真の反原発議員を一人でも増やすた
めに、ぜひ山本太郎さんに健闘してほしい。
・なお、たんぽぽ舎は25年間、一貫して選挙には関わらなかった。政党支持はし
なかった。たんぽぽ舎有志の支持のみだ。従ってこの文章は柳田個人の文である。
「たんぽぽ舎の見解」ではないことを付言します。
 
 
┏┓
┗■2.猛暑日の今夜も響く、反原発の抗議スピーチ
 |  将来世代のために、日本の社会を変えよう
 |  7/12第63回 金曜官邸前抗議行動に参加して
 └─── 渡辺秀之(たんぽぽ舎ボランティア)
 
 連日の猛暑日の中、7月12日(金)、恒例の金曜首相官邸前抗議行動が、大勢
の参加者で行われました。
 
(1)国会前スピーチエリアで行われたスピーチの一部を紹介します。
1)今後迫ってくる原発再稼働の嵐に対し、全力で阻止しよう。
2)7月8日施行の原発「新規制基準」の幻想に、惑わされないようにしよう。
3)原発立地の住民との連携で、再稼働阻止運動を展開しよう。
4)毅然とした新潟県泉田知事に、激励、応援のハガキ、メール、FAXを送ろう。
5)将来世代のために、原発依存の日本社会を変えるのが大人の責任です。
6)日本に民主主義を定着させるために、選挙に行こう。
 
(2)抗議ハガキ運動等の紹介です。
1)再稼働反対の抗議ハガキ:3枚組+宛名書/200円
2)経産省前テントひろば応援ハガキ:3枚組+宛名書/200円
3)黄色の「反原発扇子」:300円/1本
 
(3) 国会正門に向かう外務省上のコーナーで、避難生活を余儀なくされる「浪
江ピースの会」の手芸品(エプロン、通帳入れ等)の展示、販売が行われています。
是非、お立ち寄りください。
 
◎東京電力福島原発事故を風化させないためにも、私たちは抗議の声、知恵、力
を出して行きましょう。
私たちは、“福島”を忘れない。
 
 
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┗■3.毎月11日「八幡浜・原発から子どもを守る女の会」の
 |  みなさんを中心に伊方ゲート前で座り込み行動を行っています。
 └─── 原発さよなら四国ネットワーク 門田鈴枝
 
先月11日の行動には、東京からも参加しました。
皆様 おはようございます
昨日の伊方原発ゲート前行動 焼けつくように暑い日差しでした。
ゲート前と木陰にも熱中症対策をして交代にマイクを持ち訴えました。
今朝の毎日新聞掲載記事添付にて送ります。
ゲート前から見える原発内、工事作業員が多いです。
斜面山側も、全部フェンスを2重にも、しているようです。
何のためかな?
また、今朝の朝日新聞 原電 敦賀 東海 再稼働申請へ
デジタル下記で見れます。
http://www.asahi.com/shimen/articles/TKY201307110799.html?ref=nmail_20130712mo
<http://www.asahi.com/shimen/articles/TKY201307110799.html?ref=nmail_20130712mo&ref=pcviewpage>&ref=pcviewpage
伊方も1号2号再稼働申請するのか!
案外知られていないのは(マスコミの方から聞きました。)伊方の住民は、3.
11以降推進派は2割ぐらい、
大多数の住民は、隠れ「原発止めよう」だそうです!
そういえば、最近住民の方が再稼働反対のコメントをマスコミに掲載してるよね!
 
 
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┗■4.メルマガ読者からイベント紹介(問い合わせは主催者へお願いします)
 └──── 
 
 ◆ティモシー・ムソー講演会
  「チェルノブイリから福島へ - ツバメが教えてくれたこと」
  福島の生態系に関する講演―放射性汚染物の動植物への影響が早い
 
 米サウスカロライナ大学のティモシー・ムソー教授は、過去14年間チェルノブ
イリで、2011年7月より福島で生態系を調査しています。福島での放射性汚染物
の動植物への影響は、チェルノブイリよりも進行が早いそうです。その現状を学
ぶため、7月23日から30日まで、全国7ヶ所で、各地の皆さんのご協力により、
講演会を開催いたします。
 
7月23日13:30 静岡市 あざれあ
7月23日19:00 浜松市 クリエート浜松
7月25日18:30 大阪 エルおおさか
7月26日18:00 大津 まちなか交流館
7月27日14:00 名古屋 中部大学名古屋キャンパス
7月29日13:30 東京 第1衆議院議員会館
7月30日18:30 郡山 労働福祉会館
 
主催は、春を呼ぶフォーラムと各地の団体です。
詳細や予約方法は、以下のページよりご覧下さい。
http://www.spring311.com/upcoming_events
また、英語のわかる外国人の方には、以下のページをお知らせください。
http://www.spring311.com/tour
お問合せ:080-4844-7078(やまぐち)729tokyo@gmail.com
 
 
 ◆8/11浪速の歌う巨人「パギやん(趙博)」のライブ&トークの会場が変更に
なりました。
 「原発なくそう!九州玄海訴訟」のかすや地区原告の金信明です。
前にMLに投稿した際、またチラシでも「福岡県中小企業振興センター202会議
室」とお知らせしましたが、より大きな会場=同じ「福岡県中小企業振興センタ
ー」の401会議室に変更になりました。
 前にお知らせしました通り、博多区・東区・やすや地区の「九州玄海訴訟」の
原告団共催で、大阪で反原発運動に活躍されている「パギやん(趙博)」のライ
ブ&トークを行います。
 
[日 時]8月11日(日)14:30~16:30
[場 所]福岡県中小企業振興センター401会議室(吉塚駅南口すぐ)
[入場料]1,000円
ぜひご参加ください。
[問合わせ先]
弁護士法人奔流本部オフィス092-642-8525(担当:池永、岸野)
次回の追加提訴は8月9日、1万人を目指して、原告募集中です!
たんぽぽ舎です。【TMM:No1900】
2013年7月15日(月)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします   
                           転送歓迎
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★1.手遅れに近づく放射能流出阻止   海の汚染は待ったなし・・なのに
      株主総会までは隠していたのでは?      山崎久隆(たんぽぽ舎)
★2.「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」シリーズ <7>
   「人造地震」の恐怖4     (7/12配信の続き)
   新潟県「中越」「中越沖」の震央近くで二つの作業
   電力会社がそれぞれのダムに設置している地震計のデータは
   なんと非公開だった!    島村英紀(地震学者)
★3.新聞・雑誌より5つ
     ◆北半球寒冷化? 海水温から解析    (朝日新聞6月29日より抜粋)
     ◆原発発電量6.8%減-世界の原発
          2012年、国際調査チーム報告     (7月12日茨木新聞より抜粋)
   ◆核燃料工場反対デモ  広東省 住民1000人以上が抗議
                                       (東京新聞 7月13日より抜粋)
     ◆「地元を無視」原電をきびしく批判 東海村長
                    (7月12日朝日新聞より抜粋)
     ◆汚染水340トン川に流す    福島・南相馬 原子力機構の実証事業
     ゼネコンの日本国土開発    (7月12日 茨城新聞より抜粋)
★4.テント日誌 特別版(7月11日)
   7・22第2回口頭弁論は大法廷(103号)使用!!
   テント裁判がいよいよ本格的に始動~国の原子力政策を問う~
   第1回を上回る圧倒的参加を!! 500名の参加意志表明を!!
━━━━━━━
※7/17学習会にご参加を!  槌田ゼミpart2 エントロピー入門第4章(続き)
     「だれが責任を取るのか、公害と廃棄物」
 日 時:7月17日(水)18時30開場  19時開会
 講  師:槌田敦さん(物理学者)
 会 場:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F   参加費:800円
━━━━━━━
 
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┗■1.手遅れに近づく放射能流出阻止   海の汚染は待ったなし・・なのに
 |   株主総会までは隠していたのでは?
 └────山崎久隆(たんぽぽ舎)
   
 とうとう規制庁も「海洋への流出」を前提とした対策を考え始めたようである。
とうに遅きに失しているが。
 東電に至っては依然として事故時に出た汚染水が残留していて徐々に漏れてい
るだけと、原発からの追加流出はないとしている。正確には根拠も薄弱で「ない
と信じたい」というだけなのだが。
 もし、汚染水が海に流れ出したら、止める術はもうない。そんなことは事故直
後からわかりきったことだった。そのために「止水壁」「海の埋め立て」「タン
カー投入」などと、意見を述べてきたつもりである。
 今年の株主総会でも同じ提案をしたら、去年とは違い「色々な意見を集めて検
討している」と、否定はしなかった。その分進歩したのかと言えば、そうではな
く、東電自ら打つ手が分からないことを意味しているからさらに事態は深刻であ
る。
 調査用井戸や海水の汚染濃度が上がっていることを発表し始めたのは6月26
日の株主総会後である。総会までは隠していたのではと、疑わしい。
○ 汚染水の漏えい防止に失敗
 最初の失策は、汚染水が大量漏えいした後になっても、タービン建屋と海の間
に防護壁を築くなどの対策を何も取らなかったことだ。
 この場所は、海からの取水口配管、温排水の放水口など、地下構造物が多数あ
り、もともと「強固な地盤」ではない。配管やトンネルなどを敷設した後にバラ
石で埋めて土をかぶせ、地上を舗装した。つまり遮水性地盤などではないので、
水を止める性能は元々無い。そんな性能が必要だと思って設計もしてはいない。
 タービン建屋の地下に溜まる汚染水は、いずれ配管の貫通口や放流口など外部
に出る口を捜して流出し始める。これらを防ぐためにある充填剤などは時間とと
もに劣化していくのは自明のことだった。
 建屋コンクリートは強固だから地震で壊れることはないなどと東電は言うが、
建屋地下構造はコンクリートのハコではない。無数の配管や電気ケーブルの貫通
口がある。そして最大の貫通構造は復水器を出入りする海水の配管だ。建屋との
継ぎ目がどうなっているか、誰も見に行けない。
 汚染水の漏えいを防止するには、建屋の外側から遮水構造を作るしかない。第
二遮蔽建屋を地下30mまで構築する以外に完全に食い止める方法はない。
 
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┗■2.「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」シリーズ <7>
 |  「人造地震」の恐怖4
 |  新潟県「中越」「中越沖」の震央近くで二つの作業
 |  電力会社がそれぞれのダムに設置している地震計のデータは
 |  なんと非公開だった!
 └──── 島村英紀(地震学者)       (7/12配信の続き)
 
○世界各地で行っている開発や生産活動が、知らないあいだに地震の引き金を引
いてしまうことがあることを話してきた。
 このため国際的な地震学会では、こういった「誘発地震」が独立したセッショ
ンになっているのが普通だ。また研究書も刊行されている。
 世界各地に起きていて、日本だけ起きないという理由はあるまい。しかし国際
的にも地震学の高い研究レベルを誇り、地震学者の数も世界最多である日本での
研究は進んでいない。
○それには二つの理由がある。ひとつはもともと地震活動が盛んなところなので、
起きた地震が自然に起きたものか、誘発地震かを見分けることがむつかしいこと
である。
 もうひとつは政府や電力会社が、この方面の研究を好まないことだ。このため
日本では研究者がほとんどいなくて、研究も行われていない。
 日本の地震学者たちが使っている研究費のほとんどは政府から来る金、つまり
国費で、残りのわずかも、電力会社や損保会社から来ていることも関係している。
 じつは電力会社がそれぞれのダムに設置している地震計のデータも非公開なの
である。
 ある国立研究所に属する地震学者がダムが起こす地震をテーマにして学会発表
しようとしたことがある。
 ところが、事前に発表の内容を役所に見せるように言われた。発表を事前にチ
ェックされるのは異例のことだ。そのうえ学会まで、お役人が発表を見に来たの
であった。
○ところで、新潟県中越地震(2004年)のときには、震央から約20キロ、新潟県
中越沖地震(2007年)のときにも反対側にやはり20キロしか離れていないところ
に「南長岡ガス田」(新潟県長岡市)があり、地下4500メートルのところに高圧
の水を注入して岩を破砕していた。
 新潟県中越地震はマグニチュード(M)6.8で68名の死者を生み、中越沖地震も
M6.8で死者15名だった。
 このガス田は1984年に生産を開始していたが、21世紀になってから「水圧破砕
法」を使いはじめていたのだった。
この水圧破砕法によって、ここではガスの生産を8倍にも増やすことに成功した
といわれている。
 それだけではなかった。ここでは、地球温暖化で問題になっている二酸化炭素
を液体にして、地下深部に圧入する実験も行われていた。
地下約1100メートルに一日20トンから40トン、合計で10000トン以上という大量
の二酸化炭素を地中に圧入する実験だった。
 新潟県中越地震と新潟県中越沖地震、これらの二つの震源に極めて近いところ
でふたつの「作業」をしていたことになる。
 いまの学問ではこのガス田での作業が地震を引き起こしたという明確な証拠は
ない。しかし、まったく関係がなかったということも、もちろん証明できないの
である。(出展:夕刊フジ2013年6月21日 5面より)
 
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┗■3.新聞・雑誌より5つ
 └──── 
◆北半球寒冷化? 海水温から解析
北半球は数年後に寒冷化するかもしれない。そんな可能性を示す解析を、海洋研
究開発機構の中村元隆主任研究員が、28日付米専門誌に発表する。グリーンラン
ド海の水温が気候に及ぼす影響を解析した結果だが、二酸化炭素の増加による温
暖化との関係の研究も必要という。
 北大西洋を中心に、約70年周期で寒冷化と温暖化が繰り返される傾向にある。
 1957年以降の海水温度を解析した結果、グリーンランド海の水温が70年周期の
気候変動の先行指標になる可能性が示された。2015年前後には寒冷化が起こる可
能性があるという。
         (朝日新聞6月29日より抜粋)
 
◆原発発電量6.8%減-世界の原発
          2012年、国際調査チーム報告
  2012年に世界の原発が発電した電力量は2兆3460億kw時で前年比6.8%の減少
だったとフランスや英国、日本の国際調査チームが11日、発表した。世界の原子
力発電の現状に関する報告書で明らかにした。
  発電量の減少は3年連続で、ピークの06年比では11.8%のマイナス。総発電量に
占める比率も過去最低の10%にとどまった。
調査チームの一人、細川弘明・京都精華大教授は「世界の原子力産業は下り坂に
ある。一方で、インドと中国では原発の発電量を再生可能エネルギーの発電量が
上回るなど、再生可能エネルギーの優位さが目立っている」と話している。
   (後略)        (7月12日茨木新聞より抜粋)
 
◆核燃料工場反対デモ  広東省 住民1000人以上が抗議
 中国広東省江門市で12日、市内で計画されている核燃料工場の建設に反対する
市民千人以上が抗議デモを行った。
 市民は今後も反対運動を続ける構え。工場は華東,華南地域で建設課進む原発
に燃料を供給する予定で、中止に追い込まれれば今後の電力計画に影響が出る恐
れがある。
 住民が反対しているのは、発電大手「中国核工事業集団」などが計画するウラ
ン精製濃縮工場で、2017年の完成を目指している。
 地元政府が4日に計画を公示したが、直ちに反対の声が上がった。(後略)
    (デモ隊の写真省略)
  (東京新聞 7月13日より抜粋)
 
◆「地元を無視」原電をきびしく批判 東海村長
  日本原子力発電の浜田康男社長が東海第二原発の再稼働を申請する方針を示し
たことについて、茨城県東海村の村上達也村長は11日、「地元無視もいいところ
だ」と不快感をあらわにした。東海第二原発では6月中旬、フィルター付きベン
トと防潮堤の工事が始まった。村は「説明もなく、再稼働前提の工事に一方的に
着手した」と日本原電に抗議したばかりだ。
  村上村長は「浜田社長は自ら村に来て説明したこともない。地元の理解を得よ
うとする意思がみられない」と厳しく批判した。(後略) 
       (7月12日朝日新聞より抜粋)
 
◆汚染水340トン川に流す 
  福島・南相馬 原子力機構の実証事業 ゼネコンの日本国土開発
  日本原子力研究開発機構が発注した除染モデル実証事業(2011~12年)で、中
堅ゼネコンの日本国土開発(東京)が福島県南相馬市で生じた汚染水340トン(同社
推計)を、農業用水に使う川に流していたことが11日、共同通信の調べで分かっ
た。原子力機構は、川に流すことを知りながら、排水経路に触れていない国土開
発の計画書を了承、地元に提出していた。
 南相馬市は「排水の説明はなかった。排水されたことも知らなかった」と反発。
福島県も説明は受けていないとしている。放射性物質汚染対処特措法(特措法)は
正確な情報伝達を求めており、調査に乗り出した。(中略)
 放射性物質を検出した340トンを、12年1月から2月にかけて側溝を通じ、南
相馬市内を流れ水田に水を供給する飯崎川へ排水していた。経費節減が目的とみ
られる。(中略) 
  現場映像、削除強要も
 「汚染水を側溝に流したら、農業用水に全部入ってしまう」。福島県南相馬市
での除染事業の下請に入っていた水処理業者は2012年1月16日、慎重な排水を要
請したが、日本国土開発は耳を貸さず、逆に処理業者が撮影した現場映像の削除
を強要した。(後略) 
       (7月12日 茨城新聞より抜粋)
 
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┗■4. テント日誌 特別版(7月11日)
 |  7・22第2回口頭弁論は大法廷(103号)使用!!
 | テント裁判がいよいよ本格的に始動~国の原子力政策を問う~
 | 第1回を上回る圧倒的参加を!! 500名の参加意志表明を!!
 └────
○午後1時・地裁前前段集会~午後2時・傍聴~午後4時・報告集会(弁護士会館)
 7月10日の進行協議で、7・22(月)第2回口頭弁論は、私たちが要求し続け
てきた103号大法廷使用に決定した。第1回時の300名の参加が、そしてこの間の
毎火・金、さらには連日の要請行動が裁判所を突き動かした。それはいまだ、第
2回に限ってという留保付きのものではあるが、大きな前進である。
小さな警備法廷から地裁の最中心の大法廷への移行によって、テント裁判いよい
よ人々の注視の中におかれることとなった。この注視によって、この裁判が国の
原子力政策を根本から問う原発裁判となっていくのだ。
テント裁判は原発問題を裁く裁判であり、裁かれるべきは国の側であり、国策と
しての原発政策である。テントひろばにつながり、そこに怒り・意思・叫びを重
ね合わせてきた幾多の人々が国を裁き、国策を裁くのである。これまで「国策と
しての原発推進」にお墨付きを与えてきた共犯者としての司法・裁判所もまた、
その深い反省にたって自己を裁かねばならない。第2回口頭弁論をめぐる闘いは、
テント裁判のそのような転回点に位置している。
7月22日(月)は、5・23第1回口頭弁論を遙かに上回る人々の参加でもって裁
判所を埋め尽くそう!折しも参院選の翌日であるこの日の行動は、原発推進へと
しゃにむに突き進む安倍政権に対する最初の狼煙となるであろう。
 現在テントでは、7・22東京地裁行動への参加意志表明を募っている。参加
を予定する人が番号カードに自分の氏名を記入し、日めくりカレンダーのように
積み重ねていく。カードは500番まで用意されている。
 是非、このカードに記入し参加意志表明しよう。参加意志の塊が日々膨れあが
り、7・22に向かっていることを互いに確認しよう。テントでは、7・22に
向けて、裁判所に対する連日の申し入れ行動が取り組まれている。このテント裁
判が原発裁判であることを裁判所に認めさせ、司法の責任を意識させる申し入れ
行動を連日繰り返しながら、7・22に向かっていく。この申し入れ行動に是非
加わっていただきたい。(午後4時~) 1人1人が当事者=主体としてこの裁
判に向き合っていくためにも。(TOKU-SAN)
たんぽぽ舎です。【TMM:No1899】
2013年7月13日(土)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1.日本の原発事故後に迅速に国内全原発の廃炉を決定したドイツで
   いかに反原発意識が国内に浸透してきたか
   -ドイツ人夫妻からお聞きした話
            Yumi Tsukinowa(在ドイツ)
★2.宝永南海大地震の実録が発見された(7/11東京新聞夕刊)
   大阪の死者2万人強(今なら10万人強)
   瀬戸内海地方のみなさま、全国のみなさま   広瀬 隆
★3.大飯原発の再稼働に抗議の声を上げ続け、
   次の「伊方原発再稼働」と闘おう! (下)
   いざ「決戦の秋」にそなえ、全国の人々と団結し、準備し、闘おう
           井出久司 (原発さよなら四国ネットワーク)
★4.メルマガ読者からイベント紹介(問合せは主催者へお願いします)
     ◆最高の憲法と最低の政治の不思議の国、ニッポン
    7/14アーサー・ビナードさん講演会  会場:神奈川近代文学館ホール
★5.新聞・雑誌より2つ
   ◆自治体の6割超備えまだ 対策・逃げ場整わず 7原発62市町村
    5原発10基再稼働申請 地震・津波想定事故前と同じ
                                      (7月9日東京新聞より抜粋)
     ◆原発輸出の危うさ露呈 三菱重工部品の事故、米国事業者が訴訟検討
                                      (6月13日毎日新聞より抜粋)
━━━━━━━
※7/16学習会にご参加を! 規制委員会の新基準の欺瞞を撃つ(その2)
 このままでは原発大事故を免れない!
 日 時:7月16日(火)19時より21時
 講   師:山崎久隆さん(たんぽぽ舎)
 会 場:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F
 参加費:800円
━━━━━━━
 
 
┏┓
┗■1.日本の原発事故後に迅速に国内全原発の廃炉を決定したドイツで
 |  いかに反原発意識が国内に浸透してきたか
 |  -ドイツ人夫妻からお聞きした話
 └──── Yumi Tsukinowa(在ドイツ)
 
たんぽぽ舎の皆様へ
 毎日配信していただいたものを読ませていただいております。以前にも2度ほ
ど投稿いたしました。私は今ドイツにいます。
 
○ 昨日スイスからの帰路ユ-ロシテイの車中で隣に座ったドイツ人のご夫婦と
日本の原発事故についての話題になりました。
 日本の原発事故後に迅速に国内全原発の廃炉を決定したドイツでいかに反原発
意識が国内に浸透してきたかの話をきくことができました。
 彼らのかかわった反原発運動の発端はすでに広島、長崎で落とされた原子力の
非人道的な使用(原爆)に対して始まって、70年代はまだ少数派だったものが
80年代のチェルノブイリ事故を契機に大きくなりその頃若い母親だった(その
ご婦人も含めて)人々、ドイツ上空に流れてきた「放射能雲」におびえた経験を
もった人々が今回は日本で起きた原発事故によってふたたびトラウマがよみがえ
ったことによって、「何としてでもやめなくてはならない」という個々の目覚め
た意識がちょうどドイツの政権内での力のバランスと協働して先の迅速な決断が
採択されたということでした。
 ご婦人は「時間がかかったけれどこれでよかった、でも安心はしていない。い
つまた、この決定がくつがえされるとも限らないから、気をゆるめられない」と
話されました。
 彼女は「最も盛り上がったデモのときベルギ-やフランスとの国境や国内の色
んな所で同時デモを行ったし、ポリスの使う催涙弾対策にオレンジを使ったクリ
-ムを頬に塗って、マスクをしたのよ。」などと当時ドイツでいかに政府権力
(警官)が反原発運動の市民たちに対して暴力的行為と」いえる手段を使って圧
力を加えたかまで説明してくれました。
 「廃炉は決まった、でもドイツ国内の使用済み核燃料の最終処分地はいまだ決
まっていないし、その場所が決まったとしてもこれから気が遠くなるほどの時間
管理していかなくてはいけないわけだし、それにも途方もないお金がかかる。お
金がかかりすぎるといって反対する政治家もいるし。」「もっとも腹立たしいの
はそんな負の遺産を作り出した世代は責任を後の世代にとらせようとしているこ
と。」
 
○ ドイツでは今はほとんど日本のニュ-スが聞かれなくなっているが、「日本
から汚染が拡大し続けていることは周知の事実だ」と話していました。「これか
ら境界なく放射能の汚染が地球を循環する、汚染がもたらす被害を避けることは
どこの国にいてもできない」と。 同じく向かいの席に座っていた女性が読んで
いたのは「自然の中の霊的存在」という内容の本でした。彼女は黙って私たちの
話を聞くともなく座っていただけでしたが「自然の中に霊的存在を感じること」
は日本人にとってはドイツ人よりもなじみがあるのではないかとその時ふと思っ
たのですが、政治家達や経済界の人々はもうそんなことは感じられなくなったか
のようにみえます。
 ご婦人との話の最後に「同じ志を持つものが集まって正しい目的の為に何かを
するときにはそこに大きな力が降りてくる。希望を捨てないでつながりをもちつ
づけることよ。」と言われたのが私には感動的に響きました。(ドイツ車中にて)
 
 
┏┓
┗■2.宝永南海大地震の実録が発見された(7/11東京新聞夕刊)
 |  大阪の死者2万人強(今なら10万人強)
 |  瀬戸内海地方のみなさま、全国のみなさま
 └──── 広瀬 隆
 
 ようやく1707年の宝永南海大地震の実録が発見された。東海大地震の1~2時
間後。
 大坂市中の人口35万人のうち、圧死5351人、津波の溺死1万6371人、合計2万
1722人!! 当時の人口を考えれば現在ではその5倍になる。これは大坂だけの話
・・・西日本全域では、トテツモナイ被害、東日本大震災の一桁上。
 ほんの300年前の出来事。このあと2ヶ月たたずに、富士山宝永大噴火が起こ
った。
 今がその時期。これでも伊方原発が再稼働候補トップ。
 伊方原発が爆発して、日本全土は壊滅する。そこに向かっている。
 日本の終りは近い。もうすぐ終る。
 
 
┏┓
┗■3.大飯原発の再稼働に抗議の声を上げ続け、
 |  次の「伊方原発再稼働」と闘おう! (下)
 |  いざ「決戦の秋」にそなえ、全国の人々と団結し、準備し、闘おう
 └──── 井出久司 (原発さよなら四国ネットワーク)
 
○  私たち人間もこれらの小さな生き物と同じで生態系を構成している数多くの
生物種の中の1つの種であることを決して忘れてはなりません。呼吸し、水を飲
み、食べ物を食べなければ生きてはいけません。従って自然環境をこそ守らなけ
ればなりません。
 あらゆる生命体は核(放射能)とは共存することはできない、というのは生物学
においては常識です。また日本が世界有数の地震国であることも常識です。
○ 最近、南海トラフの地震の話題ばかり出てきますが、伊方原発の目の前、約
6キロメートルの所に日本最大の断層帯と言われる中央構造線が走っています。
約400年前の慶長年間に中央構造線は大地震を起こし、瀬戸内海側にも巨大な津
波が襲っています。
 東北地方の大地震と巨大津波が歴史に残っているように、瀬戸内海沿岸地方に
おいても、大地震、巨大津波は予測できない事ではありません。にもかかわらず、
国や電力会社はこの事実はなかったことにして、自分たち推進派の都合のよいよ
うにデータを評価し、原発再稼働を目論んでいます。
 昨年、ここ大飯原発は多くの人々の反対の声を無視して、強圧的に再稼働させ
られました。しかし、あらゆる科学的分野から考えてみても、原発の安全神話は
決して成り立たない、全く科学的根拠のない、机上の空論であることを福島の事
故が証明しました。真実はチェルノブイリやスリーマイルが教えてくれていたの
です。それを愚かな国や電力業界が無視してきた結果、福島の事故が起きてしま
ったのです。私たちは、現政権の再稼働強硬路線政策に対し、知識では福島に、
そして再稼働を阻止する活動は昨年の大飯に学び、この夏以降の再稼働の嵐に立
ち向かわなければなりません。しかも各現地がそれぞれ独立して闘うのではなく、
共に手を取り合って闘わなければなりません。
 私達、伊方原発反対を闘う者も、ここ大飯についても共に、声を挙げ、闘いた
いと思います。伊方原発が再稼働の一番であろう、とも言われていますが、大飯
原発は既に稼働しています。まず、この大飯の稼働に対し、全国団結して抗議の
声を挙げ、次いでこれからの原発再稼働の嵐に立ち向かっていかなければなりま
せん。
○  皆さん、いざ決戦の秋は来たれり!共に団結し共に戦い抜きましょう。
全ての原発の再稼動を止めることは生きとし生けるもの全ての生命と未来を守る
ことになるのです。
 
 
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┗■4.メルマガ読者からイベント紹介(問い合わせは主催者へお願いします)
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 ◆最高の憲法と最低の政治の不思議の国、ニッポン
  アーサー・ビナードさん講演会
 
 日時:7月14日(日)  開場:14時 開演:14時半   参加費:500円
 会場:神奈川近代文学館ホール 港の見える丘公園内
 主催:戦争屋にだまされない厭戦庶民の会
 問い合わせ:0467-22-1948
 
 
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┗■5.新聞・雑誌より2つ
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 ◆自治体の6割超備えまだ 対策・逃げ場整わず 7原発62市町村
  5原発10基再稼働申請 地震・津波想定事故前と同じ
 
 原発の新しい規制基準施行をにらみ電力各社が続々と再稼働申請に踏み切る情
勢を受け、本紙は、8日に申請のあった5原発のほか、早期の申請が確実な2原
発を加えた7原発の周辺62市町村が、どのくらい原発事故への備えをしているの
かヒヤリング調査した。その結果、6割超の市町村が、いまだ避難計画や具体的
な避難先を固めていないことが分かった。(後略)(7月9日東京新聞より抜粋)
 
 
 ◆原発輸出の危うさ露呈 三菱重工部品の事故、米国事業者が訴訟検討
 
 (前略)三菱重工が問題の蒸気発生器を納入したのはサザン・カリフォルニア
・エジソン社(SCE)のサンオノフレ原発2、3号機。昨年1月、3号機で放
射性物質漏れ事故が発生。配管の破損のためで、定期点検中の2号機でも配管の
摩耗があった。SCEは、再稼働は現実的ではないと判断、廃炉を決めた。SC
Eは三菱重工に損害賠償を請求する方針を表明している。
 これに対し同社は「蒸気発生器は確立された規格・基準で設計・製作した」と
し、これまでに不具合の事例はないことも強調。賠償金などについてもSCEと
の契約上、支払いは最大1億3700万ドル(約132億円)だとしている。
 同社は、6月に仏原子力大手と共同でトルコから原発受注の内定に成功。東南
アジア、中東などで国内外企業との受注競争に乗り出す構えだが、事故の影響も
懸念される。(6月13日毎日新聞より抜粋)
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