NUCLEAIRE
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たんぽぽ舎です。【TMM:No2011】
2013年11月5日(火)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.電気料金の値上げの原因は原発
「日本経済再生のための東電解体」書籍の中の山崎久隆文を紹介
★2.雑誌から
「東電任せではまた事故が起こる」
再稼働のキーマン 泉田裕彦新潟県知事が激白! (中)
★3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆11/16「さよなら原発 東電・東葛支社前デモ」のお知らせ
場所:南柏中央第一公園
◆11/16菅野清一講演会のご案内 『放射能は地域をどう変えたか?』
場所:茨城県牛久市中央生涯学習センター 大講座室
◆11/16eシフトシンポジウム
『どう計算しても原発は高い』~地域から始める原発ゼロノミクス
会場:武蔵野公会堂ホール
★4.テント日誌11月3日(日)経産省前テントひろば785日目
印象深い出会いもあって (I.K)
━━━━━━━
※放射能汚染水の海洋流出抗議! 柏崎刈羽原発の再稼働するな!
第2回東電解体・東京電力本店合同抗議 参加歓迎!
日時:11月6日(水)18:30~20:00
場所:東京電力本店前
呼びかけ団体:経産省前テントひろば、首都圏反原連、東電株主代表訴訟、たんぽぽ舎
━━━━━━━
※訂正
11月4日発信の、【TMM:No2010】は、曜日が(土)となっておりました。
正しくは、(月)です。訂正致します。
━━━━━━━
┏┓
┗■1.電気料金の値上げの原因は原発
| 「日本経済再生のための東電解体」書籍の中の山崎久隆文を紹介
└────
○第3章:電気料金の値上げの原因は原発 山崎久隆(たんぽぽ舎副代表)
・脱原発東電株主運動を通じて/値上げの原因は「燃料費の増加」なのか/止まった原発に電気代を支払う/巨額のコストがかかる核燃サイクル/いまだにプルサーマルを前提に燃料を加工/「将来できるはずだった原発」の建設関連費用/値上げをめぐる電力各社の対応の違い
なお、
第1章:なぜ東電は生き残ったのか 堀江鉄雄(東電株主代表訴訟原告代表)
第2章:歪められた「賠償」 徐本理史(大阪市立大学大学院准教授)
第4章:電力会社の重荷になっている原子力
西尾漠(原子力資料情報室共同代表)
第5章:東電解体で日本経済は復活する
竹村英明(環境エネルギー政策研究所顧問)
○編:eシフト 脱原発・新しいエネルギー政策を実現する会
定価:619円+税(たんぽぽ舎でも扱っています)
┏┓
┗■2.雑誌から
| 「東電任せではまた事故が起こる」
| 再稼働のキーマン 泉田裕彦新潟県知事が激白!(中)
└────
○―米国のロングアイランドでは、住民の避難計画で条件を満たせず、原発が1回も稼働せず、廃炉になりました。新潟でもあり得ますか?
○その前に、まずは福島第一原発事故の検証と総括が先です。2011年3月12日の段階でメルトダウンはわかっていたのに、東電は5月15日の記者会見まで認めなかった。2カ月も黙っていたことで、本来ならばもっと早く避難できた人まで被爆をしてしまった。誰がどういう背景でウソをつくように指示したのか明らかにしないと、また情報隠しを繰り返すでしょう。
○―黒字化のために再稼働に躍起になっている今の東電を見ていると、泉田知事の認識とはかなり差があるように見えますが。
○例えば中越沖地震のとき、柏崎刈羽原発と連絡がとれなくなった。(略)
この反省に基づいて、東電に要請して造ってもらったのが、免震重要棟です。新潟だけではおかしいと、福島にも造られました。完成したのは福島第一原発事故の8カ月前です。
○―もし、免震重要棟がなかったら今ごろは…・
○東京に人が住めなくなっていたかもしれません。(略)
こういう経験があるから、気づいたことはちゃんと言っていかなければならないと思っています。
=借金で首回らず 東電破綻処理も=
―今の東電は、知事の要求に応えることができるでしょうか。
最大の問題は、東電がお金の問題で首が回らなくなって、きちんとした判断ができなくなっていることです。事故処理のために9600億円の引当金を積んでおきながら、1000億円がもったいないと言って遮水壁を造らなかった。事故処理の費用を電気料金に上乗せして返すという今の形は、もう限界にきています。
○―東電の破綻処理もあり得ると?
東電は負担をすべて電気料金にかぶせていますが、株主や金融機関の責任はゼロでいいんでしょうか。(略) (下へ続く)(週刊朝日11月8日号より)
たんぽぽ舎です。【TMM:No2010】
2013年11月4日(土)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.放射能汚染水海洋流出抗議!柏崎刈羽原発の再稼働するな!
第2回 東電解体・東電本店合同抗議
11月6日(水) 18時半~20時 東電前
★2.いよいよ始まるプールからの燃料移送(2)
失敗すれば3.11の再現 山崎久隆(たんぽぽ舎)
★3.雑誌から
「東電任せではまた事故が起こる」
再稼働のキーマン 泉田裕彦新潟県知事が激白!(上)
★4.新聞から
◆秘密保護法案は 原発警備情報も対象 森担当相
◆「特定秘密は40万件」法案担当・礒崎首相補佐官
━━━━━━━
┏┓
┗■1.放射能汚染水海洋流出抗議!柏崎刈羽原発の再稼働するな!
| 第2回 東電解体・東電本店合同抗議
| 11月6日(水) 18時半~20時 東電前
└──── 経産省前テントひろば 八木健彦
呼びかけ団体;経産省前テントひろば、首都圏反原連、東電株主代表訴訟、
たんぽぽ舎
東電福島第一原発の放射能汚染水流出は「完全にコントロールされている」と
いう安倍の大ウソとは反対に、益々深刻化しています。東電は当事者能力を失っ
ており、汚染水と混ざり合った雨水を敷地内にまき散らすなど、完全に泥沼状態
に陥っています。
フクイチの現場では人的体制の崩壊的危機の進行が指摘され、高放線量下で益
々苛酷となってい
く労働環境での技術者・作業員の不足、過重労働、劣悪な労働条件、管理体制の
破綻等々が、東電の安全対策より企業経営第一の姿勢によって加速され、次々と
破綻・「ミス」を生じさせ、東電の破綻企業としての現実をさらけ出しています。
さらには、このような当事者能力を失っている破綻企業東電の下で、4号機プ
ールからの使用済み核燃料棒の取り出し作業が始められ、ヒビの入った排気筒の
地震による東海の危険性が指摘される等、フクイチの現場は全く予断を許さない
事態が進行しています。
これに対して、政府・自民党はあくまで東電の企業として延命させることを第
一にして、フクイチの分社化や除染費用免除や大規模な国費(税金)投入を画策
しています。それはフクイチでの人的体制や汚染水対策をはじめとする安全対策
の危機を解決するものにならないばかりか、柏崎刈羽原発の再稼働と連動したも
のとなるのは明白なことです。
東電を破綻処理し、銀行や株主にも責任を負わせ、資産をはき出させ、国が直
接に責任を負う事故収束ー廃炉に向けた体制を構築することが急務となっていま
す。
東電本店合同抗議は、10月2日に第1回が400名の参加で行われました。
東電本店抗議は一層重要な位置をもっています。11月6日の第2回抗議はそれ
を遙かに上回る規模で東電に迫ることが求められます。
第2回 東電解体・東電本店合同抗議にご参加下さい。
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┗■2.いよいよ始まるプールからの燃料移送(2)
|失敗すれば3.11の再現
└──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)
4号機からの燃料移送作業は、11月8日から開始されるとみられている。
この移送作業は、燃料プールの中に移送用容器を入れるところから始まる。容
器はTN52と呼ばれる、従来も福島第一原発の構内で使用済燃料輸送に使われ
ていたもので、特別に設計されているわけでは無い。重量は92トンである。こ
の中に一度に52体の燃料を詰めて移送することになる。
懸念の一つに、落下時の衝撃に耐えられるかどうかと言うことがあるが、これ
ら核燃料輸送時の容器安全性試験は、最大でも9mの落下しか想定していない。
これは通常船舶輸送する際の港での事故を想定したものである。
今回の場合、建屋が破壊されている4号機で、新たに移送用の構造物を構築し、
その中に垂直に容器を吊り降ろす構造が設けられている。この場所は最大40m
の高さがあるとみられる。
これほどの高度では、落下時に内容物が飛散することも想定しなければならな
い。それが今回の「つり下げ時の落下事故想定」なのだろう。
しかし問題は、そのような事故が起きた場合の対処方法である。
落下して燃料体が露出したら、そこから強力な放射線が発散し、4号機周辺の
空間線量は致死レベルになるだろう。これでは何も出来なくなってしまう。
燃料の燃焼度などにも依るが、最悪のケースでは数日後にはジルコニウムと空
気中の酸素が反応し、水素を発生させながら燃えあがる。こうなると大量の放射
能放出にもつながり、3.11後に原子力委員会の近藤駿介委員長が官邸に提出
した「不測事態シナリオの素描」に指摘された事態となる。すなわち、170k
m圏内全員強制避難(現在の帰還困難区域に相当)、250km圏内選択的避難
(現在の居住制限区域に相当)もの広範囲の地域が人も住めず生産も出来ない事
態になる。
そのまま対処不能な状態が続く場合、1号機から6号機に加えて共用プールの
冷却も困難になり、とんでもない量の燃料破損につながる。
それを防ぐには、可能な限り速やかに全燃料を乾式貯蔵設備に収容することで
ある。強制冷却が出来なくても空冷で冷却が維持できるので、燃料溶融は少なく
ても防げるだろう。残念ながら東電も国も規制庁も乾式貯蔵を実行するつもりは
今のところない。理由はコスト高になるからであろう。そんな問題ではないのだ
が。
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┗■3.雑誌から
|「東電任せではまた事故が起こる」
|再稼働のキーマン 泉田裕彦新潟県知事が激白!(上)
└────
-安倍政権は原発を再稼働させようとし、原発関連の仕事が止まっている地元
経済界からのプレッシャーもある。孤独な闘いを強いられているのでは?
○ (前略)新潟全体で言えば、「こんな危ないものはやめよう」という声も強い。
福島第一原発の事故後、東電がまともな賠償をしてくれず、住民にしわ寄せがい
くのを見ていますから。
―小泉純一郎元首相が「脱原発」を訴えていることは、どう思いますか。
○どういう背景があるのか知りたいですね。(略)
―「知事は心変わりしたのではないか」と受け取った人もいます。
○心変わりではなく、むしろ安全性をいかに高めるかを考えた上での決断です。
(略)地元の不安と向き合う必要があったんです。
―7月5日に広瀬社長と会談した時は「どうぞお引き取りください」とはねつけ
ていた。あのときと何が変わったのですか。
○(略)県との協定で定めている事前了解を得るどころか、連絡すらなかった。約
束を守らずウソをつく。安全チェック以前の問題だったので、あの場は決裂して
終わったのです。
―9月の会談ではそれが改善されたのですか?
○(略)住民の避難計画と整合性を取れないままベントで放射能が大気中に放出
されると、多くの人の健康に影響が出ることになる。この問題が解決されないよ
うなら、審査申請の承認は無効にします。あくまでもそういう条件付きで合意し
たのです。(略)
―安全面では妥協しないんですね。
○新潟県には今も、福島から避難されてきた方が5000人は住んでいて、被害の深
刻さは身にしみてわかっています。(略)住民避難の対策は不可欠です。
(続く)(週刊朝日 11月8日号 より)
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┗■4.新聞より2つ
└────
◆秘密保護法案は 原発警備情報も対象 森担当相
特定秘密保護法案を担当する森雅子少子化担当相は1日の記者会見で、原子力
発電所を狙ったテロを防ぐための警備状況・計画は漏えいを禁じる特定秘密の対
象との認識を示した。「(原発に関する)警察の警備実施状況は特定秘密に指定さ
れ得る」と述べた。
法案は「テロ活動防止」に関する事項のうち、漏えいすると国の安全保障に著
しく支障を与える情報を閣僚ら行政機関の長が「特定秘密」に指定すると規定し
ている。(後略) (10月2日 東京新聞より抜粋)
◆「特定秘密は40万件」 漏えい防止国会に要請へ
法案担当・礒崎首相補佐官
機密を漏らした公務員らへの罰則を強化する特定秘密保護法案を担当する礒崎
陽輔首相補佐官は1日、共同通信のインタビューで、機密保護の対象となる特定
秘密は約40万件になるとの見通しを示した。国会への特定秘密の提供については、
現行の秘密会は情報管理が不十分なため困難だとし、漏えい防止措置の整備を国
会に求める考えを明らかにした。(後略)
たんぽぽ舎です。【TMM:No2009】
2013年11月2日(土)その2地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.いよいよ始まる4号機プールからの燃料移送:失敗すれば3.11の再現(1)
水で遮蔽をしなければ大量の放射線を出して周囲の人々に致死量の放射線を浴びせる使用済燃料が1331体
山崎久隆(たんぽぽ舎)
★2.再稼動阻止の正念場
原発現地を結ぶ12月全国行動に向けた決起集会 11月20日(水)
=1日・伊方 7・8日・もんじゅ&大飯・高浜 15日・川内=
主催「再稼働阻止全国ネットワーク」
★3.12・1「NO NUKES えひめ」に参加しよう
四国伊方ツアーのご案内-スケジュール、予約方法、連絡下さい
「再稼働阻止全国ネットワーク」
★4.テント日誌 10月27日(日)経産省前テントひろば 778日目 その2
もう寒さ対策をしなくては
会話は秘密保護法のこと、 原発も秘密にされてしまう
三宅洋平さんの話はユニーク
━━━━━━━
※11月6日(水)4団体の呼びかけで汚染水止めろ、柏崎刈羽再稼働するな!の東電本店抗議行動
(12月は4日(水)に開催)
ご参加下さい! 18:30より20:00 東京電力本店前(JR新橋駅から徒歩5分、地下鉄内幸町から4分)
よびかけ4団体は経産省前テントひろば、首都圏反原発連合、たんぽぽ舎、東電株主代表訴訟
━━━━━━━
┏┓
┗■1.いよいよ始まる4号機プールからの燃料移送:失敗すれば3.11の再現(1)
| 水で遮蔽をしなければ大量の放射線を出して周囲の人々に致死量の放射線を浴びせる使用済燃料が1331体
└──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)
11月8日から始まるとみられる4号機の使用済燃料プールからの移送作業、それに先立ち先日、一つの想定による訓練が実施された。輸送中の容器が最大の高さから落下して燃料がむき出しになった場合の対処の仕方についてである。
私たちは東電共の会としてプールからの移送方法や危険性などについて何度か話し合いをしてきたが、それまでは「落下しないように対策をする」程度のものであり、到底納得できなかった。
それについてはどうやら規制庁も同意見らしく、落下対策の見直しを求めていたようである。
プールから取り出す燃料は、4号機の陸側にある共用プールに運ばれることになっている。6840体入るプールには6377体が収納されており満杯に近かったが、この中から半分程度を乾式貯蔵に回し、空いたスペースに1~4号機の使用済燃料を収納する計画だ。
現時点で3104体の燃料がまだプールにある。このうち新燃料は382体であり、水で遮蔽をしなければ大量の放射線を出して周囲の人々に致死量の放射線を浴びせる使用済燃料が2724体ある。そのうち1331体が4号機のプールに入っている。
この取り出し作業は、4号機の建屋が爆発で破壊され、5階にあった燃料移送用クレーンが使用不能になったことから、建屋の外に「使用済燃料取出し用カバー」の設置工事を行い、この桁構造物に移送用クレーンを取り付けて行われる。
問題は、この構造が地震などの災害に耐えられるかどうか、そして移送作業中に地震や津波の再来を受けた場合、安全性に問題が無いかといった点である。 (続く)
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┗■2.再稼動阻止の正念場
| 原発現地を結ぶ12月全国行動に向けた決起集会 11月20日(水)
| =1日・伊方 7・8日・もんじゅ&大飯・高浜 15日・川内=
└──── 主催「再稼働阻止全国ネットワーク」
◎東京前段集会11・20(水)18時半 スペースたんぽぽ
○ 急ピッチで進む再稼動適合審査
東電福島第一原発の放射能汚染水問題がいよいよ深刻化し、全くお手上げ状態となり、その中で4号機の燃料棒取り出し作業が、世界が固唾をのんで見守る中で始められようとしています。
フクイチ事故の収束が全くメドがたたないばかりか新たに深刻化しているにもかかわらず、原子力規制委員会は14原発の再稼動申請に応じ、法律で定められた義務だからと適合審査を異常な速さで推し進めています。100日余りに40回近くの審査会合、各原発への現地調査が繰り返され、「折り返し点あたりにきている」(10・26更田委員)と言われています。
○ 再稼動阻止への正念場としての原発現地を結ぶ12月全国行動
この再稼動の動きに対して、とくに第1グループと目される原発現地ではこの間様々な反対行動が粘り強く取り組まれてきました。その上に立って、12月には1日に松山での1万人集会、7・8日に敦賀でのもんじゅ全国集会~大飯・高浜行動、15日には川内での2000名を超える史上最大規模の集会が計画されています。12月は再稼動阻止の正念場として原発現地を結んだ一大全国行動となります。
○ 再稼動阻止全国ネットの総力を挙げて12月行動→伊方現地に『現地拠点=テント代わりの宿泊所』設立へ
再稼動阻止全国ネットワークは昨年11月の結成以来、「福島を忘れない!再稼動を許さない!」を軸に、原発現地の闘いを横につなぎ、福島につなぎ、全国的な闘いへと形づくっていくべく努力を注いできましたが、今この正念場でその全精力を注いで12月全国行動を闘っていこうとしています。
さらには、なかでも再稼動一番手と目される伊方原発再稼動阻止の闘いのために、現地に拠点を設営し、常駐体制を築いて、現地の闘いに助力するとともに、現地と福島・首都圏・全国を結ぶ「現地拠点」を設立しようと計画しています。
○ 東京前段集会への参加を!
重大局面を迎え、その局面に重大な決意をもって臨んでいくために、11月20日(水)東京前段集会をスペースたんぽぽで開催します。ここで再稼動への動きの現状、原発現地の闘いの状況をつかみとり、12月闘争-再稼動阻止への意志を固めていきたいと思います。12・1「NO NUKES えひめ」への参加者はもちろんのこと、沢山の方々のご参加をお願いします。
○ 再稼動阻止への正念場―12月全国行動に向けた、東京前段集会
11月20日(水)午後6時半開場 7時開会 たんぽぽ舎4F (会場費&資料代800円)
・再稼動の動きの現状 ・原発現地の闘いの状況 ・12月行動の全体像 ・「現地拠点」の設立
┏┓
┗■3. 12・1「NO NUKES えひめ」に参加しよう
| 四国伊方ツアーのご案内-スケジュール、予約方法、連絡下さい
└──── 「再稼働阻止全国ネットワーク」
1 現地での概略スケジュール
○11月30日(土) 伊方原発見学バスツアー 11時半~19時 (バス代は阻止ネットで負担)
11時半頃に松山空港出発、バス内で昼食(各自)、伊方原発見学、現地の方とのお話、伊方町三崎地区での戸別ビラ配布&シールアンケート(予定) …・19時頃に松山市内に帰着
○12月1日(日) 「NO NUKES えひめ」
10時~ おんがく おはなし ナンチュラルマルシェ、三宅洋平
13時~ メインステージスピーチ(広瀬隆、山本太郎、ミサオ、鎌田慧他)
14時半~ サウンドデモ
デモ終了後 全国交流会(午後6時-8時頃まで)
○12月2日(月)
午前中 八幡浜市・伊方町への申し入れ行動
(※ツアーは12・1の松山集会参加がベースで、他は自由参加ですが、なるべくご参加下さい。)
2 ツアー予約の案内
(1) 航空券・宿の予約と購入
各自でお願いします。(1-30名までの阻止ネットの受付は終了しましたので)
○旅行代理店への依頼 (例)
ビッグ・ホリデー株式会社 03-3818-5111
楽天トラベル
http://travel.rakuten.co.jp/air/domestic.html
(2) 「再稼働阻止全国ネットワーク」への連絡のお願い
「NO NUKES えひめ」に参加される方は、「再稼働阻止全国ネットワーク」にご連絡を。
特に11・30バスツアーに参加される方は必ずお知らせください。
○連絡先
TEL 070-6650-5549
メール info@saikadososhinet.sakura.ne.jp
FAX 03-3238-0797(再稼働阻止全国ネットワーク宛、と明記下さい)
○連絡内容は3点
・名前
・携帯電話番号
・バスツアー予約の有無
以上
┏┓
┗■4.テント日誌 10月27日(日)経産省前テントひろば 778日目 その2
| もう寒さ対策をしなくては
| 会話は秘密保護法のこと、 原発も秘密にされてしまう
| 三宅洋平さんの話はユニーク
└────
○ 雲ひとつ無い青空に飛んでいく鳥の群れ、飛行機がくっきり見られる気持の良い朝だ。鳥の群れは渡り鳥の一種「メスリ」では?といわきから来たYさんが教えてくれた。聞いたことの無い名前だが地方の呼び名なのかなと思う。台風の影響なのか強い風が吹くのでのぼりを片付けた。つい先日まで汗を流していた気がするが、もう寒さ対策をしなくてはならない。
泊まりの人によると明け方はとても寒かったそうだ。これからが思いやられる。今日もあちこちでイベントや集会があるのでテント防衛は少数精鋭だ。泊まり開けのまめなFさんがテントの裏のほうに置かれた壊れ傘などを集めて処分して下さる。テントの美化も欠かせない仕事、
11時過ぎて女性2人が加わり、その後久しぶりに犬を連れたMさんが美味しい中華ちまきの差し入れを持って来て下さる。犬のルイちゃんは少し前に歯槽膿漏で抜歯したそうだ。犬は飼い主にも弱みを見せないので気がつくのが遅れたそうです。歯を抜いてからまた元気を取り戻したということで一安心!
○会話は秘密保護法のこと、何が秘密かわからないで逮捕されてしまうかもしれない。原発も秘密にされてしまうようだ。80年代に出された国家秘密法案は国会内外の反対で廃案になった。それにはマスメディアの働きが大きかったと言う。最近になってやっと新聞などで大きく取り上げるようになったが、もっと反対の声を上げなくてはなどなど。
○私とKさんは三宅洋平さんのトークイベントの手伝いで早めに会場へ行く。三宅洋平さんの話はユニークでとても興味深かった。詳細はIWJで放映されるのでご覧下さい。私が、心に残った言葉を幾つか上げておきます。彼は最初に3・11の後どなたかが「深刻になるな!真剣になれ!」言ったことをあげた。今の世の中を憂いてややもすると深刻になって落ち込んでいるだけの状況に鞭打たれた感じだ。真剣にならなければ…
また市民運動に対して「目的を忘れて運動のための運動になっているのではないか」との言葉に思い当たることもあり、反省しなければと思う!原発を止めると思ったら止めるのだ!と言う力強い信念が必要だ。またお金の集め方や運用にも工夫が必要なこと幾つか斬新なアイディアも出した。次回の参議院選挙にはまた出馬するとのこと応援したくなる。
余談だが、司会した木内みどりさん直接お会いするのは初めてだったが、背がすらっとしていてとても素敵な方だった。(I.K)
たんぽぽ舎です。【TMM:No2008】
2013年11月2日(土)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.山本太郎の胸中・見ていると、こんなことだろうと推察します。
人の命は、誰もみな等しいと、母から教えられて育ちました
私も人、その私が陛下に手紙を渡す。何か、間違っているのですか
広瀬 隆
★2.事故の賠償も不十分で、除染費用の払い渋りもしているのに、
東電 赦すまじ! 電気代不払いタイムス11月1日号
★3.第78回首相官邸前抗議行動・参加記 鍋谷 郁太郎(大学教員)
小泉元首相が何時の日か官邸前抗議行動に姿を現してくれることを夢見て
★4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆【みんなで考えよう!どうなる?どうする?汚染水問題学習会】
のご案内;11月17日(日)
★5.新聞・雑誌より2つ
◆・東電、3年ぶりの黒字 中間決算 値上げ・コスト削減(1面大見出し)
・原発ゼロでも急回復 東電中間決算、3年ぶり黒字 (3面見出し)
・値上げ効果、2500億円超 (3面見出し) (朝日新聞見出しより)
◆事故収束 人不足の壁
*離れる地元企業 線量高すぎ「働く神経疑う」作業員
*若手が次々退職 給与大幅減「気力続かない」東電社員
東京五輪 追い打ちの恐れ (10月24日 東京新聞より抜粋)
━━━━━━━
※11月6日(水)4団体の呼びかけで東電本店抗議行動(12月は4日(水)に開催)
ご参加下さい! 18:30より20:00 東京電力本店前(JR新橋駅から徒歩5分、地下鉄内幸町から4分)
よびかけ4団体は経産省前テントひろば、首都圏反原発連合、たんぽぽ舎、東電株主代表訴訟
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┗■1.山本太郎の胸中・見ていると、こんなことだろうと推察します。
| 人の命は、誰もみな等しいと、母から教えられて育ちました
| 私も人、その私が陛下に手紙を渡す。何か、間違っているのですか
└──── 広瀬 隆
山本太郎曰く──
あれっ、今は西暦2013年なの?
それとも、中世の魔女狩り時代なの?
日本のマスコミって、まだこんな暗黒時代にあるの?
こんなことをしていて、日本は文明国なのですか?
報道界は、やるべきことをしないで、恥ずかしくないのかな。
私は、人の命は、誰もみな等しいと、母から教えられて育ちましたよ。陛下も人なら、私も人、その私が陛下に手紙を渡す。何か、間違っているのですか?
前例がないって?きわめて異例だって?
コペルニクスが地動説を唱えた時だって、前例がなかったですよ。
何ごとも、前例がないから、新しい知識が生まれるのではないですか。
○被曝している子供たちを放置して、福島第一の現場では作業者が命を削って働いているのを見捨てているから、今の国政は間違っている、正してくれ、という有権者によって、私は選ばれてこの国会にいるんですよ。勘違いしてはいけないが、これは、山本太郎個人の問題ではないですよ。日本社会の問題なのです。今もって国会が間違っているんですよ。
今もって、マスコミが、その問題を正していないから、子供たちが、危機に置かれているのですよ。だから、私は国会では異端者ですよ。そう、ガリレオを断罪した異端審問所を見ているみたいですね。しかし社会的には、正しいのは、圧倒的に私の側なのです。もし日本人の総意が、被曝している子供たちを放置しろ、と言っても、私はそれに反対しますよ。魔女狩り時代ではない、とね。
国会がどう言おうと、私は、今のような国会に楯突きますよ。
私に辞任を迫る権利なんか、国会にあるはずがない。私のほうが、ほかの議員に辞任を求めたいぐらいです。私を参議院議員に選んだのは、66万6684人の有権者なのです。日本国憲法にある通り、その主権者が、最も大事なのです。
この人たちのほうが、国会議員の命より重いのです。
┏┓
┗■2.事故の賠償も不十分で、除染費用の払い渋りもしているのに、
| 東電 赦すまじ!
└──── 電気代不払いタイムス The TEPCO Unpaid Times
2013年11月1日号 より
東電の中間決算が、原発事故以来初めて、黒字決算になったという。
事故の賠償も不十分で、除染費用の払い渋りもしているのに、そこをメディアが批判しない!
東電 赦すまじ!
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131031/k10015723971000.html
東京電力はことし9月までの中間決算で、この夏の猛暑で電力販売量が増加したことなどから、福島第一原子力発電所の事故以降、半期として初めて経常黒字となり、黒字額は単体で1100億円を超えました。
原発の停止や円安の影響で、火力発電用の燃料費の負担は1兆3669億円と過去最高となったものの、経常損益は1120億円の黒字となり、おととしの福島第一原発の事故以降、半期として初めての黒字となりました。
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┗■3.第78回首相官邸前抗議行動・参加記
| 小泉元首相が何時の日か官邸前抗議行動に姿を現してくれることを夢見て
└──── 鍋谷 郁太郎(大学教員)
1か月ぶりに参加しました。11月に入り、夜は結構冷えてきています。しかし、官邸前は激しい憤りの熱気に包まれていました。福島原発の汚染水は依然として流れ続け、さらには8日にメルトダウンした核燃料の危険極まれる取り出しが始まろうとしている。この作業は技術が確立されておらず、全くの手探りであるにもかかわらず、東電・政府は危険性を全くと言っていい程国民に知らせていない。このことへの参加者の不安と憤りは、極めて大きいものでした。「福島県民の避難のルートを確保が先決だ」という福島からの参加者の叫びは悲痛なものでした。
抗議行動参加者の激しい怒りは、トルコへの原発輸出の決定や山本太郎議員への議員辞職の動きそして秘密保護法制定への動きの加速化にも向けられていました。「福島の事故を全く管理すら出来てないのに、原発を輸出するという安倍首相の思考回路は常軌を逸している。政治管理能力が欠落している。即時辞任して欲しい」という発言に、喝采が贈られていました。山本議員の行為が象徴天皇を規定した日本国憲法第1条に抵触するから議員を辞任しろと言うのなら、生存権や政教分離の憲法原則を踏みにじっている国会議員は、皆一緒に速やかに辞任するべきでしょう。たんぽぽ舎の「天皇になぜ手紙を書いてはいけないのか」というポスターは、新聞社2社のインタビューを受けるほど好評でした。
小泉元首相が何時の日か官邸前抗議行動に姿を現してくれることを夢見て、筆を置きます。
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┗■4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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◆【みんなで考えよう!どうなる?どうする?汚染水問題学習会】のご案内;11月17日(日)
東京電力福島第一原子力発電所から今も垂れ流されている「高濃度汚染水」。大きな社会問題になっており、このままの状態が続けば大変なことになります。
この汚染水の一番の問題点は、未だに抜本対策が無いということです。
安倍総理がどんなウソをつこうが多くの国民は信じていません。
今回、汚染水問題の現状と問題点の提起を受け、今後どのように行動すべきかを含めて皆で考えたいと思いますのでぜひ参加してください。
日 時:11月17日(日) 14:00~16:30
場 所:市民ネットワーク千葉県 4階会議室
内 容:汚染水問題の現状と問題点
講 師:川井 康郎(プラント技術者の会)
資料代:300円
主 催:「原発さよなら千葉」
連絡先:携帯:090‐2553‐2587
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┗■5.新聞・雑誌より2つ
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◆・東電、3年ぶりの黒字 中間決算 値上げ・コスト削減(1面大見出し)
・原発ゼロでも急回復 東電中間決算、3年ぶり黒字 (3面見出し)
・値上げ効果、2500億円超 (3面見出し)
(11月1日 朝日新聞見出しより抜粋)
◆事故収束 人不足の壁
*離れる地元企業 線量高すぎ「働く神経疑う」作業員
*若手が次々退職 給与大幅減「気力続かない」東電社員
東京五輪 追い打ちの恐れ
○福島原発事故の収束や賠償などの金銭的重圧にあえぐ東京電力。政府は同社を破綻処理せずに税金で救済しようとしているが、問題は財務面だけではない。人手も不足しつつある。経験豊かな作業員が現場を離れ、素人同然の作業員が増えてトラブルを生む。東電本体の離職者も増えている。まだ事故から2年半。向こう数十年にわたる収束、廃炉作業に黄信号がともっている。
○(中略)「溶接などで腕に覚えのある職人は原発以外にも仕事がある。地元でも避難住民の流入でマンションなどが建設ラッシュ。結局、腕の悪い人が残り、仕事の効率が悪くなって人手不足の状態に陥る」(中略)
「人員問題は近々、行き詰まるだろう。最後は雇い兵のような外国人を雇うつもりだろうか」
○対策は:「全国から技術者集めよ」 「国が多重下請け一掃を」
(前略)東電社員は管理職で約3割、一般職は約2割の給与削減をされている。頭では「被害者に償うために頑張ろう」と理解していても、転職先が見つけやすい若手から辞めていく。会社も引き留めようとしないという。
この関係者は東電の破綻処理を求める。「もっと給与は減るかもしれないが、少しは希望が見えてくる。まったく先が見えない現在よりはいい」。
(中略)
「電気事業連合会が音頭を取り、全国の電力会社から技術者を集めるべきだ。そうしないと、現場の指揮を執る人材がいなくなってしまう」(中略)
「安倍首相は『メダルの倍増』と息巻いているが、無事に五輪を開き、福島の原発の廃炉を速やかに決めることの方がはるかに大切。実現できれば、世界から称賛されるだろう」(玄侑さん)
○ =デスクメモ=
事故当初からの懸念が、次々と現実になっている。汚染水や東電の財務危機しかり。作業員付不足も『こちら特報部』が「準公務員化すべきだ」と指摘していた。今後、別の恐ろしい懸念が現実になるかもしれない。「大げさ」と推進派は反論していたが、現実はこれだ。危機感と怒りを取り戻すべきだ。
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┗■4.新聞・雑誌より(B)2つ
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◆「日本で核兵器製造可能」 外交文書公開
再処理燃料で 77年、米が見解伝達
1974年のインドの核実験を受け、核不拡散政策を強化したカーター米政権が77年、日本の外交当局に対し、日本が導入してきた軽水炉から出る使用済み燃料を再処理した「原子炉級プルトニウム」でも核兵器はできるとの見解を伝達していたことが30日、外交文書から分かった。
日本の原子力界は長年「原子炉級プルトニウムは爆弾にするには非常に具合が悪い」(今井隆吉・元原子力委員会参与)としてきたが、米国が早くから日本の原子力ムラの「通説」を否定していたことが判明した。米国は当時、東海再処理工場(茨城県)の稼働に反対しており、その背景を物語っている。(後略)
(10月30日東京新聞より抜粋)
◆反原発の市民団体、再稼働条件で要望 島根原発
10月28日、松江市の島根原発2号機(中国電力)の再稼働に関し、反原発市民団体が鳥取県米子、境港両市に対して、福島第1原発事故を踏まえた対策などが確立しない限り容認しないよう申し入れた。中電が原子力規制委員会に島根原発の安全審査を申請する際などに、30キロ圏の自治体の意見が反映されることも求めた。
鳥取、島根両県の市民有志でつくる「さよなら島根原発ネットワーク」や、中国5県の18団体でつくる「中国地方反原発反火電等住民運動市民運動連絡会議」などが共同で要望した。
要望した再稼働の条件は、使用済み核燃料の安全な処理・福島第1原発事故の全容を解明した上での対策・事故時の安全な広域避難体制の担保など。
米子、境港両市役所を訪れた各団体のメンバーは、鳥取県と両市が事前了解権のある安全協定を結んでいないことを踏まえ、立地自治体と同等の協定を中電に求めることも要望した。
米子市の上村真澄総務部長は「市民の安心安全を第一に中電と交渉していきたい」と強調し、安全審査申請時期については「情報を得ていないが、事前に中電から説明があるという認識」と述べた。
境港市の角俊一郎防災監は「中電が安全審査を申請する場合、安全協定に基づき市に報告がある。要望の趣旨を市長に伝え、慎重に対応したい」と答えた。
(10月29日、日本海新聞より)
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┗■5.テント日誌10月27日(日)経産省前テントひろば778日目 その1
| 炉心溶融―溶融燃料の存在が根本問題
└──── (K.M)
10月27日の日曜日午後に開催された福島原発事故緊急会議主催のシンポジウム「拡大する汚染水漏れと被爆労働 再稼働なんてありえない」でピースデポの湯浅一郎さんの話が印象に残ったので簡単に要約する。
○ 港湾内魚類の高濃度汚染
港湾内魚類は本年3月15日に74万Bq/kgのアイナメを検出(食品基準の7千倍!)。原発から放射能汚染水が出続けている! この頃から「汚染水の海洋への漏えい」が政治課題に。だが発表は参議院選挙直後。
○ 政府の政策パッケージは対症療法
汚染水を「取り除く」(高濃度汚染水の除去、高濃度汚染水の浄化)、汚染源に「近づけない」(凍土壁)、汚染水を「漏らさない」(水ガラス、タンク管理)などの対策は、東電が既に計画していたパッケージで対症療法に過ぎない。
○ 根本問題をはぐらかす東電の水処理対策
地下水の流入が本質ではない。本質は、原子炉、とりわけ溶け落ちたと言われる燃料デブリの存在状態や、それに即しての冷却作業そのものが、どう行われているのかに関わること。この問題の正面からの記述はない。
○ 燃料デブリが半減期に応じて崩壊熱を出し続けている
7月10日の原子力規制委員会で更田委員が「いまだに元がわからない」と言ったのに会議ではそれ以上の議論にならずスルーした。国会事故調報告にも「溶融燃料が、現在、どこにどのような状態で存在しているのかについてはなにもわかっていない」と記述されている。
○ 放射性物質の収支を示せ
冷却用の水は滞留汚染水を使用して冷却後は再び滞留水に入る「循環冷却ライン」は閉じて循環する冷却系統ではない。重要な放射性物質の収支が示されていないので、滞留水の濃度がどのように低下していくのかわからない。問題の根源は所在が不明な溶融燃料(燃料デブリ)。
確かに、10月23日の記者会見で田中原子力規制委員長も、「溶けた燃料は、ではどうやって冷やすのだ、冷やさなくて済むレベルまで行っているかというと、必ずしもそこの評価も、これから少し詳細にやらないと分からないのですよ。どんな状態で溶けているのか、どこにどういうふうに溜まっているかも分からない」と話している。